ホテル物語 - jhrth.co.jp report 5 a th& q...

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5 th Management Report 決算・運用状況のご報告 (資産運用報告) 5平成2191平成22831東京都港区六本木 六丁目 10番 1号 六本木ヒルズ森タワー http://www.jhrth.com 5 5 t h th port eport t R nt R 5th Management Report 調NEW YORK CAFE

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5th Management Report

決算・運用状況のご報告 (資産運用報告)第5期 自 平成21年9月1日 至 平成22年8月31日

東京都港区六本木 六丁目 10番 1号 六本木ヒルズ森タワー http://www.jhrth.com

55thth porteportt Rnt R

ホテル物語

5th M

anagement Report

受け継ぐものと革新するもの。心をひとつにし、新しい船出

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

小さなお子様とファミリーに心地よい空間とサービスを

オリエンタルホテル東京ベイ

ホテルの洗練されたイメージ作りと大阪コテコテ感との調和

なんばオリエンタルホテル

「エコフレンドリーリゾート」として自然とともに歩むホテル

ホテル日航アリビラ

NEW YORK CAFE

の音楽発信

オリエンタルホテル広島

Management Report 5th CONTENTS

01 投資主の皆様へ

02 Q&A

06 ポートフォリオの概要

08 ポートフォリオの状況

10 内部成長戦略

12 外部成長戦略

14 財務戦略

15 Financial Section

48 投資口の状況

49 投資法人/資産運用会社の概要

50 投資主インフォメーション

ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人

http://www.jhrth.com 東京都港区六本木六丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー代表者:執行役員 増田 要 銘柄略称:R-JHR 銘柄コード:8981 上場金融商品取引所:東証Japan Hotel and Resort, Inc.

決算ハイライト Financial Highlights

営業収益 5,626百万円 営業利益 2,467百万円 経常利益 1,338百万円

当期純利益 1,336百万円 純資産額 48,851百万円 1口当たり分配金 12,640円

FFO 3,151百万円 NOI 4,727百万円 LTV 41.6% 

ROA 1.5% (注) 各指標の算出根拠については、P16の「Ⅰ 資産運用報告」をご参照ください。

to our Investors 投資主の皆様へ

連載「ホテル物語」は、巻末よりご覧ください。

ごあいさつ

投資主の皆様には、益 ご々清栄のこととお喜び申し上げます。

平素は、ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人及びその資産

運用会社であるジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社に関しま

して、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本投資法人は、この度、第5期(平成21年9月1日~平成22年8月

31日)の決算を迎えることができましたので、ここに、その運用状況

と決算につきましてご報告申し上げます。

当期は、営業収益5,626百万円、経常利益1,338百万円、当期純

利益1,336百万円を計上いたしました。この結果、分配金につきま

しては投資口1口当たり12,640円とさせていただきました。

景気低迷による需要減退や価格競争の激化等、ホテル業界に

とって厳しい経営環境の下、変動賃料を導入している主要5ホ

テルの売上は、前期比で491百万円(△2.2%)の減少となりまし

た。しかしながら、各ホテル及びその運営支援会社並びに資産

運用会社の相互協力による経費削減等の効果により、変動賃

料の算出の元となる主要5ホテルのGOP(利益レベル)が、前期

比231百万円(4.2%)増加したことから、本投資法人が受領する

賃料収入も増加となりました。

いよいよ「変革・チェンジの時代」に突入し、先行きが読みにくい

運用環境が続いておりますが、賃借人である各ホテル並びにそ

の運営支援会社との良好な関係をさらに発展させながら、中長

期にわたり運用資産の着実な成長と安定した収益確保を目指し

て運用を行って参ります。

投資主の皆様におかれましては、資産運用会社に対する叱咤、

激励も含め、本投資法人に対して、今後とも変わらぬご支援、ご

鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

ジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社

代表取締役鈴井 博之

ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人

執行役員増田 要

1

A5thManagement Report

& Q  宿泊部門の当期上半期については、客室稼働率並びに客室販売単価が共に前年を下回り苦戦を強い

られました。しかし、下半期に入り、客室販売単価は依然前年を下回ってはいるものの、客室稼働率は前年

を上回る形となりました。結果として宿泊部門の売上についても当期下半期においては、前年を上回りました。

 料飲部門は、レストラン、婚礼、一般宴会の3部から構成されています。レストラン売上は、宿泊における客

室稼働率上昇により、朝食のレストラン利用者数の増加を誘発し、下半期においては前年を上回りました。

婚礼売上については、足元では新規競合の影響を受け前年を下回りましたが、通期では前年を上回りま

した。一般宴会売上については、上半期においては企業需要の減少から前年を下回りましたが、下半期

においては、前年並みの売上を維持しました。

 全部門を通じての総売上で見てみますと、通期では前年の売上を下回りましたが、上半期、下半期に

分けて見てみますと、上半期は前年割れ、下半期は前年超えという形になりました。ただ、前年下半期は、

新型インフルエンザの影響があったことも加味すると、当期下半期以降、宿泊部門を中心に回復傾向は

見てとれるものの、低価格化の影響から客室販売単価が下がっており、本格的回復軌道に乗ったとは言

い難い状況です。

 一方で、変動賃料を導入している主要5ホテルのGOP(ii)〈表2〉は、各ホテル並びに運営支援会社と

の協力により、経費削減に積極的に取り組んだことにより、前年を231百万円上回ることができました。

通期(百万円) 売上に対するGOP比率(%)

GOP5,679 26.55,447 24.8

Q

A

最近の月次開示を見る限り、ホテルの業績は底を打っているように見えますが、実際のところはどうなのでしょうか?

下半期以降は回復傾向、単価の下落から回復は力強さに欠ける

 まず、業績(数値)の資料、当期(平成21年9月から平成22年8月)並びに前期(平成20年9月から平成

21年8月)の変動賃料を導入している主要5ホテル(i)の売上の一覧表〈表1〉をご覧ください。上半期(9

月から2月までの期間)と下半期(3月から8月までの期間)並びに1年間通期に分けて記載しており、各数

値とも上段が当期、下段が前期の業績です。

(ii)GOPとは、売上高営業粗利益(Gross Operating Profit)をいい、ホテルの代表的経営指標であり、ホテル事業における宿泊・料飲・物販・テナント・その他部門の部門別利益の合計から、部門毎の営業費用に含めることのできない非配賦営業費用(総務・経理等の間接部門人件費や一般管理費、修繕維持費等の管理費や水道光熱費等)を控除した金額をいいます。

(i) 主要5ホテルとは、株式会社ホテルマネージメントジャパンがホテル賃借人となる5物件(神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、オリエンタルホテル広島)をいいます。

■ 表2.変動賃料5ホテルのGOP

■ 表1.変動賃料導入5ホテル合計の売上

上半期(百万円)

下半期(百万円)

通 期(百万円)

構成割合(%)

宿泊部門売上合計3,781 4,942 8,723 40.7

4,393 4,812 9,205 42.0

客室稼働率(%)75.2 82.1 78.7 ー

79.4 72.0 75.7 ー

客室販売単価(円)14,805 17,475 16,208 ー

16,291 19,349 17,758 ー

料飲部門売上合計5,279 5,134 10,413 48.6

5,391 5,020 10,411 47.5

その他収入合計1,049 1,247 2,295 10.7

1,123 1,183 2,307 10.5

総 売 上10,109 11,322 21,431 100.0

10,908 11,015 21,923 100.0

*上段が当期、下段が前期

宿

Q

A

最近の新聞報道等によると中国からの旅行者が好調とのことですが、JHRのホテルではどのような状況なのでしょうか?

比較的高単価な個人旅行を中心に集客増加を狙う

 中国をはじめとした外国人観光客を各ホテルが獲得していくためには、大きく分けて二つの手法があり

ます。一つ目が「団体旅行」を、二つ目が「個人旅行」を取り込む手法であり、それぞれの長所・短所は次

のとおりです。

*上段が当期、下段が前期

2 3

AQAAAAAAA

U E S T I O N

N S W E R

 団体旅行は、エージェント等の活用により幅広く顧客を獲得することができるため、客室稼働率を上げる

という意味では非常に効果的ですが、客室販売単価は低く設定せざるを得ないのが難点です。一方、個

人旅行は、比較的単価は高く設定することができますが、広告・PR、海外向けホームページ等により、継続

的に情報発信していくことが肝要となります。このため、本投資法人が所有する各ホテルでは、それぞれの

ホテルの現状の客室販売単価や既存の顧客層に応じて、外国人の団体旅行または個人旅行の取り込

みを図っています。とりわけ、変動賃料を導入している主要5ホテルにおいては、低単価の外国人観光客

を取り込みすぎることによって、薄利多売による収益力の低下を招かないよう、また、既存の顧客離れを起

こさないよう、個人旅行を中心とした顧客獲得を図っています。

 一般的には、本年6月18日に閣議決定されたわが国の「新成長戦略」において、「観光立国・地域活

性化戦略」が掲げられ、観光立国の推進は益々その重要度を増してきています。そうした中での中国人に

対するビザの発給条件の緩和は、より多くの中国人観光客を日本に呼び込むことになり、観光立国の推

進、それによる各地域の交流人口の増加並びに地域活性化に大きく寄与していくものと思われます。そ

れは同時に、各地域におけるホテル客室の需給関係の改善を促し、ホテルの客室販売単価の上昇につ

ながっていくことと期待しています。

Q

A

投資主優待制度の利用状況及び反響はどうなのでしょうか?

ホテルについては高評価、 一部割引適用後の価格に不満

 まず、利用状況をご説明しますと、投資主優待制度が開始された平成22年6月1日から同年8月31日ま

での、利用者総数は、宿泊利用者が延803名、レストラン利用者が延911名でした。また、この内、アンケート

にご協力いただいた件数は、宿泊が133件、レストランが147件でした。次の表3及び表4は、全対象ホテル

のアンケートの結果の一部を集計したものです。一目して分かりますように、ご利用いただいた皆様からは

総じて高い評価をいただき、私どもも安堵している次第です。

 また、アンケートにはコメントを記載していただく欄もあり、お褒めの言葉も数多く頂戴しています。こうした

お言葉は、ホテル従業員の大いなる励みにもなることは言うまでもありません。反面、なかには改善を必要

とする貴重なコメントも頂戴しています。例えば、こんなコメントがありました。『レストランで優待券を使用した

が、精算時に部屋付ができなかったので改善してほしい』『男性用の整髪用品を備えてほしい』 こうした

ご指摘については、各ホテルにも伝え、改善の要求を行っていきます。こうした積み重ねが、本投資法人の

投資主ではないホテル顧客の皆様の満足度の向上にもつながり、ホテルの収益を改善していく一助にな

ります。

 一方、現状の宿泊優待割引率を適用した価格が、各ホテルがインターネット上で販売している価格より

高くなるという状況が時として発生しており、投資主の皆様からお叱りを受けているケースもあります。

 各優待の対象ホテルにおいても、収益確保のため期間限定または部屋数限定で、低価格販売により

集客を促すことがあり、そうした場合、優待割引率適用後の価格が魅力を失ってしまうことがあります。

 しかしながら、優待制度に関しては、いつでも(宿泊におけるハイシーズンの一定の期間を除く)利用でき、

自由度が高いものになっていると同時に、宿泊については、投資主様の満足度向上のために、サービス面

での差別化も図るよう努めております。今後、より良い投資主優待制度の構築を目指して参りますが、本

優待制度は、本投資法人の賃借人の協力により成り立っており、極端な優待割引の設定は本投資法人

が受領する変動賃料にも悪影響がでる点も併せてご理解いただければ幸いです。

■ 表3.宿泊アンケート結果

利用者年代 客室、備品・装飾 サービス 友人への勧め

10代 1%未回答 1% 未回答 2% 未回答 1% 未回答 2%

やや不満 2% 普通 7% いいえ 3%60代~ 12%20代15% 大変満足

37%大変満足

46%

はい95%

満足45%

満足46%

30代29%40代

33%

普通14%

50代 9%

■ 表4.レストランアンケート結果

利用者年代 味 サービス 友人への勧め

10代 1% やや不満 1% やや不満 3% 未回答 2%

普通 4% いいえ 5%60代~ 10%

20代13% 大変満足

37%大変満足

44%

はい93%

満足49%

満足49%

30代29%40代

33%

普通13%50代

14%

4 5

OPOO

O R T F O L I O

V E R V I E W

名  称 タイプ区分 グレード区分 所在地 (注1)

取得価格(百万円)(注3) 建築時期

(注1)総客室数

(注2)

鑑定評価額(百万円)

神戸メリケンパークオリエンタルホテル シティホテル アッパーミドル 兵庫県神戸市

中央区波止場町 11,400 1995年7月 319室 12,100

オリエンタルホテル東京ベイ シティホテル ミッドプライス 千葉県 浦安市美浜 19,400 1995年5月 502室 19,800

なんばオリエンタルホテル ビジネスホテル ミッドプライス 大阪府大阪市 中央区千日前 16,700 1996年3月 257室 16,100

ホテル日航アリビラ リゾートホテル ラグジュアリー 沖縄県中頭郡 読谷村 19,700 1994年4月 396室 19,700

奈良ワシントンホテルプラザ ビジネスホテル ミッドプライス 奈良県奈良市 下三条町 1,800 2000年3月 204室 2,050

博多中洲ワシントンホテルプラザ ビジネスホテル ミッドプライス 福岡県福岡市 博多区中洲 3,880 1995年3月 247室 3,710

ダイワロイネットホテル秋田 ビジネスホテル エコノミー 秋田県秋田市 大町 2,278 2006年6月 221室 1,960

オリエンタルホテル広島 シティホテル アッパーミドル 広島県広島市 中区田中町 9,900 1993年9月 227室 7,650

ポートフォリオ合計 85,058 - 2,373室 83,070

ホテル日航アリビラ

オリエンタルホテル広島 ダイワロイネットホテル秋田 博多中洲ワシントンホテルプラザ奈良ワシントンホテルプラザ

なんばオリエンタルホテルオリエンタルホテル東京ベイ神戸メリケンパークオリエンタルホテル

■ ポートフォリオMAP ■ ポートフォリオ一覧

オリエンタルホテル広島

ホテル日航アリビラ

博多中洲ワシントンホテルプラザ

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

なんばオリエンタルホテル

奈良ワシントンホテルプラザ

オリエンタルホテル東京ベイ

ダイワロイネットホテル秋田

(注1)「所在地」及び「建築時期」は、不動産登記簿謄本に記載された事項を記載しています。 (注2)「総客室数」は、それぞれ平成22年8月31日現在における販売可能客室数(長期自社使用は除く)を記載しています。(注3)取得価格は、百万円未満を切り捨てて表示しています。

■ タイプ/グレード別分散状況(取得価格ベース)

グレード別分散状況平成22年8月31日現在(第5期末)

平成22年8月31日現在

ラグジュアリー19,700百万円

アッパーミドル21,300百万円

 ミッドプライス41,780百万円

25.0%

49.1%

23.2%

2.7%

エコノミー2,278百万円

47.8%

29.0%23.2%

ビジネスホテル24,658百万円

リゾートホテル19,700百万円

シティホテル40,700百万円

タイプ別分散状況平成22年8月31日現在(第5期末)

ポートフォリオの概要 Portfolio Overview

6 7

OPOO

O R T F O L I O

V E R V I E W

PORTFOLIO

オリエンタルホテル東京ベイ

■ ポートフォリオの状況

ポートフォリオの状況 Portfolio Overview

■所在地(住居表示):千葉県浦安市美浜一丁目8番2号 ■地積:9,914.00㎡■延床面積:44,833.11㎡ ■構造/階数:SRC・S・RC造/地下2階付12階建 ■建築時期:1995年5月

稼働率(%)

ADR(円)

RevPAR(円)

GOP(百万円) GOP比率

第1期 83.6 18,243 15,243 ー ー

第2期 80.6 19,446 15,679 1,630 24.7

第3期 79.6 19,817 15,784 1,708 25.2

第4期 80.8 18,830 15,205 1,531 23.4

第5期 88.1 16,673 14,693 1,513 23.2

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

■所在地(住居表示):兵庫県神戸市中央区波止場町5番6号 ■地積:22,660.09㎡(注1)■延床面積:48,701.82㎡(注2) ■構造/階数:S造/14階建 ■建築時期:1995年7月

稼働率(%)

ADR(円)

RevPAR(円)

