キャリア知識ベースを用いた 情報 系学生の学習目標 管理 システム

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キャリア知識ベースを用いた 情報 系学生の学習目標 管理 システム. 湯浦研究室 70130017  神原菜々. 目次. 研究の背景 研究の目的 システム 提案の方針 提案システムの概要 キャリア知識ベースの提案 システムの全体像 対話機能 評価 今後の課題と展望. 研究の背景. 情報系学生が学ぶ 範囲 は幅広い -技術的な知識から 社会全体の仕組みや産業 、 業務に関する知識まで -どこに重点を置いて学習を進めていくか 学習における目標設定の必要性 -何のために勉強しているのかという動機づけ. 学生は自分のなりたい将来像のイメージを持ち - PowerPoint PPT Presentation

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湯浦研究室  70130017 神原菜々

キャリア知識ベースを用いた情報系学生の学習目標管理システ

1

2013/2/18

目次

• 研究の背景• 研究の目的• システム提案の方針• 提案システムの概要• キャリア知識ベースの提案• システムの全体像• 対話機能• 評価• 今後の課題と展望

2

研究の背景

• 情報系学生が学ぶ範囲は幅広い-技術的な知識から社会全体の仕組みや産業、業務に関する知識まで-どこに重点を置いて学習を進めていくか

• 学習における目標設定の必要性-何のために勉強しているのかという動機づけ

3

学生は自分のなりたい将来像のイメージを持ち

設定した目標に基づいた学習行動が必要

目標となる人材や職種に関する体系立った情報が必要

ITスキル標準

• 経済産業省と IPA(情報処理推進機構)が定めた職種を示す指標• 11の職種を定義、 35の専門分野とそれぞれの専門分野に対応した

7段階のレベルを、 IT技術者個人の能力や実績に基づいて設定

4

共通キャリア・スキルフレームワーク (CCSF)

• ITスキル標準に基づく職種モデルの普及と各企業における職種やスキル、知識定義の精微化に取り組んだもの

• IT人材に必要とされる知識の分類、知識体系( BOK)を定義• 情報処理技術者試験をはじめ、企業内の昇進や人材育成の際に参照されている

5

離散数学応用数学情報に関する理論通信に関する理論計測、制御に関する理論データ構造アルゴリズムプログラミングプログラム言語その他言語プロセッサメモリバス入出力デバイス入出力装置システムの構成システムの評価指標オペレーティングシステムミドルウェアファイルシステム開発ツールオープンソフトウェア

6  ハードウェア ハードウェアヒューマンインターフェース技術インターフェース設計マルチメディア技術マルチメディア応用データベース方式データベース設計データ操作トランザクション処理データベース応用

1  基礎理論

2アルゴリズムとプログラミ

 ング

3  コンピュータ構成要素

4  システム構成要素

5  ソフトウェア

7  ヒューマンインタフェース

8  マルチメディア

9  データベース

ネットワーク方式データ通信と制御通信プロトコルネットワーク管理ネットワーク応用情報セキュリティ情報セキュリティ管理セキュリティ技術評価情報セキュリティ対策セキュリティ実装技術システム要件定義システム方式設計ソフトウェア要件定義ソフトウェア方式設計・詳細設計ソフトウェアコード作成およびテストソフトウェア統合・適格性確認テストシステム統合・システム適格性確認テストソフトウェア導入ソフトウェア受け入れソフトウェア保守開発プロセス・手法知的財産適用管理開発環境管理構成管理・変更管理プロジェクト統合マネジメントプロジェクト・スコープ・マネジメントプロジェクト・タイム・マネジメントプロジェクト・コスト・マネジメントプロジェクト品質マネジメントプロジェクト人的資源マネジメントプロジェクト・コミュニケーション・マネジメントプロジェクト・リスク・マネジメントプロジェクト調達マネジメント

10  ネットワーク

11  セキュリティ

12  システム開発技術

13ソフトウェア開発管理技

 術

14 プロジェクトマネジメント

サービスマネジメント運用設計・ツールサービスサポートサービスデリバリサービスマネジメント構築ファシリティマネジメントシステム監査内部統制情報システム戦略業務プロセスソリューションビジネスシステム活用促進・評価システム化計画要件定義調達計画・実施経営戦略手法マーケティングビジネス戦略と目標・評価経営管理システム技術開発戦略の立案技術開発計画ビジネスシステムエンジニアリングシステムe-ビジネス民生機器産業機器経営・組織論OR IE・会計・財務知的財産権セキュリティ関連法規労働関連・取引関連法規その他の法律・ガイドライン・技術者倫理標準化関連

