所沢市街づくり条例...

83
所沢市街づくり条例 所 沢 市 平成29年4月1日

Upload: lamdiep

Post on 10-Mar-2019

228 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

所沢市街づくり条例

所 沢 市

平成29年4月1日

Page 2: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

1

所沢市街づくり条例

平成16年3月25日

条例第1号

目次

第1章 総則(第1条―第6条)

第2章 市が主体となって進めるべき街づくりの推進

第1節 街づくり推進計画の策定等(第7条・第8条)

第2節 都市計画の案の作成手続等(第9条・第10条)

第3章 市民主体の街づくりの促進(第11条―第20条)

第3章の2 大規模土地取引行為の届出等(第20条の2・第20条の3)

第4章 開発事業の手続等

第1節 開発事業の適用対象(第21条)

第2節 開発事業の周知及び説明(第22条・第23条)

第3節 開発事業の手続(第24条―第35条)

第5章 施設整備等の基準

第1節 公共施設等の整備の基準(第36条―第39条)

第2節 自然環境及び生活環境の整備の基準(第40条―第56条)

第6章 開発事業に係る紛争の調整

第1節 あっせん(第57条―第59条)

第2節 調停(第60条―第63条)

第7章 特定行為(第64条・第65条)

第8章 雑則(第66条―第70条)

第9章 罰則(第71条・第72条)

附則

第1章 総則

(目的)

第1条 この条例は、所沢市(以下「市」という。)における街づくりの基本原則

を定め、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、協働による街づく

りの推進に関する必要な事項並びに適正な土地利用を実現するために必要な手

続及び基準を定めることにより、所沢市民憲章を踏まえた所沢市総合計画基本構

Page 3: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

2

想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定

する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

寄与することを目的とする。

(基本原則)

第2条 市、市民及び事業者は、基本構想に掲げる将来都市像の実現に向けて、相

互の理解、信頼及び協力の下に街づくりに取り組まなければならない。

2 市、市民及び事業者は、所沢市街づくり基本方針(都市計画法(昭和43年法

律第100号。以下「都計法」という。)第18条の2第1項に規定する基本方

針をいう。以下「基本方針」という。)に沿って、総合的かつ計画的に街づくり

を行わなければならない。

3 街づくりは、土地基本法(平成元年法律第84号)に規定する土地についての

基本理念を踏まえて行わなければならない。

(用語の定義)

第3条 この条例における用語の意義は、都計法及び建築基準法(昭和25年法律

第201号。以下「建基法」という。)に定めるもののほか、次に定めるところ

による。

⑴ 市民 市内において住所を有する者又は事業を営む者、市内に通勤又は通学

する者並びに市内の土地又は建築物の所有者及び規則で定める利害関係者を

いう。

⑵ 地区住民等 市民のうち、一定の地区内において住所を有する者又は事業を

営む者、当該地区内に通勤又は通学する者並びに当該地区内の土地又は建築物

の所有者及び規則で定める利害関係者をいう。

⑶ 事業者 市内における土地の整備、開発又は保全に係る行為を行う者をいう。

⑷ 開発行為等 都計法第4条第12項に定める開発行為、建基法第2条第1号

に定める建築物の建築並びに都市計画法施行令(昭和44年政令第158号)

第1条第1項に定める第一種特定工作物及び同条第2項各号に掲げる施設の

建設をいう。

⑸ 中高層建築物 地階を除く階数が4以上又は建築物の高さ(建築基準法施行

令(昭和25年政令第338号)第2条第1項第6号に規定する高さをいう。

以下同じ。)が10メートルを超える建築物をいう。

Page 4: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

3

⑹ ワンルーム形式建築物 住戸又は住室の数(2以上の建築物がある場合は、

その総戸室数とする。)が9以上で、かつ、その数の2分の1以上の住戸又は

住室の床面積が25平方メートル未満の建築物をいう。

⑺ 動物霊園 人に飼育されていた犬、猫その他の動物の死骸を火葬するための

焼却設備を有する施設、当該死骸を埋葬し、又は焼骨を納骨するための設備を

有する施設及びこれらの設備を併設する施設をいう。

⑻ 開発事業 開発行為等及び動物霊園の建設をいう。

⑼ 開発事業者 開発事業を行う者をいう。

⑽ 開発事業区域 開発事業を行う区域をいう。

⑾ 大規模開発事業 次に掲げる開発事業を言う。

ア 開発事業区域の面積が10,000平方メートル以上のもの

イ 100戸以上の共同住宅又は延べ面積が10,000平方メートル以上の

建築物の建築

⑿ 近隣関係者 次に掲げる者をいう。

ア 中高層建築物以外の建築物の建築を伴う開発事業にあっては、土地を所有

する者又は建築物の全部若しくは一部を占有若しくは所有する者で、開発事

業区域の境界線からの水平距離が当該開発事業に係る建築物の高さのうち

最高の高さの2倍を超えない範囲(その範囲が10メートルに満たない場合

は、10メートル以内)にあるもの

イ 中高層建築物の建築を伴う開発事業にあっては、土地を所有する者又は建

築物の全部若しくは一部を占有若しくは所有する者で、開発事業区域の境界

線からの水平距離が20メートル以内にあるもの及び開発事業区域の境界

線から当該開発事業に係る建築物の高さのうち最高の高さの2倍を超えな

い範囲内であり、かつ、当該開発事業に係る建築物により冬至日の真太陽時

による午前8時から午後4時までの間に日影が地盤面に生ずる範囲にある

もの

ウ 建築物の建築を伴わない開発事業にあっては、土地を所有する者又は建築

物の全部若しくは一部を占有若しくは所有する者で、開発事業区域の境界線

からの水平距離が10メートル以内にあるもの

⒀ 周辺関係者 土地を所有する者又は建築物の全部若しくは一部を占有若し

Page 5: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

4

くは所有する者で、開発事業区域の境界線から当該開発事業に係る建築物の高

さのうち最高の高さの2倍を超えない範囲(その範囲が20メートルに満たな

い場合は、20メートル以内)にあるものをいう。ただし、近隣関係者を除く。

⒁ 特定行為 次に掲げる行為をいう。

ア 当該土地を駐車場、資材置場又は作業場として利用する行為

イ 分譲又は販売を目的として当該土地の区画形質を変更する行為

⒂ 特定行為者 特定行為を行う者をいう。

(市の責務)

第4条 市は、基本構想に掲げる将来都市像の実現に向けて、街づくりに係る施策

を積極的に推進しなければならない。

2 市は、前項の施策の立案及びその推進に当たっては、市民からの意見聴取及び

市民への必要な情報の提供を行うものとする。

3 市は、市民に対して街づくりに関する情報を発信するとともに、市民の街づく

りに係る活動に対して支援を行うものとする。

4 市は、事業者に対して街づくりに関する情報を発信するとともに、適正な助言

又は指導を行わなければならない。

5 市は、第21条に規定する開発事業に係る紛争を未然に防止するとともに、紛

争が生じたときは、迅速かつ適正な調整に努めなければならない。

(市民の責務)

第5条 市民は、基本構想に掲げる将来都市像の実現に向けて、自ら主体的に街づ

くりに取り組むとともに、市が行う街づくりに係る施策に積極的に協力しなけれ

ばならない。

2 市民は、第21条に規定する開発事業に係る紛争が生じたときは、自らその解

決に努めなければならない。

(事業者の責務)

第6条 事業者は、基本構想に掲げる将来都市像の実現に向けて、市が行う街づく

りに係る施策に積極的に協力しなければならない。

2 事業者は、その事業活動によって良好な環境を損なわないよう配慮し、自らの

責任と負担において、その環境への影響の軽減等必要な措置を講じなければなら

ない。

Page 6: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

5

3 事業者は、良好な近隣関係が形成できるよう配慮し、第21条に規定する開発

事業に係る紛争を未然に防止するとともに、紛争が生じたときは、自らその解決

に努めなければならない。

第2章 市が主体となって進めるべき街づくりの推進

第1節 街づくり推進計画の策定等

(街づくり推進計画の策定等)

第7条 市長は、積極的に街づくりを進めるべき地区を街づくり推進地区(以下「推

進地区」という。)として指定することができる。

2 市長は、推進地区を指定したときは、公表しなければならない。

3 前項の規定は、推進地区の指定の変更又は解除について準用する。

4 市長は、推進地区を指定したときは、次に掲げる事項を内容とする街づくり推

進計画(以下「推進計画」という。)を策定するものとする。

⑴ 推進計画の名称

⑵ 推進地区の位置及び区域

⑶ 推進計画の目標及び方針

⑷ その他街づくりを推進するために必要な事項

5 市長は、推進計画の策定に当たっては、推進地区の地区住民等の意見を反映さ

せるため、説明会の開催等必要な措置を講ずるとともに、所沢市都市計画審議会

条例(平成12年条例第9号)に基づく所沢市都市計画審議会(以下「審議会」

という。)の意見を聴かなければならない。

6 市長は、推進計画を策定したときは、公表しなければならない。

7 市長は、基本方針を見直すときは、推進計画の内容を反映するものとする。

8 第5項及び第6項の規定は、推進計画の変更又は廃止について準用する。

(推進計画の実施)

第8条 市長は、推進計画を策定したときは、推進計画に基づき、積極的に推進地

区の街づくりを実施するものとする。

2 市長は、推進計画の実施に当たり、市民及び事業者に対して必要な協力を求め

ることができる。

第2節 都市計画の案の作成手続等

(都市計画の案の作成手続等)

Page 7: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

6

第9条 市は、都市計画(都計法第15条の規定により県が定める都市計画及び地

区計画等に関する都市計画を除く。以下この条において同じ。)の案を作成しよ

うとする場合において、都計法第16条第1項に規定する意見を反映させるため

の必要な措置として、次項から第6項までに規定する手続を行わなければならな

い。ただし、規則で定めるものについては、この限りでない。

2 市は、都市計画の原案(都市計画の案を作成するために定める都市計画の案の

内容となるべき事項をいう。以下この条において同じ。)についての説明会(以

下「都市計画の原案説明会」という。)を開催しなければならない。

3 市は、都市計画の原案説明会の開催日以後、速やかに当該都市計画の原案に当

該都市計画の決定又は変更をしようとする理由を記載した書面を添えて、2週間

公衆の縦覧に供しなければならない。

4 都市計画の原案説明会の開催及び当該都市計画の原案の縦覧は、あらかじめ、

次に掲げる事項を公告するものとする。

⑴ 都市計画の原案の作成の趣旨

⑵ 都市計画の原案の内容のうち、種類、名称、位置及び区域

⑶ 都市計画の原案説明会の開催の日時及び場所

⑷ 縦覧の期間及び場所

⑸ その他必要な事項

5 市民は、第3項の縦覧の期間中に、縦覧に供された都市計画の原案について、

市に意見書を提出することができる。

6 市は、前項の規定により意見書が提出されたときは、当該意見書の要旨を規則

で定める期間内に、公表するものとする。

7 市は、第2項から前項までに規定する手続を行うことにより、当該都市計画の

案を作成したときは、都計法第17条(都計法第21条第2項で準用する場合を

含む。以下同じ。)に規定する都市計画の案の縦覧の手続を行うものとする。

8 市は、都計法第17条に規定する都市計画の案の縦覧を行うときは、第6項に

規定する当該意見書の要旨を添付しなければならない。

(地区計画等の案の作成手続等)

第10条 市は、都計法第16条第2項の規定に基づく都市計画に定める地区計画

等の案の内容となるべき事項(以下「地区計画等の原案」という。)の提示方法

Page 8: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

7

及び意見の提出方法については、次項から第6項までに規定する手続を行わなけ

ればならない。ただし、規則で定めるものについては、この限りでない。

2 市は、地区計画等の原案についての説明会(以下「地区計画等の原案説明会」

という。)を開催しなければならない。

3 市は、地区計画等の原案説明会の開催日以後、速やかに当該地区計画等の原案

に当該都市計画の決定又は変更をしようとする理由を記載した書面を添えて、2

週間公衆の縦覧に供しなければならない。

4 地区計画等の原案説明会の開催及び当該地区計画等の原案の縦覧は、あらかじ

め、次に掲げる事項を公告するものとする。

⑴ 地区計画等の原案の作成の趣旨

⑵ 地区計画等の原案の内容のうち、種類、名称、位置及び区域

⑶ 地区計画等の原案説明会の開催の日時及び場所

⑷ 縦覧の期間及び場所

⑸ その他必要な事項

5 市民は、第3項の縦覧の期間中に、縦覧に供された地区計画等の原案について、

市に意見書を提出することができる。

6 市は、前項の規定により意見書が提出されたときは、当該意見書の要旨を規則

で定める期間内に、公表するものとする。

7 市は、第2項から前項までに規定する手続を行うことにより、当該都市計画に

定める地区計画等の案を作成したときは、都計法第17条に規定する都市計画に

定める地区計画等の案の縦覧の手続を行うものとする。

8 市は、都計法第17条に規定する都市計画に定める地区計画等の案の縦覧を行

うときは、第6項に規定する当該意見書の要旨を添付しなければならない。

第3章 市民主体の街づくりの促進

(市民計画の策定等)

第11条 市民は、基本構想に掲げる将来都市像の実現を図ることを目的として、

一定の地区(以下「計画地区」という。)を定め、次に掲げる事項を内容とする

街づくりに関する計画(以下「市民計画」という。)を策定することができる。

⑴ 市民計画の名称

⑵ 計画地区の位置及び区域

Page 9: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

8

⑶ 街づくりの目標及び方針

⑷ その他街づくりを推進するために必要な事項

2 市民は、市民計画を市長に提出することができる。

3 市長は、規則で定める標準的な期間内に、前項の規定により提出された市民計

画が第2条に定める基本原則に沿っているかどうかを判断し、沿っていると認め

たときは、公表するものとする。

(協議会による街づくりの推進)

第12条 市民は、この章に規定する市民主体の街づくりを推進するため、次の各

号のいずれにも該当する団体(以下「協議会」という。)を結成したときは、市

長にその旨を届け出るものとする。

⑴ 市民計画の策定及び市民計画に基づく街づくりの実現を目的としているこ

と。

⑵ 構成員が計画地区の地区住民等であること。

⑶ 計画地区の地区住民等の自発的な参加の機会が保障されていること。

⑷ 規約等を有し、かつ、代表者の定めがあること。

2 前項の規定による届出があった場合は、市長は、協議会の届出の内容を公表す

るものとする。

3 第1項の規定による届出をした協議会は、市長に、技術的支援その他必要な支

援を求めることができる。

4 市長は、前項の支援の求めがあった場合は、規則で定めるところにより、当該

協議会に対し支援を行うものとする。

5 市長は、必要があると認めるときは、協議会に対して、その活動状況について

報告又は説明を求めることができる。

(推進計画に反映すべき事項の提案等)

第13条 協議会は、推進計画に反映すべき内容の市民計画を策定し、当該市民計

画が次の各号のいずれにも該当するときは、市長に当該市民計画の内容を推進計

画に反映するよう提案することができる。

⑴ 計画地区に住所を有する20歳以上の者の3分の2以上の同意を得ている

こと。

⑵ 計画地区で事業を営む者の3分の2以上の同意を得ていること。

Page 10: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

9

⑶ 計画地区内の土地の所有権又は建物の所有を目的とする対抗要件を備えた

地上権若しくは賃借権(臨時設備その他一時使用のため設定されたことが明ら

かなものを除く。以下「借地権」という。)を有する者(以下「土地所有者等」

という。)の3分の2以上の同意(同意した者が所有するその計画地区内の土

地の地積と同意した者が有する借地権の目的となっているその計画地区内の

土地の地積の合計が、その計画地区内の土地の総地積と借地権の目的となって

いる土地の総地積との合計の3分の2以上となる場合に限る。)を得ているこ

と。

⑷ 計画地区が、道路、鉄道、河川、崖その他土地の範囲を明示するのに適切な

ものにより区分されており、かつ、おおむね0.5ヘクタール以上であること。

ただし、当該計画地区における社会的、地形的条件等を勘案してやむを得ない

と認められるときは、この限りでない。

2 協議会は、前項の規定による提案を行うときは、推進計画に反映すべき内容及

び提案の理由を記載した書面並びに規則で定める書類を市長に提出しなければ

ならない。

3 市長は、第1項の規定による提案があったときは、その内容を公表しなければ

ならない。

4 第1項の規定による提案が行われた計画地区の地区住民等は、前項の規定によ

る公表の日の翌日から起算して2週間を経過する日までに、公表された内容につ

いて、市長に意見書を提出することができる。

5 市長は、第1項の規定による提案が行われた場合において、遅滞なく、当該提

案を踏まえた推進計画の策定又は変更をする必要があるかどうかを判断し、当該

推進計画の策定又は変更をする必要があると認めるときは、あらかじめ審議会の

意見を聴き、推進計画の策定又は変更に着手しなければならない。

6 市長は、第1項の規定による提案が行われた場合において、遅滞なく、当該提

案を踏まえた推進計画の策定又は変更をする必要があるかどうかを判断し、当該

推進計画の策定又は変更をする必要がないと判断したときは、あらかじめ審議会

の意見を聴き、その旨及びその理由を当該協議会に通知しなければならない。

7 市長は、第5項又は前項の規定により審議会の意見を聴くときは、第4項の規

定により提出された意見書の要旨を審議会に提出しなければならない。

Page 11: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

10

(街づくり協定の締結の要請等)