GOP(百万円) GOP比率

第1期 78.7 14,961 11,771 ー ー

第2期 78.4 16,025 12,556 1,330 20.1

第3期 78.0 15,448 12,049 1,319 19.6

第4期 70.7 15,472 10,933 891 14.8

第5期 77.5 13,958 10,823 1,154 19.5

(注1) 神戸市からの借地及び神戸市より神戸市港湾施設条例等に基づき本投資法人が使用許可を得ている土地であり、その土地面積については、建築確認申請書記載数量に基づき記載しています。なお、当該使用許可を得ている土地面積は2,804.18㎡であり、このうち、1,188.32㎡は土地面積に含まれます。

(注2) 本投資法人と神戸市の2者を区分所有者とする区分所有建物であり、上記数値は区分所有建物の一棟の建物の延床面積(附属建物764.83㎡を含みます。)を記載しています。本投資法人が所有する専有部分(附属建物764.83㎡は除きます。)は31,899.07㎡、神戸市は13,960.11㎡、本投資法人と神戸市の共有部分は2,077.81㎡(共用部分の持分割合は72.18%(本投資法人)及び27.82%(神戸市)です。)です。なお、神戸市が所有する専有部分のうち、本投資法人が使用許可を得ている部分は694.00㎡であり、延床面積48,701.82㎡に含まれます。

(注3) 第1期については、本投資法人の実質的な資産運用期間は約6ヶ月半ですが、比較のため1年分の数字を記載しています。(注4) 売上高・経営指標数値は、第1期上期の平成18年2月15日以前については売主、それ以降は賃借人から入手したものです。第1期上期の平成18年2月15

日以前は未監査、それ以降第5期末までは監査済みです。第6期は予想の数字であり、実際の業績は様 な々要素により異なる結果になり得ることがあります。(注5) 第3期は、賃借人側において宿泊売上の会計処理方法に変更が生じ、この結果宿泊売上が年間約75百万円減額されています。(注6)「ADR」とは、平均客室販売単価 (Average Daily Rate)をいい、一定期間の宿泊部門売上高合計(サービス料を除きます。)を同期間の販売客室数合

計で除した値をいいます。(以下、各ホテルにおいても同様)(注7)「RevPAR」とは、販売可能客室数当たり宿泊部門売上(Revenue Par Available Room)をいい、一定期間の宿泊部門売上高合計を同期間の販売

可能客室数合計で除したものをいい、ADRと客室稼働率の積にて計算される数値と同値となります。(以下、各ホテルにおいても同様)

第5期 第6期予想第3期 第4期第2期第1期

(百万円)

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,000

3,152

3,594

6,746

3,349

3,270

6,619

3,370

3,374

6,744

2,877

3,122

5,999

2,893

3,041

5,934

上期 下期

2,986

2,924

5,910

第5期 第6期予想第3期 第4期第2期第1期

(百万円)

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,000

3,307

3,094

6,401

3,291

3,300

6,590

3,409

3,374

6,783

3,093

3,448

6,542

3,333

3,189

6,522

3,348

3,191

6,539

上期 下期

(注1) 第1期については、本投資法人の実質的な資産運用期間は約6ヶ月半ですが、比較のため1年分の数字を記載しています。(注2) 売上高・経営指標数値は、第1期上期の平成18年2月15日以前については売主、それ以降は賃借人から入手したものです。第1期上期の平成18年2月15

日以前は未監査、それ以降第5期末までは監査済みです。第6期は予想の数字であり、実際の業績は様 な々要素により異なる結果になり得ることがあります。

なんばオリエンタルホテル

■所在地(住居表示):大阪府大阪市中央区千日前二丁目8番17号 ■地積:4,505.23㎡■延床面積:19,364.33㎡ ■構造/階数:S・SRC造/地下1階付9階建 ■建築時期:1996年3月

稼働率(%)

ADR(円)

RevPAR(円)

GOP(百万円) GOP比率

第1期 80.2 9,652 7,740 ー ー

第2期 88.4 10,300 9,104 1,114 57.4

第3期 86.8 10,649 9,248 1,099 55.6

第4期 75.5 10,365 7,827 963 54.1

第5期 81.2 9,478 7,698 1,020 55.7 第5期 第6期予想第3期 第4期第2期第1期

(百万円)

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

944

921

1,865

990

951

1,941

976

999

1,976

855

925

1,781

967

866

1,832

926

884

1,809

上期 下期

(注1) 第1期については、本投資法人の実質的な資産運用期間は約6ヶ月半ですが、比較のため1年分の数字を記載しています。(注2) 売上高・経営指標数値は、第1期上期の平成18年2月15日以前については売主、それ以降は賃借人から入手したものです。第1期上期の平成18年2月15

日以前は未監査、それ以降第5期末までは監査済みです。第6期は予想の数字であり、実際の業績は様 な々要素により異なる結果になり得ることがあります。

ホテル日航アリビラ ■所在地(住居表示):沖縄県中頭郡読谷村字儀間600 ■地積:67,038.05㎡■延床面積:38,024.98㎡(注1) ■構造/階数:SRC造/地下1階付10階建 ■建築時期:1994年4月

稼働率(%)

ADR(円)

RevPAR(円)

GOP(百万円) GOP比率

第1期 80.7 25,935 20,928 ー ー

第2期 80.4 27,197 21,859 1,933 32.5

第3期 77.4 28,347 21,934 1,933 33.0

第4期 75.6 27,561 20,837 1,743 31.7

第5期 70.0 26,773 18,754 1,650 32.8 第5期 第6期予想第3期 第4期第2期第1期

(百万円)

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,000

3,388

2,363

5,751

3,465

2,481

5,945

3,591

2,262

5,853

3,195

2,303

5,498

3,086

1,947

5,033

3,179

1,975

5,154

上期 下期

(注1) 本投資法人の所有地及び株式会社沖縄うみの園からの借地・転借地であり、土地面積は各土地の不動産登記簿謄本に記載された面積の合計です。なお、当該借地・転借地のうち、一筆の土地の一部のみを賃借・転借しているものもあり、土地面積には本投資法人が株式会社沖縄うみの園から借地・転借していない面積が一部含まれています。当該転借地の一部分筆に伴い、平成22年4月7日付で67,423.55㎡から67,038.05㎡に変更されています。本投資法人の所有地、不動産登記簿謄本及び株式会社沖縄うみの園との賃貸借契約書等に基づき算出した借地・転借地の土地面積の合計は57,406.26㎡です。

土地面積には附属建物120.10㎡を含み、株式会社沖縄うみの園から賃借している建物493.50㎡は含みません。(注2) 第1期については、本投資法人の実質的な資産運用期間は約6ヶ月半ですが、比較のため1年分の数字を記載しています。(注3) 売上高・経営指標数値は、第1期上期の平成18年2月15日以前については売主、それ以降は賃借人から入手したものです。第1期上期の平成18年2月15

日以前は未監査、それ以降第5期末までは監査済みです。第6期は予想の数字であり、実際の業績は様 な々要素により異なる結果になり得ることがあります。

オリエンタルホテル広島

■所在地(住居表示):広島県広島市中区田中町6番10号 ■地積:1,792.84㎡■延床面積:13,752.22㎡ ■構造/階数:SRC造/地下2階付23階建 ■建築時期:1993年9月

稼働率(%)

ADR(円)

RevPAR(円)

GOP(百万円) GOP比率

第1期 ー ー ー ー ー

第2期 ー ー ー ー ー

第3期 63.4 8,853 5,611 264 13.5

第4期 71.8 9,043 6,497 320 15.2

第5期 71.4 8,951 6,388 340 16.1 第5期 第6期予想第3期 第4期第2期第1期

(百万円)

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

941

675

1,615967

990

1,957

994

1,109

2,103

1,044

1,066

2,110

1,090

1,034

2,125

上期 下期

(注) 本投資法人の本物件の取得は第3期の期中(11ヶ月間)ですが、比較分析のため第2期及び第3期の取得前の期間については、売主から入手した情報をもとに記載しており、未監査です。それ以降第5期末までは監査済みで、第6期は予想の数字であり、実際の業績は様々な要素により異なる結果になり得ることがあります。

8 9

SISS

T E R N A L G R O W T H II T R A T E G Y 内部成長戦略 Internal Growth Strategy

■ 基本方針

■ 資本的支出計画

ホテルビジネスに対する深い理解と、きめ細かなマネジメント、運営組織(賃借人である各ホテルとその運営支援会社)との強い協調関係を通じて、ホテルの中長期的な価値を最大化し、卓越した投資収益を実現します。

■ ホテルの収益率が改善されるよう、売上及びGOPに対するモニタリングを徹底します。●「価格競争」から「価値競争」への展開に向けた、賃借人・運営支援会社との協議、並びに実施要請 (必要に応じて、提言・支援の実施)

■ 引き続き変動賃料導入5ホテルの中期的収益力の最大化を図っていきます。● 変化する顧客ニーズの把握とそのニーズへの迅速な対応に向けた、賃借人・運営支援会社との協議、並びに実施要請● 運用環境の変化に対応した資本的支出計画の実施-戦略的CAPEXは、足元の売上維持と、中長期にわたり競争力強 化につながるものを厳選して実行● リポジショニング/リブランディング・プロジェクトの推進

■ ホテル運営環境の変化に対応した資本的支出計画として、第5期には約427百万円の実施、第6期には約552百万円の投資を実施する予定です。

■ 戦略的資本的支出計画(CAPEX Ⅲ)は、足元の売上維持と、中長期にわたり競争力強化につながるものを厳選して実行してまいります。

第1期実績 第2期実績 第3期実績 第4期実績 第5期実績 第6期計画

CAPEX Ⅰ (注) 156 118 202 97 158 301

CAPEX Ⅱ (注) 49 118 283 90 36 229

CAPEX Ⅲ (注) 793 600 1,236 518 233 23

合 計 999 836 1,722 706 427 552

(注) CAPEX Ⅰ とは、建物の資産価値を維持する上で必要な建物設備・施設の更新工事に係る資本的支出です。CAPEX Ⅱ とは、建物の躯体や設備に関わらないが、運営上必要な什器・備品・設備に係る資本的支出です。CAPEX Ⅲ とは、ホテルの競争力の維持・向上を目的とした客室、宴会場、レストラン等のリニューアルに係る戦略的な資本的支出です。

(単位:百万円)

■ 変動賃料の仕組み

■ 株式会社ホテルマネージメントジャパン(HMJ)が賃借人となる下表の5ホテルにおいては、固定賃料に加え、ホテル売上高によって変動する変動賃料を導入しています(変動賃料導入5ホテル)。ホテル収益向上の成果を、この変動賃料の仕組みを通じて、本投資法人に享受することを企図しています。

■ この変動賃料は、通常、ホテル売上の10%(標準率)ですが、パフォーマンス向上により、ホテル売上高が一定水準(ステップアップ売上高基準点)を超えた場合、超えた部分に対しては10%を上回る比率(ステップアップ率)で変動賃料が支払われます。

■ 尚、一時的な特殊な要因によってHMJのパフォーマンスが低下した場合に、変動賃料の支払いが、HMJの支払い能力を超えることを回避し、スキーム全体の安定感を保つため、変動賃料には、下表注2の算式により算出されるホテルGOPに連動した上限額(変動賃料総基準額)が定められています。

■ 平成23年9月(第7期)以降の新たな賃貸借契約、又は、運営委託契約の締結に向け、賃借人(HMJ)と検討・交渉を開始します。(平成23年2月末までに発表予定)

(注1) 神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル東京ベイ、なんばオリエンタルホテル及びホテル日航アリビラ(以下「既存4ホテル」といいます。)に関しては、売上高基準点に達するか否かの判断は既存4ホテル合計の売上高で判定します。

(注2) 変動賃料導入5ホテルの変動賃料合計額(標準率適用分並びにステップアップ率適用分の合計)は、変動賃料導入5ホテルから算出される変動賃料総基準額を上限とします。変動賃料総基準額とは、GOPから固定賃料、運営支援会社に対する報酬控除後の金額(「修正GOP」)の90%相当額をいいます。

ホテル名 年間固定賃料(金額)

ステップアップ売上高基準点(金額)

変動賃料率

標準率 ステップアップ率

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

3,000百万円

年額21,440百万円(注1)

ステップアップ売上高基準点に達する金額まで

適用

10%

ステップアップ売上高基準点を超えた部分に適用

30%

オリエンタルホテル東京ベイ

なんばオリエンタルホテル

ホテル日航アリビラ

オリエンタルホテル広島(平成19年10月1日取得)

221百万円

年額2,204百万円

ステップアップ売上高基準点に達する金額まで

適用

10%

ステップアップ売上高基準点を超えた部分に適用

40%

10 11

SESS

T E R N A L G R O W T HEE T R A T E G Y 外部成長戦略 External Growth Strategy

安定的な収益を確保すると共に、内部成長可能なポートフォリオ構築を重視した物件取得を目指します。

なお、中長期的には、グレード、タイプ、地理的、築年数分散及び変動賃料・固定賃料の構成割合の5項目についてもバランスを意識したポートフォリオ構築を目指します。

基本方針

今後増加が期待される「国内レジャー客」及び「訪日レジャー客」の取り込みが可能なホテル

運営面の改善により収益向上が見込めるホテル

必須条件 ● ハード・ソフトの両面で優位性のあるホテルを投資対象とします。● ホテルタイプとしては、一定の運営ノウハウが必要で、新規参入障壁が高い 「シティホテル」、「リゾートホテル」を主な投資対象とします。● ビジネスホテルは、レジャー需要の取り込みが可能なホテルを投資対象とします。● 地域としては、レジャー目的地及びその中継地点を対象とします。

※ レジャー需要とは、観光、ショッピング、映画・観劇、伝統・文化交流、コンサート、宿泊、食事、自然体験、マリンスポーツ、ゴルフ、避暑、スキー、避寒などを行うことを目的とした需要

■ 短期で重視するポイント

1.個別物件の収益性、安定性等を考慮し、資金調達の環境を注視しながら慎重に判断2.想定される地域 東京都、大阪市、京都市、福岡市、北海道、沖縄県、箱根町

● GSグループ取得ホテル の紹介

■ 物件取得ソース

■ 資産運用会社はホテル投資に関するノウハウ並びに独自の強力なネットワークを通じて、案件の発掘・物件取得を行うと同時に、豊富なホテル投資、運営のノウハウを有するゴールドマン・サックス・グループ(GSグループ)との情報提供契約を活用して物件取得を行います。

ホテル経営者

ホテルオーナー

金融機関や不動産会社等のブローカー

■ 第5期(平成21年9月ー平成22年8月)に持込まれた案件数は186件であり、第4期と比較すると案件数は32件増加しました。開発後の取得を前提とした案件の持ち込みが減少し、三大都市圏以外のビジネスやリゾート物件の紹介が増加したことが特徴です。

持込件数

(注1) 東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)、大阪圏(大阪府、京都府、奈良県、兵庫県)。(注2) 政令指定都市は、三大都市圏以外の政令指定都市を示します。(注3) 立地別持込件数の「その他」には、三大都市圏・政令指定都市以外の地域に立地する物件、及び案件持込時点で詳細が開示されていない物件が含まれます。(注4) タイプ別持込件数の「その他」には、開発案件で建設するホテルタイプが確定していない物件、及び案件持込時点で詳細が開示されていない物件が含まれます。(注5) グレード別持込件数の「その他」には、開発案件で建設するホテルグレードが確定していない物件、及び案件持込時点で詳細が開示されていない物件が

含まれます。

立地別持込件数

タイプ別持込件数 グレード別持込件数

0

50

100

150

200

第1期 第2期 第4期 第5期第3期

71件

161件154件

184件 186件 GSグループからの持込件数

11件

14件

17件

8件

1件

● 第三者から の紹介

24%

東京圏(注1)

4%

9%

11%

52%名古屋圏

大阪圏

政令指定都市(注2)

その他(注3)

19%

49%

30%

2%

シティ

ビジネス

リゾート

49%

26%

10%

13%

2%

エコノミー

ミッドプライス

その他(注5)その他(注4)

アップスケール

ラグジュアリー

● 第三者からGSグループへ 持込まれたホテルの紹介

12 13

SFSS

A N C I A LFF T R A T E G Y

016 Ⅰ 資産運用報告

030 Ⅱ 貸借対照表

032 Ⅲ 損益計算書

033 Ⅳ 投資主資本等変動計算書

034 Ⅴ 注記表

044 Ⅵ 金銭の分配に係る計算書

045 Ⅶ 監査報告書

046 キャッシュ・フロー計算書(参考情報)

