子ども医療費無料化は 安心して産み、育てられる社会への課題
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子ども医療費無料化は 安心して産み、育てられる社会への課題. 2011 年 10 月1日 「乳幼児医療費無料制度を国に求める全国ネットワーク」事務局 全国保険医団体連合会 事務局次長 滝本 博史. Ⅰ 国による乳幼児医療費無料制度創設の取り組みと、自治体のこども医療費無料化の現状. 1.子どもをめぐる情勢. (1) とどまらない合計特殊出生率の低下. 図1 出生数及び合計特殊出生率推移. ※ 総務省統計局資料より作成( 1万人以下を四捨五入) 2010 年は 1694 万人と推計されていたが、国勢調査で修正. (2) 若年労働者・子育て世代をめぐる状況. - PowerPoint PPT PresentationTRANSCRIPT
子ども医療費無料化は安心して産み、育てられる社会への課
題
2011 年 10 月1日 「乳幼児医療費無料制度を国に求める全国ネットワーク」事務局
全国保険医団体連合会 事務局次長 滝本 博史
Ⅰ 国による乳幼児医療費無料制度創設の取り組みと、自治体のこども医療費無料化の現状
1.子どもをめぐる情勢
(1) とどまらない合計特殊出生率の低下図1 出生数及び合計特殊出生率推移
OECD報告書(「世界の社会政策の動向」 2005年6月刊)
下記の条件が高い水準に達している上位国レベルで実
施された場合は、日本の合計特殊出生率は約 2.0まで
増加する。
① 子どもの直接費用の減少(子どもを持っても所得が
減らない措置等)
② 女性のパートタイム雇用の利用可能性の増大
③ 公的な保育の利用可能性の増加
④ 休暇期間(出産休暇、育児休暇)の延長
子どもの数( 15歳未満人口)推移
年度 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年
15 歳未満人口
1,837 万人
1,818 万人 1,801 万人 1,780 万人 1,765 万人 1,752 万人
対前年比 ▲21 万人 ▲19 万人 ▲17 万人 ▲21 万人 ▲15 万人 ▲13 万人
2001 年対比 - ▲19 万人 ▲36 万人 ▲57 万人 ▲72 万人 ▲85 万人
年度 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年
15 歳未満人口
1,738 万人
1,725 万人 1,712 万人 1,702 万人 1,693 万人
対前年減少 ▲14 万人 ▲13 万人 ▲13 万人 ▲10 万人 ▲9万人
2001 年対比 ▲99 万人 ▲112 万人 ▲125 万人 ▲135 万人 ▲144 万人
※総務省統計局資料より作成( 1万人以下を四捨五入)2010 年は 1694 万人と推計されていたが、国勢調査で修正
(2) 若年労働者・子育て世代をめぐる状況
平成 23 年版厚生労働白書
平成 23 年版厚生労働白書
平成 23 年版厚生労働白書
平成 23 年版厚生労働白書
(3) 経済的支援措置が少子化対策として重要
平成20年度少子化社会対策に関する子育て女性の意識調査( 2009 年3月:内閣府)
平成20年度少子化社会対策に関する子育て女性の意識調査( 2009 年3月:内閣府) http://www8.cao.go.jp/shoushi/cyousa/cyousa20/ishiki/mokuji-pdf.html
http://www.pref.shimane.lg.jp/life/syoushika/syoushika/genjo/statistics/H20kenminishiki.data/H20kekka-nitsuite.pdf
「島根県少子化に関する意識調査」平成2 1 年3 月 健康福祉部青少年家庭課少子化対策推進室
山口県 子育て支援・少子化対策に関する県民意識調査( 2009 年3月)
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a13300/chousa/20090324001.html
乳幼児医療全国ネットは、「当面、小学校就学前の子どもを対象とする国の乳幼児医療費無料制度の創設」をめざして 2001年5月に結成し、次の4つの課題に取り組んできました。
① 会の目的に賛同する団体及び個人を広げる。② 請願署名活動をすすめる。署名活動等に協力をいただける団
体及び個人を広げる。③ 政府、国会議員、政党に対して、制度創設を働きかける。④ 各地の乳幼児医療費助成拡充の運動と連携して活動をすすめ
る。
2.国制度創設を求める運動の到達点
(1) 乳幼児医療全国ネットの結成
(2) 国の医療費無料制度創設を求める地方議会意見書の到達状況
42都道府県 723市区町村( 42.67%)で採択( 2011年9月 1 日現在)
新潟県内の自治体意見書採択状況
県議会 採択市町村議会( 15/ 30)
不採択 新潟市、上越市、新発田市、柏崎市、見附市、長岡市、湯沢町、松之江町、聖籠町、大潟町、田上町、津南町、関川村、川西村
国による医療費無料制度創設を求める請願署名は、目標であった 100万筆を突破し、 1,316,258筆に達している。
(3) 国の医療費無料制度創設を求める請願署名提出数: 130万筆を突破!
