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測量学実習

Auto CAD マニュアル 1

はじめに

Auto CAD は、全世界で最も多く使用されている『世界標準 CAD ソフト』です。使用方法

を修得することが、技術経験として大きな意味を持ちます。

注意＊＊＊＊＊＊＊＊

『前回の授業で保存したファイルを開きたい』

MO や FD の中の Auto CAD ファイル(拡張子は.dwg となります)をダブルクリ

ックして開くのではなく、Auto CAD ソフトを立ち上げてから、『ファイル』→『開

く』でファイルを指定してください。MO や FD をダブルクリックしてファイル開

くと Auto CAD が不安定になります。

『友達のファイルをコピーして使う』

課題図面等、図面枠のついた図面を作成した場合、図面ファイルにプログラムで

学籍番号を書き込んでいます。他人の図面のコピーに関しては、すべてチェック

することができます。

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画面構成

メニューバー：

コマンドを選択するメニューバーです。

ツールバー：

コマンドのアイコンを収録したメニューバーで、自由に移動できます。

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作図領域：

図面を作図する領域です。

コマンドライン：

プロンプトメッセージを表示します。また、プロンプトに対する応答（数値、座標など）

を入力します。

ステータスバー：

座標、スナップやグリッドなどのモード状態を表示します。また、選択しているコマンド

の概要とコマンド名を表示します。

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コマンドの実行方法

Auto CAD でのコマンドの実行方法は、メニューバー、ツールバー、スクリーンメニュー、

キーボードの 4 種類の方法があります。

１、メニューバーからの実行

多くのコマンドは、メニューバーから選択することによって開始できます。

メニューをクリックするとプルダウンメニューが表示されます。

作成関係のコマンドは、『作成(D）』に含まれており、コマンドの種類別に分類されていま

す。

２、ツールバーからの実行

ツールバーのアイコンをクリックすることによって、コマンドを実行することができます。

ツールバーもコマンドの種類別分類されています。目的のアイコンにカーソルを合わせる

と、そのアイコンの内容を表示します。

３、キーボードからのコマンド入力

コマンドウィンドウに、キーボードからコマンドを直接入力する方法です。

例）線分コマンドを実行する場合：キーボードから LINE と入力します。

ショートカットキー

他に、キーボードから直接入力する方法には、コマンドのショートカットキーがあります。

線分コマンドを実行するとき、LINE と入力せずに、ショートカットキーである L と入力

しても実行することができます。

よく使うショートカットキーを以下に記しておきますので参考にしてください。

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― Auto CAD R14 ショートカットキー一覧 ― メニューコマンドｼｮｰﾄｶｯ

ﾄメニューコマンドｼｮｰﾄｶｯ

ﾄ円弧 ARC A 読みこみ INPORT IMP 面積計算 AREA AA ブロック挿入 DDINSERT I 配列複写 ARRAY AR オブジェクトの挿

入 INSERTOBJ IO

境界ハッチング BHATCH H 画層管理 LAYER LA ブロック定義 BMAKE B 引出線記入 LEADER LE 部分削除 BREAK BR 長さ変更 LENGTHEN LEN 面取り CHAMFER CHA 線分 LINE L 円 CIRCLE C オブジェクト情報 LIST LI 複写 COPY CP 線種尺度 LTSCALE LTS 属性定義 D DDATTDEF AT メジャー MEASURE ME 属性編集 D DDATTE ATE 鏡像 MIRROR MI 特性変更 D DDCHPROP CH 移動 MOVE M 色設定 D DDCOLOR COL モデル空間 MSPACE MS 文字編集 D DDEDIT ED マルチテキスト MTEXT MT グリップ管理 D DDGRIPS GR メタビュー管理 MVIEW MV ブロック挿入 D DDINSERT I 画面移動 PAN P オブジェクト編集 D DDMODIFY MO 形式を選択して貼

り付け PASTESPEC PA

O スナップ設定 D DDOSNAP OS ポリライン編集 PEDIT PE 名前変更 D DDRENAME REN ポリライン PLINE PL 作図補助モード管理 D DDRMODES RM 印刷 PLOT PRINT オブジェクト選択設定D

