平成 年度（ 年度)

一般入学試験(後期)

英語･数学･理科(物理･化学･生物)･国語

― ―

３月22日

切

り

取

り

線

問題冊子

１ 次の英文を読んで，設問に答えよ。

Research on the Internet

Suppose a student on the West Coast were doing a research project on a recent hurricane

on the East Coast. Finding good sources from far away might be difficult. Library periodicals

might offer some general facts. But finding more detailed sources could be very difficult ―

unless the student (１ )the Internet. With the use of the Internet,a person has access to

billions of pieces of information. Local newspapers,weather data,and government figures are

just some of the sources the Internet makes available.

A The Internet is a powerful research tool that links computers around the world. It

provides a quick,low-cost way for people to share data. Once a computer links to the Internet,

it can access data files throughout the network. But in order to read the wealth of data and

graphics(２ )on the part of the Internet called the World Wide Web,a computer user needs

a program called a Web browser. World Wide Web files are called Web pages,and a group

of these pages make up a Web site. Each Web page has a unique address called a URL,or

uniform resource locator. Finding these information sources is usually easy(３ )one uses

a program called a search engine. It is a program on the Web that locates sites by searching

(４ )particular words,or keywords. When a person types in a keyword,the search engine

lists links to Web pages that are related to the word. To access a Web page,the user simply

clicks on a link in the list. The links use URLs to find the Web pages.

It is a good idea to check several of the links that come up in a search to find out which

sites are best. Web sites operated by reliable institutions,such as universities and government

agencies,are usually the best sources. Because of the Internet’s open access,it is not surprising

to encounter Web sites that present inaccurate,and sometimes even offensive, information.

B That is why it is vital to assess the reliability of the site. Some Web sites focus more on

opinions than on facts. Sometimes a search does not provide the data needed. Advanced

searches using other,related words ― or different combinations of words ― may bring up

helpful Web pages. It is also a good idea to try more than one search engine when doing

research,(５ )each may provide different links.

【From TIMED READINGS PLUS IN SCIENCE:BOOK 5,(c)2003 McGraw-Hill― Jamestown

Education. Reproduced with permission by the McGraw-Hill Companies,Inc.】

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5

10

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20

25

１．本文の各パラグラフにつき，内容と一致するものをA～Dから一つ選び，記号で答えよ。

⑴ 第１パラグラフ

A．It is very easy for a student on the West Coast to research a recent hurricane

on the East Coast without the Internet.

B．Magazines in the library are the best sources to find detailed information on a

recent hurricane.

C．The Internet enables us to get a very large amount of information on what you

want to know.

D．A person has no access to some sources such as government figures on a recent

hurricane using the Internet.

⑵ 第２パラグラフ

A．Once a computer links to the Internet,it can only access data files on a small

part of the network.

B．A computer user can read a lot of data and graphics on the Internet without a

Web browser.

C．Each Web page has an address called a URL,and a group of these URLs is

called a search engine.

D．You can get a list of links to Web pages related to what you want to know by

using a search engine.

⑶ 第３パラグラフ

A．Web sites managed by universities and government agencies are usually the

most reliable sources.

B．Everyone can access the Internet freely and always acquire accurate

information from Web pages.

C．A user cannot help using only one word in order to access useful Web pages.

D．It is a better idea to try a single search engine than several search engines when

doing research.

２．本文中の下線部AとBを和訳せよ。

A

B

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３．次の下線の語が指すものとして，もっとも適切なものをA～Dから一つ選び，記号で答えよ。

⑴ It provides a quick,low-cost...（７～８行目）

A．the Internet

B．a computer

C．each Web page

D．URL

⑵ It is a program on...（14行目）

A．the World Wide Web

B．a search engine

C．a Web site

D．the user

４．本文中の⑴～⑸の（ ）を補うのに，もっとも適切な語（語句）をA～Dから一つ選び，

記号で答えよ。

⑴ A．use B．to use C．used D．using

⑵ A．find B．finding C．finds D．found

⑶ A．which B．however C．if D．because of

⑷ A．in B．for C．at D．to

⑸ A．although B．where C．even if D．as

５．次の（ ）内の語の文脈中での意味として，もっとも適切なものをA～Dから一つ選び，記

号で答えよ。

⑴ (unique)Each Web page has a unique address ...（12行目）

A．awakening a worldwide interest

B．having talent or special ability

C．existing as the only one

D．having a widespread popularity

⑵ (offensive)...sometimes even offensive,information.（21行目)

A．expressing refusal to do something

B．causing anger,displeasure,or resentment

C．clearly stated or expressed

D．performed so as to avoid risk or danger

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２ 次の⑴～⑶の（ ）内の語（語句）を並べ替えて，与えられた日本語の意味を表す英文を作

れ。

⑴ The spacecraft’s mission（ role/play/future space-probe journeys/in/an/

will/important ).

その宇宙船の任務は，今後の宇宙探査機の旅において重要な役割を果たすことになるだ

ろう。

⑵ The car body of（ brand-new/this/noise insulating structures/in/Shinkansen/

the floors,windows,walls/incorporates/and other areas ).

