知的資産経営報告書2018株式会社トライモガ

≪公開版≫

1. 目次2. ご挨拶3. 会社概要4. 沿革5. 経営理念6. 価値創造ストーリー概要7. 事業内容8. 当社の知的資産（強み）9. 知的資産を生み出すマネジメント

商流・業務フロー 体制・共有・意思疎通・研修等

10. 関係資産・保有資産等11. 業績等

売上高・利益率 財務分析 現状の主な課題

12. 外部環境13. 今後の目標と展開

今後の事業展開 第9期～第11期の3ヶ年売上・利益計画

14. あとがき

P.2P.3P.4P.5P.9

P.10P.11P.13P.14

P.20P.21

P.24P.26

P.29

目次

(注) 公開版につきましては、当社のノウハウやマネジメントをはじめ取引先名や数値等を非公開にしておりますことをご了承願います。また、一部の画像や図にボカシを入れておりますこともご了承願います。

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 22

ご挨拶

2017年12月、和歌山の紀州鉄道（西御坊～JR御坊、2.7km）に乗車し、JR・私鉄を合わせて全ての鉄道路線に完乗することができました。昔から乗り続けて37年がかりで達成することができた私の夢です。

その趣味が高じて、2009年に脱サラをして、鉄道の格安切符を自動販売機で販売する事業を中核とする会社、株式会社トライモガを設立しました。

会社設立当初、滋賀県内のJR琵琶湖線の主要な駅前だけしかチケットショップがなく、チケットショップも格安切符の自動販売機もない駅が多く存在していました。その中で、まだ格安切符の恩恵を受けられていない駅を利用している人たちにも、同じように安く鉄道を利用できるようにとの思いで、JR琵琶湖線の普通列車しか止まらない駅やJR草津線の各駅前に格安切符自販機を設置して、少しでも多くの方に利用していただけるようにしてきました。

その結果、現在では、当社を含めた数社で、JRの琵琶湖線（京都～米原）、草津線（草津～貴生川）、湖西線（山科～堅田）の区間のすべての駅にチケットショップか格安切符自販機が設置されるようになりました。

当社は「自販機で日本を豊かにします。」という経営理念を掲げて、今まで突き進んできました。その結果52台の自販機を設置し運営するまで大きくなることができました。これもひとえに、社員の皆さん、取引先の皆さん、お客さまのおかげです。本当にありがとうございます。

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 33

代表取締役の経歴・プロフィール

年 月 経歴

1986年(S61) 3月 滋賀県立 彦根東高等学校 卒業

1990年(H02) 3月 大阪大学 経済学部 卒業

1990年(H02) 4月 関西電力㈱ 入社 （送電用地業務に従事しクレーム対応等も経験）

1998年(H10) 7月 電気事業連合会に出向

2005年(H17) 12月 三井不動産㈱S&E研究所に出向

2007年(H19) 12月 関電不動産開発㈱に出向 （不動産等のクレーム対応等にも従事）

2009年(H21) 3月7月

関電不動産開発に出向中に退職㈱トライモガ 設立

プロフィール

生年月日 1967年（昭和42年）5月9日

趣味 鉄道、乗り物乗車（全国のJR線・私鉄・ローカル線を完乗）、スキー

保有資格 宅地建物取引主任者（現：宅地建物取引士）、土地家屋調査士、マンション管理士、マンション管理業務主任者、古民家鑑定士、総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱主任者

2018年7月から第10期に入り、2019年7月1日には創業10周年を迎えます。10周年を迎えるにあたり、今までの会社の歩みを振り返り、自社の強みを洗い出し、これからの10年をどのようにしていくかを考えるための方法として、この『知的資産経営報告書』を作成することにしました。