【主な賛同者】○小宮山洋子厚生労働大臣、○枝野幸男経済産業大臣、○中川正春文部科学大臣、 ○平岡秀夫法務大臣、 ○前田武志国土交通大臣、 ○平野達男復興対策担当大臣、 ○細野豪志原発担当・環境大臣、 ○池田元久外務大臣、 ○山岡賢次国家公安委員長、 ○藤村修官房長官
○山口那津男公明党代表、○志位和夫共産党の党委員長、○福島みずほ社民党代表、○亀井静香国民新党代表、○田中康夫新党日本代表
(4) 国の医療費無料制度創設に賛同する国会議員
賛同現職国会議員与党 野党
民主党
国民新党
新党日本
自民党
公明党
みんな党
共産党
社民党
無所属
合計
衆議院 47 1 1 3 0 1 9 1 3 66
参議院 39 1 - 0 2 1 6 3 1 53
2002年から医療保険における3歳未満児の窓口負担は2割に軽減2008年4月から、就学前まで2割負担に軽減
(5) 国制度として、こども医療費窓口負担の引き下げ
これによって、全国どこでも就学前までは、少なくとも2割負担に。乳幼児医療費助成制度を行っている自治体はその負担が軽減され、助成制度を拡充。
こうした改善は、国制度創設を求める運動と地方制度の拡充を求める運動が、政府や地方自治体を動かしてきたことによる。
3.自治体による子ども医療費無料制度の拡充を求める運動の到達点
① 都道府県が実施主体のもの(東京都の気管支喘息医療費助成事業等)と、市町村が実施主体のものがある。
② 子ども医療費助成制度は、市町村が実施主体だが、全ての都道府県において市町村の助成制度に補助を行っている。
③ 都道府県制度は、都道府県条例によって定められ、市町村制度は市町村条例によって定められる。したがって、都道府県だけでなく、同一都道府県内の市町村によって医療費助成制度の対象年齢や助成範囲が異なる。
④ 通常は、都道府県が定めた基準に、市町村が対象年齢や助成の範囲を拡充していきますので、都道府県の助成制度はその県の最低ラインになる。
(1) 自治体による医療費助成制度の概要
⑤ 自治体による子ども医療費無料化を拡充するためには、市町村への要請とともに、都道府県への要請が必要ですし、市町村から都道府県に意見書や要請書をあげてもらうことが肝要。
(2) 医療費助成を行った市町村国保に対するペナルティの存在
① 市町村が医療費助成を行った場合は、市町村国保の国庫負担金が減額される。
② これは、「3割負担の場合には医療需要が抑制されるが、窓口負担を軽減すれば医療需要が増加する。窓口負担軽減を行わない市町村よりも多くなる医療需要分の国庫負担を削減しなければ不平等である」という論理に基づくもの。
③ 本来は、国が国民の医療と健康に責任を持つべきであり、厳しい財政をやりくりして自治体が行う医療費助成制度にこうしたペナルティを課すことは、本末転倒。
国保国庫負担金の減額調整の仕方○ 減額調整率は、医療機関の窓口で徴収する額に応じ次のように定められてい
る。
窓口負担 「0」 「1割相当」 償還制度
減額調整率 6歳未満 0.8611 0.9349 1.0000
6歳以上 0.8427 0.9153 1.0000
※ 国民健康保険の調整交付金の交付額の算定に関する省令 別表1(第4条関係) ○ 減額調整率は、調整対象医療費(波及増)を算出する際に用いられる。 計算例(6歳未満。現物給付で医療費が1,000万円要した場合) 現物給付に係る医療費(1,000万円) ×(1-0.8611) =139万円(調整対象医療費=波及増) 減額の論理) 法律通り2割負担を窓口で徴収すれば、医療費は861万円