■ 基本方針 財務の健全性・安定性確保を重視した運営

財務戦略 Financial Strategy

● LTV : 41.6% ●長期固定有利子負債比率(注2) : 85.9%

(注1)短期とは1年以内、中期とは1年超5年未満の残存期間を有する借入れをいいます。(注2)スプレッド型金利キャップの購入と金利スワップ契約の締結により、金利上昇リスクを軽減した借入の全有利子負債に対する割合をいいます。

■ 保守的なLTV(注)水準の維持:30%~50%をターゲット  (注)LTV=(期末借入金額+投資法人債)/期末総資産額

■ 第6期における取組み ●ファシリティD(190億円)のリファイナンスにおいては、新規取引金融機関の招致と借入コスト低減等条件改善を目指す ●金融機関とのリレーション強化により、新規物件取得のための資金調達を実施する

■ 財務状況

■ 借入の状況(平成22年8月31日現在) ●三井住友銀行をエージェント行とする本邦大手金融機関3行による協調融資

■ 格付けの状況

区分(注1) 借入 借入先 金額(億円) 返済期限 摘要

中期 ファシリティ B株式会社三井住友銀行

株式会社みずほ銀行

農林中央金庫

127 平成24年11月15日 有担保・無保証

短期 ファシリティ D 190 平成23年2月15日 有担保・無保証

中期 ファシリティ E 42 平成24年3月24日 有担保・無保証

中期 ファシリティ F 10 平成24年3月24日 有担保・無保証、元本均等返済

計 369

格付機関 格付対象 格 付 格付けの方向性

株式会社格付投資情報センター(R&I) 発行体格付け Aー 安定的

F i n a n c i a l S e c t i o nF i n a n c i a l S e c t i o n

14

Ⅰ 資産運用報告

資産運用の概況

1. 投資法人の運用状況等の推移期

決算年月 単位 第1期平成18年8月

第2期平成19年8月

第3期平成20年8月

第4期平成21年8月

第5期平成22年8月

営業収益 百万円 2,985 5,592 6,063 5,385 5,626 (うち不動産賃貸収益) 百万円 (2,985) (5,592) (6,063) (5,385) (5,626)営業費用 百万円 1,235 2,585 3,085 3,119 3,159 (うち不動産賃貸費用) 百万円 (978) (2,069) (2,574) (2,669) (2,714)営業利益 百万円 1,749 3,007 2,978 2,265 2,467経常利益 百万円 1,461 2,472 2,306 1,261 1,338当期純利益 (a) 百万円 1,459 2,470 2,304 1,259 1,336

総資産額 (b) 百万円%

81,857(対前期比―)

82,721(対前期比1.1)

92,952(対前期比12.4)

89,205(対前期比△4.0)

88,855(対前期比△0.4)

純資産額 (c) 百万円%

47,428(対前期比―)

48,387(対前期比2.0)

48,164(対前期比△0.5)

48,685(対前期比1.1)

48,851(対前期比0.3)

出資総額 百万円 46,014 46,014 46,014 47,514 47,514発行済投資口数 (d) 口 91,700 91,700 91,700 105,719 105,7191口当たり純資産額 (c)/(d) 円 517,212 527,674 525,237 460,520 462,083

1口当たり当期純利益 (注1) 円 28,937(16,032) 26,944 25,130 12,622 12,640

分配総額 (e) 百万円 1,459 2,470 2,304 1,259 1,3361口当たり利益分配金 (e)/(d) 円 15,921 26,944 25,130 11,913 12,640(うち1口当たり利益分配金) 円 (15,921) (26,944) (25,130) (11,913) (12,640)(うち1口当たり利益超過分配金) 円 ― ― ― ― ―総資産経常利益率(ROA) (注2) % 1.8(3.3) 3.0 2.6 1.4 1.5自己資本利益率(ROE) (注2) % 3.2(5.9) 5.2 4.8 2.6 2.7

自己資本比率 (c)/(b) % 57.9(対前期増減―)

58.5(対前期増減0.6)

51.8(対前期増減△6.7)

54.6(対前期増減2.8)

55.0(対前期増減0.4)

配当性向 (e)/(a) % 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0【その他参考情報】投資物件数 件 6 7 8 8 8総賃貸可能面積 ㎡ 145,759.92 153,299.42 167,051.64 167,051.64 167,051.64当期減価償却費 百万円 668 1,355 1,623 1,752 1,782当期資本的支出額 百万円 999 836 1,722 706 427賃貸NOI(Net Operating Income) (注3)百万円 2,730 4,984 5,184 4,477 4,727期末負債比率(LTV) (注4) % 38.8 38.4 45.1 42.0 41.6ファンズ・フロム・オペレーション(FFO) (注5)百万円 2,183 3,931 3,999 3,020 3,151(注1) 1口当たりの当期純利益は、当期純利益を日数加重平均投資口(第1期:50,454口、第2期及び第3期:91,700口、第4期:99,766口、第5期:

105,719口)により算出しております。なお第1期計算期間は平成17年9月8日から平成18年8月31日の358日間ですが、本投資法人の実質的な資産運用期間は、平成18年2月15日からの198日間であります。また第1期の実質的運用期間における日数加重平均投資口数91,063口により算出した1口当たり当期純利益を括弧内に併記しております。

(注2) 記載した指標は以下の方法により算定しております。なお、括弧内には、第1期の実質的な資産運用期間である平成18年2月15日から平成18年8月31日の198日間で年換算した数値を併記しております。

  総資産経常利益率(ROA)=経常利益/平均総資産額×100 平均総資産額=(期首総資産額+期末総資産額)÷2   自己資本利益率(ROE)=当期純利益/平均純資産額×100 平均純資産額=(期首純資産額+期末純資産額)÷2   年換算値=当該計算期間の実質的な数値/実質的な資産運用期間の日数(198日)×365 総資産経常利益率及び自己資本利益率の算定には、期首と期末の総資産、純資産のそれぞれの平均値を使用しております。なお、第1期においては、

実質的な運用開始日である平成18年2月15日を期首とみなして計算を行っております。(注3) 賃貸NOI(Net Operating Income)=不動産賃貸収益-不動産賃貸費用+当期減価償却費+当期固定資産除却損(注4) 期末負債比率(LTV)=期末有利子負債額(期末借入金額+投資法人債残高)/期末総資産額(注5) ファンズ・フロム・オペレーション(FFO)=当期純利益+当期減価償却費+当期固定資産除却損(注6) 記載した数値は、以下、本書において特に記載のない限り、記載未満の数値はいずれも、金額は切り捨て、比率は四捨五入により記載しております。

2. 当期の資産運用の経過

(1)投資法人の主な推移 本投資法人は、投資信託及び投資法人に関する法律(昭和26年法律第198号、その後の改正を含みます。以下「投信法」といいます。)に基づき、平成17年9月8日に出資金1億円(投資口数200口)で設立され、翌平成18年2月15日に、わが国初めてのホテルの運用に特化した投資法人として、東京証券取引所不動産投資信託市場に上場(銘柄コード:8981)しました。なお、当期末となる平成22年8月31日現在の発行済投資口数は、105,719口となっております。

(2)当期の投資環境と運用実績 足元、景気の先行きについて不透明感があるものの、新興国経済の高成長に牽引されるかたちで世界経済及び日本経済は回復傾向にありました。日本における雇用・所得環境については引き続き厳しい状況が続きましたが、夏季賞与の下げ止まりや各種政策の効果から、個人消費は持ち直し基調にありました。 ホテル業界においては、宿泊稼働率については、回復傾向を示したものの、継続する販売単価の低価格化等から厳しい経営環境となりました。 ホテルの売買マーケットについては、成約まで至るケースは少ない状況の中、希少性の高い優良ホテルについてはアジアからの投資にも支えられ、価格下落は限定的となる傾向も見られ、全般的にも価格下落に歯止めがかかってきました。 本投資法人が株式会社ホテルマネージメントジャパン(以下「HMJ」といいます。)に賃貸し、変動賃料を導入している5ホテル(注1)(以下「変動賃料導入5ホテル」といいます。)の運営状況については、当期上半期の売上は、宿泊稼働率と販売客室単価が共に前年同期を下回ったこと等から、前年同期を下回りました。当期下半期の売上は、販売客室単価は引き続き低下したものの、宿泊稼働率の回復を主因に、前年同期を上回りました。結果として、当期通期における変動賃料導入5ホテルの売上は前年同期を下回りました。一方、当期における変動賃料導入5ホテルのGOP(注2)については、経費削減に注力したことから、前年同期から増加しました。 こうした状況下、本投資法人では、当期においてHMJから収受する変動賃料(注3)はGOPに連動して算出されることとなるため、本投資法人が当期においてHMJから収受する変動賃料は、前年同期を上回ることができました。 この本投資法人の変動賃料と変動賃料導入5ホテルのGOP最大化を企図した各ホテルでの経費削減については、本投資法人と各ホテル並びにその運営支援会社であるアビリタス ホスピタリティ株式会社(注4)及び株式会社JALホテルズとの相互理解・協力により、成し遂げられたものです。

(注1) 神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、オリエンタルホテル広島の5ホテルをいいます。

(注2) 売上高営業粗利益(Gross Operating Profit)をいい、ホテルの運営能力に関する代表的な経営指標です。ホテルの売上高から、次の営業費用(但し、各物件の営業に関して直接発生したものに限ります。)を控除した残額をいいます。

①売上原価、②ホテル従業員の人件費・福利厚生費、③備品費、④営業部門に係る費用(外部委託費用、各種手数料等を含みます。)、⑤一般管理費、⑥販売促進・広告宣伝費、⑦修繕維持費(施設保守・管理費用を含みます。)、⑧水道光熱費、⑨運営管理に関する保険料、⑩ホテル運営管理に関する公租公課(印紙税等)、⑪ホテル売上債権に係わる貸倒引当金並びに貸倒損失、⑫その他ホテル運営管理に関する直接経費

(注3) 本投資法人がHMJから収受する変動賃料については、原則、変動賃料導入5ホテルの売上の10%(ホテルの売上が一定金額を超えた場合には、その超えた部分については売上の30%もしくは40%)を受け取ることになっています。しかしながら、変動賃料導入5ホテルの収益力悪化により、HMJの変動賃料の支払いがその支払能力を超えることを回避し、スキーム全体の安定感を図るため、「変動賃料総基準額」を変動賃料の支払いの上限とする賃料体系になっております。

変動賃料総基準額は、変動賃料導入5ホテルのGOPから、変動賃料導入5ホテルの固定家賃及びホテル運営支援会社に対する報酬控除後の金額(以下「修正GOP」といいます。)の90%相当額で計算されます。

変動賃料総基準額の計算は、1年間で計算されます。当期における変動賃料は、以下の通り計算されています。

変動賃料導入5ホテルのGOP合計: 5,678百万円 変動賃料導入5ホテルが本投資法人に支払う固定賃料合計額: △3,221百万円 変動賃料導入5ホテルがホテル運営支援会社に支払う報酬(*): △399百万円 修正GOP(上記合計): 2,058百万円 変動賃料総基準額(修正GOPの90%相当金額): 1,852百万円

(*) 変動賃料導入5ホテルが、アビリタス ホスピタリティ株式会社及び株式会社JALホテルズに対して支払う報酬金額の合計で、その報酬金額は各ホテルの売上とGOPに連動して決定されます。

(注4) 平成22年9月6日にアーコン・ホスピタリティ株式会社はアビリタス ホスピタリティ株式会社に社名を変更しております。

 設備投資については、コスト管理に注力しながら、設備の維持・更新並びに足元のホテル売上増加及び中長期におけるホテルの競争力の維持・向上に重要と思われる改装投資を実施しました。なお、当期に実施した主な資本的支出の内容は、後記の「保有不動産の資本的支出2.期中に行った資本的支出」をご覧ください。 設備投資以外の不動産賃貸費用についても、全般的な見直しを実施し、本投資法人における費用削減にも取り組みました。 当期は、財務の健全性・安定性を最優先したことから、新規物件の取得はありませんでした。しかしながら、次期以降での新規物件取得を目指し、精力的に物件情報を集め、精査分析を進めました。

16 17

5th

(3)資金調達の概要 当期における新規の資金調達はありませんでしたが、約定に従い元本500百万円の返済(注5)を行いました。その結果、当期末における有利子負債残高は約36,953百万円(長期借入金約17,453百万円、1年内返済予定の長期借入金19,500百万円(注6))となり、総資産有利子負債比率(LTV)(注7)は41.59%となっております。 これらの借入金のうち、長期借入金約12,753百万円については金利スワップによる金利の固定化を、1年内返済予定の長期借入金19,000百万円についてはスプレッド型金利キャップにより準固定化を、各々図ることにより金利上昇リスクに対応しております。

(注5) 平成21年3月24日を借入日、最終返済期日を平成24年3月24日とする借入金1,500百万円については、6ケ月毎に250百万円の元本返済をする取り決めになっております。

(注6) 長期借入金は借入時点及び当期末時点で返済期限までの期間が1年超、1年内返済予定の長期借入金は借入時点で返済期限までの期間が1年超且つ当期末時点で返済期限までの期間が1年以下の借入をいいます。

(注7) 総資産有利子負債比率=期末有利子負債額/期末総資産額

 また、当期末における格付けの状況は、以下のとおりとなっております。

格付機関 発行体格付 格付方向性

株式会社格付投資情報センター A- 安定的

(4)業績及び分配の概要 こうした運用の結果、当期(平成21年9月1日から平成22年8月31日までの365日間)の実績として、営業収益5,626百万円、営業利益2,467百万円、経常利益は1,338百万円、当期純利益は1,336百万円となりました。 なお、営業収益の中には、HMJからの変動賃料1,852百万円を含んでいます。当期における変動賃料は、先述のとおり、変動賃料導入5ホテルの売上の10%の場合で算出した金額(2,143百万円)が、変動賃料の上限である変動賃料総基準額1,852百万円を上回ったため、変動賃料総基準額になっています。 利益の分配につきましては、租税特別措置法(昭和32年法律第26号、その後の改正を含みます。)第67条の15の適用により利益分配金の最大額が損金算入されることを企図して、投資口1口当たりの分配金額が1円未満となる端数部分を除く当期未処分利益の全額を分配することとし、この結果、当期の投資口1口当たりの分配金は、12,640円となりました。

3. 増資等の状況 当期及び前期以前の増資等の概要は以下のとおりです。

年月日 摘要発行済投資口数(口) 出資金総額(百万円)

備考増減 残高 増減 残高

平成17年 9 月 8日 私募設立 200 200 100 100 (注1)

平成18年 2 月15日 公募増資 87,000 87,200 43,656 43,756 (注2)

平成18年 3 月15日 第三者割当増資 4,500 91,700 2,258 46,014 (注3)平成21年 2 月 3日 第三者割当増資 14,019 105,719 1,500 47,514 (注4)

(注1) 1口当たり発行価格500,000円にて、本投資法人が設立されました。(注2) 1口当たり発行価格520,000円(発行価額501,800円)にて、新規物件の取得資金の調達等を目的とする公募により新投資口を発行し、資産の運用

を開始しました。(注3) 1口当たり発行価額501,800円にて、新規物件の取得資金の調達等を目的とする第三者割当により新投資口を発行しました。(注4) 1口当たり発行価額107,000円にて、1年内返済予定の長期借入金の返済の一部充当を目的とする第三者割当により新投資口を発行しました。

[投資証券の取引所価格の推移] 本投資法人の投資証券が上場する東京証券取引所不動産投資信託証券市場における期別の最高・最低価格(終値)は以下のとおりです。

期 第1期 第2期 第3期 第4期 第5期決算年月 平成18年8月 平成19年8月 平成20年8月 平成21年8月 平成22年8月

最高 830,000円 765,000円 540,000円 274,100円 195,500円

最低 560,000円 513,000円 230,900円 88,900円 113,600円

期初価格 599,000円 600,000円 540,000円 230,700円 139,000円期末価格 603,000円 542,000円 240,000円 139,700円 193,000円

4. 分配金等の実績 当期(第5期)の分配金は、1口当たり12,640円であり、税制の特例(租税特別措置法第67条の15)の適用により、利益分配金の最大額が損金算入されることを企図して、投資口1口当たりの分配金が1円未満となる端数部分を除く当期未処分利益の全額を分配することとしております。