この真新しい新幹線の車体には，床，窓，壁およびその他の場所に遮音構造が組み込ま

れている。

⑶ Our sun is（ large/other stars/to/or/bright/not especially/compared ).

私たちの太陽が，ほかの恒星と比べて特別大きいとか明るいというわけではない。

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３ 次の各対話の⑴～⑶を補うのに，もっとも適切なものをA～Eからそれぞれ一つ選び，記号で

答えよ。ただし，各対話内で，同じ記号は一度しか使えない。

１．ａ：What kind of movies do you like?

ｂ：I like science fiction movies.

ａ：( １ ) I watched Men in Black on DVD. The story was funny and

interesting. The actors were great,too.

ｂ：( ２ ) It’s one of my favorite movies.

ａ：( ３ )Avatar is showing now.

ｂ：Good idea!

A．So do I.

B．Who’s your favorite actor?

C．What’s on?

D．Why don’t we go to the movies this weekend?

E．I quite agree.

２．ａ：I’m afraid I have to go now.

ｂ：So soon?( １ )

ａ：If I don’t leave now,I’ll miss the bus.

ｂ：I see. Thanks for coming. ( ２ )

ａ：Yes,of course. It’s been nice chatting with you,and you’re a very good cook.

ｂ：Thank you. ( ３ )

ａ：I will. Bye.

ｂ：Take care.

A．Did you enjoy yourself?

B．Let me take you home.

C．Please give your sister my love.

D．Can’t you stay a little longer?

E．I’d be glad to.

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このページには問題はありません。

［１］ ABCにおいて，AB＝ 5，BC＝ 7，cos ＝15のとき，次の設問に答えよ。

⑴ ACを求めよ。

⑵ ABCの面積を求めよ。

⑶ ABCに内接する円の半径を求めよ。

［２］ 次の設問に答えよ。

⑴ すべての自然数 に対して，等式1

2 －1＋ 2 ＋1＝ 2 ＋1－ 2 －1 が成り立

つように， の値を定めよ。

⑵ 和 ∑1

2 －1＋ 2 ＋1を求めよ。

［３］ 不等式 ＋1 ≦133が成り立つような実数 の値の範囲を求めよ。

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［数― ］ ＜数 学＞

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このページには問題はありません。

１． 図のように，水平面と傾斜角θをなす斜面上に，斜面との間の摩擦が無視できない質量 2

の小物体Aと，摩擦が無視できる質量 の小球 Bを，軽くて伸び縮みしない糸で結び，糸が

たるまないようにして斜面に沿って置いたところ，静止したままであった。重力加速度の大きさ

を として，後の設問に答えよ。

(１) 糸の張力の大きさを求めよ。

(２) Aと斜面との間の静止摩擦力の大きさを求めよ。

(３) θを少しずつ増加させθをこえたとき，A，B

とも同時に加速度の大きさ で斜面をすべりだ

した。

(ア) すべりだす直前のAと斜面との間の静止

摩擦係数を求めよ。

(イ) すべりだした後のAと斜面との間の動摩

擦係数を求めよ。

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［物― ］ ＜物 理＞

B

A

θ

２． 図１のような，3.0 Fと 6.0 Fのコンデンサーと 3.0Hのコイルからなる回路がある。はじ

めは，スイッチ S は閉じ，S は開いている。コイルの内部抵抗は無視できるとして，後の設問

に答えよ。

(１) ac間のコンデンサーの合成容量を求めよ。

(２) e側を正にして ef間の電位差が 60Vになるまでコンデンサーを電池で充電した後に，電

池を取りはずした。

(ア) 3.0 Fのコンデンサーの電気量を求めよ。

(イ) ab間の電位差を求めよ。

(ウ) ab間にたくわえられているエネルギーを求めよ。

(３) 次に，時刻 ＝0秒にスイッチ S を開き S を閉じた。

(ア) コイルに流れる電流 の最大値を求めよ。

(イ) コンデンサーにたくわえられた電荷 の時間変化は，図２のようになった。これに

対する の時間変化を表しているのは(ａ)，(ｂ)，(ｃ)のどれか，記号で答えよ。

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［物―２］

0

,

a d

b

3.0 F

6.0 F

SS

c

(ｂ) (ｃ)

(ａ)

