文字入力の基礎　TEXT

V1.01

テキスト名：文字入力の基礎作成：2013/6

社団法人 熊谷市シルバー人材センター

パソコン班

目次文字入力の基礎.................................................................................................2

１ 入力.........................................................................................................2１-１ キーボードの説明..............................................................................2１-２ キーボードに刻印された文字の入力.....................................................3１-３ 日本語の入力.....................................................................................4１-４ ひらがなの入力.................................................................................5１-５ 漢字の入力........................................................................................6１-６ カタカナの入力.................................................................................7１-７ 英文字の入力.....................................................................................7１-８ 特殊文字・記号の入力........................................................................7１-９ 文字の削除........................................................................................8１-１０ 文字の挿入.....................................................................................8

２ 文章の入力................................................................................................9２-１ 文章の入力と変換..............................................................................9２-２ (ローマ字入力の最中に)英字を入力する...............................................9

３ 文章の入力練習.......................................................................................10３-１ 文章の入力練習（半角英数で）.........................................................10３-２ 簡単な文章の入力練習（全角で）......................................................10３-３ 文章の入力練習（カタカナ交じりの文）............................................10３-４ 文章の入力練習（複文節変換の練習）................................................11３-５ 文章の入力練習（複文節変換の練習）................................................11３-６ 文章の入力練習（複文節変換の練習）................................................12３-７ 文章の入力練習（複文節変換の練習）................................................12３-８ 文章の入力練習（英数字交じりの文）................................................13３-９ 文章の入力練習（英字交じりの文）...................................................14

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文字入力の基礎

1 入力

1-1 キーボードの説明

キーボードのキーはその働きによって、二つの種類に分けることが出来ます。ひとつは文字を入力するためのキーで「文字キー」と呼びます。「文字キー」の表面には、そのキーを押したときに入力される複数の文字が刻印

されています。もうひとつはパソコンを操作するためのキーで、このキーを「特殊キー」と呼び

ます。「特殊キー」の表面には、そのキーの働きをあらわす文字が刻印されています。

どこにどのようなキーが配置されているのかを覚えることがパソコン操作に慣れるコツです。

よく使用されるキーを下記します。

① 文字を入力するキー 数字・アルファベット・記号② ファンクションキー 入力した文字の変換などをします。③ 半角／全角キー 日本語入力と直接入力を切り替えます。④ バックスペースキー[Back Space] カーソルの左側にある文字を削除しま

す。⑤ デリートキー [Delete] カーソルの右側にある文字を削除しま

す。⑥ エンターキー [Enter] 文字の変換確定や改行するときに使いま

す。⑦ スペースキー 空白を入力したり、漢字などに変換するときに使

います。

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⑧ タブキー[Tab] カーソルを次のタブ位置へ移動します。⑨ シフトキー[Shift] 他のキーと組み合わせて使います。⑩ オルトキー[Alt] 他のキーと組み合わせて使います。⑪ コントロールキー[Ctrl] 他のキーと組み合わせて使います。

E⑫ ｓｃキー 入力や変換の取消し⑬ 変換キー 漢字などに変換するとき使います。⑭ 無変換キー カタカナ、ひらがなにするとき使います。⑮ ←↑↓→カーソルキー（ ） カーソルを移動するときに使います。