第14条 協議会は、街づくりに関する協定(以下「街づくり協定」という。)の

案となるべき内容の市民計画を策定し、当該市民計画が次の各号のいずれにも該

当するときは、市長に街づくり協定を締結するよう要請することができる。

⑴ 計画地区に住所を有する20歳以上の者の5分の4以上の同意を得ている

こと。

⑵ 計画地区で事業を営む者の5分の4以上の同意を得ていること。

⑶ 計画地区内の土地所有者等の5分の4以上の同意(同意した者が所有するそ

の計画地区内の土地の地積と同意した者が有する借地権の目的となっている

その計画地区内の土地の地積の合計が、その計画地区内の土地の総地積と借地

権の目的となっている土地の総地積との合計の5分の4以上となる場合に限

る。)を得ていること。

⑷ 計画地区が、道路、鉄道、河川、崖その他土地の範囲を明示するのに適切な

ものにより区分されており、かつ、おおむね0.5ヘクタール以上であること。

ただし、当該計画地区における社会的、地形的条件等を勘案してやむを得ない

と認められるときは、この限りでない。

2 協議会は、前項の規定による要請を行うときは、街づくり協定の名称、位置、

区域及び内容並びに締結を必要とする理由を記載した書面並びに規則で定める

書類を市長に提出しなければならない。

3 市長は、第1項の規定による要請があったときは、その案の内容を公表しなけ

ればならない。

4 第1項の規定による要請が行われた計画地区の地区住民等は、前項の規定によ

る公表の日の翌日から起算して3週間を経過する日までに、公表された内容につ

いて、市長に意見書を提出することができる。

5 市長は、第1項の規定による要請が行われた場合において、遅滞なく、その内

容が適当かどうかを判断し、その内容が適当であると認めるときは、あらかじめ

審議会の意見を聴き、街づくり協定を締結することができる。

6 市長は、第1項の規定による要請が行われた場合において、遅滞なく、その内

容が適当かどうかを判断し、その内容が適当ではないと判断したときは、あらか

じめ審議会の意見を聴き、その旨及びその理由を当該協議会に通知しなければな

Page 12: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

11

らない。

7 市長は、第5項又は前項の規定により審議会の意見を聴くときは、第4項の規

定により提出された意見書の要旨を審議会に提出しなければならない。

8 市長は、街づくり協定を締結したときは、速やかに、その旨を告示しなければ

ならない。

9 前各項の規定は、街づくり協定の変更又は廃止について準用する。この場合に

おいて、「締結」をそれぞれ「変更」又は「廃止」と読み替えるものとする。

(街づくり協定の遵守等)

第15条 市長は、街づくり協定を締結したときは、街づくりに関する施策の策定

及びその実施に当たり、街づくり協定を遵守しなければならない。

2 街づくり協定が締結された地区内の地区住民等及び当該地区内において土地

の整備、開発又は保全に係る行為を行う事業者は、街づくり協定を遵守しなけれ

ばならない。

3 街づくり協定が締結された地区内において土地の整備、開発又は保全に係る行

為を行おうとする事業者は、あらかじめ規則で定める事項を市長に届け出なけれ

ばならない。

4 市長は、土地の整備、開発又は保全に係る行為が街づくり協定の内容に適合す

るよう、事業者に対して、助言又は指導を行うことができる。

(地区計画等及び建築協定等の活用)

第16条 市長及び市民は、基本構想及び基本方針等に定める内容を実現し、街づ

くりを推進するため、地区計画等及び建築協定(建基法第69条に規定する建築

協定をいう。以下同じ。)等の制度の活用に努めるものとする。

(建築協定の締結)

第17条 建基法第69条の規定に基づき、次項に定める区域内において、住宅地

としての環境又は商店街としての利便を高度に維持増進する等建築物の利用を

増進し、かつ、土地の環境を改善するため、土地の所有者及び建築物の所有を目

的とする地上権又は賃借権(臨時設備その他一時使用のため設定されたことが明

らかなものを除く。)を有する者は、その土地について一定の区域を定め、その

区域内における建築物の敷地、位置、構造、用途、形態、意匠又は建築設備等に

関する基準についての協定を締結することができる。

Page 13: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

12

2 建築協定を締結することができる区域は、市街化区域及び市街化調整区域とす

る。

(都市計画の決定等の提案ができるもの)

第18条 都計法第21条の2第2項に規定する条例で定める団体は、協議会とす

る。

(都市計画の決定等の提案の取扱い)

第19条 市長は、都計法第21条の2の規定による都市計画の決定又は変更の提

案が行われたときは、その内容を公表しなければならない。

2 市民は、前項の規定による公表の日の翌日から起算して2週間を経過する日ま

でに、公表された内容について、市長に意見書を提出することができる。

3 市長は、都計法第21条の4の規定により審議会に付議しようとするとき、又

は都計法第21条の5第2項の規定により審議会の意見を聴くときは、前項の規

定により提出された意見書の要旨を審議会に提出しなければならない。

(表彰)

第20条 市長は、街づくりの推進に著しく功績のあった個人又は団体を表彰する

ことができる。

2 市長は、前項の規定により表彰するときは、あらかじめ審議会の意見を聴かな

ければならない。

第3章の2 大規模土地取引行為の届出等

(大規模土地取引行為の届出)

第20条の2 10,000平方メートル以上の一団の土地に関する所有権、地上

権若しくは賃借権又はこれらの権利の取得を目的とする権利(以下「土地に関す

る権利」という。)を有する者は、当該土地に関する権利の移転又は設定(対価

を得て行われる移転又は設定に限る。)を行う契約(予約を含む。以下「大規模

土地取引行為」という。)を締結しようとする場合は、当該大規模土地取引行為

を締結しようとする日から起算して6月前までに、規則で定めるところにより、

その内容を市長に届け出なければならない。ただし、市長がやむを得ない理由が

あると認める場合は、この限りでない。

(大規模土地取引行為の届出に関する助言)

第20条の3 市長は、前条の規定による届出があったときは、基本構想に掲げる

Page 14: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

13

将来都市像の実現に向けて、市が行う街づくりに係る施策との調和を図るため、

当該届出をした者に対し、その届出に係る事項について助言を行うことができる。

2 市長は、前項の助言を行うに当たり必要があると認めるときは、所沢市開発審

査会条例(平成14年条例第6号)に基づく所沢市開発審査会(以下「開発審査

会」という。)の意見を聴くものとする。

第4章 開発事業の手続等

第1節 開発事業の適用対象

(適用の対象)

第21条 この章から第6章までにおいて対象となる開発事業は、次に掲げるもの

とする。

⑴ 開発行為等で、開発事業区域の面積が500平方メートル以上のもの(増築

又は改築にあっては、敷地の位置が変わるもの、建築物の用途の変更が伴うも

の又は延べ面積が1.2倍を超えるものに限る。)

⑵ 同一の開発事業者が、開発行為等の完了の日から1年を経過せずに行う開発

行為等で、区域が隣接し、区域の面積の合計が500平方メートル以上となる

もの

⑶ 中高層建築物の建築(増築又は改築にあっては、敷地の位置が変わるもの、

建築物の用途の変更が伴うもの、階数若しくは高さの増加を伴うもの又は延べ

面積が1.2倍を超えるものに限る。)

⑷ ワンルーム形式建築物の建築

⑸ 動物霊園の建設

2 次に掲げる開発事業については、前項の規定を適用しない。

⑴ 都計法第12条第1項に定める市街地開発事業

⑵ 建基法第85条に定める仮設建築物の建築

⑶ 開発事業者本人が居住の用に供する一戸建ての住宅(建基法別表第2(い)

項第2号に該当するものを含む。)の建築又は当該一戸建ての住宅に附属する

建築物の建築

第2節 開発事業の周知及び説明

(標識の設置)

第22条 開発事業者は、開発事業を行おうとするときは、近隣関係者及び周辺関

Page 15: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

14

係者に計画の周知を図るため、当該開発事業区域の見やすい場所に、規則で定め

る標識(以下「標識」という。)を設置しなければならない。

2 開発事業者は、標識を設置したときは、速やかに、標識設置届により市長に届

け出なければならない。

3 標識は、工事の完了の日まで設置しなければならない。

(近隣関係者等への説明)

第23条 開発事業者は、開発事業の計画について、次の各号に掲げる開発事業の

区分に応じ、当該各号に定める方法により説明を行わなければならない。

⑴ 大規模開発事業 次に掲げるとおりとする。

ア 近隣関係者を対象として行う説明会の開催

イ 標識を設置した日の翌日から14日以内に開発事業者に対して文書によ

り説明を求めた周辺関係者(以下「特定周辺関係者」という。)を対象とし

て行う説明会の開催、訪問その他市長が認める方法

⑵ 大規模開発事業以外の開発事業 近隣関係者を対象として行う説明会の開

催、訪問その他市長が認める方法

2 開発事業者は、前項の規定により説明を行うときは、当該開発事業について、

書面、図面等を用いて具体的かつ平易に説明するものとし、近隣関係者及び特定

周辺関係者(以下「近隣関係者等」という。)の理解を得るよう努めるものとす

る。

3 近隣関係者等は、開発事業者から第1項の規定による説明が行われるときは、

当該説明を受けるよう努めるものとする。

4 第1項第1号アに規定する説明会は、標識を設置した日の翌日から起算して1

4日以後に、原則として複数回開催するものとする。この場合において、説明会

に参加しない近隣関係者があるときは、その者に対して訪問その他市長の認める

方法により説明を行うことができる。

5 開発事業者は、説明会の日時、場所等について、規則で定める方法により事前

に周知しなければならない。

6 開発事業者は、第1項の規定により説明を行ったときは、規則で定める事項を

記載した近隣説明結果報告書を市長に提出しなければならない。

7 開発事業者は、近隣説明結果報告書を市長に提出したときは、速やかに、その

Page 16: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

15

旨及び提出年月日を前条の規定により設置した標識に記載しなければならない。

8 市長は、近隣関係者等から求められたときは、近隣説明結果報告書を閲覧させ

ることができる。

第3節 開発事業の手続

(大規模開発事業の手続の特例)

第24条 大規模開発事業を行おうとする開発事業者(以下「大規模開発事業者」

という。)は、第26条の開発事業申請書を提出しようとする日から起算して3

月前までに大規模開発事業に係る計画について、市長と事前相談をしなければな

らない。

2 大規模開発事業者は、前項の事前相談を行うに当たっては、大規模開発事業相

談書を市長に提出しなければならない。

3 市長は、第1項の事前相談において、基本構想に掲げる将来都市像の実現に向

けて、市が行う街づくりに係る施策との調和を図るため、大規模開発事業者に対

し、必要な助言又は指導を行うことができる。

4 市長は、前項の助言又は指導を行うに当たり必要があると認めるときは、開発

審査会の意見を聴くものとする。

(施設管理者等との協議)

第25条 開発事業者は、次章に定める施設整備等の基準について、市長その他の

施設管理者等と協議しなければならない。

(開発事業の申請)

第26条 開発事業者は、標識を設置した日の翌日から起算して14日(大規模開

発事業にあっては60日、中高層建築物の建築にあっては30日)を経過した日

以後に、開発事業申請書を市長に提出し、承認を受けなければならない。

2 前項の開発事業申請書には、規則で定める図書等を添付しなければならない。

(開発事業の承認)

第27条 市長は、前条の開発事業申請書の提出を受けたときは、規則で定める標

準的な期間内に、内容を審査し、次に掲げる承認基準に適合するときは、開発事

業を承認しなければならない。

⑴ 次章に定める施設整備等の基準に適合していること。

⑵ 標識を適正に設置していること。

Page 17: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

16

⑶ 第23条第6項の規定による近隣説明結果報告書の内容が規則で定める事

項に適合していること。

2 市長は、前項各号に定める承認基準に適合していないと認めるときは、同項に

規定する標準的な期間内に申請者に対し、その内容の補正又は第23条第1項に

規定する説明を行うよう求めるものとする。この場合における内容の補正又は説

明に要する日数は、前項に規定する標準的な期間に算入しない。

3 市長は、この条例の目的を達成するために必要な限度において、第1項の規定

による承認について条件を付すことができる。

4 開発事業者は、当該開発事業について都計法第35条第2項に規定する開発許

可の通知又は建基法第6条第1項、第6条の2第1項若しくは第18条第3項に

規定する確認済証の交付までに、第1項の規定による承認を受けるよう努めなけ

ればならない。

5 開発事業者が第1項の規定による承認を受けた日の翌日から起算して3年以

内に当該開発事業の工事に着手しない場合は、当該承認はその効力を失う。ただ

し、当該開発事業の工事に着手しないことにつき、やむを得ない理由があると市

長が認めた場合は、この限りでない。

(工事着手の制限)

第28条 開発事業者は、前条第1項の規定により市長が承認した日以後でなけれ

ば、開発事業の工事に着手してはならない。

(工事着手の延期等の要請)

第29条 市長は、第6章に規定するあっせん又は調停のため必要があると認める

ときは、開発事業者に対し期間を定めて工事着手の延期又は工事の停止を要請す

ることができる。

(開発事業の施行及び維持管理)

第30条 開発事業者は、開発事業の施行に当たっては、第27条第1項の規定に

より市長が承認した内容を遵守しなければならない。

2 開発事業者は、第33条第2項の開発事業検査済証の交付以後において、建築

物の敷地及び施設並びに土地利用に関して、自主管理するものについては、適正

に維持管理するよう努めなければならない。

Page 18: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

17

(工事着手の届出)

第31条 開発事業者は、工事に着手したときは、工事着手の日の翌日から起算し

て7日以内に工事着手届により市長に届け出なければならない。

(中間検査)

第32条 市長は、必要があると認めるときは、中間検査を実施することができる。

(工事完了の届出及び検査)

第33条 開発事業者は、工事が完了したときは、速やかに工事完了届により市長

に届け出なければならない。

2 市長は、前項の規定による工事完了届の届出があったときは、届出があった日

から起算して14日以内に当該開発事業の内容を検査し、その内容が第27条第

1項の規定により市長が承認した内容に適合していると認めるときは、開発事業

検査済証を交付しなければならない。

(開発事業の変更承認及び廃止)

第34条 開発事業の承認を受けた者は、当該開発事業の内容を変更しようとする

場合においては、市長の承認を受けなければならない。ただし、次に掲げる変更

をしようとするときは、この限りでない。

⑴ 第57条に定めるあっせん及び第61条に定める調停に係る開発事業の変

⑵ 当該開発事業の変更の内容が規則で定める軽微な変更

2 開発事業の承認を受けた者は、前項ただし書の変更をしたときは、遅滞なく、

その旨を市長に届け出なければならない。

3 第22条から第32条まで及び次章の規定は、第1項の規定による承認につい

て準用する。この場合において、第26条第1項の規定中「標識を設置した日の

翌日から起算して14日(大規模開発事業にあっては60日、中高層建築物の建

築にあっては30日)を経過した日以後に」とあるのは「標識の設置後速やかに」

と読み替えるものとする。

4 第1項の場合における前条及び次条の規定の適用については、同項の場合によ

る承認に係る変更後の内容を開発事業の承認の内容とみなす。

5 開発事業者は、開発事業を廃止したときは、速やかに、その旨を市長に届け出

なければならない。

Page 19: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

18

(地位の承継)

第35条 開発事業の承認を受けた者の相続人その他の一般承継人は、被承継人が

有していた当該承認に基づく地位を承継することができる。この場合において、

当該地位を承継した者は、速やかに開発事業承継届により市長に届け出なければ

ならない。

2 前項の規定により地位の承継が行われた場合においては、この条例の規定によ

り被承継人が行った手続その他の行為は、承継人が行ったものとみなし、被承継

人に対して行った処分、手続その他の行為は、承継人に対して行ったものとみな

す。

第5章 施設整備等の基準

第1節 公共施設等の整備の基準

(道路の整備)

第36条 開発事業者は、開発事業区域内の道路の幅員、勾配、舗装厚等について

は、道路法(昭和27年法律第180号)その他の関係法令及び所沢市道路の構

造の技術的基準等を定める条例(平成24年条例第49号)に定める基準に適合

するよう整備しなければならない。

2 開発事業者は、前項に定めるもののほか、道路の整備については、市長が定め

る基準に適合するよう努めなければならない。

(下水道の整備)

第37条 開発事業者は、開発事業区域を含む集水区域全体の計画下水量を勘案し

て、所沢市公共下水道計画に適合した汚水及び雨水の排除及び処理方法を定める

ものとする。

2 開発事業者は、下水道施設又は排水設備の設置、増設又は改築をしようとする

ときは、都計法、下水道法(昭和33年法律第79号)、所沢市下水道条例(昭

和40年条例第24号)及び同条例の施行のための企業管理規程並びに所沢市公

共下水道事業分担金条例(平成14年条例第38号)及び同条例の施行のための

規則で定める基準によらなければならない。

3 開発事業者は、前項に定めるもののほか、下水道施設又は排水設備の整備につ

いては、上下水道事業管理者(以下「管理者」という。)が定める基準に適合す

るよう努めなければならない。

Page 20: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

19

(上水道施設等の整備)

第38条 開発事業者は、上水道施設、給水装置その他給水施設を整備しようとす

るときは、水道法(昭和32年法律第177号)並びに所沢市水道事業給水条例

(昭和36年告示第76号)及び同条例の施行のための企業管理規程で定める基

準によらなければならない。

2 開発事業者は、前項に定めるもののほか、給水装置その他給水施設の設置につ

いては、管理者が定める基準に適合するよう努めなければならない。

(公園等の整備)

第39条 開発事業者は、一戸建ての住宅、共同住宅又は長屋の用途に供する建築

物(以下「住居系建築物」という。)の建築をしようとする場合において、当該

開発事業が都計法に規定する開発許可を要する開発行為に該当し、開発区域の面

積が3,000平方メートル以上のときは、開発区域内に都計法その他関係法令

に定める公園、緑地又は広場を設置しなければならない。ただし、土地区画整理

事業施行地区内等については、この限りでない。

2 前項の公園、緑地又は広場を設置しようとするときは、都計法その他の関係法

令及び所沢市都市公園条例(昭和45年条例第10号)に定める基準に適合する

よう整備しなければならない。

3 開発事業者は、前項に定めるもののほか、公園、緑地又は広場の整備について

は、市長が定める基準に適合するよう努めなければならない。

第2節 自然環境及び生活環境の整備の基準

(みどりの保全及び創出)