図２

3.0H

図１

e

f

３． 図のように，熱を通さない薄い板で仕切られた同じ体積 m の①，②からなる断熱容器が

ある。はじめ①には，温度 K ，圧力 Pa の気体 mol が，また，②には，①と同じ圧

力で温度 K の同じ気体 mol が入っている。その後，薄い板を取り除いて気体を混合さ

せると，しばらくして気体の温度は K になった。気体は単原子分子の理想気体とし，気体

定数を J/mol K として，後の設問に答えよ。

(１) 混合前の①，②の気体の圧力を 以外の記号を用いてそれぞれ表せ。

(２) は の何倍か。 を ， で表せ。

(３) 混合前の断熱容器全体の気体の内部エネルギーを ， ， で表せ。

(４) 混合後の気体の温度 を ， ， で表せ。

(５) 混合後の気体の圧力を で表せ。

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［物―３］

① ②

薄い板

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このページには問題はありません。

答はすべて解答用紙に記入せよ。

１． 次の文を読み，( ａ )～ ( ｊ )に最も適する語句を (あ)～ (の)から選び，記号で

記せ。

動物や植物から得られる油脂は，高級脂肪酸と ( ａ )から水がとれて ( ｂ )結合した

化合物である。この高級脂肪酸には，高級飽和脂肪酸である ( ｃ )，高級不飽和脂肪酸である

( ｄ )，( ｅ )，リノレン酸がある。不飽和脂肪酸を多く含む脂肪油に ( ｆ )を付加

して，飽和脂肪酸にすると固体になる。これは ( ｇ )とよばれ，マーガリンの原料として

用いることがある。

また，油脂を水酸化ナトリウムで ( ｈ )すると，( ａ )と高級脂肪酸のナトリウム塩

である ( ｉ )が得られる。( ｉ )の水溶液は，油と水を混じり合わせる ( ｊ )作用を

有している。

(あ) アミノ酸 (い) エタノール (う) グリセリン

(え) アミド (お) エステル (か) アクリル酸

(き) アジピン酸 (く) オレイン酸 (け) 乳酸

(こ) パルミチン酸 (さ) フマル酸 (し) マレイン酸

(す) リノール酸 (せ) 水素 (そ) ハロゲン

(た) 乾性油 (ち) 硬化油 (つ) 還元

(て) けん化 (と) 酸化 (な) セッケン

(に) アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム (ぬ) 潮解

(ね) 乳化 (の) ミセル

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［化― ］ ＜化 学＞

２． アルミニウムに関する次の文を読み，後の設問に答えよ。

アルミニウムの単体は，鉱石である ( ア )から得た酸化アルミニウムを融解塩電解する

ことで製造される。この単体を空気中に放置すると，表面に，ち密な酸化被膜がつくられ内部が

保護される。このような状態を ( イ )という。

また，アルミニウムは酸素との結合力が強いので，アルミニウム粉末を酸化鉄(Ⅲ)と混合して

点火すると激しく反応し，酸化アルミニウムと金属鉄が生成する。この反応はテルミットの反応

とよばれ，式①で表される。一度反応が始まると多量の熱が発生し，この熱で，生成した鉄も

酸化アルミニウムも融解状態になり，鉄の溶接ができる。

2 ＋ → 2 ＋ ・・・・・・・・ ①

(１) ( ア )，( イ )に最も適する語句を記せ。

(２) 式①の反応で酸化された原子は何か。元素記号で答えよ。また，その原子の酸化数の変化を

例にならって記せ。（例 －3 → ＋1）

(３) アルミニウム(固)の燃焼熱は 838kJ mol，鉄(固)が酸化鉄(Ⅲ)(固)になる燃焼熱は

421kJ molである。物質量 1molのアルミニウム(固)が酸化鉄(Ⅲ)(固)と反応して酸化

アルミニウム(固)と鉄(固)が生じる反応の反応熱を求めよ。

(４) 式①の反応で，金属鉄 2.8gを生成させるのに必要なアルミニウムと酸化鉄(Ⅲ)の質量は

それぞれ何 gか。ただし，原子量は ：16， ：27， ：56とし，答は有効数字２桁で記せ。

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［化―２］

３． 溶解度が小さい理想気体に関する次の文を読み，後の設問に答えよ。必要であれば，気体定数は

