障害福祉サービスにおける 就労支援

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障害福祉サービスにおける 就労支援. 平成 23 年 10 月 6 日 厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部障害福祉課. 障害者の就労支援. 福祉分野における課題.  ○ 施設を出て就職した者の割合が少ない。     (施設利用者の 1 %)  ○ 授産施設の工賃が低い(平均月額 15,000 円)。 . ○  特別支援学校卒業者のうち、約 6 割が福祉施設  へ入所、就職者は約 2 割。 ○  雇用施策などとの連携が不十分. 働きたい障害者が必ずしも働けていない. 障害者自立支援法などによる障害者の就労支援.  ○ 福祉施設利用者や特別支援学校卒業者に対し、 - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 障害福祉サービスにおける 就労支援

障害福祉サービスにおける就労支援

平成23年10月6日

厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課

Page 2: 障害福祉サービスにおける 就労支援

障害者がその能力や適性に応じて、より力を発揮できる社会へ

障害者の就労支援

 

 ○ 福祉施設利用者や特別支援学校卒業者に対し、

  一般就労に向けた支援を行う「就労移行支援事「就労移行支援事

  業」を創設  業」を創設  ○ 一般就労が困難な障害者について、「就労継   続支援事業」を創設を創設

 

障害者自立支援法などによる障害者の就労支援

○ 支援を受けながら働く「就労継続支援事業」に  目標工賃を設定し、達成した場合に評価目標工賃を設定し、達成した場合に評価する  仕組みを導入

○  一般就労後の職場定着支援を円滑に実施する  ため、障害者就業・生活支援センターの設置  箇所数の全障害保健福祉圏域設置に向けた  取組を実施し、雇用施策との連携を図る

 ○ 施設を出て就職した者の割合が少ない。    (施設利用者の 1 %)

 ○ 授産施設の工賃が低い(平均月額 15,000 円)。 

 

福祉分野における課題

○ 特別支援学校卒業者のうち、約 6 割が福祉施設 へ入所、就職者は約 2 割。

○  雇用施策などとの連携が不十分

働きたい障害者が必ずしも働けていない

2

Page 3: 障害福祉サービスにおける 就労支援

10,520人 /年

特別支援学校特別支援学校卒業生 卒業生  16,07316,073 人人 //年年

3,792人 /年

  障害福祉サービス(就労系) 障害福祉サービス(就労系) 

              

小規模作業所  約2.0万人 (平成22年4月1日 時点)

地域活動支援センター   

969人 /年

就労系障害福祉サービスから一般就労への移行

1,288 人 / H15 1.0

2,460 人 / H18 1.9倍

3,293 人 / H21 2.6倍

就職

就労支援施策の対象となる障害者数/地域の流れ

障害者総数約744万人中、18歳~64歳の方、約365万人(内訳:身134万人、知34万人、精197万人)     

・就労移行支援 約 2.1万人

・就労継続支援A型、福祉工場 約 1.5万人

・就労継続支援B型、旧法授産施設 約16.0万人

下記以外:国保連データ(23年4月サービス提供分)

社会福祉施設等調査(21年10月1日現在):福祉工場、小規模通所授産施設、精神障害者                         

                             授産施設 

就職者数

448,000人

地域

生活

企 業 等企 業 等

ハローワークからの紹介就職件

52,931人

【出典】 H18(身体)/H17(知的)実態調査、H20社会福祉施設等調査、H20患者調査、H22学校基本調査(文部科学省)、厚生労働省調べ等

(平成20年度)

(平成22年度)

(平成22年3月)

就職

Page 4: 障害福祉サービスにおける 就労支援

4

2009/10/11

福祉施策による 就労支援の場

一般雇用に向けた 支援施策

一般雇用など

雇雇用用施施策策

福福祉祉施施策策

在宅就業

宿 泊型 自 立 訓 練

一般雇用 ・事業所 ・特例子会社 ・在宅勤務

雇用障害者数 448千人

新体系移行前の旧法施設・小規模作業所 (平成23年度まで)

出典:国保連合会データ (平成 23 年 4 月) 社会福祉施設等調査 (平成 21 年 10 月) 障害者雇用実態調査 (平成 20 年)

就労継続支援A型 設置数 780カ所 利用者数 14千人

就労継続支援B型 設置数 5,597カ所 利用者数 120千人 生活介護(生産活動を行う場合あり)

設置数 5,666カ所 利用者数 173千人

福祉施策による 介護支援の場

連携

就労移行支援 設置数 2,044カ所 利用者数 21千人

地域障害者職業センター

設置数 52カ所(支所含む)

公共職業安定所 (ハローワーク) 設置数 545カ所

障害者就業・生活支援センター 設置数 300カ所

障害者職業能力開発校 等による公共職業訓練

地域活動支援センター 設置数 2,432カ所

障害者の就労支援施策の体系障害者の就労支援施策の体系障害者の就労支援施策の体系障害者の就労支援施策の体系

Page 5: 障害福祉サービスにおける 就労支援

  就労移行支援事業 就労継続支援A型事業 就労継続支援B型事業

 

 

 

就労を希望する65歳未満の障害者で、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、①生産活動、職場体験等の活動の機会の提供その他の就労に必要な知 識及び能力の向上のために必要な 訓練、②求職活動に関する支援、③その適性に応じた職場の開拓、④就職後における職場への定着のために必要な相談等の支援を行う。(利用期間:2年)※ 市町村審査会の個別審査を経て、必要性が 認められた場合に限り、最大1年間の更新可能