第40条 開発事業者は、開発事業を行おうとするときは、市長が定める基準によ

り、開発事業区域内において、みどりの保全及び創出に努めなければならない。

(雨水流出抑制施設の整備)

第41条 開発事業者は、開発事業を行おうとするときは、市長又は管理者が定め

る基準により、開発事業区域内の雨水を処理するよう努めなければならない。

(消防水利施設の設置)

第42条 開発事業者は、消防活動の水利を確保するため、埼玉西部消防組合管理

者が定める基準により、開発事業区域内の消防水利施設として防火水槽の設置に

努めなければならない。

Page 21: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

20

(防災上の配慮)

第43条 開発事業者は、中高層建築物の建築をしようとするときは、埼玉西部消

防組合管理者が定める基準により、防災上の配慮をするよう努めなければならな

い。

(防災備蓄倉庫の設置)

第44条 開発事業者は、住居系建築物の建築をしようとするときは、市長が定め

る基準により、自主防災活動に必要な食料及び資機材等を備蓄するため、防災備

蓄倉庫の設置に努めなければならない。

(ごみ集積所の設置)

第45条 開発事業者は、住居系建築物の建築をしようとするときは、市長が定め

る基準により、開発事業区域内に居住者の利便に供するため、ごみ集積所の設置

に努めなければならない。

(廃棄物の処理)

第46条 開発事業者は、開発事業により排出される廃棄物の処理をしようとする

ときは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)第3

条の規定によらなければならない。

(駐車施設の整備)

第47条 開発事業者は、周辺道路等の交通安全及び交通に及ぼす影響の緩和のた

め、市長が定める基準により、駐車施設の整備及び維持管理に努めなければなら

ない。

(集会施設の設置)

第48条 開発事業者は、住居系建築物(ワンルーム形式建築物を除く。)の建築

をしようとするときは、市長が定める基準により、開発事業区域内に居住者が集

会その他コミュニティ活動に利用するため、集会施設の設置に努めなければなら

ない。

(周辺環境の保全)

第49条 開発事業者は、開発事業を行おうとするときは、規則で定める法令等を

遵守し、周辺環境を保全しなければならない。

(安全対策)

第50条 開発事業者は、開発事業区域内及びその周辺の交通安全及び事故防止に

Page 22: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

21

ついて、市長が定める基準により、安全対策を講ずるよう努めなければならない。

(テレビジョン電波受信障害の対策)

第51条 開発事業者は、開発事業によりテレビジョン電波受信障害が生ずると予

測されるときは、市長が定める基準により、共同受信設備の設置その他受信障害

の解消に必要な対策を講ずるよう努めなければならない。

(建築物の敷地面積、外壁又は柱の後退距離及び高さ)

第52条 開発事業者は、良質な生活環境の保全のため、建築物の敷地面積、外壁

又は柱の後退距離及び準工業地域(都計法第8条第1項に規定する地域をいう。)

における建築物の高さについては、市長が定める基準に適合するよう努めなけれ

ばならない。

(高齢者、障害者等への配慮)

第53条 開発事業者は、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律

(平成18年法律第91号)、埼玉県福祉のまちづくり条例(平成7年埼玉県条

例第11号)、所沢市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する

基準を定める条例(平成24年条例第48号)及び所沢市移動等円滑化のために

必要な道路の構造に関する基準を定める条例(平成24年条例第50号)を遵守

するものとする。

2 開発事業者は、老人福祉施設及び介護保険施設等の建設を計画するに当たって

は、所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画に適合させるものとする。

3 開発事業者は、障害者福祉施設等の建設を計画するに当たっては、所沢市障害

者支援計画に適合させるものとする。

(文化財の保護)

第54条 開発事業者は、文化財保護法(昭和25年法律第214号)、埼玉県文

化財保護条例(昭和30年埼玉県条例第46号)及び所沢市文化財保護条例(昭

和33年告示第35号)に基づき、文化財の保護に努めなければならない。

(墓地等の設置等)

第55条 開発事業者は、墓地等を設置又は変更しようとするときは、墓地、埋葬

等に関する法律(昭和23年法律第48号)並びに所沢市墓地等の経営の許可等

に関する条例(平成13年条例第11号)及び同条例の施行のための規則で定め

る基準に適合させなければならない。

Page 23: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

22

(共同住宅及びワンルーム形式建築物の管理)

第56条 開発事業者は、共同住宅又はワンルーム形式建築物の建築をしようとす

るときは、市長が定める基準により、周辺環境に配慮した管理計画とするよう努

めなければならない。

第6章 開発事業に係る紛争の調整

第1節 あっせん

(あっせん)

第57条 市長は、開発事業に係る近隣関係者及び開発事業者(以下「紛争の当事

者」という。)間の紛争の調整を行うため、次の各号のいずれかに該当するとき

は、あっせんを行う。

⑴ 紛争の当事者双方から申出があったとき。

⑵ 紛争の当事者の一方から申出があった場合において、市長が相当の理由があ

ると認めるとき。

2 前項各号の申出は、当該紛争に係る開発事業の工事着手の前までに行わなけれ

ばならない。ただし、工事により発生した騒音及び振動、じんあいの飛散その他

工事の実施に係る紛争については当該工事の完了時までに、テレビジョン放送の

電波の受信障害に係る紛争その他市長が必要と認める紛争については当該工事

の完了時から1年以内に申出を行うことができる。

3 市長は、あっせんのために必要があると認めるときは、紛争の当事者に対し、

意見を聴くために出席を求め、又は必要な資料の提出を求めることができる。こ

の場合において、紛争の当事者が出席せず、又は資料を提出しないときは、市長

は、出席し、又は資料を提出するよう勧告することができる。

4 市長は、紛争の当事者間をあっせんし、双方の主張の要点を確かめ、紛争が解

決されるよう努めなければならない。

(あっせんの打切り)

第58条 市長は、あっせんに係る紛争について、あっせんによっては紛争の解決

の見込みがないと認めるときは、あっせんを打ち切ることができる。

(調停の勧告)

第59条 市長は、前条の規定によるあっせんを打ち切った場合において、必要が

あると認めるときは、紛争の当事者に対し、次節に定める調停に移行するよう勧

Page 24: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

23

告することができる。

第2節 調停

(所沢市開発事業紛争調停委員会)

第60条 次に掲げる事項を行うため、所沢市開発事業紛争調停委員会(以下「調

停委員会」という。)を置く。

⑴ この節に定める開発事業に係る紛争の調停に関すること。

⑵ 市長の諮問に応じて、紛争の予防及び調整に係る重要事項について調査審議

し、その結果を答申すること。

2 調停委員会は、法律、建築又は都市計画等の分野に関し優れた知識と経験を有

し、公共の福祉に関し公正な判断をすることができる者のうちから、市長が委嘱

する委員3人以内で組織する。

3 委員の任期は、2年とし、再任を妨げない。ただし、委員が欠けた場合におけ

る補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

4 委員は、職務上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。その職を退いた後も、

同様とする。

5 調停委員会は、市長が招集する。

6 前各項に定めるもののほか、調停委員会に関し必要な事項は、規則で定める。

(調停)

第61条 市長は、第59条の規定により勧告した場合において、次の各号のいず

れかに該当するときは、調停に付すことができる。

⑴ 紛争の当事者双方がその勧告を受諾したとき。

⑵ 紛争の当事者の一方が勧告を受諾した場合で、市長が相当の理由があると認

めるとき。

2 前項に定めるもののほか、紛争の当事者双方があっせんの手続を経ないで調停

を行うことを申し出たときは、市長は、調停に付すことができる。

3 調停委員会は、調停のために必要があると認めるときは、紛争の当事者に対し、

意見を聴くために出席を求め、又は必要な資料の提出を求めることができる。

4 調停委員会は、必要に応じ、調停案を作成し、紛争の当事者に対し、相当の期

限を定めてその受諾を勧告することができる。

Page 25: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

24

(調停の終了又は打切り)

第62条 調停委員会は、紛争の当事者間に調停が成立する見込みがないと認める

ときは、調停を打ち切ることができる。

2 前条第4項の規定による勧告がされた場合において、当該勧告で指定された期

限までに紛争の当事者双方から受諾する旨の申出がないときは、当該調停は打ち

切られたものとみなす。

3 調停委員会は、調停が終了したとき、又は打ち切られたときは、市長に報告書

を提出し、紛争の当事者に対し通知しなければならない。

(あっせん及び調停の非公開)

第63条 あっせん及び調停の手続は、公開しない。

第7章 特定行為

(特定行為の届出等)

第64条 特定行為者は、特定行為の内容について市長に届け出なければならない。

ただし、次に掲げるものについては、この限りでない。

⑴ 当該特定行為に係る土地の面積が500平方メートル未満のもの

⑵ 市街化区域内で行うもの

⑶ 第21条に規定する開発事業

⑷ 国又は地方公共団体が行うもの

⑸ 前各号に掲げるもののほか規則で定めるもの

2 特定行為者は、安全性の確保のために必要な措置を講ずるものとする。

(特定行為者に対する措置)

第65条 市長は、前条第1項の規定による届出があったときは、市が実施する施

策との調和を図るため、その特定行為者に対し、特定行為について必要な助言又

は指導を行うことができる。

第8章 雑則

(立入調査)

第66条 市長は、この条例の施行に必要な限度において、開発事業者から開発事

業に係る工事その他の状況について報告若しくは資料の提出を求め、又は市職員

に開発事業区域に立ち入らせ、工事その他の状況を調査させることができる。

2 前項の規定により市職員が土地又は建物に立ち入るときは、その身分を示す証

Page 26: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

25

明書を携帯し、開発事業者又は工事施工者から求められたときは、これを提示し

なければならない。

3 第1項に規定する立入調査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解し

てはならない。

(勧告)

第67条 市長は、次の各号のいずれかに該当する者に対して、必要な勧告をする

ことができる。

⑴ 第28条(第34条第3項において準用する場合を含む。)の工事着手の制

限に違反した開発事業者

⑵ 偽りその他不正な手段により、第27条第1項(第34条第3項において準

用する場合を含む。)の規定による承認を受けた者又は第33条第2項の規定

による開発事業検査済証の交付を受けた者

⑶ 第30条第1項(第34条第3項において準用する場合を含む。)の規定に

違反した開発事業者

⑷ 第33条第1項の規定による工事完了届を届け出ない開発事業者

⑸ 前条第1項の報告若しくは資料の提出の求め又は立入調査に応じない者

⑹ 第61条第3項の規定による出席の求め又は資料の提出の求めに応じない

⑺ 第20条の2の規定による大規模土地取引行為の届出を行わない者

⑻ 第29条(第34条第3項において準用する場合を含む。)の規定による要

請に正当な理由がなく応じない開発事業者

⑼ 第64条第1項の規定による特定行為の届出を行わない特定行為者

(命令)

第68条 市長は、前条第1号から第6号までのいずれかに該当する者に対して、

工事その他の行為の停止を命じ、又は相当の期限を定めて是正するための必要な

措置を講ずるよう命ずることができる。

(公表)

第69条 市長は、前条の規定による命令を行い、開発事業者がその命令に従わな

い場合は、当該開発事業者の氏名及び住所(法人にあっては、名称、代表者の氏

名及び主たる事務所の所在地をいう。以下この条において同じ。)並びに命令に

Page 27: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

26

違反した事実その他規則で定める事項を公表することができる。

2 市長は、第67条第7号に該当する者に勧告を行い、当該者がその勧告に従わ

ない場合は、その氏名及び住所その他規則で定める事項を公表することができる。

3 市長は、第67条第8号に該当する者に勧告を行い、当該開発事業者がその勧

告に従わない場合は、その開発事業者の氏名及び住所その他規則で定める事項を

公表することができる。

4 市長は、前3項の規定により公表するときは、当該公表に係る者に意見を述べ

る機会を与えなければならない。

(委任)

第70条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

第9章 罰則

(罰則)

第71条 第67条第1号又は第2号に該当し、かつ、第68条の規定による市長

の命令に違反した者は、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

(両罰規定)

第72条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、

その法人又は人の業務に関し前条の違反行為をしたときは、その行為者を罰する

ほか、その法人又は人に対しても、同条の罰金刑を科する。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、平成16年10月1日から施行する。

(条例の見直し)

2 市長は、この条例の施行状況等を勘案し、必要に応じてこの条例について見直

す措置を講ずるものとする。

(所沢市建築協定条例等の廃止)

3 次に掲げる条例は、廃止する。

⑴ 所沢市建築協定条例(昭和47年条例第42号)

⑵ 所沢市地区計画等の案の作成手続に関する条例(昭和59年条例第20号)

⑶ 所沢市中高層建築物の建築に係る紛争調停委員会設置条例(平成3年条例第

5号)

Page 28: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

27

(経過措置)

4 この条例の施行の際現に都市計画の決定又は変更の手続を行っている都市計

画のうち、この条例の施行の日(以下「施行日」という。)前に当該都市計画の

案を作成するため、都計法第16条第1項の規定によることを明らかにして公聴

会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講じたものについては、

第9条第2項から第6項までの手続を行ったものとみなす。

5 この条例の施行前に附則第3項第1号の規定による廃止前の所沢市建築協定

条例の規定により行われた建築協定及び建築協定に係る手続その他の行為は、こ

の条例の相当規定により行われた建築協定及び建築協定に係る手続その他の行

為とみなす。

6 この条例の施行前に附則第3項第2号の規定による廃止前の所沢市地区計画

等の案の作成手続に関する条例の規定により行われた地区計画等の案の作成手

続は、第10条第2項から第6項までの手続とみなす。

7 この条例の施行の際現に附則第3項第3号の規定による廃止前の所沢市中高

層建築物の建築に係る紛争調停委員会設置条例(以下「旧調停委員会条例」とい

う。)に基づく所沢市中高層建築物の建築に係る紛争調停委員会(以下「旧調停

委員会」という。)の調停に付されている案件は、第60条第1項の規定により

調停に付されている案件とみなす。

8 この条例の施行の際現に旧調停委員会条例第3条の規定により委嘱された旧

調停委員会の委員である者は、施行日に第62条第2項の規定により調停委員会

の委員として委嘱されたものとみなし、その任期は、同条第3項の規定にかかわ

らず、施行日における旧調停委員会の委員としての任期の残任期間と同一の期間

とする。

9 この条例の施行の際現に旧調停委員会条例第5条の規定により定められた旧

調停委員会の会長である者又は同条第3項の規定により指名された委員である

者は、それぞれ、施行日に、調停委員会の会長又は指名された委員とみなす。

10 この条例の施行前において、所沢市開発行為等に関する指導要綱(平成3年

4月1日施行)第7条の規定により標識設置届出書が提出された開発事業につい

ては、この条例の規定は適用しない。この場合において、中高層建築物の建築に

係る紛争の調停の申出については、調停委員会を旧調停委員会とみなし、調停委

Page 29: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

28

員会に行うものとする。

11 この条例の施行の際現に着手している特定行為については、第7章の規定は

適用しない。

(所沢市非常勤の特別職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正)

12 所沢市非常勤の特別職員の報酬及び費用弁償に関する条例(昭和43年条例

第14号)の一部を次のように改正する。

別表中高層建築物の建築に係る紛争調停委員会の項を次のように改める。

開発事業紛争調停委員会 会長 〃 25,000 円

委員 〃 23,000 円

附 則(平成19年3月26日条例第11号)

この条例は、公布の日から施行する。

附 則(平成21年9月25日条例第21号)

(施行期日)

1 この条例は、平成22年4月1日から施行する。ただし、第53条第2項の改

正規定は、公布の日から施行する。

(経過措置)

2 改正後の所沢市街づくり条例(以下「新条例」という。)の規定(第2章及び

第3章を除く。)は、この条例の施行の日(以下「施行日」という。)以後に新条

例第22条第2項の標識設置届が提出される開発事業について適用する。

3 新条例第20条の2及び第20条の3の規定は、施行日から6月が経過する日

後に締結しようとする大規模土地取引行為について適用する。

4 施行日以後に新条例第22条第2項の標識設置届が提出される大規模開発事

業のうち、施行日前に改正前の所沢市街づくり条例第24条第2項の規定により

大規模開発事業相談書の提出があった大規模開発事業については、新条例第24

条第1項中「3月前」とあるのは「45日前」とする。

附 則(平成23年9月30日条例第26号)

この条例は、公布の日から施行する。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、平成25年4月 1 日から施行する。

Page 30: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

29

(経過措置)

2 改正後の所沢市街づくり条例(以下「新条例」という。)の規定は、この条例

の施行の日以後に新条例第26条第1項の開発事業申請書が提出される開発事

業について適用する。

Page 31: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

1

所沢市街づくり条例施行規則

平成 16年 8月 5日

規則第 33号

(趣旨)

第 1条 この規則は、所沢市街づくり条例(平成 16年条例第 1号。以下「条例」とい

う。)の施行について、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第 2条 この規則において、使用する用語の意義は、条例において使用する用語の例

による。

(利害関係者)

第 3条 条例第 3条第 1号に規定する規則で定める利害関係者は、次に掲げる者とす

る。

⑴ 市内の土地又は建築物について対抗要件を備えた地上権(土地の場合に限る。

以下同じ。)若しくは賃借権又は登記した先取特権、質権若しくは抵当権を有す

る者

⑵ 前号に規定する土地、建築物若しくは権利に関する仮登記、差押えの登記又は

当該土地若しくは建築物に関する買戻しの特約の登記の登記名義人

2 条例第 3条第 2号に規定する規則で定める利害関係者は、次に掲げる者とする。

⑴ 当該地区内の土地又は建築物について対抗要件を備えた地上権若しくは賃借

権又は登記した先取特権、質権若しくは抵当権を有する者

⑵ 前号に規定する土地、建築物若しくは権利に関する仮登記、差押えの登記又は

当該土地若しくは建築物に関する買戻しの特約の登記の登記名義人

(街づくり推進地区の指定及び街づくり推進計画の策定等)