1-2 キーボードに刻印された文字の入力

Word を起動します。

　 　左上で点滅する縦棒 をカーソルと呼びます。Ⅰマウスの動きに合わせて移動する 形の縦棒はマウスポインタです。

文字キーを押すと、そのキーの表面に刻印された文字がカーソルの位置に入力されます。そして、カーソルは文字の右に移動します

文字を入力するとき、文字キーは軽く押します。（キーを押し続けないこと）

① →を打つ １２３４５・・・・。

② → キーを打ち改行する。 カーソルが次の行の先頭に移動する。

③ →を打つ ａｂｃｄ・・・・

④ → を打つ @ [ ; : ] , . /

⑤ キーを押したまま → を打つ ! ” # $ %

⑥ キーを押したまま英字 →を打つ ABCD

⑦ キーを押したまま記号 →を打つ

` { + * } < > ? _ 文字キーを押したときにどの文字が入力されるかは、文字入力の仕方によって

違ってきます。IME ツールバーの「KANA」が押されていな

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Ｓｈｉｆｔキーを押しながら押すと入力される文字

そのまま押すと入力される文字

かな入力の場合に押すと入力される文字

ローマ字入力の場合に押すと入力される文字

カーソル

い場合（ローマ字入力の場合）は左側の文字が入力されます。押されている場合（かな入力の場合）は、右側の文字が入力されます。

文字キーだけを押した場合は、下側の文字が入力されます。英文字の場合は小文字が入力されます。シフトキーを押したまま文字キーを押した場合は、上側の文字が入力されます。

（但し、「 」 、 。 ・ は例外で、右上だがシフトキーを押さないで入力される）英文字の場合は大文字が入力されます。

カーソルの移動　 Ⅰ　マウスポインタ を移動させて、クリックするとカーソルはその位置に移動

←↑↓→します。また、カーソル（ ）キーでもカーソルを移動できます。

文字の削除① マウス・ポインターを削除したい文字に移動しクリックする。カーソルキー

（方向キー）を使っても良い。

② バ ッ ク ス ペ ー ス （

） キ ー を 押

→す。 カーソルの左側の 文 字 が 削 除 さ れる。

③ デリート（ →）キーを押す カーソルの右側の文字が削除される。

文字の挿入① マウス・ポインターを挿入位置に移動しクリックする。カーソルキー（方向

キー）を使っても良い。② →字を入力する。 カーソルの右側に文字が挿入（追加）される。

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1-3 日本語の入力

日本語はキーボードなどから「かな」文字を入力し、かな漢字変換ソフトで変換して漢字混じりの日本語を作成します。この「かな」の入力にはローマ字読みでキーボードのアルファベットを入力する方法（ローマ字入力）とキーボードのかな文字を入力する方法（かな入力）があります。

ローマ字読みに相当するアルファベットはローマ字表を参照ください。かな漢字変換ソフトには IME ツールバー（Input Method Editor）がよく使われ

ます。ここでは、ローマ字で「読み」を入力してから、その後変換キー又はスペース

キーを押して「読み」を変換します。その後 Enter キーで確定します。

「かな漢字変換ソフト」を使うか、直接入力で文字を入力するかは、 キーを

押して入力モードを切り替えます（押すたびに交互に切変わります）IME 　ツールバー の入力モードがひらがなの場合のみ日本語変換できます。直接入力の場合は半角の英数字と特殊文

字が入力出来ます。変換キーはスペースキーのほかに次のものがあります。これらの変換キーを使い分けて効率よく文字を入力します。無変換キー ひらがなやカタカナに変換

Ｆ６キー ひらがなに変換Ｆ７キー カタカナに変換Ｆ８キー 半角文字に変換Ｆ９キー 全角英数字に変換Ｆ１０キー 半角英数字に変換

1-4 ひらがなの入力

【あお】と入力し、確定しましょう①IME ツールバーの入力モードを 「あ」 にする。 （「 A」になっている場

合は キーを押す）

② →ローマ字で読みを入力する。 入力した文字の下に点線アンダーラ

インが付く。③Enter →キーを一回押す。 その文字が確定する。

ひらがなの入力練習あさ さいきょうせん

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うみ けいひんとうほくせんあじさい きょうとひかり たいようとけい えいぎょうこだま がっこうたいふう せんぷうきせいてん にゅうりょくていきけん 　 　れんしゅうぶっきょう きゃくしゃぎょうじ しゅっちょう

