大気 再解析データで表現されるヤマセ - モデルによる sst...
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大気 再解析データで表現されるヤマセ - モデルによる SST の違いと解析された気温への影響 -. 弘前 大学大学院 理工学専攻 佐々木 実紀 . ヤマセと海洋の関係. 背景. 図 1: 親潮の流れ ( 気象庁 HP より). 図2: 2002 年 7 月上旬 の深さ 100m の 水温図 (℃ ) ( 気象庁 HP より). 図 3 :ヤマセと親潮の関係. 黒潮 続 流域. 親潮の貫入. ヤマセは 混合域 の影響を強く受ける現象 観測の少ない海洋では 大気再解析データ が 重要. - PowerPoint PPT PresentationTRANSCRIPT
大気再解析データで表現されるヤマセ- モデルによる SST の違いと解析された気温への影響 -
弘前大学大学院 理工学専攻 佐々木 実紀
ヤマセと海洋の関係背景図2: 2002 年 7 月上旬の深さ 100m の水温図( )(℃ 気象庁 HP より)図1:親潮の流れ(気象庁 HP より)
• ヤマセは混合域の影響を強く受ける現象• 観測の少ない海洋では大気再解析データが重要
ヤマセの気温や鉛直構造に沿岸の海面水温 (SST) や親潮フロントの影響 (kodama et al. 1997, 2009. )下部境界条件に SST を使用
親潮の貫入黒潮続流域
大気再解析データとは予備知識
同化システムにより計算
衛星データ 高層気象観測 海洋観測データ 過去の、大気や海洋の循環場・気温場⇒ 当時の観測デ−タと最新 の数値予報モデルを使って、コンピュータで再現
観測データ
全球大気の長期間にわたる高品質なデータセット
SST 再解析 SST
下部境界条件 SST を与える大気
数値予報モデル
しかし、再解析 SST がかならずしも高分解能とは限らない。
再解析 SST が気温に影響背景
混合域の SST の影響を強く受けるヤマセ ⇒再解析 SST の違いがヤマセの気温に影響?
升永ら (2013) :大気再解析データの一つであるERA-Interim の再解析 SST の 空間分解能の向上
⇒ 冬季の黒潮続流域、下層大気の気温分布が影響を受ける
先行研究
•1979 年 1 月~ 2001 年 12 月 1.0°×1.0° 期間① •2002 年 1 月~ 2009 年 1 月 0.5°×0.5° 期間②•2009 年 2 月~ 0.1°×0.1° 期間③
ヤマセの将来予測背景 稲に大きな影響 ⇒ 温暖化に伴うヤマセの将来予測 使用されている気候モデルの解像度は 100 kmより粗い ⇒ ヤマセは局地的な影響を受ける現象
⇒分解能が不足 気候モデルの力学的ダウンスケーリング
JRA-25 (再解析データ) 各気候モデル (MRI,MIROC5)
100Km ⇒ 10Km
東北大学では( 数値気象モデルを用いた再計算によるデータの詳細化 )
大気再解析データにおいてヤマセがどのように表現されているか調べることは重要!!・・・日本作成のデータということで JRA-25 を使用
目的SST の違いに注目し、大気再解析データのヤマセの気温の再現性を調べる
よく使用される• 大気再解析データ 4 つ• 海洋モデルの SST ( SST データ : 参照用) 4 つ
期間 定義:地上天気図で N 字型パターンが見られた日⇒ヤマセ• 2011 年 7 月 30 日~ 8 月 3 日• 2012 年 7 月 19 日~ 7 月 22 日• 2013 年 7 月 16 日~ 7 月 21 日
を用いて SST の違いがヤマセの気温に与える影響
※2013 年の JRA-55 のデータはダウンロードできなかった
使用データ 大気再解析データJRA-55 (Japanese 55-year Reanalysis)
JRA-25 (Japanese 25-year Reanalysis) ⇒ 力学的ダウンスケールに使用
