据付・工事情報 - hitachi-gls.co.jp

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はい はい いいえ いいえ (101%~130%) 既設配管利用時の作業手順 更新手順(事前に既設配管が使用可能と判断されていることが必要です。) 既設配管設計圧力 〈ご注意〉 必ず既設機で使用中の冷凍機油が「Ⅱ:更新 可能な冷凍機油」を満足していることを確認 してください。記載の無い機器からの更新の 場合、配管洗浄が必要となります。 更新可能な冷凍機油 再利用可能な分岐方式 冷媒回収装置で冷媒を回収してください。 既設機を取り外してください。 室内外接続容量比は100%以下ですか? 新設機を据え付けしてください。 事前に既設配管が使用可能と判断されていることが必要です。 既設の圧縮機は運転可能ですか? ※3 既設機を取り外してください。 既設機で約30分冷房運転後、 停止せずにポンプダウン運転をしてください。 リニューアルキット(MRF-NP335S(X)) を取り付けてください。 ※1※2 既設配管を配管洗浄機で 洗浄してください。 SGRシリーズ、SSRシリーズ、SGRXシリーズにおいて組み合わせユニットで使用する場合は、 必ず室外ユニットごとに取り付けてください。合流後の主管のみに取り付けた場合、配管内 圧力損失が大きくなり性能低下の恐れがあります。 寒さ知らずリニューアル型に使用する場合は、単体ユニットのみに取り付け可能です。組み 合わせユニットの構成ユニットには取り付けできませんのでご注意ください。 液およびガス配管側付属配管は、室外ユニットからの取出配管径および既設配管径に合わ せて切断してください。 450~670型で最大配管長が100m以上(配管サイズ1サイズアップ)の場合は、レデューサー (現地準備品)が必要になります。 リニューアルキットおよび配管の接続は、ろう付けで行ってください。 液およびガス配管リニューアルキットには、必ず断熱材を取り付けてください。また、現地施工 配管および既設配管の断熱材が重なる部分は付属のコードバンドで留めてテープを巻いて ください。(4カ所) 冷凍機油 スニソ4GDI-HT・ スニソ4GS(DID-K)・ スニソ3GSD・ フレオールF22/56、MS32/56・ HAB、ダフニーF56P・ バーレルフリーズ32H/32SAM/ 26SAM・FVB68D・FVC68D・ HP-5S・FV320Y・ND-8・HP-9・NL10 製品シリーズ フレックスマルチ-R リニューアル型 (高効率SGRシリーズ) フレックスマルチ-R リニューアル型 (高効率SSRシリーズ) フレックスマルチ-R リニューアル型 (高効率SGRXシリーズ) 寒さ知らず リニューアル型 ユニット型式 SGR SSR SGRX DNR2 3.3MPaゲージ 配管設計圧力 利用可能な分岐方法 許容ヘッダ分岐数 許容トラップ数 Y型・ヘッダ 1回のみ可能 制限なし リニューアルキット接続方法 新設エアコンの現地配管途中にリニューアルキット(別売)を取り付けます。 シリーズ名 冷暖切換型 冷暖同時型 フレックスマルチ-R リニューアル型 寒さ知らず リニューアル型 高効率SGRシリーズ 高効率SSRシリーズ 高効率SGRXシリーズ DNR2シリーズ リニューアルキット型式 MRF-NP335S MRF-NP335SX MRF-NP335S ご注意 再利用可能な既設配管とは? 肉厚 [mm] 配管径 [mm] 材質 φ6.35 φ9.52 φ12.7 φ15.88 φ19.05 φ22.2 φ25.4 φ28.58 φ31.75 φ38.1 φ44.45 0.6 0.8 0.8 1.0 1.2 1.0 1.0 1.0 1.0 1.1 1.15 1.25 O材 O材 O材 O材 O材 1/2H材 1/2H材 1/2H材 1/2H材 1/2H材 1/2H材 1/2H材 フレア接続部はJIS B 8607-2008の第2種に適合するよう、管端の再加工およびフレア ナットの交換を行なってください。 室外容量400型(14馬力相当)以上の場合で、フレア接続タイプの分岐管が使用されて いる場合は、R410A用のろう付けタイプに交換してください。 既設配管を流用する場合は、上表の配管肉厚・材質を満足しているかを確認してください。 (注1) (注2) (注3) SGRシリーズ・SSRシリーズ・SGRXシリーズにおいて、組み合わせ ユニットで使用する場合は、必ず室外ユニットごとに取り付けてくだ さい。合流後の主管のみに取り付けた場合、配管内圧力損失が 大きくなり、性能低下の恐れがあります。 寒さ知らずリニューアル型に使用する場合は、単体ユニットのみ 使用可能です。組み合わせユニットの構成ユニットには取り付け できませんのでご注意ください。 既設機において、圧縮機の故障が複数回ある場合や冷凍機油が 著しく劣化している場合は配管洗浄してください。 ※1. ※2. ※3. 本作業手順はリニューアル型のみ有効になります。 〈対象室外ユニット〉 ●フレックスマルチR リニューアル型 [高効率SGRシリーズ] [高効率SSRシリーズ] [高効率SGRXシリーズ] ●寒冷地向け 寒さ知らず リニューアル型 [DNRシリーズ] リニューアルキットで回収できない量の異物が混入した場合には、 リニューアルキットの詰まりによる能力低下などの不具合が生じる 可能性があります。この場合には、リニューアルキットの交換や 配管の洗浄が必要となります。 リニューアルキット取り付けの注意事項詳細については、リニュー アルキットの要領書を参照してください。 既設機が、複数台の圧縮機を搭載しており、運転可能な圧縮機 がある場合には、故障圧縮機を除外し、正常に運転可能な圧縮 機のみで冷房運転とポンプダウン運転を行う必要があります。 新設機の据え付け時は、真空引きを十分行ってください。 (注1) (注2) (注3) (注4) (注5) 〈注意事項〉 リニューアルキット 既設配管 (MRF-NP335S) 1,000mm 以内 液配管接続口 ガス配管接続口 新設エアコン ●配管・・・・・・・・・・・・ ●分岐管・・・・・・・・・・ ●フレア接続・・・・・・ 配管・分岐管・フレア接続については、以下の注意が必要です。 材質・肉厚が規定のもの(JISB8607)であること、また、配管の傷・へこみ・腐食などがないことを確認してください。 また、設計圧力(上表Ⅰ)×24hrを実施し、ガス漏れが無いことを確認してください。 日立製分岐管であること、またはY分岐管・ヘッダ分岐管でも設計圧力が設計圧力(上表Ⅰ)以上の耐圧を有するものであることを確認してください。 既設配管のフレアは、 JISB8607-2008の第2種に適用するように再加工、およびフレアナット交換を行えば使用可能です。 ※上図は冷房切換型の例です。冷暖同時型の場合は、高低圧ガス配管×1本、 低圧ガス配管×1本、液配管×1本の計3本の構成となります。 据付・工事情報 323

