情報システムユーザースキル標準 (uiss ver.2.0) · uiss 2008/12/11 copyright©2008 ,...
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UISSUISS
情報システムユーザースキル標準情報システムユーザースキル標準(UISS Ver.2.0)(UISS Ver.2.0)
の概要と活用についての概要と活用について
(社)日本情報システム・ユーザー協会((社)日本情報システム・ユーザー協会(JUASJUAS))
情報システムユーザースキル標準センター情報システムユーザースキル標準センター
センター長センター長 高本高本 久久
2008/12/11
Copyright©2008 , JUAS UISSセンター
スキル標準ユーザーズカンファレンススキル標準ユーザーズカンファレンス 20092009
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 1
(社)日本情報システム・ユーザー協会((社)日本情報システム・ユーザー協会(JUASJUAS))
■■ 沿革沿革1962年4月1962年4月 日本データ・プロセシング協会創立日本データ・プロセシング協会創立1992年7月1992年7月 (社)日本情報システム・ユーザー協会に拡充改組(社)日本情報システム・ユーザー協会に拡充改組
■■ 役員:理事44名役員:理事44名 監事2名監事2名会会 長長 石原石原 邦夫邦夫 東京海上東京海上日動日動火災保険株式会社火災保険株式会社 取締役会長取締役会長副会長副会長 小林小林 栄三栄三 伊藤忠商事株式会社伊藤忠商事株式会社 取締役社取締役社長長
副会長副会長 川上川上 哲郎哲郎 住友電気工業株式会社住友電気工業株式会社 相談役相談役副会長副会長 橋本橋本 哲哲 東京電力株式会社東京電力株式会社 常務常務取締役取締役副会長副会長 大木大木 一夫一夫 東日本電信電話株式会社東日本電信電話株式会社 取締役副社長取締役副社長
■■ 事務局事務局専務理事専務理事 細川細川 泰秀泰秀 常務理事常務理事 原田原田 俊彦俊彦本部所在地本部所在地 東京都中央区日本橋堀留町東京都中央区日本橋堀留町11--1010--1111
■■ 会員数:345社(2008年4月現在)会員数:345社(2008年4月現在)
正会員正会員 :171社:171社賛助会員賛助会員 :174社:174社
正会員企業の構成
ユーザー
64%
情報子会
社17%
ベンダー14%
コンサルタ
ント5%
UISSJUASJUAS 20082008年度活動関係図年度活動関係図(ユーザーの要求が未来を切りひらく)(ユーザーの要求が未来を切りひらく)
フォーラム・部門経営フォーラム(4)・グループ会社経営フォーラム(2)・IT企業TOPフォーラム(2)・CIOフォーラム(3)
(関西)・IT企業TOPフォーラム関西・IT部門経営フォーラム関西・IT企画推進フォーラム関西・ITグループ会社フォーラム関西
・LプラザNEW!・IT匠プラザ
研究会・IT戦略研究会・人材育成研究会・情報共有研究会・システム運用研究会・企業リスクマネジメント研究会・ユーザーIT活用研究会
研究プロジェクト・システム開発・保守QCD向上プロジェクト・OSS活用研究プロジェクト・システム機能継承研究プロジェクト NEW!・高度IT化人材研究プロジェクト NEW!・サービスサイエンス研究プロジェクト NEW!・SEの聞く力・話す力研究プロジェクト NEW!
