アメリカとイスラエルのビットコイン最新事情

11/7/2014日本デジタルマネー協会

本間

日本デジタルマネー協会

・2014年1月法人登記

・暗号通貨に関する情報をホームページ、YouTube、Facebook、twitterで発信

・ビットコイン2.0（ブロックチェーン応用）の発信

・ビットコインの普及

・暗号通貨全般の普及

・人と情報のハブ（草の根的ネットワークで、JADAと棲み分け）

・Global Bitcoin Alliance（草の根ネットワーク）に参加

http://www.digitalmoney.or.jp/

Inside Bitcoins in Las Vegas and Tel Aviv

・1月 マイアミ

・2月 オースティン

・4月 マンハッタン

・10/5, 6, 7 ラスベガス

・10/19, 20 テルアビブ

暗号通貨: 時価総額からの概観（10/31/2014時点）

・Bitcoin　4,600億円

・Ripple　141億円（大石さんが説明）

・Litecoin　126億円（コピペ）

・BitShares　34億円（分散型取引所等）

・Dogecoin　22億円（コピペ）

・NXT　19億円（アセットを発行）

・Peercoin　18億円（コピペ？）

・Namecoin　9億円（DNSの様なサービス）

・Darkcoin　8億円（プライバシー確保したコイン）

・Counterparty　8億円（ビットコインを利用した分散型取引所等）

暗号アセット: 時価総額からの概観（11/4/2014時点）

・MaidSafeCoin on Mastercoin　9.8億円

・Supernet, Nxt　2.4億円

・Nxttycoin, Nxt　2.1億円

・Nxtventure, Nxt　2.1億円

・Swarm, Counterparty　1.1億円

・BitUSD, BTSX　0.98億円

・InstantDEX, Nxt　0.90億円

・Storjcoin X, Counterparty 0.58億円

・sharkfund0, Nxt　0.51億円

・Jinn, Nxt　0.51億円

単純に言うと

・ビットコイン＝子供銀行券

・暗号アセット＝肩叩き券

ただし、全世界で指数関数的に成長中

VCの投資キーワード

・分散型（ブロックチェーン、No Central Point of Faliure）・オープンソース

・トークンの有効活用

・ビジネスモデル

・遵法

Bitcoin周辺ビジネス

・両替所、取引所

・販売所

・財布

・ペイメントプロセッサー（顧客がBTCで支払、店舗が円で受取）

・クラウドマイニング

・マイニング機器、ASIC

・マルチシグネチャー

・サイドチェーン、トリーチェーンズ（ビットコインの機能拡張）

Bitcoin 2.0・ビットコインのブロックチェーンを利用：Mastercoin, Counterparty, Factom・独自ブロックチェーン：Ethereum, BitSharesX

