ユニット 事例集 2009.06.11 - 永進テクノ株式会社 …...

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VE提案に強み!! コージェネレーション配管ユニット事例

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VE提案に強み!!

コージェネレーション配管ユニット事例

3D(3次元)CADを駆使した設計(VE提案に強み!!) 目 次

1. 当社の特色 ……………………………………………… 3 2. コージェネレーション用補機ユニット

(配管熱交換器ユニット)の事例 ………… 4 a)はじまり ……………………… 4 b)設計 …………………………… 6 c)製作 …………………………… 7 d)塗装 …………………………… 8 e)組立・電気工事・保温施工 … 9 f)検査 …………………………… 12 g)出荷 …………………………… 13

3. 改善事例集 ……………………………………………… 14 a)ベースの部材見直し ………… 14 b)製作図に3D絵追加 ………… 15 c)全体レイアウト見直し ……… 16 d)運搬コスト見直し …………… 17 添付 ご相談・お問合せ FAX送信用紙 ………… 17

1. 当社の特色 1.コージェネ熱交換機配管ユニットの設計製作及び、製缶板金部品、機械部品にて

ISO9001 2008年度版を取得更新 2.製缶工場、組立工場、機械工場と3つの工場を持ち、設計からはじまり製作、組立、

電装工事、保温工事、納品、据付、メンテに至るまで一貫した対応が可能。 3.ビジネスパートナーとして、営業拡販、コスト削減、納期の短縮、サービス等、社

会環境に応じた姿勢で対応いたします。顧客からの製品コストの問題点を設計品質

のVEから一緒に取組み解決をします。何でもご相談ください。 4.各生産、品証、部門担当者に品質第一による自主検査(自分が行った部分のチェッ

ク)を徹底させ次工程へつなぎます。 設計(検図)→製作(自主検査)→組立(自主検査)→品証(出荷検査)→納品

設計品質、製造品質は各担当部門全員で作り込みます。

2.コージェネレーション用補機ユニット(配管熱交換器ユニット)の事例 a)はじまり 弊社では大手重工業メーカーのコージェネレーション配管ユニットの設計製作を行って

います。それでは受注から納品までの一連の流れを紹介します。 コージェネレーションシステムとは? 右HPを参照ください。 http://www.eishin.info/jigyo-oomono.htm

コージェネレーション用補機ユニット 実物

コージェネレーション用補機ユニット CAD 3D

最初の立上げは顧客図面でのスタートでした。顧客から図面を頂きそれに基いて製作し、

組立、納品するという一般的によくあるスタイルです。しかし、何案件かこなしているう

ちに下記のような問題点や、顧客や現場からの声が上がってきました。 問題点、顧客からの声 「Q(品質)C(コスト)D(納期)S(サービス)」への対応 ① 顧客はVEコストダウンを行いたいが、設計部隊が忙しくVE設計や改善を考える

時間がない。また、製作、組立をサプライヤーで行っているので、現場からの声が

がなかなか届かず、VEのネタがわからない。 ② 部材がオーバースペックで重量が重い(コストが高い) ③ リピート性が高いため、標準化を行いたいがなかなかまとまらない。

現場からの声 ① 2次元での設計のため、配管や架台、バルブのレバーや計器類の取付後の干渉等が

ある。それが組立時になって発見され、修正のムダな工数が発生する。 ② 取合い部の配管が現合溶接が多い。(現合は最終的にはコストUPで品質も安定し

ない) ③ 配管や架台のフレーム等が入り組んでおり、組立工数が多くなる。また完成後機器

類のメンテナンス等が行いづらい。 ④ 電気施工者からは、配線の取り回しのルートや干渉、保温施工者からは保温材の

干渉等の報告がある。 上記のような問題点を解決するため、弊社はVE設計提案に取組みました。 その積み重ねから顧客の信頼を頂き、現在では構想図やエンドユーザー様が求める仕様の

打合せのみで、詳細設計からの受注にて行っています。

b)設計

案件が決まりましたら顧客と打ち合わせを行います。 この時に案件の特殊仕様、構想図、 エンドユーザー様の詳細仕様等を確認します。 お客様の仕様により、詳細設計に入ります。 使用CAD

弊社ではソリッドワークス4台を導入しています。 ソリッドワークスとは

特定の業種に偏らず、多くの製造業で利用されているミドルレンジCADソフトで す。ミドルレンジCADソフトの中では圧倒的なシェアを持ち、他のCADデータ から の互換性も多く持っており、高機能で汎用性が高いのが特徴です。