期 第1期 第2期 第3期 第4期 第5期

計算期間 自 平成17年 9 月 8 日至 平成18年 8 月31日

自 平成18年 9 月 1 日至 平成19年 8 月31日

自 平成19年 9 月 1 日至 平成20年 8 月31日

自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

当期未処分利益総額 1,459,998千円 2,470,826千円 2,304,536千円 1,259,449千円 1,336,318千円

利益留保額 42千円 61千円 115千円 18千円 30千円

金銭の分配金総額 1,459,955千円 2,470,764千円 2,304,421千円 1,259,430千円 1,336,288千円

(1口当たり分配金) (15,921円) (26,944円) (25,130円) (11,913円) (12,640円)

うち利益分配金総額 1,459,955千円 2,470,764千円 2,304,421千円 1,259,430千円 1,336,288千円

(1口当たり利益分配金) (15,921円) (26,944円) (25,130円) (11,913円) (12,640円)

うち出資払戻総額 ―千円 ―千円 ―千円 ―千円 ―千円(1口当たり出資払戻額) (―円) (―円) (―円) (―円) (―円)

5. 今後の運用方針及び対処すべき課題 日本の景気の先行きについては、今後も緩やかな回復傾向を辿るものと思われますが、各種政策の効果が薄れてくることも予想され、その回復のスピードについては鈍化する可能性もあると考えております。

内部成長 ホテル産業における宿泊需要は、外国人観光客の増加や団塊世代の旅行等により底堅さが期待されますが、宿泊販売単価の低価格化に依然回復の兆しは見えてきておりません。 そうした環境の下、変動賃料導入5ホテルからの変動賃料の最大化のため、各ホテル並びにその運営支援会社であるアビリタス ホスピタリティ株式会社及び株式会社JALホテルズに対して、客室販売単価の維持・向上のための施策の展開やより広範な需要を取り込むための営業施策の実践を要請していくと共に、「価格競争」から「価値競争」への展開のために、各ホテルとその運営支援会社と協力し、施設とサービス両面での差別化を図ることにも注力してまいります。 固定賃料のみのホテルについても、その運営状況をこれまで以上にモニタリングしていくと共に、その賃借人の賃料負担能力についても注視していきます。 また、本投資法人では、各ホテルの差別化並びに施設・設備の維持・更新のための継続的な設備投資を実施していきます。次期に予定されている主な資本的支出の内容は、後記の「保有不動産の資本的支出1.資本的支出の予定」をご覧ください。 中長期の視点に立てば、ホテル産業は、団塊世代の旅行需要や政府による観光立国推進による訪日外国人旅行者数増加等、人口減少が進む日本にあって、需要の増加が期待される要素をもっています。こうした需要を収益に転換していくためには、各ホテルにおいて「グローバルスタンダードのサービス」に「地域またはホテル固有のサービス等」を付加していくと同時に、「顧客ニーズの変化の分析とその変化への対応」が必要です。また、同時に、各ホテルの利益率をより高め、そのホテルの賃料負担力の向上を図ることが肝要です。本投資法人は、各ホテル並びにその運営支援会社と協力をしながら、所有ホテルの中長期にわたる競争力の維持・向上、ひいてはその資産価値向上を図っていきます。

外部成長 今後の新規の取得対象としては、従来のポートフォリオの構築方針や個別ホテルの取得の方針を前提(注)に、当面は、「魅力のある地域」または「話題性のある地域」に立地するレジャー需要の増加により収益向上が見込まれるホテルを中心に据えています。 多くの持ち込み案件が寄せられる中、具体的な新規物件取得については、個別物件の収益性及び安定性並びに資金調達環境を充分に注視しながら慎重に判断していくことを大前提とするものの、前向きに検討していきます。

(注) 中長期的には、ホテルのグレード別、タイプ別、地理的分散、築年数分散、変動賃料・固定賃料の構成割合といった5つの項目についてのバランスを意識したポートフォリオの構築を目指し、個別ホテルの取得の選定に際しては、立地、建物・施設等(ハード面)と賃借人・ホテル運営者の能力(ソフト面)との両面からの精査を行います。

Ⅰ 資産運用報告

18 19

5th

3. 役員等に関する事項 平成22年8月31日現在における執行役員及び監督役員は以下のとおりです。

役職名 役員等の氏名又は名称 主な兼職等 当該営業期間における役職

毎の報酬の総額(単位:千円)

執行役員 鈴井 博之 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社代表取締役 99

監督役員 大原 雅志 大原公認会計士事務所 所長 公認会計士7,436

監督役員 松本 伸也 丸の内総合法律事務所 パートナー 弁護士会計監査人 有限責任あずさ監査法人 ― 11,771

(注1) 鈴井博之は、平成22年9月7日開催の本投資法人第7回投資主総会において、執行役員を辞任し、増田要が執行役員に選任されております。なお、鈴井博之は、本投資法人の投資口を自己の名義で10口所有しております。

(注2) 監督役員2名は、平成22年9月7日に執行役員と任期を統一するため辞任し、同日開催の本投資法人の第7回投資主総会において監督役員に選任されております。

(注3) 執行役員及び監督役員は、上記以外の他の法人の役員である場合がありますが、いずれも本投資法人と利害関係はありません。(注4) 増田要及び監督役員は、いずれも本投資法人の投資口を自己又は他人名義で所有しておりません。(注5) あずさ監査法人は、平成22年7月1日に有限責任あずさ監査法人に法人名称を変更しております。

4. 資産運用会社、資産保管会社及び一般事務受託者 平成22年8月31日現在の委託業者等は以下のとおりです。

委託区分 氏名又は名称

資産運用会社 ジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社

資産保管会社 三菱UFJ信託銀行株式会社

一般事務受託会社(投資主名簿等管理人・投資口事務代行) 三菱UFJ信託銀行株式会社

一般事務受託会社(特別口座管理機関・特別口座の管理) 三菱UFJ信託銀行株式会社

一般事務受託会社(会計事務等) 三菱UFJ信託銀行株式会社

一般事務受託会社(機関の運営) 三菱UFJ信託銀行株式会社一般事務受託会社(納税事務等) 三菱UFJ信託銀行株式会社

(注1) 平成22年8月31日現在において、本投資法人は投資法人債を発行していないため、投資法人債に関する事務を取り扱う一般事務受託会社についての該当事項はありません。

(注2) 株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律(平成16年法律第88号)の施行(平成21年1月5日付)に伴い、施行日を効力発生日とする特別口座の管理に関する契約及び一般事務委託(投資口事務代行)契約を平成20年12月26日付にて三菱UFJ信託銀行株式会社と締結しております。

1. 出資の状況期

決算年月第1期

(平成18年8月31日現在)第2期

(平成19年8月31日現在)第3期

(平成20年8月31日現在)第4期

(平成21年8月31日現在)第5期

(平成22年8月31日現在)

発行可能投資口の総口数(口) 2,000,000 2,000,000 2,000,000 2,000,000 2,000,000

発行済投資口の総数(口) 91,700 91,700 91,700 105,719 105,719

出資総額(百万円)(注) 46,014 46,014 46,014 47,514 47,514投資主数(名) 1,947 2,563 3,514 5,664 4,633

(注) 百万円未満を切り捨てた金額で表示しております。

2. 投資口に関する事項 平成22年8月31日現在の主要な投資主は以下のとおりです。

氏名又は名称 所有投資口数(口)

発行済投資口の総数に対する所有投資口数の割合

(%)(注3)

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 15,396 14.56

有限会社グリーンインベストメント(注1) 14,219 13.44

有限会社ジャパンホテルアライアンス(注2) 9,150 8.65

野村信託銀行株式会社(投信口) 9,142 8.64

資産管理サービス信託銀行株式会社(証券投資信託口) 7,276 6.88

四国旅客鉄道株式会社 5,301 5.01

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4,347 4.11

ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーレギュラーアカウント 2,628 2.48

エムエルピーエフエス カストディー アカウント 1,784 1.68

SI Income Strategy投資事業有限責任組合 1,500 1.41合 計 70,743 66.91

(注1) 有限会社グリーンインベストメントは、ゴールドマン・サックス・グループの100%出資子会社であり、本投資法人の設立時に200口を取得、保有し、平成21年2月3日発行の第三者割当増資により、14,019口を追加取得、保有しております。

(注2) 有限会社ジャパンホテルアライアンスは、ゴールドマン・サックス・グループの100%出資子会社であり、本投資法人に資産の譲渡を行っております。また同社は、平成18年2月15日に発行された本投資法人投資口のうち9,150口を、一般募集により購入、保有しております。

(注3) 発行済投資口数の総数に対する所有投資口数の割合は、小数点第3位以下を切り捨てて表示しております。

財務戦略 ホテルに対する金融機関の融資態度は依然として厳しい面もありますが、新規物件の物件価格・利回りや質によっては融資も可能な状況になってきております。 本投資法人は、今後も継続して既存取引金融機関との信頼関係の維持と連携を図りながら、財務の安定性・健全性を維持し、LTVについても30%から50%の間でコントロールしていく予定です。また、今後の新規物件取得のための新規融資や借換えの際には、借入金融機関の多様化の推進や返済期限の分散を図っていきます。 金利の固定化については、引き続き金利上昇リスクに対応し、かつ足元の低金利による利益を一定程度享受できることを基本としております。 なお、次期においては、平成23年2月15日を返済期日とする借入金190億円の借換えがあります。本借換えに際しては、新規金融機関の招致と融資条件の改善を目指してまいります。

6. 決算後に生じた重要な事実 該当事項はありません。

投資法人の概況

Ⅰ 資産運用報告

20 21

5th

1. 本投資法人の財産の構成 本投資法人の当期末時点における投資状況の概要は以下のとおりです。

資産の種類 所在都道府県

タイプ区分(注1) 名 称

当期(平成22年8月31日現在)保有総額

(注2)(百万円)対総資産比率(注3)(%)

信託不動産

兵庫県

シティホテル

神戸メリケンパークオリエンタルホテル 10,430 11.7

千葉県 オリエンタルホテル東京ベイ 18,333 20.6

広島県 オリエンタルホテル広島 10,114 11.4

小 計 38,878 43.8

大阪府

ビジネスホテル

なんばオリエンタルホテル 16,309 18.4

奈良県 奈良ワシントンホテルプラザ 1,638 1.8

福岡県 博多中洲ワシントンホテルプラザ 3,802 4.3

小 計 21,751 24.5

沖縄県 リゾートホテル ホテル日航アリビラ 19,386 21.8

小 計 19,386 21.8

信託不動産合計 80,016 90.1

不動産秋田県 ビジネスホテル ダイワロイネットホテル秋田 2,202 2.5

小 計 2,202 2.5

預金・その他の資産(注4) 6,636 7.5資産総額計 88,855 100.0

金額(百万円) 資産総額に対する比率(%)

負債総額 40,003 45.0純資産総額 48,851 55.0

(注1) タイプ区分の定義は、下記のとおりです。

名 称 立 地 施設・設備

シティホテル 総合型ホテル 都心部もしくは政令指定都市、県庁所在地等の大都市

宿泊施設のほか、レストラン施設及び宴会・会議場等の付帯施設を有し、都市の交流拠点あるいは情報・文化の発信拠点としてフルラインのサービスを提供することが可能なホテル

宿泊主体型ホテル 都心の一等地等に出店し、快適な宿泊サービスの提供を主眼として、レストラン・宴会を極力抑えたホテル

ビジネスホテル 駅等の交通の要所に近接し、オフィス街にも至便な立地

客室の種類や付帯施設を最小限にとどめ、宿泊主体の運営を行うホテル(原則として付帯施設を有さない宿泊特化型のホテルもこれに含む)

リゾートホテル いわゆる温泉地や景勝地など、自然環境や観光資源に恵まれた地域

比較的ゆとりのある宿泊施設及びその付帯施設(レストラン施設及び宴会・会議場に限らず、温浴施設、スポーツ施設等、より多様な施設を含む)を有するホテル

(注2) 保有総額は、取得価額(取得に伴う付帯費用を含む)から減価償却累計額を控除した額です。(注3) 対総資産比率は、資産総額に対する各資産の種類の貸借対照表計上額の比率を表しております(小数点第2位以下を四捨五入して表示しておりま

す。)。(注4) 機械及び装置、工具、器具及び備品等が含まれております。

投資法人の運用資産の状況

2. 主要な保有資産 平成22年8月31日現在、本投資法人が保有する資産の概要は以下のとおりです。(注1)

不動産等の名称帳簿価額(百万円)(注2)

賃貸可能面積(㎡)

賃貸面積(㎡)(注4)

稼働率(%)

対総賃貸収入比率(%)(注5)

主たる用途

神戸メリケンパークオリエンタルホテル(注3) 10,619 32,663.90 32,663.90 100.0 19.4 ホテル

オリエンタルホテル東京ベイ(注3) 18,554 44,833.11 44,833.11 100.0 21.9 ホテル

なんばオリエンタルホテル(注3) 16,350 19,364.33 19,364.33 100.0 17.0 ホテル

ホテル日航アリビラ(注3) 19,685 38,024.98 38,024.98 100.0 24.7 ホテル

奈良ワシントンホテルプラザ 1,638 5,271.54 5,271.54 100.0 2.7 ホテル

博多中洲ワシントンホテルプラザ(注3) 3,802 5,602.04 5,602.04 100.0 4.6 ホテル

ダイワロイネットホテル秋田 2,202 7,539.52 7,539.52 100.0 2.5 ホテル

オリエンタルホテル広島(注3) 10,193 13,752.22 13,752.22 100.0 7.2 ホテル合 計 83,046 167,051.64 167,051.64 100.0 100.0 ―

(注1) 本投資法人が平成22年8月31日現在において保有している物件は全部で8物件であり、上欄にはその8物件全てについて記載しております。(注2) 当期末時点の帳簿価額であり、不動産及び信託不動産のほか、機械及び装置、工具、器具及び備品等の金額を含みます。(注3) 神戸メリケンパークオリエンタルホテルは、本投資法人と神戸市の2者を区分所有者とする区分所有建物であり、本投資法人が所有する専有部分(附

属建物764.83㎡を含みます。)の面積を記載しております。なお、建物のうち神戸市が所有する専有部分に関して、本投資法人が神戸市より神戸市港湾施設条例等に基づき使用許可を得て賃貸している面積は694.00㎡(平成22年4月1日に当該使用許可を得ている建物の一部返却に伴い、建物面積は824.00㎡から694.00㎡に変更されております。)であり、上記面積32,663.90㎡には含まれておりません。またオリエンタルホテル東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ及びオリエンタルホテル広島の賃貸可能面積は延床面積を記載しております。なお、ホテル日航アリビラの賃貸可能面積及び賃貸面積には、附属建物120.10㎡を含み、本投資法人が株式会社沖縄うみの園から賃借している建物493.50㎡を含みません。博多中洲ワシントンホテルプラザの賃貸可能面積及び賃貸面積には、附属建物90.20㎡を含みません。

(注4) 賃貸面積とは、賃貸可能面積のうち、実際に賃貸借契約が締結され賃貸されている面積合計をいいます。(注5) 比率は、当期の賃貸事業収益合計に対する比率です。算定にあたっては、小数点第2位以下を四捨五入して表示しております。

3. 不動産等組入資産明細 平成22年8月31日現在、本投資法人が保有する資産(不動産または不動産を主な信託財産とする信託受益権等)の明細は以下のとおりです。

不動産等の名称 所在地(住居表示) 所有形態当期末

鑑定評価額(百万円)(注)

神戸メリケンパークオリエンタルホテル 兵庫県神戸市中央区波止場町5番6号 信託受益権 12,100

オリエンタルホテル東京ベイ 千葉県浦安市美浜一丁目8番2号 信託受益権 19,800

なんばオリエンタルホテル 大阪府大阪市中央区千日前二丁目8番17号 信託受益権 16,100

ホテル日航アリビラ 沖縄県中頭郡読谷村字儀間600 信託受益権 19,700

奈良ワシントンホテルプラザ 奈良県奈良市下三条町31番1号 信託受益権 2,050

博多中洲ワシントンホテルプラザ 福岡県福岡市博多区中洲二丁目8番28号 信託受益権 3,710

ダイワロイネットホテル秋田 秋田県秋田市大町二丁目2番41号 不動産 1,960

オリエンタルホテル広島 広島県広島市中区田中町6番10号 信託受益権 7,650合 計 83,070

(注) 当期末鑑定評価額は、本規約に定める資産評価の方法及び基準並びに社団法人投資信託協会の定める規則に基づき、当期末時点を価格時点として、オリエンタルホテル広島については、株式会社日本ホテルアプレイザルが算出した鑑定評価額を、その他7物件については、株式会社立地評価研究所が算出した鑑定評価額を記載しております。

