「にとな文庫」 にようこそ２０１３

千葉県がんセンター　患者図書室「にとな文庫」司書　下原　康子

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「にとな文庫」誕生秘話・「にとな文庫」開設　 2006 年 5 月・「がん対策基本法」成立　 2006 年 6 月　 第 17 条　　国及び地方公共団体は　　　がん医療に関する情報の収集及び提供を行う体制の整備　　がん患者と家族に対する相談支援等を推進するための施策

・施設長の決断・医学図書館員

患者図書室全国１００を超える医療機関に患者図書室が設置がん専門病院　・栃木県立がんセンター　・埼玉県立がんセンター　・千葉県がんセンター　・国立がんセンター中央病院　・新潟県立がんセンター新潟病院　・静岡県立静岡がんセンター　・愛知がんセンター　（いいなステーション http://www.e7station.com/index.html ）

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にとな文庫の組織基盤と役割・戦略的非収益部門・心と体総合支援センター・患者相談支援

室における情報の収集＆提供部門を担当　★ここでいう情報とはがんに関する一般的な情報　　（本、雑誌、文献、Ｗｅ b 情報）などのこと。

・司書の役割は適切な資料や情報へのアクセスを助ける案内人

・個別の相談等は患者相談支援室に繋ぐ

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「にとな文庫」の財政基盤千葉県がんセンター予算

•人件費：司書 2 名交代（パート、日給）　　　•資料費：年間 40 万•設備・備品・消耗品　

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　「にとな文庫」担当者の資格

・ 司　書　　図書や情報の整理・管理・構築を行い、利用者　　が欲しい本や情報を探したり紹介したりする。　　医学図書館においては、教育、研究、診療のイ　　ンフラ部門を担う。　　

・ヘルスサイエンス情報専門員　　日本医学図書館協会 認定資格　　主な技術は医学文献の検索と提供

「にとな文庫」のサービス2012 年度

時　間：月～金　 10:30～ 16:30対　象：患者・家族・スタッフ・地域　他蔵　書：約 2400冊　雑誌3 誌貸　出： 2 冊まで2 週間入室者： 15～ 20名／一日 ( 約 3500人/ 年）貸　出：平均6 冊／一日 ( 約 1000冊/ 年）インターネット利用： 165人／年 （端末 2 台）文献検索： 15件／年（医中誌 Web、 PubMed)　

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2012 年度貸出図書にとな文庫所蔵の資料の多くはがんに関連したもので

す。 1. 　一般向けのがん本　　　 　　　　 206 冊 （町の書店や公共図書館などで見かける本）

2. 　闘病記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 201 冊 （各種のがんの闘病記、他の病気の闘病記）

3. 食事・料理　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 101 冊 （がんの食事療法、症状別献立　など）

4. 　一般向けがん雑誌　　　　 　　　　 74 冊 （『がんサポート』　『 NHK きょうの健康』）

5. 　看護学雑誌がん特集号　 　　　　　 7 冊 （『がん看護』『看護技術』など

6. 　医学専門書　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 41 冊 （「診療ガイドライン」など貸出しない本が 70 ％）

7. 　看護学専門書　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 43 冊 （『がん看護実践シリーズ』他 ) 8. 　検査・薬・補完代替医療　 　　　　 33 冊（検査値の読み方、抗がん剤、代替療法　など）

9. 　病院・子ども 介護・福祉･ 　　　 　 60 冊（ 病院、医者と患者、在宅緩和ケア　など）

10. 死生学・医学医療読み物　　　　 74 冊（医の倫理、生と死、医療問題、医学エッセイ）

11. 読み物・絵本　　 　　　　　　　　　　　　　　 　 128 冊（生老病死を考える小説・エッセイ、絵本　など） 　　　　合　　　計　　　　　　　 968 冊

　　　 

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「にとな文庫」のセールスポイント　①良書の収集　　★最新の正しいがん情報（情報本）　　　　・医学専門書（取扱い規約、診療ガイドライン 他）　　　　・看護学書、看護学雑誌がん特集号　　　　 ・一般向けのがん、生活、料理などの本　　★闘病を励まし支える読み物（闘病本）　　　　　　　　・闘病記、死生学、生老病死を考える本　　　　　・医学・医療関連の読み物、絵本

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「にとな文庫」のセールスポイント　②パンフレットから医学論文まで　様々な局面でその時々に適切な情報を幅広くかつ臨機応変に提供する。

　　（なるべく自力で探せる工夫をする）

• 雑誌論文検索：医中誌 Web 、 PubMed• 雑誌論文入手： メディカルオンライン　

他• スタッフ用図書室との連携

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「にとな文庫」のセールスポイント　③ほっと一息つけるセンター内のオアシス

　　　　　 ・家族も待ち時間に利用　　・入り口開放　　・スタッフはエプロン姿　　・ BGM　　・ コーヒー・サービス

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患者さん・ご家族の声・いい本があり、貸出もできてありがたい。・病院らしくない場所でほっとできます。・本をどんどん読んでいるうちに死ぬのが怖くなくなりました。

・はっきり知らされたほうがいい、こうして調べることができるから。

・知ることによって自分に起こったことも何も特別なことではないのだと思えるようになりました。

・がんになって初めて出会えた本があった。

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「にとな文庫」の広報１．にとな文庫通信( 隔月刊 ) 2009～ ( 現在最新号は 28号）

http://shimohara.net/nitona/tsushin/tsushinmokuji.htm２．にとな文庫 リンク集（がんに関するリンク集 ) http://shimohara.net/nitona/３．がん関連学会・研究会 http://shimohara.net/nitona/gankanrengakkai.htm４．医学図書館員が選ぶ　　　患者・家族のための医学情報ウェブサイト http://shimohara.net/nitona/kiseki/lisn.htm５．　闘病文学のページ　　　　 http://shimohara.net/nitona/tobyobungaku.html　　　

にとな文庫 リンク集（がんに関するリンク集 )

http://shimohara.net/nitona/

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がん関連学会・研究会http://shimohara.net/nitona/gankanrengakkai.htm

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医学図書館員が選ぶ　患者・家族のための医学情報ウェブサイト http://shimohara.net/nitona/kiseki/lisn.htm

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闘病文学のページhttp://shimohara.net/nitona/tobyobungaku.html

　　　　　　

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ご清聴ありがとうございました。

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