通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な 訓練等の支援を行う。(利用期間:制限なし)

通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知 識及び能力の向上のために必要な 訓練その他の必要な支援を行う。(利用期間:制限なし)

 

 

① 企業等への就労を希望する者② 技術を習得し、在宅で就労・起業を希

望する者

①  就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった者② 特別支援学校を卒業して就職活動を

行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった者③ 企業等を離職した者等就労経験のあ

る者で、現に雇用関係の状態にない者  等

①  就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者② 就労移行支援事業を利用(暫定支給決定における利用を含む)した結果、本事業の利用 が適当と判断された者③  ①、②に該当しない者で、 50 歳に

達している者、又は障害基礎年金 1級受給者

 等

障害者自立支援法における就労支援障害者自立支援法における就労支援

※各事業の事業所数:  就労移行支援  2,044 事業所              就労継続支援A型  780 事業所              就労継続支援B型  5,597 事業所        利用者数: 就労移行支援    21,487 人              就労継続支援A型   14,198 人              就労継続支援B型     119,524 人                                                                             (国保連合会データ(平成 23 年 4 月サービス提供分)※各事業の報酬単価: 就労移行支援    759単位 就労継続支援A型   481単位 就労継続支援B型    481単位                                                                             (いずれも利用定員 21 人以上 40 人以下の場合)

Page 6: 障害福祉サービスにおける 就労支援

施設数及び利用者数事業種別 施設数 利用者数

新法

就労継続支援(A型) 780 14,198

就労継続支援(B型) 5,597 119,524

就労移行支援 2,044 21,487

旧法

身体障害者入所授産施設 54 1,877

身体障害者通所授産施設 114 2,413

身体障害者小規模授産施設 87 1,470

身体障害者福祉工場 13 370

知的障害者入所授産施設 112 5,533

知的障害者通所授産施設 570 20,029

知的障害者小規模授産施設 93 1,442

知的障害者福祉工場 18 480

精神障害者授産施設(入所) 16 341

精神障害者授産施設(通所) 136 3,412

精神障害者小規模授産施設 156 3,589

精神障害者福祉工場 7 171

(参考)計 9,797 196,336出典: 新体系・旧体系のうち、下記施設以外:国保連データ( 23 年 4 月サービス提供分)     旧体系のうち、福祉工場、小規模通所授産施設、精神障害者授産施設:社会福祉施設等調査( 21 年 10 月 1 日現在)※色付きの部分

Page 7: 障害福祉サービスにおける 就労支援

就労支援関係サービス事業数の推移

出典  19 年度(社会福祉施設等調査  9 月末現在)     20 ~ 22 年度(国保連データ  10 月サービス提供分)

Page 8: 障害福祉サービスにおける 就労支援

【利用者像】

【サービス内容等】

○ 一般就労等を希望し、知識・能力の向上、実習、職場探し等を通じ、適性に合った職場への就労等が見込まれる者( 65歳未満の者)

   (具体的な利用者のイメージ)    ・ 特別支援学校を卒業したが、就労に必要な体力や 準備が不足しているため、これらを身につけたい    ・ 就労していたが、体力や職場の適性などの理由で離職した。再度、訓練を受けて、適性に合った職場で働きたい    ・ 施設を退所し、就労したいが、必要な体力や職業能力等が不 足しているため、これらを身につけたい

○ 一般就労等への移行に向けて、事業所内や企業における作業や実習、適性に合った職場探し、就職後の職場定着支援を実施○  利用者毎に、標準期間( 24か月)内で利用期間を設定○  一般就労へ移行後、継続して 6か月以上の職場定着者が定員の一定割合以上の場合、実績に応じた評価(※)(就労移行支援体制加算) ※ 就労定着者が 5%以上 15%未満: 21単位 、 15%以上 25%未満: 48単位、 25%以上 35%未満: 82単位、 35%以上 45%未満: 126単位、    45%以上 189単位○  就労支援関係の研修修了者を就労支援員として配置した場合、報酬上評価(就労支援関係研修修了加算)○  通所によるサービスを原則としつつ、個別支援計画に基づき、事業所以外での就労を行う事業所に対する評価(施設外就労加算)

※ 通所によるサービスを提供、通所が困難な者に対し施設入所を付加。

(職員配置) (サービス内容) (想定される移行先)

※ 段階的なプログラムを組んで実施※ 段階的なプログラムを組んで実施

サービス管理責任者(利用者 60 人あたり 1 人の配置)

(同 6 : 1 で配置)

職業指導員

生活支援員

就労支援員(同 15 : 1 で配置)