第 4条 条例第 7条第 1項の規定により街づくり推進地区として指定する地区は、次

の各号のいずれかに該当する地区でなければならない。

⑴ 所沢市街づくり基本方針等により、重点的な街づくりを進めることが必要な

地区

⑵ 安全で快適な街づくりの実現を図るため、拠点的な市街地整備が必要な地区

⑶ 市街地開発事業(都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)第 12 条第 1 項に規定す

る市街地開発事業をいう。)等により市街地整備が必要な地区

⑷ その他市長が必要と認める地区

2 条例第 7条第 2項の規定による公表は、次に掲げる事項を所沢市公告式条例(昭和

25 年 8 月 21 日議決)別表に定める掲示場への掲示(以下「市掲示場への掲示」とい

う。)、広報紙への掲載その他市長が適当と認める方法により行うものとする。

⑴ 街づくり推進地区の名称

⑵ 街づくり推進地区の位置及び区域

3 条例第 7 条第 6 項の規定による公表は、次に掲げる事項を市掲示場への掲示、広

報紙への掲載その他市長が適当と認める方法により行うものとする。

⑴ 街づくり推進計画の名称

Page 32: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

2

⑵ 街づくり推進計画の位置及び区域

⑶ 街づくり推進計画の目標及び方針の概要

⑷ その他市長が必要と認める事項

(都市計画の案の作成手続等)

第 5条 条例第 9条第 1項ただし書に規定する規則で定めるものは、次に掲げるもの

とする。

⑴ 都市計画の名称の変更

⑵ 生産緑地地区の変更

⑶ 法令等の改正に伴い、現行と同一の内容を都市計画として定めるときの当該都

市計画の変更

⑷ 地方自治法(昭和 22年法律第 67号)第 260条第 1項の規定による町又は字の区

域の変更等に伴い、都市計画の変更を行うもので、当該都市計画の変更の内容が、

町名又は字名の表示の変更のみであるもの

2 条例第 9 条第 6 項に規定する規則で定める期間は、30 日とする。ただし、やむを

得ない理由により、この期間内に公表することができないときは、この限りでない。

3 条例第 9 条第 6 項に規定する意見書の要旨の公表は、市掲示場への掲示その他市

が適当と認める方法により行うものとする。

(地区計画等の案の作成手続等)

第 6 条 条例第 10 条第 1 項ただし書に規定する規則で定めるものは、次に掲げるも

のとする。

⑴ 都市計画の名称の変更

⑵ 法令等の改正に伴い、現行と同一の内容を都市計画として定めるときの当該都

市計画の変更

⑶ 地方自治法第 260条第 1項の規定による町又は字の区域の変更等に伴い、都市

計画の変更を行うもので、当該都市計画の変更の内容が、町名又は字名の表示の

変更のみであるもの

2 条例第 10条第 6項に規定する規則で定める期間は、30日とする。ただし、やむを

得ない理由により、この期間内に公表することができないときは、この限りでない。

3 条例第 10条第 6項に規定する意見書の要旨の公表は、市掲示場への掲示その他市

が適当と認める方法により行うものとする。

(市民計画の提出方法等)

第 7条 条例第 11条第 2項の規定による市民計画の提出は、市民計画申出書(様式第

1号)に当該市民計画を添付して行うものとする。

2 条例第 11条第 3項に規定する規則で定める標準的な期間は、3月とする。

3 市長は、市民計画の提出があった場合において、当該市民計画が条例第 2 条に定

める基本原則に沿っているかどうかを判断したときは、当該市民計画を提出した者

に対し、その旨を市民計画申出結果通知書(様式第 2号)により通知するものとする。

4 条例第 11条第 3項の規定による公表は、次に掲げる事項を市掲示場への掲示その

他市長が適当と認める方法により行うものとする。

Page 33: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

3

⑴ 市民計画の名称

⑵ 計画地区の位置及び区域

⑶ 街づくりの目標及び方針の概要

⑷ その他市長が必要と認める事項

5 市長は、市民計画の提出状況を所沢市都市計画審議会条例(平成 12年条例第 9号)

に基づく所沢市都市計画審議会に報告するものとする。

(協議会結成の届出等)

第 8 条 条例第 12 条第 1 項の規定による届出は、協議会結成届(様式第 3 号)に、次

に掲げる書類を添付して行わなければならない。

⑴ 条例第 12 条第 1 項に規定する団体(以下「協議会」という。)の名称、目的及

び運営方法等を定めた書類

⑵ 協議会の役員及び構成員の名簿

⑶ 計画地区を示す図面

⑷ その他市長が必要と認める書類

2 条例第 12条第 2項の規定による公表は、次に掲げる事項を市掲示場への掲示その

他市長が適当と認める方法により行うものとする。

⑴ 協議会の名称、所在地及び代表者の氏名

⑵ 届出年月日

⑶ その他市長が必要と認める事項

3 協議会は、第 1項の届出の内容に変更が生じたときは、協議会届出内容変更届(様

式第 4号)を市長に提出しなければならない。

4 協議会は、協議会を解散したときは、協議会解散届(様式第 5 号)を市長に提出し

なければならない。

5 市長は、第 3 項又は前項の届出があったときは、その旨を公表するものとする。

この場合において、第 2項の規定を準用する。

6 条例第 12条第 4項に規定する規則で定める協議会への支援は、次に掲げるものの

うちから市長が必要と認めるものとする。

⑴ 街づくりに関する情報の提供

⑵ 街づくりに関する学習の支援

⑶ その他市長が必要と認めるもの

(協議会による市民計画の提案等に係る要件)

第 9条 条例第 13条第 1項第 1号及び条例第 14条第 1項第 1号に規定する住所を有

する 20 歳以上の者とは、条例第 13 条第 1 項又は条例第 14 条第 1 項の規定により

提案等が提出された日の属する月の前月の末日において満 20歳に達している者で、

かつ、本市の住民基本台帳に記録されている者とする。

2 条例第 13 条第 1 項第 2 号及び条例第 14 条第 1 項第 2 号に規定する事業を営む者

とは、条例第 13条第 1項又は条例第 14条第 1項の規定により提案等が提出された

日の属する月の前月の末日において事業を営む者とする。

3 条例第 13 条第 1 項第 3 号及び条例第 14 条第 1 項第 3 号に規定する土地所有者等

Page 34: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

4

とは、条例第 13条第 1項又は条例第 14条第 1項の規定により提案等が提出された

日の属する月の前月の末日において土地所有者等であるものとする。

(推進計画に反映すべき内容の市民計画に係る提出書類等)

第10条 条例第13条第2項に規定する規則で定める書類は、次に掲げるものとする。

⑴ 市民計画提案書(様式第 6号)

⑵ 条例第 13条第 1項第 1号から第 3号までの同意を得たことを証する書類

⑶ 協議会の活動記録

⑷ その他市長が必要と認める書類

2 条例第 13条第 3項の規定による公表は、次に掲げる事項を市掲示場への掲示、広

報紙への掲載その他市長が適当と認める方法により行うものとする。

⑴ 市民計画の名称

⑵ 計画地区の位置及び区域

⑶ 推進計画に反映すべき内容の概要

⑷ 市民計画の閲覧の期間及び場所

⑸ 意見書の提出の期間

⑹ その他市長が必要と認める事項

3 市長は、条例第 13条第 1項の提案があった場合において、当該街づくり推進計画

の策定又は変更をするか否かを決定したときは、当該協議会に対し、その旨を市民

計画適否決定通知書(様式第 7号)により通知するものとする。

(街づくり協定締結の要請の市民計画に係る提出書類等)

第 11 条 条例第 14 条第 1 項の規定による街づくりに関する協定(以下「街づくり協

定」という。)の案の内容は、次に掲げる事項とする。

⑴ 土地利用に関する事項

⑵ 建築物又は工作物に関する事項

⑶ 景観に関する事項

⑷ 緑地等の保全又は緑化に関する事項

⑸ その他街づくりを推進するために市長が必要と認める事項

2 条例第 14条第 2項に規定する規則で定める書類は、次に掲げるものとする。

⑴ 市民計画提案書

⑵ 街づくり協定の案の区域を示す図面

⑶ 条例第 14条第 1項第 1号から第 3号までの同意を得たことを証する書類

⑷ 協議会の活動記録

⑸ その他市長が必要と認める書類

3 条例第 14条第 3項の規定による公表は、次に掲げる事項を市掲示場への掲示、広

報紙への掲載その他市長が適当と認める方法により行うものとする。

⑴ 街づくり協定の案の名称

⑵ 街づくり協定の案の位置及び区域

⑶ 街づくり協定の案の概要

⑷ 街づくり協定の案の閲覧の期間及び場所

Page 35: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

5

⑸ 意見書の提出の期間

⑹ その他市長が必要と認める事項

4 市長は、条例第 14条第 1項に規定する要請があった場合において、当該街づくり

協定を締結するか否かを決定したときは、当該要請をした協議会に対し、その旨を

市民計画適否決定通知書により通知するものとする。

5 条例第 14条第 8項の規定による告示は、次に掲げる事項について行うものとする。

⑴ 街づくり協定の名称

⑵ 街づくり協定の位置及び区域

⑶ 街づくり協定の内容

⑷ その他市長が必要と認める事項

(街づくり協定の区域内における行為の届出書)

第12条 条例第15条第3項に規定する規則で定める事項は、次に掲げるものとする。

⑴ 土地の整備、開発又は保全に係る行為を行おうとする者の住所及び氏名(法人

にあっては、主たる事務所の所在地、法人の名称及び代表者氏名)

⑵ 土地の整備、開発又は保全に係る行為を行おうとする場所

⑶ 土地の整備、開発又は保全に係る行為を行おうとする設計又は施行の方法

⑷ 土地の整備、開発又は保全に係る行為を行おうとする着手年月日

⑸ その他市長が必要と認める事項

2 条例第 15 条第 3 項の規定による届出は、当該届出に係る行為の着手の日前 30 日

までに、街づくり協定の区域内における行為の届出書(様式第 8号)を提出して行わ

なければならない。届け出た行為の内容を変更しようとするときも、同様とする。

(都市計画の決定又は変更の提案の取扱い)

第 13条 条例第 19条第 1項の規定による公表は、次に掲げる事項を市掲示場への掲

示、広報紙への掲載その他市長が適当と認める方法により行うものとする。

⑴ 都市計画の決定又は変更の提案の内容のうち、種類、名称、位置及び区域

⑵ 都市計画の決定又は変更の提案の概要

⑶ 都市計画の決定又は変更の提案の閲覧の期間及び場所

⑷ 意見書の提出の期間

⑸ その他市長が必要と認める事項

(大規模土地取引行為の届出)

第 13条の 2 条例第 20条の 2に規定する規則で定める大規模土地取引行為の届出は、

大規模土地取引行為届(様式第 8 号の 2)に次に掲げる図書を添付して行うものと

する。

⑴ 付近見取図

⑵ 公図の写し

⑶ その他市長が必要と認める図書

(近隣関係者及び周辺関係者への計画の周知)

第 14 条 条例第 22 条第 1 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に

規定する規則で定める標識は、開発事業計画のお知らせ(様式第 9号)とする。

Page 36: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

6

2 開発事業者は、標識を容易に破損しない材質で作製し、倒壊しない方法で設置す

るとともに、記載事項が不鮮明にならないように維持管理するものとする。

3 条例第 22 条第 2 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に規定す

る標識設置届の様式は、様式第 10号のとおりとする。

4 条例第 22 条第 2 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に規定す

る標識設置届には、次に掲げる図書を添付しなければならない。

⑴ 標識の設置及び記載内容が確認できる写真(遠景及び近景)

⑵ 付近見取図

⑶ 条例第 23条第 2項に規定する近隣関係者等(以下「近隣関係者等」という。)

への説明に係る図書

(近隣関係者等への説明)

第 15 条 条例第 23 条第 1 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)の

規定による近隣関係者等への説明は、次に掲げる事項について行うものとする。

⑴ 開発事業の概要

⑵ 開発事業区域の位置、形状及び規模

⑶ 開発事業区域内の土地の利用計画

⑷ 建築物の規模、構造及び用途

⑸ 中高層建築物の建築を行おうとする場合においては、当該建築に伴って生じる

日影その他の影響及びその対応

⑹ 工期、工法及び作業方法等

⑺ 工事による危害の防止策及び工事中の管理体制

⑻ 共同住宅又はワンルーム形式建築物の建築を行おうとする場合においては、入

居後の管理体制

(説明会の周知)

第 15条の 2 条例第 23条第 5項(条例第 34条第 3項において準用する場合を含む。)

に規定する規則で定める方法は、開発事業区域の見やすい場所への文書の掲示及び

近隣関係者への文書の配付とし、説明会の開催日の 7 日前までに行うものとする。

(近隣説明結果報告書)

第 16 条 条例第 23 条第 6 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に

規定する規則で定める事項は、次に掲げるものとする。

⑴ 説明方法

⑵ 説明日

⑶ 近隣関係者等の意見

⑷ 近隣関係者等の意見に対する回答日及び回答内容

2 条例第 23 条第 6 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に規定す

る近隣説明結果報告書の様式は、様式第 11号のとおりとする。

3 条例第 23 条第 8 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)の規定に

よる近隣説明結果報告書の閲覧は、住所、氏名その他特定の個人が識別できる情報

は除くものとする。

Page 37: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

7

(事前相談)

第 17 条 条例第 24 条第 2 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に

規定する大規模開発事業相談書の様式は、様式第 12号のとおりとする。

2 条例第 24 条第 2 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に規定す

る大規模開発事業相談書には、次に掲げる図書を添付しなければならない。

⑴ 付近見取図

⑵ 土地利用計画図

⑶ 平面図及び立面図(中高層建築物の建築の場合に限る。)

⑷ その他市長が必要と認める図書

(開発事業申請)

第 18 条 条例第 26 条第 1 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に

規定する開発事業申請書の様式は、様式第 13号のとおりとする。

2 条例第 26 条第 2 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に規定す

る規則で定める図書等は、別表に定めるものとする。

3 開発事業に係る申請書類の提出に当たっては、正本のほか、その写しを市長が別

に定める部数を提出するものとする。

(標準的な期間)

第 19 条 条例第 27 条第 1 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に

規定する規則で定める標準的な期間は、36日とする。ただし、所沢市の休日を定め

る条例(平成元年条例第 39 号)第 1 条第 1 項各号に定める休日は、標準的な期間に

算入しない。

(開発事業承認通知書)

第 20 条 条例第 27 条第 1 項(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)の

規定による開発事業の承認は、開発事業承認通知書(様式第 14 号)により行うもの

とする。

(近隣説明結果報告書の適合)

第21条 条例第27条第 1項第3号(条例第 34条第 3項において準用する場合を含む。)

に規定する規則で定める事項は、次に掲げるものとする。

⑴ 第 15条各号に規定する事項の内容について説明されていること。

⑵ 第 16条第 1項各号に規定する事項について記載されていること。

(工事着手の延期又は工事停止の要請)

第 22 条 条例第 29 条(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)の規定に

よる要請は、開発事業工事着手延期等要請書(様式第 15号)により行うものとする。

(工事着手届)

第 23 条 条例第 31 条(条例第 34 条第 3 項において準用する場合を含む。)に規定す

る工事着手届の様式は、様式第 16号のとおりとする。

(工事完了届)

第 24 条 条例第 33 条第 1 項に規定する工事完了届の様式は、様式第 17 号のとおり

とする。

Page 38: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

8

(開発事業検査済証)

第 25 条 条例第 33 条第 2 項に規定する開発事業検査済証の様式は、様式第 18 号の

とおりとする。

(開発事業の軽微な変更)

第 26条 条例第 34条第 1項第 2号に規定する規則で定める軽微な変更は、次に掲げ

るものとする。

⑴ 当該開発事業区域の変更のうち、区域の位置が変わらず、かつ、面積の増加を

伴わないもの

⑵ 建築物の設計変更のうち、用途の変更又は階数、高さの増加を伴わないもの

(軽微な変更の届出)

第 27 条 条例第 34 条第 2 項の規定による届出は、開発事業変更届(様式第 19 号)に

より行うものとする。

(開発事業の廃止)

第 28 条 条例第 34 条第 5 項の規定による届出は、開発事業廃止届(様式第 20 号)に

より行うものとする。

(開発事業承継届)

第 29 条 条例第 35 条第 1 項に規定する開発事業承継届の様式は、様式第 21 号のと

おりとする。

(周辺環境の保全)

第 30条 条例第 49条に規定する規則で定める法令等は、次に掲げるものとする。

⑴ 大気汚染防止法(昭和 43年法律第 97号)

⑵ 騒音規制法(昭和 43年法律第 98号)

⑶ 水質汚濁防止法(昭和 45年法律第 138号)

⑷ 悪臭防止法(昭和 46年法律第 91号)

⑸ 振動規制法(昭和 51年法律第 64号)

⑹ ダイオキシン類対策特別措置法(平成 11年法律第 105号)

⑺ 土壌汚染対策法(平成 14年法律第 53号)

⑻ 埼玉県生活環境保全条例(平成 13年埼玉県条例第 57号)

⑼ 埼玉県土砂の排出、たい積等の規制に関する条例(平成 14 年埼玉県条例第 64

号)

⑽ 所沢市ダイオキシン類等の汚染防止に関する条例(平成 11年条例第 5号)

⑾ 所沢市土砂のたい積の規制に関する条例(平成 15年条例第 30号)

(あっせんの申出)

第 31条 条例第 57条第 1項各号の規定によるあっせんの申出は、あっせん申出書(様

式第 22号)により行うものとする。

(所沢市開発事業紛争調停委員会)

第 32 条 所沢市開発事業紛争調停委員会(以下「調停委員会」という。)に、会長を

置き、委員の互選によりこれを定める。

2 会長は、会務を総理し、調停委員会を代表する。

Page 39: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

9

3 会長に事故あるときは、会長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する。

4 会長は、調停を行うに当たり、意見の聴取等を行うため、担当委員を指名するこ

とができる。

5 調停委員会の会議は、委員の過半数の出席がなければ開くことができない。

6 調停委員会の会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数の場合は、

会長の決するところによる。

(調停の申出)

