一人一人が自ら拓く　　　　技術・家庭科の学習

長野県技術・家庭科教育研究会

第４７回全日本中学校技術・家庭科研究大会第４７回関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大

会長野大会

　　一人一人が自ら拓く　　　　技術・家庭科の学習

長野県技術・家庭科教育研究会

平成２０年　長野大会研究テーマ

昭和６３年　長野大会　研究テーマ一人一人が生きる技術・家庭科の学習

平成１０年　長野大会　研究テーマ一人一人が自ら伸びる　　　　　　　　　　技術・家庭科の学習

自ら課題をもち，　　自ら課題を解決していくことができる　　　　　　　　　　　　　　　子どもを育てたい

第４７回全日本中学校技術・家庭科研究大会第４７回関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大

会長野大会全体会提案

　一人一人が自ら拓く　　　　技術・家庭科の学習

研究テーマ

　どのような場面でも　　自分のもっている力を活用して　　　 自らのねがいを達成していく　

授業場面

○ 意欲的に追究し，自ら考え工夫しながら，

　　　　　ねがいを達成し，課題を解決していく姿

○ 自らのねがいをもち，

　　　　　　　　　主体的に課題を見つけていく姿

○ 課題を解決していくことに楽しさを見い出し，　生活をよりよくしようと，工夫し創造していく姿　

新学習指導要領告示 　

　　　　　　　　　　告示

平成 20年　　　３月 28日

長 野 大 会

平成元年３月　　　　　　改訂（平成 5 年 4 月実施）

平成 10年 12月　　　　　　改訂（平成 14 年 4 月実施）

学習指導要領の改訂

昭和６３年

平成１０年

平成２０年

「生きる力」をはぐくむ「確かな学力」の定着

思考力・判断力・表現力等の育成

技術分野　Ａ 材料と加工に関する技術　Ｂ ｴﾈﾙｷﾞｰ変換に関する技術　Ｃ 生物育成に関する技術　Ｄ 情報に関する技術

家庭分野　Ａ 家族・家庭と子どもの成長　Ｂ 食生活と自立　Ｃ 衣生活・住生活と自立　Ｄ 身近な消費生活と環境

内容の再編成と必修化

選択教科の削減

新学習指導要領新学習指導要領

新学習指導要領新学習指導要領技術分野　目標ものづくりなどの実践的・体験的な学習活動を通して，

材料と加工，エネルギー変換，生物育成及び情報に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに，技術と社会や環境とのかかわりについて理解を深め，技術を適切に評価し活用する能力と態度を育てる。「ものづくり」の活動の重視

「広い視野をもって技術をみる力」　　　　　・社会や環境とのかかわり　　　　　・技術の適切な評価

新学習指導要領新学習指導要領家庭分野　目標衣食住などに関する実践的・体験的な学習活動を通して，生活の自立に必要な基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに，家庭の機能について理解を深め，これからの生活を展望して，課題をもって生活をよりよくしようとする能力と態度を育てる。

空間軸，時間軸の視点をもち，　将来を見通した　「生活をよりよくしようとする力」　　　　　　　　　　　　　　　　をつける

自ら拓く力（技術分野）

第１分科会　「教育課程（技術とものづくり）」（生物育成）　　　 　　　　

第２分科会　「技術とものづくり１」（材料と加工）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第３分科会　「技術とものづくり２」（エネルギー変換）

　　　　　 　第４分科会　「情報とコンピュータ１」（情報　コンピュータ計測）　　 　第５分科会　「情報とコンピュータ２」（情報　マルチメディアの活用）　　　　　　　　

　　　 　目的に応じた栽培計画を立て，実践する力　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　材料や工具を活用する力　　　　　　 目的にあった仕組みを協同で作り出す力　　　 計測するために，コンピュータを利用する力　　　　　　　　 多様なメディアを複合して表現する力

自ら拓く力（家庭分野）

第６分科会　「生活の自立と衣食住１」（食生活と自立）　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第７分科会　「生活の自立と衣食住２」（衣生活・住生活と自立）　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　第８分科会　「家族と家庭生活１」（家族・家庭と子どもの成長）　　　　　　　　　　　　　　　　第９分科会　「家族と家庭生活２」（身近な消費生活と環境）