＝8.31×10 Pa K mol を用いよ。

一定量の溶媒に溶ける気体の物質量は，①温度が高いほど ( ａ )く，圧力が高いほど

( ｂ )い。温度が一定のとき，一定量の溶媒に溶ける気体の質量は，その気体の圧力に

( ｃ )する。これを ( ｄ )の法則という。また，温度が一定のとき，一定量の気体の体積は

圧力に ( ｅ )する。これを ( ｆ )の法則という。これらの法則から，温度が一定のとき，

一定量の溶媒に溶ける気体の体積は圧力が変化しても変わらない。

(１) ( ａ )～ ( ｆ )に最も適する語句を記せ。

(２) 下線部①の現象は，次の (ア)～ (ウ)のどの現象からわかるか。最も適するものを１つ

選び，記号で記せ。

(ア) 富士山の頂上では水は 100°Cよりも低い温度で沸騰する。

(イ) 炭酸飲料のふたをあけると，二酸化炭素の泡が生じる。

(ウ) 水道水を加熱すると，沸騰する前に空気の気泡が生じることがある。

(３) 標準状態の空気が 0°Cで 10.0 の水に溶けて平衡に達した。水中に溶けている酸素の

物質量はいくらか。ただし，0°Cの水 1.00 に溶ける酸素の体積は標準状態で 0.0489 で

ある。また，空気は体積比で窒素と酸素が 4：1の混合気体とし，答は有効数字３桁で記せ。

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［化―３］

４． 1.0molの物質Aが分解して，物質 Bと物質 Cがそれぞれ 1.0mol生成する反応がある。

この反応に関する次の実験 (ⅰ)，(ⅱ)の文を読み，後の設問に答えよ。ただし， A は反応

開始時のAの濃度 (mol )を表し，(ⅰ)，(ⅱ)の実験において，温度は一定であるものとする。

(ⅰ) 最初，物質Aの濃度 A の溶液が 100m あった。20秒後，物質Aの濃度は23A に，

40秒後，物質Aの濃度はA3

になった。ただし，この実験では分解した物質Aの物質量は

その分解時間に比例しているものとする。

(ⅱ) 物質Aの濃度 A の溶液に少量の物質 Dを加えて反応させたところ，物質 D自身は

反応の前と後では変化しなかったが，10秒後に物質Aの濃度は23A になった。この

実験 (ⅱ)においても分解した物質Aの物質量はその分解時間に比例しているものとする。

(１) (ⅰ)において，物質Aは反応開始から20秒間で何mol分解したか。 A を用いて記せ。

(２) (ⅰ)において，物質 Cは反応開始から40秒間で何mol生成したか。 A を用いて記せ。

(３) (ⅰ)において，物質Aが分解する反応速度を A を用いて記せ。

(４) (ⅱ)において，物質 Dを一般に何というか。

(５) (ⅱ)において，物質 Dを加えたとき，物質Aが分解する反応速度を A を用いて記せ。

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［化―４］

１． 次の文中の空欄 ( ａ )～ ( ｔ )に適する語句を記せ。

・単細胞生物では，細胞それ自体が１個の生物として生活するのに十分なはたらきをそなえてい

る。ゾウリムシでは細胞内に浸透する水を排出するための ( ａ )や食物を細胞内で消化す

る ( ｂ )を，ミドリムシでは光の受容に関する ( ｃ )や移動のための ( ｄ )など

の構造をもっている。単細胞が集まって１つの個体のように生活する生物もあり，このような

集合体は ( ｅ )とよばれる。

・ヒトの体温は，視床下部にある体温調節中枢で感知され，自律神経やホルモンを介して一定に

保たれている。寒さによって皮膚や血液の温度が低下すると，( ｆ )神経が興奮し，皮膚

の ( ｇ )筋や毛細血管を収縮させるので，熱の放散が抑制される。また，甲状腺から

( ｈ )，副腎から ( ｉ )や ( ｊ )などのホルモンの分泌が促される。これらのホル

モンによって，( ｋ )や筋肉の活動が高まり，熱の発生が促される。

・代謝には，デンプンやタンパク質を作り上げる ( ｌ )と，グルコースなどを分解してエネ

ルギーを得る ( ｍ )とがある。( ｍ )によって得られた化学エネルギーは ( ｎ )

の高エネルギー ( ｏ )結合として蓄えられる。( ｎ )は「エネルギーの ( ｐ )」と

して，生体の活動にエネルギーを直接供給している。

・光合成の速度の測定において，植物に照射する光をしだいに強くすると，ある一定の強さの光

で二酸化炭素の出入りが見かけのうえでは見られなくなる。このときの光の強さを ( ｑ )