現在は滋賀を中心に京都や姫路方面にも進出して、その方面のチケットショップが成り立たない駅前で格安切符の自販機を設置し、多くの方にご利用いただいています。

これから“自販機”といういろいろな可能性のある機械を使って、もっともっと日本中のみなさんに心の豊かさをお届けしていきます。

会社概要

商号 株式会社トライモガ

屋号 ときめきチケット

本店所在地・拠点

【本社】〒520-0805 滋賀県大津市石場10番11号

【栗東事務所】〒520-3031 滋賀県栗東市大橋二丁目1番15号 サンライフ栗東ビル5B

【膳所駅前店】〒520-0802 滋賀県大津市馬場二丁目10番22号

【大津店】〒520-0056 滋賀県大津市末広町2番4号

創業・設立 2004年2月創業 / 2009年7月1日 設立 （決算期：6月30日）

資本金 400万円

役員 代表取締役 尾賀 隆

従業員数（役員除く） 14名 （内、パート数：11名） （2018年1月1日現在）

電話 077-514-8866

WEBサイト オフィシャルサイト ： http://www.tokimeki-ticket.com/

事業内容

格安チケット販売• 切符自動販売機 52台（平成29年12月1日現在） JR琵琶湖線、JR草津線、JR京都線、JR嵯峨野線、JR神戸線、

阪急京都線、京阪本線 店舗 2店舗

許可・資格・認定等 古物商・チケット商：滋賀県公安委員会許可第60101H220009号

主な取引先 JR西日本

取引先金融機関 滋賀銀行 膳所駅前支店 京都信用金庫 滋賀支店

加盟団体等 栗東市商工会

会社概要

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 44

年 月 内容と経緯・背景等 備考

2004年(H16) 2月 • 「ときめきチケット」を個人事業として創業 （滋賀県大津市） 関西電力㈱に勤務していたことから妻名義で開始。

【背景】サラリーマンとして関西電力㈱に勤めていたが、1995年の

阪神淡路大震災を機に「自分はこのままでいいのか」と自問自答。その頃から色々な資格(※1)を取得する。

(※1) 宅地建物取引主任者（現：宅地建物取引士）、マンション管理士、マンション管理業務主任者、土地家屋調査士等。

しかし、資格だけでは「食えない（＝生計を立てることが出来ない）」と思い、そのままサラリーマンを継続。

そのような状況が一変。1990年頃から脱サラしてシイタケ栽培などでの自営業をした父が、2003年12月に亡くなった。

好きなシイタケ栽培で生計を立て、取引先等からも評価を得ていた父の死の影響は大きく、それを機に自分も独立して何か事業を起こしたほうがいいのではと強く思うようになり、自分に何ができるかを自問自答。

旧国鉄時代を含めJR鉄道等の鉄道が昔からの趣味で、時刻表は暗記するほど読み込むほか、国鉄・JRの規則も熟知。そこで、得意分野であるJRをはじめとする鉄道関係で何かできないかと思うようになる。

しかし、鉄道会社を興すのはハードルが高いため、切符販売を事業として出来ないかと模索し、当時一般家庭にも普及しつつあったインターネットを使った切符販売事業を思いつく。

家庭向けの光回線が登場した2003年のインターネットの普及率は64.3％だったが、ネット販売での切符販売を専業としていたのは、調べたところ全国で2社しかなかった。

そこで、ネット活用はさらに広がるにつれ、ネット販売の需要は高まると見込んで、まだ競合が少ない中でJR切符のネット販売事業を開始するに至った。

• 2000年 Googleが日本語検索サービスを開始（当時のインターネット普及率は37.1％）

• 2001年 NTT等がADSL事業を開始

• 2002年 Googleがリスティング広告（検索連動型広告）の提供を開始

• 2003年 家庭向け光回線が登場（当時のインターネット普及率は64.3％）

• 2004年 mixiやAmebaブログ等のSNSが開始

• ANAやJALの航空券の株主優待券の取扱開始（一般人から買い取り一般消費者に販売するモデル） 当初の思惑は外れ、ただでさえ利益率も低いJR切符の

売上が低迷。 そこで利益率の高いものを探していたところ、航空券の

株主優待券があることを知る。 航空券の株主優待券は買い取りもしやすかった。 航空会社の株主は、株主優待券を自ら利用することより、

配当に一部と考え換金したいというニーズが多かった。 ネットで優待券を買い取る業者も少なかった。

• SEO対策を行いGoogle検索で1位に まだSEO対策をしっかり行っているところも多くなく、独学

で対策。 販売に関するSEO対策をした後、買取に関するSEO対策

を施す。• 雑誌の株主優待特集で掲載される ネットでの検索順位が上位だったことから、編集者の目

についた。

• 株主優待券の粗利益率：20％前後

2005年(H17) 12月 • 拠点を東京の日本橋に移転 三井不動産㈱S&E研究所への出向勤務になったため。

2007年(H19) 12月 • リスティング広告（検索連動型広告）を開始

2007年(H19) 12月 • 拠点を再び大津市に移転 関電不動産開発㈱への出向勤務になったため。

沿革

創業期前後～法人化

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 55

年 月 内容と経緯・背景等 備考

2008年(H20) • リーマンショックの影響で粗利益率が半減 • 2008年 Twitterの日本語版開始、iPhoneの日本での販売開始

2009年(H21) 7月 • ㈱トライモガ 設立 （本店所在地：大津市） 前年度のリーマンショックによる収益減から盛り返したこと

で、本格的に法人化して事業を継続しても軌道に乗ると判断し、関西電力㈱を退職し完全独立。

個人事業時から引き続き、航空券の株主優待券をメインに取り扱う。

大津市膳所に店舗物件も賃借。

9月 • 旅行業（第三種）登録 既存事業と関連性もあることから、保有していた資格を

生かそうと思い登録をしたものの、旅行業での受注はほとんど無く失敗に終わる。（2014年6月登録抹消）

10月 • JAL倒産危機による販売商品半減の危機 ANAとJALの航空券の株主優待券販売が中心で販売比

率もほぼ半々だったことから、JALの倒産は大きな痛手となる。

これを機に次なる一手を模索する。

• 自動販売機での格安切符販売は滋賀県の業者が始めたという説があり、日本チケット商協同組合の調査によれば、日本全国に設置されている格安切符の自動販売機の3割は滋賀県内にあるという。

（Wikipediaより）

11月 • 自動販売機でのJR切符の格安販売を開始 JAL倒産危機の対策として開始。 滋賀県内の先行業者や滋賀県内に設置されている自

動販売機（以下、自販機）を調査し、自販機製造業者に自ら連絡を取り交渉。

設立時に賃借した店舗物件前（JR膳所駅近く）に設置。

2010年(H22) 1月 • 「ときめきチケット」膳所店オープン （膳所駅前ときめき坂）• パート従業員1名加入 店舗オープンに伴い、初めて外部の人材を雇用。 保育士をしていた女性で、仕事柄細かいものを作るのが