15  サービスマネジメント

16  システム監査

17  システム戦略

18  システム企画

19  経営戦略マネジメント

23  法務

20  技術戦略マネジメント

21  ビジネスインダストリ

22  企業活動

これまでの取り組み -  IT人材像@wiki

6

• 興味のある IT人材や製品・技術について学生に調査・記事としてまとめたものを、知識として共有している wiki

• 情報系学生の将来目標設定支援を目指し、 2011 年に報告者らが作成

• ITスキル標準に基づく職種分類や共通スキル・フレームワーク( CCSF)の知識体系( BOK)などとの相互の関連性付けを行う

現状では知識の調査と共有まで

具体的な学習項目の設定までの道筋を示せていない

学習目標管理に関する他大学の取り組み

• 佐賀大学「ポートフォリオ学習支援統合システム」– 学生の目標設定やそれに向けた学習活動を支援するシステム– 目標や卒業後の将来像、日々の学習時間と自己評価、学内設備の活用状況を書き込み、チューターと相談したり、学習活動を振り返ったりすることで学習への意欲を高める役割を果たしている

• 日本女子大学「ロールモデル型 e ポートフォリオ」– 日本女子大学が長年にわたり蓄積してきた卒業生の情報を活用– ロールモデルとなる卒業生の学生時の成績を評価指標に利用し、目標とする業種や職種別にロールモデルと現在の自分との実践力の比較を可能としている

– 評価観点は①専門知識 ② ITスキル ③分析能力 ④表現力(プレゼンテーション・文章)⑤語学力 ⑥問題解決能力

7

研究の目的

情報系学生の将来目標設定を支援しかつ具体的な学習項目や行動の立案への誘導を

可能にするシステムの提案をする

8

システム提案の方針

• 将来目標情報→学習行動の関連付け  CCSFを活用したキャリア知識ベース

• 様々な興味の入口から理解を深める 関連項目探索機能(対話機能)

• 個人に最適化した情報の提供 マイページ機能(対話機能)

• わかりやすく魅力的なコンテンツ  IT人材像@wiki、学生へのアンケート

9

提案システムの概要

10

キャリア知識ベースの提案

知識ベースの項目人材像

• 学生にとって自身の将来像としてイメージしやすい知識• IT人材像@wikiに既に存在する人材像記事を使用する

製品・技術• IT人材像@wikiに既に存在する関連記事を使用する

職種• IT人材像@wiki内でも既に使用していた ITスキル標準の職種区分

授業科目• 学習行動として一番学生に身近なもの• 将来目標から学習行動への誘導を可能とするために新たに作成する

課外活動• 大学で行う学習行動のうち、授業科目以外のもの• 湯浦研究室 B4 手塚らによる「情報系大学生の将来目標に関する情報共有システムの構築と活性化方法」内で作成

11

 キャリア知識ベースの項目

キャリア知識ベース関連全体像

12

項目

関連

学習項目と BOKの関連付け

授業科目知識の作成と BOKとの関連付け

13

知識項目例とシラバスを

比較し関連付け

学生にとってわかりやすい言葉でアンケート

項目を作成

学生への実体験

アンケート

講義番号 1 2 3 4 5項目番号

講義名 情報システム基礎演習 webデザイン論 知的財産論 コンピュータ

ネットワークデータベース

1 離散数学2 応用数学3 情報に関する理論4 通信に関する理論5 計測、制御に関する理論6 データ構造7 アルゴリズム ○8 プログラミング ○9 プログラム言語 ○10 その他言語 ○11 プロセッサ12 メモリ13 バス14 入出力デバイス15 入出力装置16 システムの構成17 システムの評価指標18 オペレーティングシステム19 ミドルウェア20 ファイルシステム21 開発ツール22 オープンソフトウェア