ERA-I (ERA-Interim)
NCEP-FNL ( NCEP Final Operational Model Global Tropospheric Analysis)
• 気象庁と ( 財 ) 電力中央研究所の作成• 解析期間: 1979 年 1 月~ 2004 年 12 月 ・・・ 55 年間
• 気象庁と ( 財 ) 電力中央研究所の作成• 解析期間: 1958 年 1 月~ 2004 年 12 月 ・・・ 25 年間
• ECMWF( ヨーロッパ中期気象予報センター ) 作成• 解析期間: 1979 年~現在
• NCEP( 米国環境予測センター)作成• 解析期間: 1999 年~現在
データ名 再解析モデルの境界条件として 格子間隔 /時間間隔使用された SST データ
JRA-25 COBE SST (Ishii et al.2005) 1°×1° /1 日 JRA-55 COBE SST (Ishii et al.2005) 1°×1° /1 日ERA-I OSTIA (Donlon et al.2012) 0.1°×0.1°/6 時間 (2009
年より )NCEP-FNL
AVHRR や観測データ 1°×1° /1 週間(Dennis J. Shea et al. 1994)
データ名大気データと海面水
温 大気データ大気鉛直層 解析した海面水温の
データの格子間隔 の時間間隔JRA-25
2.5°×2.5°( 鉛直データには 1.25°使用 )
6 時間 37 層 SST
JRA-55 1.25°× 1.2 5° 6 時間 23 層 輝度温度
ERA-I 1.5°×1.5° 6 時間 37 層 SSTNCE-FNL 1°×1° 6 時間 26 層 Skin
Temperature
使用データ 大気再解析データの格子間隔表↓ : 再解析 SST について
表↓ : 大気再解析データについて
もとの格子間隔のデータは入手できなかったため再解析データの分解能を落としたデータを使用
SST は大気のデータに合わせている
JRA-25 lat.41° lon.142.5° SST
1.25°×1.25°
2.5°×2.5° SST と海面気温には 2.5°×2.5° を使用
使用データ SST データ ( 参照用)
データ名 データの格子間隔 時間分解能JCOPE2 0.083°×0.083° 1 日OISST 0.25°×0.25° 1 日RTG-SST 0.083°×0.083° 1 日MGD-SST 0.25×0.25 1 日
JCOPE2 ( Japan Coastal Oceanic Predictability Experiment Temperature)
OISST (Optimum Interpolation version2 Sea Surface Temperature)
RTG-SST (Real-Time Global Sea Surface Temperature)
MGD-SST (Merged satellite and in situ Global Temperature)
• JAMSTEC( 独立行政法人海洋開発機構 ) 開発の海洋予測システム• 深度 6,500 mまでの塩分濃度、水温、水位、海流予測
• NOAA (米国海洋大気局)作成• 現場観測と衛星観測による SST を最適内挿( OI )で合成
• NCEP( 米国環境予測センター)作成• 現場観測と衛星観測のデータをグリッドで平均化• 気象庁作成• AMSER-E と AVHRR による衛星観測と現場観測のデータを使用
使用データ NOAA 搭載の AVHRR
Aqua 搭載の AMSER-E
その他のデータ観測データ衛星データAMeDAS : アメダス (Automated Meteorological Data Acquisition System)
ラジオゾンデ 衛星名 搭載センサー 空間分解能 データの使用形
式NOAA AVHRR
1.1km×1.
