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10 2011…士業最前線レポート 社会保険労務士編 2 社労士の担当業務 社労士の業務については、社会保険労務士法2条に規定されていますが、先ほども述べましたように、 時代のニーズに対応すべく、拡大・深化を続けています。 1 従来の業務 ⑴ いわゆる1・2号業務 この項目の中で紹介する諸業務(いわゆる1・2号業務)については、社労士法 27 条で、社労士ま たは社労士法人以外の者が、他人の求めに応じ報酬を得て業として行うことが禁止されており、社労 士の独占業務ということができます。ただし、「他の法律に別段の定めがある場合」など、一定の例外 が認められています。 例えば、弁護士法3条1項によって、弁護士には、広く「法律事務」を行う権限が認められています。 これは、社労士法 27 条但書の例外に該当しますので、弁護士は、1・2号業務を他人から報酬を得て 業として行うことが可能です。なお、弁護士については、社労士試験合格や通算2年以上の実務経験 を問われることなく社労士の有資格者とされていますので(社労士法3条2項)、社労士登録を行った 上で、社労士業務を行うことも可能です。 社会保険労務士法 27 条 社会保険労務士又は社会保険労務士法人でない者は、他人の求めに応じ報酬を得て、第 2 条第 1 項第 1 号から第 2 号までに掲げる業務を業として行ってはならない。ただし、他の法律に別段の 定めがある場合および政令で定める業務に付随して行う場合は、この限りでない。 弁護士法3条1項 弁護士は、当事者その他関係人の依頼又は官公署の委嘱によって、訴訟事件、非訟事件および 審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件に関する行為その他一般の法 律事務を行うことを職務とする。 ⒜ 書類等の作成(社労士法2条1項1号・2号) 労働基準監督署、公共職業安定所、年金事務所(旧社会保険事務所)等に提出すべき各種書類 (申請書、届出書など)の作成、事業所において備え付けるべき帳簿書類(例えば、賃金台帳)の 作成を意味します。事業主からの依頼によって行われるのが通例ですが、例えば、年金の裁定請 求書のように個人から依頼されて作成する場合もあります。 ⒝ 提出手続き代行(社労士法2条1項1号の2) 行政官庁等(労働基準監督署、公共職業安定所、年金事務所等)に書類を提出する手続きを代 行することです。通常、書類の作成と提出はとワンセットで行われますが、提出手続き代行のみ

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10  2011…士業最前線レポート 社会保険労務士編

第2章 社労士の担当業務

社労士の業務については、社会保険労務士法2条に規定されていますが、先ほども述べましたように、時代のニーズに対応すべく、拡大・深化を続けています。

1 従来の業務

⑴ いわゆる1・2号業務この項目の中で紹介する諸業務(いわゆる1・2号業務)については、社労士法27条で、社労士ま

たは社労士法人以外の者が、他人の求めに応じ報酬を得て業として行うことが禁止されており、社労士の独占業務ということができます。ただし、「他の法律に別段の定めがある場合」など、一定の例外が認められています。例えば、弁護士法3条1項によって、弁護士には、広く「法律事務」を行う権限が認められています。

これは、社労士法27条但書の例外に該当しますので、弁護士は、1・2号業務を他人から報酬を得て業として行うことが可能です。なお、弁護士については、社労士試験合格や通算2年以上の実務経験を問われることなく社労士の有資格者とされていますので(社労士法3条2項)、社労士登録を行った上で、社労士業務を行うことも可能です。

社会保険労務士法27条 社会保険労務士又は社会保険労務士法人でない者は、他人の求めに応じ報酬を得て、第2条第1項第1号から第2号までに掲げる業務を業として行ってはならない。ただし、他の法律に別段の定めがある場合および政令で定める業務に付随して行う場合は、この限りでない。

弁護士法3条1項 弁護士は、当事者その他関係人の依頼又は官公署の委嘱によって、訴訟事件、非訟事件および審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件に関する行為その他一般の法律事務を行うことを職務とする。

⒜ 書類等の作成(社労士法2条1項1号・2号)労働基準監督署、公共職業安定所、年金事務所(旧社会保険事務所)等に提出すべき各種書類

(申請書、届出書など)の作成、事業所において備え付けるべき帳簿書類(例えば、賃金台帳)の作成を意味します。事業主からの依頼によって行われるのが通例ですが、例えば、年金の裁定請求書のように個人から依頼されて作成する場合もあります。