　　 　　　　　 　

　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分の食事を整える力　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 衣服を活用し管理する力　　　家族や地域・社会の一員として，　　　　　　　　　　　　よりよい関係を築いていく力　　　 　　　　　 環境や資源に配慮して生活する力

「自ら拓く力」の洗い出しつける力の明確化

魅力的な題材の設定選定と題材展開の工夫

「自ら拓く学習」の実践「自ら拓く」ための手だて

各分科会の取り組み

教師の具体的な手だて

（１）課題解決力を育てる学習過程の設定（２）実際の生活とかかわる場面の　　　　　　　　　　　　　　　　　　意図的な配置（３）繰り返して学習する場面の設定（４）一人一人が体験し，　　　　　　　　　　　考え，実践する場の保証（５）個のよさをつなぐ，学び合いの場の設定（６）学びのよさを振り返る時間の確保

教師の具体的な手だて

（１）課題解決力を育てる学習過程の設定（２）実際の生活とかかわる場面の　　　　　　　　　　　　　　　　　　意図的な配置（３）繰り返して学習する場面の設定（４）一人一人が体験し，　　　　　　　　　　　考え，実践する場の保証（５）個のよさをつなぐ，学び合いの場の設定（６）学びのよさを振り返る時間の確保

（２）実際の生活とかかわる場面の　　　　　　　　　　　　　　　　　　意図的な配置　　　

　　　　　　　（５）個のよさをつなぐ，学び合いの場の設定（６）学びのよさを振り返る時間の確保

第７分科会　家庭分野「生活の自立と衣食住２」

　製作したワーキングウェアから学ぶ，　　　　　　　　　　　　　　　　　衣生活の自立

・衣服を活用し　　　　管理する力

自ら拓く力

衣生活・住生活と自立

平成１０年　新学習指導要領

被服領域

　　　　　　　「簡単な衣服の製作」は　「選択」

厳 選

　　実践的・体験的に「衣服製作」をさせたい　　　　　　・力をつける　　・生徒たちの喜び・作ることで精一杯・思うようにできなかったから製作品は使わない

「衣服を活用し管理する力」　

製作題材

　ワーキングウェア

題材展開（２４時間扱い）

衣生活と衣服の働き（１）

学習のまとめ（１）

ﾜｰｷﾝｸﾞｳｪｱを　　　　　　作ろう

（１０）

ワーキングウェアの　　　　　　活用と管理

（１２）

自作のワーキングウェア　　　　　　　を使っていく中で，　　適切に活用する力を　　　　　　　　　つけていく「作って終わる。」　から，「作って終わる。」　から，「作って始まる。活動して始ま「作って始まる。活動して始まる。」る。」　　　　　　　　　　　　　　　授　　　　　　　　　　　　　　　授業への転換業への転換

第７分科会 キーワード第７分科会 キーワード

学習展開

課題解決学習課題解決学習汚れ取り（洗濯，染み抜き）アイロンかけ縫製繊維の種類　　　　等の問題

課題毎に　　　　追究

個のよさをつなぐ学び合い個のよさをつなぐ学び合い学びのよさを振り返る場学びのよさを振り返る場

「衣服を活用し管理する力」　

(1)日常の衣生活に関心や課題をもち，　主体的に衣服の選択や手入れ及び　製作に取り組み，よりよい衣生活を　実践しようとする力(2) 衣服の選択，手入れ，製作に課題　をもち，その解決方法を自分なりに工夫し，日常生活　でよりよい衣生活ができる力(3) 衣服の構成や製作に関する基本的な知識をもち，

　自分のねがいや使用目的に沿った簡単な日常着の　製作が正確にできる力(4) 衣服の機能や素材にあった管理方法がわかり，衣　服の選択や手入れなどの管理が適切にできる力