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Page 1: 据付・工事情報 - hitachi-gls.co.jp

はい

はい

いいえ

いいえ(101%~130%)

設計圧力の変更に伴い、冷媒接続配管肉厚が変更となります。変更となる冷媒接続配管肉厚を下表に示します。銅配管の場合、材質によって配管肉厚が異なってきますのでご注意ください。

設計圧力の変更に伴い、継手(エルボ・ソケットなど)の最小厚さが一部変更となります。(下表)1/2H材の場合、配管の曲げ加工および拡管加工ができなくなりますので、市販の継手(エルボ・ソケットなど)を使用してろう付け接続を行ってください。また、マルチキット(別売品)については各製品毎に指定されたものを選定してください。なお、フレアナット寸法が一部変更となりますのでご注意ください。

冷媒配管はJIS H 3300「銅および銅合金継目無し管」のC1220のりん脱酸銅管を使用してください。

■ 既設配管利用時の作業手順 更新手順(事前に既設配管が使用可能と判断されていることが必要です。)

Ⅰ: 既設配管設計圧力

〈ご注意〉必ず既設機で使用中の冷凍機油が「Ⅱ: 更新可能な冷凍機油」を満足していることを確認してください。記載の無い機器からの更新の場合、配管洗浄が必要となります。

Ⅱ: 更新可能な冷凍機油 Ⅲ: 再利用可能な分岐方式

冷媒回収装置で冷媒を回収してください。

既設機を取り外してください。

室内外接続容量比は100%以下ですか?

新設機を据え付けしてください。

事前に既設配管が使用可能と判断されていることが必要です。

既設の圧縮機は運転可能ですか?※3

既設機を取り外してください。

既設機で約30分冷房運転後、停止せずにポンプダウン運転をしてください。

リニューアルキット(MRF-NP335S(X))を取り付けてください。※1※2

既設配管を配管洗浄機で洗浄してください。

SGRシリーズ、SSRシリーズ、SGRXシリーズにおいて組み合わせユニットで使用する場合は、必ず室外ユニットごとに取り付けてください。合流後の主管のみに取り付けた場合、配管内圧力損失が大きくなり性能低下の恐れがあります。寒さ知らずリニューアル型に使用する場合は、単体ユニットのみに取り付け可能です。組み合わせユニットの構成ユニットには取り付けできませんのでご注意ください。液およびガス配管側付属配管は、室外ユニットからの取出配管径および既設配管径に合わせて切断してください。450~670型で最大配管長が100m以上(配管サイズ1サイズアップ)の場合は、レデューサー(現地準備品)が必要になります。リニューアルキットおよび配管の接続は、ろう付けで行ってください。液およびガス配管リニューアルキットには、必ず断熱材を取り付けてください。また、現地施工配管および既設配管の断熱材が重なる部分は付属のコードバンドで留めてテープを巻いてください。(4カ所)

