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ニュース 「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢2017」号 2017年10⽉6⽇ (ISC) 2 メンバーがグローバルで12万5千⼈を突破 7⽉3⽇と4⽇の2⽇間⾹港で開催された Security Congress APACに⽇本から3⼈ のスピーカーが参加し、情報セキュリティについ て熱い議論を戦わせた。アマゾンウェブサービス ⾹港でISLA受賞式開催される ⽇本のメンバー数も2,000⼈超、CISSPホルダーのみで年内に2,000⼈を超える勢い 7⽉3⽇、⾹港シェラトンホテルにて、第11回アジア・パシ フィックISLA (Information Security Leadership Achievements)の受賞者が表彰され、盛⼤なパーティー が執り⾏われた。ISLAは毎年1回、情報セキュリティ分野で ⽬覚ましいリーダーシップを発揮した⼈たちを表彰している。 また同時に、(ISC) 2 Fellowの授与も⾏われた。 (ISC) 2 Fellow及び⽇本からのISLA受賞者は以下の通り。 Security Congress APACで ⽇本⼈スピーカーが活躍 9⽉11⽇、東京電機 ⼤学100周年記念 ホールにて、(ISC) 2 催のSECURE TOKYO 2017が開 催された。昨年の参 加者数が100名程度 であったのに対し、今 年の参加者数は250 (ISC) 2 は8⽉15⽇、世界でのメンバー数が12万5千⼈を突破したと発表 した。1989年に情報セキュリティ資格に特化したNPOとして⽶国で登録さ れた(ISC) 2 は、着実にそのメンバーを増やしてきたが、近年の情報セキュリ ティに関するニーズの⾼まりを受け、増加のスピードが加速している。⽇本 でも同様にメンバーが急増しており、CISSP、SSCP等の資格保有者は 2,000⼈を突破した。特にCISSPホルダーは、2016年の増加が132⼈ であったのに対し、2017年は上半期だけで200⼈増加しており、2017 SECURE TOKYO 2017⼤盛会 250名以上が参加、12年以上のメンバーを表彰 Fellow of (ISC) 2 中尾康⼆⽒ (NICT ネットワークセキュリティ研究所 主管研究員、内閣官房 セキュリティ補佐官) Information Security Educator部⾨ 受賞 ⽥中英彦博⼠(IEEE Life Fellow、情報セキュリティ ⼤学院⼤学 前学⻑、東京⼤学名誉教授) Information Security Educator部⾨ 受賞 ライシ・ポーリン教授(早稲⽥⼤学法学学術院、アジア 太平洋サイバー犯罪・インターネットセキュリティー研究 所創設者・所⻑) Managerial Professional for Information Security Project部⾨ 受賞 桑原義幸⽒(CISSP、広島県庁情報戦略総括監) Information Security Practitioner部⾨ 受賞 中⻄克彦⽒(CISSP、⽇本電気株式会社東京オリン ピック・パラリンピック推進本部、東京オリンピック・パラリ ンピック競技⼤会組織委員会警備局サイバー攻撃対 処部) Information Security Practitioner部⾨ 受賞 上野宣⽒(株式会社トライコーダ代表取締役) Information Security Practitioner部⾨ 受賞 与儀⼤輔⽒(CISSP、NRIセキュアテクノロジーズ株式 会社 事業推進部担当部⻑) 名を超え、(ISC) 2 への期待が⾼いことが うかがえる。イベントには(ISC) 2 CEOで あるDavid Shearerも駆けつけ、世界 的規模で実施された情報セキュリティ⼈ 材調査(Global Information Security Workforce Study)につい て報告した。また、イベント後に開催され 年中に2,000⼈を超える勢いである。CISSPやSSCPをキャリアパスの⼀ 部として位置づける企業も増加してきており、今後ますます(ISC) 2 の認知 度が⾼まっていくのは確実である。 たメンバーレセプションで は、ISLA受賞者及び (ISC) 2 Fellowによるス ピーチの後、12年以上 (ISC) 2 のメンバーを維 持している⼈の表彰が ⾏われ、記念品が贈呈 された。 ジャパン(株)の桐⼭⽒(写真)は、クラウド時代のセキュリティに求められる 新たな考え⽅を提⾔。(ISC) 2 Fellowの中尾⽒は、キーノートスピーチで IoT機器に対する攻撃の状況を伝えた。また、ISLA受賞者でもある、広 島県庁の桑原⽒は、広島県⺠280万⼈に対するサービスレベルを維持し ながら、どのようにして情報セキュリティを向上させたかについて、⾃⾝の経 験を交えた実践的な情報を共有した。

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ニュース「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢2017」号 2017年10⽉6⽇