Ⅰ 資産運用報告

22 23

5th

 本投資法人が投資する物件毎の賃貸事業の推移は以下のとおりです。

不動産等の名称

第4期(自 平成20年9月1日 至 平成21年8月31日)

第5期(自 平成21年9月1日 至 平成22年8月31日)

テナント総数期末時点(注1)

稼働率期末時点(%)

賃貸事業収入期間中(百万円)

対総賃貸事業収入比率(%)(注2)

テナント総数期末時点(注1)

稼働率期末時点(%)

賃貸事業収入期間中(百万円)

対総賃貸事業収入比率(%)(注2)

神戸メリケンパークオリエンタルホテル 1 100.0 1,019 18.9 1 100.0 1,090 19.4

オリエンタルホテル東京ベイ 1 100.0 1,147 21.3 1 100.0 1,230 21.9

なんばオリエンタルホテル 1 100.0 931 17.3 1 100.0 958 17.0

ホテル日航アリビラ 1 100.0 1,361 25.3 1 100.0 1,392 24.7

奈良ワシントンホテルプラザ 2 100.0 150 2.8 2 100.0 154 2.7

博多中洲ワシントンホテルプラザ 1 100.0 260 4.8 1 100.0 259 4.6

ダイワロイネットホテル秋田 1 100.0 138 2.6 1 100.0 138 2.5

オリエンタルホテル広島 1 100.0 375 7.0 1 100.0 403 7.2

合 計 9 100.0 5,385 100.0 9 100.0 5,626 100.0(注1) テナント総数は、1テナントが一つの物件について一括賃借して、その一部又は全部を転貸している場合は1としております。(注2) 比率は、賃貸事業収益合計に対する比率です。算定にあたっては、小数点第2位以下を四捨五入して表示しております。

4. 特定取引の契約額等及び時価の状況表 平成22年8月31日現在、本投資法人における特定取引の契約額及び時価の状況は以下のとおりです。

区 分 種 類契約額等(百万円) 時価

(百万円)うち1年超

市場取引以外の取引

スプレッド型金利キャップ取引(注1) 19,000(注2) ― ―(注3)

金利スワップ取引受取変動・支払固定 12,753 12,753 (注4)

(注1) 当該スプレッド型金利キャップ取引の契約期間は、平成21年2月15日から平成23年2月15日までであります。(注2) 当該スプレッド型金利キャップ取引の契約額等は、想定元本に基づいて表示しております。また、このスプレッド型金利キャップ取引に伴うプレミアム支払

額は408百万円であります。(注3) 当該スプレッド型金利キャップ取引の時価は、当該取引契約の相手方が市場実勢金利等を基に算出した価額で評価しております。(注4) 当該金利スワップ取引は、金融商品に関する会計基準における金利スワップ取引の特例処理の要件を満たしておりますので、時価は記載しておりませ

ん。

5. その他資産の状況 不動産を主な信託財産とする信託受益権等は、前記3.不動産等組入資産明細に一括して記載しており、平成22年8月31日現在同欄記載以外に本投資法人が主たる投資対象とする主な特定資産の組入れはありません。

1. 資本的支出の予定(注1) 本投資法人が保有する投資不動産物件について、当期末時点で計画されている改修工事に伴う資本的支出の予定のうち主要なものは以下のとおりです。なお、下記工事予定金額には、会計上費用処理される部分が含まれております。次期の資本的支出額の合計は約552百万円を予定しております。

不動産等の名称(所在地) 目 的 予定期間

工事予定金額(百万円)

総額 当期支払額

既支払総額

オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市) ホテルPMS入替(注2) 自 平成23年 1 月

至 平成23年 2 月 58 ― ―

合 計 58 ― ―(注1) 新設・リニューアル工事については、固定資産に区分される建物、附属設備等だけでなく、什器及び備品に区分されるものも含まれます。なお、上記記載

の予定改修工事の実施時期及び実施の可否につきましては、変更の可能性があります。(注2) PMS:Property Management Systemの略。予約管理業務・顧客管理業務・財務システム等のインターフェイスを一元化するホテルの基幹システムで

す。

2. 期中に行った資本的支出(注) 本投資法人が保有する投資不動産物件において、当期に行った資本的支出に該当する主要な工事の概要は以下のとおりです。なお、当期の資本的支出額の合計は約427百万円であります。

不動産等の名称(所在地) 目 的 期 間 工事金額

(百万円)

オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市) 2階アトリウムチャペルリニューアル工事 自 平成21年 8 月

至 平成21年 9 月 77

なんばオリエンタルホテル(大阪府大阪市)

4階客室(35室)及び4-6階廊下のリニューアル工事

自 平成22年 1 月至 平成22年 3 月 20

オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)

12階客室(51室)及び廊下、11階ベビーケアルームのリニューアル工事

自 平成22年 1 月至 平成22年 3 月 135

合 計 233(注) 新設・リニューアル工事については、固定資産に区分される建物、附属設備等だけでなく、什器及び備品に区分されるものも含まれます。

3. 長期修繕計画のために積立てた金銭 本投資法人は、建物等の再調達価額の0.5%相当の金額を修繕積立口座に積み立て、これを保有資産の修繕に係わる予定積立額として以下のとおり積み立てております。

計算期間第1期

自 平成17年 9 月 8 日至 平成18年 8 月31日

第2期自 平成18年 9 月 1 日至 平成19年 8 月31日

第3期自 平成19年 9 月 1 日至 平成20年 8 月31日

第4期自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

第5期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

前期末積立金残高(百万円) ― ― 250 250 250

当期積立額(百万円) ― 250 ― ― ―

当期積立金取崩額(百万円) ― ― ― ― ―次期繰越額(百万円) ― 250 250 250 250

保有不動産の資本的支出

Ⅰ 資産運用報告

24 25

5th

1. 運用等に係る費用明細期

項 目

第4期自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

第5期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

資産運用報酬(注) 334,997千円 340,503千円

資産保管委託報酬 2,788千円 2,676千円

一般事務委託報酬 15,801千円 15,164千円

役員報酬 7,487千円 7,535千円

会計監査人報酬 12,525千円 11,771千円

その他費用 76,666千円 67,171千円合 計 450,266千円 444,823千円

(注) 第4期の資産運用報酬には、上記記載金額の他、その他営業外収益のマイナスとして計上した物件売却に係る運用報酬分として145千円があります。

2. 借入状況 平成22年8月31日現在における金融機関毎の借入金の状況は以下のとおりです。

区分(注1) 借入先 借入日

前期末残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(%)(注2)

返済期限 返済方法 使途 摘要

1年内返済予定長期借入金

株式会社三井住友銀行平成21年 2 月13日

― 7,0001.8

(注4)平成23年 2 月15日期限一括(注3)

有担保無保証(注7)

株式会社みずほ銀行 ― 6,000農林中央金庫 ― 6,000

小 計 ― 19,000

株式会社三井住友銀行

平成21年 3 月24日

100 100

1.72

平成21年 9 月24日及び

平成22年 3 月24日及び

平成22年 9 月24日及び

平成23年 3 月24日

(注6)(注3)有担保無保証(注7)

株式会社みずほ銀行 200 200

農林中央金庫 200 200

小 計 500 5001年内返済予定長期借入金合計 500 19,500

長期借入金

株式会社三井住友銀行平成19年 8 月24日

4,553 4,5531.06(注5)平成24年11月15日

期限一括(注3)

有担保無保証(注7)

株式会社みずほ銀行 4,100 4,100農林中央金庫 4,100 4,100

小 計 12,753 12,753株式会社三井住友銀行

平成21年 2 月13日7,000 ―

1.8(注4)平成23年 2 月15日

期限一括(注3)

有担保無保証(注7)

株式会社みずほ銀行 6,000 ―農林中央金庫 6,000 ―

小 計 19,000 ―株式会社三井住友銀行

平成21年 3 月24日2,600 2,600

2.02 平成24年 3 月24日 期限一括(注3)

有担保無保証(注7)

株式会社みずほ銀行 800 800農林中央金庫 800 800

小 計 4,200 4,200

1. 不動産等及び資産対応証券等の売買状況等 該当事項はありません。

2. その他の資産の売買状況等

種 類取 得 償 還 当期末残高

券面総額(百万円)

金 額(百万円)

券面総額(百万円)

金 額(百万円)

券面総額(百万円)

金 額(百万円)

国庫短期証券 1,300 1,299 1,300 1,300 ― ―合 計 1,300 1,299 1,300 1,300 ― ―

(注) 上記以外のその他の資産は、概ね銀行預金又は信託財産内の銀行預金であります。

3. 特定資産の価格等の調査(注1)取得又は譲渡

資産の種類 不動産等の名称 取得年月日 所在、地番その他 譲渡価額

(百万円)

特定資産の調査価格(百万円)

取得 不動産 奈良ワシントンホテルプラザの敷地の一部(注2) 平成21年 3 月16日 奈良県奈良市下

三条町31番1号 29,016 29,016

合 計 29,016 29,016(注1) 上記記載の特定資産の価格等の調査は、有限責任あずさ監査法人が日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第23号「投資信託及び投資法

人における特定資産の価格等の調査」に基づき行っております。また、上記記載の調査価格の他、不動産の所在、地番その他当該不動産を特定するために必要な事項について調査報告書を受領しております。

(注2) 奈良市による土地収用によるものです。

費用・負債の状況

区分(注1) 借入先 借入日

前期末残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

平均利率(%)(注2)

返済期限 返済方法 使途 摘要

長期借入金

株式会社三井住友銀行平成21年 3 月24日

200 1001.72 平成24年 3 月24日

(注6) (注6)(注3)有担保無保証(注7)

株式会社みずほ銀行 400 200農林中央金庫 400 200

小 計 1,000 500長期借入金合計 36,953 17,453借入金合計 37,453 36,953

(注1) 平成22年8月31日現在において、短期借入金はありません。(注2) 平均利率は期中の加重平均を記載しており、小数点第3位以下を四捨五入して表示しております。(注3) 資金使途は、いずれも不動産信託受益権の購入資金、借入金の借換及び関連費用等に充当しております。(注4) 平成18年6月23日付で購入したスプレッド型金利キャップは、上記タームローン19,000百万円をヘッジ対象として引き続き適用されます。(注5) 平成19年9月21日付で締結した金利スワップ契約は上記タームローン12,753百万円をヘッジ対象として平成19年11月15日から平成24年11月15日

まで適用されます。同金利スワップ契約により、利率は1.9085%になります。(注6) 3月及び9月に属する各利払期日において、元本についてそれぞれ250百万円を一部返済します。最終元本弁済期日は平成24年3月24日です。(注7) 当該借入において担保に供している資産は以下のとおりです。

神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、奈良ワシントンホテルプラザ、博多中洲ワシントンホテルプラザ、ダイワロイネットホテル秋田、オリエンタルホテル広島

3. 投資法人債 該当事項はありません。

期中の売買状況

Ⅰ 資産運用報告

26 27

5th

4. 利害関係人等及び主要株主との取引状況

(1)取引状況

区 分売買金額等(注2)

買付額等 売付額 不動産賃貸収入

総 額

―百万円 ―百万円 5,626百万円

うち利害関係人等及び主要株主からの買付額

―百万円(―%)

うち利害関係人等及び主要株主への売付額

―百万円(―%)

うち利害関係人等及び主要株主からの不動産賃貸収入5,073百万円(90.2%)

利害関係人等及び主要株主との取引状況の内訳株式会社ホテルマネージメントジャパン ―百万円(―%) ―百万円(―%) 5,073百万円(90.2%)

 (2)支払手数料等の金額

区 分 支払手数料等総額(A)

利害関係人等及び主要株主との取引の内訳 総額に対する割合(B/A)(%)支払先 支払額(B)

建物管理手数料 14,040千円 株式会社ホテルマネージメントジャパン 5,760千円 41.0(注1) 利害関係人等及び主要株主とは、投信法第201条第1項及び投信法施行令第123条に規定される本投資法人と資産運用委託契約を締結している

資産運用会社の利害関係人等及び金融商品取引法(昭和23年法律第25号。その後の改正を含みます。以下「金商法」といいます。)第29条の4第2項に定義される資産運用会社の主要株主をいいます。

(注2) 括弧内は、売買金額等の総額に対する比率を、小数点第2位以下で四捨五入して表示しております。(注3) 上記記載の取引・支払手数料等以外に、当期中に利害関係人及び主要株主へ支払った内容は以下のとおりです。

ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社 2,681千円 (資本的支出関連の発注)ゴールドマン・サックス証券株式会社 60,374千円 (金利スワップ取引による担保金の差入)ゴールドマン・サックス証券株式会社 108,321千円 (金利スワップ取引による支払利息)株式会社沖縄うみの園 84,149千円 (支払地代・その他賃借料)株式会社フジタ 3,960千円 (資本的支出関連の発注)

5. 資産の運用を行う委託業者が営む兼業業務に係る当該委託業者との間の取引の状況等 資産運用会社(ジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社)は、金商法上の第一種金融商品取引業及び第二種金融商品取引業(もしくは旧証券取引法上の証券業)、宅地建物取引業又は不動産特定共同事業のいずれの業務も兼業しておらず、該当する取引はありません。

1. 資産、負債、元本(出資)及び損益の状況等 後記「貸借対照表」、「損益計算書」、「投資主資本等変動計算書」、「注記表」及び「金銭の分配に係る計算書」をご参照ください。

2. 減価償却額の算定方法の変更 該当事項はありません。

3. 不動産等の評価方法の変更 該当事項はありません。

4. 自社設定投資信託受益証券等の状況等 該当事項はありません。

1. お知らせ 当期において、該当事項はありません。 当期決算日後の平成22年9月7日に、本投資法人の第7回投資主総会を開催いたしました。 投資主総会で承認された事項のうち主な概要は以下のとおりです。

議 案 概 要

規約一部変更の件

以下の理由により、規約の一部を変更いたしました。 ・ 本投資法人の資産運用について、運営委託契約に基づくホテル事業(運営)会社への運営委託による資産運用を可能とする体制作りのための変更

・ 金商法及び投信法の改正に伴う変更 ・ 租税特別措置法の改正に伴う変更

資産運用委託契約一部変更の件以下の理由により、資産運用委託契約の一部を変更いたしました。 ・ 上記の規約の一部変更に伴う変更、その他規約と平仄を合わせるための変更 ・ 金商法及び投信法の改正に伴う変更

執行役員1名及び監督役員2名選任の件

鈴井博之の執行役員辞任にともない、執行役員として増田要が選任されました。執行役員と監督役員の任期満了日が異なることになるため監督役員は一旦辞任し、同日付で監督役員として大原雅志と松本伸也の2名が改めて選任されました。なお、任期は執行役員及び監督役員ともに平成22年9月7日から2年間となります。

2. 金額及び比率の端数処理 本書では特に記載のない限り、記載未満の端数について金額は切り捨て、比率は四捨五入により記載しております。

経理の状況

その他

Ⅰ 資産運用報告

28 29

5th

Ⅱ 貸借対照表

(単位:千円)

前期(ご参考)(平成21年8月31日現在)

当 期(平成22年8月31日現在)