DDSELECT SE 点 POINT PO

UCS 管理 D DDUCS UC 基本設定 PREFERENCES PR UCS プリセット D DDUCSP UCP プレビュー PREVIEW PRE 単位管理 D DDUNITS UN ペーパー空間 PSPACE PS 視点管理 D DDVIEW V 名前削除 PURGE PU 寸法記入 DIM D AutoCAD の終了 QUIT EXIT 平行寸法記入 DIMALIGNED DAL 四角形 RECTANGLE REC 角度寸法記入 DIMANGULAR DAN 再描画 REDRAW R 並列寸法記入 DIMBASELINE DBA 全再描画 REGEN RE 中心記入 DIMSENTER DCE 回転 ROTATE RO 直列寸法記入 DIMCONTINUE DCO 尺度変更 SCALE SC 直径寸法記入 DIMDIAMETER DDI スクリプト実行 SCRIPT SCR 寸法編集 DIMEDIT DED 変数設定 SETVAR SET 長さ寸法記入 DIMLINEAR DLI スナップ SNAP SN 座標寸法記入 DIMORDINATE DOR ２D 塗りつぶし SOLID SO 寸法スタイル上書き DIMOVERRIDE DOV スペルチェック SPELL SP 半径寸法記入 DIMRADIUS DRA スプライン SPLINE SPL 距離計算 DIST DI ストレッチ STRETCH S ディバイダ DIVIDE DIV 文字スタイル管理 STYLE ST ドーナツ DONUT DO 厚さ THICKNESS ダイナミック文字記入 DTEXT DT 幾何公差 TOLERANCE TOL ３D ダイナミック文字視点

DVIEW DV ツールバー TOOLBAR TO

楕円 ELLIPSE EL トリム TRIM TR 削除 ERACE E 単位管理 DDUNITS UN 分解 EXPLODE X 視点管理 DDVIEW V 書き出し EXPORT EXP ３D 視点 VPOINT VP 延長 EXTEND EX 個別バインド XBIND XB フィレット FILLET F 構築線 XLINE XL ハッチング HATCH H 外部参照 XREF XR ハッチング編集 HATCHEDIT HE ズーム ZOOM Z 隠線処理 HIDE HI

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割り込みコマンド：

AutoCAD では、コマンドの実行中に他のコマンドを割り込んで使用することができます。

割り込みコマンドには、コマンドの前に【’】アポストロフィを入力します。

例）線を引いている途中で画面移動するときは、ショートカットキー（P）を使用します。

コマンド l i n e L【Enter】

どこから：任意の点をクリックします。

どこへ： 'P【Enter】

≫【Esc】または【Enter】を押して

終了するか、右クリックして

ﾎﾟｯﾌﾟｱｯﾌﾟﾒﾆｭｰを表示してください。≫

line コマンド再開.

どこへ：任意の点をクリックします。

コマンドの強制終了：

コマンドの実行中に、取り消したい場合【Esc】または【Ctrl】+【C】を押します。

コマンドの繰り返し：

直前の動作を繰り返したい場合、【Enter】またはマウスの右ボタンをクリックします。

操作を元に戻す：

・操作を間違って編集してしまった場合

U【Enter】または『編集(E)』ﾒﾆｭｰから『Undo（一回元に戻す）(U)』を選択します。

ツールバーから（Undo（一回元に戻す））を選択します。

・元に戻した操作を取り消す（Undo の Undo）

『編集(E)』ﾒﾆｭｰから『Redo(Undo 前に戻す)(R)』を選択します。

ツールバーから（Redo(Undo 前に戻す)）を選択します。

コマンドウィンドウ操作

割り込みコマンド部分（≫マークは割

り込み表示を意味します）

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作図コマンド

マウスの基本操作：

線分：・線分のひき方

『作成（D）』メニューから『線分（L）』を選択します。

コマンド l i n e L【Enter】

どこから：点 A をクリックします。

どこへ：点 B をクリックします。

右ボタン：確定

【Enter】と同じ意味

左ボタン：指示

選択


＊ステータスバーの直行

モードをダブルクリック

するか、【F8】を押すとカ

ーソルが垂直・水平のみ

に動きます。

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・線分の終了

どこへ：右クリックして、線分を終了します。

ポリラインと線分：

『作成（D）』メニューから『ポリライン（P）』を選択します。

コマンド：pline

どこから点 A をクリックします。

A=円弧/C=閉じる/H=１/２幅/L＝

長さ/U=元に戻す/W=幅/

＜終点＞：点 B・C・D・E をクリックして右クリックします。



(線分とポリラインの違い)