1km 1 日の合成
Aquo AMSER-E
35km×62km
5 日間の合成平均
• 赤外センサーにより SST を測定• 空間分解能は高いが、雲域は測定できない
• マイクロ波により SST を測定• 空間分解能は低いが、雲域測定可• 2012 年のデータ切り替えの時期でなし
海上の観測データがないために、近くの陸上の気温の AMeDAS を比較に用いた。
• 六ヶ所村での観測 (3hr,lat.141.0° ,lon.141.3°)• {三沢での定時観測} (6hr,lat 40.7,lon 141.4)
解析方法
ERA-I の SST 分布
① データによる SST の違い
② SST が下層の気温に与える影響
③ ゾンデータとの比較
• 衛星 SST や、各データでの SST 分布の比較• 東経 142.5 度線上での南北時間断面図• 東経 142.5 度線上での南北時間断面図• 海上気温と SST の散布図• AMeDAS との比較
三陸沿岸の SST→ 東経 142.5 度
* 大気再解析データは * ①、②⇒日平均したデータを使用 ③⇒ 6hr 毎のデータデータはすべて UTC
• 六ヶ所の緯度経度に内挿し、 1000hPa 面での気温の比較
再解析データの格子間隔
NCEP-FNLI
JRA-25IJRA-55I
ERA-II
1.25×1.25
1.5×1.5
2.5×2.5
1°×1°
解析方法
解析地点表:アメダスと解析地点の緯度・経度
地点 .1八戸 三沢 再解析データ
緯度 北緯 40 度 31.6分
北緯 40 度40.5 分 40.5 度
経度 東経 141 度31 . 3 分
東経 141 度22.5 分 142.5 度
地点 .2宮古 釜石 再解析データ
緯度 北緯 39 度 16.2分
北緯 39 度16.2 分 39.5 度
経度 東経 141 度57.9 分
東経 141 度52.7 分 142.5 度
地点. 3石巻 塩釜 再解析データ
緯度 北緯 38 度 25.6分
北緯 38 度20.3 分 38.5 度
経度 東経 141 度17.9 分
東経 141 度00.8 分 142.5 度
三沢八戸
宮古釜石
石巻塩釜
解析方法
地点 .1
地点 .2
地点 .3
データを内挿 ( 線形補間 ) して解析
結果 1
衛星 SST
衛星 SST の分布 ≒ ERA-I & SST データ
24 ℃以上
• 暖水の張り出し⇒ ERA-I と SST データすべてで類似• JRA は暖水がはっきりと表現されていない• ERA-I は SST フロントらしきものが見える
SST データ
再解析 SSTAMSER-E 2011 年(7 月 28 日~ 8 月 1 日 )
[ ]℃
親潮の貫入 ⇒ JRA-25 、 NCEP-FNL は見られない結果 1
衛星 SST
AVHRR 2011 年(7 月 26 日 )
23℃ ~ 24℃
再解析 SST
SST データ
• 黒潮の暖水の張り出し⇒ ERA-I と SST データすべてで類似• 親潮の貫入⇒ JRA-25 ,NCEP-FNL は表現なし
20 ℃ 以下の貫入
SST の分布図 :2011 年 7 月 30 日結果1 SST の分布図 :2011 年 7 月 30 日
• 親潮の貫入 再解析 SST ⇒ JRA-25 、 NCEP FNL‐ は表現されていない SST データ ⇒ JCOPE2 、 OISST は親潮の南下が弱い
JCOPE2 OI-SST RTG-SST MGD-SST
JRA-55 JRA-25 NCEP-FNLERA-I
[ ]℃
(2.5°×2.5°)
参照用SST データ
JCOPE2
OISST
RTG-SST
MGD-SST
結果2
JRA-55
JRA-25
ヤマセ期間
ERA-I
NCEP -FNL
ヤマセ期間気温再解析 SST ヤマセ期間
• SST データは微細な構造を示している ( 再解析 SST は北が冷、南が温)• NCEP-FNL のみヤマセ時に SST が上昇している• NCEP-FNL では、 SST が 高 ⇒ 気温 高
2011 年: 東経 142.5° 線上の南北時間断面図
(2.5°×2.5°)
結果 2
17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.017.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0
24.040.5°N 142.5°E 地点 .1
SST( )℃
Air T
emp(
)
℃
17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.017.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0
24.039.5°N 142.5°E 地点 .2
SST( )℃
Air T
emp(
)℃
17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.017.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0
24.038.5°N 142.5°E 地点 .3
SST( )℃
Air T
emp(
)℃
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0
24.0
JRA-25JRA-55ERA-INCEP-FNLave JRA-25ave JRA-55ave ERA-Iave NCEP-FNLAMeDAS
Air T
emp(
)
℃
(2.5°×2.5°)
2011 年:ヤマセ時の海上気温と SST の散布図
• すべてのデータで、気温が SST を下回るヤマセ時の特徴• NCEP-FNL は他のデータより SST が 1℃ 以上高い• ERA-I と NCEP-FNL は SST は約 1℃ 違うが気温が近い
ヤマセ時の気温と SST の表現⇒相関関係
アメダス アメダス
アメダス
17.017.18.19.20.21.22.23.24.