通所前期  →  通所中期  →  通所後期 → 訪問期

・ 個別支援計画の作成・ サービス内容の評価・ 生産活動等の指導 等

・ 生産活動の実施・ 事業所内授産の指導 等

・ 健康管理の指導・ 相談支援 等

・ 適性にあった職場探し・ 企業内授産、職場実習の指導・ 就職後の職場定着支援 等

・ 一般就労

・ 就労継続支援 など

日中活動

・ 単身生活 (アパート・公営住宅)・ 福祉ホーム・ グループホームなど

居住の場

①  企業等への就労を希望する者  ② 技術を習得し、在宅で就労・起業を希望する者

知識・能力の向上

【報酬単価】   759単位(利用定員 21 人以上 40 人以下)※ 1単位 10 円

就労移行支援

Page 9: 障害福祉サービスにおける 就労支援

就労定着実績

〈見直し前〉

20%以上  26単位/日

5%以上15%未満

25%未満

35%未満

45%未満

45%以上

21単位/日

48単位/日

82単位/日

126単位/日

189単位/日

〈見直し後〉

○ 就労移行支援体制加算について、一般就労への移行・定着の実績をきめ細かく報酬上 の評価に反映するものへと見直す。

就労移行支援体制加算

○ 一般就労への移行支援の質の向上を図る観点から、そのノウハウを習得する研修の修了者  等を就労支援員として配置する事業所のサービスについて評価を行う。

    就労支援関係研修修了加算  11単位/日

  就労移行支援(報酬上の見直し(21年度報酬改定))

○  一般就労の現場での就労の機会の提供が利用者の工賃向上に有効であることにかんがみ、就労移行支援と同様に、施設外就労加算を設ける。

    施設外就労加算  100単位/日(定員の7割の利用者まで算定可能)

Page 10: 障害福祉サービスにおける 就労支援

(就職を理由に退所した者の割合 : 平成22年4月現在) 【障害福祉課調】

(注)就労移行支援事業及び就労継続支援事業については、事業開始後 1 年以上前のみで、多機能型を含む

平  均

就労継続支援 B型

就労移行支援

旧法授産施設・福祉工場

15.8%

1.2%

2.7%

0.7%

割合

0% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0%

就労継続支援 A型 2.1%

10

Page 11: 障害福祉サービスにおける 就労支援

一般就労への移行率

(注)就労移行支援事業の H21.4.1 以前から事業実施の事業所で、多機能型を含む (施設数の割合)

【障害福祉課調】

(就職を理由に退所した者の割合別の施設数の割合:平成22年4月現在)

11

Page 12: 障害福祉サービスにおける 就労支援

12

就労移行支援事業による一般就労への移行率別の施設数の推移(一般就労への移行率)

15施設

12施設

109施設

0% 21 4年 月 300施設20 4年 月

0 200

0%超 10%未満 21 4年 月 100施設

20 4年 月

20%以上 30%未満 21 4年 月 88施設

20 4年 月 2施設

10%以上 20%未満 21 4年 月 140施設

20 4年 月 6施設

21 4年 月 19施設20 4年 月 0施設

400

22 4年 月 173施設

22 4年 月436施設

22 4年 月 116施設

22 4年 月

22 4年 月 99施設50%以上 21 4年 月 71施設

20 4年 月 5施設

22 4年 月 56施設30%以上 40%未満 21 4年 月 46施設

20 4年 月 2施設

22 4年 月 39施設40%以上 50%未満

一般就労への移行率が20%以上の施設数

(平成22年4月)

310施設

Page 13: 障害福祉サービスにおける 就労支援

個別援助プログラム

個別援助プログラム

個別援助プログラム

ある就労移行支援事業所における就労支援システムの事例

※個々の能力や希望に応じて選択

※個々の就労スキルに応じて段階的に繰り返す

就労継続支援等他の福祉サービス就労継続支援等他の福祉サービス

一般就労一般就労※個別に企業面接時に付き添う等の援助を行う

利用開始利用開始

作業活動

生活活動

※8時間就業に耐えられる体力を取得する

ワープロ・プログラム

事業所内での職業訓練

企業体験実習企業体験実習

企業面接企業面接

企業における雇用前提実習

企業における雇用前提実習

アフターケア

2年間

※製品の生産等に実際に関わる

※金銭管理や危機安全の管理等を学ぶ

体力向上プログラム

※事務系作業を通じて就業の可能性を探る

※不採用の場合、企業からの実習評価を個別援助プログラムに反映し、再度、職業訓練を実施

※就職後6ヶ月の職場定着支援(事業所の義務事項)※状況に応じて、外部からジョブコーチや就業・生活支援センターの支援を受ける

※個別援助プログラム(個別支援計画)は、利用開始後、進捗状況に応じて3ヶ月毎に見直し

※2年間の利用期間中、利用者の個別の状況に応じて、何度でも再チャレンジを行う

※ 所内での活動が概 ね対応できたら企業体験を実施

個別援助プログラム

3ヶ月ごと

ハローワーク等ハローワーク等

連携

3ヶ月ごと3ヶ月ごと

Page 14: 障害福祉サービスにおける 就労支援

「施設外就労」への支援策1.施設外就労加算( 20 年度:基金事業→ 21 年度:報酬による対応)     施設外(企業内等)の現場での作業・訓練が、利用者の就労移行や工賃(賃金)の引き上げを

図るために

  有効であることから、報酬により評価。(平成21年4月~)

   対象事業:就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型

1.施設外就労加算( 20 年度:基金事業→ 21 年度:報酬による対応)     施設外(企業内等)の現場での作業・訓練が、利用者の就労移行や工賃(賃金)の引き上げを

図るために

  有効であることから、報酬により評価。(平成21年4月~)

   対象事業:就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型

【就労継続支援 B 型】定員 30 人

利用者: 30 人:職員:5 人

【企業 A 】利用者 6 人:職員 1 人

【企業 B 】利用者 6 人:職員 1 人

【企業 C 】利用者 3 人:職員 1 人

施設外での作業( 21名)