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」

　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　第１分科会　　「教育課程」　

「一人一人が自ら拓く　　技術・家庭科の学習」　　　　　をめざす教育課程

「生きる力」をはぐくむ「確かな学力」の定着

思考力・判断力・表現力等の育成

技術分野　Ａ 材料と加工に関する技術　Ｂ ｴﾈﾙｷﾞｰ変換に関する技術　Ｃ 生物育成に関する技術　Ｄ 情報に関する技術

家庭分野　Ａ 家族・家庭と子どもの成長　Ｂ 食生活と自立　Ｃ 衣生活・住生活と自立　Ｄ 身近な消費生活と環境

内容の再編成と必修化

選択教科の削減

新学習指導要領新学習指導要領

　・ガイダンス的な内容の題材の設定　・各分野の内容を融合して扱う題材　　の設定　・総合的な学習の時間との関連

新学習指導要領への対応

ガイダンス的な内容の題材の設定

指導計画の作成と内容の取扱い

小学校における学習を踏まえ，他教科等との関連を明確にして，系統的・発展的に指導ができるよう配慮すること

・１年生の学習開始の段階で設定・小学校の学習・他教科等とのつながりがわかる・３年間の学習内容を見通すことができる・実践的・体験的な学習を通す

ガイダンス的な内容の題材の設定技術分野　　『技術』って，どんな勉強するの？

～名刺＆カードフォルダ作り～

第９分科会からの提案家庭分野　　「家庭分野の学習を始めよう」

「３年間のまとめ」の時間の確保・つけてきた力の自覚・生活にいかしていく動機づけ

各分野の内容を融合して扱う題材の設定

第４分科会の製作題材スピーカボックス

　・材料と加工に関する技術　・エネルギー変換に関する技術　・情報に関する技術

第８分科会の題材高齢者や幼児との　　　　　　ふれあい体験　・家族・家庭と子どもの

成長　・食生活と自立

総合的な学習の時間との関連総合的な学習の時間

○ 自ら課題を見付け，自ら学び，自ら考え，主体的に判断し，

　よりよく問題を解決する資質や能力の育成○学び方やものの考え方を身に付ける○問題の解決や探究活動に主体的，創造的，協同的に取り組む　態度を育てる○自己の生き方を考えることができるようにする中央教育審議会「学習指導要領改善の答

申」総合的な学習の時間で取り扱うテーマに応じ、関連の深い教科を担当する教師が中心となることも考えられる

技術・家庭科学習と積極的に関連づける

総合的な学習の時間との関連

総合的な学習の時間技術・家庭科・基礎的・基本的な操作・ソフトの使用方法メディアを複合した制

作（第５分科会提案）

・学習のまとめ・成果の発信

　幼児や高齢者との　　　　　　ふれあい体験 　　（第８分科会提案）

・命を題材にする学習

　目的をもって　　　　　栽培する学習　　（第１分科会提案）

・生産的な学習・環境について考え，　　　　　　　実践する学習

題材配置の例 Ａ

家庭３学年 (35)技術

家族・家庭　 17　（第８分科会の提案内容）

まとめ 1情報　 17

　（第５分科会の提案内容）

技術家庭

材料と加工　 30　（第２分科会の提案内容）

食生活 25　（第６分科会の提案内容）

ガイダンス的な内容　５１学年 (70)

（第９分科会の提案内容）

家族・家庭 5

２学年 (70)技術

家庭

（第１分科会の提案内容）

エネルギー変換　 20

衣生活・住生活 25　（第７分科会の提案内容）

生物育成　 15

消費・環境 10

２学年 (70)技術

家庭

（第１分科会の提案内容）

衣生活・住生活 30　（環境の視点を含む）

家庭３学年 (35)技術

家族・家庭　 17　（第８分科会の提案内容）

技術家庭

材料と加工　 24

食生活 25　（第６分科会の提案内容）

ガイダンス的な内容　 5１学年 (70)

家族・家庭と消費・環境を含む

まとめ 1

生物育成　６

材料と加工 , ｴﾈﾙｷﾞｰ変換 ,情報　 12

題材配置の例 Ｂ

生物育成　９

材料と加工，ｴﾈﾙｷﾞｰ変換，情報　 17

情報　 14　（第５分科会の提案内容）

（第３，４分科会の提案内容）

（第３，４分科会の提案内容）

消費・環境 5

家族・家庭　5

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　第１分科会　　「教育課程」　生物育成

スプラウトを育てることで，作物を自分の目的通りに栽培していく力を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高める学習