( 1000 万円- 139 万円)だったはずで、窓口無料にしたため 139 万円余分にかかった。従って、 139 万円分については国庫負担を減額する。
○減額される国庫負担額は、次の通り。 計算例(上記の例で) 139万円(調整対象医療費=波及増) ×0.78(国保実効給付率) ×
0.5(国庫負担割合)=54万2,100円
(3) 市町村の子ども医療費無料制度の概要
0歳~3歳未満
3歳~4歳未満
4歳~5歳未満
5歳~6歳未満
6歳年度末(就学
前)
小学生~中学2年以下
中卒以上
全市町村
通院
2001年
4月
1685 431 184 298 597 34 20 324951.86%
13.27%
5.66% 9.17% 18.37% 1.05% 0.6% 100%
2010年
4月
3 36 5 8 824 364 511 1750
0.17% 2.06% 0.29% 0.46% 47.09% 20.80%29.20%
100%
入院
2001年
4月
869 280 132 740 1131 39 58 324926.75% 8.62% 4.06%
22.78% 34.81% 1.20%
1.79 % 100%
2010年
4月
0 0 0 8 543 484 715 1750
0% 0% 0% 0.46% 31.03% 27.66%40.86%
100%
① 市町村こども医療助成制度の対象年齢(厚生労働省調べより)
1歳未満
2 歳未満
3 歳未満
4 歳未満
5歳未満
6歳未満
就 学 前まで
小3まで
小卒まで
中卒まで
外来
2001年 7 1 28 4 3 2 2 - - -
2011年 - - 4 4 1 1 28 4 2 3
入院
2001年 - - 19 4 4 7 12 - - 1
2011年 - - - 1 - 1 26 6 6 7
② 助成対象を就学前以上とする都道府県(保団連調べ)
Ⅱ こども医療費無料制度を実現させる今後の取り組み
( 2010 年5月「乳幼児医療全国ネット」5月集会確認事項 )
1.乳幼児医療全国ネットの取り組み
① 就学前児童を対象とした国による医療費助成制度の早期創設を実現しよう。 そのために「3つの課題」に引き続き取り組もう。 ア 国会請願署名の取り組みをさらに広げましょう。 イ 地方議会意見書採択を進めましょう。 ウ 国制度創設に賛同する国会議員を増やしましょう。
② 自治体の医療費助成制度の拡大に取り組みましょう。 ア 「高校卒業」まで助成対象に拡大する取り組みを進めましょう。 イ 少なくともすべての自治体で入院・外来とも就学前まで拡大しましょう。
① 2008 年度からは、3歳~就学前までの窓口負担が2割になったが、わが国の児童の医療費自己負担(3割又は2割負担)は、他の先進諸国に比べて非常に重いのが実状。
→ ドイツ・イギリス・イタリア・カナダ・スウェーデンでは無料
② 児童福祉法をもつわが国においても、児童に対する医療費負担軽減措置を市町村任せにせず、政府の責任において実施すべき。
2.国による医療無料制度運動の検討課題
③ 乳幼児医療全国ネットが発足した当時は、国の制度は3割負担で、自治体による無料制度の対象も外来では3歳未満が半数を超えていた。
④ こうした中では、「当面、小学校就学前までの子どもたちの医療費無料制度を国が創設する」ことを求めるとともに、自治体による子ども医療費無料化拡大を求めて運動を進めることが重要であった。
⑤ いま、国制度は就学前まで2割負担。また、ほとんどの自治体が就学前までの医療費無料化を実現し、中学卒業までの無料化が広がっている。
⑥ 保団連では、数年前から「中学卒業までの子どもの医療費無料化」を国に求めている。