Ethereum（カナダ、ロンドン、スイス、ベルリン）

・おそらく商用は2015年1月前後か

・ビットコイン2.0の本命

・まずスマートコントラクトでRippleと競合

・長期的（5-10年？）にはBitocinをリプレースする可能性も

→　暗号通貨が、まだ大衆化してないので、ビットコインが一番手ではあるが、後続にも機会あります

暗号証券取引所 by Medici invested by Overstock.com

・Overstock社：アパレル、家電、家具、キッチン用品、オフィス用品から、おもちゃまで、全米中の余剰在庫

（Overstock）を集めたサイトがOverstock.com。2010年頃から日本からの個人輸入も可能に。

・従業員　1,500人・NASDAQ上場

・売上高　1,300億円

・CEOのパトリックバーンはWall街に嫌われている男として有名。ゴールドマンサックス等を相手に 3度の訴訟

に勝訴。ビットコインでの支払を受け付け、従業員への給与も（希望あれば）ビットコイン等、ビットコイン推進

派の1人。

・米国金融システムに根強い不信感を持つ。

・暗号証券発行のためMediciというシステムを開発中。

・Bitcoin ← BitPay・Counterparty ← Medici

Medici・分散型証券取引所 on top of XCP on top of Bitcoin

bitUSD by BitSharesX・BTSXを担保としたbitUSD・1 bitUSD = 1 USD = x BTSX・ビットコインの利便性

・価格が安定（ビットコインへの批判に対応）

・PoW　→　DPOS（ビットコインへの批判に対応）

リップルはgateway依存あるが、BitSharesはない点が魅力

ただし、過去に発行したBitShares PTSとBitSharesXとの統合を巡って紛糾中

注目されてるが未だ大成功には至ってない

BitAngels as VC for DApp・世界中に400人から成るエンジェル投資家

・DAppに特化したVC・DAppとは分散型アプリ（ブロックチェーンの応用）

・ゆりかごからIPOまで

・2014年初期まで　12のスタートアップに7億円投資

・2014年4月　10,000BTC（4.6億円相当）調達

ZebPay・インドの会社（既にビットコインの最大取引所で実績あり）

・スマホ財布（モバイル財布）

・相手を可視化（UI, UXの向上）

https://www.facebook.com/zebpayhttps://zebpay.com/

Factom・Proof of Existence（書類、データ、権利等がある時期に存在した事を証明）

・Proof of Process（書類更新の管理証明）

・Proof of Audit（書類更新がルール通りである事を証明）

・ビットコインのブロックチェーンは世界最大の分散ストレージだが、10分〜1時間待つ必要ある。

・統合サーバー（100台）との組合せで、機能拡張。サーバー運用側はFactomトークンを受取る。

・オープンソース

・2015年1月〜　商用

rivetz

・Trusted Computingを応用

Smart Contract・Codius（リップルの拡張）

・Ethereum・Smart Contract on Bitcoin?

http://letstalkbitcoin.com/blog/post/beyond-bitcoin-20-codius

アメリカ事情

・FinCEN & 50州の州法

・2014年1月、チャーリーシュレムの逮捕は関係者に衝撃

・NY州のビットライセンスは厳しい

・テキサス州、カリフォルニア州は寛容

・シードマネーはシリコンバレーが他を圧倒

・VB, VCは積極的だが、連邦政府、州法、銀行は厳しい。アメリカ合衆国を離れて、パナマへ行く例あり。

・MIT, Harvard, Stanford等、有力大学がビットコイン周辺の開発でネットワーク中。

世界事情

・シリコンバレー

・テキサス、ボストン、ノースカロライナ

・トロント、バンクーバー

・ロンドン

・ベルリン

・スイス

・イスラエル

・中国、韓国、シンガポール、香港、台湾

途上国のファイナンス手段としての期待あるが、結局、先進国主導で開発進行中

イスラエルの重要性

・国民自体がノマド的

・哲学、物理、数学、軍事、コンピュータサイエンスに強い

・マスターコイン、カラードコインの発祥地

・カンファレンス参加者の90%がビットコイン2.0・ビットコインコア開発者、Ethereum発明者等が参加

・大学、中央銀行、立法府が協力的（少なくとも対話に参加）

Bitcoind・サトシナカモト　→　Gavin Andresen　→　Peter Todd, Jeff Garzik

・取引量の桁数が（PayPal, Visa/Master同様に）上がっても耐える

・機能拡張

これらを議論出来る人材が大学と産業にいます

La’zooz（ヘブライ語で動くの意）

・分散型Uber・リアルタイム相乗り（ナッシュ均衡を応用）

・Uberはプロのタクシードライバーでない人でも評価システム等を通じて、ドライバーになれる

・Uberが違法な国でも使える

・Androidユーザーは試してみましょう

・Proof of Movement

http://lazooz.org/https://www.youtube.com/watch?v=jlkOqGplfKw

ZADATA・データフィードの売りと買いを繋げるプラットフォーム

・スマートコントラクト

・IoT, M2M　を応用

・地震データを検知して、株の売買を実行する（データとスマートコントラクトから成るプラットフォームを売る）等

https://twitter.com/nivertech

Zennet・分散型スパコン

・ZenCoin

https://twitter.com/zennet_sc

Gems funded by Koinify・分散型facebook messenger・広告主　→　facebook　ではなく、

・広告主　→　userとなる様なGemsトークンを配布するらしい

まもなくpresalehttp://getgems.org/

まとめ1・ビットコインの発明以降、インターネットを利用して、グローバルに格安で価値が流動中

・雨後の筍の様に、俺俺コインが濫発

・米SECは警戒中

・多くは失敗するが、大成功するコインがあるでしょう

Bitcoinか、または他のコイン、アセットか？

まとめ2・ビットコインはサトシナカモトが発明後、姿を消して、Gavin Andresenが引き継ぐ

・トップ不在でも回る組織（ただし、bitcoind開発管理は重要）

・コイン配布の仕組みで、計算機パワーを提供する人達がグローバルに存在

・全世界から開発者が自主的に参加

・Distributed/Decentralized Autonomous Organization/Corporation

この仕組みを上手く引き継いでいるのは、Ethereum & CounterpartyBitSharesが次点

Ripple（and Codius）はオープンソースではあるがRipple Labに権利が集中

まとめ3・DAppは金融向け、非金融向けの2つに大別可能

・最も影響を受けるのは金融機関だが、既得権益として強い抵抗あり

・データセンタ、スパコン、SNS等、テクノロジー系の方が競争しやすいか

JDMAコイン（予定）

・XCPを利用

・84Mコインを作成、配布予定

・Ripple IOU等、様々な実験に使ってください