⒝ 提出手続き代行(社労士法2条1項1号の2)行政官庁等(労働基準監督署、公共職業安定所、年金事務所等)に書類を提出する手続きを代

行することです。通常、書類の作成と提出はとワンセットで行われますが、提出手続き代行のみ

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第 2章 社労士の担当業務

 2011…士業最前線レポート 社会保険労務士編

単独で受任して行うことも可能です。最近では、電子申請というかたちで、インターネットを活用した手続きも認められています。

また、多くの書類は郵送による届出が認められていますので、事業主が社労士に提出手続きを委ねる必要性は、以前よりは減りつつあります。しかし、例えば、雇用保険の資格喪失に関する手続きのように、事業主自らが手続きを行うと、かなり手間がかかるものもあり、社労士に提出手続きの代行を依頼するメリットは残っています。

⒞ 事務代理(社労士法2条1項1号の3)社労士が、労働社会保険諸法令に基づく申請、届出、報告などの各種手続きや行政官庁等の調査・

処分に関して代理人として主張・陳述することです。例えば、労働基準監督署による事業所への立入調査に際し、事業主の依頼を受け立ち会いを行い、代理人として意見を述べるのは、この事務代理の一例です。この事務代理業務のうちには、行政官庁等の処分に関する不服申立て(審査請求、再審査請求

など)の代理業務のように高度な内容のものも含まれています。この不服申立てに関する代理権は、1998年(平成10年)の第5次社労士法改正によって認められたものです。

⑵ いわゆる3号業務(社労士法2条1項3号)労働・社会保険に関する事項についての相談・指導(いわゆる3号業務)は、当初から社労士の業

務とされてきましたが、1・2号業務とは異なり、独占業務ではありません。ここには、日常的な労務相談から、本格的な人事・労務コンサルティング(人事制度の企画立案など)に至るまで、事業主に対する指導・相談業務が広く含まれています。

資料:3号業務のモデル

日常的な労務相談

�開業社労士や社労士法人が、顧問契約を結んでいる場合、顧問先との日常的な労務相談は、契約内容に含まれるのが一般

�顧問先以外の企業等から相談を受けた場合に相談料を請求できるかどうかは、ケース・バイ・ケース(特に労働者への相談料の請求は、事実上困難)

企画立案型業務高報酬が期待できるが、これを自ら主宰して行うとなると、それなりの実務知識と経験が必要

コンサルティング会社や中小企業診断士との競合領域

⑶ 給与計算業務の位置付け社労士の中には、事業主から従業員の給与計算業務を委託されて行っている人が少なからず存在し

ています。この給与計算業務の社労士法上の位置付けを見てみると、社労士法人に関しては、法人の定款で定めることにより、法人本来の業務として遂行することができます(社労士法25条の9第1項、社労士則17条の3第1号)。しかし、社労士法2条で規定する社労士全般の業務の中には、実は含まれていません。

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社会保険労務士 第 2章 社労士の担当業務

 2011…士業最前線レポート 社会保険労務士編

社会保険労務士法25条の9第1項 社会保険労務士法人は、第2条第1項第1号から第3号まで、第2号および第3号に掲げる業務を行うほか、定款で定めるところにより、次に掲げる業務を行うことができる。 一 第2条に規定する業務に準ずるものとして厚生労働省令で定める業務の全部又は一部社会保険労務士法施行規則17条の3 一 �事業所の労働者に係る賃金の計算に関する事務(その事務を行うことが他の法律において

制限されているものを除く。)を業として行う業務

そのため、社労士事務所の法人化が認められなかった時代には、法の建前に忠実であろうとすれば、社労士が社労士事務所とは別に会社を立ち上げ、その会社の方で給与計算業務を受注するという形態を取ることになりました。実際、社労士事務所の中には、別会社をつくっているケースもあったようです。現在では、社労士事務所を法人化すれば、本来の社労士業務に加え給与計算も含めて法人として事務処理することが可能です。また、実際上は、個人事務所でも給与計算ができるという取り扱いが認められています。

給与計算業務に関する「連合会」見解給与計算業務を受託している社労士事務所が相当存在するという状況をふまえ、「連合会」は「賃

金計算事務は、労働基準法108条の規定に基づく賃金台帳の調製に必要不可欠な事務であり、社会保険労務士は賃金計算を行うことができる」との立場に立っています(「社会保険労務士法詳解」438頁)。いわば、準職務行為ともいうべき位置付けで現状を追認するということです。なお、この解釈については、2002(平成14)年6月に当時の大槻哲也「連合会」会長が厚生労

働省労働基準局労働保険徴収課長に照会し、「貴見の通り解釈して差し支えない」旨の回答を得ています(「社会保険労務士法詳解」439ページ)。この照会と回答は、社労士法人制度が創設される前に出されたものですが、現在でも通用しているものと考えてよいと思われます。