⑦ こうした中で、「就学前までの医療費無料化」署名等が進まなくなっている。(国による制度創設を求めるという大きな意義があるが、署名が進まない)
⑧ こうしたことから、「就学前までの医療費無料化を直ちに実現させる」とともに、「中学卒業までの医療費の無料化を目指す」ことを要求内容にする必要があるのではないかと、事務局団体では考えている。
⑨ ただし、要求内容を変更するためには、事務局団体と呼びかけ人の合意が必要となる
乳幼児医療全国ネットの改組に向けたスケジュール(私案)
【目標】(1)「こども医療全国ネット」に改組し、①就学前までの医療費無料化を直ちに実現させるとともに、②中学卒業までの医療費の無料化を国に求める。
【スケジュール】(2)乳幼児医療全国ネット事務局団体と呼びかけ人に、これまでの運動の到
達点と「こども医療全国ネット」への改組を承諾いただき、引き続き事務局団体、呼びかけ人になっていただく。あわせて、新たな団体、個人に呼びかけ人をお願いする。
(3)上記については、9月 30 日に事務局団体で打ち合わせをし、 10 月中に呼びかけ人に文書を送るとともに、あらためて呼びかけ人を募集し、年末から来年早々には、乳幼児医療全国ネットのまとめを行い、子ども医療全国ネットへの改組をする。
(4)現在全国ネットで募集している署名などの集約は 12 月に行い、提出しきる。
(5)「こども医療全国ネット」は、乳幼児医療全国ネットの運動と成果を受け継ぎ、①中学卒業までの国の医療費無料制度創設を求める地方議会意見採択、②中学卒業までの国の医療費無料制度創設を求める請願署名の取り組み、③中学卒業までの国の医療費無料制度創設に賛同する国会議員の賛同にあらためて取り組みとともに、地方自治体での子ども医療費助成制度拡充の運動を進めることとする。
就学前の子ども医療費を無料化するのに必要な財源は年間約 3000億円
( 2010 年3月1日の衆議院予算委員会で長妻厚生労働大臣が答弁)
① 中学卒業までの医療費無料化を国が負担する場合には、数倍の費用が必要だが、全国の多くの自治体では厳しい財源の中で子育て支援のための費用を捻出し、中学卒業までの医療費無料化を実現している。
② しかし、子育てに対する費用負担の削減は、全国どこでも実現すべき課題で有り、生まれ、住む地域によって費用に差があるべきではない。
③ こうしたことから、国による制度創設によって、全国どこでも中学卒業までの医療費無料制度を実現すべき。
【国による医療費無料化に必要な予算】
① 児童福祉法第2条では、「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」と規定しており、児童とは 18 歳未満を指す。
② 2010 年4月1日現在、助成対象を「中学校卒業」以上とする市区町村は、通院で 511 ( 29.2%)、入院で715 ( 40.86%)になっています。
3.地方制度拡充の今後の課題
(1) 18歳未満までを助成対象に
(実現のためには)
① 市区町村に対する要請② 都道府県に対する要請③ 国による無料制度創設を求める運動
① 所得の額はその時点での収入で判断されるため、生涯賃金が変わらなくても、両親が比較的高齢で出産された場合は、所得制限に該当しやすくなる。
② 例え 200円でも、週1回受診をする患者さんであれば、年間 52回の受診で1万円を超える負担となる。2箇所に受診しなくてはならなければ2万円を超える。例え1回 200円でも受診抑制が発生する可能性がある。
③ そもそも、子どもの受診の際には、仕事を休んで付き添ったり、交通費がかかるなど、窓口負担が無料であっても保護者の負担はかさむ。