①作物の生育過程を観察し，比較できる力②作物の環境条件を整える力③栽培の見通しをもつ力④作物を栽培し，管理する力⑤自分の栽培技術を評価し，活用できる力

栽培学習でつける力

目的に応じた栽培計画を立て，実践する力自ら拓く力

目的が明確なら意欲的に取り組

める生徒

作物を育てて　 みたいと思って　　　 いる生徒

栽培時期や期間，施設等に制約されず，環境条件を調整することの大切さがわかる題材

④一人一人が体験し，考え，実践する場の保証

①導入題材としての位置付け

② 試しながら追究していく　　課題解決学習の展開

③生徒の学習意欲の向上

本時

個のよさをつなぐ学び合いの場や，達成感・満足感を実感できる振り返り

の場題材展開 (全６時間）

・スプラウトについて知る（総合）

①目的を持ち， 1回目の栽培②2回目の目的を持つ

④栽培計画にそって栽培⑤栽培結果の考察　・利用（家庭科）

⑥露地栽培の計画

学習問題　スプラウトを自分の目的通りに栽培するには、どのように栽培計画を立てるとよいのだろうか。

Ａさんの目的1回目の栽培では、自分の目的通りに栽培できなかった。ハムで巻いて食べるので、食感がでるように長くしたい。

③2回目の栽培計画

Ａさんの追究の過程

自分の「環境条件カード」と共通していることが多いが、自分の「環境条件カード」と共通していることが多いが、日光に当てる時間が違う。環境条件が違うと、生長に違い日光に当てる時間が違う。環境条件が違うと、生長に違いがでる。がでる。

比較からの気づき

環境条件を項目化したカード 実際のスプラウト

日光に当てる日数種まき６日間

　　　　　

４日間

３日間

３日間

２日間

ＫＦさん

緑が濃いが短

い

Ｍさん

まだ緑が薄

いＦさん

このくらいがよ

い

Ｋさん

緑が濃

い Ｓさん

やはり

　３日間がよ

い

自分の目的通りに栽培するには、日光は、３日間当てるとよさそうだ。

友達はどうやっているのだろう？

水耕石を底に敷き、毎日霧吹きで水をやり、収穫３日前に日光に当てよう。　計画通りに世話すれば目的通りのマスタードスプラウトになると思う。自分の目的通りに育てるためには、環境を調節することが大切だ。しっかり世話していきたい。　

栽培の見通し自分の目的通りに栽培していくための適切な環境条件

作物を自分の目的通りに栽培していく力

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　第２分科会　　「技術とものづくり１」

材料と加工に関する技術確かな技術を身につけ，

　　　　自信を高めていくものづくりの学習　　　　　　　　　

1学年の題材として　・基本加工のほとんどを網羅し，課題解決学習を組みやすい　・生活を振り返り，設計を変更できる　・可能な部分は機械加工を取り入れたり，設計の共通化により難易度を下げる　・収納題材ということで，実生活での活用の幅も広い

基礎技能を定着でき，自らの生活に根ざした題材が必要「自分だけのプチタンスを作ろう」

生徒の実態　　関心は高いが技能の低下が見られる生徒　　課題に向けて追究の姿が弱い生徒

指導の見返しから　　　確かな技能をつけたい　　　完成の喜びを自信につなげたい

自ら拓く力　「材料や工具を活用する力」

　・基本加工のほとんどを網羅し，課題解決学習を組みやすい　・生活を振り返り，設計を変更できる　・可能な部分は機械加工を取り入れたり，設計の共通化により難易度を下げる