得意だった。 箱に貼る紙など現在も使っているオリジナルの備品など

はすべてこのパート従業員が考案したもの。• JAL倒産による株主優待券の取扱量が半減 JAL航空券の株主優待券そのものは利用できたが、新

たに仕入れることが出来なくなった。

沿革

法人設立前後～前期

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 66

年 月 内容と経緯・背景等 備考

2010年(H22) 2月 • JR南草津駅前の賃貸マンション前に自販機2号機を設置 自社店舗前に設置するのが常識だった中、不動産やマ

ンション関係等の資格に基づく不動産取引の知識や、前職での地権者とのクレーム対応等の経験を生かして、賃貸マンションオーナーと交渉し設置。

• 保有資格や過去の経験等を活用

• 自販機設置の推移については、「自販機設置推移年表」を参照。

6月 • 県内の平和堂4店舗前で自販機販売開始

2011年(H23) 4月 • JR草津線貴生川駅前に自販機設置 初めての草津線での設置で、のちに草津線の手原駅～

貴生川駅間の全駅に設置していく。

9月 • 「ときめきチケット」近江八幡平和堂店オープン

→

• 膳所店 閉店 パートスタッフが結婚により休職したため。

2012年(H24) 7月 • 「ときめきチケット」近江八幡駅前店オープン

→

9月 • 「ときめきチケット」アルプラザ水口店オープン 最初の膳所店以外は全て譲り受けによる運営だったが、

初めて自社の判断でオープン。 貴生川駅前の自販機の売上が高かったためオープンし

たが、駅からの距離が遠いため売上が伸びず、2013年3月閉店。

2013年(H25) 3月 • 「ときめきチケット」栗東駅前店オープン（1階に出店） 栗東駅から商業施設に直接繋がる通路が2階にあり、そ

の通路は人の交流れ多かったのに対し、1階は人の流れも少なく売上も伸びず、2014年2月閉店。

• アルプラザ水口店、近江八幡駅前店 閉店 近江八幡駅前店は、店舗のビル改築工事に伴い閉店。

• 過去の経験から、設置場所は人の導線、駅からの距離などが重要な要素と気付く。

沿革

法人設立前期～転換期

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 77

非公開

非公開

非公開

非公開

年 月 内容と経緯・背景等 備考

2013年(H25) 5月～

10月

• 戦略社長塾 受講 杉本総合会計の杉本税理士が塾長を務め、エフォート

行政書士事務所の中島行政書士がオブザーバーを務める、全8回の経営戦略に関する勉強会。

この受講を機に、不採算店舗・自販機を一気に整理・撤退するとともに、戦略的に自販機の設置を実施していく。

ネットでのチケット販売も徐々に撤退。

2014年(H26) 2月 • 栗東事務所オープン• 栗東駅前店、近江八幡平和堂店を閉店 近江八幡平和堂店は、平和堂の改築工事に伴い閉店。 店舗を全部閉店したことを機に、戦略的に設置エリアも

絞り込んだ自販機のみの営業に絞り込む。 栗東事務所開設の頃から人員体制も安定化。 社長の尾賀隆に時間的余裕も出来てきたことで、交渉

力を生かし、自販機の設置台数もこの頃から加速度的に増加。

• 正社員1名• パート7名

6月 • 旅行業登録抹消• JR嵯峨野線の各駅前に重点的自販機設置を開始

•

2015年(H27) 7月 • 「ときめきチケット」膳所駅前店オープン 駅前の自販機設置場所確保のために営業開始。

• 正社員3名• パート5名• パート4名（店舗）

12月 • 姫路方面の自販機設置を開始

2017年(H29) 1月 • 独自の『自販機販売管理システム』を導入

8月 • 「ときめきチケット」大津店オープン 駅前の自販機設置場所確保のために営業開始。

• 正社員3名• パート5名• パート6名（店舗）

11月 • 知的資産経営報告書の作成開始

沿革

転換期～発展期（現在）

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 88

前職で得た資格や経験

地権者との交渉力・対応力

鉄道に関する知識・知見

創業・設立 戦略の学び店舗等の譲受 店舗出店 自販機特化

調達力

自販機設置マーケティング力

在庫管理ノウハウ/独自管理システム

非公開

非公開

非公開

経営理念

経営理念

事業コンセプト・バリュー

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 99

自販機で日本を豊かにする

例えば、少しでも出費を抑え、浮いたお金でランチや趣味など心が豊かになる使い方をして頂く。チケットショップのない駅をターゲットにして自販機を置き、一人でも多くの人に利用してもらう。

そのような

人々に便利さとやりくりによる心の豊かさを提供する事業

人的資産

人々に便利さとやりくりによる

心の豊かさを提供

経営理念

コンセプト

価値創造マネジメント

強み・優位性事業

顧客価値

社長の学び

組織資産

組織資産・人的資産

組織資産

スタッフ体制・共有・意思疎通

仕入・仕分け・補充等の商流・フロー

自販機で日本を豊かにする

関係資産・人的資産

調達力スタッフの経験則

組織資産

在庫管理ノウハウ独自管理システム

人的資産

自販機設置交渉力地権者との対応力

人的資産

自販機設置のマーケティング力

組織資産

≪参考：知的資産の3分類≫【人的資産】・・・従業員の技・知識や勘など、従業員が退職すると企業が失う資産

例） 個人の知識、ノウハウ、経験、スキル、対応力、営業力等

【組織資産】・・・従業員の間で共有が可能であり、従業員が退職しても企業に残る資産

例） 経営理念、データベース、教育システム等の仕組み、知的財産権等

【関係資産】・・・外部との関係から構築された資産例） 顧客関係、顧客満足度、販路、供給業者との関係、ネットワーク等

価値創造ストーリー概要

組織資産・関係資産

研修等

自販機と店舗による格安チケット販売

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1010

社名の由来

トライモガ＝T R Y M O G A •

• 時代の最先端に挑戦する ＴＲＹ＝挑戦する ＭＯＧＡ＝モダンガール

＝大正時代の最先端

非公開

自販機による格安切符販売

事業内容

当社は、JR切符を中心とした自販機による格安切符の販売を行っております。格安の理由は、切符回数券をいわゆる「バラ売り」しているためで、これによりお客様が通常料金より安く購入することができるわけです。現在、JR琵琶湖線、草津線、神戸線等の駅前に自販機を設置しているほか、JR膳所駅前と大津駅前に店

