大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール ...

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1 大大大大大大大 西 大大大大 中中中中 中中中中中中中 中中中中中中中 大大 大大 大大 大大 大大 大大 大大 大大

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大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班. 玉川 正和 島岡 知未 諸橋 謙介  渡邊 亮太. 覚えていますか?. 今年の春の マグロ騒動を …. 日経 新聞 2010 年 3 月 14 日. 朝日新聞  2009 年  9 月 10 日. ミナミ マグロ. クロマグロ. ビンナガ. キハダ. メバチ. 大西洋クロマグロの資源量推移. 千トン. 大西洋クロマグロの資源量が減少。. 年. 「 増えた分」だけ 獲れば資源を 持続的に利用できる!!. 大西洋クロマグロは減少したのか?. なぜ. - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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大西洋クロマグロの資源管理

中央大学 武田ゼミナール マグロ経済学班

玉川 正和 島岡 知未 諸橋 謙介 渡邊 亮太

Page 2: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

覚えていますか?今年の春のマグロ騒動を…

朝日新聞  2009 年  9 月 10 日

日経

新聞

20

10

年3

14日

2

Page 3: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

3

クロ

マグ

メバ

ミナ

ミマ

グロ

キハ

ビン

ナガ

Page 4: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

大西洋クロマグロの資源量が減

少。0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

REPORT OF THE 2008   ATLANTIC BLUEFIN TUNA STOCK ASSESSMENT SESSION

千トン

大西洋クロマグロの資源量推移

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Page 5: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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「増えた分」だけ獲れば資源を持続的に利用できる!!

Page 6: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

 大西洋クロマグロは減少したのか?

持続的に利用できる解決策とは??

なぜ

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Page 7: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

目次

第1章.資源量減少の原因

第2章.資源管理の問題点

第3章.解決策

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Page 8: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

千トン大西洋クロマグロの資源量推移

大西洋クロマグロが減少した原因は?

8出所: REPORT OF THE 2008  ATLANTIC BLUEFIN TUNA STOCK ASSESSMENT SESSIONより作成

Page 9: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 20100

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

漁獲量

漁獲枠

9出所: ICCAT Report  2008-2009より作成

漁獲枠と漁獲量の関係千トン

漁獲枠で獲れば、資源を持続的に利用できる

漁獲枠以上を獲っている為資源量が減少してしまった…。乱獲大西洋クロマグロの

減少の原因は、漁獲枠以上を獲るという乱獲によるもの!!

Page 10: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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資源枯渇共有地の悲劇

 なぜ、  漁獲枠を守らずに  獲ってしまうのか?

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Page 11: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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持続的に漁業するために1匹ずつ獲ろう!

一人が獲り控えても、他の漁業者が過剰に獲ってしまうので、結局過剰に漁獲してしまう。

  なぜ、   「共有地の悲劇」を   解決できないのか?

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Page 12: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

目次

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第1章.資源量減少の原因

第2章.資源管理の問題点第3章.解決策

Page 13: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

大西洋クロマグロを管理する機関

ICCAT(大西洋まぐろ類国際保存委員会)アメリカ、日本、南アフリカ、ガーナ、カナダ、フランス、ブラジル、モロッコ、韓国コートジボワール、アンゴラ、ロシア、ガボン、カーボヴェルデ、ウルグアイサントメ・プリンシペ、ベネズエラ、赤道ギニア、ギニア、イギリス、リビア、中国クロアチア、 EC、チュニジア、パナマ、トリニダード・トバゴ、ナミビア、バルバドスホンデュラス、アルジェリア、メキシコ、バヌアツ、アイスランド、トルコ、ノルウェーニカラグア、グアテマラ、セネガル、フィリピン、ベリーズ、シリア、ナイジェリアセントビンセント及びグレナディーン諸島、エジプト、アルバニア、シエラレオネモーリタニア

加盟国等

外務省WEBページ 「 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fishery/iccat.html」より作成

なぜ、国際機関?

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Page 14: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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マグロは高度回遊性魚類

世界を泳ぎまわる魚

Page 15: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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一国 国際機関法的拘束力

あり法的拘束力

なし

国際機関と国の管理の違い

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決定事項に対して…

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異議申し立てができる

「守らない」という態度が通用

脱退可能

このような国際機関の特徴では、持続的な水準での資源管理が困難。

Page 17: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 20100

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

漁獲量

漁獲枠

17出所: ICCAT Report  2008-2009より作成

漁獲枠と漁獲量の関係千トン 乱獲

Page 18: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

目次

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第1章.資源量減少の原因

第2章.資源管理の問題点

第3章.解決策

Page 19: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

 どうすれば、  持続的な水準で  漁獲量を管理できるのか?

漁獲枠と漁獲量の関係千トン

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 20100

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

漁獲量

漁獲枠

出所: ICCAT Report   2008-2009 より作成

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乱獲乱獲されたマグロの大部分は日本で

消費されている。ICCAT 報告書( 2008 )

Page 20: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

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大西洋

国際機関による管理が困難

市場のある日本で管理は

できないのか?

Page 21: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

マグロ関税

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Page 22: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

価格

D (需要)

S (供給)

(現在の漁獲量) 22

Q1

Page 23: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

23参照: ICCAT Report  2008-2009

漁獲枠と漁獲量の関係千トン

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 20100

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

漁獲量

漁獲枠

乱獲Q1

Page 24: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

価格

D (需要)

S (供給)

(現在の漁獲量)漁獲枠(持続可能な漁獲量)乱獲部分 漁獲量を、漁獲枠まで減らしたい!!税

価格上昇

漁獲量減少関税

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Q1

持続的利用可能!!

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・国際的な機関ではなく、 日本が税率を設定できる・漁業者が乱獲しない インセンティブが働く

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マグロ関税のメリット  

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大西洋クロマグロの多くを消費する日本が資源を持続的に利用できるように関税をかけ、国際的な責任を果

たしてゆくべき。26

まとめ  

Page 27: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

外務省経済局海洋課監修 (1997)『英和対訳国連海洋法条約』成山堂書店河田幸視 (2007) 『自然資源管理の経済学』大学教育出版河野博・茂木正人・中村庸夫・中村武弘 (2007) 『食材魚貝大百科 < 別巻 1> マ

グロのすべて』平凡社佐和隆光・植田和弘 (2002) 『環境の経済理論 岩波講座 環境経済・政策学

( 第 1 巻 ) 』岩波書店中野秀樹・岡雅一 (2010) 『マグロのふしぎがわかる本』ポールクルーグマン・ロビンウェルス (2007) 『クルーグマン ミクロ経済

学』東洋経済新聞社山下東子 (2009) 『魚の経済学』日本評論社外務省 HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/ )水産庁 HP(http://www.jfa.maff.go.jp/)独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所 (http://fsf.fra.affrc.go.jp/) OPRT 社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構 (http://www.oprt.or.jp/top.html)ICCATHP(http://www.iccat.int/en/)

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参考資料  

Page 28: 大西洋クロマグロの 資源管理 中央大学 武田ゼミナール  マグロ経済学班

ご清聴ありがとうございました!

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