「プチタンス」について「プチタンス」について

生活を振り返る場としての設計

外枠材料　　　　 キハダ　 1200×155×15引き出し材料　　アガチス 900× 45×12

CDラックとして

小物入れとして

引き出し部の工夫

基本設計

底板で大きさを調節

外枠に合わせた設計

緻密な加工の体験

題材の展開題材の展開

第 2題材　技能の発展，繰り返しの題材　　（引き出しの製作　全 12 時間扱い）

第 2題材のねらい

繰り返しによる技能の定着緻密な加工の必要感既習技能の工夫

第 1題材　基礎技能定着のための題材　　（プチタンス外枠の製作　全 16 時間扱い）

発展

第 1題材のねらい

生活を振り返る場（設計）基礎技能の定着課題解決の方法を学ぶ

公開授業の場面公開授業の場面

のこぎりびき 利用において，他の工具との共通点が多い課題解決場面を設定しやすい

学習問題　材料をまっすぐに切断しようペアで作業①

グループで情報交換

ホワイトボードにグループでまとめたコツを貼る

前回より上達した生徒の紹介（ＩＣＴ利用）

ペアで作業②

課題追究

学びの共有

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」 　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

エネルギー変換に関する技術ｱｲﾃﾞｱを出し合いながら，ﾁｰﾑの課題を解決し，

　工夫・創造する力を育成する必修ロボコン学習　　　　　　　　　

　　　第３分科会　　「技術とものづくり２」　　

魅力的なロボコン学習

選択教科や部活動などでロボコン

学習に夢中になる生徒たち

○ 協同で培われる

　　　　コミュニケーション能力

○ 工夫し創造する力

○ 目的に合ったしくみを作り出す力

自ら拓く力自ら拓く力

必修にふさわしいロボコンに全員 が履修 できる も の に し て ，

興味・ 関心・ 意 欲 を引き出 し な が ら

自 ら 拓 く 力 を つ け た い

「みんなでロボコン」　　　　　　　　　　　　の創造

「みんなでロボコン」　　　　　　　　　　　　の創造

ロボコン必修化のために

①　スモールステップでのロボット製作　　 アイテムを移動するロボット　　　アイテムを移動し、放出するロボット　　　アイテムを取り込み、移動・放出するロボット　②「みんなでロボコン」　　　　　　　ルールの設定

　題材展開の工夫

ロボコン必修化のために

　学習形態の工夫

①　チーム学習②　話し合いのルール③　アイデアポイント制

昨年の実践から　

・アイディアを出しやすくする・アイディアを連鎖させみんなで高めあう・アイディアを共有する

　アイディアポイント制　導入のねらい

公開授業では

・現在のロボットをどう発展させるか・共通の課題を見つけ、　　　　　　　アイディアを共有する

アイテムを移動し、放出するロボット

　アイテムを取り込むために設計

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　選択授業　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　選択授業　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

情報に関する技術（ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ計測）一人一人が，スピーカボックス作りへのねがいを　　　　　明確にしていくコンピュータ計測の学習　　　　

　　

　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　

・生活の中で利用されている

「コンピュータを利用した計測・制御　

自ら拓く力「計測するために，コンピュータを利用する

力」

　ものづくりとの融合題材　　　　　　Ｍｙ スピーカのある生活

・新学習指導要領で必修

・意識していない子どもたち

Ｍｙ スピーカのある生活

電気エネルギーの利用　 (6)

電気エネルギーを音に変換する仕組み(2)

スピーカボックスの構想と設計(4)

スピーカボックスの製作　(15)

自分のスピーカの特性試験パソコンとの接続　　　　(3)学習のまとめ　 (1)

アンプの製作　 (4)

情報

情報

材料と加工

エネル

　　ギ

ー

スピーカボックスの構想と設計(4)

Ｍｙ スピーカのある生活

電気エネルギーの利用　 (6)

電気エネルギーを音に変換する仕組み(2)

スピーカボックスの製作　(15)

自分のスピーカの特性試験パソコンとの接続　　　　(3)学習のまとめ　 (1)

アンプの製作　 (4)

情報

情報

材料と加工

エネル

　　ギ

ー専用ソフトウェア　　　　　　による設計

効率的な設計

コンピュータ計測

スピーカボックス　　　　　　　の試作

本時

　スピーカの音を確かめ　　自分の音に近づける方法を見つけだそう

客観的な計測結果

・コンピュータ計測のしくみ　　・コンピュータの有用性

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

情報に関する技術 ( ﾏﾙﾁﾒﾃﾞｨｱの活用 )

　多様なメディアを　　　　　　複合したＣＭ制作で，　　情報活用能力を　　　　　　　　高めていく学習

　　