JRA-25JRA-55ERA-INCEP-FNLave JRA-25ave JRA-55ave ERA-Iave NCEP-FNLAMeDASAi
r Tem
p(
)℃
2012 年:気温と SST の散布図結果2
15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.015.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
40°N 142.5°E 地点 1
SST( )℃
Air T
emp
)℃
15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.015.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
39.5°N 142.5°E 地点 2
SST( )℃
Air T
emp(
)℃
15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.015.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
38.5°N 142.5°E 地点 3
SST( )℃
Air T
emp(
)℃
• NCEP-FNL: 解析地点が南ほど SST の差が大 ⇒ 気温高• 地点 2 . 3 では ERA-I が AMeDAS と近い値を示す• 地点 3 では NCEP-FNL と ERA-I の SST差が約 2℃ ⇒気温差約 1.5℃
アメダスアメダス
アメダス
結果 2 ヤマセ時の気温と SST の表現⇒相関関係
16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.016.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.02013 39.5°N 142.5°E 地点 .2
SST( )℃
Air T
emp(
)℃
16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.016.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.02013 40.5°N 142.5°E 地点 .1
SST( )℃
Air T
emp(
)℃
17.017.18.19.20.21.22.23.24.
JRA-25ERA-INCEP-FNLave JRA-25ave JRA-55ave ERA-Iave NCEP-FNLAMeDASAi
r Tem
p(
)℃
アメダス アメダス
16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.016.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.02013 38.5°N 142.5°E 地点 .3
SST( )℃
Air T
emp(
)
℃
• NCEP-FNL: 解析地点が南ほど SST の差が大 ⇒ 気温高• 3 地点で ERA-I が AMeDAS と近い値を示す
※2013 年の JRA-55 のデータはダウンロードできなかった
データによって気温、 SST の違い
結果 2 SST の違い⇒ AMeDAS と気温のずれ2011 年:気温と SST の時系列図 地点 . 2
SST7/27 7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5
18
19
20
21
22
23
24
25
26
JRA-25JRA-55ERA-INCEP-FNL宮古釜石
()
℃
海上気温 +AMeDAS
7/27 7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/518.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0
24.0
25.0
26.0
JRA-25JRA-55ERA-INCEP-FNLJCOPE2OISSTRTG-SST
()
℃AMeDAS よりもJRA-25 気温 低⇒ SST 低
7/16 7/17 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/2517.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0 JRA-25
JRA-55
ERA-I
NCEP-FNL
JCOPE2
OISST
RTG-SST
MGD-SST
()
℃
7/16 7/17 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/25151617181920212223242526
JRA-25JRA-55ERA-INCEP-FNL
石巻塩釜(
)℃
海上気温 +AMeDAS
結果 32012 年:気温と SST の時系列図 地点 .3
SST の違い⇒ AMeDAS と気温のずれ
AMeDAS よりもNCEP-FNL 気温 高⇒ SST 高
SST
7/19/18z 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z131415161718192021
2013 1000hPa
[]
℃
7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z 7/21/12z 7/21/18z 7/22/00z 7/22/06z 7/22/12z12131415161718192021 2012 1000hPa
( )
℃
六ヶ所村 ゾンデ結果 3
7/29/18z 7/30/00z 7/30/06z 7/30/12z 7/30/18z 7/31/00z 7/31/06z 7/31/12z1718192021222324 2011 1000hPa
( )
℃
JRA-25⇒ 気温高2013 年はばらつき大 (背の低いヤマセだからか ?)