施設外就労加算による評価

1 日 1 人 100単位

ユニット単位で実施

・1ユニットは利用者3人以上

・ユニットごとに職員を配置 (本体の職員配置以上)

施設外就労による利用定員の取扱い 本体施設の定員の7割まで施設外就労の利用者とすることが可能(定員の7割が上限) ※ 職員配置も増員した利用者数に準じる (例) 30 人定員の場合、最大で 51 人( 30 人+ 21 人)までの利用が可能となる

施設外就労による利用定員の取扱い 本体施設の定員の7割まで施設外就労の利用者とすることが可能(定員の7割が上限) ※ 職員配置も増員した利用者数に準じる (例) 30 人定員の場合、最大で 51 人( 30 人+ 21 人)までの利用が可能となる

2.施設外就労等による一般就労移行助成事業(基金事業)   施設外就労・施設外支援によって一般就労した実績に応じて助成。

   対象事業:就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型

   補助単価:就労した利用者1人あたり10万円(1回限り)(平成20年度~23年度) 

2.施設外就労等による一般就労移行助成事業(基金事業)   施設外就労・施設外支援によって一般就労した実績に応じて助成。

   対象事業:就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型

   補助単価:就労した利用者1人あたり10万円(1回限り)(平成20年度~23年度) 

(実施例)

【企業D】利用者 6 人:職員 1

Page 15: 障害福祉サービスにおける 就労支援

特別支援学校卒業生

離職者

在宅者

○基礎体力向上

○集中力、持続  力等の習得

○ 適性や課題の  把握    等

○職業習慣の確立

○マナー、挨拶、身なり等の習得   等

○施設外就労

○ 職場見学・実習

○求職活動

○ 職場開拓

○トライアル雇用 等

再チャレンジ

職場定着期訪問期(フォロー期)

通所後期(マッチング期)

通所中期(実践的訓練期)

通所前期(基礎訓練期) 就職

就職後6 か月

【ハローワーク】【地域障害者職業センター】

就労移行支援事業

就職後の継続支援

離職の場合

○就労移行支援体制加算  (就労移行支援事業所)

○職業紹介○求職活動支援○求人開拓

○就職・職場定着支援○就業に伴う生活支援○事業主支援○関係機関との連絡調整               等

【地域障害者職業センター】

○専門的支援  (職業評価)

連携

【不適応時】

就労移行支援と労働施策の連携

就労移行支援事業による訓練を経て就職後、事業所と障害者就業・生活支援センター等が連携し、就職後の職場定着支援を中心に支援を展開

就労移行支援事業による訓練を経て就職後、事業所と障害者就業・生活支援センター等が連携し、就職後の職場定着支援を中心に支援を展開

障害者就業 生活支援セン・ター

Page 16: 障害福祉サービスにおける 就労支援

【利用者像】

【サービス内容等】

○ 就労機会の提供を通じ、生産活動に係る知識及び能力の向上を図ることにより、雇用契約に基づく就労が可能な者(利用開始時 65歳未満の者)

   (具体的な利用者のイメージ)    ・ 特別支援学校を卒業して就労を希望するが、一般就労するには必要な体力や職業能力が不 足している    ・ 一般就労していたが、体力や能力などの理由で離職した。再度、就労の機会を通して、能力等を高めたい    ・ 施設を退所して就労を希望するが、一般就労するには必要な体力や職業能力が不 足している

○ 通所により、原則雇用契約に基づく就労の機会を提供するとともに、一般就労に必要な知 識、能力が高まった者について支援○  利用定員の半数かつ 9人未満の範囲で雇用契約によらない者の利用が可能○  雇用契約に基づく者の就労は、労働基準法、最低賃金法等労働関係法規に基づく就労を提供○  一定の割合で障害者以外の者の雇用が可能(報酬の対象外)… 20人以下利用定員の 5割、 30人以下同 4割、 31人以上同 3割○  利用定員 10人から事業の実施が可能○  障害者雇用納付金制度に基づく報奨金等の受給が可能○  手厚い職員配置を実施している事業所( 7.5:1以上)に対し、報酬上評価○  重度障害者(障害基礎年金1級受給者)を一定以上利用させている事業所に対し、報酬上評価○  通所によるサービスを原則としつつ、個別支援計画に基づき、事業所以外での就労を行う事業所に対する評価(施設外就労加算)

 (職員配置)

サービス管理責任者(利用者 60 人あたり1人の配置)

(同 10 : 1 で配置)

職業指導員

生活支援員

(サービス内容)

・ 個別支援計画の作成・ サービス内容の評価・ 生産活動等の指導 等

・ 生産活動の実施・ 職場規律の指導 等

・ 健康管理の指導・ 相談支援 等

(想定される移行先)

知識・能力の向上

・ 一般就労 など

日中活動

   ① 就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった者   ② 特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった者   ③ 企業等を離職した者等就労経験のある者で、現に雇用関係の状態にない者

【報酬単価】   481単位(利用定員 21 人以上 40 人以下)※ 1単位 10 円

就労継続支援A型

Page 17: 障害福祉サービスにおける 就労支援

【利用者像】

【サービス内容等】

○ 就労移行支援事業等を利用したが一般企業等の雇用に結びつかない者や、一定年齢に達している者などであって、就労の機会等 を通じ、生産活動にかかる知識及び能力の向上や維持が期待される者 