資産の部 流動資産  現金及び預金 ※1 2,899,718 ※1 3,944,262  信託現金及び信託預金 658,514 654,855  営業未収入金 351 310,942  前払費用 386,264 268,122  未収収益 29 32  未収還付法人税等 1,942 ―  繰延税金資産 39 34  その他 776 ―  流動資産合計 3,947,637 5,178,250 固定資産  有形固定資産   建物 1,506,831 1,506,831    減価償却累計額 △141,687 △197,441    建物(純額) ※1 1,365,143 ※1 1,309,390   構築物 10,359 10,359    減価償却累計額 △1,682 △2,344    構築物(純額) ※1 8,676 ※1 8,014   機械及び装置 76,478 83,750    減価償却累計額 △15,718 △24,423    機械及び装置(純額) ※1 60,760 ※1 59,326   工具、器具及び備品 1,561,428 1,653,863    減価償却累計額 △627,851 △924,004    工具、器具及び備品(純額) ※1 933,577 ※1 729,859   土地 ※1 884,962 ※1 884,962   建設仮勘定 22,372 ―   信託建物 ※2 33,272,613 ※2 33,561,849    減価償却累計額 △4,392,149 △5,742,479    信託建物(純額) ※1 28,880,464 ※1 27,819,370   信託構築物 624,199 624,549    減価償却累計額 △165,627 △211,939    信託構築物(純額) ※1 458,571 ※1 412,610   信託機械及び装置 27,122 27,122    減価償却累計額 △3,233 △4,967    信託機械及び装置(純額) ※1 23,888 ※1 22,155   信託土地 ※1 39,454,484 ※1 39,454,484   有形固定資産合計 72,092,901 70,700,172  無形固定資産   信託借地権 ※1 12,307,901 ※1 12,307,901   ソフトウエア 55,386 38,636   無形固定資産合計 12,363,287 12,346,537  投資その他の資産   差入保証金 ※3 489,696 ※3 550,070   長期前払費用 239,439 71,649   金融派生商品 826 ―   繰延税金資産 57,274 ―   投資その他の資産合計 787,237 621,719  固定資産合計 85,243,426 83,668,429 繰延資産  投資口交付費 14,277 8,369  繰延資産合計 14,277 8,369 資産合計 89,205,341 88,855,049

(単位:千円)

前期(ご参考)(平成21年8月31日現在)

当 期(平成22年8月31日現在)

負債の部 流動負債  営業未払金 88,878 59,476  1年内返済予定の長期借入金 ※1 500,000 ※1 19,500,000  未払費用 299,929 296,449  未払配当金 1,983 2,731  未払法人税等 ― 1,724  未払消費税等 59,370 74,227  前受金 330,019 330,022  その他 646 646  流動負債合計 1,280,827 20,265,277 固定負債  長期借入金 ※1 36,953,200 ※1 17,453,200  預り敷金及び保証金 2,125,520 2,125,520  信託預り敷金及び保証金 160,000 160,000  固定負債合計 39,238,720 19,738,720 負債合計 40,519,547 40,003,997純資産の部 投資主資本  出資総額 47,514,733 47,514,733  剰余金   当期未処分利益又は当期未処理損失(△) 1,259,449 1,336,318  投資主資本合計 48,774,182 48,851,051 評価・換算差額等  繰延ヘッジ損益 △88,388 ―  評価・換算差額等合計 △88,388 ― 純資産合計 ※4 48,685,793 ※4 48,851,051負債純資産合計 89,205,341 88,855,049

30 31

5th

Ⅲ 損益計算書 Ⅳ 投資主資本等変動計算書

(単位:千円)

前期(ご参考)(自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日)

当 期(自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日)

営業収益 不動産賃貸収入 5,382,524 5,625,087 その他賃貸事業収入 2,643 1,671 営業収益合計 ※1 5,385,167 ※1 5,626,759営業費用 不動産賃貸費用 ※1 2,669,624 ※1 2,714,390 役員報酬 7,487 7,535 資産運用報酬 334,997 340,503 資産保管手数料 2,788 2,676 一般事務委託手数料 15,801 15,164 投資口事務代行報酬 5,782 7,317 その他営業費用 83,409 71,625 営業費用合計 3,119,891 3,159,213営業利益 2,265,276 2,467,545営業外収益 固定資産売却益 6,039 ― 受取利息 2,599 1,624 有価証券利息 6,806 108 雑収入 4 95 営業外収益合計 15,450 1,827営業外費用 支払利息 649,213 690,820 投資口交付費償却 3,446 5,907 融資関連費用 233,938 287,924 金融派生商品損失 132,785 146,490 営業外費用合計 1,019,383 1,131,143経常利益 1,261,342 1,338,230税引前当期純利益 1,261,342 1,338,230法人税、住民税及び事業税 2,006 1,925法人税等調整額 2 4法人税等合計 2,008 1,930当期純利益 1,259,334 1,336,300前期繰越利益 115 18当期未処分利益又は当期未処理損失(△) 1,259,449 1,336,318

(単位:千円)

前期(ご参考)(自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日)

当 期(自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日)

投資主資本 出資総額  前期末残高 46,014,700 47,514,733  当期変動額   新投資口の発行 1,500,033 ―   当期変動額合計 1,500,033 ―  当期末残高 47,514,733 47,514,733 剰余金  当期未処分利益又は当期未処理損失(△)   前期末残高 2,304,536 1,259,449   当期変動額    剰余金の配当 △2,304,421 △1,259,430    当期純利益 1,259,334 1,336,300    当期変動額合計 △1,045,086 76,869   当期末残高 1,259,449 1,336,318 投資主資本合計  前期末残高 48,319,236 48,774,182  当期変動額   新投資口の発行 1,500,033 ―   剰余金の配当 △2,304,421 △1,259,430   当期純利益 1,259,334 1,336,300   当期変動額合計 454,946 76,869  当期末残高 48,774,182 48,851,051評価・換算差額等 繰延ヘッジ損益  前期末残高 △154,967 △88,388  当期変動額   投資主資本以外の項目の当期変動額(純額) 66,579 88,388   当期変動額合計 66,579 88,388  当期末残高 △88,388 ― 評価・換算差額等合計  前期末残高 △154,967 △88,388  当期変動額   投資主資本以外の項目の当期変動額(純額) 66,579 88,388   当期変動額合計 66,579 88,388  当期末残高 △88,388 ―純資産合計 前期末残高 48,164,268 48,685,793 当期変動額  新投資口の発行 1,500,033 ―  剰余金の配当 △2,304,421 △1,259,430  当期純利益 1,259,334 1,336,300  投資主資本以外の項目の当期変動額(純額) 66,579 88,388  当期変動額合計 521,525 165,257 当期末残高 48,685,793 48,851,051

32 33

5th

Ⅴ 注記表

(継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。

(重要な会計方針に係る事項に関する注記)

期 別

項 目

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

1. 有価証券の評価基準及び評価方法

満期保有目的の債券 償却原価法(定額法)によっております。

 同左

2. 固定資産の減価償却の方法

①有形固定資産(信託財産を含みます。) 定額法を採用しております。 なお、主たる有形固定資産の耐用年数は以下のとおりであります。建物 3~46年構築物 2~41年機械及び装置 7~17年工具、器具及び備品 2~20年

②無形固定資産 ソフトウェア(自社利用分)については社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。③長期前払費用 定額法を採用しております。 なお、一部の融資手数料については融資残高及び融資期間に対応させて償却しております。

①有形固定資産(信託財産を含みます。)  同左

②無形固定資産  同左

③長期前払費用  同左

3. 繰延資産の処理方法

投資口交付費 3年間で定額償却しております。

 同左

4. 収益及び費用の計上基準

固定資産税等の費用処理基準 保有する不動産等に係る固定資産税、都市計画税及び償却資産税等は賦課決定された税額のうち当期に対応する額を不動産賃貸費用として処理しております。 なお、不動産等の取得に伴い精算金として譲渡人に支払った初年度の固定資産税、都市計画税及び償却資産税相当額は該当不動産等の取得価額に算入しております。

固定資産税等の費用処理基準 同左

5. ヘッジ会計の方法

①ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっております。なお、特例処理の要件を満たしている金利スワップについては、特例処理を採用しております。②ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段 スプレッド型金利キャップ取引 金利スワップ取引 ヘッジ対象 借入金(スプレッド型金利キャップ

取引) 借入金(金利スワップ取引)

①ヘッジ会計の方法 同左

②ヘッジ手段とヘッジ対象 同左

期 別

項 目

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

5. ヘッジ会計の方法

③ヘッジ方針 本投資法人は、財務方針に基づき投資法人規約に規定するリスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を行っております。④ヘッジの有効性評価の方法 本投資法人のヘッジ取引に関するリスク管理方針に基づき、元本金額、期間、金利インデックス、金利改定日の検証を行い、ヘッジ手段が継続的に高い有効性を有することを確認しております。但し、金利スワップ取引の特例処理の要件を満たしているものについては、有効性の評価を省略しております。

③ヘッジ方針 同左

④ヘッジの有効性評価の方法 同左

6. その他財務諸表作成のための基本となる事項

(1) 不動産等を信託財産とする信託受益権に関する会計処理方法 保有する不動産等を信託財産とする信託受益権については、信託財産内のすべての資産及び負債勘定並びに信託財産に生じたすべての収益及び費用勘定について、貸借対照表及び損益計算書の該当勘定科目に計上しております。 なお、当該科目に計上した信託財産のうち重要性のある下記科目について、貸借対照表において区分掲記することとしております。a. 信託現金及び信託預金b. 信託建物、信託構築物、信託機械及び装置、信託土地

c. 信託借地権d. 信託預り敷金及び保証金

(2) 消費税等の処理方法 消費税等の会計処理は、税抜き処理によっております。

(1) 不動産等を信託財産とする信託受益権に関する会計処理方法 同左

(2) 消費税等の処理方法 同左

(会計方針の変更に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

 従来の投資口交付費については支出時に全額費用処理しておりましたが、平成21年2月3日付の第三者割当増資に係る投資口交付費は、企業規模拡大のための資金調達等に係るものであるため、投資口交付費の効果が支出時のみならず翌事業年度以降にも影響する点を勘案し、繰延資産に計上し3年間で定額法により償却する方法に変更しております。 この変更により、従来の方法によった場合と比較して、営業外費用が14,277千円減少し、経常利益及び税引前当期純利益はそれぞれ同額増額しております。

        

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5th

Ⅴ 注記表

(貸借対照表に関する注記)

前期(ご参考)(平成21年8月31日現在)

当 期(平成22年8月31日現在)

※1. 担保資産及び担保付債務担保に供している資産は次のとおりであります。 現金及び預金 2,871,602千円 建物 1,365,143千円 構築物 8,676千円 機械及び装置 60,760千円 工具、器具及び備品 933,577千円 土地 884,962千円 信託建物 28,880,464千円 信託構築物 458,571千円 信託機械及び装置 23,888千円 信託土地 39,454,484千円 信託借地権 12,307,901千円   計 87,250,033千円

担保付債務は次のとおりであります。 1年内返済予定の長期借入金 500,000千円 長期借入金 36,953,200千円

※1. 担保資産及び担保付債務担保に供している資産は次のとおりであります。 現金及び預金 3,925,701千円 建物 1,309,390千円 構築物 8,014千円 機械及び装置 59,326千円 工具、器具及び備品 729,859千円 土地 884,962千円 信託建物 27,819,370千円 信託構築物 412,610千円 信託機械及び装置 22,155千円 信託土地 39,454,484千円 信託借地権 12,307,901千円   計 86,933,775千円

担保付債務は次のとおりであります。 1年内返済予定の長期借入金 19,500,000千円 長期借入金 17,453,200千円

※2. 有形固定資産に係わる国庫補助金等の受入により取得原価から控除している圧縮記帳累計額は、信託建物で29,203千円であります。

※2. 同左

※3. 差入保証金のうち340,027千円は、金利変動リスクに対するヘッジ取引(金利スワップ取引)の担保に供しております。

※3. 差入保証金のうち400,401千円は、金利変動リスクに対するヘッジ取引(金利スワップ取引)の担保に供しております。

※4. 投信法第67条第4項に定める最低純資産額50,000千円

※4. 同左

(損益計算書に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

※1. 不動産賃貸損益の内訳(イ) 不動産賃貸収益

不動産賃貸収入 賃料収入 5,378,672千円 駐車場収入 2,880千円 受入地代 971千円   合計 5,382,524千円その他賃貸事業収入 水道使用料 1,398千円 その他雑収入 1,244千円   合計 2,643千円不動産賃貸収益合計 5,385,167千円

(ロ) 不動産賃貸費用 損害保険料 25,677千円 支払地代 261,876千円 その他賃借料 100,381千円 建物管理(委託)費 16,697千円 信託報酬 23,200千円 固定資産税・都市計画税 463,021千円 減価償却費 1,752,512千円 固定資産除却損 8,954千円 その他 17,303千円不動産賃貸費用合計 2,669,624千円

(ハ) 不動産賃貸損益((イ)-(ロ)) 不動産賃貸損益 2,715,542千円

※1. 不動産賃貸損益の内訳(イ) 不動産賃貸収益

不動産賃貸収入 賃料収入 5,621,236千円 駐車場収入 2,880千円 受入地代 971千円   合計 5,625,087千円その他賃貸事業収入 水道使用料 1,671千円   合計 1,671千円不動産賃貸収益合計 5,626,759千円

(ロ) 不動産賃貸費用 損害保険料 23,311千円 支払地代 261,876千円 その他賃借料 98,560千円 建物管理(委託)費 16,186千円 信託報酬 19,566千円 固定資産税・都市計画税 464,384千円 減価償却費 1,782,513千円 固定資産除却損 32,430千円 その他 15,560千円不動産賃貸費用合計 2,714,390千円

(ハ) 不動産賃貸損益((イ)-(ロ)) 不動産賃貸損益 2,912,369千円

(投資主資本等変動計算書に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

1. 発行可能投資口の総口数 2,000,000口2. 発行済投資口数 105,719口

1. 発行可能投資口の総口数 2,000,000口2. 発行済投資口数 105,719口

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5th

Ⅴ 注記表

(税効果会計に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳(繰延税金資産)(1)流動資産 未払事業税損金不算入額 39千円(2)固定資産  繰延ヘッジ損益 57,274千円 繰延税金資産合計 57,314千円 (繰延税金資産の純額) 57,314千円

1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳(繰延税金資産)(1)流動資産 未払事業税損金不算入額 34千円(2)固定資産  繰延ヘッジ損益 ―千円 繰延税金資産合計 34千円 (繰延税金資産の純額) 34千円

2. 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳法定実効税率 39.39% (調整) 支払分配金の損金算入額 △39.33% その他 0.10%税効果会計適用後の法人税等の負担率 0.16%

2. 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳法定実効税率 39.32% (調整) 支払分配金の損金算入額 △39.26% その他 0.09%税効果会計適用後の法人税等の負担率 0.14%

3. 法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正 「地方法人特別税等に関する暫定措置法」(平成20年法律第25号)が平成20年4月30日に公布されたことに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、従来の39.39%から39.32%に変更されました。 この税率変更による影響額は軽微です。

        

(リースにより使用する固定資産に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

1. リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引(借主側) 該当事項はありません。

2. オペレーティング・リース取引(貸主側) 未経過リース料期末残高相当額

1年内 3,764,797千円1年超 9,363,266千円 合計 13,128,064千円 上記の未経過リース料には賃借人の業績に連動して発生するリース料は含まれておりません。

1. リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引(借主側) 該当事項はありません。

2. オペレーティング・リース取引(貸主側) 未経過リース料期末残高相当額

1年内 3,772,610千円1年超 5,639,096千円 合計 9,411,706千円 上記の未経過リース料には賃借人の業績に連動して発生するリース料は含まれておりません。

(金融商品に関する注記)当期(自 平成21年9月1日 至 平成22年8月31日)(追加情報) 当事業年度より、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 平成20年3月10日)及び「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 平成20年3月10日)を適用しております。

1. 金融商品の状況に関する事項(1)金融商品に対する取組方針 本投資法人は、資産運用会社が定める財務方針に則って、安定した収益の確保と運用資産の着実な成長を目的として、借入又は投資法人債の発行により必要な資金を調達します。なお、平成22年8月31日現在、投資法人債の発行はありません。 余資の運用については、有価証券または金銭債権に投資することがありますが、この場合、安全性と換金性を重視して行うものとします。 デリバティブ取引については、借入金の金利変動等のリスクをヘッジすることを目的として、日本国内で行われるもののみを行うものとします。(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制 預金は、本投資法人の余資を運用するものであり、預入先金融機関の破綻等の信用リスクに晒されていますが、信用格付けの高い預入先金融機関と取引することで、信用リスクを限定しています。 借入金によって調達した資金の使途は、運転資金、資産の取得、修繕等または分配金の支払、本投資法人の費用の支払若しくは債務の返済(敷金等並びに借入金及び投資法人債の債務の返済を含む。)等です。 借入金は流動性リスクに晒されておりますが、資産運用会社の財務担当部門が資金繰り表を作成・管理するほか、金銭消費貸借契約において設けられている財務制限条項に抵触しないようモニタリングするとともに、手許流動性を維持することにより、流動性リスクを管理しております。 また、借入金のうち変動金利の借入金については、金利変動のリスクに晒されていますが、このうち一部についてはデリバティブ取引を利用してリスクを軽減しています。 預り敷金は、賃借人からの預り金であり、賃借人退去による流動性リスクに晒されていますが、借入金と同様、資金繰り表を作成・管理するほか、手許流動性の確保等の手段により流動性リスクを管理しております。(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算出された価額が含まれています。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

