菊陽町は、子どもが健やかに成長できるよう、家庭や地域、学校、保育所などが子どもの視点に立ち、子どもたちの存在が十分に尊重されると同時に、子どもを育てることの喜びを子育てに関わっている全ての人たちが享受できるまちを作りたいと考えています。この計画は、この町の考えを実現させるためのものです。

この計画は、これまでに推進してきた第１期計画の基本理念を継承し、地域全体で子どもや子育て家庭への理解を深め支援し、安全で安心して子育てができる環境を整えるとともに、すべての子どもが心豊かに育ち、併せて、保護者が喜びや生きがいを感じながら子育てできるまちをめざします。

概 要 版

計画策定の目的と基本理念

令和令和令和令和 ２２２２ 年度年度年度年度 ～～～～ 令和令和令和令和 ６６６６ 年年年年度度度度

★施策の方向性

（１）教育・保育における量の確保と質の向上

（２）多様な保育サービスの充実

（３）子どもの健全育成の推進

（４）子どもの療育と発達支援

幼児教育と保育の充実のため、幼稚園や保育所、認定こども園等の需要に対して、定員の拡充や保育士等の確保を通じ、必要な供給量を確保します。そして、共働き家庭の増加や多様な就労形態など幼児教育・保育を取り巻く環境の変化に応じて、延長保育、病児保育等に係る町民ニーズに対応できる体制を整え、様々な事業・サービスを展開します。

計画の基本目標

★施策の方向性

（１）母子への切れ目ない支援と育児不安の軽減

（２）経済的支援の充実

どのような境遇にあっても、母親が安心して出産し、子育てできるよう、妊娠期、出産期、新生児期及び乳幼児期を通じて、母子の健康が確保されるよう、切れ目ない支援を行っていきます。併せて、本町では、多様な家族形態への子育て支援として、各々のニーズにあわせた支援体制づくりを進めていきます。

子育て中の保護者が、安心して子育てできる一つの要因として、地域のみんなで子どもと子育て家庭をあたたかく見守り、そして子どもたちが安全に、安心して過ごせる地域をつくっていくことがあげられます。そのために、子育て家庭が相互に悩みを相談し合い、不安や悩みを軽減するなど、助け合い、支え合う関係を構築できる環境や安心・安全に子育てができるよう環境を整えます。

★施策の方向性

（１）地域における子育て支援の充実

（２）子どもの安全の確保

事業名 内容

延長保育事業

保育認定を受けた子どもの通常の利用日及び利用時間以外に認定

こども園や保育所等で保育を行います。

放課後児童クラブ

(放課後児童健全育成事業)

保護者の就労や疾病等の理由で、放課後に家庭で保育することが

できない小学生の保育を行います。

子育て短期支援事業

（ショートステイ）

保護者の病気や出張、冠婚葬祭などにより、家庭において子どもを

養育することが一時的に困難になった場合、児童養護施設等で一

定期間、養育・保護を行います。熊本天使園（合志市）、熊本乳児

院（熊本市）、広安愛児園（益城町）の３か所が利用できます。

地域子育て支援拠点事業

（子育て支援センター）

保育所等の地域の身近な場所で、子育て中の親子の交流・育児相談

や園庭開放等を行います。光の森町民センター、光の森キャロット

保育園、元気の森ラビット保育園及びふれあい交流・福祉支援セン

ターで実施しています。

一時預かり事業

保育認定を受けない子どもの通常の利用時間以外に認定こども園

や幼稚園で保育を行います。

子育て援助活動支援事業

(ファミリー・サポート・センター)

子育て中の保護者等を会員として、子どもの預かり等の援助を受

けたい人と援助を行いたい人との相互援助活動に関する連絡、調

整を行う事業です。

病児・病後児保育事業

急な病気や病気からの回復期などで、集団保育が困難な子どもを

一時的に預かります。ふれあい交流・福祉支援センターの「病後

児保育室こあら」、菊陽中部クリニック内の「病後児保育室ゆー

かり」及び熊本市の病児・病後児施設で実施しています。

利用者支援事業

子ども及びその保護者等が教育・保育施設や地域の子育て支援事

業等を円滑に利用できるよう、身近な実施場所で情報収集と提供

を行い、必要に応じ相談・助言等を行うとともに、関係機関との連

絡調整等を行います。

地域子ども・子育て支援事業

本町で安心して子どもを育てることができるよう、延長保育、一時預かり等様々な事業を行います。

■基本施策１ 教育の支援

施策施策施策施策のののの方向性方向性方向性方向性 具体的施策具体的施策具体的施策具体的施策（（（（抜粋抜粋抜粋抜粋））））

●就学援助制度や奨学金、貸付等による経済的支援

によって学習機会の確保・充実を図ります。

●経済的に困難な世帯に対しては、学校教育による

学力向上、ひとり親家庭や生活困窮者世帯等への

学習支援を行います。

●義務教育段階の就学支援の充実

●生活困窮世帯等への進学費用等の負担軽減

●ひとり親家庭への進学費用等の負担軽減

●地域学校協働活動における学習支援等

●生活困窮世帯等への学習支援

■基本施策２ 生活の安定に資するための支援 施策施策施策施策のののの方向性方向性方向性方向性 具体的施策具体的施策具体的施策具体的施策（（（（抜粋抜粋抜粋抜粋））））

●保護者に対して、生活困窮者自立支援制度に基づ

く就労支援や子育てを両立するための生活支援

を行います。

●生活困窮世帯等の子どもに対する進路選択等

の支援

●生活困窮者自立支援制度とひとり親家庭向け

の施策の連携の推進

■基本施策３ 保護者に対する職業生活の安定と向上に資するための就労の支援 施策施策施策施策のののの方向性方向性方向性方向性 具体的施策具体的施策具体的施策具体的施策

●ひとり親家庭に対する資格取得の支援や職業紹

介により、経済的自立を促し、子どもの生活環境

の改善に繋げます。

●ひとり親家庭の親への就労支援

●就労機会の確保

■基本施策４ 経済的支援 施策施策施策施策のののの方向性方向性方向性方向性 具体的施策具体的施策具体的施策具体的施策（（（（抜粋抜粋抜粋抜粋））））

●教育費負担の軽減をはじめ、各種手当や就学援助

費、貸付金などの現行制度の周知強化等による捕

捉率を高めます。

●教育費負担の軽減

●母子及び父子並びに寡婦福祉資金貸付

●菊陽町奨学資金制度

第２期菊陽町子ども・子育て支援事業計画 （令和２年度～令和６年度）概要版 発行年月：令和２年３月 発 行：熊本県菊陽町 編 集：菊陽町・子育て支援課 〒869-1192 熊本県菊池郡菊陽町大字久保田 2800 番地 電 話：（096）232-2202 Ｆ Ａ Ｘ：（096）232-4923

子どもの貧困対策プロジェクト

本計画では、近年課題となっている子どもの貧困問題にも取り組みます。本町は、子どもを中心に考え、子どものいる経済的に厳しい状況にある世帯を地域社会全体で支援していきます。そして、行政内部の連携、行政と関係団体との連携、そして適切な支援を通じて、地域全体で子どもたちの成長と自己実現がなされるよう取り組みを進めていきます。