   (具体的な利用者のイメージ)    ・ 就労移行支援事業を利用したが、必要な体力や職業能力の不 足等により、就労に結びつかなかった    ・ 一般就労していて、年齢や体力などの理由で離職したが、生産活動を続けたい    ・ 施設を退所するが、50歳に達しており就労は困難

○ 事業所内において、就労の機会や 生産活動の機会を提供(雇用契約は結ばない)するとともに、一般就労に向けた支援を実施○  工賃の支払い目標水準を設定するとともに、達成した賃金額が地域の最低賃金の 1/3以上の場合は報酬上評価○  目標工賃、工賃実績は都道府県が事業者情報として幅広く公表○  手厚い職員配置を実施している事業所( 7.5:1以上)に対し、報酬上評価○  重度障害者(障害基礎年金1級受給者)を一定以上利用させている事業所に対し、報酬上評価○  通所によるサービスを原則としつつ、個別支援計画に基づき、事業所以外での就労を行う事業所に対する評価(施設外就労加算)○  目標工賃を達成するための指導員を手厚い職員配置( 7.5:1以上)に加え、配置した場合の報酬上の評価(目標工賃達成指導員配置加算) 

(職員配置)

サービス管理責任者(利用者 60 人あたり1人の配置)

(同 10 : 1 の配置)

職業指導員

生活支援員

(サービス内容)

・ 個別支援計画の作成・ サービス内容の評価・ 生産活動等の指導 等

・ 生産活動の実施・ 職場規律の指導 等

・ 健康管理の指導・ 相談支援 等

(想定される移行先)(

知識・能力の向上

・ 一般就労・ 就労継続支援事業 ( A 型) など

日中活動

  ① 就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者  ② 就労移行支援事業を利用(暫定支給決定における利用を含む)した結果、本事業の利用が適当と判断された者  ③ ①、②に該当しない者であって、 50歳に達している者、又は障害基礎年金 1級受給者  ④ ①、②、③に該当しない者であって、地域に一般就労や就労継続支援 A型事業所による雇用の場が乏しいことや、就労移行支援事業者が少なく、

     一般就労へ移行することが困難と市町村が判断した地域における本事業の利用希望者(平成 23年度末までの経過措置)

【報酬単価】   481単位(利用定員 21 人以上 40 人以下)※ 1単位 10 円

就労継続支援B型

Page 18: 障害福祉サービスにおける 就労支援

○  基本報酬において、手厚い就労支援体制(7.5:1)をとる事業所により提供されるサービスについて

  評価を行う。また、これに伴い、障害基礎年金1級受給者の利用に着目した評価について、基本報酬

  から加算に振り替える。

    就労継続支援B型サービス費(Ⅰ)(7.5:1)                     527単位/日(定員21~40人の場合)     重度者支援体制加算   50単位/日(定員21~40人の場合) ○  現下の厳しい社会経済情勢を踏まえ、目標工賃達成加算 の要件を 緩和する。    現行要件: 前年度の平均工賃が、前々年度の平均工賃を超えていること。     → 当該要件を 廃止する(工賃引き上げ計画に基づく取組等を要件とする。)。

    施設外就労加算    100単位/日

○  基準を超えて指導員を配置することにより、手厚い人員体制(6:1)をもって目標工賃の達成

 に向けた取組を行う事業所によるサービスについて評価を行う。

    目標工賃達成指導員配置加算    72単位/日(定員21~40人の場合)

  就労継続支援B型(報酬上の見直し(21年度報酬改定))

18

Page 19: 障害福祉サービスにおける 就労支援

① 就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者

② 就労移行支援事業を利用(暫定支給決定における利用を含む)した結果、本事業の利用が適当と判断された者

③ ①、②に該当しない者であって、50歳に達している者、又は障害基礎年金1級受給者

④ ①、②、③に該当しない者であって、地域に一般就労や就労継続支援A型事業所による雇用の場が乏しいことや、就労移行支援事業者が少なく、一般就労へ移行することが困難と市町村が判断した地域における本事業の利用希望者 (平成23年度末までの経過措置)

① 就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者

② 就労移行支援事業を利用(暫定支給決定における利用を含む)した結果、本事業の利用が適当と判断された者

③ ①、②に該当しない者であって、50歳に達している者、又は障害基礎年金1級受給者

④ ①、②、③に該当しない者であって、地域に一般就労や就労継続支援A型事業所による雇用の場が乏しいことや、就労移行支援事業者が少なく、一般就労へ移行することが困難と市町村が判断した地域における本事業の利用希望者 (平成23年度末までの経過措置)

現行の取扱い ( 対象者 )現行の取扱い ( 対象者 )

(平成24年3月に特別支援学校を卒業する者で就労継続支援B型の利用を希望する者)○  平成24年3月末までに支給決定を行えば、当該支給決定の有効期間内は経過措置の対象

(就労継続支援B型を既に利用している者)○  支給決定の有効期間内であれば、平成24年以降も引き続き利用が可能

○  支給決定の更新の場合も、同様に平成24年3月末までに行われた支給決定の有効期間内であれば、平成24年4月以降も引き続き利用が可能

(平成24年3月に特別支援学校を卒業する者で就労継続支援B型の利用を希望する者)○  平成24年3月末までに支給決定を行えば、当該支給決定の有効期間内は経過措置の対象