第 33 条 条例第 61 条第 2 項の規定による調停の申出は、調停申出書(様式第 23 号)

により行うものとする。

(代表当事者)

第 34 条 市長は、あっせん又は調停のため必要があると認めるときは、紛争の当事

者の中から 1人又は数人の代表者(以下「代表当事者」という。)を選定するよう求

めることができる。

2 紛争の当事者は、前項の規定により代表当事者を選定したときは、代表当事者選

定届(様式第 24号)により市長に届け出るものとする。

(特定行為届)

第 35 条 条例第 64 条第 1 項の規定による届出は、特定行為届(様式第 25 号)に次に

掲げる図書を添付して行うものとする。

⑴ 付近見取図

⑵ 土地利用計画図

⑶ その他市長が必要と認める図書

(特定行為)

第 36条 条例第 64条第 1項第 5号に規定する規則で定めるものは、次に掲げるもの

とする。

⑴ 非常災害のため応急措置として行うもの

⑵ 一時利用を目的とするもの

(身分証明書)

第 37 条 条例第 66 条第 2 項に規定する身分を示す証明書は、身分証明書(様式第 26

号)とする。

(公表)

第38条 条例第69条第1項に規定する規則で定める事項は、次に掲げるものとする。

⑴ 当該開発事業の申請の内容

⑵ 公表までの経過

⑶ 当該開発事業者が過去にこの条例に違反した事実

2 条例第 69条第 2項に規定する規則で定める事項は、公表までの経過に関する事項

とする。

3 条例第 69条第 3項に規定する規則で定める事項は、次に掲げるものとする。

⑴ 当該開発事業の申請の内容

⑵ 公表までの経過

Page 40: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

10

⑶ 工事着手の延期又は工事の停止要請に正当な理由がなく応じない事実

4 条例第 69条第 1項から第 3項までの規定による公表は、次に掲げる方法により行

うものとする。

⑴ 市掲示場への掲示

⑵ 広報紙への掲載

⑶ その他市長が必要と認める方法

(委任)

第 39条 この規則に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。

附 則

(施行期日)

1 この規則は、平成 16年 10月 1日から施行する。

(所沢市中高層建築物の建築に係る紛争調停委員会に関する規則の廃止)

2 所沢市中高層建築物の建築に係る紛争調停委員会に関する規則(平成 3 年規則第 8

号)は、廃止する。

附 則

(施行期日)

1 この規則は、平成22年4月1日から施行する。

(経過措置 )

2 この規則の施行の際、現にこの規則による改正前の所沢市街づくり条

例施行規則に基づき作成されている用紙は、この規則の規定にかかわら

ず、当分の間、これを補正して使用することができる。

附 則

この規則は、平成24年7月9日から施行する。

Page 41: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

別表(第18条関係)

№ 図書等の種類 明示する事項 備 考

1 付近見取図 縮尺、方位及び開発事業区域 縮尺 1/2,500以上

2 委任状 ――― 申請手続等を代理者

に委任する場合

3 近隣関係者の範囲図(1) 縮尺、方位、開発事業区域、条例第3条第12号ア

又はウに規定する範囲を示す線並びに近隣関係者の

範囲及び整理番号

条例第21条第1項

第3号以外に該当す

る開発事業の場合

近隣関係者の範囲図(2) 縮尺、方位、開発事業区域、開発事業区域内におけ

る予定建築物の位置及び建築物の各部分の地盤面か

らの高さ、条例第3条第12号イに規定する範囲を

示す線(当該開発事業に係る建築物により冬至日の

真太陽時による午前8時から午後4時までの間に日

影が地盤面に生ずる範囲の明示にあっては、建築物

が冬至日の真太陽時による午前8時から1時間ごと

に午後4時までの各時刻に地盤面に生じさせる日影

の形状とする。)並びに近隣関係者の範囲及び整理番

条例第21条第1項

第3号に該当する開

発事業の場合

周辺関係者の範囲図

縮尺、方位、開発事業区域、条例第3条第13号に

規定する範囲を示す線並びに周辺関係者及び特定周

辺関係者の範囲及び整理番号

大規模開発事業に該

当する場合

4 近隣関係者等名簿

整理番号、地番、住所、氏名及び土地所有者、建物

所有者又は建物占有者の区分

5 近隣説明結果報告書 整理番号、説明方法、説明日並びに近隣関係者等の

意見及び意見に対する回答日・回答内容

様式第11号

6 説明会議事録 説明会の日時及び場所並びに近隣関係者等の意見及

び意見に対する回答内容

説明会を開催した場

7 土地の登記事項証明書 ――― 申請時前3か月以内

のもので、最新の登記

事項が記載されてい

るもの

8 同意書 ――― 土地所有者と開発事

業者が異なる場合

9 公図の写し 開発事業区域

10 求積図 縮尺、方位並びに開発事業区域の面積及び面積表 原則実測図による三

斜法により面積を算

出すること。

11 土地利用計画図 縮尺、方位、開発事業区域、計画地盤高、公共公益

施設(道路、排水施設、公園等)の位置、規模及び

原則縮尺 1/500 以上

Page 42: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

形状並びに予定建築物の位置及び規模

12 造成計画平面図 縮尺、方位、開発事業区域、擁壁及びがけの位置、

切土又は盛土をする部分、計画地盤高、道路の位置

及び幅員並びに排水施設の位置、形状及び構造

造成工事のある場合

原則縮尺 1/500 以上

13 造成計画断面図 縮尺、擁壁及びがけの位置並びに切土又は盛土をす

る前後の地盤面及び地盤高

造成工事のある場合

原則縮尺 1/500 以上

14 予定建築物平面図 縮尺、方位、間取り並びに各室の用途及び寸法 原則縮尺 1/100 以上

各階ごと

15 予定建築物立面図 縮尺、軒の高さ及び建築物の高さ

原則縮尺 1/100 以上

2面以上

16 予定建築物断面図 縮尺、軒の高さ及び建築物の高さ

条例第21条第1項

第3号に該当する開

発事業の場合

原則縮尺 1/100 以上

2面以上

17 給水施設計画平面図 縮尺、方位、開発事業区域並びに給水施設の名称、

位置、種類、規模、管径(内のり)及び消火栓の位

原則縮尺 1/500 以上

18 排水施設計画平面図 縮尺、方位、開発事業区域、排水施設の名称、位置、

種類、規模、勾配、水の流れの方向及び放流先の状

況並びに雨水抑制施設の配置、構造及び計算式

原則縮尺 1/500 以上

19 緑化計画図

縮尺、方位、開発事業区域並びに緑地の配置、規模

及び形状

原則縮尺 1/500 以上

20 植栽図

縮尺、方位、開発事業区域並びに樹木の種類及び本

原則縮尺 1/100 以上

21 消防水利施設設置図 縮尺、方位、開発事業区域並びに消防水利施設の位

置、規模及び形状

開発事業区域の面積

が 2,000平方メートル

以上の場合

原則縮尺 1/500 以上

22 ごみ集積所設置図 縮尺、方位、開発事業区域並びにごみ集積所の位置、

規模、形状及び面積計算式

住居系建築物を建築

する場合

原則縮尺 1/500 以上

23 駐車施設設置図 縮尺、方位、開発事業区域並びに自動車駐車場及び

自転車駐車場の位置、規模及び駐車場設置台数計算

原則縮尺 1/500 以上

24 環境法令該当確認書 環境各法令の該当又は非該当

25 その他市長が必要と認め

るもの

注 上記図書等のうち、他の図書等と併記して用いることができるものは、他の図書等と併用す

ることができる。

Page 43: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

凡 例

開発事業区域

計画

建築物

隣地境界線

近隣関係者等の範囲

1)中高層建築物以外・建築物の建築を伴わない場合

近隣関係者の範囲

2) 中高層建築物の場合

開発事業区域の境

界線からの水平距離

が計画建築物の最高

の高さの2倍を超え

ない範囲

開発事業区域の境

界線からの水平距離

が 20m 以内の範囲

隣地境界線

開発事業区域

計画

建築物

N

近隣関係者の範囲

開発事業区域の

境界線からの水平

距離が計画建築物

の最高の高さの2

倍を超えない範囲

の土地所有者等

ただし、近隣関係者

の範囲を除く

①又は②

周辺関係者の範囲

開発事業区域の境界線からの水平距離が

計画建築物の最高の高さの2倍を超えない

範囲の土地所有者等(その範囲が 20mに満

たない場合は、20m以内)ただし、近隣関係

者の範囲を除く

1 大規模開発事業

① 中高層建築物以外の開発事業の場合

開発事業区域の境界線からの水平距離が計

画建築物の最高の高さの2倍を超えない範囲

の土地所有者等(その範囲が 10mに満たない

場合は、10m以内)

② 建築物の建築を伴わない開発事業の場合

開発事業区域の境界線からの水平距離が 10

m以内の土地所有者等

2H

:近隣関係者の範囲

:周辺関係者の範囲

周辺関係者の範囲

午後4時の日影 冬至日の午前8時の日影(GL±0m)

開発事業区域の境界線からの水平距離が 20m以内にあるもの及び開発事業区域の境界線から当該開発

事業に係る建築物の高さのうち最高の高さの2倍を超えない範囲内であり、かつ、当該開発事業に係る

建築物により冬至日の真太陽時による午前8時から午後4時までの間に日影が地盤面に生ずる土地所有

者等

Page 44: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

凡 例

開発事業区域

計画

建築物

隣地境界線

① 中高層建築物以外の開発事業の場合

開発事業区域の境界線からの水平距離

が計画建築物の最高の高さの2倍を超え

ない範囲の土地所有者等(その範囲が 10

mに満たない場合は、10m以内)

② 建築物の建築を伴わない開発事業の場合

開発事業区域の境界線からの水平距離

が 10m以内の土地所有者等

1)中高層建築物以外・建築物の建築を伴わない場合

近隣関係者の範囲

2)中高層建築物の場合

冬至日の午前8時の日影(GL±0m) 午後4時の日影

開発事業区域の境

界線からの水平距離

が 20m 以内の範囲

隣地境界線

開発事業区域

計画

建築物

N

近隣関係者の範囲

開発事業区域の境界線からの水平距離が 20m以内にあるもの及び開発事業区域の境

界線から当該開発事業に係る建築物の高さのうち最高の高さの2倍を超えない範囲内

であり、かつ、当該開発事業に係る建築物により冬至日の真太陽時による午前8時か

ら午後4時までの間に日影が地盤面に生ずる土地所有者等

①又は②

2 大規模開発事業以外の開発事業

2H

:近隣関係者の範囲

Page 45: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

所沢市街づくり条例に係る施設整備等の基準

目 次

第36条関係 道路の整備に関する基準 ……………………………………………… 1

第37条関係 下水道の整備に関する基準 …………………………………………… 4

第38条関係 上水道施設等の整備に関する基準 …………………………………… 7

第39条関係 公園等の整備に関する基準 …………………………………………… 9

第40条関係 みどりの保全及び創出に関する基準 ………………………………… 10

第41条関係 雨水流出抑制施設の整備に関する基準 ……………………………… 15

第42条関係 消防水利施設の設置に関する基準 …………………………………… 20

第43条関係 防災上の配慮に関する基準 …………………………………………… 22

第44条関係 防災備蓄倉庫の設置に関する基準 …………………………………… 24

第45条関係 ごみ集積所の設置に関する基準 ……………………………………… 25

第47条関係 駐車施設の整備に関する基準 ………………………………………… 28

第48条関係 集会施設の設置に関する基準 ………………………………………… 31

第50条関係 安全対策に関する基準 ………………………………………………… 31

第51条関係 テレビジョン電波受信障害の対策に関する基準 …………………… 31

第52条関係 建築物の敷地面積及び外壁又は柱の後退距離に関する基準 ……… 32

第53条関係 高齢者等への配慮に関する基準 ……………………………………… 33

第54条関係 文化財の保護に関する基準 …………………………………………… 33

第55条関係 墓地等の設置等に関する基準 ………………………………………… 34

第56条関係 共同住宅及びワンルーム形式建築物の管理に関する基準 ………… 36

Page 46: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

1

第36条関係 道路の整備に関する基準

担当 建設総務課 ℡ 04-2998-9171

道路建設課 ℡ 04-2998-9172

計画道路整備課 ℡ 04-2998-9377

道路維持課 ℡ 04-2998-9168

条例第36条に規定する道路の整備については、次に定める基準による。

1 総則

(1) 開発事業区域が市道、認定外道路、水路又は市施行の都市計画道路に接する場合は、境界確

定証明書等により境界を明示すること。

(2) 開発事業区域が県道、国道、県施行の都市計画道路又は県が管理する河川に接する場合は、

県(川越県土整備事務所)と協議し、内容を報告すること。

(3) 都市計画法(昭和43年法律第100号)に規定する開発行為において、同法第39条及び第

40条の規定に基づき道路を帰属する場合は、所沢市道路の構造の技術的基準等を定める条例

(平成24年条例第49号)等、その他関連技術規定に適合するよう計画し、整備すること。

なお、取付け道路の幅員等、開発許可に関する道路の要件については、同法に基づくこと。

2 道路の施工に関すること

(1) 開発事業区域に接する道路の車両の乗り入れ箇所は、次のとおり整備すること。

ア L型側溝が整備されている箇所は、切下げ等により段差が生じない措置をとること。

イ U字側溝が整備されている箇所は、車両の荷重に耐えられる構造とし、段差が生じない

措置をとること。

(2) 開発事業区域から雨水が流出しないように適切な処理をすること。

(3) 開発事業区域に接する道路において、次のいずれかに該当する場合は、事前に協議すること。

ア 道路境界と現地に相違が生じている場合

イ 既設側溝を異なる規格製品に布設替えする場合

ウ 雨水桝等、道路構造物の移設が想定される場合

エ その他道路管理者が必要と認めた場合

3 道路の施工に関する手続き

(1) 開発事業区域に接する道路において、次の工事に伴い道路を占用する場合は、道路法(昭和

27年法律第180号)第32条に関わる許可を得ること。また、占用箇所に関する復旧工事等

は、事業者の責任において行うこと。

ア 下水道の埋設及び引込み(取出し)等

イ 上水道の給水管の取出し

ウ 都市ガス管の取出し

エ その他道路を占用する場合

Page 47: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

2

(2) 開発事業区域に接する道路において、次の工事を行う場合は、道路法第24条に関わる承認を

得ること。また、承認箇所の工事は、事業者の責任において行うこと。

ア 雨水桝等、道路構造物の新規設置、布設替え

イ L型側溝等の切下げ、切上げ

ウ 市道の舗装の打ち替え

エ 植栽の移設

オ 車両の乗り入れ箇所の設置

カ その他道路工事を要する場合

4 生活道路の拡幅整備

(1) 次のいずれかに該当する開発事業における敷地にあっては、所沢市生活道路拡幅整備要綱(平

成8年4月1日。以下「整備要綱」という。)に定める基準により、道路後退、すみ切りの設置

を行うこと。

ア 幅員1.8m以上4.2m未満の市道(以下「生活道路」という。)に接する敷地

イ 生活道路に接するすみ角120度未満の角敷地

(2) 開発事業者は、前項の規定により道路後退又はすみ切りの設置を行う場合は、次の各号に定め

る基準により行うこと。

ア 生活道路の後退線は、市道の中心線より水平距離2.1mの線とする。ただし、生活道路が

水路に沿う場合等の状況により後退位置が指定されているものはこの限りでない。

イ 生活道路のすみ切り用地の整備基準は、すみ角60度未満の場合は、すみを頂点として剪除

長(すみ切りの長さ)を2.0m以上とした部分とする。また、すみ角60度以上120度未

満の場合は、すみを頂点としてこれをはさむ長さ2.0mの二等辺三角形の部分とする。

ウ 生活道路の後退及びすみ切りの設置については、整備要綱に規定する報償金等の交付は行わ

ない。

エ 後退用地は、別表(道路-1)に基づく舗装整備を行うこと。ただし、既設の道路が舗装整

備していない場合はこの限りでない。

別表(道路-1) 道路舗装の組成

工 種 材 料 名 厚さ(cm)