(ISC)2メンバーがグローバルで12万5千⼈を突破

7⽉3⽇と4⽇の2⽇間⾹港で開催されたSecurity Congress APACに⽇本から3⼈のスピーカーが参加し、情報セキュリティについて熱い議論を戦わせた。アマゾンウェブサービス

⾹港でISLA受賞式開催される

⽇本のメンバー数も2,000⼈超、CISSPホルダーのみで年内に2,000⼈を超える勢い

7⽉3⽇、⾹港シェラトンホテルにて、第11回アジア・パシフィックISLA (Information Security Leadership Achievements)の受賞者が表彰され、盛⼤なパーティーが執り⾏われた。ISLAは毎年1回、情報セキュリティ分野で⽬覚ましいリーダーシップを発揮した⼈たちを表彰している。また同時に、(ISC)2 Fellowの授与も⾏われた。

(ISC)2 Fellow及び⽇本からのISLA受賞者は以下の通り。

Security Congress APACで⽇本⼈スピーカーが活躍

9⽉11⽇、東京電機⼤学100周年記念ホールにて、(ISC)2主催のSECURE TOKYO 2017が開催された。昨年の参加者数が100名程度であったのに対し、今年の参加者数は250

(ISC)2は8⽉15⽇、世界でのメンバー数が12万5千⼈を突破したと発表した。1989年に情報セキュリティ資格に特化したNPOとして⽶国で登録された(ISC)2は、着実にそのメンバーを増やしてきたが、近年の情報セキュリティに関するニーズの⾼まりを受け、増加のスピードが加速している。⽇本でも同様にメンバーが急増しており、CISSP、SSCP等の資格保有者は2,000⼈を突破した。特にCISSPホルダーは、2016年の増加が132⼈であったのに対し、2017年は上半期だけで200⼈増加しており、2017

SECURE TOKYO 2017⼤盛会250名以上が参加、12年以上のメンバーを表彰

Fellow of (ISC)2

中尾康⼆⽒ (NICT ネットワークセキュリティ研究所主管研究員、内閣官房 セキュリティ補佐官)

Information Security Educator部⾨ 受賞⽥中英彦博⼠(IEEE Life Fellow、情報セキュリティ⼤学院⼤学 前学⻑、東京⼤学名誉教授)

Information Security Educator部⾨ 受賞ライシ・ポーリン教授(早稲⽥⼤学法学学術院、アジア太平洋サイバー犯罪・インターネットセキュリティー研究所創設者・所⻑)

Managerial Professional for Information Security Project部⾨ 受賞桑原義幸⽒(CISSP、広島県庁情報戦略総括監)

Information Security Practitioner部⾨ 受賞中⻄克彦⽒(CISSP、⽇本電気株式会社東京オリンピック・パラリンピック推進本部、東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会組織委員会警備局サイバー攻撃対処部)

Information Security Practitioner部⾨ 受賞上野宣⽒(株式会社トライコーダ代表取締役)

Information Security Practitioner部⾨ 受賞与儀⼤輔⽒(CISSP、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 事業推進部担当部⻑)

名を超え、(ISC)2への期待が⾼いことがうかがえる。イベントには(ISC)2 CEOであるDavid Shearerも駆けつけ、世界的規模で実施された情報セキュリティ⼈材調査(Global Information Security Workforce Study)について報告した。また、イベント後に開催され

年中に2,000⼈を超える勢いである。CISSPやSSCPをキャリアパスの⼀部として位置づける企業も増加してきており、今後ますます(ISC)2の認知度が⾼まっていくのは確実である。

たメンバーレセプションでは、ISLA受賞者及び(ISC)2 Fellowによるスピーチの後、12年以上(ISC)2のメンバーを維持している⼈の表彰が⾏われ、記念品が贈呈された。

ジャパン(株)の桐⼭⽒(写真)は、クラウド時代のセキュリティに求められる新たな考え⽅を提⾔。(ISC)2 Fellowの中尾⽒は、キーノートスピーチでIoT機器に対する攻撃の状況を伝えた。また、ISLA受賞者でもある、広島県庁の桑原⽒は、広島県⺠280万⼈に対するサービスレベルを維持しながら、どのようにして情報セキュリティを向上させたかについて、⾃⾝の経験を交えた実践的な情報を共有した。

編集・発⾏︓ (ISC)2 (アイ・エス・シー・スクエア)〒163-0532 東京都新宿区⻄新宿1-26-2 新宿野村ビル32FTEL: 03-5322-2837(代) E-mail: [email protected] Webサイト: https://japan.isc2.org/⼩熊 慶⼀郎 / Keiichiro Oguma, CISSP / Director of Business Development, JapanTEL: 090-5564-7038 E-mail: [email protected]