2. 金融商品の時価等に関する事項 平成22年8月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、以下のとおりです。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めていません。(注2)

貸借対照表計上額(千円)

時 価(千円)

差 額(千円)

(1)現金及び預金 3,944,262 3,944,262 ―(2)信託現金及び信託預金 654,855 654,855 ―

資産計 4,599,118 4,599,118 ―(3)1年内返済予定の長期借入金 19,500,000 19,531,307 31,307(4)長期借入金 17,453,200 17,590,867 137,667

負債計 36,953,200 37,122,174 168,974(5)デリバティブ取引 ― ― ―

デリバティブ取引計 ― ― ―

(注1) 金融商品の時価の算定方法(1)現金及び預金、(2)信託現金及び信託預金 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。(3)1年内返済予定の長期借入金、(4)長期借入金 これらの時価については、元利金の合計額を新規に同様の借り入れを行った場合に想定される利率で割引いた現在価値により算定しています。変動金利による長期借入金のうち、金利スワップにより金利を固定化し、金利スワップの特例処理の対象とされている長期借入金については、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借入を行った場合に適用されると想定される利率で割引いて算定する方法によっています。

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5th

Ⅴ 注記表

(5)デリバティブ取引①ヘッジ会計が適用されていないもの 該当するものはございません。②ヘッジ会計が適用されているもの ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引について、ヘッジ会計の方法ごとの決算日における契約額または契約において定められた元本相当額等は、以下のとおりです。

ヘッジ会計の方法 デリバティブ取引の種類等 主なヘッジ対象

契約額等(千円) 時価(千円)

該当時価の算定方法うち1年超

金利スワップの特例処理

金利スワップ取引支払固定・受取変動 長期借入金 12,753,200 12,753,200 ※ ―

※ 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しています。

(注2) 賃貸物件における賃借人から預託されている預り敷金及び保証金(貸借対照表計上額2,125,520千円)及び信託預り敷金及び保証金(貸借対照表計上額160,000千円)については、市場価格はなく、かつ、賃借人の入居から退去までの実質的な預託期間を算定することが困難であることから、合理的に将来キャッシュ・フローを見積ることができず、時価を把握することが極めて困難と認められるため、時価開示の対象とはしていません。

(注3) 金銭債権の償還予定額

1年以内(千円)

現金及び預金 3,944,262信託現金及び信託預金 654,855

合 計 4,599,118

(注4) 長期借入金の決算日後の返済予定額

1年以内(千円)

1年超2年以内(千円)

2年超3年以内(千円)

3年超4年以内(千円)

4年超5年以内(千円)

5年超(千円)

1年内返済予定の長期借入金 19,500,000 ― ― ― ― ―長期借入金 ― 4,700,000 12,753,200 ― ― ―

合 計 19,500,000 4,700,000 12,753,200 ― ― ―

(賃貸等不動産に関する注記)当期(自 平成21年9月1日 至 平成22年8月31日)(追加情報) 当事業年度より、「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第20号 平成20年11月28日)及び「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第23号 平成20年11月28日)を適用しております。 本投資法人では、賃貸用のホテル用不動産等を有しています。これらの賃貸等不動産の平成22年8月31日現在における貸借対照表計上額、当期増減額及び時価は、以下のとおりです。

貸借対照表計上額(千円) 当期末時価(千円)前期末残高 当期増減額 当期末残高

83,384,092 △1,165,204 82,218,888 83,070,000(注1) 貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。(注2) 当期増減額のうち、主な増加額は資本的支出(427,836千円)によるものであり、主な減少額は、減価償却費(1,782,513千円)によるものです。(注3) 当期末の時価は、社外の不動産鑑定士による鑑定評価額を記載しています。

 なお、賃貸等不動産に関する当期における損益は、「損益計算書に関する注記」に記載のとおりです。

(関連当事者との取引に関する注記)前期(ご参考)(自 平成20年9月1日 至 平成21年8月31日)1. 資産運用会社及び利害関係人等

属性 会社等の名称 事業の内容又は職業

投資口等の所有

(被所有)割合(%)

取引の内容 取引金額(千円) 科 目 期末残高

(千円)

資産運用会社の利害関係人等

株式会社ホテルマネージメントジャパン ホテル経営 ―

建物管理委託費 5,760 前払費用 1,008

賃料収入 4,834,885 営業未払金 16,156

敷金の追加 400,000 預り敷金保証金 2,010,520

ゴールドマン・サックス証券株式会社 証券業 ―

金利スワップ取引による支払利息 83,281 未払費用 29,026

金利スワップ取引による担保金 340,027 差入保証金 340,027

ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社

不動産業 ― コンストラクション・サービス委託料 8,410 ― ―

株式会社沖縄うみの園 不動産業 ― 支払地代・賃借料 84,149 前払費用 14,559

有限会社グリーンインベストメント

有価証券等の投資又は保有

13.44(被所有)

第三者割当増資による投資口の発行(注1)

1,500,033 ― ―

(注1) 投資口発行価額は、発行決議日直前3営業日までの直近2ヶ月の東京証券取引所における普通取引の終値の平均価額としております。(注2) 上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。(注3)(注1)以外の取引条件については、市場の実勢等に基づいて決定しております。

2. 資産保管会社

属性 会社等の名称 事業の内容又は職業

投資口等の所有

(被所有)割合(%)

取引の内容 取引金額(千円) 科 目 期末残高

(千円)

資産保管会社

三菱UFJ信託銀行株式会社 銀行業 ―

信託報酬 22,400

前払費用 3,400

長期前払費用 12,932

未払費用 1,487

一般事務委託報酬 15,801 未払費用 4,182

投資口事務代行報酬(注1) 5,782 未払費用 224

(注1)投資口事務代行報酬には、特別口座の管理報酬が含まれます。(注2)上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。

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5th

Ⅴ 注記表

当期(自 平成21年9月1日 至 平成22年8月31日)1. 資産運用会社及び利害関係人等

属性 会社等の名称 事業の内容又は職業

投資口等の所有(被所有)割合(%)

取引の内容 取引金額(千円) 科 目 期末残高

(千円)

資産運用会社の利害関係人等

株式会社ホテルマネージメントジャパン ホテル経営 ―

建物管理委託費 5,760 前払費用 1,008

賃料収入 5,073,480営業未収入金 310,517

預り敷金保証金 2,010,520

ゴールドマン・サックス証券株式会社 証券業 ―

金利スワップ取引による支払利息 108,321 未払費用 36,543

金利スワップ取引による担保金 60,374 差入保証金 400,401

ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社

不動産業 ― コンストラクション・サービス委託料 2,681 ― ―

株式会社フジタ 建設業 ― 設備工事 3,960 ― ―

株式会社沖縄うみの園 不動産業 ― 支払地代・賃借料 84,149 前払費用 14,559

(注1) 上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。(注2) 取引条件については、市場の実勢等に基づいて決定しております。

2. 資産保管会社

属性 会社等の名称 事業の内容又は職業

投資口等の所有(被所有)割合(%)

取引の内容 取引金額(千円) 科 目 期末残高

(千円)

資産保管会社

三菱UFJ信託銀行株式会社 銀行業 ―

信託報酬 19,700

前払費用 3,400

長期前払費用 9,531

未払費用 1,224

一般事務委託報酬 15,164 未払費用 4,013

投資口事務代行報酬(注1) 7,317 未払費用 443

(注1) 投資口事務代行報酬には、特別口座の管理報酬が含まれます。(注2) 上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。

(1口当たり情報に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

1口当たり純資産額 460,520円1口当たり当期純利益 12,622円 1口当たり当期純利益は、当期純利益を期中平均投資口数で除することにより算定しております。 また、潜在投資口調整後1口当たり当期純利益については、潜在投資口がないため記載しておりません。

1口当たり純資産額 462,083円1口当たり当期純利益 12,640円 1口当たり当期純利益は、当期純利益を期中平均投資口数で除することにより算定しております。 また、潜在投資口調整後1口当たり当期純利益については、潜在投資口がないため記載しておりません。

(注)1口当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

当期純利益(千円) 1,259,334 1,336,300

普通投資主に帰属しない金額(千円) ― ―

普通投資口に係る当期純利益(千円) 1,259,334 1,336,300

期中平均投資口数(口) 99,766 105,719

(重要な後発事象に関する注記)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

 該当事項はありません。  該当事項はありません。

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5th

Ⅵ 金銭の分配に係る計算書 Ⅶ 監査報告書

期 別

項 目

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

Ⅰ 当期未処分利益Ⅱ 分配金の額  (投資口1口当たり分配金の額)Ⅲ 次期繰越利益

1,259,449,250円1,259,430,447円

(11,913円)18,803円

1,336,318,887円1,336,288,160円

(12,640円)30,727円

分配金の額の算出方法  本投資法人の規約第23条第1項に定める「当期未処分利益を限度として、租税特別措置法第67条の15及び租税特別措置法施行令第39条の32の3に規定される本投資法人の配当可能利益の額の90%に相当する金額を超えて分配する」旨の方針に従い、当期未処分利益の概ね全額である1,259,430,447円を利益分配金として分配することといたしました。なお、規約第23条第2項に定める利益を超えた金銭の分配は行いません。

 本投資法人の規約第23条第1項に定める「当期未処分利益を限度として、租税特別措置法第67条の15及び租税特別措置法施行令第39条の32の3に規定される本投資法人の配当可能利益の額の90%に相当する金額を超えて分配する」旨の方針に従い、当期未処分利益の概ね全額である1,336,288,160円を利益分配金として分配することといたしました。なお、規約第23条第2項に定める利益を超えた金銭の分配は行いません。

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5th

Ⅷ キャッシュ・フロー計算書(参考情報)

(単位:千円)

前期(ご参考)(自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日)

当期(自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期純利益 1,261,342 1,338,230 減価償却費 1,752,512 1,782,513 固定資産除却損 8,954 32,430 金融派生商品損失 132,785 146,490 有形固定資産売却損益(△は益) △6,039 ― 受取利息 △2,599 △1,624 有価証券利息 △6,806 △108 支払利息 649,213 690,820 投資口交付費償却 3,446 5,907 立替金の増減額(△は増加) △776 776 営業未収入金の増減額(△は増加) 1,288,802 △310,590 前払費用の増減額(△は増加) △189,247 118,142 営業未払金の増減額(△は減少) 16,504 △15,603 未払費用の増減額(△は減少) △69,631 4,828 前受金の増減額(△は減少) 593 3 長期前払費用の増減額(△は増加) △124,129 167,789 その他の流動資産の増減額(△は増加) △29 △2 その他の流動負債の増減額(△は減少) △24,541 14,856   小 計 4,690,352 3,974,860 利息及び配当金の受取額 36,999 1,624 利息の支払額 △649,084 △699,129 法人税等の支払額 △4,494 1,740 営業活動によるキャッシュ・フロー 4,073,772 3,279,096投資活動によるキャッシュ・フロー 有価証券の取得による支出 △3,198,375 △1,299,892 有価証券の償還による収入 4,920,000 1,300,000 有形固定資産の取得による支出 △805,628 △417,401 無形固定資産の取得による支出 △3,375 △1,861 有形固定資産の売却による収入 28,108 ― 預り敷金及び保証金の受入による収入 400,000 ― 投資活動によるキャッシュ・フロー 1,340,729 △419,155財務活動によるキャッシュ・フロー 長期借入れによる収入 24,700,000 ― 長期借入金の返済による支出 △29,200,000 △500,000 投資口の発行による収入 1,500,033 ― 投資口交付費の支出 △17,723 ― 分配金の支払額 △2,303,830 △1,258,681 差入保証金による支出 △340,027 △60,374 財務活動によるキャッシュ・フロー △5,661,549 △1,819,055現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △247,046 1,040,885現金及び現金同等物の期首残高 3,645,279 3,398,233現金及び現金同等物の期末残高 ※1 3,398,233 ※1 4,439,118

(注) キャッシュ・フロー計算書は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しておりますが、参考情報として添付しております。このキャッシュ・フロー計算書は、「投資信託及び投資法人に関する法律」第130条の規定に基づく会計監査人の監査対象ではないため、会計監査人の監査は受けておりません。

(重要な会計方針に係る事項に関する注記)(参考情報)

期 別

項 目

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

1. キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金及び信託現金、随時引き出し可能な預金及び信託預金並びに容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限が到来する短期投資からなっております。

 同左

(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)(参考情報)

前期(ご参考)自 平成20年 9 月 1 日至 平成21年 8 月31日

当 期自 平成21年 9 月 1 日至 平成22年 8 月31日

※1. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係現金及び預金 2,899,718千円信託現金及び信託預金 658,514千円使途制限付信託預金(注) △160,000千円現金及び現金同等物 3,398,233千円

(注) テナントから預かっている敷金保証金の返還のために留保されている信託預金であります。

※1. 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係現金及び預金 3,944,262千円信託現金及び信託預金 654,855千円使途制限付信託預金(注) △160,000千円現金及び現金同等物 4,439,118千円

(注) テナントから預かっている敷金保証金の返還のために留保されている信託預金であります。

46 47

5th

SISS

V E S T M E N T II U N I T

T A T U S

OSOO

R U C T U R E &SS U T L I N E

■ 投資法人の仕組図

■ 資産運用会社の概況

投資口価格と出来高の推移

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000出来高 投資口価格(終値)

出来高(口) 投資口価格(円)

平成22年8月31日

平成21年8月31日

平成20年8月29日

平成20年1月4日

東証REIT指数との比較(%)

0

20

40

60

80

100

120

東証REIT指数投資口価格(終値)

平成22年8月31日

平成21年8月31日

平成20年8月29日

平成20年1月4日

投資主の構成

0% 20% 40% 60% 80% 100%

所有者別投資口数合計 105,719口

所有者別投資主数合計 4,633人

個人・その他 金融機関(証券会社含む) その他の国内法人 外国法人等

19,472

4,432427683

39,747 31,564 14,936

(注) 平成20年1月4日の本投資法人の投資口価格(終値)及び東証REIT指数をそれぞれ100%として記載しております。なお、東証REIT指数とは、東京証券取引所(東証)に上場しているREIT全銘柄を対象とした時価総額加重平均の指数を指します。

一般事務等業務委託契約/資産保管業務委託契約/特別口座の管理に関する契約

情報提供契約

ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社

情報提供会社

資産運用会社

ジャパン・ホテル・アンドリゾート株式会社

ホテル事業(運営)会社(ホテル賃借人又はホテル運営受託者)

ホテル運営支援会社

資産運用委託契約

ホテル賃貸借契約 ホテル運営

支援契約

■ 名   称:ジャパン・ホテル・アンド・リゾート株式会社(英文名称:Japan Hotel & Resort K.K.)