舗を構えております。少しでも出費を抑え、浮いたお金でランチや趣味など心が豊かになる使い方をして頂く。そのような価値を提

供できるよう事業を継続しております。

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1111

当社の格安切符販売事業の概要• 切符自販機の設置台数 ： 52台（平成30年1月1日現在） JR線 ： 琵琶湖線、草津線、京都線、嵯峨野線、神戸線） 他沿線 ： 阪急京都線、京阪本線 店舗 ： 2店舗（膳所駅前店、大津店）

運賃が安くなる理由

大津店 膳所駅前店

利用区間の分離による差• 《栗東⇔大阪》の運賃は1,140円

① 《栗東⇔京都》の運賃：410円② 《京都⇔大阪》の運賃：560円③ ①＋②＝970円⇒ 一定区間で分けるだけで170円お得に。

回数券購入による割引• 《栗東⇔京都》の運賃は410円

① 11枚綴りの回数券料金：4,100円② 1枚当たりの運賃：4,100円÷11＝373円⇒ 回数券だと1枚当たり約30円お得に。

※ 平成30年1月1日現在の運賃

事業内容

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1212

ときめきチケット自動販売機設置年表

設置場所は非公開

主な知的資産

当社の知的資産（強み）

当社には、格安切符調達力、在庫管理ノウハウ、独自の自販機売上管理システム、マーケティング力等の知的資産があります。創業前後から培ってきたものもあれば、店舗の譲受などにより外部から得たものもあります。これらの知的資産が価値を創造する源泉、利益を生み出す源泉になっています。

切符調達

格安切符調達力•

•

•••

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1313

発注・在庫管理

スタッフの経験則• 必要在庫数や発注量の設定。 販売状況や回転率により適時見直し。

在庫管理ノウハウ （☚P.14～【商流】参照）

• 粗利益率が 1枚紛失でも大きな損失のため、目視での

日次棚卸は必須（データと現状の一致）。 作業・管理人員の必要性（6名の従業員）

• 有効期限が3ヶ月 必ず有効期限の早いものから先出し。

独自の『自販機売上管理システム』• 各自販機の売上状況や在庫状況を一括管理。 自販機事業開始時から使用していたチケッ

ト販売用の既存システムを独自にカスタマイズ。

2017年1月に膳所駅前店で動作確認も兼ねて試運転し、同年3月から栗東事務所で運転開始。

動作確認等も含めて企画・開発～試運転まで2年。

☆ 切符ロス率・期限切れ発生率 ： 0％

自販機設置・マーケティング

自販機設置交渉力・地権者との対応力• 社長の保有資格と過去の経験。（模倣困難性） 宅地建物取引士、マンション管理士、マン

ション管理業務主任者等、不動産・マンション関係の資格に基づく不動産取引の知識。

前職でのクレーム対応等の経験。 例えば、クレームが起これば設置している地

権者のご自宅までお伺いする。 切符販売の視点だけでは得にくいノウハウ。 スムーズに自販機設置の交渉がしやすい。

自販機設置・切符区間マーケティング力•→

•

★ 課題• 切符販売以外も含めた今後の店舗の活用方法。• 在庫管理ノウハウやマーケティング等、強みの今

後の活用。

☆ 2013年9月以降設置の自販機継続率：89.8％ 49台設置中5台撤退（撤退率10.2％）。 全52台中44台（84.5％）が戦略社長塾の

受講後に設置。

非公開

非公開

非公開

商流・業務フロー/在庫管理

知的資産を生み出すマネジメント

当社が扱う切符という商品は粗利益率も低いため、１枚のロスでも大きな損失になります。そのため、在庫管理などの管理業務に必要な人員を配置するとともに、試行錯誤しながら効率化と正確さを

求めてきました。その中でノウハウを蓄積し、さらに独自のシステムも開発してきました。この仕入から自販機での販売に至る商流・業務フローに、当社の知的資産が凝縮されているとも言えます。

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1414

業務フロー図

切符仕入 入荷・仕分け

売上等の確認

事務所に発注

販売 お得感・利便性自販機に補充

調達力/経験則 管理ノウハウ/独自管理システム マーケティング力/交渉・対応力

在庫確認・日次棚卸

自販機設置

仕入

仕入（購入）方法••

•

•

仕入管轄（平成30年1月1日現在） 仕入担当者

栗東事務所

膳所駅前店

大津店

発注書例

調達力

スタッフの経験則

非公開

非公開

知的資産を生み出すマネジメント

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1515

入荷・仕分け

入荷作業①

②

⇒

⇒③

⇒

⇒

④

A)

B)

自販機用の出荷作業⑤

⑥

⑦

⑧⑨

⑨

①

②

③

⑤ ⑥

⑦ ⑧

⑧ ⑨

A) B)