IPA(独⽴⾏政法⼈ 情報処理推進機構)は4⽉25⽇、「IT⼈材⽩書2017」を発⾏した。この⽩書は、「毎年、IT企業やユーザー企業等を対象としたIT⼈材動向調査、およびIT技術者個⼈を対象とした意識調査」を⾏って結果をまとめたものであるが、その中で⽶国の組織を対象とした調査も⾏っており、そこでCISSPが情報セキュリティ技術者に必要な資格として72.8%が「CISSP」と回答し、2位のCISM(38.4%)を⼤幅に引き離してトップであることがわかった。(ISC)2の資格が情報セキュリティ資格のゴールドスタンダードであることが、⽇本の政府系組織の調査によっても裏付けられたと⾔える。この⽩書はIPAのホームページからダウンロードできる。

⽶国でCISSPが最も⾼い評価を受けるIPAによる調査で明らかに

https://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html

政府職員向けCISSP⼊⾨講座、第2期始まる昨年11⽉より、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)主催で、東京電機⼤学の「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」の「CISSP⼊⾨講座」が提供されてきたが、8⽉より、その第2期⽬が始まった。今回もNISCを中⼼として各省庁から50名ほどが集められた。前回に引き続き、今回もNISCの幹部クラスが参加し、熱⼼に講義を聴講していた。

(ISC)2 Japan Chapterミーティングに100名以上が参加

8⽉18⽇、東京電機⼤学(東京・北千住)にて、(ISC)2

Japan Chapterのミーティングが開催され、100名以上のメンバーが参加した。ミーティングでは、ベネッセコーポレーション 情報セキュリティ本部⻑の⾦⼦啓⼦⽒から、情報セキュリティ推進における苦労話と、⼀緒に働きたいと考える情報セキュリティ専⾨家について、また、⾞載セキュリティの専⾨会社であるWHITE MOTIONのCEOに新たに就任した蔵本雄⼀⽒からは、⾞載機器のセキュリティを維持することの難しさ、セキュリティに対する考え⽅の違いが分かりやすく説明された。また、⽇本シーサート協議会の阿部恭⼀⽒と松本勝之⽒からは、CSIRTにどのような⼈材が求められているかについて解説が⾏われた。

ニュース「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢2017」号 2017年10⽉6⽇

ベネッセコーポレーション 情報セキュリティ本部⻑、WHITE MOTION CEOらが講演

Gartnerのセキュリティイベントに出展

(ISC)2 Japan Chapter 会員登録のお願い(ISC)2は各国のホルダー同⼠の交流を通してメンバーのスキルアップを⽬的に、Chapter運営を⽀援しています。⽇本でも同様の活動ができるように、Chapterを設⽴し、(ISC)2との連携を⾏なっています。是⾮、2017年のメンバーとして、以下のURLからご登録ください。登録いただいた⽅には、さまざまなイベントの情報を提供させていただきます。また、これらのイベントに参加されることで確実にCPEを獲得することができますので、ぜひとも積極的にご参加ください。あわせて、これらの活動の企画を⼀緒にやっていただける⽅も募集しています。募集ページにチェックボックスがありますので、ご参加いただける⽅はチェックしてからメンバー登録をお願いいたします。https://sites.google.com/cissp.jp/chapter/

7⽉12⽇〜14⽇、品川で「ガートナー セキュリティ&リスク・マネジメントサミット2017」が開催され、管理職クラス600⼈以上が参加した。(ISC)2

もここに出展し、興味を持った多数の参加者に(ISC)2の資格について説明を⾏った。

からのお知らせ URLが変わりました: (ISC)2 Japanのホームページが新しくなりURLが変わりました。新しいURLは https://japan.isc2.org/ です。 SSCPエッセンシャル開催します: 10⽉23⽇、SSCPのエッセンスを1⽇で学ぶ「SSCPエッセンシャル」が開催されます。

詳しくは https://www.i-learning.jp/products/detail.php?course_code=SEC03 まで。 CODEBLUEを後援します: (ISC)2は、11⽉7⽇〜10⽇に東京で開催されるCODEBLUEを後援します。メンバーの⽅にはディスカウントコードをお

送りしていますので、是⾮ご活⽤ください! メールのOpt-Inをお願いします: (ISC)2メンバーの⽅は、是⾮メールをOpt-Inしてください(最近メンバーになった⽅のデフォルトはOpt-Outです)。

メンバーサイトにログイン後、右上に表⽰されている⾃分の名前からプルダウンで「CONTACT PREFERENCES」を選択すると設定できます。 試験内容が変わります: 2018年4⽉から、CISSPの試験内容が変わります。

詳しくは https://cert.isc2.org/cissp-exam-outline-form/ まで。 受験費⽤が変わります: 10⽉1⽇より、CISSPの受験費⽤が$599⽶ドルから$699⽶ドルになります。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 CISSP CBK 4th Edition翻訳中です: 2018年初頭発売を⽬指し、NTT出版殿がCISSP CBK 4th Editionを翻訳中です。お楽しみに!!