冷凍機油スニソ4GDI-HT・スニソ4GS(DID-K)・スニソ3GSD・フレオールF22/56、MS32/56・HAB、ダフニーF56P・バーレルフリーズ32H/32SAM/26SAM・FVB68D・FVC68D・HP-5S・FV320Y・ND-8・HP-9・NL10

製品シリーズ

フレックスマルチ-R リニューアル型(高効率SGRシリーズ)フレックスマルチ-R リニューアル型(高効率SSRシリーズ)フレックスマルチ-R リニューアル型(高効率SGRXシリーズ)

寒さ知らず リニューアル型

ユニット型式

SGR

SSR

SGRX

DNR2

3.3MPaゲージ

配管設計圧力

利用可能な分岐方法許容ヘッダ分岐数許容トラップ数

Y型・ヘッダ1回のみ可能制限なし

■ リニューアルキット接続方法

新設エアコンの現地配管途中にリニューアルキット(別売)を取り付けます。 シリーズ名

冷暖切換型

冷暖同時型

フレックスマルチ-Rリニューアル型

寒さ知らず リニューアル型

高効率SGRシリーズ高効率SSRシリーズ高効率SGRXシリーズDNR2シリーズ

リニューアルキット型式

MRF-NP335S

MRF-NP335SXMRF-NP335S

ご注意

Ⅳ: 再利用可能な既設配管とは?肉厚[mm]

配管径[mm]

材質ー

φ6.35φ9.52φ12.7φ15.88

φ19.05

φ22.2φ25.4φ28.58φ31.75φ38.1φ44.45

0.60.80.81.01.21.01.01.01.01.11.151.25

O材O材O材O材O材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材

フレア接続部はJIS B 8607-2008の第2種に適合するよう、管端の再加工およびフレアナットの交換を行なってください。室外容量400型(14馬力相当)以上の場合で、フレア接続タイプの分岐管が使用されている場合は、R410A用のろう付けタイプに交換してください。既設配管を流用する場合は、上表の配管肉厚・材質を満足しているかを確認してください。

冷媒配管用銅管の肉厚(mm)継手の最小厚さ(mm)

φ6.35φ9.52φ12.7φ15.88φ19.05φ22.2φ25.4φ28.58φ31.75φ38.1φ44.45

0.60.80.81.01.01.21.21.41.41.65ー

O材O材O材O材O材O材O材O材O材O材ー

0.80.80.81.01.01.151.01.01.11.151.25

O材O材O材O材O材O材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材

0.80.80.81.01.01.01.01.01.11.351.55

O材O材O材O材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材

銅管外径 銅管外径

冷媒

冷媒

(JIS B 8607)

R22 R407C銅管材質銅管材質 銅管材質

R410A

φ6.35φ9.52φ12.7φ15.88φ19.05φ22.2φ25.4φ28.58φ31.75φ38.1φ44.45

0.50.60.70.80.80.90.951.01.051.251.25

0.50.60.70.80.80.90.951.01.11.351.55

R407CR22 R410A

(JIS B 8607)

二面幅B

フレアナット 銅管

フレアナット寸法B(mm)

銅管外径 R407C

R22 R410A呼称

フレアナット二面幅B

(JIS B 8607)

1/43/81/25/83/4

φ6.35φ9.52φ12.70φ15.88φ19.05

1722242736

1722262936

〈施工の相異〉〈据付工事の流れ〉工事区分の打ち合わせ

使用冷媒の確認

施工図作成

スリーブ・インサート工事

室内ユニット据付け

施工前の準備

冷媒配管工事(ドライ・クリーン・ノンリーク)

ドレン配管工事

ダクト工事

保温工事

室外(蓄熱)ユニット基礎工事

室外(蓄熱)ユニット据付け

電気・制御配線

ディップスイッチ設定

気密試験

真空乾燥(真空度厳守)

冷媒追加封入

化粧パネル取付け

試運転チェック

引渡し取扱説明

〈R22〉 〈R410A〉

R22(Max3.0MPaゲージ) R410A (Max4.15MPaゲージ)

( )内は気密試験圧力を示す

R22適用製品であることを確認してください

通常配管

フレア部に塗布の油は鉱油同右

1.2.3.4.5.6.7.