3 度以上の差
17192123
JRA-55JRA-25(1.25°)ERA-INCEP-FNL
六ヶ所村 ゾンデ
( )
℃
12 13 14 15 16 17 18 19 20 2112
13
14
15
16
17
18
19
20
212012 1000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃17 18 19 20 21
17
18
19
20
212011 1000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃
13 14 15 16 17 18 19 20 2113
14
15
16
17
18
19
20
212013 1000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃
六ヶ所村 散布図結果 3
17 18 19 20 2115
25
JRA-55JRA-25(1.25°)ERA-INCEP-FNL
sonde ( )℃rean
alys
is da
ta (
)℃
六ヶ所村 相関係数 JRA-55 JRA-25
(1.25°) ERA-I NCEP-FNL
2011 0.98368 0.87943364 0.904351 0.912472
2012 0.924177 0.910384885 0.750497 0.611231
2013 0.865395182 0.697438 0.951688
※2013 年の JRA-55 のデータはダウンロードできなかった
ゾンデより大気再解析データの気温が高めの傾向
JRA はどの年も高めの相関を示すJRA-55 のほうが高い
まとめ データによって SST に違い ⇒ 大気の下層の気温に影響
ERA I‐ は SST の再現がよくフロントもある程度再現されている JRA-25 、 NCEP-FNL は沿岸親潮の貫入を再現していない JRA-55 、 ERA-I は沿岸親潮の貫入が再現されている 沿岸の SST が高いデータでは気温も高く再現される傾向が見られ る (特に NCEP-FNL) ERA-I は AMeDAS に近い値を示すことが多かった
ゾンデとの比較 ⇒ JRA-25 よりも JRA-55 が高い相関 1000hPa の気温について独立な六ヶ所村のゾンデ観測と比較した 結果、 JRA-25 と JRA-55 は高い相関を示し特に JRA-55 は高かった
ERA-I
17 18 19 20 2115
25
sonde ( )℃rean
alys
is da
ta (
)℃
7/20/00z 7/20/12z 7/21/00z15
16
17
18
192013 1000hPa
()
℃
141720
JRA-25ERA-IFNL三沢 ゾンデ
()
℃
7/27/00z
7/27/1
2z
7/28/0
0z
7/28/1
2z
7/29/0
0z
7/29/1
2z
7/30/0
0z
7/30/1
2z
7/31/0
0z
7/31/12z
08/01/00z
08/01/12z
08/02/00z
08/02/12z17181920212223
()
℃
7/18/0
0z
7/18/1
2z
7/19/0
0z
7/19/1
2z
7/20/0
0z
7/20/1
2z
7/21/0
0z
7/21/1
2z
7/22/0
0z
7/22/1
2z
7/23/0
0z
7/23/1
2z
7/24/0
0z
7/24/1
2z11
15
19
23
()
℃
7/30/00z 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z17181920212223
2011 1000hPa
()
℃三沢 ゾンデ結果 3
7/21/00z 7/21/12z 7/22/00z 7/22/12z13
14
15
16
17
182012 1000h Pa
()
℃
7/18/0
0z
7/18/1
2z
7/19/0
0z
7/19/1
2z
7/20/0
0z
7/20/1
2z
7/21/0
0z
7/21/1
2z
7/22/0
0z
7/22/1
2z
7/23/0
0z
7/23/1
2z14151617181920
JRA-25ERA-IFNL三沢 ゾンデ
()
℃
17 18 19 20 21 22 2317
18
19
20
21
22
231000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃2011 三沢 散布図結果 3
13 14 15 16 17 18 19 20 2113
14
15
16
17
18
19
20
21925hPa
Reanalysis data ( )℃
Sond
e()
℃9 10 11 12 13 14 15 16
9
10
11
12
13
14
15
16850hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃
3 4 5 6 7 8 9 10 113
4