設計中…

c)製作 設計が終わり、顧客の承認を得れば製作を行います。

コモンベッド、ベース、製缶板金、ブラケット製作、プレハブ配管製作、排気管製作

社内設計になったため、現場から下記のような改善提案が多く届くようになりました。

現場からすれば社内へは意見を言いやすいようです。 ① 図面が複雑でわかりずらいため、製作ミスになりやすい。 ② 寸法や、図面指示が不明確な点がある。

③ 図面指示は正しいが、製作上作りづらい、工数がかかってしまう。 このような問題はどこのメーカーでもありがちですが、設計と現場とのコミュニケーシ

ョン不足の話しはよく聞きます。それはどちらか一方の責任ではなく、設計と現場の接

点が少なく、設計は現場に図面の投げっ放しで、お互いに改善案や考えを持ってはいる

がなかなか話す場が少ないため、あきらめているのが現状だと思われます。当社の設計

は現場に足を運び、その場で作業者と話をして、問題点に一緒に取組みます。

第3製缶工場 第3製缶工場で製作した補機ユニットベース

d)塗装 製作が終わりましたら塗装を行います。 塗料、塗装色、膜厚等ご指定いただければ対応致します。 下記処理も可能です。 下地処理、焼き付け塗装、溶射 配管各種洗浄 パーカー処理 ショットブラスト、サンドブラスト、耐塩塗装 等

e)組立、電気工事、保温施工 塗装後、組立を行います。

各種ユニット組立 プレハブ配管組立 装置組立 計装パイプ組立 フラッシング 電気工事 保温施工 等……

第2組立工場 当社では 奥行き38m×幅15m クレーンフック下高さ 5.5m の 組立専門工場を有しています。大型トレーラーでの搬出可能な土足厳禁のクリーンな

工場です。

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組立も改善の宝庫です。組立工数はコストに直結しますので、現場の意見を反映させ

ることは直接コストダウンになります。 組立現場からの声 ① 組立図が複雑で取り付けるものがわかりづらい。 ② ボルトサイズ等の指示が無くどのボルトを使っていいかわからない。また、適正な

ボルトを選択するのに手間がかかる。 ③ 組立手順を間違えると組めなくなってしまう。組立直し等ムダな工数が発生する。

このような声を聞き組立図に3次元の絵を入れ、ボルトのサイズ(5ミリ単位での長

さ指定)、計器の向き等、誰が見てもわかりやすい組立図の作りこみと作業標準の作成

を行いました。(製造品質の向上) 配管のライン毎の組立図

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物流改善世界一への取組み

当社では組立工数低減のため物流改善世界一をテーマに取組んでいます。組立に

はいろいろなパーツが順次工場へ納入されます。その納入管理を行い、大物は現場

へ仮置きをせず直接組込み組立てを行い、小物はその組立ブースの側に集めるシス

テムのことです。 また、購入品の仕入に付きましても各種ポンプメーカー、バルブメーカー、継手

メーカーとの取引において、安価で対応致します。

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f)検査 組立完了後検査を行います。

品証による最終検査及び出荷検査 当社では3次元CADの特性を活かし、下記のような検査書類も作成します。

膜厚検査シート…塗装の塗膜をチェックするためのシートです 不適合マップ図

不適合流出防止のため、今までの不適合や、注意点をポイント毎にまとめたものです

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g)出荷 製品完成後、工場より出荷を行います。 5t×2の連動クレーン2基により4点吊、最大20tまで対応可です。

トラック積み込み作業

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3.改善事例集

a)ベースの部材見直し 強度を考慮した上でオーバースペックの部分の部材見直しを行いました。チャンネル

構造を変更可能な場所はアングル構造に変更し、重量及び、製作工数を2割低減できま

した。

Before

After

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b)製作図に3D絵追加

3次元CADの特性を活かし、製作図にも3次元の絵を入れるようにしました。それよ

り、製作者は3次元の絵を見ながら配管の振り角度方向や、アングル材、チャンネル材

の刃の向きの確認等を行うことができ、製作ミスが減りました。

Before After

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c)全体レイアウト見直し

ユニットの全体を見直し、機器類の配置等をレイアウト変更し配管の継手や溶接工数

の低減、及び組立の工数低減等、全体をシンプルにしました。またそのことにより、納

品後のメンテ性の向上等にも貢献できました。

d)運搬コスト見直し ユニットの幅を3mから(低床大型トレーラー)2.5m(10tトラック)へレイアウト

変更により見直し、納品時等の運搬コストの見直し等の提案も行いました。 ここまでお読みくださりありがとうございました。 お問合せ、ご相談がございましたら、下記の用紙をコピーしFAXにてお送りください。 お電話等でのお問合せにも対応させていただきます。 また、下記HPもご覧いただければ当社の事業内容につきまして詳しくご確認頂けます。

HPアドレス http://www.eishin.info/

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ご相談・お問合せ FAX送信先 FAX 042-773-6548

TEL:042-773-6238

担当:牧 貴社名

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