(就労継続支援B型を既に利用している者)○  支給決定の有効期間内であれば、平成24年以降も引き続き利用が可能

○  支給決定の更新の場合も、同様に平成24年3月末までに行われた支給決定の有効期間内であれば、平成24年4月以降も引き続き利用が可能

今回周知を図る内容今回周知を図る内容

Page 20: 障害福祉サービスにおける 就労支援
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Page 22: 障害福祉サービスにおける 就労支援

○ 障害者の経済的自立に向けて、一般就労への取組に加え、非雇用の形態で働く障害者の工賃を引き上げる取組が重 要。このため、「工賃倍 増5か年計画」に基づき、官民一体となった取組を推進。

○  具体的には、各事業所において、民間企業等の技術、ノウハウ等を活用した以下のような取組を実施。・ 経営コンサルタントや企業 OB の受け入れによる経営改善、企業経営感覚(視点)の醸成・ 一般企業と協力して行う魅力的な商品開発、市場開拓  等

○  複数の事業所が協働して受注、品質管理等を行う取組の推進、工賃引上げに積極的な事業所における好事例の紹介、事業者の経営意識の向上及び事業所職員の人材育成に資する研修・説明会の開催。  

民間企業のノウハウを活用

○ 経営改善、商品開発等 経済団体経済団体

企 業企 業

企 業企 業

企業OBの送り出し

発注・購入促進○ 市場開拓等

利用者利用者 一般就労移行促進

都道府県都道府県

市町村市町村

ハローワークハローワーク

 

コンサルタント派遣

企業との交流の促進

行  政行  政 福祉施設福祉施設 産業界産業界

工賃水準の向上

企業と福祉の

交流の場

「工賃倍増5か年計画」による福祉的就労の底上げ

好事例の紹介、経営意識の向上、人材育成 ○ 複数の事業所の協働し

   た受注、品質管理等

Page 23: 障害福祉サービスにおける 就労支援

工賃倍増に向けた取組

◇ 就労継続支援B型等で働く障害者の工賃水準(平成18年度平均工賃月額は12,222円)が低く、障害者が自立して生活するために

  工賃を引き上げることが必要。

◇ 平成23年度までの5年間で平均工賃の倍増を目指すため、平成19年度において都道府県ごとに工賃の倍増を図るための具体的な方策等を定めた「工賃倍増5か年計画」を策定し、同計画に基づき都道府県が実施する事業等に対して支援を行う。

◇ 行政刷新会議の「事業仕分け」における指摘事項を踏まえ、平成22年度予算において、既存事業の見直しを行うとともに、新規事業を追加。平成23年度予算においては、執行実績を踏まえ、予算規模を見直し。

    【指摘事項】      ①効果的な事業手法を工夫すべき、②執行率が低い、③補助事業のメニューの多様化を検討し、就労継続支援事業所等への経営コンサルタント

の派遣だけでなく、都道府県が考えた効果的な事業も対象となるようにすべき、④地方負担の存在が執行率が低い大きな要 因の一つとなっていると考えられるので、国庫負担のあり方を検討。

◇ 就労継続支援B型等で働く障害者の工賃水準(平成18年度平均工賃月額は12,222円)が低く、障害者が自立して生活するために

  工賃を引き上げることが必要。

◇ 平成23年度までの5年間で平均工賃の倍増を目指すため、平成19年度において都道府県ごとに工賃の倍増を図るための具体的な方策等を定めた「工賃倍増5か年計画」を策定し、同計画に基づき都道府県が実施する事業等に対して支援を行う。

◇ 行政刷新会議の「事業仕分け」における指摘事項を踏まえ、平成22年度予算において、既存事業の見直しを行うとともに、新規事業を追加。平成23年度予算においては、執行実績を踏まえ、予算規模を見直し。

    【指摘事項】      ①効果的な事業手法を工夫すべき、②執行率が低い、③補助事業のメニューの多様化を検討し、就労継続支援事業所等への経営コンサルタント

の派遣だけでなく、都道府県が考えた効果的な事業も対象となるようにすべき、④地方負担の存在が執行率が低い大きな要 因の一つとなっていると考えられるので、国庫負担のあり方を検討。

【既存事業(補助率:1/2(負担割合 国1/2、都道府県1/2))】   → 効果的な事業実施のための見直しを実施

○ 経営コンサルタント派遣等による個別事業所の工賃引上げの促進 ○ 事業所職員の人材育成に関する経費事業所職員の人材育成に関する経費      事業所職員の人材育成(スキルアップ、経営ノウハウの向上)、インターネットを活用した情報提供(研修使用資料、データ)事業所職員の人材育成(スキルアップ、経営ノウハウの向上)、インターネットを活用した情報提供(研修使用資料、データ)

【【新規事業(補助率:定額(10/10相当))新規事業(補助率:定額(10/10相当))】】      → 効果的かつ国庫負担のあり方を踏まえた事業実施→ 効果的かつ国庫負担のあり方を踏まえた事業実施 ○ 複数の事業所が協働して受注、品質管理等を行う「共同受注窓口組織」の整備 (8か所(ブロックごとに ○ 複数の事業所が協働して受注、品質管理等を行う「共同受注窓口組織」の整備 (8か所(ブロックごとに   ○ 工賃引上げに積極的な事業所による好事例の紹介、説明会の実施                1か所を想 ○ 工賃引上げに積極的な事業所による好事例の紹介、説明会の実施                1か所を想