点という。さらに光を強くすると，光合成速度が増加して，やがて一定になる。このときの光

の強さを ( ｒ )点という。一般に，( ｑ )点や ( ｒ )点は，強い光のもとで生育

する ( ｓ )植物では高く，弱い光でも生育することのできる ( ｔ )植物では低い。

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［生― ］ ＜生 物＞

２． 植物の生活と水に関する後の設問に答えよ。

(１) 植物において，吸収した水を他の場所に運ぶ通路となる組織の名称を答えよ。

(２) 植物の葉に存在する気孔の開閉は，植物の水分調節に重要なはたらきをしている。次の２

種の植物で葉の表と裏で気孔の数を比 したときに，ａとｂそれぞれについて表と裏のど

ちらに多いか答えよ。

ａ．ダイズ ｂ．ウキクサ

(３) 気孔は一日の間でも開いたり閉じたりする。どのような時間帯に気孔が開いているのかを

答えよ。

(４) ヒマワリの日の出（６時）から24時間の吸水量と蒸散量の変化を比 するとどのように

なるか。予想される大まかな変化を解答欄に書き込め。ただし，縦軸を吸水量と蒸散量の

相対値，横軸を時刻として，吸水量の変化は実線で，蒸散量の変化は点線で示せ。

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［生―２］

３． 硬骨魚類は淡水にも海水にも生息している。しかし，淡水魚は海水中で生きることが困難であ

るし，海水魚が淡水中で生きることも困難である。興味深いことに，淡水魚の体液の浸透圧は海

水魚のそれとあまり差がない。後の設問に答えよ。

(１) 浸透圧調節に関する以下のａ～ｅの文章は，海水魚に関する記述か，淡水魚に関する記述

か。どちらかに分類して記号で答えよ。

ａ．皮膚から水分が失われる

ｂ．腸で水分を吸収する

ｃ．腎臓で塩類を吸収する

ｄ．体液より低張の尿を多量に排出する

ｅ．えらで塩類を排出する

(２) 海にすむ無脊椎動物は淡水中で生きることができない。その理由を述べよ。

(３) ウナギやサケは海水中でも淡水中でも生きることができる。その仕組みを記せ。

(４) 硬骨魚類は体液の浸透圧を無機塩類で調節しているが，サメのような軟骨魚類はそれ以外

に有機物でも調節を行っている。どのような有機物か，名称を記せ。

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［生―３］

４． 次のＡ，Ｂ２問のうち，いずれか１つを選んで解答せよ。

Ａ．次の文章を読み，後の設問に答えよ。

大腸菌は，通常グルコースを利用して生活する。しかし，もしグルコースが枯渇してもラク

トースが存在すると生きることが可能である。これは，ラクトースを分解してグルコースを生

成するラクターゼなどの酵素が合成されるからである。これらをコードする遺伝子群は，１つ

の調節遺伝子にコードされる調節タンパク質によりその発現が調節される。

(１) 全ての生物で共通して行われる遺伝子の発現の方法を，次の用語を用いて説明せよ。

RNAポリメラーゼ，転写，翻訳，プロモーター，タンパク質（順不同）

(２) ラクターゼなどの酵素をコードする遺伝子群のように，１つのプロモーターにより発現さ

れる複数の遺伝子のまとまりを何というか，答えよ。

(３) 大腸菌は，培地にグルコースがありラクトースがない時，ラクターゼなどの酵素の発現を

抑制している。その際，調節タンパク質はどのようなはたらきをするか，40字以内で説

明せよ。

(４) (３)のように，遺伝子発現を抑制する調節タンパク質を何というか，答えよ。

Ｂ．次の文章を読み，後の設問に答えよ。

人為的なかく乱によって裸地が生じると，やがて植物の種子が風や動物の身体についたり，

動物が直接持ち運んだり，糞に排出されることによって運ばれてきて，植生遷移が進む。

(１) 種子が風によって運ばれる植物の例を1種記せ。

(２) 種子が動物の身体について運ばれる植物の例を１種記せ。

(３) 種子が動物に直接持ち運ばれる植物の例を１種記せ。

(４) 種子が動物の糞によって運ばれる植物の例を１種記せ。

(５) ここの受験地での植生遷移の初期に見られると想定できる風媒花（花粉が風によって運ば

れて受粉する）の樹木の例を1種記せ。

(６) ここの受験地での植生遷移の終末期に見られると想定できる虫媒花（花粉が昆虫によって

運ばれて受粉する）の樹木の例を1種記せ。

(７) (６)の花粉媒介をする昆虫の例を1種記せ。

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［生―４］

一 次 の 文 章 を 読 み 、 後 の 設 問 に 答 え よ 。

現 状 を 確 認 し ま し ょ う 。 マ ス メ デ ィ ア の 凋ち ょ う

落ら く

は 、 日 本 だ け の こ と で は あ り ま せ ん 。 先 進 各 国 や そ

れ 以 外 の 国 で も 一 般 に 生 じ て い ま す 。 よ く 見 ら れ る 説 明 は 、 Ａ や 情 報 通 信 化 の せ い で 伝 達

チ ャ ン ネ ル が 増 え た 結 果 、 マ ス メ デ ィ ア に 割 く 時 間 が 少 な く な っ た 、 と い う も の で す 。

こ う し た 言 い 方 は 間 違 い で は あ り ま せ ん が 、 そ れ 以 前 に 、ア

マ ス メ デ ィ ア が 果 た し て き た 機 能 自 体 が

要 求 さ れ な く な っ た と い う 事 情 が 大 き い の で は な い で し ょ う か 。 お 茶 の 間 や 井 戸 端 に 相 当 す る 「 場 」

が な く な れ ば 、 お 茶 の 間 や 井 戸 端 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 支 え る 共 通 前 提 を 供 給 す る メ デ ィ ア も 不 要

に な る①

ド ウ リ で す 。

僕 が そ れ に 最 初 に 気 付 い た の は 一 九 ○ 年 代 前 半 の こ と で す 。 六 ○ 年 前 後 生 ま れ の 「 新 人 類 世 代 」

が 野 球 に 興 味 を 持 た な く な っ た と 言 わ れ た こ と が②

ケ イ キ で す 。 当 時 、 「 新 人 類 世 代 」 の 特 徴 と し て

「 野 球 の ウ ン チ ク 話 に 乗 ら な い 」 と か 「 仕 事 帰 り の 焼 鳥 屋 で の 一 杯 に 応 じ な い 」 と い う の が あ っ た の

で す 。野 球 の ウ ン チ ク 話 に 乗 ら な い 」 と 「 仕 事 帰 り の 焼 鳥 屋 で の 一 杯 に 応 じ な い 」 と の 間 に は③

ミ ッ セ ツ

な 関 係 が あ り ま す 。 「 新 人 類 世 代 」 が 内 容 的 に 野 球 を つ ま ら な く 思 う よ う に な っ た と い う よ り も 、 野