管理ノウハウ/独自管理システム

非公開

非公開

知的資産を生み出すマネジメント

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1616

補充・売上確認等（自販機確認）

補充・在庫確認作業①

補充サイクル等•

自販機の補充・確認等の管轄（平成30年1月1日現在） 補充担当者

栗東事務所

大津店管轄

膳所駅前店

大津店

•

• ①

売上確認・発注②

③

※

② ③

売上金回収•

お客様からのクレームや不具合対応•

◎ さらに人為的ミスも軽減。

お客様お客様にフィードバック

☆ クレーム・問合せ発生件数•

非公開

非公開

非公開

非公開

非公開

非公開 非公開

非公開非公開

知的資産を生み出すマネジメント

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1717

在庫管理・日次棚卸

••

•

（☚P.14【入荷作業】参照）•

⇒⇒

•

⇒

期限ロス対策：期限切れ＝利用不可＝ロス•

•

必要在庫数の設定•

• （☚P.15参照）

日次棚卸•

在庫管理のしやすさ、分かりやすさへの取り組み作業効率向上、人為的ミス削減の取り組み

栗東事務所 在庫管理（平成30年1月1日現在）

非公開

非公開

非公開

非公開

非公開

非公開

非公開

知的資産を生み出すマネジメント

当社には、栗東事務所と２つの店舗があります。その現場スタッフの多くはパートタイムの従業員です。在庫管理の徹底には人の力が欠かせません。限られた人員の中でその「人の力」をさらに高め、より正確に

より効率的に業務を行うことが出来るよう、スタッフ同士の意思疎通なども工夫しています。そのような工夫や経験の中で、在庫管理ノウハウやスタッフの経験則などの知恵が生まれました。

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1818

スタッフ構成・組織・勤務体制

役員・正社員 パートスタッフ

本社 1名（役員） 尾賀隆 1名

栗東事務所 2名（男1・女1） 4名（男1・女3）

膳所駅前店 1名 3名（女3）

大津店 3名（女3）

合計 4名 11名

勤務体制•

••

体制・共有・意思疎通・研修等

非公開非公開

非公開

知的資産を生み出すマネジメント

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 1919

意思疎通・情報共有 / 育成・教育等

★ 課題••

⇒

連絡ノート• 当日の出勤スタッフが連絡事項等を記載。• 翌日出勤のスタッフは、就業開始時に確認。* 近江八幡平和堂店の譲受時より継続。

SNS（LINE）活用• LINEグループを作成し連絡のやり取り。• 膳所駅前店＆大津店のスタッフグループと

栗東事務所のスタッフグループ。* グループ登録は任意。 連絡ノートの表紙と中身の一例

全体ミーティング・勉強会• 春夏秋冬に年間3～4回実施。• 全員で勉強会やミーティング、外部講師による研修を行う。

• 終了後には懇親会（飲み会）を行う。

慰安旅行• 毎年ではないが、全員が集まる機会が少ないため、社内での親睦を深めるために実施。

採用後の業務指導• マニュアルはなく、OJTで指導。• 栗東事務所の管理関係は、• 自販機への切符補充等の外回りは、

• 店舗は、

▲ 採用等について• 現在は人員補充が必要な時のみ求人を行う。• 面接は、社会保険労務士にアドバイスを頂きながら社長が行う。

••

•

貼りだしたアンケート結果など

慰安旅行の様子

非公開

非公開

主な取引先・協力先・ネットワーク等

関係資産・保有資産等

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2020

主な保有資産等

名称 地域 内容等

滋賀県 会計・税務顧問。

滋賀県 社会保険、人事、労務関係等（スポット）。

エフォート行政書士事務所 滋賀県 株主総会・定款等の経営・法務（スポット）。

種類 数 内容等

自動販売機 52台

自販機販売管理システム 1種

非公開

非公開

3ヶ年売上高・利益率

業績等

※1 変動費＝売上原価+外注費※2 損益分岐点＝固定費÷(1-変動費÷売上高) 損益分岐点比率＝損益分岐点÷売上高※3 労働生産性＝(営業利益+人件費+減価償却費)÷従事者数