社会保険労務士法詳解「連合会」が自ら編集・発行している社労士法の本格的なコンメンタール(逐条解説書)であり、資料の部分まで含めると約1,000ページにわたっています。最新のものは、2008(平成20)年3月に発行されたもので、2005(平成17)年の第7次法改正の内容までを収録しています。歴史的背景をふまえた詳細な条文の解説に加え、関係法令、通達、会則等が収録されており、業界では「実務のバイブル」と称されています。 �

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社会保険労務士 第 2章 社労士の担当業務

 2011…士業最前線レポート 社会保険労務士編

2 拡大された業務

⑴ 法改正に伴う拡大(紛争解決手続き代理業務)近年の社労士法改正においては、司法制度改革という時代の要請を受け、個別労働紛争解決に関す

る社労士の権限が拡大されてきています。すなわち、司法制度改革の大きな柱として、裁判外紛争解決手続き(いわゆるADR)の推進がうたわれており、これに関して社労士が一定の役割を担うことが期待されているのです。

⒜ 「あっせん」代理権の獲得 第6次社労士法改正(2002年)これは、個別労働紛争解決促進法に基づく紛争調整委員会による「あっせん」手続きの代理権

を社労士に承認したものです。ただ、代理権の中身という点では、和解契約締結の権限が一切認められていないなど、不十分な内容にとどまっていました。紛争調整委員会は、都道府県労働局(都道府県のエリアごとに設けられた厚生労働省の出先機関)

に設置されています。この「あっせん」という手続きは、訴訟などよりも簡易迅速に個別労働関係紛争(個々の従業員と事業主との間における労働関係のトラブル)を解決しようとするもので、2001年(平成13年)10月からスタートしています。

⒝ 紛争解決手続き代理業務と能力担保措置 第7次社労士法改正(2005年)紛争調整委員会の「あっせん」代理に加え、以下に述べる権限が付与されました。また、代理

権の中身(紛争解決手続き代理業務に含まれる事務)についても、従来よりも拡大され、限定付きではありますが、和解契約の締結についても社労士が代理できるようになりました。ただし、一連の紛争解決手続き代理業務については、いわゆる能力担保措置(「特別研修」受講

+「紛争解決手続き代理業務試験」合格)をクリアした特定社労士限定の業務とされました。いわば、権限の拡大と引き換えに、新たな能力担保制度がスタートしたということです。この取り扱いは、既に前回の法改正で認められていた紛争調整委員会の「あっせん」代理についても同様ですので、特定社労士以外の社労士について見れば、法改正により権限が縮小されたことになります。

資料:紛争解決手続き代理業務に含まれる事務(社労士法2条3項)

① 「あっせん」や調停などの紛争解決手続きについて相談

② 紛争解決手続きの開始から終了までの間の和解交渉

③ 紛争解決手続きにおいて成立した和解の合意を内容とする契約の締結

<紛争調整委員会における調停手続きの代理(社労士法2条1項1号の4)>男女雇用機会均等法、パートタイム労働法、育児介護休業法関連の個別労働関係紛争について

は、それぞれの法律で紛争調整委員会の調停による紛争解決手続きが認められています。調停も「あっせん」に類似した簡易迅速な紛争解決手続きです。特定社労士には、この調停による紛争解決手続きについても、代理権が認められています。

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社会保険労務士

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第 2章 社労士の担当業務

<都道府県労働委員会による「あっせん」手続きの代理(社労士法2条1項1号の5)>地方自治法に基づく都道府県知事からの委任を受けて、都道府県労働委員会が個別労働関係紛

争に関する「あっせん」を行うことが認められています。特定社労士は、この手続きに関しても代理権を有しています。都道府県労働委員会は、本来、労働組合法上の制度で、不当労働行為の審査、労働争議の調整などを主たる任務としています(労組法20条)。しかし、近年では組合関係のトラブル(特に労働争議)が減少傾向にあり、個別労働関係紛争の解決にも一定の役割を担うことができるようになりました。なお、都道府県労働委員会による「あっせん」の制度は、必ずしもすべての都道府県労働委員

会で実施されているわけではありません。例えば、東京都を例に取ると、都が所管する労働相談情報センター(かつての労政事務所)が個別労働関係紛争の「あっせん」を行っており(これに関しては、特定社労士の代理権が、認められていません)、東京都労働委員会では「あっせん」を行っていません。