球 の ウ ン チ ク 話 を 交 わ す 「 場 」 が 消 え て し ま っ た の で 、 野 球 中 継 に Ｂ し な く な っ た の で し ょ

う 。実 際 、 ○ 年 代 半 ば か ら ク イ ズ 番 組 や 歌 謡 番 組 が 軒 並 み 打 ち 切 り に な っ た 理 由 も 、 Ｎ Ｉ Ｅ Ｓ 諸 国 で

作 ら れ た テ レ ビ が ロ ー ド サ イ ド 店 で 安 売 り さ れ る よ う に な っ て テ レ ビ が 個 室 化 し た 結 果 、 家 族 み ん な

が 揃 っ て テ レ ビ を 見 る お 茶 の 間 と い う 「 場 」 が 消 え た か ら で す 。 そ う 、 Ｃ 、 「 場 」 の 問 題 な

の で す 。

そ の 意 味 で 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 化 が 進 む は る か 以 前 か ら 、イ

場 」 の 消 滅 に 伴 う 「 マ ス メ デ ィ ア の 危 機 」

が 生 じ て い ま し た 。 か く し て イ ン タ ー ネ ッ ト 化 が 進 む と 、 お 茶 の 間 や 井 戸 端 や 一 杯 飲 み 屋 と い う

「 場 」 で の 共 通 前 提 と は 、 別 の 共 通 前 提 が 、 要 求 さ れ る よ う に な ら ざ る を 得 ま せ ん 。

そ こ で は 新 た に 別 の 「 場 」 が 重 要 に な り ま す 。 昔 で あ れ ば ニ フ テ ィ サ ー ブ （ パ ソ コ ン 通 信 業 者 の 一

つ ） の フ ォ ー ラ ム だ し 、 今 で あ れ ば Ｓ Ｎ Ｓ （ ソ ー シ ャ ル ・ ネ ッ ト ワ ー ク ・ サ ー ビ ス ） や 掲 示 板 で す 。

つ ま り オ ン ラ イ ン の コ ミ ュ ニ テ ィ で す 。 こ れ ら はウ

物 理 的 な 空 間 に 拘 束 さ れ な い 「 場 」 を 与 え ま す 。

物 理 的 空 間 に 拘 束 さ れ な い の で 「 摩 擦 抵 抗 」 が 低 く 、 マ イ ナ ー な 趣 味 を 持 つ 人 間 が 同 好 の 士 を 見 つ

け や す く な り ま す 。 制 約 要 因 が 小 さ い の で 、 よ り ピ ン ポ イ ン ト で 趣 味 を 共 有 で き る 者 た ち の 集 団 へ と 、

④

サ イ ゲ ン な く 横 並 び に 細 分 化 ｜ ｜ 「 島 宇 宙 化 」 ｜ ｜ し て い く こ と に な り ま す 。

だ か ら 」 結 果 と し て マ ル チ チ ャ ン ネ ル 化 し 、 可 処 分 時 間 が 限 ら れ て い る の で マ ス メ デ ィ ア に 割 け

る 時 間 が 少 な く な り 、 ま す ま す マ ス メ デ ィ ア が 共 通 前 提 を 与 え ら れ な く な り ま す 。 だ か ら 「 マ ル チ

チ ャ ン ネ ル 化 が 原 因 で 、 可 処 分 時 間 の 限 界 か ら 、 マ ス メ デ ィ ア が 退 潮 し た 」 と 言 う の は 、 Ｄ

な の で す 。

ど ん な に マ ル チ チ ャ ン ネ ル 化 し て も 、 「 共 通 前 提 を 与 え て く れ る の は テ レ ビ だ け だ よ ね 」 と い う 具

合 に な る な ら ば 、 み ん な が マ ス メ デ ィ ア に ア ク セ ス す る こ と が 直 ち に は 妨 げ ら れ な い か ら で す 。 だ か

ら 、 テ レ ビ を 含 め た マ ス メ デ ィ ア が 、 「 場 」 の 消 滅 ゆ え に 要 ら な く な っ て き た 、 と い う⑤

ソ ク メ ン が 重

＜ 国 語＞

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［国― ］

要 に な り ま す 。

か く し て テ レ ビ や ラ ジ オ も 新 聞 も 長 期 的 な 低 落 傾 向 を 喞か こ

つ こ と に な り ま す 。 マ ス メ デ ィ ア に ア ク セ

ス し て も 昔 の よ う な 利 得 が 得 ら れ な く な り ま し た 。 現 に 僕 は テ レ ビ は 全 く 見 ず 、 新 聞 も 週 に 一 度 ま と

め 読 み す る 程 度 で す 。 イ ン タ ー ネ ッ ト と 対 面 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン だ け で 僕 に は 全 く 不 自 由 が あ り ま せ