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2121

金額 対売上 金額 対売上 金額 対売上

売上高 373,806,386 100.0% 603,033,953 100.0% 653,921,675 100.0% 108.4%

売上原価 330,742,234 88.5% 528,145,335 87.6% 577,818,258 88.4% 109.4%

売上総利益 43,064,152 11.5% 74,888,618 12.4% 76,103,417 11.6% 101.6%

販管費 41,588,922 11.1% 75,472,211 12.5% 72,553,619 11.1% 96.1%

内、役員報酬・給与等の人件費 14,766,357 4.0% 26,893,513 4.5% 27,866,392 4.3% 103.6%

内、減価償却費 2,916,225 0.8% 9,944,315 1.6% 7,341,756 1.1% 73.8%

営業利益 1,475,230 0.4% ▲ 583,593 -0.1% 3,549,798 0.5% -608.3%

償却前営業利益 4,391,455 1.2% 9,360,722 1.6% 10,891,554 1.7% 116.4%

営業外収益 1,000,892 0.3% 145,146 0.0% 75,702 0.0% 52.2%

営業外費用 1,412,947 0.4% 1,870,177 0.3% 2,078,799 0.3% 111.2%

経常利益 1,063,175 0.3% ▲ 2,308,624 -0.4% 1,546,701 0.2% -67.0%

特別損益 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% -

税引前当期純利益 1,063,175 0.3% ▲ 2,308,624 -0.4% 1,546,701 0.2% -67.0%

償却前当期純利益 3,979,400 1.1% 7,635,691 1.3% 8,888,457 1.4% 116.4%

法人税等 124,323 0.0% 123,139 0.0% 123,097 0.0% 100.0%

当期純利益 938,852 0.3% ▲ 2,431,763 -0.4% 1,423,604 0.2% -58.5%

償却前当期純利益 3,855,077 1.0% 7,512,552 1.2% 8,765,360 1.3% 116.7%

金額 対売上 金額 対売上 金額 対売上

売上高 373,806,386 100.0% 603,033,953 100.0% 653,921,675 100.0% 108.4%

変動費(※1) 330,864,910 88.5% 529,278,605 87.8% 578,395,907 88.5% 109.3%

限界利益 42,941,476 11.5% 73,755,348 12.2% 75,525,768 11.5% 102.4%

固定費 41,878,301 11.2% 76,063,972 12.6% 73,979,067 11.3% 97.3%

⇒人件費以外（製造経費含む） 27,111,944 7.3% 49,170,459 8.2% 46,112,675 7.1% 93.8%

（内、減価償却費） 2,916,225 0.8% 9,944,315 1.6% 7,341,756 1.1% 73.8%

⇒役員報酬・給与等 14,766,357 4.0% 26,893,513 4.5% 27,866,392 4.3% 103.6%

経常利益 1,063,175 0.3% ▲ 2,308,624 -0.4% 1,546,701 0.2% -67.0%

特別損益 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% -

税引前当期純利益 1,063,175 0.3% ▲ 2,308,624 -0.4% 1,546,701 0.2% -67.0%

法人税等 124,323 0.0% 123,139 0.0% 123,097 0.0% 100.0%

当期純利益 938,852 0.3% ▲ 2,431,763 -0.4% 1,423,604 0.2% -58.5%

償却前当期純利益 3,855,077 1.0% 7,512,552 1.2% 8,765,360 1.3% 116.7%

損益分岐点(※2) 364,551,427 621,909,583 640,529,937 103.0%

損益分岐点比率(※2) 97.5% 103.1% 98.0% 95.0%

従事者（パート・バイトは1/2計算） 5.5 8.5 9.5 111.8%

役員・社員 2 4 4 100.0%

パート・バイト 7 9 11 122.2%

一人当たり売上高 67,964,797 70,945,171 68,833,861 97.0%

一人当たり限界利益 7,807,541 8,677,100 7,950,081 91.6%

一人当たり営業利益 268,224 ▲ 68,658 373,663 -544.2%

一人当たり人件費 2,684,792 3,163,943 2,933,304 92.7%

労働生産性(※3) 3,483,239 4,265,204 4,079,784 95.7%

変動損益計算書2015年6月期 2016年6月期

前年比

損益計算書2015年6月期 2016年6月期

前年比2017年6月期

2017年6月期

非公開

非公開

* 中小機構「小規模事業者の事業計画づくり・サポートキット」を基に作成。* 業界比較は、同業他社のサンプルや比較可能な数字がなかったため省略。* は前年比悪化または業界平均を下回った項目。

貸借対照表

業績等

財務分析

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2222

金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比資産合計 59,258,512 100.0% 71,762,112 100.0% 66,539,959 92.7%現預金合計 15,543,763 26.2% 24,985,055 34.8% 21,628,860 30.1%受取手形・売掛金 873,248 1.5% 1,422,962 2.0% 724,183 1.0%棚卸資産 16,163,597 27.3% 20,769,471 28.9% 24,074,171 33.5%その他流動資産計 2,307,958 3.9% 3,896,652 5.4% 35,430 0.0%建物・設備等（償却資産） 19,871,235 33.5% 16,099,087 22.4% 13,998,956 19.5%その他固定資産計 4,498,711 7.6% 4,588,885 6.4% 6,078,359 8.5%負債・資本合計 59,258,512 100.0% 71,762,112 100.0% 66,539,959 92.7%支払手形・買掛金 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%短期借入金 14,235,200 24.0% 15,730,600 21.9% 14,384,000 20.0%その他流動負債計 1,902,288 3.2% 3,064,380 4.3% 2,478,340 3.5%長期借入金 39,821,787 67.2% 53,165,258 74.1% 48,661,141 67.8%その他固定負債計 1,816,700 3.1% 751,100 1.0% 542,100 0.8%自己資本 1,482,537 2.5% ▲ 949,226 -1.3% 474,378 0.7%

貸借対照表（B/S）2015年6月期 2016年6月期 2017年6月期

指標 算式 単位 数値 数値 増減 数値① 増減□ 収益性

売上高総利益率 粗利益÷売上高 ％ 11.5% 12.4% 0.9% 11.6% -0.8%売上高営業利益率 営業利益÷売上高 ％ 0.4% -0.1% -0.5% 0.5% 0.6%

人件費対売上高比率（給料賃金+福利厚生費+専従者給与）/売上高

％ 4.0% 4.5% 0.5% 4.3% -0.2%

諸経費対売上高比率（経費合計-人件費-減価償却費-外注工賃）/売上高

％ 6.4% 6.2% -0.1% 5.6% -0.6%

□ 効率性総資本回転率 売上高÷資産合計 回 6.3 8.4 2.1 9.8 1.4商品回転期間 棚卸資産÷１日あたり売上高 日 15.8 12.6 ▲ 3.2 13.4 0.9