　 　 　 　あいうえお かきくけこ ・・・・・・・ らりるれろ わをん　 　 　あっ、なぁに これー？

1-5 漢字の入力

漢字は読みをローマ字で入力して変換キーで変換して入力します。

①IME ツールバーの入力モードが「あ」になっているのを確認する。 （「

A」になっている場合は キーを押す）

② →「かき」とローマ字で読みを入力する。 ひらがなで入力され、文字に点線アンダーラインが付く。

③ →変換キー（またはスペースキー）を押す。 漢字「下記」に変換される。辞書の学習機能： 最後に選択した漢字が最初に表示されます。辞書の学習機能により使用頻度の高い漢字が先に表示されるようになります。

④ 希望の 文字に変換さ れ て な い 場合には さ ら に 変換 キ ー（また は

→スペースキー）を押す。 候補の漢字が表示される。

⑤希望の漢字が表示されるまで 変換 キー（または スペース

→キー）を押す。 漢字が選択される。⑥　Enter 　キーを押す。(確定するという。)

⑦ 入 力 し た 文 字 を訂正す る （ 2-8 →文 字 を訂正す る を 参 照 ）

（BackSpace ）キー または （Delete →）キーで修正対象文字を削除

正しい文字を入力

漢字の入力練習１

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朝 移動 合図夜 貴社 会津庭 講師 鼻血一番星 元旦 知事学校 修学旅行 縮む写真 交通安全出張 東西南北森林 上下左右

漢字の入力練習２

　 　 　 　 　 　厚生 校正 地震 自信 公園 後援　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　鑑賞 干渉 登庁 登頂 愛称 暗唱 移管 違憲 以降 衣装 移植 異動　

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　慣用 機会 寄港 起床 帰省 救命 強行 更衣 磁気 使節 自転 週刊 浅漬　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　け 就寝 種子 商会 初診 聴講 聴衆 追求 冬至 静聴 新雪 鼻血 大通り