5
6
7
8
9
10
11700hPa
JRA-55
JRA-25(1.25)
ERA-I
NCEP-FNL
Reanalysis Data( )℃
sond
e()
℃
相関係数 JRA-55 JRA-25(1.25°) ERA-I NCEP-FNL
1000hPa 0.8968 0.9557 0.9770 0.9238
925hPa 0.9178 0.9997 0.9666 0.9260
850hPa 0.9594 0.9594 0.9285 0.9602
700hPa 0.8364 0.9105 0.9507 0.8549
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25111213141516171819202122232425
2012 1000hPa
Reanalysis Data( )℃
sond
e()
℃
17 18 19 20 21 22 2317
18
19
20
21
22
232011 1000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃
14 15 16 17 18 19 2014
15
16
17
18
19
202013 1000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃
三沢 散布図結果 3
三沢 相関係数 JRA-55 JRA-25
(1.25°) ERA-I NCEP-FNL
2011 0.873412 0.872829 0.88306098 0.8986662012 0.860777 0.868036 0.8852347 0.8386982013 0.597773 0.4925969 0.65901
17 18 19 20 21152025
JRA-55JRA-25(1.25°)ERA-INCEP-FNL
sonde ( )℃rean
alys
is da
ta (
)℃
2011 三沢結果 3
7/30/00z 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z13
14
15
16
17
18
19925hPa
( )
℃
7/30/00z 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z17
18
19
20
21
22
231000hPa
()
℃
7/30/00z 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z9
10111213141516
850hPa
JRA-55
JRA-25(1.25)
ERA-I
NCEP-FNL
三沢 ゾンデ
()
℃
7/30/00z 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z3
4
5
6
7
8
9
10
11700hPa
[]
℃
2011 六ヶ所村結果 3
7/29/18z
7/30/00z
7/30/06z
7/30/12z
7/30/18z
7/31/00z
7/31/06z
7/31/12z101112131415161718
850hPa
()
℃
7/29/1
8z
7/30/0
0z
7/30/0
6z
7/30/12z
7/30/18z
7/31/00z
7/31/06z
7/31/1
2z56789
101112
700hPa
( )
℃
7/29/1
8z
7/30/0
0z
7/30/0
6z
7/30/1
2z
7/30/1
8z
7/31/0
0z
7/31/0
6z
7/31/1
2z17
18
19
20
21
22
23
24 2011 1000hPa JRA-55
JRA-25(1.25°)
ERA-I
NCEP-FNL
六ヶ所村 ゾンデ
( )
℃
7/29/18z7/30/00z7/30/06z7/30/12z7/30/18z7/31/00z7/31/06z7/31/12z13
14
15
16
17
18
19
20
925hPa
()
℃
2011 六ヶ所村 散布図結果 3
13 14 15 16 17 18 19 2013
14
15
16
17
18
19
20925hPa
Reanalysis Data ( )℃
Sond
e()
℃10 11 12 13 14 15 16 17 18
10
11
12
13
14
15
16
17
18
850hPa
Reanalysis Data ( )℃
Sond
e()
℃
5 6 7 8 9 10 11 125
6
7
8
9
10
11
12
700hPaJRA-55
JRA-25(1.25)
ERA-I
NCEP-FNL
Sonde ( )℃
Rean
alys
is da
ta (
)℃
相関係数 JRA-55 JRA25(1.25°) ERA-I NCEP-
FNL1000hPa 0.9837 0.8794 0.904
4 0.9125
925hPa 0.9441 0.9595 0.9322 0.9635