舗 装 密粒度アスコン(13) 5.0

上層路盤 粒調砕石 M30~0 15.0

下層路盤 切込砕石 C40~0 15.0

※道路舗装材料については、再生材も可とする。

オ 道路用地内(後退用地内含む。)に側溝、雨水桝又はその他構造物が存置されている場合は、

後退位置へ移設するなど、安全上支障のないものとすること。

カ 新規構造物等を設置する場合は、工法等を別に協議すること。

キ 道路管理者が後退用地内に雨水対策の必要があると認めた場合は、側溝又は雨水桝等を設置

すること。

(3) 後退用地又はすみ切り用地は、整備完了後に市へ寄附すること。

Page 48: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

3

5 開発事業者は、開発事業区域が、市長が指定する「道路拡幅整備計画のある路線」に接する場合は、

道路の中心から敷地までの水平距離を3.0m以上とし、別に協議すること。

6 幅員4.2mを超える道路が交差する敷地については、交通の安全性・円滑性を確保するため、す

み切りを設置し、別に協議すること。

7 開発事業において、市道及び認定外道路の付替えを計画する場合は、事前に協議を行うこと。

8 開発事業区域に都市計画道路が関わる場合は、施行者と別に協議すること。

9 条例第53条に規定する所沢市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条

例(平成24年条例第50号)に関する整備については、別に協議すること。

Page 49: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

4

第37条関係 下水道の整備に関する基準

担当 上下水道局 窓口サービス課 ℡ 04-2921-1086

下水道整備課 ℡ 04-2921-1023

下水道維持課 ℡ 04-2921-1022

1 総則

本基準は、開発事業に係る下水道事業の計画・施工・検査・管理を円滑かつ、公平に行うため定める

ものとする。

(1) 計画、施工にあたっては、下水道法、その他法令及び本市条例・規則・規程、「下水道施設計

画・設計指針と解説」、「下水道排水設備指針と解説」(日本下水道協会)等に定めがあるもの

のほか、本基準を遵守すること。

(2) 開発事業者は、工事に際して現場管理及び安全管理を行うものとする。

(3) 開発事業区域が公共下水道処理区域外の場合、公共下水道(汚水)への接続については、所沢

市下水道条例、所沢市下水道事業分担金条例及び所沢市公共下水道区域外流入取扱要綱の規定に

基づき協議すること。

(4) 開発事業区域が所沢市都市計画下水道事業受益者負担金に関する条例(昭和48年条例第4

号)及び同条例施行規程の規定に基づく下水道事業受益者負担金の徴収猶予を受けている土地の

場合は、宅地として使用し、又は使用できる状況となった時点で下水道事業受益者負担金を納付

すること。

2 下水道計画

(1) 下水道計画の基本的事項

ア 計画排水区域は、開発事業区域及びその周囲から流入する区域を含め定めるものとする。

イ 排除方式は、原則として分流式とする。

ウ 排水は自然流下を原則とする。

(2) 計画下水量

ア 計画汚水量は、原則として次により算定する。

(ア) 計画 1日最大汚水量は、1人1日最大汚水量に計画人口を乗じ、工場排水量、地下水量

及びその他の排水量を加算したものとする。

(イ) 計画時間最大汚水量は、計画1日最大汚水量の 1 時間当たり汚水量の1.5倍を標準と

する。

(ウ) 事業所排水は、排水量の根拠を示すこと。多量の排水を排出する工場などがある場合は、

市と協議のうえ決定すること。

イ 計画雨水量は、本市の下水道計画に従い、次の合理式により流出量を算定する。

AIC360

1Q=

Q:雨水流出量(㎥/sec)

C:流出係数(0.10~1.00)

I:降雨強度t+23

4480(I5

60=54mm/hr)

A:排水面積(ha)

t:流達時間(min)

Page 50: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

5

3 管路施設の基準

(1) 計画

ア 管渠は、計画下水量を支障なく流下させるように断面、勾配等を定めること。

イ 管渠の埋設深さは、管理者の定める最低土被りを確保すること。

ウ 管渠の占用位置は、維持管理を考慮し定めること。

(2) 管渠

ア 種類

管渠は、遠心力鉄筋コンクリート管、硬質塩化ビニル管、その他本市が認めたものを用いな

ければならない。

イ 断面の決定

円形管の最小径は、汚水管φ200mm、雨水管φ250mmを標準とする。

4 排水設備の基準

(1) 取付管

ア 取付管の最小管径は、内径φ150mmとする。

イ 本管に接続する支管は60°又は90°とする。

ウ 取付管の間隔は1.0m以上離した位置とする。また、本管継手端及びマンホール壁からは

支管芯で50cm以上確保すること。

(2) ます

ア 宅地内排水を取り込むための最終汚水ます及び最終雨水ますは、官民境界に接した民地側の

水平距離1.0m以内に設置すること。

イ 最終汚水ます及び最終雨水ますの内径又は内のりは、別表(下水-1)を標準とする。また、

雨水ますの底部は深さ15cm以上の泥だめを設けること。

別表(下水-1) 最終ますの深さ及び内径又は内のり

内径又は内のり(cm) 深さ(cm)

20~30(雨水ますは30) 80以下

35(36) 90以下

40 100以下

45 120以下

50 140以下

60 150以下

70 160以下

(注) 汚水ますは地表面から下流側の管底まで、雨水ますは地表面からますの底部までをます

の深さとする。

(3) その他

ア 中華料理店、焼肉店など油脂類を多量に含む汚水の排出箇所には、グリース阻集器を設置

すること。なお、容量の大きさは滞留時間を2時間以上とすること。

Page 51: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

6

イ ガソリン供給所、自動車整備工場など油類を多量に含む汚水の排出箇所には、オイル阻集

器を設置すること。なお、容量の大きさは滞留時間を2時間以上とすること。

ウ 外流し、ごみ集積場等からの排水は、排水口を目皿にし、溜ますを設けたのち汚水管に接続

すること。

エ 受水槽の排水は、溜ますを設けたのち汚水管に接続すること。

オ 排水管の流末が河川等の場合は、汚水は合併処理浄化槽とし、放流水質はBOD20mg/ℓ

以下とすること。

Page 52: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

7

第38条関係 上水道施設等の整備に関する基準

担当 上下水道局 窓口サービス課 ℡ 04-2921-1086

1 給水方式については、直結方式(直圧、直結増圧)又は受水槽方式とすること。また、給水方式の

決定にあたっては、次の事項を十分考慮して、設計、施行については別途協議すること。

(1) 3階建て以上の建築物の直結方式については、口径100㎜から350㎜までの配水本管から

50㎜以下の取り出しとし、必要な水量及び水圧を安定に確保するものであること。

(2) 一時に多量の水を使用するもの又は常に一定水量の貯留を維持する必要があると考えられる

施設等については、受水槽方式とすること。

2 水道利用加入金及び工事負担金

(1) 水道利用加入金「所沢市水道事業給水条例」に規定する水道利用加入金〔別表(水道-1)〕

を納入すること。

別表(水道-1) 水道利用加入金

水道メーターの口径 金額(1給水装置につき) 内消費税相当額

13ミリメートル

20ミリメートル

25ミリメートル

30ミリメートル

40ミリメートル

50ミリメートル

75ミリメートル

100ミリメートル

150ミリメートル

200ミリメートル

111,240円

228,960円

433,080円

699,840円

1,274,400円

2,160,000円

6,264,000円

8,964,000円

19,656,000円

39,312,000円

8,240円

16,960円

32,080円

51,840円

94,400円

160,000円

464,000円

664,000円

1,456,000円

2,912,000円

(2) 開発事業者は、「所沢市水道事業給水条例施行規程」及び工事負担金に関する算定基準により

算出した工事負担金(浄水場等建設費にかかる負担金、配水管等設置費にかかる負担金)を納入

すること。

ア 浄水場等建設費にかかる負担金〔別表(水道-2)〕

次のいずれかに該当する場合は、浄水場等建設費にかかる負担金を納入すること。

(ア) 住宅団地又は宅地の造成をする場合で、開発事業区域が500㎡以上のとき。

(イ) 戸数が5戸以上の建築物の建築をする場合。

(ウ) 官公署、事業所等の用途に係る床面積が250㎡以上の建築物の建築をする場合。

(エ) 計画1日最大給水量が5.6㎥以上となる建築物等の建築等をする場合。

(オ) 給水装置工事完成日から1年以内に上下水道事業管理者が定める造成等を行う場合。

(カ) その他上下水道事業管理者が定める場合。

Page 53: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

8

別表(水道-2) 浄水場等建設費にかかる負担金

主 な 建 築 物 算 定 単 位 基 準 一人又は 1㎡当たり

一日最大使用水量 算 定 方 法

一 般 住 宅 一戸当たり 2.3人 0.49㎥ 2.3 人×0.49 ㎥×戸数×算定基準額で算出した金額

フ ァ ミ リ ー 一戸当たり 2.3人 0.49㎥ 2.3 人×0.49 ㎥×戸数×算定基準額で算出した金額

ワ ン ル ー ム 一戸当たり 1.2人 0.49㎥ 1.2 人×0.49 ㎥×戸数×算定基準額で算出した金額

管 理 人 室 2 5 ㎡ 以 上

88,852円/室

2 5 ㎡ 未 満 46,357円/室

集 会 室 床面積1㎡当たり 0.023㎥ 床面積×55%×0.023 ㎥×算定基準額で算出した金額

共 用 水 栓 メーター1個当たり 46,357円/個

食 品 店 舗 床面積1㎡当たり 0.06㎥ 有効床面積×0.06 ㎥×算定基準額で算出した金額

食品以外の店舗 床面積1㎡当たり 0.023㎥ 有効床面積×0.023 ㎥×算定基準額で算出した金額

事 務 所 床面積1㎡当たり 0.023㎥ 床面積×57%×0.023 ㎥×算定基準額で算出した金額

工 場 床面積1㎡当たり 0.018㎥ 有効床面積×0.018 ㎥×算定基準額で算出した金額

*上記に掲げるのは主な算定基準の計算例です。

その他の建築物等については、別途算定となります。

*算定基準額は、78,840円(8%の税込価格)です。

*共同住宅等で1階などに店舗等がある場合、別途算定となります。

イ 配水管等設置費にかかる負担金

開発事業者に代わり、上下水道事業管理者が水道施設の設置又は既存施設の改造を行った場

合は、配水管等設置費にかかる負担金を納入すること。

Page 54: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

9

第39条関係 公園等の整備に関する基準

担当 公園課 ℡ 04-2998-9196

条例第39条に規定する公園、緑地、広場(以下「公園、緑地等」という。)の整備については、次

に定める基準による。

1 公園、緑地等

(1) 公園、緑地等の帰属

設置する公園、緑地等及びそれに付随する遊具等の施設については、原則的に帰属するものと

する。ただし、開発事業者が管理することが可能と認めた場合においてはこの限りではない。

(2) 公園、緑地等の敷地

公園、緑地等の面積は、開発事業区域面積に3%を乗じた面積とし、その面積が100㎡未満

の場合は、100㎡以上の面積を確保すること。

(3) 公園、緑地等の形状

公園、緑地等の形状は四角形を基本とし、四辺それぞれの長さは、面積の平方根に対し20%

を増減した範囲とすること。

(4) 公園、緑地等の構造

公園、緑地等は、公道に接する部分に設置し、構造は、公道から直接利用者及び管理車両が出

入りできるようにするとともに、段差及び傾斜のない地盤とし、雨水及び土砂の流出入を防止す

る措置を講ずること。

(5) 公園、緑地等の設備

公園、緑地等におけるベンチ、遊具、水飲場等の設備は、規模や形状等を考慮すること。

Page 55: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

10

第40条関係 みどりの保全及び創出に関する基準

担当 みどり自然課 ℡ 04-2998-9373

条例第40条に規定するみどりの保全及び創出については、次に定める基準による。

1 みどりの保全及び創出

(1)開発事業者は、次に定める緑化の基準により緑化に努めなければならない。

(2)緑化は接道部を優先的に計画し、隣接する公園、緑地等及び街路樹等と連続性のある配置を行

い景観上配慮するものとする。

(3)開発事業区域が山林の場合、既存の樹林地を残すよう努めるものとする。

(4)一戸建住宅、共同住宅又は長屋の用途に供する開発事業者は緑地協定の締結に努めること。

2 適用除外となる開発事業

次の開発事業については、それぞれの基準によるところとする。

(1) 特定工場 工場立地法第6条第1項の特定工場の敷地の区域にあっては、工場

立地法及び所沢市工場立地法地域準則条例による。

(協議先 産業振興課)

(2) 所沢市が設置・管理

する公共公益施設

ふるさと所沢のみどりを守り育てる条例第 22 条第3項に基づく緑

化及び管理に関する指針「公共施設緑化ガイドライン」による。

(3) 緑地協定区域 都市緑地法第 45条に基づく緑地協定による。

3 緑化の基準

1)緑化の基準の考え方

(1)敷地面積及び建ぺい率に応じた必要緑化面積を満たす緑化面積を設けること。

(2)平面緑化を基本とすること。ただし、必要緑化面積の1/2までは特殊緑化を可とする。

(3)平面緑化の緑化面積に応じて樹木の植栽本数を確保すること。

2)緑化の量的基準

別表(みどり‐1)に基づき必要緑化面積を算出し、これを満たす緑化面積を設けること。

別表(みどり‐1)

敷地面積ごとの適用要件 必要緑化面積 備考

1,000㎡未満の開発事業 敷地面積×3%

1,000㎡以上 3,000㎡未満の開発

事業

敷地面積×(1-建ぺい率)×30%

3,000㎡以上の開発事業

※建築基準法第6条の確認を要

する建築行為を伴うもの

ふるさと埼玉の緑を守り育てる

条例第 26条「緑化計画届出制度」

の規定による

緑化計画届出書及び緑化完了

報告書の写しを提出すること

(協議先 県西部環境管理事務所)

3,000㎡以上の開発事業

※建築基準法第6条の確認を要

する建築行為を伴わないもの

敷地面積×(1-建ぺい率)×50%

Page 56: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

11

(注1):敷地面積において、道路後退の制限及び市に帰属される道路等があって区分が明確なもの

については、当該部分の面積を開発区域面積から控除することができる。

(注2):建ぺい率は、建築基準法第 53条第3項及び第5項の規定を除いた法定建ぺい率とする。

3)緑化面積の算出方法と植栽本数

別表(みどり‐2)に基づき適した緑化を行うこと。ただし、危険物製造所等においては消防法令及

び埼玉西部消防組合危険物規制事務審査指針によるところとする。

別表(みどり‐2)

(1) 平面緑化 【植栽内容】

①上空に構造物のない屋外及び境界ブロックなどで区画した植栽地とする。

②区画した植栽地は、有効幅員が 0.7m以上確保されたものとする。

【算出方法】

①境界ブロックなどを除いた植栽地を有効面積とする。

②植栽地外の樹冠面積は対象外とする。

【植栽本数】

①有効面積に応じて、次のア、イを共に満たす植栽本数とすること。

②平面緑化の有効面積が必要緑化面積を超えた場合、超えた有効面積分に充

当する植栽本数は可能な範囲で植栽すること。

③「高木・中木」及び「低木」の植栽密度を満たした場合でも、裸地がでな

いよう低木や地被類で植栽すること。

ア 高中木 有効面積≦20B+6C+3D

イ 低木 有効面積≦0.5E

植栽本数-密度換算表

区分 植栽密度 規格

高中木

B:高木(成木) 1本以上/20㎡ 植栽時の樹高

3.5m以上

C:高木(幼木) 1本以上/6㎡ 植栽時の樹高

2.0m以上 3.5m未満

D:中木 1本以上/3㎡ 植栽時の樹高

1.0m以上 2.0m未満

低木

E:低木 2本以上/1㎡ 植栽時の樹高

0.5m前後

有効面積(内法)

境界ブロック等

植栽地外の樹冠面積は対象外

有効幅員

0.7m 以上

Page 57: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

12

【樹種の選定】

①在来種を中心に選定すること。

②周囲への落葉や日照の影響等が想定される場合、常緑樹を選定すること。

【接道緑化】

○接道延長の 6/10以上を緑化した場合、その境界から奥行き3mの範囲の植

栽地の面積に 1.2を乗じた数値を緑化面積とすることができる。

【既存樹林】

○既存の樹林を保全し、従前の形態を損なわない場合、既存樹林面積に 1.2

を乗じた数値を緑化面積とすることができる。

特殊緑化(必要緑化面積の2分の1まで)

(2) 屋上緑化 【植栽内容】

○縁石などに囲まれた植栽地で、樹木等を育成させるために必要な植栽基盤

が設けられていること。

【算出方法】

①緑化面積=植栽基盤の面積

(緑化のための散水設備、排水設備、園路、池など施設の面積を含む)

②一般公開する場合、1.2を乗じた数値を緑化面積とすることができる。

(3) 壁面緑化 【植栽内容】

地上部に植栽する登はん型、屋上又は各階に設けた植栽基盤を用いる下垂

型は、植栽基盤の幅を 0.3m以上、植栽間隔を 0.3m程度とする。ツル性植物

や地被植物等が植栽基盤と一体となった基盤造成型も可。

【算出方法】

①緑化面積=施工面積×1/2

②平面緑化内に植栽した場合、平面緑化の面積から植栽基盤の幅×延長の面

積を差し引くこと。

(4) 生け垣又

はフェン

ス緑化

【植栽内容】

生け垣は樹木を列植して形を整えるために刈り込み等の維持管理を前提と

した植栽で、植栽基盤の幅は 0.6m以上、樹木の植栽間隔は 0.5m程度、支柱

材に取り付けたものとし、樹高は 1.0m以上の生け垣に適した樹種とする。

フェンスなどのツル性植物による緑化は、植栽基盤の幅を 0.3m以上とし、

植栽間隔は 0.3m程度とする。

【算出方法】

植栽基盤の面積

植栽基盤の幅

:0.3m以上

施工面積×1/2

0.3m程度

Page 58: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

13

①緑化面積=生け垣又は植栽の延長×1.0m

②平面緑化内に植栽した場合、平面緑化の面積から植栽基盤の幅×延長の面

積を差し引くこと。

(5) 緑化擁壁

の緑化

【算出方法】

○緑化面積=緑化擁壁の水平投影面積

(6) 駐車場等

の緑化

【植栽内容】

駐車帯にシバ又は地被植物を植栽し、日当たり等植物の生育に必要な条件

を満たし、植物のために保護材やブロック等で保護する。

【算出方法】

○緑化面積=緑化した駐車帯の面積

(地被植物等で緑化した面積≧ブロック等の合計面積)

(7) 独立した

樹木によ

る緑化

【植栽内容】

平面緑化から独立して植栽し、植栽基盤を縁石又はツリーサークル等で樹

木の根を保護した樹木とする。植栽基盤の樹木以外の部分では可能な限り地

被植物を植栽する。

【算出方法】

○緑化面積=植栽時の高さに基づき算定される半径による円の面積

(みなし樹冠の水平投影面積)

規格 半径 計算例

植栽時の樹高

3.5m以上

樹高の 1/2 樹高 4.0mの場合

4.0÷2=2.0m(半径)

2.0×2.0×3.14=12.5 ㎡

1.0m以上

植栽基盤の幅

:0.6m以上

延長×1.0m

0.3m程度

植栽基盤の幅

:0.3m以上

延長×1.0m

緑化した駐車帯の面積 ブロック等の保護も可

樹高

0

樹高の 1/2

みなし樹冠の水平投影面積

0.5m程度

Page 59: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

14

4 緑化協議

1)緑化計画書

緑化計画書を提出すること。ただし、ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例に基づく緑化計画届出