1-6 カタカナの入力

①IME ツールバーの入力モードを 「あ」 にする。 （「 A」になっている場

合は キーをクリック）

② →ローマ字で読みを入力する。 入力した文字の下にアンダーラインが付く。

③ 無変換 キー（または →キー）を押す。 カタカナに変換される。

④ Enter →キーを一回押す。 その文字が確定する。

カタカナ入力練習　 　 　 　 　 　 　 　 　 　キャベツ ピーマン ギョーザ アサヒ サッポロ ドッコイショ

　 　 　 　 　 　 　 　カレーライス ウィスキー ニューヨーク ノルウェイ フィリッピン　 　パーソナルコンピュータ アーノルド・シュワルツェネッガー

1-7 英文字の入力

郵便番号、電話番号、インターネットやメールのアドレスに使います。

① キーを押し、ＩＭＥツールバーの入力モードを「 A 」 にする。

②1 2 3 4 5 6 ・・・・と入力する。③http://www.city.kumagaya.lg.jp と入力する。

1-8 特殊文字・記号の入力

キーボードにない記号はその記号を連想する読みを入力し、変換して入力しま

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　は　な　し

　は　し　　

す。①IME ツールバーの入力モードが「あ」になっているのを確認する。② →記号を連想する読みをローマ字で入力する。 例えば「ゆうびん」とひら

がなで入力され、文字に点線アンダーラインが付く。

③ 変換 キー（または →スペースキー）を押す。 漢字に変換さ

れる。（カタカナ、記号などにも変換）④ 希望の 文字に変換さ れ て な い 場合には さ ら に 変換 キ ー（また は

→スペースキー）を押す。を押す。 候補の漢字が表示される。

⑤希望の漢字が表示されるまで 変換 キー（または スペース

→キー）を押す。 漢字が選択される。⑥ Enter キーを押す。

ゆうびん まる こめ さんかく しかく ほし やじるし から おなじ

〒 ○ ※ △ ■ ★ ↑　→ ～ 々

キーボードにない記号は「きごう」または「たんい」と入力して変換しても入力できます。

きごう : 登録されている全ての記号が表示される ㈱ ㈹ ㍻ § ÷ α （でも探すのが大変）

℃ たんい： ㌘ ㌢ ㍑ ㎡1-9 文字の削除

間違えて文字を入力してしまったときは、訂正したい部分を選択し、 キー

で削除し、正しい文字を入力します。確定前の場合は、Enter キーを押して確定した後削除し正しく入力します。

「はなし」の「な」を削除して「はし」に変更します。①「はなし」の「な」の右側にマウスポインタを合わ

→せてクリックします カーソルが「な」の右側で点滅します

② →Ｂａｃｋｓｐａｃｅキーを押す カーソルの左側の文字が消えます

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　は　し　　

　は　や　し　　

　は　や　し　　

1-10 文字の挿入

←↑↓→マウスをクリックするか、またはカーソル（ ）キーを押してカーソルを移動させてから、文字を入力するとカーソルの右に文字が挿入されます。

「はし」に「や」を挿入して「はやし」に変更します。①「はし」の「は」の右側にマウスポインタを合わせ

→てクリックします カーソルが「は」の右側で点滅します

② →Ｙ Ａ とキーを押します 読み「や」が入力されます

③ →Ｅｎｔｅｒキーを押します 破線が消えて「はやし」という文字が確定されます

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2 文章の入力

2-1 文章の入力と変換

長い文章を変換する場合には、読みの入力をどの時点で変換するかによって文章入力の効率が違ってきます。

　変換の切れ目は、句読点で区切る、「てにをは」 の後ろで区切る、又は終助詞の「ね」などを挟みうるかどうかで判断しながら区切ります。通常の平易な文章は相当長くても正しく変換しますが、２～３文節ずつに区切っ

て入力・変換をくりかえすのが効率的です。

例として、「今日は天気がよい。」を次の３通りの方法で入力します。① 単語単位での変換の場合

→ → →「 き ょ う 」 ス ペ ー ス 「 は 」 Enter→ →「 てんき 」 ス ペ ー ス→ →「が」 Enter→ →「よい。」 Enter

② 単文節単位での変換の場合→ → → → →「きょうは」 スペース 「てんきが」 スペース 「よい。」 Enter

③ 複文節単位での変換の場合→ →「きょうはてんきがよい。」 スペース Enter

なお、いちいち確定のために Enter を押さなくとも、次の入力に行けば、前の部分は自然に確定します。

日本語変換の作業中を示す下線をよく見ると、一部分が太くなっていることがありますが、これはその部分に着目して変換しているという意味です。一度確定した文でも、選択して再変換することが出来ます。（古いバージョンを

除く）

2-2 (ローマ字入力の最中に)英字を入力する

ローマ字入力中に Shift キーを使って、簡単に英字の入力に切り替えられます。Shift キーを押しながら英字キーを押すと、入力モードが自動的に英数モードに切り替わります。先頭が大文字の英単語は、この方法で簡単に入力できます。元の入力モードにするには、Enter キーで確定か、Shift 　キーだけをもう 1 度押

すると、元の入力モードに戻ります。ここでは、例として「科学者 Samlon を招待する」と入力します。①「かがくしゃ」と入力します。

② Shift キーを押したまま S キーを押します。そのあと、Shift キーを離して AMLON の 5 つのキーを押します。先頭の文字で Shift キーを使うと、そのあとの文字は小文字の英字になりま

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す。

③.Shift キーを 1 回押した後、「をしょうたいする」と入力します。Shift キーを押すと、そのあと入力した文字は日本語になります。

④.変換キーを押して、英字混じりの日本語の文章に変換します。

3 文章の入力練習

3-1 文章の入力練習（半角英数で）

2008/7/29http://www16.plala.or.jp/kumagaya-scMicrosoft Office 2007Access, Adobe Photoshop,Canon CameraCD-ROM

3-2 簡単な文章の入力練習（全角で）

美術館で絵画鑑賞する。貴社の記者は汽車で帰社した。不公正貿易慣行制裁減農薬栽培農産物教育はその目的として、人格の形成をもっている。遠隔医療システムの実用化に向けた高精細画像データの伝送実験を始める。情報技術分野においては日本の空洞化が深刻である。内需拡大を急ぐ必要がある。