6  ハードウェア 23 ハードウェア

24ヒューマンインターフェース技術 ○

25 インターフェース設計 ○

26 マルチメディア技術 ○27 マルチメディア応用 △

28 データベース方式 ◎ ◎

29 データベース設計 ◎ ◎30 データ操作 ◎ ◎31 トランザクション処理 ◎32 データベース応用

 ソフトウェア5

システム構成要 素

4

コンピュータ構成 要素3

アルゴリズムとプ ログラミング2

 基礎理論1

 データベース9

 マルチメディア8

ヒューマンインタ フェース7

BOKの知識項目例

シラバス

授業科目- BOK 関連表

シラバス:全学年 92 科目 (情報学部専門科

目)アンケート: ISプログラムに属する主要な 21

科目

• 対象科目は静岡大学情報学部 ISプログラムに属する 21 科目と設定

• 静岡大学情報学部で開講されている、情報システム基礎演習( 72 名)情報システムマネジメント論( 50 名)の受講者に対してアンケート調査を実施し全員から回答を得た( 2 年生 69 名 3 年生 47 名 それ以上 6 名)

• アンケート項目は、関連知識、学べた知識、一言紹介、関連授業

授業に関するアンケート

14

キャリア知識ベース関連全体像

15

項目

関連

将来目標と BOKの関連付け

Task

Skill Knowledge

Examination

Person

知識体系(BOK)

情報処理技術者試験(午前試験)

スキルモデル

タスクモデル 人材モデル

• 2011 年に追補版で以下の 3モデルを追加 タスクモデル

「仕事の定義」であり、求められる機能や役割(課される仕事)を定義したもの スキルモデル

「タスクモデル」の小分類を軸として、「~できる」という表現に置き換えた一覧表

人材モデル「役割分担の例示」であり、求められるタスクの役割分担例を示したものITスキル標準の職種と対応付けられている

16

これら 3モデルと知識体系( BOK)は、タスクモデルを介して互いに参照することが可能

CCSFに追加された 3モデル

人材像・職種と BOKとの関連付け

17

• 共通キャリア・スキルフレームワーク内のタスクモデルを使用– IPA が提供している対応付け資料を参照する– 「タスクモデル ×人材モデル職種」「タスクモデル ×BOK 」

• 「人材モデル(職種)-タスクモデル- BOK 」へと関連付ける

• 人材像ごとの詳細な仕事内容把握が難しいため、今回は職種との関連付けに留めた

18

/人材像職種

マー

ケティング

マー

ケティング

マー

ケティング

セールス

セールス

セールス

コンサルタント

コンサルタント

ITアーキテクト

ITアーキテクト

ITアーキテクト

プロジェクトマネ

ジメント

プロジェクトマネ

ジメント

専門分野

マー

ケティングマネジメン

ト 販売チャネル

戦略

マー

ケットコミュ

ニケーショ

ン 訪問

型コンサルティング

セールス

訪問

型製

品セールス

メディア

利用

型セールス

イン

ダストリ

ビジネスファンクション

アプリ

ケーションアーキテ

クチャ

インテグレーションアーキ

テクチャ

インフラストラクチャアー

キテクチャ

システム開発

ITアウトソーシング

スキル

標準

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

ITSS

CCSFタスクコード 大分類 中分類 小分類 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13T- 1.1- 1- 1 >事業戦略 事業戦略策定 要求(構想)の確認 経営要求の確認 1 1 1 1 1T- 1.1- 1- 2 >事業戦略 事業戦略策定 要求(構想)の確認 業務環境調査・分析(経営環境) 1 1 1 1 1T- 1.1- 1- 3 >事業戦略 事業戦略策定 要求(構想)の確認 課題の抽出 1 1 1 1 1T- 1.1- 2- 1 >事業戦略 事業戦略策定 新ビジネスモデルへの提言 業界動向の調査・分析 1 1T- 1.1- 2- 2 >事業戦略 事業戦略策定 新ビジネスモデルへの提言 ビジネスモデル策定への助言 1 1