制度による場合、埼玉県に届出した緑化計画届出書の写しを提出すること。

○添付書類:案内図、緑化計画図(緑地求積図)、面積計算表(三斜法、周囲長を入れる)

植栽計画図

2)確約書

土地分譲等により完了検査時に緑地が無い場合、土地利用を図る買主が緑地を設けるよう確約す

るための確約書を提出する。

○添付書類:案内図、緑化計画図(緑地求積図)、面積計算表(三斜法、周囲長を入れる)

3)完了報告書

緑化完了報告書を完了検査後に提出すること。ただし、ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例に基

づく緑化計画届出制度による場合、埼玉県に届出した緑化完了報告書の写しを提出すること。

○添付書類:開発事業番号を記した表紙、撮影方向を記載した竣工図(緑化計画図)

緑地の写真

5 維持管理

植栽等を他の目的のために転用しないこと。また、維持管理するために必要な措置を施し、樹木が枯

死した場合は、補植すること。

Page 60: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

15

第41条関係 雨水流出抑制施設の整備に関する基準

担当 河川課 ℡ 04-2998-9375

下水道整備課 ℡ 04-2921-1023

条例第41条に規定する雨水流出抑制施設の整備については、浸水被害防止及び地下水の涵養を図る

ため、次に定める基準による。

1 雨水流出抑制の方法

雨水流出抑制の方法は浸透方式を基本とする。ただし、浸透施設の設置条件に適合しない(急傾斜

地崩落危険区域又は地すべり防止区域)等の理由がある場合は貯留方式とする。

2 雨水流出抑制施設

雨水流出抑制施設は以下の(1)及び(2)の施設検討を行い、両方の基準を満たす施設を設置するこ

と。

(1) 総合治水対策による施設

ア 整備基準

雨水流出抑制施設を設置する場合、開発事業者は、開発事業区域内への降雨は開発事業区域

内で処理することを原則とし、雨水流出抑制協議書を市長に提出しなければならない。

(ア) 開発事業区域の面積が500㎡以上1ha 未満の場合は、1ha 当たり500㎥の抑制施

設を設置すること。

(イ) 開発事業区域の面積が1ha 以上の場合は、1ha 当たり950㎥の抑制施設を設置する

こと。また、埼玉県(県土整備部河川砂防課)と協議すること。

イ 雨水流出抑制施設

浸透型施設は、拡水法(トレンチ等)又は井戸法(浸透井)とする。

設置位置については、建築物の棟間、駐車場、公園、緑地等でそれぞれの機能を阻害しない

場合のみ兼用を認める。

井戸法については、関東ローム層及び礫層内で処理し、地質調査及び浸透強度の調査を行う

ものとすること。

a 拡水法(トレンチ)の設計に当たっては、本基準の2(1)アで求めた数値に限らず、次

の値を基準とする。

A: 浸透処理に必要な浸透面積(㎡)

Sr: 開発事業区域面積(ha)

ⅰ 開発事業区域が1ha以上の場合

トレンチ計画水深 H=1.0m A=634×Sr

トレンチ計画水深 H=1.3m A=488×Sr

ⅱ 開発事業区域が500㎡以上1ha未満の場合

トレンチ計画水深 H=1.0m A=334×Sr

トレンチ計画水深 H=1.3m A=257×Sr

ⅲ 必要な浸透トレンチの延長L(m)は、

L=A/w

w:浸透トレンチの幅(m)

Page 61: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

16

b 井戸法(浸透井)は、次の値を基準とする。

ⅰ 浸透処理する水量V(㎥/hr)は、

開発事業区域が1ha以上の場合 V=0.064×Ss

開発事業区域が500㎡以上1ha未満の場合 V=0.034×Ss

Ss:開発事業区域面積(㎡)

ⅱ 浸透井1基当たりの浸透量v(㎥/hr)は、

v=4×c×r×h

c:浸透強度(m/hr) 現地測定の数値

r:浸透井の半径(m)

h:計画水深(m)

ⅲ 必要な浸透井の基数 N(基)は、

N=V/v

(2) 下水道雨水計画を考慮した施設

ア 対象区域

下水道計画(雨水)を考慮した雨水流出抑制施設を設置する区域は、本市の下水道事業認可

区域(雨水)内とする。

イ 雨水流出抑制量

雨水流出抑制量は後述する計画雨水流出量を超過する量とする。

ウ 雨水流出抑制量の算出方法

雨水流出抑制量は、次により求める。

(ア) 雨水流出量算定式は次の合理式とする。

Q=1/360・C・I・A

(I5=4,480/(t+23))

Q:雨水流出量(㎥/s)

C:流出係数(0.1~1.0)

I:降雨強度(mm/hr)

A:排水面積(ha)

t:流達時間(分)

(イ) 流出係数Ci(種別基礎係数)は次による。

C1 屋根 :0.90

C2 駐車場等(不透面) :0.85

C3 間地(土間) :0.30

C4 透水舗装 :0.30

C5 緑地 :0.20

(ウ) 開発事業計画による流出係数C´は次の計算式による。

C´=Σ(Ci×Ai)/ΣAi

C´:開発事業計画による流出係数

Ci:種別基礎係数

Ai:種別面積(ha)

(エ) 下水道施設の計画流出係数C0は0.5とする。ただし砂川堀流域は0.45とする。

Page 62: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

17

(オ) 雨水流出抑制量は次の計算式による。

Q´=1490×(C´-C0)×Sr

Q´:雨水流出抑制量(㎥/hr)

C´:開発事業計画による流出係数

C0 :下水道計画流出係数

Sr:開発事業区域面積(ha)

(1490は流量計算式により算定した固定数)

(カ) 浸透施設の浸透能力

浸透ます、浸透トレンチの浸透量V(㎥/hr)は次の計算式による。

V=w×L×h×a

w:浸透施設の幅(m)

L:浸透施設の長さ(m)

h:浸透施設の有効水深(m)

a:浸透能(c㎥/hr/c㎡/cm) 現地測定の数値

浸透井1基あたりの浸透量は本基準2(1)イbⅱに記載したものを用いる。

エ 浸透施設の設置個数、設置延長及び設置基数の決定

浸透ますの設置個数、浸透トレンチの設置延長及び浸透井の設置基数は、本基準2(2)ウ

(オ)で求めた流出抑制量と2(2)ウ(カ)で求めた浸透ます、浸透トレンチ及び浸透井の浸透能

力からそれぞれ決定する。

3 雨水流出抑制施設の構造

雨水流出抑制施設の構造は別図(雨水-1)、(雨水-2)を参考とする。なお、市へ帰属する開発

道路内の雨水流出抑制施設の構造については道路部局とも調整を図ること。

4 雨水流出抑制施設の設置

(1) 雨水流出抑制施設は開発事業区域の排水系統を考慮した適切な配置とすること。

(2) 市へ帰属する開発道路内の雨水流出抑制施設の配置については道路部局とも調整を図ること。

(3) 法面付近に雨水流出抑制施設を設置する場合は、法面の安全性を確保するよう慎重な検討を行

うこと。

(4) 開発事業前の地盤の上に盛土をし浸透施設を施工する場合には、盛土の安全性等慎重な検討を

行うこと。

(5) 雨水流出抑制施設の施工にあたっては地盤の浸透能力を損なわないように注意すること。

(6) トレンチ方式における有孔管は、原則レベルとすること。

5 維持管理

雨水流出抑制施設の機能を良好に保つための維持管理は、所有者が行うこととし、ごみ、枯葉、土

砂等の堆積によって、目詰まり等を起こさないよう維持管理を行うこと。

Page 63: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

18

Page 64: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

19

別図(雨水-2)

放流管がある場合は放流管底部を計画水深高とする。

井戸法(浸透井標準構造図)

計画水深

Page 65: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

20

第42条関係 消防水利施設の設置に関する基準 (抜粋)

担当 所沢中央消防署 消防管理課 ℡ 04-2929-9124

所沢東消防署 消防管理課 ℡ 04-2998-1191

(消防水利施設)

条例第42条の埼玉西部消防組合管理者が定める基準は、消防水利の基準(昭和39年12月10日

消防庁告示第7号)によるもののほか、埼玉西部消防組合消防水利の設置及び防災上の配慮に関する基

準のとおりとする。

1 消防水利の設置

(1)開発事業者は、消防水利施設設置基準別表(消防-1)の基準により、消防水利を設置すること。

ただし、大規模建築物又は保管物品の内容等によっては別に協議するものとする。

(2)防火水槽取水口の位置は、消防ポンプ自動車が容易に取水できる位置とすること。

2 消防水利の設置基数

(1)設置基数は、別表(消防-2)に定める距離で包囲できるよう、必要基数を設置すること。

(2)防火水槽を3基以上設置する場合は、その合計数の3分の1を消火栓とすることができる。

3 防火水槽の構造

(1)二次製品の防火水槽については、(財)日本消防設備安全センター認定品を使用すること。

(2)地中梁水槽については、建物外部に取水口を設置すること。

ただし、取水口が建物外部に設置することが出来ない場合は、次に掲げる導水装置を設置するも

のとする。

ア 2系統の採水口(呼称75mm吸管への接続口)

イ 通気管(100φ以上)

ウ 点検用マンホール蓋

(3)地中梁水槽が複数に区画されている場合については、通気口(100φ)、通水口(150φ)

をそれぞれ2箇所以上設けるとともに、各層の点検用に人通口(500φ以上)を設置すること。

別表(消防-1)消防水利施設設置基準

設 置 基 準 設置する消防水利

開発事業区域の面積が2,000㎡以上のもの。

ただし、消防活動上設置の必要がないと認められるも

のを除く。※備考1のとおり

防火水槽40㎥以上 開発事業区域の面積が3,000㎡未満のもので開発

事業区域に建築される建物の延べ面積が6,000㎡

以上のもの。

備考1 消防活動上設置の必要がないと認められるものとは次のとおりとする。

(1)開発事業区域の面積が3,000㎡未満のもので開発事業区域内の建物を既存消防水利で

別表(消防-2)に掲げる距離以内で包含できる場合。

(2)運動場又は墓地の用途で消防活動上設置の必要がないと認められる場合。

(3)埼玉西部消防組合管理者が消防活動上設置の必要がないと認めた場合。

Page 66: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

21

別表(消防-2)消防水利の包含距離

近隣商業地域

100m 商業地域

工業地域

工業専用地域

その他の用途地域

120m 用途地域の定められ

ていない地域

市街化調整区域

Page 67: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

22

第43条関係 防災上の配慮に関する基準 (抜粋)

担当 所沢中央消防署 消防管理課 ℡ 04-2929-9124

所沢東消防署 消防管理課 ℡ 04-2998-1191

条例第43条の埼玉西部消防組合管理者が定める基準は、別表(消防-3)の基準によるもののほか、

埼玉西部消防組合消防水利の設置及び防災上の配慮に関する基準のとおりとする。

1 開発事業者は、中高層建築物のうち高さ15m以上又は地上5階以上の建物を建築する場合は建築

物等の配置、進入路の構造(幅員・組成等)を災害時に梯子車進入の支障とならないよう計画するとと

もに、梯子車停車場所及び消防用活動空地の確保に配慮すること。

2 梯子車停車場所には標識を設置すること。

3 上記1の場合で梯子車の進入及び架梯が不可能と認められる場合は、次によること。

ただし、これらにより難い場合は別に協議すること。

(1)居住系建築物

ア 廊下等の共用部分に接続して屋外階段を設置すること。

イ 湿式の連結送水管を設置すること。

ウ 各住戸からの二方向避難を確保すること。

エ 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げは、不燃材料又は準不燃材料とすること。

(2)居住系建築物以外の建築物

ア 廊下等に接続して屋外階段を設置すること。

イ 湿式の連結送水管を設置すること。

ウ 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げは、不燃材料又は準不燃材料とすること。

エ 病院、福祉施設等は、連続したバルコニーを設置すること。

オ ホテル、病院、福祉施設等の屋内廊下には機械式排煙設備又は直接外気に接する排煙設備を設

置すること。

4 開発事業者は、中高層建築物のうち高さ12m以上に窓を設置する場合には、道路側に接する面の

窓の窓ガラスに飛散防止措置を講ずること。ただし、次による場合はこの限りでない。

(1)道路境界線と該当となる窓面までの水平距離が、飛散防止措置が該当となるそれぞれの窓面下場

の高さに2分の1を乗じた数値以上確保されている場合。

(2)窓面にテラス、廊下等により、ガラスの飛散落下を防止できる構造を有している場合。

5 高層建築物(高さ31mを超える建築物)については、「埼玉西部消防組合高層建築物防火安全指

導指針」に従うこと。

Page 68: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

23

別表(消防-3)梯子車の進入路等の基準

進入路及び停車場所 20t以上の車両荷重に耐えられる構造

進入路のすみ切り 管轄消防署と別途協議

停車場所の勾配 5%以下

停車場所が複数となる

場合の間隔 40m以下

停車場所の大きさ 幅6m・長さ12m

架梯対象となる箇所

住宅の場合はバルコニー等を対象とし、やむを得ない場合は屋外開放

廊下とする。

上記以外の場合は住宅に準ずるほか、幅75cm、高さ1.2m以上、

床面からの高さが1.2m以下の開口部で屋外から開放又は局部的破壊

により解除できる箇所とする。

※ 電線等の障害がある場合は管轄消防署と別途協議とする。

停車場所中心から建物

までの水平距離 5m以上、10m以内

備考

1 「進入路」とは、梯子車が走行可能な道路、通路又は空地等をいう。

2 「すみ切り」とは、進入路の屈曲又は交差する場所を梯子車が容易に方向転換するために必要な

進入路の曲角部分を切り取ることをいう。

3 「停車場所」とは、梯子車が活動するために停車する場所をいう。

4 「バルコニー等」とは、避難上及び消防活動上有効なもので、幅員75cm以上のものをいう。

Page 69: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

24

第44条関係 防災備蓄倉庫の設置に関する基準

担当 危機管理課 ℡ 04-2998-9399

開発事業者は、次の基準により防災備蓄倉庫を設置すること。

1 防災備蓄倉庫の設置基準は、次のとおりとする。ただし、開発事業区域が第一種低層住居専用地域

又はワンルーム形式建築物である場合は、別途協議とする。

(1) 戸数100以上・・・・・・10㎡程度の防災備蓄倉庫

(2) 戸数200以上・・・・・・15㎡程度の防災備蓄倉庫

(3) 戸数500以上・・・・・・30㎡程度の防災備蓄倉庫

2 防災備蓄倉庫の設置場所は、次のとおりとする。

(1) 建築物が一戸建ての住宅、共同住宅に限らず設置場所は1階とする。

(2) 備蓄品の搬入、搬出のため、車両の接近が容易であること。

Page 70: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

25

第45条関係 ごみ集積所の設置に関する基準

担当 東部クリーンセンター収集事務所 ℡ 04-2946-5353

西部クリーンセンター ℡ 04-2948-3141

開発事業者は、「所沢市ごみ集積所設置基準」に基づきごみ集積所を設置すること。

(所沢市ごみ集積所設置基準抜粋)

○設置基準

計画戸数に応じて次の基準によりごみ集積所を設置すること。この場合において、ごみ集積所の

寄附採納は、受けないものとする。

面積 ・1戸当たり0.15m2×計画戸数 以上の床面積(ブロック等の囲いを含まない)を確

保すること。

・ワンルーム形式建築物(一室面積25m2未満に限る。)の場合は、0.15m2÷2.4(一

世帯当たりの居住人口)×計画戸数 以上の床面積(ブロック等の囲いを含まない)

を確保すること。

・計算上、1.5m2未満となるものについては1.5m2以上の床面積(ブロック等の囲い

を含まない)を確保すること。

床 ・廃棄物等が土中に浸透しない構造とすること。

囲い等 ・周囲はブロック等により、道路に面する側を除いて片仮名の「コ」の字型とするこ

と。

・周囲構造物の高さは、ごみ集積所の床面から1m以上とすること。

・囲い等ができないときは、地面に区画線を表示し、ごみ集積所であることを明示の

うえ、飛散防止対策をすること。

開口部 ・開口部については、有効の間口を1.5m以上とすること。

・原則として、道路に面する側に開口部を設けること。

・開口部には、足元の障害になる段差等は設けないこと。

扉 ・扉を付ける場合は、施錠しないこと。また、開口部の高さを2m以上、幅を1.5

m以上とし、担当クリーンセンターと協議すること。

屋根、庇ひさし

・屋根又は庇ひさし

を設置する場合は、開口部側に張り出さないときは、高さ2m以上と

し、張り出すときは3m以上とした上で、建築確認に関する所管課と協議すること。

給排水 ・清掃等のために水道栓、排水桝を設置する場合は、給水装置に関する所管課及び排

水設備に関する所管課と協議すること。

既製品による

集積所

・ごみボックス等の既製品による集積所を設置する場合は、担当クリーンセンターと

事前に協議すること。この場合において、既製品の検討に当たっては、ごみ出し時、

Page 71: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

26

管理時及び収集時に支障のない構造であるか確認すること。

その他 ・構造に変更が生じる場合は、担当クリーンセンターと事前に協議すること

(既に設置されたごみ集積所の構造変更及び改修を含む。)。

・集積所内には棚を設けないこと。

・ごみ集積所は、収集日当日のごみ(資源)を排出する場所であるため、ごみ保管庫

の扱いとしないこと。

・屋根、扉を付けた構造物内において収集作業をする場合は、開口部の高さと幅を3

m以上とし、十分な換気設備や照明設備を設けること。

○設置場所

・開発事業区域内で前面道路に面し、交差点の側端、道路の曲がり角、横断歩道の側端からの距離

が5m以内の場所を除き(道路交通法(昭和35年法律第105号)第44条)、収集車がスムー

ズに横付けできる場所であること。ただし、収集作業が開発事業区域内(敷地内)で行うことが

でき、かつ、収集車がUターンあるいは通り抜けができる場合は、前面道路に面さない場所に設

置するよう努めること。

・戸数100戸以上の共同住宅等の場合は、収集作業が開発事業区域内(敷地内)で行うことがで

き、かつ、収集車がUターンあるいは通り抜けができる位置に設置すること。

・面する道路の交通量、交通規制等を十分考慮して設置すること。

・交通量の多い片側2車線以上の道路沿いを避けて設置すること。

・カーブを避けること。

・勾配が少ない位置で設置すること。

・収集車が建物の中を通り抜けしなければならない場合は、その部分の天井の高さを3m以上確保

すること。

・敷地内の集積所にあっては、その路面等は、収集車の総重量に耐えられる仕様とすること(例:

