底に着いたらフワッと糸フケが出るので、すぐに巻き上げ開始。手巻きor電動のスロー巻きで一定速度で巻き上げよう。糸フケが出てすぐに巻き上げを開始しないとオマツリの原因になるので注意。

船長が「○㍍までやって」などと指示してくれるタナまで巻き上げ。反応がなければ、再度、底まで落として指示ダナまで巻き上げを繰り返す。速度はシーボーグ150Ｊなら２－５ぐらい

を目安に、周りの釣り人の反応などを参考にヒットスピードを探ろう。

仕かけ投入～回収の基本手順

１ ２

３ ４

５

６

オモリから順に水面へ投入。仕かけが絡んでいないか確認しながらゆっくりと１番上の針まで投入していこう。

仕かけ投入が済んだら、バックラッシュしないように親指で軽くスプールを押さえながら、リールをフリーにして底まで下ろそう。

巻き上げの最中に「コツ」とか「コン」とアタリが出ても、竿を上げたり巻き上げを早めたりせず、そのまま一定速度で巻き上げよう。針掛かりして竿がゴンゴン叩かれるようでも、基本はあまり巻きを早めず一定のテンションで落ち着いて巻いてくるように。水面近くまで上がれば、船長にタモ入れをお願いしよう。

流し替えなどで仕かけ回収する際は、絡まないようにマグネットシートに順に並べていこう。

よっしゃ!!

コツコツ

焦らず一定テンション

仕かけ絡みに

注意して、ゆっくり

親指で軽くスプールを押さえて

アワセはご法度!!

電動スロー巻きでもＯＫ！

その日のヒットス

ピードを見極めよう

竿側

オモリ

ゆっくり一定速度で巻く

加太のマダイ釣りの魅力は大きく２つ。潮が速く、プランクトンや小魚などエサが年中豊富にある友ケ島周辺は加太の港を出てすぐのポイント。ここで釣れるマダイは百貨店などでも高値で扱われる鳴門、明石に並ぶ超ブランド魚…というのが１つ。もうひとつの、この釣りの魅力は、その釣り方にある。「ギジエ」と呼ばれるビニール片を胴突きの仕かけに刺してゆっくり底から巻き上げることで、小魚や甲殻類など、その時のマダイのエサに見立てて釣るという独特なスタイル。１年中楽しめて初心者にも基本は覚えやすい釣りだが、時期により釣り方やギジエの形態がかわる奥深さも併せ持つ釣りなのだ。

加太のマダイ釣りはこんな釣り

船竿30号３㍍まで

小型電動リール

or小型両軸リール

仕かけ全長10㍍前後、ハリス３号などエダス50－60cm、オモリ30号針：チヌ３号、マダイ８号など

ＰＥ２－３号

※エダ間は上へいくほど広いのが一般的

加太のマダイ仕かけ（船宿により若干異なる）

加太のマダイは鳴門や明石と並ぶブランドマダイ

加太のマダイ釣りでは、薄いビニール片をエサのかわりに使用する独特なスタイル

加太 ギジエマダイ ビギナーズマニュアル

途中でコツ、とかコン！というアタリがきたら、それはマダイがギジエの端っこを噛んでいるだけの場合が多いんです。竿を上げて合わせたりしないで、同じペースでしっかり針掛かりするまで誘い続けることが大事なんですよ★

つりそくガール2013

森田菜月もりた　なつき

魚が針に掛かっても、焦りは

禁物！　焦ってあんまり急い

で巻いたらハリス切れしちゃ

うので、ゆっくり巻きましょ

う。やり取りの際に大事なの

は、糸を緩めないように、竿

先を上げて、竿の弾性を利用

して一定のテンションを保つ

こと。竿を下げては絶対ダメ!!