ブロックチェーンの解説 in.live ppt

(C) 2017 Infoteria Corporation

Leading Blockchain to its full potential

ブロックチェーンとは〜⾦融・決済に⾰新をもたらすブロックチェーンの仕組みと活⽤例〜

インフォテリア株式会社代表取締役社⻑平野洋⼀郎

(C) 2017 Infoteria Corporation 2

注⽬を集めるブロックチェーン

2017年1⽉現在

2012/01 2013/01 2014/01

Googleの検索トレンド

Source: Google Trends

2015/01 2016/01 2017/01

“blockchain”


✴データ改ざん不可✴ダウンタイム無し✴コストダウン

《特⻑》

ブロックチェーンの特⻑と特徴

履歴データのかたまりを連鎖させたものBlock Chain


ビットコインの堅牢性を⽀える技術

Source “Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System” Satoshi Nakamoto, 2008


Cさんの公開鍵

Bさんの署名

取引

Hash確認

Bさんの公開鍵

Aさんの署名

取引

Hash確認

5

ブロックチェーンの仕組み (1)(ビットコイン）

Cさんの秘密鍵Aさんの秘密鍵署名

Bさんの秘密鍵署名

確認

Aさんの公開鍵

Hash

Zさんの署名

取引

確認


ブロックチェーンの仕組み (2)(ビットコイン）

※ノンス = Hash値を特定の値（先頭に０がn個並ぶ）にするためのランダムな値

※採掘（Proof of Work） = ノンスを探すこと（総当たり戦で厖⼤な計算が必要）

例：0000000000000000023550eb973ac673f9a4c98d019467aa3a923357f8b5a0b5


■ P2P技術を⽤い数多くの「node」を持つ（処理を分散するわけではない）

ブロックチェーンの仕組み (3)


通常のデータベースとの違いテーブル型

（現在最も使われている）ブロックチェーン


✴採掘（PoW）が不要（他の⽅式）

✴ブロックチェーンはパフォーマンスが悪い

✴ブロックチェーンはデータが誰にでも⾒える

✴ブロックチェーンは第三者と共有しないといけない

✴プライベートな環境にブロックチェーンを構築

プライベートブロックチェーンの登場

解決される課題


ブロックブロック

ブロック


ブロック


ブロック

既存のシステム


ブロック

mijinアダプタ

従来の1/10未満のコストで処理

新規開発

■ プライベート・ブロックチェーン「mijin」の開発元テックビューロ社と提携

既存システムにおいてノンプログラミングでブロックチェーン技術を使うことが可能になる。

インフォテリアの取り組み


マイクロファイナンスでの実証実験

DB for micro finance

JDBC (port 1433)

DB for PoCstores account relations between SAB and mijin

• Provided by Microsoft and located in region of Japan East/West, Singapore, and Hong Kong.

get transaction data

store and query account information

store transaction datain the blockchain

HTTP (port 7895)

LightWalletmanage namespace and mosaic

send balance report

Osaka

Singapore

YangonHong Kong

Tokyo

Report mail

ミャンマー最⼤のマイクロファイナンス機関BCFにて（2016年6⽉〜）

ユーザー：BCF（ミャンマー）⽤途：マイクロファイナンス実装検証：インフォテリア (ASTERIA)ブロックチェーン：mijin環境：Microsoft Azure


シンジケートローンでの実証実験

ユーザー：みずほFG⽤途：シンジケートローン実装検証：iSiD、カレンシポートブロックチェーン：Ethereum環境：Microsoft Azure


銀⾏勘定系での実証実験

ユーザー：住信SBIネット銀⾏⽤途：銀⾏勘定系実装検証：NRIブロックチェーン：mijin環境：オンプレミス

⽇本経済新聞


出典：「⾦融市場インフラに対する分散型台帳技術の適⽤可能性について」JPX2016年8⽉

⽇本取引所グループでの実証実験ワーキング・ペーパー公開（８⽉）

ユーザー：JPX（⽇本取引所グループ）実装検証：NRI, カレンシーポートブロックチェーン：Hyper Ledger他環境：オンプレミス

証券取引での実証実験


ブロックチェーンの広がり■ フィンテック以外にも様々な領域に応⽤可能


流通製造

公共医療

ManuTech

GovTech MediTech

トレーサビリティ

検査・検証データ

登記、試験履歴

治験データ

16

ASTERIA 市場シェア改ざんが許されないデータはあらゆる業界に存在する

TransTech


⾦融以外での活⽤例■ 様々な資産や取引をブロックチェーン上で登録、確認、移転できるようになる

種別適⽤例

⼀般契約、公証、担保付取引、エスクロー

公的記録不動産登記、⾃動⾞登録、結婚証明、死亡証明

本⼈証明運転免許証、パスポート、有権者登録

各種証明保険証書、借⽤証書、遺⾔

有形資産の鍵家、ホテル、⺠泊、⾞、レンタカー、シェアカー

無形資産の鍵特許、商標、著作権、予約


21世紀型の社会

階層-規律-統制⾃律-分散-協調

20世紀型 21世紀型


ブロックチェーンの貢献

階層-規律-統制

ブロックチェーンの貢献✴中央管理不要な構造✴スマートコントラクト‣ ビジネスプロセスの⾃律⾃動化‣ 価値移転の⾃律⾃動化

⾃律-分散-協調


技術の進化に基づく進化

⾃律-分散-協調

⾃律的契約実⾏Smart Contract

Blockchain

デジタル直接決済

Cloud

システム連携

Internet

物理的接続

現在、契約や⽀払は⼈が介在＝アナログが残っている

✴ブロックチェーン→企業間決済の⾃律⾃動化

✴スマートコントラクト→企業間契約の⾃律⾃動化


まとめ

✴ 複数のタイプがあり、今も進化中‣ プライベート型の登場で、企業システムに必要な多くの

課題が解決されている。さらに進化中。

✴ 様々な実証実験を通じて実⽤化が近づいている‣ 実際のシステムへ適⽤するし課題を把握・解決する。

✴ Fintech以外にも適⽤できる‣「改竄が許されないデータ」はあらゆる業界に存在

✴ Blockchainは社会の有り様を変えていく‣ 「⾃律・分散・協調」の社会を実現する重要な技術。

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