　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」　

第５分科会 情報とコンピュータ２

　多様なメディアを　　　複合して表現する力

• 情報に関する基礎的・基本的な知識と技術を身につける

• ねがいをもち，　　　意欲的に表現していく力をつける

技能を身につける喜びをもつ

相手を意識し目的をもって制作

ディジタルデータを取り扱う上で必要な技術的要素が全て入っている

文字 写真 図や表 音声や音楽ファイルの種類、拡張子データの大きさ解像度、色の深さ

動画題材

多様なメディアを複合して表現する力

～マルチメディア題材のもつ特徴～

　本題材でつける力

• 企画・設計の力

• ディジタルデータに関する科学的な理解

• 情報モラル

伝える相手を意識して、必要な事項を分析し、計画を練った上で作業する

作業する上で、完成品を意識し、規格にあわせて素材を加工・準備してまとめ上げる

撮影・録音などにあたって生ずる著作権や社会に対する影響を考える

仕上がりのデータ量、企画・設計時の追究に適した長さ

本時での場面と条件• ３０秒間のＣＭを制作

• 伝える事項が明確な説明的な題材とすること

• 学校に関わった題材のテーマ

クラブでの基礎練習の方法や、道具の使い方など

授業時間内に素材の準備を試行錯誤できる内容

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　学びをいかした食事作りを通して，　　　　　　よりよい食生活を考え実践する学習　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」

自ら拓く力

自分の食事を整える力

食生活と自立

題材展開（２５時間扱い）

（１２）

一日分の献立を考え、

学習のまとめをしよう　　

健康と食事を考えよう（４）

日常食の調理をしよう

（９）

１　健康と食事を考えよう 栄養と健康に関する基礎知識

２　日常食の調理をしよう 基礎的・基本的な技術と実習

食品の調理上性質や食品の選択

３　１日分の献立を考え，学習のまとめをしよう 既習事項を活用した食事作り 実習の条件

一日分の献立作成　→　２回目の「朝食作り」

本　　時

実習の条件 Ａ君加工食品の活用

B さん調理時間の短縮　→　用具の工夫

Ｃさん 野菜不足の解消

各自の課題追究各自の課題追究

本　　時

新たな気づき既習事項の重点のまとめ　　　　　　　　　学び合い

　自分の食生活で自分の食生活で　　　食事を整える　　　食事を整える力力

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

衣生活・住生活と自立製作したワーキングウェアから学ぶ，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　衣生活の自立　　　　　　　　　

　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」

自ら拓く力　衣服を活用し

　適切に管理する力

　ワーキングウェアの製作・活用を通して、衣服の選択や手入れの方法を学び、適切に管理するする力をつけていく

◆ワーキングウェアの活用

・調理実習、住まいの掃除

・技術分野、美術などの他教科

・給食や清掃時

・家庭での　　　　ホームワークの位置づけ

一人一人が体験し、考え、実践していく場

　臭い　　 消臭剤

　　　

　洗濯　の必要性

　ポケットなどのほつれ

　調べ学習　

　縫製の丈夫さ

「調理・給食のものだ」

ニンヒドリン実験 練習布

豊かな生活につながる！！！

活用

製作製作

手入れ・管理

振り返り

自分の衣生活にかえる

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

家族・家庭と子どもの成長高齢者や幼児とのふれあい体験を通して，

　　　　　　　家族と家庭の役割を理解し，　　　　　　　　　　　　　　家族との生活を考える学習　　　　　　　　　

　第８分科会　　「家族と家庭生活１」

『家族や社会の一員としてよりよい関係を築いていく

力』

第８分科会　家族と家庭生活１

【拓く力】家族や社会の一員としてよりよい関係を築いていく

【発達段階】「人間関係が煩わしい」と思う反面

　集団の中での自分の役割を考え行動しようとする中学生

題材『川中島に伝わるおやつを幼児と一緒につくろう』

　魅力②生活体験の異なる生徒が，家庭の機能（子どもを育てる，　　　　　食文化を伝承する）を体験できる　　　　　　　　　　　　

　　魅力③関わり方を相手に応じて工夫できる　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　魅力①ふれあい体験から相手への理解を深め、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　共に活動する楽しさを味わえる　　　　　　　　　　　