3-3 文章の入力練習（カタカナ交じりの文）

このほど、東京 23区内のバス情報を、インターネットで配信するサービスが試験的に始まった。利用者からは路線や乗車時問を教えて欲しい、停留所の時刻表を知りたいなど、さまざまな要望があいついだのが理由だ。提供する内容は、乗りたい路線や運賃、停留所の時刻表などで、目的地や出発地

を人力すると即座に検索できる。また、パソコンを使わない人でも、携帯電話から

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簡単に取り出すことができるようになっている。

3-4 文章の入力練習（複文節変換の練習）

3 ～ 5 文節ごとに変換 しながら入力してみてください。クセのない平易な文章ですので挑戦してみてください。

　 　 　 日常のお辞儀は言葉の後で 岩下宣子（マナーデザイナー）テレビのアナウンサーの方とお話をしていた時に「あいさつはお辞儀をしてか

ら言葉を発するもの」といわれました。確かに不特定多数の方に話をする時は、まず会釈してから話し始めます。しかし普段のあいさつはどうでしょうか。研修であいさつしてもらうと、言葉と一緒に頭を下げる人が多いようです。これ

はもったいないと思います。笑顔でいても頭を下げてしまうので、言葉だけしか伝わらないのです。昔から日本では「礼三息」といって、お辞儀は「吸いながら頭を下げ、下で息を吐いて、吸いながら身体を起こす」とされます。何を意味するかというと「言葉の終わりからお辞儀をしなさい」ということです。言葉を発する時は、息を吐いています。吐いたら今度は息を自然に吸います。で

すから身体を倒す時には「吸う息」になるのです。「下で息を吐く」は、お辞儀したら下で止まりなさいということです。近頃、下

で止まらないお辞儀をする人が多く、誠意を感じません。下できちんと止まりましょう。最後は、吸いながら上げていきます。

表情にも気をつけたいですね。普通は笑顔であいさつしますが、お葬式などの際は別です。ある会社の取締役に葬儀場でも笑顔であいさつされて、ちょっと驚きました。ふだんのクセが出てしまったのです。自分のことは意外と分かりません。時と場所をわきまえた表情でお辞儀をしてい

るか、周りの方にチェックしてもらいましょう。

3-5 文章の入力練習（複文節変換の練習）

立ち姿を美しくするには 岩下宣子（マナーデザイナー）パーティー会場などで美しいお辞儀をする人を見ると、人柄までよく思えてしま

います。そういう人は、立ち姿が良いですね。立ち姿の基本は、男性はかかとを付けて 60度、（時計の針でいうと 11時と 1時の方向）に開くか、腰幅で平行に立ちます。腰幅と言っても肩幅くらいで立つ方が多いので、気をつけなくてはいけません。足幅を大きく開いて両手を後ろに回して立つと、堂々としすぎて相手を威嚇する立ち姿になります。女性はかかとからつま先までつけます。少しつま先を開いてもよいのですがつ

けた方がエレガントです。重心は３ヶ所。親指の付け根と土踏まず、おへその下（臍下丹田＝せいかたんでん）に置きます。良い姿勢を心がけるには、いつもおへそをタテにすればよいのです。おへそタテとは、お腹にしわがないこと。おへそがヨコはお腹に段々畑が

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できた状態です。おへそをタテにすると第一印象がよく見えます。椅子に座っている時も歩いてい

る時も「おへそタテ」を意識します。気持ちがなえた時に臍下丹田にグッと力を入れると元気と勇気がわいてくるから不思議です。手は男女とも、基本は指をつけて体に添って自然に下におろします。女性は親指

を少し手の内側に入れると手の形が奇麗です。指を開くと間が抜けて感じになるので気をつけます。手を前に組む時は利き手を押さえる意味で（あなたを攻撃しません、という意味です）左手を上にします。