ん 。

（ 宮 台 真 司 『 日 本 の 難 点 』 に よ る ）

問 一 、 傍 線 部 ① 〜 ⑤ の カ タ カ ナ の 語 を 漢 字 に 改 め よ 。

問 二 、 空 欄 Ａ を 補 う の に 最 も 適 当 な 語 を 文 中 か ら 字 で 抜 き 出 し て 記 せ 。

問 三 、 空 欄 Ｂ を 補 う の に 最 も 適 当 な 語 を 文 中 か ら 四 字 で 抜 き 出 し て 記 せ 。

問 四 、 空 欄 Ｃ を 補 う の に 最 も 適 当 な も の を 次 の ア 〜 オ か ら 選 び 、 記 号 で 記 せ 。

ア と こ ろ が イ あ く ま で ウ し か し エ と は い う も の の オ た と え ば

問 五 、 空 欄 Ｄ を 補 う の に 最 も 適 当 な も の を 次 の ア 〜 オ か ら 選 び 、 記 号 で 記 せ 。

ア 主 張 イ 非 難 ウ 短 絡 エ 正 解 オ 名 言

問 六 、 二 重 傍 線 部 ア 「 マ ス メ デ ィ ア が 果 た し て き た 機 能 」 と は な に か 。 四 十 字 以 内 で 記 せ （ 句 読 点 を

含 む ） 。

問 七 、 二 重 傍 線 部 イ 「 『 場 』 の 消 滅 に 伴 う 『 マ ス メ デ ィ ア の 危 機 』 」 と は な に か 。 四 十 字 以 内 で 記 せ

（ 句 読 点 を 含 む ） 。

問 、 二 重 傍 線 部 ウ 「 物 理 的 な 空 間 に 拘 束 さ れ な い 『 場 』 」 と あ る が 、 逆 に 「 物 理 的 な 空 間 に 拘 束 さ

れ る 『 場 』 」 と は な に か 。 文 中 で 示 さ れ た も の す べ て を 十 五 字 以 内 で 記 せ （ 句 読 点 を 含 む ） 。

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［国―２］

二 次 の 文 章 を 読 み 、 後 の 設 問 に 答 え よ 。

二 一 世 紀 の 現 在 、 科 学 的 な 宇 宙 の 描 像 は ビ ッ グ バ ン 宇 宙 で あ る 。 私 た ち の 住 ん で い る こ の 宇 宙 が 、

お よ そ 一 〇 〇 億 年 の 昔 、 熱 い 火 の 玉 と し て 生 ま れ 、 一 〇 〇 億 年 の 過 程 で 現 在 の 姿 に な っ た と い う 理 論

で あ る 。

一 般 に よ く 使 わ れ る 「 ビ ッ グ バ ン 」 は 、 イ ギ リ ス か ら 輸 入 さ れ た 経 済 用 語 で 、①

金 融 自 由 化 を は じ め

と す る 規 制②

緩 和 に よ っ て 経 済 の 再 生 を 図 ろ う と す る 政 策 で あ る 。 一 九 六 年 、 サ ッ チ ャ ー 首 相 時 代 の

イ ギ リ ス で こ の 規 制 緩 和 政 策 が 実 行 さ れ 、 イ ギ リ ス の 経 済 は 老 人 病 を 克 服 し 、 力 強 さ を 回 復 し た と い

う 。 Ａ そ の 一 方 、 金 儲 け に つ な が ら な い 基 礎 科 学 へ の 予 算 は 大 き く 削 減 さ れ 、 ま た 、 大 学 の

い わ ゆ る エ ー ジ ェ ン シ ー 化 が 行 な わ れ て 目 先 の 業 績 を 厳 し く 求 め ら れ る よ う に な っ た 。 日 本 も 一 〇 年

ほ ど 遅 れ て イ ギ リ ス の 大 学 改 革 に な ら い 、 国 立 大 学 は 独 立 法 人 化 さ れ 、 定 常 的 な 大 学 運 営 経 費 は 大 幅

に Ｂ さ れ 、 そ の 分 競 争 的 な 資 金 へ と③

転 換 さ れ た 。 イ ギ リ ス と 同 様 に 大 学 は 互 い に 競 う こ と で 、

業 績 を あ げ る こ と が 求 め ら れ る よ う に な っ て い る 。

さ て 、 宇 宙 が 熱 い 「 Ｃ 」 の 急 膨 張 で 始 ま っ た と い う 「 ビ ッ グ バ ン 」 も イ ギ リ ス で つ く ら れ

た 言 葉 で あ る 。

一 九 五 〇 年 ご ろ 、 膨 張 宇 宙 を ど う 説 明 す る か で ビ ッ グ バ ン 理 論 と 定 常 宇 宙 論 が④

優 劣 つ け が た く 拮き っ

抗こ う

し て い た 。 「 ビ ッ グ バ ン 」 理 論 は ロ シ ア 生 れ の ア メ リ カ 人 、 ジ ョ ー ジ ・ ガ モ フ に よ っ て 一 九 四 六 年 に

⑤

提 唱 さ れ た こ と に な っ て い る 。 一 方 の 定 常 宇 宙 論 は 、 当 時 ケ ン ブ リ ッ ジ 大 学 天 文 学 研 究 所 の 所 長 で も

