ＬＮＧ必要船腹量の算出モデルの開発と

一次エネルギー輸送に関する検討

ＬＮＧ必要船腹量の算出モデルの開発と

一次エネルギー輸送に関する検討

学籍番号： 2001737氏　　名：張　　畢

指導教官：鶴田三郎　教授　　　　　　　　黒川久幸　助教授

研究の目的• 一次エネルギー輸送の特徴を明らかにす

る• ＬＮＧ船必要船腹量算出モデルを開発す

る

一次エネルギー輸送特徴• 一次エネルギー調達の比較• 輸送機関の特徴• 輸送頻度の特徴

一次エネルギー調達の比較

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

輸出地域数

累計

割合 石炭

石油ＬＮＧ

世界ＬＮＧ地図

輸出基地

輸入基地

石油タンカー

ＬＮＧ船

輸送機関の特徴

石炭船 実際の型幅 / 全長比例ではない

船の種別 型幅／全長（％）

航海速力 ( ノット )

石油タンカ 16.8 14.3

ＬＮＧ船 15.6 19

石炭船 18.3 14

輸送機関の特徴

丸の大きさは隻数を示す

170100

75

10

12

14

16

18

20

22

0 5 10 15 20 25積載量 ( 万トン）

航海

速力

(ノ

ット

) ＬＮＧ

石炭 石油

輸送頻度の特徴

石油石炭

ＬＮＧ

3400

800

375

02468101214161820

5 10 15 20 25積載量 ( 万トン )

輸送

頻度

(回

/年) ＬＮＧ

石炭石油

丸の大きさは船腹量を示す

船腹量算出モデルについて

• モデルの設定条件• モデルの流れ• 検証について

モデルの設定条件

• 年間の輸送量が分かるとする• 一隻あたりの積載量が分かるとする• ２地点間の輸送

モデルの流れ図

船腹量

必要隻数

輸送量 (需要 ) 輸送能力

年間最大航海回数 一隻あたり積載量

航海時間 荷役時間 修繕時間 補油時間

航海距離 航海速力

流れ

航海時間 荷役時間 修繕時間 補油時間

年間最大航海回数

航海距離 航海速力一航海あたり

の積載量 年間輸送量

必要隻数の計算

船腹量の計算

終了

モデルの構成

モデル検証について

• 世界全体のＬＮＧ輸送• 日本向けＬＮＧ輸送• カタールから日本向け輸送

検証結果

00.350.7船腹量誤差（％）

001隻数誤差（隻）

1505240785427213357725実船腹量(㎥)

1505240788387013453720必要船腹量(㎥)

1168139実隻数(隻)

1168140必要隻数(隻)

752.9109.1貿易量(百万トン)

カタールプロジェクト日本向け世界全体

結論• 一次エネルギー輸送特徴を整理し、Ｌ

ＮＧ船による天然ガス輸送は小口多頻度等であること明らかにした。

• 船腹量計算モデルを開発すると共に実績値との比較から本モデルの有効性を示した。

課題• 2 地点間輸送をモデル開発の前提に置

いてある。実際に検証結果より、 2 地点間輸送は現実と近いことであると見られる。

• 今後、輸出地、輸入地は 2 地点以上の輸送を考える際、本モデルを改良し、再検証したいと考えている。

ご静聴有難うございました

輸送機器の特徴• 輸送機器の寸法と速力の関係

船の種別 型幅／全長（％） 航海速力 ( ノット )

石油タンカ 16.8 14.3

ＬＮＧ船 15.6 19

石炭船 18.3 14

季節など需要変動を考慮せず、単純在庫量の試算について

0

5

10

15

20

25

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1

時間

()

積載

量万

トン

石油 石炭 ＬＮＧ

10

12

14

16

18

20

22

10000 100000 1000000

積載量トン

()

速力

ノット

LNG 石油 石炭

ＬＮＧ

石油

石炭

補油時間　 (h) 2＊航海距離 S（マイル）25000　（マイル）＝ ＊ 一回補油時間/

2＊航海距離 S（マイル）

＝ 航海速力（ノット）/航海時間 A　 (h)

最大航海回数　　 = （３６５－ 3*7/2.5）＊２４ /(2S/V+2S*12/25000+2 ＊ A)

隻数(隻）＝＞輸送量

１航海あたりの積載量（㎥／隻*回）*最大就航回数（回）

船腹量 ＝ 必要の隻数（隻）＊１隻あたりの積載量（㎥）