T- 1.1- 3- 1 >事業戦略 事業戦略策定 事業戦略の実現シナリオへの提言 実現可能性の確認 1 1

T- 1.1- 3- 2 >事業戦略 事業戦略策定 事業戦略の実現シナリオへの提言 全社戦略の展開における活動・成果指標の設定 1 1

T- 1.1- 3- 3 >事業戦略 事業戦略策定 事業戦略の実現シナリオへの提言 課題、リスクの洗い出し 1 1

T- 1.1- 3- 4 >事業戦略 事業戦略策定 事業戦略の実現シナリオへの提言 超概算予算の算出 1 1

T- 1.2- 1- 1 >事業戦略 IT事業戦略策定 市場動向の予測・分析 市場機会の発見と選択 1 1 1 1 1T- 1.2- 1- 2 >事業戦略 IT事業戦略策定 市場動向の予測・分析 顧客動向の分析 1 1 1 1 1T- 1.2- 1- 3 >事業戦略 IT事業戦略策定 市場動向の予測・分析 ターゲット市場のビジネスチャンス分析 1 1 1 1 1T- 1.2- 1- 4 >事業戦略 IT事業戦略策定 市場動向の予測・分析 他社動向の分析 1 1 1 1 1T- 1.2- 1- 5 >事業戦略 IT事業戦略策定 市場動向の予測・分析 市場要望の絞込み 1 1 1 1 1T- 1.2- 2- 1 >事業戦略 IT事業戦略策定 IT事業戦略策定 顧客(業界)の総合的な把握 1 1 1 1 1T- 1.2- 2- 2 >事業戦略 IT事業戦略策定 IT事業戦略策定 ビジネス・オポチュニティ分析 1 1 1 1 1T- 1.2- 2- 3 >事業戦略 IT事業戦略策定 IT事業戦略策定 競合サービスの調査 1 1 1 1 1T- 1.2- 2- 4 >事業戦略 IT事業戦略策定 IT事業戦略策定 自社サービスの評価 1 1 1 1 1T- 1.2- 2- 5 >事業戦略 IT事業戦略策定 IT事業戦略策定 新規商品企画の作成 1 1 1 1 1T- 1.2- 2- 6 >事業戦略 IT事業戦略策定 IT事業戦略策定 既存製品・サービスのロードマップ更新 1 1 1 1 1T- 1.3- 1- 1 >事業戦略 事業戦略評価 事業戦略達成度の評価 モニタリング指標の捕捉 1 1

1・はコアタスク  (人材像が責任を持つ主たる担当領域のタスク)

2・は非コアタスク  (人材像が関わる必要のある従たる担当領域のタスク)

CCSFタスクコード 大分類 中分類 小分類 CCSF知識コード 分野 大分類 中分類 小分類 知識項目例

T- 1.1- 1- 1 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 経営要求の確認 K- 07- 17- 02 ストラテジ系 システム戦略 システム戦略 業務プロセス BPR、業務分析、業務改善、業務設計、ビジネスプロセスマネBPM BPO SFA ジメント( )、 、オフショア、 など

T- 1.1- 1- 1 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 経営要求の確認 K- 08- 19- 01 ストラテジ系 経営戦略 経営戦略マネジメント 経営戦略手法 競争戦略、差別化戦略、ブルーオーシャン戦略、コアコンピタンM A SWOTス、 & 、アライアンス、グループ経営、企業理念、 分PPM析、 、バリューチェーン分析、成長マトリクス、アウトソーシ

 ング、シェアドサービス、インキュベータ など

T- 1.1- 1- 1 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 経営要求の確認 K- 08- 19- 02 ストラテジ系 経営戦略 経営戦略マネジメント マーケティング マーケティング理論、マーケティング手法、マーケティング分LTV析、ライフタイムバリュー( )、消費者行動モデル、広告戦 略、ブランド戦略、価格戦略 など

T- 1.1- 1- 1 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 経営要求の確認 K- 08- 19- 03 ストラテジ系 経営戦略 経営戦略マネジメント ビジネス戦略と目標・評価

ビジネス戦略立案、ビジネス環境分析、ニーズ・ウォンツ分析、PEST CSF KPI KGI競合分析、 分析、戦略目標、 、 、 、バランスス コアカード など

T- 1.1- 1- 2 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 業務環境調査・分析(経営環境)

K- 08- 19- 01 ストラテジ系 経営戦略 経営戦略マネジメント 経営戦略手法 競争戦略、差別化戦略、ブルーオーシャン戦略、コアコンピタンM A SWOTス、 & 、アライアンス、グループ経営、企業理念、 分PPM析、 、バリューチェーン分析、成長マトリクス、アウトソーシ

 ング、シェアドサービス、インキュベータ など

T- 1.1- 1- 2 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 業務環境調査・分析(経営環境)