定)) 定))  ○ 事業者の経営意識の向上(未着手事業所への説明会) ○ 事業者の経営意識の向上(未着手事業所への説明会)    

        

 平成23年度予算における主な事業内容  (23年度予算 約5億円 (実施主体:都道府県))   

工賃倍増5か年計画の推進について

事業の成果

◇ 平成 20 年度にコンサルタントによる支援を実施した事業所  平成 20 年度  13,945 円 → 平成 21 年度  14,469 円 ( 3.8%増)

◇ 平均工賃の高い県(佐賀県、福井県、徳島県)は、共同受注体制の整備など、事業所間で協働した取組を実施。   (参考) 全国平均 平成 20 年度  12,587 円  →  平成 21 年度  12,695 円

◇ 平成 20 年度にコンサルタントによる支援を実施した事業所  平成 20 年度  13,945 円 → 平成 21 年度  14,469 円 ( 3.8%増)

◇ 平均工賃の高い県(佐賀県、福井県、徳島県)は、共同受注体制の整備など、事業所間で協働した取組を実施。   (参考) 全国平均 平成 20 年度  12,587 円  →  平成 21 年度  12,695 円

北海道・静岡県三重県・大阪府奈良県・徳島県

H 22 年度実施道府県

Page 24: 障害福祉サービスにおける 就労支援

18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度

予算 - 5億円 15億円 16億円 8億円 5億円

国工賃水準ステップアップ事業実施

 授産施設に経営 コンサルタントを 派遣し、経営改善を図るモデル事業

工賃倍増計画の各地域への事例を基に、他域へのノウハウを提供

先進事例の収集を図り、広く公表する等の情報提供を実施

各都道府県の工賃実態等の把握

① 工賃引き上げの 一環として事業の見直し等を行う事業所が多数所在する都道府県に対する後押し支援②福祉施設の受注 確

保に向けた取  組強化

① 工賃引き上げの一環として事業の見直し等を行う事業所が多数所在する都道府県に対する後押し支援②福祉施設の受注確保

に向けた取 組強化

都道府県地域の企業グループや労働行政とネットワークを構築し、当該ネットワークが中心となり工賃倍増計画を策定

①コンサルタント  による施設経営支援②事業所職員職  場

実習コーディ ネーター配置及び受入企業の開③説明会等の実施によ

る施設職員等の意識改革④障害者就労に理解を示す企業の PR

 利用者の一般就労に向けた職業能力向上のための職業指導員等 の研修を 実 施   (新規)

① 福祉施設の受注 確保に向けた取組の一環として、「共同受注窓口組織」整 備事業を実施

 (実績:6道府県)②工賃引上げに積極的

な事業所の事 業内容説明会③未着手事業所に対す

る意識啓発、工賃向上計画骨子作成研修実施④コンサルタントによ

る施設経営支援

① 福祉施設の受注 確保に向けた取組の一環として、「共同受注窓口組織」整 備事業を実施

(全国8箇所を予定)②工賃引上げに積極的

な事業所の事業内容説明会③未着手事業所に対す

る意識啓発、工賃向上計画骨子作成研修実施④コンサルタントによ

る施設経営支援

円卓会議等の場を活用し、障害者に対する企業からの仕事の発注を奨励する仕組みを紹介するとともに、工賃倍増計画の内容における助言を行う

実施結果を検証し、 19 年度事業に反映

  工賃倍増5か年計画( 19 年度~ 23 年度)

行政刷新会議の指摘を受け事業内容を見直し

モデル実施

Page 25: 障害福祉サービスにおける 就労支援

共同受注窓口組織について(新規追加:22年度から)

共同受注窓口組織設置の必要性 個々の施設・事業所の仕事の受注量などには限界があり、仕事の受注や分配、生産管理や品質管理、技術的支援を行う「共同受注窓口組織」の整備が工賃倍増に有効な取組と言える。

共同受注窓口組織のイメージ

中央官庁・都道府県・市町村・企業等

「共同受注窓口組織」受注窓口業務、あっせん、分配、品質管理、技術的支援などを担う「受注窓口」組織

仕事内容の情報提供

仕事の発注 製品の納品サービス提供

仕事内容の情報提供

仕事の分配あっせん 製品の納品

サービス提供

障害者就労施設(就労移行支援、就労継続支援、授産施設等)

安定的な仕事が発注される

仕組み

一定基準の製品、サービスが提供できる

仕組み

※ 平成 20 年度障害者保健福祉推進事業(障害者自立支援調査研究プロジェクト)  「工賃倍増に向けた授産事業振興調査研究事業」(全社協)事業報告書より

【22年度】8ブロックごとに1箇所を想定  → 6箇所で実施    北海道・静岡県・三重県・    大阪府・奈良県・徳島県      ※ 23年度は協議中

Page 26: 障害福祉サービスにおける 就労支援

地方公共団体地方公共団体 障害者支援施設等障害者支援施設等

障害者支援施設等との随意契約の範囲の見直し(地方自治法施行令の改正)