850hPa 0.8857 0.8342 0.9164 0.8872
700hPa 0.6221 0.6769 0.9343 0.8605
17 17.5 18 18.5 19 19.5 20 20.5 2115
16
17
18
19
20
21
221000h Pa
sonde ( )℃
rean
alys
is da
ta (
)℃
7/20/1
8z
7/21/0
0z
7/21/06z
7/21/1
2z
7/21/1
8z
7/22/00z
7/22/06z
7/22/1
2z12131415161718192021
1000hPa
( )
℃
7/20/1
8z
7/21/0
0z
7/21/0
6z
7/21/12z
7/21/1
8z
7/22/00z
7/22/0
6z
7/22/1
2z9
10111213141516171819
925hPa 六ヶ所村 ゾンデ JRA-55
JRA-25(1.25)
ERA-I
NCEP-FNL
()
℃
7/20/18z
7/21/0
0z
7/21/0
6z
7/21/1
2z
7/21/1
8z
7/22/00z
7/22/0
6z
7/22/12z
1111.5
1212.5
1313.5
1414.5
15
850hPa
( )
℃
7/20/18z
7/21/00z
7/21/06z
7/21/12z
7/21/18z
7/22/00z
7/22/06z
7/22/12z
6.5
7
7.5
8
8.5
9
9.5
700hPa
( )
℃
2012 六ヶ所村 結果 3
6 7 8 9 106
7
8
9
10700hPa
JRA-55JRA-25(1.25)ERA-INCEP-FNL
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃
12 13 14 15 16 17 18 19 20 2112
13
14
15
16
17
18
19
20
211000hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e()
℃2012 六ヶ所村 散布図結果 3
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 199
10111213141516171819
925hPa
Reanalysis Data( )℃So
nde(
)℃
11 12 13 14 1511
12
13
14
15850hPa
Reanalysis Data( )℃
Sond
e (
)℃
相関係数 JRA-55
JRA-25(1.25°)
ERA-I NCEP-FNL
1000hPa 0.9242 0.9104 0.7505 0.6112
925hPa 0.8120 0.8638 0.8898 0.9513850hPa 0.6420 0.6589 0.7456 0.8605700hPa 0.5701 0.6126 0.6085 0.5332
2013 六ヶ所村 結果 3
7/19/18z 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z1314151617
18192021
2013 1000hPa Templat 41 lon 141.3
[]
℃
7/19/18z
7/20/0
0z
7/20/0
6z
7/20/12z
7/20/1
8z
7/21/0
0z
7/21/06z
11
12
13
14
15
16
17
18
2013 925hPa Templat 41 lon 141.3
JRA-25(1.25)
ERA-I
NCEP-FNL
六ヶ所村 ゾンデ (
)℃
7/19/18z 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z12
12.5
13
13.5
14
14.5
15
2013 850hPa Templat 41 lon 141.3
()
℃
7/19/18z7/20/00z7/20/06z7/20/12z7/20/18z7/21/00z7/21/06z5
5.5
6
6.5
7
7.5
8
2013 700hPa Templat 41 lon 141.3
()
℃
結果1JCOPE2 OISST
RTG-SST MGD-SST
JRA-55 JRA-25 NCEP-FNLERA-I
SST の分布図 :2012 年 7 月 19 日
[ ]℃
• 親潮の貫入 再解析 SST ⇒ JRA-25 、 NCEP FNL‐ は表現されていない SST データ ⇒ JCOPE2 は親潮の貫入の南下が弱い
2012 年: 東経 142.5° 線上の南北時間断面図結果2
JRA-55
JRA-25
ERA-I
NCEP -FNL
JCOPE2
OISST
RTG-SST
MGD-SST
気温 再解析 SST SST データ
• どの再解析データもヤマセによる 気温の低下 ⇔ SST低い• SST データは微細な SST の時間変動が見られる• SST フロントの再現の違い⇒ SST の差大
2012 年と同様な特徴