(2)所得制限や自己負担を止めさせる
一部の自治体で、対象年齢拡大と引き換えに、所得制限や自己負担を新設する動きがある。
④ 子どもは、成長期にある。受診抑制によって取り返しのつかない事態を生じさせてはならない。
① 乳幼児・母子家庭などに対し、現物給付で助成することを理由に減額調整をすることは、政府の少子化対策とも矛盾するもの。
② 乳幼児医療費無料化を実施している自治体に対する国保のペナルティの廃止について、3月1日の衆議院予算委員会で鳩山総理は「旧政権からの課題だ。そのような認識の中で、前進ができるように努力してみたい」と答弁。
(3)国保国庫負担金減額調整廃止を求めよう
これを実現するためには、地域から大きな声が寄せられることが重要。減額調整の廃止を国に求める意見書の提出を、市町村議会に働きかけを
① 国民健康保険料(税)を1年間滞納した場合は、国民健康保険証の返還が義務づけられ、代わりに被保険者資格証明書(「資格書」)が交付される。
② 2010 年7月からは高校世代以下のこどもについては、保険料滞納があっても市区町村が有効期間6か月の短期保険証を交付することとなった。
③ これにより、こども医療費無料化の対象となる子どもは、家庭の状況にかかわりなく無料で必要な医療が受けられるようになった。
④ しかし、こども医療費無料化の対象でない子どもは、保険証があっても一部負担金があることで受診できない状況が残されている。
(4)国保料滞納世帯の子どもに短期証交付…この成果を実行あるものにするためにも医療費無料化が必要
こども医療費を無料にし、受診抑制をなくすことが何よりも求められている。
Ⅲ.その他子ども医療費が無料化になっても小児慢性特定疾患は申請を
医療費助成制度があることで、小児慢性特定疾患の申請をしない事例がありますが、併用の場合は下記の扱いになりますので、入院予定の場合は申請の検討を
1 小児慢性特定疾患とこども医療費助成制度との適用の原則 小児慢性特定疾患とこども医療費助成制度との併用は、次の順位で負担を補完
する。① 小児慢性特定疾患は、健康保険の窓口負担に対して適用するが、入院時の食事の負担額について優先的に給付をする。
② ただし、小児慢性特定疾患において自己負担がある患者の場合であって、医療保険の一部負担が小児慢性特定疾患の自己負担限度額を下回る場合に限り、入院時の食事の負担額からも徴収する。
なお、こども医療費助成制度が「医療費負担+食事負担を全額現物給付する」場合は、小児特定疾患の申請をしても患者さんの負担は変わらず、小児特定疾患の申請のための診断書料金がかかる。
こども医療費助成制度が「医療費負担のみ全額現物給付するが、食事は適用外」の場合は、小児特定疾患の申請をしていれば、食事負担(最大で1カ月 24180円)がかからなくなる。ただし、医療保険の一部負担金が小児特定疾患の一部負担金を下回る場合は、窓口負担が発生する場合がある。
(小児特定疾患が 11500円の自己負担のケースの例)① 医療保険の一部負担金が 11500円を超える場合 11500円を超える部分と食事負担が小児特定疾患で公費負担となり、窓口では 11500円の医療費負担が残る。
ただし、 11500円についてこども医療費助成制度が適用されるため、この場合の負担はゼロ円となる。
② 医療保険の一部負担金が 11500円未満の場合 医療保険の一部負担金と食事療養の標準負担額の合計が 11500円
になるよう、負担を求められる。 ただし、実際にかかった医療保険の一部負担金と食事療養の額が11500円未満となる場合は、その額を上限に徴収される。