3-6 文章の入力練習（複文節変換の練習）

九州激しい雷雨に日本列島は 11 日、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、鹿児島県で 1時間に 100ミリ超の猛烈な雨が降るなど西日本（近畿－九州）を中心に大雨となった。12 日は九州から東北にかけての広い範囲で激しい雷雨の恐れがあり、気象庁は警戒を呼び掛けた。西日本と東海は局地的に 50～70ミリの非常に激しい雨の恐れがある。大気の状態が不安定となるため、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要だ。

3-7 文章の入力練習（複文節変換の練習）

夫婦で歩む競技人生 朝原宣治（大阪ガス陸上部コーチ）「これで、やっと並びましたね」。4年前の北京五輪、陸上 400メートルリレー

で銅メダルを獲得し、9万人の観衆で埋め尽くされたスタジアムを日の丸をまとってウィニングランしている時、私の興奮は最高潮に達していた。その直後、記者席を通過する際に記者から掛けられたのがこの言葉だった。一瞬、何のことかわからなかったが、しばらくして、私が「嫁さんの銅メダル」に並んだという意味だと理解できた。

1992年バルセロナ五輪、シンクロナイズドスイミングのソロとデュエットで銅メダルを獲得したのが、当時、交際していた同志社大の同級生、奥野史子だった。五輪メダリストとして凱旋した彼女は一躍「時の人」となり、身辺は俄（にわ）かに騒がしくなった。

もちろん、私は心から祝福したのだが、一方で、競技者として結果を出せない自分の不甲斐（ふがい）なさ、遠ざかる彼女の背中に複雑な思いを禁じ得なかった。しかし、そのことがオリンピックへの強い思いを芽生えさせたのも紛れもない事実である。

それから 16年。二人は結婚して子供を持ち、私は 3度の五輪を経験し、そして4度目で念願のメダルを獲得した。かくして「嫁さんのメダル」に並んだのである。しかし、私はあくまでメダルを獲得を目指して努力したのであって、早く引退した妻に追いつくために努力したのではない。冒頭の記者の言葉の意味がすぐにの

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み込めなかったのもそのためだった。「メダリスト夫婦」といっても、日常の生活は現実離れしたものではない。家事

も子育ても至って普通である。ただ、私が現役中は海外遠征などで家を空けることも多く、その間、妻は仕事と家事、子育てを一手に担う。周囲の方々にも随分とお世話になった。私が長期合宿を終えて帰宅した時など、顔が真っ黒に日焼けしていて、子供に父

だと分かってもらえず号泣された。競技でなかなか結果が出ず苦しんでいた時には、妻から「メダルを取ることだけが競技じゃないよ」と励まされ、逆に「メダル

……を持っているあなたはいいけれど 」と忸怩（じくじ）たる思いに駆られることもあった。メダルを手にできたのは本当にうれしい限りだ。その一方で、競技を通じて得た経験や様々な人とのつながりなど、それ以上のものを得たと思っている。加えて「純粋に競技に全力を注ぎたい」という競技者としての本能を全うしながら、家族を大切にできたことは私の誇りだ。これがあったから、競技を引退してからもやっていけそうな自信を持てた気がする。

それもこれも、競技者としての本能を理解し、夢を追い続ける私を見守ってくれた妻がいたからこそ。メダルでは並ぶことができたが、まだまだ追いつけそうにない。

[出典：6月 5 　日付 日本経済新聞スポーツ欄]

3-8 文章の入力練習（英数字交じりの文）

オフィス機器の省エネ管理オフィスに欠かせないコピー機やプリンター。コピーを取りすぎたり、必要もな

いのにカラー印刷したりして、電気や資源を無駄に消費しがちな場合もある。東日本大震災で節電や省資源の社会的要請がさらに高まる中、Ｆ社(コピー機製造販売会社・東京都港区)では 3年前から、オフィスにある複合機などの出力環境の運用管理業務を展開し、業績を上げている。

「1500台あったプリンターやファックスが 900台弱に減り、消費電力量は45％削減できた。」Ｍ社(東京都新宿区)の南哲也総務課長(43)は、オフィス機器を見直した結果の大きさを実感している。同社のグループ企業 32 社、約 460 の拠点にある複合機は昨年 11月から、委託