受取勘定回転期間（受取手形・売掛金＋割引手形）÷１日あたり売上高 日 0.9 0.9 0.0 0.4 ▲ 0.5

支払勘定回転期間（支払手形・買掛金）÷１日あたり売上高 日 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

□ 生産性従業者１人当たり売上高 売上高÷従業者数 千円 67,965 70,945 2,980 68,834 ▲ 2,111

粗付加価値額控除前所得金額+人件費+減価償却費+支払利息割引料

千円 19,740 35,940 16,200 38,374 2,434

従業者１人当たり粗付加価値額

粗付加価値額÷従業者数 千円 3,589 4,228 639 4,039 ▲ 189

従業者１人当たり人件費（給料賃金＋福利厚生費）÷従業員数 千円 2,685 3,164 479 2,933 ▲ 231

□ 安全性

当座比率現預金合計+受取手形・売掛金/流動負債合計 ％ 101.7% 140.5% 38.8% 132.6% -7.9%

流動比率 流動資産÷流動負債 ％ 216.2% 271.7% 55.5% 275.5% 3.8%借入金回転期間 短期・長期借入金÷平均月商 月 1.7 1.4 ▲ 0.4 1.2 ▲ 0.2自己資本比率 自己資本÷負債・資本合計 ％ 2.5% -1.3% -3.8% 0.7% 2.0%

損益分岐点比率（経常利益）（経費・営業外収支合計-外注工賃）÷限界利益率 ％ 98.6% 101.1% 2.6% 96.7% -4.4%

2015年6月期 2016年6月期 2017年6月期

非公開

非公開

ローカルベンチマークツール

業績等

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2323

非公開

ファイブフォース分析

外部環境

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2424

『５つの脅威』フレームワーク

買い手の交渉力売り手の交渉力

新規参入の脅威

代替品の脅威

既存企業の脅威

•

••

• ••

(4)

(5)

(3)

(1) (2)

昼特切符について

JRで『昼間特割切符（昼特切符）』販売価格• 《京都⇔大阪》間の回数券は6枚綴りで2,100円。• 利用時間は平日10時～17時、及び土日祝日

の終日に限定。

通常運賃（《大津⇔大阪》例）• 通常の《大津⇔大阪》の運賃…970円• 京都で分割した場合 《大津⇔京都》の運賃…190円 《京都⇔大阪》の運賃…560円 《大津⇔大阪》の合計…740円

• 通常の《京都⇔大阪》の回数券 11枚綴りで5,040円 通常の回数券は11枚綴りで10枚分の価格

だが、 《京都⇔大阪》は9枚分の金額。

『昼特』と《京都⇔大阪》間が安い背景• 通常のJRの運賃は、区間距離によって決まる。• JRが阪急や京阪等の私鉄に対抗するために、

《京都⇔大阪》間を『特定区間』として通常よりも安くした。

• 私鉄各社では、時差回数券や土休日回数券などを発売しており、 それにも対抗するべく、JRも昼特切符の回数券も販売。

2018年9月30日『昼特切符』回数券終了• 2018年秋から『ICOCA』による新たな近距離利

用促進サービスとして、利用区間や回数に応じたポイント割引制度を導入することを発表。

• これに合わせて昼特切符は2018年9月末をもって発売終了とすることも発表。

当社での販売価格••

非公開

非公開 非公開 非公開

非公開

非公開

外部環境

(1) 売り手の交渉力 ： 昼特切符廃止の影響について

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2525

(2) 買い手の交渉力 ： 消費者動向について

(3) 代替品の脅威 ：

(4) 新規参入の脅威

(5) 既存企業の脅威

現状•

•

•

••

昼特切符廃止後•

•

•

☆

☆

•

☆

☆

•

*

☆

•

•

•

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今後の事業展開

今後の目標と展開

「自販機で日本を豊かにします」これが当社の理念です。この理念に沿って、当社は駅前や切符に縛られない自販機の利活用や方法が必要だと考えております。そこで、既存の切符自販機の増設のほか、これまで培った知的資産を活用して、時代に即した新たな自販

機ビジネスなどを開始し、購入者の反応を見ながら進めていきます。

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2626

非公開

今後の目標と展開

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2727

項目 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期

売上高

固定費（人件費・減価償却費以外）

人件費/人

合計人員

3ヶ年事業計画での主な算出根拠

非公開

非公開

第9期～第11期の3ヶ年売上・利益計画

今後の目標と展開

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2828

※1 ※2 ※3 はP.21と同じ計算

金額 割合 金額 割合 金額 割合

1.切符自販機 550,000,000 84.6% 750,000,000 83.7% 950,000,000 77.7% 2.店舗販売 100,000,000 15.4% 100,000,000 11.2% 100,000,000 8.2% 3.外貨両替機 0 0.0% 40,000,000 4.5% 160,000,000 13.1% 4.株主優待券番号販売、その他 0 0.0% 6,000,000 0.7% 12,000,000 1.0%

合計 650,000,000 100.0% 896,000,000 100.0% 1,222,000,000 100.0%

金額 対売上 金額 対売上 金額 対売上

売上高 650,000,000 100.0% 896,000,000 100.0% 1,222,000,000 100.0%売上原価 572,000,000 88.0% 789,600,000 88.1% 1,080,800,000 88.4%

売上総利益 78,000,000 12.0% 106,400,000 11.9% 141,200,000 11.6%販管費 72,600,000 11.2% 104,100,000 11.6% 124,100,000 10.2%

