注 意 点 - tochigi prefecture①想定火口 白根山山頂(山頂から半径500m以内)...

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①想定火口 白根山山頂(山頂から半径500m以内) ②噴石 ・現象の概要:爆発的な噴火により火口から噴出される大小様々な岩石片 ・想定到達距離:想定火口範囲の中心から3.5㎞の範囲 ③火砕流 ・現象の概要:高温の火山灰や岩塊、空気や水蒸気が一体となって急速に山体を 流下する現象。 ・設定手法:数値シミュレーション ・噴出口:白根山山頂(想定火口の中心) ・噴出量:20万(噴出のごく初期段階で地表にマグマが顔を出す程度の規模) ④融雪型火山泥流 ・現象の概要:噴火に伴う火砕流等の熱によって斜面の雪が融かされて大量 の水が発生し、周辺の土地や岩石を巻き込みながら高速で流 下する現象。 ・設定手法:数値シミュレーション ・融雪を起こす現象:前述火砕流 ・計算開始点:勾配8°~10°(土砂が堆積し始める範囲) ・積雪量:近年の実績に基づく平均的な年最大降雪深 影響範囲予測手法(想定は日光白根山火山防災計画(2016)の噴火シナリオなどによる) 1. すべての方向に同時に発生するわけでは ありません。 2. 図の予想範囲は絶対的な範囲ではないた め、予想範囲の少し外側でも警戒が必要 となります。 3. 条件によっては、噴石到達範囲(想定火 口範囲の中心から3.5㎞)より外側に 噴石が飛来したり、火砕流等が到達して 被害をうけることもありますので注意し てください。 作成日:平成30年8月22日

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  • ①想定火口

    白根山山頂(山頂から半径500m以内)

    ②噴石

    ・現象の概要:爆発的な噴火により火口から噴出される大小様々な岩石片

    ・想定到達距離:想定火口範囲の中心から3.5㎞の範囲

    ③火砕流

    ・現象の概要:高温の火山灰や岩塊、空気や水蒸気が一体となって急速に山体を

    流下する現象。

    ・設定手法:数値シミュレーション

    ・噴出口:白根山山頂(想定火口の中心)

    ・噴出量:20万㎥(噴出のごく初期段階で地表にマグマが顔を出す程度の規模)

    ④融雪型火山泥流

    ・現象の概要:噴火に伴う火砕流等の熱によって斜面の雪が融かされて大量

    の水が発生し、周辺の土地や岩石を巻き込みながら高速で流

    下する現象。

    ・設定手法:数値シミュレーション

    ・融雪を起こす現象:前述火砕流

    ・計算開始点:勾配8°~10°(土砂が堆積し始める範囲)

    ・積雪量:近年の実績に基づく平均的な年最大降雪深

    影響範囲予測手法(想定は日光白根山火山防災計画(2016)の噴火シナリオなどによる)

    注 意 点1. すべての方向に同時に発生するわけでは

    ありません。

    2. 図の予想範囲は絶対的な範囲ではないた

    め、予想範囲の少し外側でも警戒が必要

    となります。

    3. 条件によっては、噴石到達範囲(想定火

    口範囲の中心から3.5㎞)より外側に

    噴石が飛来したり、火砕流等が到達して

    被害をうけることもありますので注意し

    てください。

    作成日:平成30年8月22日

  • ①想定火口

    白根山山頂(山頂から半径500m以内)

    ②噴石

    ・現象の概要:爆発的な噴火により火口から噴出さ

    れる大小様々な岩石片

    ・想定到達距離:想定火口範囲の中心から3.5㎞

    の範囲

    ③降灰

    ・現象の概要:広域に火山灰が降下・堆積し、広く

    社会生活に深刻な影響を及ぼす現象

    ・設定手法:数値シミュレーション

    ・噴出口:白根山山頂(想定火口の中心)

    ・降灰量:600万㎥

    ・風向き:北西~南西の卓越風

    ④降灰後の土石流

    ・現象の概要:斜面に積もった火山灰が降雨等で浸食を受けて発生する土石流。

    降灰に覆われ水がしみ込みにくくなることで少量の降雨でも発

    生する。

    ・設定手法:数値シミュレーション

    ・対象渓流:日光白根山近傍の土石流危険渓流

    (栃木県側の二渓流)

    ・雨量規模:100年に1度発生が想定される規模(日雨量581㎜)

    影響範囲予測手法(想定は日光白根山火山防災計画(2016)の噴火シナリオなどによる)

    降灰後の影響を今後検討

    作成日:平成30年8月22日