4t塵芥収集車の総重量約8t)。

・収集車に直接積込みができること。

・袋小路には設置しないこと。ただし、収集車が容易にUターンできる場合は、この限りでない。

○留意事項

・近隣住民とトラブルのないように十分協議、調整の上、設置すること。

・収集作業の安全が確保されること。

・店舗、事務所等と併せて居住の用に供する建築物については、家庭系一般廃棄物の集積所と事業

系一般廃棄物の集積所を分離すること。なお、事業系一般廃棄物は、市の収集する集積所には排

出できない。

・ごみ集積所には、次に掲げるものを設置しないこと。

Page 72: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

27

ア 防火水槽

イ 量水器

ウ 電柱及び支線

エ その他収集作業の障害となるもの

○その他

・ごみ集積所の維持管理、手続の流れ等は、「所沢市ごみ集積所設置基準」を参照すること。

Page 73: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

28

第47条関係 駐車施設の整備に関する基準

担当 交通安全課 ℡ 04-2998-9140

条例第47条に規定する駐車施設の整備については、次に定める基準による。

1 自動車駐車場の設置基準

(1) 一戸建ての専用住宅は、各戸に1台以上とする。

(2) 共同住宅等

用途地域

計画戸数に対する割合

共同住宅・長屋住宅(単身用を

除く) 単身用

商業地域 40%以上 10%以上

近隣商業地域 50%以上 20%以上

上記以外の地域(第一種・第二種低層住居専

用地域を除く) 60%以上 30%以上

第一種・第二種低層住居専用地域 70%以上 40%以上

用途地域が定められていない地域 70%以上 50%以上

※単身用:1K又は1DKで、かつ40㎡以下及びワンルーム形式のものをいう。

※ 開発事業区域が複数の用途地域にまたがる場合は、最も多い面積の用途地域を適用する。(以下同

じ。)

(3) 店舗等 【面積÷基準面積=必要台数】

建築物の用途

用途地域

小売店舗(1,000㎡以下)

及びその他の店舗

大規模小売店舗

(大規模小売店舗立

地法適用店舗)

飲食店・遊技場等 その他

商業・近隣商

業 60㎡に1台以上

大規模小売店舗を設

置する者が配慮すべ

き事項に関する指針

(平成19年経済産業

省告示第16号)の必

要台数

収容人員8人に1

台以上

利用者、従業

員数等の利用

台 数 に 基 づ

き、市長との

協議による その他の地域 30㎡に1台以上

収容人員4人に1

台以上

※面積は、当該建築物の延べ面積から従業員用施設、事務室、倉庫、機械室その他これらに類するもの

(売場間の通路で壁等により売場と明確に区分され、売場として利用し得ない通路を含む)の床面積を

減じた面積とする。(以下同じ。)

(4) 不特定多数が利用する建築物は、1台分以上の車椅子使用者用の駐車場を設置し、利用しやす

い場所に配置すること。 この場合、算出された台数に含めることができる。

(5)共同住宅等及び店舗等の事業計画においては、開発事業区域内に設置する台数の5分の1を軽

自動車用の駐車場とすることができる。この場合、軽自動車用駐車場であることを表示すること。

(6)居住者を会員とするカーシェアリング制度を導入する共同住宅等であって、適切な運用計画が

立てられているものについては、(2)の算出において、計画戸数に4分の3を乗じて得た数値(小

数点以下の端数切上げ)を計画戸数とする。

Page 74: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

29

(7)駐車場の位置等

イ 駐車場は開発事業区域内に設置するものとする。

ロ 開発事業区域外駐車場設置の特例

建築物の構造又は敷地の形状が次のいずれかに該当する場合は、停車スペース分を確保したう

えで、開発事業区域から300メートル以内の場所に開発事業区域内に必要とされる駐車場を設

けることができる。

ⅰ 建築物の構造上、駐車施設の設置が不可能又は極めて困難である場合

ⅱ 敷地が接する道路の交通規制により自動車の出入りが禁止されている場合又は当該道路

の交通事情等から駐車施設を設けることが適当でないと認められる場合

ⅲ 敷地の形態が著しく不整形又は間口若しくは敷地が狭小で、駐車施設の設置が不可能又は

極めて困難である場合

ハ 駐車場の配置は、他の車を移動することなしに安全かつ円滑に出入ができるものとする。

ニ 駐車場は、砂利又はアスファルト舗装等とし、区画標示するものとする。

(8)前号までの規定にかかわらず、自動車の駐車需要を生じさせる程度が低いと見込まれ、かつ、

当該建築物の周辺の道路の安全かつ円滑な交通に支障を生じさせるおそれがないと市長が認める

ときは、駐車需要に応じた台数とすることができる。

2 自転車駐車場の設置基準

(1) 一戸建ての住宅及び共同住宅・長屋住宅(単身用を除く)は、計画戸数に1.5を乗じた数以

上とする。

(2) 単身用の共同住宅等は、一住戸たり1台以上とする。

(3)店舗等

建築物の用途等

用途地域 店舗 飲食店・遊技場等 その他

商業・近隣商業(所沢市自転

車駐車場の整備及び自転車の

放置の防止に関する条例(昭

和 59 年条例第 40 号)の対象

となる場合は、その基準によ

る。)

20㎡に 1台以上

(面積が 5,000㎡を超え

る店舗においては、5,000

㎡超える部分は、基準に

より算出した2分の1の

台数とする。)

収容人員 8人に

1台以上

利用者、従業員数

等の利用台数に

基づき、市長との

協議による

その他の地域

40㎡に 1台以上

(面積が 5,000㎡を超え

る店舗においては、5,000

㎡超える部分は、基準に

より算出した2分の1の

台数とする。)

収容人員 8人に

1台以上

利用者、従業員数

等の利用台数に

基づき、市長との

協議による

(4)共同住宅等及び店舗等は、自転車駐車場設置台数の一部をオートバイの駐車場とすること。

Page 75: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

30

3 駐車場の規模

1台当りの規模は、次のとおりとする。(機械式駐車場、ラック式自転車駐車場を除く)

標準駐車場 幅 2.5m以上奥行 5.0m以上

軽自動車 幅 2.0m以上奥行 4.0m以上

車椅子用 幅 3.5m以上奥行 5.0m以上

自転車・オートバイ 幅 0.6m以上奥行 1.9m以上

Page 76: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

31

第48条関係 集会施設の設置に関する基準

担当 地域づくり推進課 ℡ 04-2998-9083

1 開発事業者は、当該建築物の計画戸数が50以上の場合は、集会施設の設置をすること。

2 集会施設の位置、構造及び設備については、当該事業の規模、形状及び住宅等の配置に応じて計

画し、居住者の集会その他コミュニティ活動に必要な機能(湯沸し、トイレ等)を備えたものとす

る。

3 集会施設の規模は、次の基準による。

集会施設の床面積(㎡)≧60+(計画戸数-50)×0.5

60:最低要求面積(㎡)

0.5:1戸当たりの必要床面積

第50条関係 安全対策に関する基準

担当 交通安全課 ℡ 04-2998-9140

学校教育課 ℡ 04-2998-9238

道路維持課 ℡ 04-2998-9168

1 開発事業者は、安全対策について配慮すること。

(1) 開発事業者は、工事車輌の通行等工事中の市民への安全対策に充分配慮した措置を講じるこ

と。

特に、開発事業区域が小・中学校の通学路に接している場合、安全に充分注意すること。

(2) 駐車場の出入口については、視認性及び安全性を確保し、交通事故の防止に努め、交通安全

上必要と認められる場所には、カーブミラーを設置すること。

また、開発事業区域が小・中学校の通学路に接している場合、事故防止のため、車両の出入口

は児童生徒の安全に配慮したものとすること。

第51条関係 テレビジョン電波受信障害の対策に関する基準

担当 生活環境課 ℡ 04-2998-9370

開発事業者は、中高層建築物を建築する場合は、「所沢市建造物等によるテレビ電波障害に関する指

導要綱」に基づき対策を講ずるものとする。

Page 77: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

32

第52条関係 建築物の敷地面積、外壁又は柱の後退距離及び高さに関する基準

担当 開発指導課 ℡ 04-2998-9379

都市計画課 ℡ 04-2998-9192

第52条に規定する市長が定める基準は、次に掲げるものとする。

1 一戸建ての住宅の敷地は、100㎡を最小面積とする。ただし、次に掲げるものについては、この

限りではない。

(1) 敷地の位置形状が著しく変形となる場合

(2) その他法令に敷地面積の定めがある場合

2 中高層建築物を建築する場合は、外壁又は柱の後退距離(建築物の各部分から敷地境界線までの有

効水平距離)を次の基準以上とする。ただし、商業地域、近隣商業地域又は工業専用地域においては、

この限りでない。

ア 建築物の高さが31m以下の部分

外壁又は柱の後退距離(m)=0.01×(建築物の高さ-10)2 +0.5

イ 建築物の高さが31mを超える部分

外壁又は柱の後退距離(m)=0.2×(建築物の高さ-10)+0.71

3 準工業地域に中高層建築物を建築する場合は、高さ25m以下(以下「高さ限度」という。)とする。

ただし、次に掲げる開発事業については、この限りでない。

(1) 平成22年4月1日前において、現に存する建築物であって、高さ限度に適合しない部分を有

するもの(以下「不適合建築物」という。)の建替え又は増築で、当該不適合建築物の高さの範

囲内で行うもの

(2) 都市計画法(昭和43年法律第100号)第12条の4に規定する地区計画等、建築基準法(昭

和25年法律第201号)第69条に規定する建築協定及び所沢市街づくり条例(平成16年条

例第1号)第14条に規定する街づくり協定等により建築物の高さの最高限度が定められている

地区内の建築物

(3) 公益上必要な建築物

Page 78: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

33

第53条関係 高齢者等への配慮に関する基準

担当 高齢者支援課 ℡ 2998-9120

担当 障害福祉課 ℡ 2998-9116

条例第53条第2項に規定する老人福祉施設及び介護保険施設等の建設については、次に定める基準

による。

1 条例の対象となる施設については、次のとおりとする。

⑴ 養護老人ホーム(特定施設入居者生活介護(地域密着型を含む。)の提供を行う施設を含む。)

⑵ 特別養護老人ホーム(地域密着型介護老人福祉施設を含む。)

⑶ 軽費老人ホーム(特定施設入居者生活介護(地域密着型を含む。)の提供を行う施設を含む。)

⑷ 有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護(地域密着型を含む。)の提供を行う施設を含む。)

⑸ 小規模多機能型居宅介護及び介護予防小規模多機能型居宅介護の提供を行う施設

⑹ 認知症対応型共同生活介護及び介護予防認知証対応型共同生活介護の提供を行う施設

⑺ 介護老人保健施設

⑻ サービス付き高齢者向け住宅(特定施設入居者生活介護(地域密着型を含む。)の提供を行う施設

を含む。)

2 条例第53条第2項の対象となる施設のうち、「所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に整

備時期の記載のある施設は、当該計画に基づき建設するものとする。

条例第53条第3項の対象となる施設については、「所沢市障害者支援計画」に基づき建設するものと

する。

第54条関係 文化財の保護に関する基準

担当 文化財保護課 ℡ 04-2998-9253

埋蔵文化財調査センター ℡ 04-2947-0012

1 開発事業者は、開発事業区域内における埋蔵文化財の所在の有無を事前に確認するとともに、埋蔵

文化財が確認された場合は、教育委員会と協議すること。

2 開発事業者は、開発事業地域内における埼玉県指定旧跡の所在の有無を確認するとともに、所在が

確認された場合は、埼玉県教育委員会に県指定旧跡現状変更等届の届出を行うこと。

3 開発事業者は、開発事業区域内に建築後50年以上を経過する既存建造物が存在する場合は、教育

委員会と協議すること。

Page 79: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

34

第55条関係 墓地等の設置等に関する基準

担当 生活環境課 ℡ 04-2998-9370

条例第55条に規定する墓地等の設置等については、次に定める基準による。

1 墓地の施設は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) 墓地の区域(変更の許可の場合は、新たに墓地となる区域とする。以下同じ。)の境界の内側

に、次の各号に掲げる墓地の区域の面積に応じ、当該各号に定める幅の緑地帯を設け、かつ、当

該墓地の境界から緑地帯の幅以上内側に障壁又は垣根等を設けること。

① 3,000㎡未満 2m以上

② 3,000㎡以上7,000㎡未満 3m以上

③ 7,000㎡以上10,000㎡未満 5m以上

④ 10,000㎡以上 7m以上

ア 緑地帯

常緑樹を主体とし、中木、高木等を適宜に配置したものであって、周辺の生活環境に配慮し

たものであること。

イ 障壁又は生け垣等

緑地帯と墳墓を設ける区域を明瞭にし、人畜がみだりに立ち入れない一定の高さを有したも

ので1.8m以上の高さを有するもの。

(2) 墳墓を設ける区域内の緑地は、緑地帯を含めた区域全体の25%以上を確保し、適正に配置す

ること。

(3) 各墳墓に接続するコンクリート、アスファルト等で舗装された幅員1.5m以上の通路を設け

ること。

(4) 雨水及び汚水を適切に排水できる設備を設けること。

(5) 敷地内には、管理事務所、駐車場、便所、給水設備及びごみ集積所を設けること。

(6) 駐車場にあっては、墳墓区画数の100分の5を乗じて得た数以上の自動車駐車台数を有する

こと。

(7) 墓地の出入口には、施錠のできる門扉を設けること。

2 納骨堂の施設は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

(1) 建築基準法(昭和25年法律第201号)第2条第7号に規定する耐火構造とし、納骨壇及び

棚等で骨壷を納めることが出来るもの(以下「納骨装置」という。)は同条第9号に規定する不

燃材料を用いること。

(2) 床はコンクリート、石等の堅固な材料を用いること。

(3) 防湿設備を設けること。

(4) 敷地内には、管理事務所、駐車場、便所及びごみ集積所を設けること。

(5) 駐車場にあっては、納骨堂の納骨装置数に100分の2を乗じて得た数以上の自動車駐車台数

を有すること。

(6) 納骨堂の出入口及び納骨装置は、施錠のできる構造であること。

3 火葬場の施設は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。

Page 80: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

35

(1) 火葬場の敷地の境界には、障壁又は垣根等を設けること。

(2) 火葬炉には、防じん、防臭等のため必要な装置を設けること。

(3) 敷地内には、管理事務所、待合室、駐車場、便所及び灰庫を設けること。

(4) 火葬場の出入口には、施錠のできる門扉を設けること。

Page 81: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

36

第56条関係 共同住宅及びワンルーム形式建築物の管理に関する基準

担当 開発指導課 ℡ 04-2998-9379

1 開発事業者は、共同住宅又はワンルーム形式建築物を建築する場合において、入居者に対して次に

掲げる措置を行うものとする。

(1) 周辺環境に配慮した管理規約等を定め、遵守させること。

(2) 近隣関係者との間で締結された協定等を周知すること。

2 開発事業者は、賃貸の共同住宅又はワンルーム形式建築物を建築する場合において、適正な管理に

努め、管理者の名称及び連絡先等を記載した「管理者表示板」〔別図(開発-1)〕を標準とし、当該

建築物の出入口等の見やすい場所に設置すること。

上記の規定による「管理者表示板」は、金属又は合成樹脂等の破損しにくい材質を使用し、容易に

剥離しない方法で取付け、建築物が存続する間設置しておくこと。

別図(開発-1) 管理者表示板(標準図)

管 理 者 連 絡 先

この建物は、下記の者が行っています。ご用の

方はご連絡ください。

管 理 者 名

連絡先所在地

℡ ( )

3 開発事業者は、ワンルーム形式建築物を建築する場合において、次の基準を併せて満たすこと。

(1) 計画戸数が30以上の場合は、管理人室を設置し、管理人を置くこと。

ただし、所有者が当該建築物内に居住する場合は、この限りでない。

(2) 計画戸数が30未満の場合は、確実な管理体制を設けるよう努めること。

35cm以上

25cm

以上

Page 82: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

37

附 則

(施行期日)

この基準は、平成16年10月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成17年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成17年10月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成18年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成19年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成20年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成21年1月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成21年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成22年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成25年4月1日から施行する。

附 則

(施行期日)

この基準は、平成28年4月1日から施行する。

Page 83: 所沢市街づくり条例 想(所沢市自治基本条例(平成23年条例第1号)第22条第2項第1号に規定 する基本構想をいう。以下「基本構想」という。)に掲げる将来都市像の実現に

〒359-8501

所沢市並木一丁目1番地の1

所沢市 街づくり計画部

※ 街づくり推進計画、都市計画の案の作成手続、市民主体の街づくり等に関すること(「所沢

市街づくり条例」の第1章~第3章に関すること)

都市計画課 高層棟5階

Tel 04-2998-9192

Fax 04-2998-9163

※ 開発事業の手続等、特定行為に関すること(「所沢市街づくり条例」の第3章の2~第9章

に関すること)

開発指導課 低層棟2階

Tel 04-2998-9379

Fax 04-2998-9152

Mail [email protected]

条文、開発事業の手続き等及び特定行為に関することの様式等は所沢市のホームページからも

ダウンロードできます。

くらし>建物・土地・景観>街づくり条例>所沢市街づくり条例に係る開発事業の手続等

>所沢市街づくり条例(開発事業の手続等に関すること)