内、役員報酬・給与等の人件費 28,000,000 4.3% 37,000,000 4.1% 46,000,000 3.8%内、減価償却費 5,000,000 0.8% 18,000,000 2.0% 15,000,000 1.2%

営業利益 5,400,000 0.8% 2,300,000 0.3% 17,100,000 1.4%償却前営業利益 10,400,000 1.6% 20,300,000 2.3% 32,100,000 2.6%

営業外収益 100,000 0.0% 100,000 0.0% 100,000 0.0%営業外費用 2,000,000 0.3% 2,000,000 0.2% 2,000,000 0.2%

経常利益 3,500,000 0.5% 400,000 0.0% 15,200,000 1.2%特別損益 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%

税引前当期純利益 3,500,000 0.5% 400,000 0.0% 15,200,000 1.2%償却前当期純利益 8,500,000 1.3% 18,400,000 2.1% 30,200,000 2.5%

法人税等（22％で計算） 770,000 88,000 3,344,000当期純利益 2,730,000 0.4% 312,000 0.0% 11,856,000 1.0%償却前当期純利益 7,730,000 1.2% 18,312,000 2.0% 26,856,000 2.2%

借入金元金 10,000,000 15,000,000 15,000,000借入金元金差引後 償却前純利益 ▲ 2,270,000 3,312,000 11,856,000

金額 対売上 金額 対売上 金額 対売上

売上高 650,000,000 100.0% 896,000,000 100.0% 1,222,000,000 100.0%変動費計(※1) 572,000,000 88.0% 789,600,000 88.1% 1,080,800,000 88.4%　変動費1,2（切符自販機・店舗販売） 572,000,000 88%計算 748,000,000 88%計算 924,000,000 88%計算

　変動費3 （外貨両替機） 0 92%計算 36,800,000 92%計算 147,200,000 92%計算

　変動費4 （株主優待券番号販売等） 0 80%計算 4,800,000 80%計算 9,600,000 80%計算

限界利益 78,000,000 12.0% 106,400,000 11.9% 141,200,000 11.6%固定費(営業外費用含む） 74,500,000 11.5% 106,000,000 11.8% 126,000,000 10.3%

⇒人件費以外 46,500,000 7.2% 69,000,000 7.7% 80,000,000 6.5%（内、減価償却費） 5,000,000 0.8% 18,000,000 2.0% 15,000,000 1.2%

⇒人件費（法定福利費含む） 28,000,000 4.3% 37,000,000 4.1% 46,000,000 3.8%経常利益 3,500,000 0.5% 400,000 0.0% 15,200,000 1.2%税引前当期純利益 3,500,000 0.5% 400,000 0.0% 15,200,000 1.2%

法人税等（22％で計算） 770,000 88,000 3,344,000当期純利益 2,730,000 0.4% 312,000 0.0% 11,856,000 1.0%償却前当期純利益 7,730,000 1.0% 18,312,000 1.2% 26,856,000 1.3%

損益分岐点(※2) 620,833,333 95.5% 892,631,579 99.6% 1,090,453,258 89.2%

損益分岐点比率(※2) 95.5% 99.6% 89.2% 0.0%

従事者（パート・バイトは1/2計算） 9.5 11.5 13

役員・社員 4 5 5パート・バイト 11 13 16

一人当たり売上高 68,421,053 77,913,043 94,000,000一人当たり限界利益 8,210,526 9,252,174 10,861,538一人当たり営業利益 368,421 34,783 1,169,231一人当たり人件費 2,947,368 3,217,391 3,538,462労働生産性(※3) 3,515,789 3,417,391 4,853,846

変動損益計算書2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期

事業別売上2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期

損益計算書2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期

非公開

非公開

非公開

お問合せ先株式会社トライモガ〒520-0805 滋賀県大津市石場10番11号TEL ： 077-514-8866

担当者代表取締役 尾賀隆

発行2018年4月1日

本報告書の掲載内容は、全て現在入手可能な情報をもとに、当社の判断にて掲載しています。そのため、将来の経営環境（内部環境及び外部環境）の変化によって、これらの記載内容等を変更すべき

必要が生じることもあり、その際には本報告書の内容が将来実施又は実現する内容と異なる可能性もあります。よって、本報告書に掲載した内容や数値等を、当社が将来に亘って保証するものではないことを、十分にご了承願います。

知的資産とは、従来バランスシートに記載されている資産以外の「無形の資産」であり、企業や事業所における競争力の源泉である人材、技術、技能、知的財産（特許・ブランド等）、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク等、財務諸表には表れてこない、目に見えにくい経営資源の総称を指します。

知的資産経営報告書とは、これら「知的資産」を、顧客、取引先様、従業員、株主といったステークホルダー（利害関係者）に対し、「知的資産」を活用した企業価値向上に向けた活動≪価値創造ストーリー≫として、目に見える形でわかりやすくお伝えし、企業や事業所の将来性に関して認識を共有化していただくことを目的に作成するレポートのことです。

知的資産経営報告書とは

本報告書ご利用上のご注意

作成支援・監修 外部専門家

あとがき

本報告書の作成にあたっては、本報告書の記載内容につき、その客観性を維持・向上させる趣旨から、次に掲げる専門家のご支援を賜りました。

エフォート行政書士事務所 中島 巧次 （行政書士 / 知的資産経営認定士）所属 ：滋賀県行政書士会／日本知的資産経営学会 正会員

知的資産経営報告書2018 株式会社トライモガ 2929

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