随意契約

地方公共団体が障害者支援施設等から役務の提供を受ける契約を追加(平成 20 年 3 月 1 日施行)。

改正後改正後

従 前従 前

物品の具体例:石鹸、軍手、縫製品、のし袋セット、買物袋、竹炭製品、手作りロウソク、オリジナルタオル、麺類、椅子、花苗 等

具体例:クリーニング、公園・建物の清掃、縫製作業、包装・組立、袋詰め、      発送業務 等

※  障害者支援施設、地域活動支援センター、障害福祉サービス事業(生活介護、就労移行支援又は就労継続支援を行う事業に限る。)を行う施設・更生施設  (身体、知的)、授産施設(身体、知的、精神)及び福祉工場(身体、知的、精神)、小規模作業所。

役務の提供役務の提供

(※)

物品の購入

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Page 27: 障害福祉サービスにおける 就労支援

障害者の「働く場」に対する発注促進税制の創設

○ 障害者の「働く場」に対する発注を前年度より増加させた発注を前年度より増加させた企業について、企業が有する固定資産の割増償却固定資産の割増償却を認める。

  ・ 青色申告者である全ての法人又は個人事業主全ての法人又は個人事業主が対象。  ・ 固定資産は、事業の用に供されているもののうち、現事業年度を含む3事業     年度以内に取得したもの。 

○  割増しして償却される限度額は前年度からの発注増加額前年度からの発注増加額(※) 

  (※)固定資産の普通償却限度額の 30 %を限度とする。

○  5年間5年間の時限措置  ・  企業(法人) :平成 20 年 4月 1日~平成 25 年 3月 31 日  ・  個人事業主  :平成 21 年 1月 1日~平成 25 年 12 月 31 日

概要 対象となる発注先※税制優遇の対象となる障害者の「働く場」

・就労移行支援事業所・就労継続支援事業所( A 型・ B 型)・生活介護事業所・障害者支援施設(生活介護、就労移行支

援又は就労継続支援を行う事業所)・地域活動支援センター・旧授産施設(身体・知的・精神)・旧福祉工場(身体・知的・精神)

・障害者雇用促進法の特例子会社・重度障害者多数雇用事業所     

          

授産施設等 企業発注額が増加した場合

固定資産

現事業年度を含む3事業年度以内に取得したものが対象

就労移行支援事業所就労継続支援事業所特例子会社重度障害者多数雇用事業所

                等 

割増償却

イメージ図                                

※ 対象となる固定資産の普通償却限度額の30%の     を限度とする。

普通償却限度額普通償却限度額+

前年度からの発注増加額前年度からの発注増加額((※※))償却限度額 = 

【具体例】  ・固定資産が 1,000万円(償却期間 10年、定額法)  ・発注増加額が 20万円の場合

 普通償却限度額 ( )①    = 1,000万円 ×10%= 100万円 発注増加額 ( )②      =  20万円 ( 合計 ) 償却限度額 (①+② ) =  120万円

例えば発注増加額が 50万円の場合、減価償却資産の普通償却限度額( 100万円)の 30%( 30万円)が限度となるため、償却限度額は 130万円となる。

27

Page 28: 障害福祉サービスにおける 就労支援

障害者就業・生活支援センター事業の拡充・ 就職を希望している障害のある人、あるいは在職中の障害のある人を対象に、ハローワークや地域障害者  職業センター、福祉事務所や障害福祉サービス事業者等の関係機関と連携して様々な支援制度を活用し  つつ、就職に当たっての支援や仕事を続けていくための支援を、日常生活面も含めて行う。

 ・ 設置・運営・・・全国で300箇所 (平成23年4月1日現在) ・ 支援対象障害者(登録者)数・・・61,981人 (平成21年度末時点) ・ 相談・支援件数 (障害者:平成21年度)・・・915,732回 (延べ回数) ・ 相談・支援件数 (事業主:平成21年度)・・・165,898回 (延べ回数) ・ 就職件数・・・7,961件  (平成21年度) ・ 職場定着率・・・77.7% (就職後6ヶ月経過時点)                 ※ 前年度実績の取りまとめは 例年9~10月頃

自立・安定した職業生活の実現

障害のある方

相談

地域障害者

職業センター

専門的支援の依頼

生活支援(生活支援担当者1~2名)

就業支援(就業支援担当者 2 名)

ハローワーク

事業主職場適応支援

求職活動支援

障害福祉サービス事業者等

特別支援学校連携

保健所保健サービスの利用調整

福祉事務所福祉サービスの利用調整

医療機関

医療面の相談

就労移行支援事業対象者の送り出し

就職後の継続支援

○ 関係機関と

の連絡調整

○ 日常生活・

地域生活に関

する助言

○ 就業に関す

る相談支援

○ 障害特性を踏

まえた雇用管理

に関する助言

○ 関係機関と

の連絡調整

一体的な支援

技術的支援

Page 29: 障害福祉サービスにおける 就労支援

障害者就業・生活支援センター事業(平成23年度予算)

○  障害保健福祉圏域におけるセンター箇所数増 (予算ベース)      箇所数: 平成22年度282箇所→ 平成23年度  322箇所                                      (40箇所増)○  非常勤職員の配置                  (平成22年度)      (平成23年度予算)     生活支援担当者 常勤1名+非常勤1名 →  常勤1名+非常勤1名                                          (2/3のセンターに配置済み)

○  障害者就業・生活支援センター事業(生活支援部分)              22年度予算 9.6億円 → 23年度予算 10.2億円

予算額

新規要 求事項等

 障害者の職業生活における自立を図るため、障害者の身近な地域で、就業面及び生活面における一体的な支援を行う。(生活支援部分について予算計上)