幼児への理解を深める運動機能の体験　　　　　　　　　　　　　　　　　

幼児への興味・関心をもつふれあい体験

家庭の機能を理解する高齢者から学ぶ郷土料理実習

幼児の発達に応じた郷土料理を工夫改良した調理

幼児へのかかわり方を検討するリハーサル学習

検討したかかわり方を活かすふれあい体験　　　　　

公開

地域の方とふれあい家庭の機能を理解し、生活に活かす

地域の高齢者や幼児と触れ合い、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　家族や社会の一員として、

関係を築いていこう。

育てる立場で幼児にどう関わったらよいか？

相手の役割や特徴をよく理解してかかわっていこう。自分も地域の子どもの成長にかかわっていけそうだ。

総合的な学習の時間○命の尊さ、愛おしさを学ぶ　　　　乳幼児抱っこ体験　　　　○命のつながりを学ぶ　　　　　　　　福祉体験学習　　　

○郷土の魅力にふれる　　　　　　　　　　　郷土探訪など　　　　　　

自分の成長と家族や地域との関係を理解する 調査活動　　　　　　　　　　　　　　　　　

公開【自ら拓く姿】

幼児との関係を築けた達成感充実感を味わう姿

実生活で、家族や社会の一員としてどう生活するかを考える姿

幼児の発達の特徴を考えながら幼児へかかわる姿

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

　　一人一人が自ら拓く　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の　　　　　　　技術・家庭科の学習学習

技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

身近な消費生活と環境　環境や資源に配慮した生活を　　　　　　　　　　　実践していく力を高める学習　　　　　　　　　

　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

自ら拓く力

環境や資源に　　　　配慮して　　　　　生活する力

ガイダンスガイダンス「家庭分野の学習を始めよう」「家庭分野の学習を始めよう」

「環境」にも目を向ける「環境」にも目を向ける　　　　　　　　　　場面　　　　　　　　　　場面設定設定　　　　　『野菜炒めの調理』　『野菜炒めの調理』

ガイダンスガイダンス

　 　 ○家庭分野の他の題材とのかかわり○家庭分野の他の題材とのかかわり○他教科との関連○他教科との関連

　　○小学校の学習のふり返り　○小学校の学習のふり返り　　○中学校家庭分野での学び方，学習の見通し　○中学校家庭分野での学び方，学習の見通し

時間軸の意識

空間軸の意識

「「身近な消費生活と環境」の学習学習１年 ガイダンス

　　家族・家庭と家族の成長

　　食生活の自立

２年 　衣生活・住生活と自立 　身近な消費生活と環境

３年 　家族・家庭と子どもの成長

　まとめ

　「水」を汚さない　　　掃除や生活の方法

「水」「洗剤」「ゴミ」を視点にした調理実習

　リフォームによる　　　　　「ゴミ」の減量化 「消費」につい

ても他題材と関連づ

け

公開授業の場面　調理実習の振り返り　調理実習の振り返り　　　　　　　　　　　　　　　　（ＶＴＲ視聴）（ＶＴＲ視聴）　　　　　　　　　　　　

　気づきや問題点　気づきや問題点　　　　　　を考え合う　　　　　　を考え合う（（科学的な裏づけや　　　　　　驚きの経験）

　　　　　　　　　　　　

　　　　新たな視点新たな視点　　　　　　　　更なる意欲　　　　　　　　更なる意欲

　　　　　　

　　一人一人が自ら拓く　　　　　　　技術・家庭科の学習技術分野

家庭分野

　第１分科会　　「教育課程」　　第２分科会　　「技術とものづくり１」　第３分科会　　「技術とものづくり２」　第４分科会　　「情報とコンピュータ１」　第５分科会　　「情報とコンピュータ２」

　第６分科会　　「生活の自立と衣食住１」　第７分科会　　「生活の自立と衣食住２」　第８分科会　　「家族と家庭生活１」　第９分科会　　「家族と家庭生活２」

一人一人が自ら拓く技術・家庭科の学習

長野県技術・家庭科教育研究会

第４７回全日本中学校技術・家庭科研究大会第４７回関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大会

長野大会