<一定の民間ADR手続きの代理(社労士法2条1項1号の6)>裁判外紛争解決手続き利用促進法(いわゆるADR法)による民間紛争解決手続きであって、

厚生労働大臣が指定した者によって行われる個別労働紛争解決手続きについても、特定社労士の代理権が認められました。ただし、紛争の目的の価額が60万円を超えるものについては、弁護士との共同受任が必要とされており、これが一つのネックとなっています。社労士会が主宰する労働紛争解決センターによる紛争解決手続きは、この民間ADRの典型例

です。行政機関が行うADRとは異なり、この手続きを利用するためには、所定の手数料がかかります。

資料:社労士本来の業務(まとめ)

◎すべての社労士に認められている業務

①�1・2号業務(狭義) ・行政機関等に提出すべき書類の作成(社労士法2条1項1号)・行政機関等に対する書類提出手続きの代行(社労士法2条1項1号の2)・事業所で保管すべき帳簿書類の作成(社労士法2条1項2号)・事務代理(社労士法2条1項1号の3)

②�3号業務 労務管理その他の労働および社会保険に関する事項についての相談・指導(社労士法2条1項3号)

◎特定社労士にのみ認められている業務(紛争解決手続き代理業務)

①�紛争調整委員会における「あっせん」の手続きおよび調停の手続きの代理(社労士法2条1項1号の4)②�都道府県労働委員会が行う個別労働関係紛争に関する「あっせん」の手続きの代理(社労士法2条1項1号の5)③�個別労働関係紛争に関する民間紛争解決手続きの代理(社労士法2条1項1号の6)※紛争の目的の価額が60万円超の場合は、弁護士との共同受任

◎社会保険労務士法人に認められている業務

①�給与計算業務(社労士法25条の9第1項、社労士則17条の3第1号)②社会保険労務士に係る労働者派遣事業(社労士法25条の9、社労士則17条の3第2号)

⑵ 社会的ニーズによる拡大近年、年金相談などの分野において、公的機関が社会保険労務士の専門性を積極的に活用しようと

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社会保険労務士

 2011…士業最前線レポート 社会保険労務士編

第 2章 社労士の担当業務

する動きが目立ってきています。ここでは、その主なものとして、以下の3つを紹介します。

⒜ 年金事務所、「街角の年金相談センター」等での年金相談業務数年前から、いわゆる「消えた年金」の問題等を背景に、公的年金(国民年金、厚生年金保険など)

に関する国民の関心・不安が高まり、年金事務所には、日々多くの人々が年金相談等のために訪れています。年金事務所の職員数を増加してこれに対応することは実際上困難と考えられますので、社労士が年金相談員として協力する必要性は高まる一方です。年金相談を行っている公的機関は、年金事務所だけではありません。従来、社会保険庁が運営

していた年金相談センター(全国27都道府県51か所に設置)という機関もありましたが、この年金相談センターに関しては、2010年(平成22年)1月の日本年金機構発足を契機に「連合会」に運営委託が行われています。「連合会」では、「街角の年金相談センター」という名称を用い、社労士を活用した年金相談事業を推進しています。

⒝ いわゆる「第三者委員会」における諸業務「消えた年金」問題への対処のために設立された、総務省の「年金記録確認第三者委員会」においても、第三者委員、調査員等に多数の社労士が登用され、活躍しています。「連合会」の平成21年度事業報告によりますと、全国で第三者委員として約270名、事務室非常勤職員として約710名の社労士が協力を行ったとされています。これも一種の行政協力と見ることができますが、通常の行政協力の場合とは異なり比較的報酬が高く、好評です。

年金記録確認第三者委員会年金記録の確認に関し、国民の立場に立って、公正な判断を示すため設置された公的な委員会

です。国(厚生労働省)側に記録がなく、本人にも物的証拠(領収証等)がない場合に、国民の立場に立って、申立ての趣旨を汲んでさまざまな資料を検討し、記録の訂正に関し公正な判断をすることを任務としています。

中央委員会 総務省(本省)に設置地方委員会 全国50か所に設置

第三者委員は非常勤の公務員とされ、法曹関係者、学識経験者、年金実務に精通する者(例えば、社労士)などから任命されています。

⒞ 労働関係の委託業務労働関係の厚生労働省の委託事業(主なもの)としては、以下のような事業があります。

資料:労働関係の厚生労働省の委託事業(主なもの)

雇用保険コンサルティング事業 雇用保険関連の給付金・助成金に関する相談など

労働時間等相談センター事業 労働時間等に関する電話相談・対面相談の実施

日系人雇用適正化促進事業 日系人集住地域の事業所への巡回説明、相談・指導

仕事応援ダイヤル事業 均等法、育児・介護休業法、パートタイム労働法に関する相談