K- 08- 19- 03 ストラテジ系 経営戦略 経営戦略マネジメント ビジネス戦略と目標・評価

ビジネス戦略立案、ビジネス環境分析、ニーズ・ウォンツ分析、PEST CSF KPI KGI競合分析、 分析、戦略目標、 、 、 、バランスス コアカード など

T- 1.1- 1- 2 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 業務環境調査・分析(経営環境)

K- 08- 20- 01 ストラテジ系 経営戦略 技術戦略マネジメント 技術開発戦略の立案 製品動向、技術動向、成功事例、発想法、コア技術、技術研MOT究、技術獲得、技術供与、技術提携、技術経営( )、産学

 官連携、標準化戦略 など

T- 1.1- 1- 2 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 業務環境調査・分析(経営環境)

K- 09- 23- 04 ストラテジ系 企業と法務 法務 その他の法律・ガイドライン・技術者倫理

コンプライアンス、情報公開、電気通信事業法、ネットワーク関連法規、会社法、金融商品取引法、リサイクル法、各種税法、輸出関連法規、システム管理基準、ソフトウェア管理ガイドライ

 ン、情報倫理、技術者倫理、プロフェッショナリズム など

T- 1.1- 1- 3 >事業戦略 事業戦略策定

要求(構想)の確認 課題の抽出 K- 04- 13- 02 テクノロジ系 開発技術 ソフトウェア開発管理技術

知的財産適用管理 著作権管理、特許管理、保管管理、技術的保護(コピーガーDRM  ド、 、アクティベーションほか)など

BOK知識体系( )

コンサルタント 

中分類  小分類 

11. システム開発技術  45. ソフトウェア要件定義 

12. ソフトウェア開発管理技術  54. 知的財産適用管理 

13. プロジェクトマネジメント  58. プロジェクト・スコープ・マネジメント 

13. プロジェクトマネジメント  60. プロジェクト・コスト・マネジメント 

13. プロジェクトマネジメント  63. プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント 

15. システム監査  73. 内部統制 

16. システム戦略  74. 情報システム戦略 

16. システム戦略  75. 業務プロセス 

16. システム戦略  77. システム活用促進・評価 

17. システム企画  78. システム化計画 

18. 経営戦略マネジメント  81. 経営戦略手法 

18. 経営戦略マネジメント  82. マーケティング 

18. 経営戦略マネジメント  83. ビジネス戦略と目標・評価 

18. 経営戦略マネジメント  84. 経営管理システム 

19. 技術戦略マネジメント  85. 技術開発戦略の立案 

21. 企業活動  94. 会計・財務 

22. 法務  98. その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 

 

タスクモデル ×人材モデル

タスクモデル -BOK

職種と BOKの関連例

「 ITPost 」という名前は、ユーザーである情報系学生にとっての「 IT人材への道しるべ( IT Professionals Guidepost)」を目指していることに由来

集めた情報をユーザーに届けるという役割から、郵便ポストをサイトのアイコンとし、学生に親しみやすいアイコンやサイトデザインを心掛けた

大タブでは、扱っているコンテンツをカテゴリ別に表示

連携している Facebookページへのリンクを表示

システムの全体像 - トップページ

19

システムの全体像 - 画面遷移図

20

21

授業科目基本情報

先輩による一言紹介

関連知識項目(小分類)とその回答率

関連知識項目のうち、特に学べた知識項目(小分類)ベスト 3 と

その回答率

関連授業

授業科目詳細ページ

ログインしたユーザーは受講済み科目やお気に入りの記事をマイページに登録する

マイページでは登録した情報の確認や削除などの管理が可能

登録された情報を基に、キャリア知識ベースの関連を参照してユーザー専用の情報を提供する

対話機能 - マイページ機能

24

25

対話機能 - マイページ機能一例

学習済み知識項目一覧表

興味のある情報提示(知識項目)

提供されたコンテンツとそれらを関連付けたキャリア知識ベースに加え、マイページでの機能を使用することで、様々な情報を入口として関連情報項目の探索を実現している

対話機能 - 関連情報探索機能

26

対話促進のための取り組み

• プロトタイピングによる開発– アクセス分析ツール Google Analyticsの分析データを使用し、プロトタイプを公開後も学生の反応を観察しながらシステムの改良を加えた

• Facebook 連携– ITPost 利用促進のため、 Facebookページを用いてコンテンツや機能の

更新通知を行った– 評価実験終了時点( 12月 20)でのいいね!人数は 45人であり、 Facebookの更新通知を行った日は ITPostのアクセス数が増え、利用促進に役立てることができた