■ 資 本の額:1億7,000万円(平成22年8月31日現在)

■ 沿   革:平成16年10月 7日 会社設立 平成16年11月19日 宅地建物取引業免許取得(免許番号 東京都知事(2)第83852号)

平成17年 1月21日 宅地建物取引業取引一任代理等認可取得 (認可番号 国土交通大臣第30号)

平成17年 6月10日 投資法人資産運用業認可取得(認可番号 内閣総理大臣第46号)

平成17年 9月16日 投資信託協会入会

平成19年 9月30日 金融商品取引業登録(登録番号 関東財務局長(金商)第333号)

■ 大株主の状況:MLQ Investors,L.P.(注) 100% (注)米国ザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インクが出資するリミテッド・パートナーシップ

三菱UFJ 信託銀行株式会社

一般事務受託者資産保管会社

投資主名簿等管理人特別口座管理機関

振替機関

会計監査人

株式会社証券保管振替機構

有限責任あずさ監査法人

投資口の状況 Investment Unit Status 投資法人/資産運用会社の概要 Structure & Outline

■ 投資口の状況(平成22年8月31日現在)

本投資法人

ジャパン・ホテル・アンドリゾート投資法人

役員会執行役員 増田 要

監督役員 大原雅志

監督役員 松本伸也

投資主総会

48 49

IIII

V E S T O RII ’ S

N F O R M A T I O N

プレスリリース、決算情報、分配金情報、IRライブラリー等を掲載しています。

最新の決算関連書類をすぐにご確認いただけます。

ポートフォリオ概要、物件情報、パフォーマンスレビュー等をご覧いただけます。

JHRの運用の特色や成長戦略をご確認いただけます。

不動産ポートフォリオ

IR情報 用語集

最新決算資料

英文ホームページ

決 算 期 日投 資 主 総 会同議決権行使投資主確定日分配金支払確定基準日上 場 金 融 商 品 取引所公 告 掲 載 新 聞投資主名簿等管理人/特別口座管理機関同 事 務 取 扱 場 所郵 便 物 送 付 先電 話 照 会 先同 取 次 所

毎年8月末日(年1回)原則として2年に1回あらかじめ公告して定めた日毎年8月末日(分配金は支払確定基準日より3ヶ月以内にお支払いいたします。)東京証券取引所(銘柄コード:8981)日本経済新聞東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 TEL : 0120-232-711(通話料無料 受付時間 : 土・日・祝日除く9:00~17:00)三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店

■ 投資主メモ

■ ご案内

■ 住所等の変更手続きについて 住所・氏名・届出印等のご変更は、お取引証券会社にお申し出下さい。 なお、特別口座に記録された投資口についてのお手続きは、三菱UFJ信託銀行株式会社へご連絡下さい。

■ 分配金について 「分配金」は「分配金領収証」をお近くのゆうちょ銀行全国本支店または郵便局にお持ちいただくことでお受取りいただけます。受取期間を過ぎた場合は、「分配金領収証」裏面に受取方法を指定し、三菱UFJ信託銀行株式会社証券代行部へご郵送いただくか、同銀行の本支店窓口にてお受取下さい。また、今後の分配金に関して、銀行振込のご指定等のお手続きをご希望の方は、お取引証券会社にお申し出下さい。

■ 上場投資口分配金等の支払に関する通知書について 租税特別措置法の平成20年改正(平成20年4月30日法律第23号)により、平成21年1月以降にお支払いする分配金について投資主様あてに分配金額や源泉徴収税額等を記載した「支払通知書」を送付することが義務づけられました。「分配金領収証」にてお受取の投資主様は年末または翌年初に「支払通知書」を送付いたしますのでご覧下さい。口座振替を指定されている投資主様は分配金支払の際送付している「分配金計算書」が「支払通知書」となります。なお、両書類は確定申告を行う際その添付資料としてご使用いただくことができます。

■ 投資主様のご住所・お名前に使用する文字について 投資証券電子化実施に伴い、投資主様のご住所・お名前の文字に、株式会社証券保管振替機構(ほふり)が振替制度で指定していない漢字等が含まれている場合は、その全部または一部をほふりが指定した文字またはカタカナに変換して、投資主名簿にご登録いたしております。このため、投資主様にご送付する通知物の宛先が、ほふりが指定した文字に置換えられる場合がありますのでご了承下さい。投資主様のご住所・お名前として登録されている文字については、お取引証券会社にお問い合わせ下さい。

■ 積極的なディスクロージャー

本投資法人は、法定開示事項以外にも投資主の皆様にとって重要かつ有用な情報を、迅速かつ適正に開示してまいります。また、変動賃料の支払いを伴うホテルであって、ホテル賃借人から開示について同意を受けることができたホテルについては、月次総売上高並びに客室稼働率、ADR及びRevPAR等を月次で開示いたします。

ホームページによる情報公開

不動産、ホテル関連、及び本投資法人に関する用語の解説集です。

2009年3月、本投資法人初の英文ホームページをオープンいたしました。

About JHR ホームページアドレス

http://www.jhrth.com決算月 8月期決算発表

8月期資産運用報告発送8月期分配金支払開始

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

投資主インフォメーション Investor’s Information

■ 分配金支払スケジュール

投資主優待制度

投資主1名様毎に正規料金から50%宿泊割引券5枚及び20%レストラン割引券5枚を贈呈■ 優待制度の基準日:2月末

概 要

留意点

ご参考

●対象ホテル:神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸)、オリエンタルホテル東京ベイ(新浦安)、      なんばオリエンタルホテル(大阪)、ホテル日航アリビラ(沖縄)、オリエンタルホテル広島(広島)●優待券発送時期(予定):5月下旬に郵送します。●有効期間:発行年の6月1日~翌年5月31日までの1年間

●優待の適用除外日については本投資法人のホームページ及び優待券等に記載されていますのでご確認下さい。(各ホテルにより異なる場合有り)●実施・内容等について今後変更される場合があります。●ご利用の時期等によっては、各ホテルがホームページ等で提供する特別宿泊プランの金額及び条件が、本優待の正規 料金からの50%宿泊割引及び20%レストラン割引より安くなる場合があります。

●本優待制度は本投資法人が保有するホテルの賃借人である各ホテル運営者の協力に基づいています。●本投資法人の決算は年一回で、決算月は8月です。従って、分配金の基準日は8月末日です。

50 51

50 40オリエンタルホテル広島

ホテル日航アリビラ

NEW YORK CAFE

の音楽発信

「エコフレンドリーリゾート」として自然とともに歩むホテル

 「都市と文化が響きあう、知的時間」を皆様

に提供しようと、これまでも様々な文化企画・

イベントを開催してきました。このオリエンタ

ルホテル広島の考え方・取り組みに著名なアー

ティストたちからもご賛同いただき、そのユニー

クな取り組みにはお客様から高い評価をいた

だきました。

 

そのユニークな取り組みの一つとして、今年

2月から毎週金曜日に、ホテル1階のレストラ

ン&バーのNEW

YORK

CAFE(ニュー

ヨークカフェ)にて広島のトップミュージシャン

によるライブ「FRIDAY

ARTIST

NIGHT(フライデイ

アーティスト

ナイ

ト)」を開催しています。広島市内では数少な

い、本格的なジャズライブを楽しめる場所とし

て、好評を博しています。

 

さらに、今年8月10日には、初めてホテル内

の4会場で全12ステージのライブを行うオリエ

ンタルホテル広島とミュージシャンたちとのコラ

ボイベント「ORIENTAL

MUSIC

FESTIVAL(オリエンタル

ミュージック

フェスティバル)」を開催しました。

約300枚のチケットは完売。落ち着いた空間

で、ジャズやポップス・ボサノヴァ等多彩なジャンル

の生演奏に加え、ミュージシャン同士のセッション

等、他ではなかなか観られないようなステージ

が夜遅くまで繰り広げられ、大盛況のうちに

幕を閉じました。

お客様から「是非、またやってほしい」「定期的

に続けてほしい」という声を多くいただき、これ

に応えるべく今後もこのようなイベントを継続

的に開催していきたいと思っています。

 

オリエンタルホテル広島は、これからも、音楽、

美術、食等を通じてオリエンタルホテル広島らし

い文化「都市と文化が響きあう、知的時間」の

発信を行うことにより、常に新鮮で新しい価値

観をお客様へご提案できるホテルを目指してい

きたいと思っています。

 

沖縄本島の中でも特に歴史と文化を色濃く

残す読谷(よみたん)村に位置し、世界屈指の

透明度を誇る美しいビーチに臨むホテル日航ア

リビラ。「エコフレンドリーリゾート」として自然

とともに歩むこのホテルは2009年6月27

日に開業15周年を迎えました。

 

開業15周年を記念して、ホテルの目の前に広

がる美しいニライビーチや、キノコ岩を舞台に、イ

ソヒヨドリやウミガメなど、そこで暮らす生きも

のたちが演じる物語を絵本にしました。アート

が心を豊かにしてくれること、自然・生きものと

一緒にいる素晴らしさなど、生きることの歓び

を感じていただければとの思いを込めた物語で

す。

 「イソヒヨドリのウタ」と題したその絵本は、

ホテルスタッフの原案をもとに2008年の沖

縄アートフェスティバルで日比野克彦賞を受賞さ

れた宜保朝子さん(沖縄出身)の色鮮やかな絵

にのせて展開されていきます。その物語を載せ

る絵本とケースの用紙は通常のパルプ素材では

なく、さとうきびの搾りカスを原料とした非木

材紙「バガスシュガー」を使用しています。

 

試行錯誤しながらも、「沖縄ならでは」、「ア

リビラならでは」をたくさん詰め込んだこの

絵本は、自然を愛する皆様のご支持をいただ

き、2010年4月27日、第28回沖縄広告協会

「広告賞」商業デザイン部門のパッケージ・CD

ジャケット・ブックデザインカテゴリーにおいて金

賞を受賞しました。また同賞の賞金は、未来の

自然を支える地元読谷村の子どもたちの育英

事業に充てるため、読谷村教育委員会へ全額寄

付させていただきました。

 

ホテル日航アリビラはこれからも、この絵本の

中にあるような色鮮やかな自然を敬い、守り、

そして、ともに歩むホテルであり続け、自然を

愛する皆様をお迎えしたいと思います。

Oriental Hotel Hiroshima Hotel Nikko Alivila

05 04HOTEL STORY HOTEL STORY

30 20なんばオリエンタルホテル

オリエンタルホテル東京ベイ

ホテルの洗練されたイメージ作りと大阪コテコテ感との調和

小さなお子様とファミリーに心地よい空間とサービスを

 

大阪と言えば「道頓堀・グリコの看板」、「吉

本新喜劇」、「粉もん(たこ焼き・お好み焼き)」、

「阪神タイガース」を多くの方が想像される

と思います。これを大阪の人たちは「コテコテや

なぁ」とよく言います。『コテコテ』とは、最も定

番であって混じりっけの無いなどの意味で使わ

れ、長い間愛され続けてきた大阪の文化に、人

びとが親しみを込めてこう表現しています。そ

んな大阪の文化である『コテコテ』を堪能でき

る最も大阪らしい街、「ミナミなんば」。そこに

位置する「なんばオリエンタルホテル」では、『コ

テコテ』をお客様に「体感」していただける宿泊

プランをご提供しています。以前からご提供し

ている人気プランの「吉本観劇プラン」に、この

夏より大阪商人の商売気を感じることができ

る「食品サンプル製作体験プラン」、小さな町屋

で造る「ガラス工芸とんぼ玉製作体験プラン」の

ご提供を開始しました。今後も「粉もん」のお

好み焼き付き「大阪粉もんスペシャルプラン」や、

有名たこ焼き店とコラボレーションした「たこ焼

き付きプラン」、また、お客様ご自身で作る「た

こ焼き作り体験プラン」。そしてミナミなんばで

の一番の観光スポット「道頓堀」を船で遊覧する

「とんぼりリバークルーズ付きプラン」など、多

彩にご提供してまいります。

 一方で、この雑踏の街「ミナミなんば」に位置

するからこそ、ホテルに戻れば「ほっと一息でき

る空間」が必要と考え、本年3月に噴水のあ

る中庭「パティオ」を中心とした4階を「ガーデ

ンフロア」としてリニューアルしました。パティオ

を開放しソファやテーブルを設置して、緑、花を

盛り込み、爽やかな陽射しと、やさしい噴水の

音を感じられる空間を創り、街の喧騒を離れて

「ほっと一息できる空間」として生まれ変わり

ました。サービス面でも、新たにコンシェルジュデ

スクを設け、ミナミなんばにレジャーやビジネス

でお越しのお客様に「より近くで、会話のある

温かなサービスの展開」を図っています。

 

大阪の文化である『コテコテ』を堪能し、そし

て一旦ホテルに戻れば「ほっと一息できる空間」

がある「なんばオリエンタルホテル」。今後も、こ

のミナミなんばという街を体感でき、お客様お

一人お一人の想い出に残る独自性のある商品

を提供し続けるホテルを目指してまいります。

『〝うらやすコンシェルジュ〞に選んでくれて

ありがとう。ちょっと緊張したけど、

とても楽しかったです。』

 

今年7月、ホテルの開業15周年を記念して

「子ども総支配人・子ども広報・浦安子どもコ

ンシェルジュ」の体験イベントを開催しました。

 

このイベントで子どもたちは、境川乗船など

をしながら浦安市内の観光名所を訪ね、浦安に

ついて学び、そして、浦安市の施設に花のプラン

ターを贈呈し、新浦安駅周辺やホテルをご利用

のお客様に花の種を配布するなど広く広報活

動を体験しました。

 

冒頭で紹介したのは、参加してくれた女の子

からのお礼の手紙です。

 

オリエンタルホテル東京ベイは、赤ちゃん連れ

ファミリー向けフロア「ベビーズスイート」と、4

〜6歳のお子様連れファミリー向けフロア「キ

ディスイート」を提供しており、ファミリーのお

客様の満足度向上への取り組みを行っています。

 

このホテルの取り組みを評価していただき、

2010年8月、「ベビーズスイート」と「キディ

スイート」は、ホテル施設としては初めて、「第4

回キッズデザイン賞」(※)を受賞しました。さら

に、「ベビーズスイート」は「審査委員長特別賞」

も受賞しました。

 

これからも小さなお子様とファミリーに、心

地よい空間とサービスを提供するホテルとして、

お客様の声をお聞きしながら、お客様とともに

成長し続けるホテルでありたいと考えています。

 「オリエンタルホテル東京ベイはこれからもずっ

と子どもとファミリーに優しいホテルであり続

けることを誓います。」by

子ども総支配人

(※)キッズデザイン賞:NPO法人キッズデザイン協議会が主催、経

済産業省が後援する、子どもの安全・安心に貢献するデザイン、創造

性と未来を拓くデザイン、そして子どもたちを生み育てやすいデザ

インを顕彰する制度です。

Namba Oriental Hotel Oriental Hotel Tokyo Bay

03 02HOTEL STORY HOTEL STORY

5th Management Report

10

ホ テ ル 物 語

       オリエンタルホテル東京ベイ20

    神戸メリケンパークオリエンタルホテル10

       なんばオリエンタルホテル

       ホテル日航アリビラ

       オリエンタルホテル広島

30

40

50

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

受け継ぐものと革新するもの。心をひとつにし、新しい船出

 

明治維新に大きな役割を果たした勝海舟は、

港町神戸を拠点に壮大な構想を夢見ていまし

た。それは海軍兵学校と海軍機関学校を兼ねた

「海軍操練所」を設立し、日本に欧米と肩を並

べる海軍を創設し、新しい日本をつくるというも

のでした。勝が神戸を拠点に選んだ理由は「神

戸が海運の玄関であり、いずれ日本の玄関にな

りうる土地」と考えたからです。

  

そんな港町神戸で神戸メリケンパークオリ

エンタルホテルは阪神大震災を乗り越えて

1995年7月15日に「日本で唯一灯台のあ

るホテル」として開業。周囲三方を海に囲まれ

たロケーションと独特の外観から「都会のリゾー

ト」として高く認知されてきました。しかし、開

業から時間が経つにつれ、ホテルの方向性が見え

づらくなってきたことから、ホテルの方向性・ポジ

ショニングを再設定し、他との差別化を図り、よ

り広い地域から、そしてより多くの顧客に魅力

あるサービスを提供していくことを目指すこと

になりました。そのため、ホテル入社1年目の社

員をも含む、宿泊、レストラン、調理、人事など多

岐にわたるセクションのスタッフで構成されたプロ

ジェクトチームを結成し、「リポジショニング・プロ

ジェクト」として熟考・調査を進め、今年15周年

という節目に新たにビジョンやホテルコンセプト、

取り組むべきミッションを明確にしました。

 

その新しいビジョンとは港町神戸発祥の地「メ

リケン波止場」に位置する神戸のランドマークホ

テルとして、神戸ならではのホスピタリティを追

求し神戸の魅力を全国に発信すること。そして、

「日常から離れてリフレッシュするためのリゾー

トホテル」というコンセプトを掲げ、ここでしか体

験できないからこそ何度も利用したくなる「神

戸リゾートステイ(=自分時間)」を提供するこ

とです。

 

ホテルの全スタッフはお客様にとって最善のサ

ポーターとなり、ホスピタリティ・付加価値商品

を提供し、海に面した客室バルコニーで朝食を

召し上がっていただく等、ホテルの新しい過ごし

方を提案していく

そんな私たちの船出が、こ

こ港町神戸から今始まりました。

Kobe Meriken Park Oriental Hotel

01 HOTEL STORY