1.配管は適性な材質・肉厚を選ぶ2.配管内部の清浄管理徹底3.ろう付け時の窒素ガスブロー必須4.ろう付け後、配管内のフラッシング必須5.フレア加工の仕上がりを厳密に6.フレア部に塗布の油は合成油7.トルクレンチの使用厳守

R22適用製品であることを確認してください R410A適用製品であることを確認してください

R410A適用製品であることを確認してください

気密試験圧力R22→3.0MPa×24h

右記に準ずる

R22では基本的には液で封入するがガスでも封入可

※リニューアルなどで、既設配管を流用する場合、配管洗浄などの 作業が必要です。(詳細は製品資料を参照ください。)

気密試験圧力R410A→4.15MPa×24h

1.真空引き時間は1~2時間(水分除去) [-755mmHg以下(5Torr以下)が基本]2.逆流防止真空ポンプアダプターを使用

1.使用冷媒(ボンベ)の確認2.冷媒封入は必ず液で封入3.マニホールドバルブ、チャージホース はR410A専用のものを使用4.追加冷媒量を室外ユニット銘板に記入5.ガス漏れチェックはR410A専用の ものを使用 

計測器・工具(R22用従来品)

製品には互換性が全くありません

計測器・工具(R410A専用に注意)

基本的には右記に準ずる

印:新規(規準変更)印:従来以上に徹底・厳守

■ 配管材料について

■ 据付工事の流れと施工上の留意点〈冷媒配管工事・気密試験・真空乾燥・冷媒追加封入〉

■ 継手の選定

■ 冷媒接続配管肉厚の選定

冷媒(R410A)に関わる施工のご注意

左表以外の薄肉品は絶対に使用しないでください。

(注)

(注1)

(注2)

(注3)

SGRシリーズ・SSRシリーズ・SGRXシリーズにおいて、組み合わせユニットで使用する場合は、必ず室外ユニットごとに取り付けてください。合流後の主管のみに取り付けた場合、配管内圧力損失が大きくなり、性能低下の恐れがあります。寒さ知らずリニューアル型に使用する場合は、単体ユニットのみ使用可能です。組み合わせユニットの構成ユニットには取り付けできませんのでご注意ください。既設機において、圧縮機の故障が複数回ある場合や冷凍機油が著しく劣化している場合は配管洗浄してください。

※1.

※2.

※3.

本作業手順はリニューアル型のみ有効になります。〈対象室外ユニット〉●フレックスマルチR リニューアル型 [高効率SGRシリーズ][高効率SSRシリーズ] [高効率SGRXシリーズ]●寒冷地向け 寒さ知らず リニューアル型 [DNRシリーズ]リニューアルキットで回収できない量の異物が混入した場合には、リニューアルキットの詰まりによる能力低下などの不具合が生じる可能性があります。この場合には、リニューアルキットの交換や配管の洗浄が必要となります。リニューアルキット取り付けの注意事項詳細については、リニューアルキットの要領書を参照してください。既設機が、複数台の圧縮機を搭載しており、運転可能な圧縮機がある場合には、故障圧縮機を除外し、正常に運転可能な圧縮機のみで冷房運転とポンプダウン運転を行う必要があります。新設機の据え付け時は、真空引きを十分行ってください。

(注1)

(注2)

(注3)

(注4)

(注5)

〈注意事項〉

リニューアルキット

既設配管

(MRF-NP335S)

1,000mm以内

液配管接続口

ガス配管接続口

新設エアコン

●配管・・・・・・・・・・・・

●分岐管・・・・・・・・・・●フレア接続・・・・・・

配管・分岐管・フレア接続については、以下の注意が必要です。

材質・肉厚が規定のもの(JISB8607)であること、また、配管の傷・へこみ・腐食などがないことを確認してください。また、設計圧力(上表Ⅰ)×24hrを実施し、ガス漏れが無いことを確認してください。日立製分岐管であること、またはY分岐管・ヘッダ分岐管でも設計圧力が設計圧力(上表Ⅰ)以上の耐圧を有するものであることを確認してください。既設配管のフレアは、JISB8607-2008の第2種に適用するように再加工、およびフレアナット交換を行えば使用可能です。

※上図は冷房切換型の例です。冷暖同時型の場合は、高低圧ガス配管×1本、 低圧ガス配管×1本、液配管×1本の計3本の構成となります。

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