線分は、1 本 1 本が個別の

オブジェクトであるのに対

して、ポリラインは、接続

された線分が 1 つのオブジ

ェクトとして認識されま

す。面積計算などには、こ

のポリラインを使います。

ポリラインを分割するに

は、分解を使います。

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構築線の作成：

垂直な構築線の作成

『作成（D）』メニューから『構築線（T）』を選択します。

コマンド：xline H=水平/V=垂直

/A=角度/B=2 等分/0=オフセット/

<どこから>： V【Enter】

通過点：点 A をクリックします。

通過点：点 B をクリックします。

通過点：右クリックします。


水平な構築線を作成する場

合は、一番最初に H と入力

します。

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表示コマンド

【準備】１、『ファイル（F）』メニューから開く『開く（O）』を選択します。

２、asesmp.dwg を選択して「開く（O）」を押します。

(asesmp.dwg は、C ドライブの Acadr14 の中の Sample フォルダのなかにあ

ります。)

ズーム機能：

『表示（V）』メニューから『ズーム（Z）』の『窓（W）』を選択します。

コマンド：zoom

A=図面全体/C=中心点/D=ﾀﾞｲﾅﾐｯｸ

/E=ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄ範囲/P=前画面

/S=倍率/(X/XP)/W=窓/<ﾘｱﾙﾀｲﾑ>

：W

最初のコーナー：点 A をクリックします。

もう一方のコーナー：点 B をクリックします。

囲んだ範囲が拡大されます。

ズームの種類：リアルタイム…マウスの左ボタンを押しながらカーソルを上にドラッグすると画面を拡大

し、下にドラッグすると縮小します。

前画面…現在表示されている 1 つ前の視点に戻ります。

窓…対角コーナー２点で指示した領域を拡大表示します。

ダイナミック…図面を再作図せずに、視点を変更することができます。

倍率…数値で表示倍率を指示します。

中心点…表示部分の中心を選択後、倍率又は高さを入力してズームします。

拡大…図面の表示倍率を２倍にします。

縮小…図面の表示倍率を１/2 倍にします。

図面全体…図面全体を表示します。

ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄ範囲…作成した要素すべて表示します。


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画面移動：

『表示（V）』メニューから『画面の移動（P）』の『クリック画面移動（P）』を選択します。

コマンド：pan 移動距離：点 A をクリックします。

２点目：点 B をクリックします。

リアルタイム画面移動：

コマンド：pan

【Esc】または【Enter】を押して

終了するか、右クリックして

ﾎﾟｯﾌﾟｱｯﾌﾟﾒﾆｭｰを表示して

ください。

カーソルがに変更されて点 C から点D までドラ

ッグします。【Esc】を押して終了します。



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作図補助機能

O スナップ設定の意味

０スナップを使用した図形の移動：

『修正（M）』から『移動（V）』を選択します。

コマンド：move

ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄを選択：四角形を選択して

認識された数：１

ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄを選択：右クリックします。

基点または移動距離：交点 A を選択します。

目的点：端点 B を選択します。


B の部分を拡大してみると、点が

ずれているのがわかります。これ

を解消するのが O スナップ設定

です。

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『ツールメニュー（T）』から『O スナップ設定（N）』を選択します。

O スナップ設定ダイアログボックスが表示されます。

もう一度線分と四角形をくっつけて、ズームしてみてください。きちんと線分と四角形の

端点がくっついています。

＊O スナップの設定ダイアログボックスで設定した内容は図面を終了するまで有効となり

ます。

端点と交点に

チェックをつ

けます。

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一時 O スナップ設定：

一時 O スナップ設定は、一時的に O スナップを利用して作図するときに用います。

作成するときの最後に【Shift】+右クリックで一時 O スナップ設定カーソルメニュー画表

示されます。

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