を受けたＦ社が一括管理。消費電力、使用する紙の量などから、設置台数を見直した。さらに複数の会社製品が混在していたコピー機などを省エネ効果の高い複合機に統一。印刷、コピー時はＩＣカードで使用者を特定し、消費枚数や両面コピー、カラーコピーの実施状況などをチェックする。南課長は「台数が減っても不便は感じない。両面コピーが基本なり、裏が白い紙

を探すのに苦労することもあるほど」という。Ｆ社によれば、これらのサービス導入で、消費電力は平均 20～30％減ると言

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う。同社グローバルサービス営業本部、岡野正樹本部長は「オフィスには必要のない機器も多い。ただ管理業務は煩雑なので、われわれプロに任せて、本業に専念していただくのが効率的です。」と言う。同社は、オフィスの文書の出力量などの運用管理のサービスで国内 7割のシェアを誇る。東電福島第一原発事故で電力不足が懸念される中、サービスへの関心は高まり、新規顧客からの問い合わせも増えていると言う。

コピー枚数や消費電力量の増減がわかる報告書を定期的に作成し、顧客の削減努力も促す。岡野本部長は「節電がなぜ必要なのか丁寧に説明しながら、顧客の環境活動を支えていきたい」と事業拡大に意気込んでいる。

※豆知識年間 1200件のビルや工場の省エネ診断を無料で実施している財団法人省エネルギーセンター（東京都）は、ホームページ（http://www.eccj.or.jp/）で、さまざまな節電事例などを紹介している。例えば、夏のエアコンの設定温度を 26度から28度に上げると、消費熱量は 11％削減されると言う。福島第一原発の事故発生後の 4月以降、問い合わせが増えたと言う。2011年度の診断依頼も受け付けている。

[出典：5月 2 　日付 読売新聞]

3-9 文章の入力練習（英字交じりの文）

実用会話集から

ホテルにて(At the hotel)○予約すること

“ホテルにいきなり飛び込んで、 今夜泊まりたいのですが、部屋ありますか？海”に面した風通しが良くて、大きな窓のついている部屋がいい などと言っても、有

名観光地では、まずむずかしいのです。まして、観光シーズンに出かけるのであれば、予約は絶対に必要です。一番確実なのは、出発前に、旅行代理店、航空会社、船会社を通じて予約をして

おくことです。時間が無くて、予約をせずに出発した場合は、現地に到着後、空港、駅などから電話で予約することになるでしょう。

アメリカでは、空港などにホテルへの直通電話（hotel phone）が置いてありますので便利です。また、旅行案内所（tourist information）はいたるとこにありますので便利です。ホテルと値段の交渉などもしてくれます。

○ホテルに着いたらまずフロントに行ってチェック・インをします。名前を告げて、予約をしてある旨をいい、記帳(registration)をすませると、ベル・ボーイ(bell boy)があなたの荷物を部屋まで持っていってくれます。彼には、荷物一個につき 40 セントぐらいをチップにどうぞ。

○ホテルの中では

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“ ”日本と欧米では言葉が違うように、習慣も違います。 郷に入れば郷に従え ということわざのように、まず相手の習慣を知り、なるべくそのように振舞えば、楽しい旅ができます。

○マナーを守りましょうあなたの部屋の外は表の通りと同じです。ですから、たとえ隣の部屋に行くとき

でも、スリッパをはいたり、寝間着のまま出歩かない方がいいのです。夜遅く、大声をだすことは、部屋の外はもちろん、内でも他の人の迷惑になります。

○体は浴槽の中で洗います。浴槽の外で洗うようにできていませんので、すぐ水びたしになったり、下の部屋

に漏ったりします。カーテンもそのためについているので、すそを浴槽(bathtab)の中に入れてシャワーを浴びます。それから、風呂のコック(faucet)ですが、お湯用(hot-water faucet)は H(hot)、水用(water faucet)は C(cold)となっています。調節してから入るようになっていますから、いきなりお湯の方をだして、ヤケ

ドをしないように注意しましょう。

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