• 講義内紹介– 学生へのプロモーション方法として、評価実験の対象である学生が受

講している講義内において、 ITPostの紹介と利用方法について説明を行った

– 実際にシステムに一度触れてもらうことで、 ITPostの認知度を高め、システム使用までのハードルを下げることに成功した

27

評価 - 評価手法

• 学生へ評価実験とアンケート– 対象は静岡大学情報学部 ISプログラムに所属する 2 年生 74 名– 期間は 2012 年 11月 20 日からの 1ヶ月間– ITPostを自由に利用してもらい 12月 20にアンケート調査を実

施。 63 名から回答を得た

• Google Analytics– アクセス分析ツール Google Analyticsのアクセス分析データを使用し利用状況を評価する

• 専門家・関係者へのヒアリング– 外部の方から客観的な評価をいただくため、 CCSF策定の関係者、また IT人材教育・システム開発に関する専門家の合計 12名に対しヒアリング調査を実施した

28

評価 - キャリア知識ベースについて

• 関連情報を提供することキャリア知識ベースを用いて人材像情報と学習項目の関連情報を学生に提供することは、効果的であるという意見を専門家全員から得ることができた。

• CCSFを利用した関連付け手法キャリア知識ベースの関連付け手法として CCSFを用いたことに対して、客観的であり IT業界でメジャーな指標を活用することは正しい選択である、といった賛成意見を多く得ることができた

• キャリア知識の作成方法一貫して学生の視点で作られていることに対して、多くの肯定意見を得ることができた。ただし、あくまで学生のイメージであるため、その信頼性や網羅性を考慮した上で、教員や IT人材などの第 3者がチェックし追記を行う必要性を問う意見もあった

(専門家へのヒアリング結果より)29

評価 - 対話機能について

• マイページでの対話機能利用者数が伸びず、学習済み知識項目一覧については半数強の 35名興味のある情報提示に至っては 4分の 1に満たない 15 名であった

学習済み知識項目一覧を閲覧した学生 35 名のうち、 7 割以上が学習項目設定に役立つと回答している。このことから、学習項目設定への有用性はあるが、利用してもらうための取り組みや工夫が必要である

(学生アンケート結果より)30

評価 - システム全体について• 平均サイト滞在時間約 6分、平均ページ遷移数 8.3ページ、平均ページ滞在時間 50秒という結果から、ある程度興味を持ってシステムを利用してもらえたと考えられる( Google Analyticsより)

• 約 7 割の学生から、本システム ITPostを利用することは将来目標設定に役立つという評価を得ることができた。システムの利用が学習項目設定に役立つと回答した学生は半数に留まっていたが、わからないと回答した学生が 3 割に及んだ(学生アンケート結果より)

31

結論

共通キャリア・スキルフレームワークの知識体系( BOK)を中心として、人材像情報や授業科目など各種情報を関連付けたキャリア知識ベースの提案を行い、一部の知識と関連付けを実現した

IT人材像@wikiを中核コンテンツとし、キャリア知識ベースと対話機能を用いた学習目標管理システム「 ITPost 」の開発を行った

1ヶ月間の評価実験の結果、ユーザーの約 7 割からはシステムを利用することで将来目標設定に役立ち、半数以上から学習項目設定に役立つという評価を得ることができた

専門家や関係者へのヒアリングでは、キャリア知識ベースの関連付けや作成方法に関して多くの肯定意見を得ることができ、関連付けた情報を学生に提供することの有用性についても、全員から賛同意見を得ることができた

32

今後の課題と展望

授業科目と BOKの関連付けの信頼性・網羅性の問題や、完全に学生の主観より関連付けを行っている製品・技術記事についてなど、知識ベースの改善や見直しが必要である

新たに追加したコンテンツである課外活動を学習項目として誘導材料にするためには、 BOKとの関連付け方法の模索の必要がある

マイページを利用した対話機能については、利用したユーザーからは一定の評価を得ることができたものの、そもそもの利用率が低くなっており、サイトデザインや画面遷移、利用促進方法などの改善が必要であると考えられる

学生への評価アンケートの自由記述欄に書かれていた研究室選択やプログラム選択への対応や、専門家・関係者からの意見にあった他大学や企業との連携や、就職活動への応用など新たな展開が期待できる

33

ご清聴ありがとうございました

34