あ っ た 、 フ レ ッ ド ・ ホ イ ル と 彼 の 協 力 者 に よ っ て 一 九 四 七 年 に 提 唱 さ れ た 。 こ の 理 論 は 、 宇 宙 に は 始

ま り が な く 常 に 密 度 が 一 定 で 定 常 的 で あ る と す る 考 え 方 で あ る 。 膨 張 に か か わ ら ず 密 度 が 一 定 に な る

の は 、 物 質 密 度 が 減 少 す る 分 だ け 物 質 が 創 生 さ れ る か ら だ と す る 。 今 日 か ら 見 れ ばア

い か に も 奇 妙 な 仮

定 に 基 づ い て い る が 、 当 時 は ビ ッ グ バ ン 理 論 が 有 力 と さ れ つ つ も 、 銀 河 の 距 離 と 後 退 速 度 か ら 推 定 さ

れ る 宇 宙 の 年 齢 が 約 二 〇 億 年 に 過 ぎ ず 、 地 上 の 岩 石 の 年 齢 よ り は る か に 若 い と い う 決 定 的 な 難 点 が

あ っ た の で あ る 。

ビ ッ グ バ ン と い う 言 葉 は ホ イ ル の 発 明 で あ る 。 彼 がイ

ガ モ フ の 理 論 を 、 安 っ ぽ い 「 大 爆 発 」 モ デ ル と

さ げ す ん で 呼 ん だ の が 最 初 で あ る 。 も っ と も 、 ホ イ ル は 後 に Ｂ Ｂ Ｃ の イ ン タ ビ ュ ー で 、 決 し て さ げ す

ん で そ う 呼 ん だ の で は な く 、 ガ モ フ の 理 論 を 適 切 に 表 現 す る 言 葉 は 何 か と ま じ め に 考 え て そ の よ う に

名 づ け た の だ と 語 っ て い る 。

ビ ッ グ バ ン モ デ ル の 難 点 で あ っ たウ

宇 宙 年 齢 の 矛 盾 は 、 銀 河 の 距 離 の 測 定 方 法 に 問 題 が あ っ た た め に

生 じ た 結 果 で あ る 。 一 九 五 〇 年 代 に は 距 離 の 測 定 精 度 が 高 ま っ て 、 宇 宙 の 年 齢 は 「 延 び 」 て 地 球 の 年

齢 と の 矛 盾 は 解 消 し 、 ま た 一 九 六 四 年 に は 宇 宙 初 期 の 「 Ｃ の 化 石 」 と も い う べ き 電 波 が 宇 宙

を 満 た し て い る こ と が 発 見 さ れ た 。 「 宇 宙 背 景 放 射 」 の 発 見 で あ る 。 こ う し て Ｄ の で あ る 。

（ 佐 藤 勝 彦 『 宇 宙 論 入 門 』 に よ る ）

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［国―３］

問 一 、 傍 線 部 ① 〜 ⑤ の 読 み を 現 代 仮 名 遣 い 、 ひ ら が な で 記 せ 。

問 二 、 空 欄 Ａ を 補 う の に 最 も 適 当 な も の を 次 の ア 〜 オ か ら 選 び 、 記 号 で 記 せ 。

ア さ ら に イ し か し ウ し た が っ て エ な お さ ら オ な ぜ な ら

問 三 、 空 欄 Ｂ を 補 う の に 最 も 適 当 な 語 を 文 中 か ら 二 字 で 抜 き 出 し て 記 せ 。

問 四 、 空 欄 Ｃ に は 共 通 す る 語 が 補 わ れ る 。 空 欄 Ｃ を 補 う の に 最 も 適 当 な 語 を 文 中 か

ら 三 字 で 抜 き 出 し て 記 せ 。

問 五 、 空 欄 Ｄ を 補 う の に 最 も 適 当 な も の を 次 の ア 〜 オ か ら 選 び 、 記 号 で 記 せ 。

ア 宇 宙 年 齢 の 矛 盾 は ま す ま す 深 ま っ た

イ 宇 宙 理 論 は 不 毛 な 議 論 に 終 わ っ た

ウ 定 常 宇 宙 論 が 勝 利 し た

エ ビ ッ グ バ ン 理 論 が 勝 利 し た

オ ビ ッ グ バ ン 理 論 も 定 常 宇 宙 論 も 破は

綻た ん

し た

問 六 、 二 重 傍 線 部 ア 「 い か に も 奇 妙 な 仮 定 」 と は な に か 。 五 十 字 以 内 で 記 せ （ 句 読 点 を 含 む ） 。

問 七 、 二 重 傍 線 部 イ 「 ガ モ フ の 理 論 」 と は な に か 。 五 十 字 以 内 で 記 せ （ 句 読 点 を 含 む ） 。

問 、 二 重 傍 線 部 ウ 「 宇 宙 年 齢 の 矛 盾 」 と は ど の よ う な こ と か 。 六 十 字 以 内 で 記 せ （ 句 読 点 を 含 む ） 。

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［国―４］

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このページには問題はありません。

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