オープンセミナー
オーダーメイド研修
教材開発・出版
JUASスクエア(運営・企画委員会)
研修事業会員活動調査事業
・企業IT動向調査・ソフトウェアメトリックス
・京都スクエア
・ITガバナンス2008
政策研究会・CIO戦略フォーラム
会員研修会・JUASアカデミー
・セキュリティセンタープライバシーマーク審査
・UISSセンターユーザー版(IT人材育成)
公開事業
2008/12/11 2Copyright©2008 , JUAS UISSセンター
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 3
AgendaAgenda
111 UISS策定の背景・目的UISSUISS策定の背景・目的策定の背景・目的
222 UISSとはUISSUISSとはとは
333 UISSの活用UISSUISSの活用の活用
444 UISSの改善活動UISSUISSの改善活動の改善活動
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 4
AgendaAgenda
11.. UISSUISS策定の背景・目的策定の背景・目的222 UISSとはUISSUISSとはとは
333 UISSの活用UISSUISSの活用の活用
UISS策定の背景・目的UISSUISS策定の背景・目的策定の背景・目的111
UISSの改善活動UISSの改善活動UISSの改善活動444
UISS
2008/12/11 5
1.UISS策定の背景・目的
1.1 ユーザー企業におけるIS機能範囲
★ユーザー企業におけるIS機能はベンダーに比べて幅広く多岐にわたる
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS 以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS 戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コ ン プ ラ イ ア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メ ン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 *(図 5 詳 細 図 参 照 )IS 活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト
IS 企 画 IS 導 入IS 企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS 運 用
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS 以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS 戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コ ン プ ラ イ ア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メ ン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 *(図 5 詳 細 図 参 照 )IS 活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト
IS 企 画 IS 導 入IS 企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R & D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS 運 用
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Ver.1.2
UISS
2008/12/11 6
情報システム部
2000~
戦略立案
企画
開発
運用
保守
戦略立案
企画情報(業務)システム部
開発
運用
保守システム子会社
戦略立案経営情報システム部
企画
開発
運用
保守システム子会社
企画開発運用保守
戦略立案経営情報システム部
開発運用保守
システム子会社
システムベンダ
利用(業務)部門(経営を含む)
利用(業務)部門(経営を含む)
利用(業務)部門(経営を含む)
利用(業務)部門(経営を含む)
1980 ~
1.UISS策定の背景・目的
1.2 ユーザー企業における機能別に見た組織の変遷ユーザー企業における機能別に見た組織の変遷
<大手ベンダーとの合弁子会社の流れ>
タイプA タイプB タイプC タイプD
一部
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UISS
2008/12/11 7Copyright©2008 , JUAS UISSセンター7
1.UISS策定の背景・目的1.3 1.3 ユーザー企業における情報化関連業務の分類(1)ユーザー企業における情報化関連業務の分類(1)
アウトソーサーに移管する業務
●ほとんどの情報化関連業務が内製化されているケース
戦略・企画 開発 保守 日常運転 業務適用(利活用)事業分野の特定 テスト参画 保守項目の依頼 端末管理 利用計画作成ビジネスモデルの策定 と結果確認 利用体制確保
業務適用と日常利用
効果創出と確認情報化戦略策定 開発組織構築 保守計画作成 運転計画作成 システム教育情報化計画立案 体制・要員確保 保守体制確保 運転作業実施 導入教育業務改革 実行計画作成 保守作業実施 セキュリティ・ポリシー作成システム企画立案 開発実施 ヘルプデスク業務分析 効果検証・評価
業務改善・分析組織労務管理 進捗管理 進捗管理 運用体制確保 業務管理
品質管理 品質管理 業務管理 品質管理工期管理 工期管理 品質管理 予算管理予算管理 予算管理 予算管理 組織労務管理組織労務管理 組織労務管理 組織労務管理
実行型業務
業務
部門
IS部門
管理系業務
業務
部門
IS部門
戦略・企画 開発 保守 日常運転 業務適用(利活用)事業分野の特定 テスト参画 保守項目の依頼 端末管理 利用計画作成ビジネスモデルの策定 と結果確認 利用体制確保
業務適用と日常利用効果創出と確認
情報化戦略策定 開発組織構築 保守計画作成 運転計画作成 システム教育情報化計画立案 体制・要員確保 保守体制確保 運転作業実施 導入教育業務改革 実行計画作成 保守作業実施 セキュリティ・ポリシー作成システム企画立案 開発実施 ヘルプデスク業務分析 効果検証・評価
業務改善・分析組織労務管理 進捗管理 進捗管理 運用体制確保 業務管理
品質管理 品質管理 業務管理 品質管理工期管理 工期管理 品質管理 予算管理予算管理 予算管理 予算管理 組織労務管理組織労務管理 組織労務管理 組織労務管理
実行型業務
管理系業務
業務
部門
IS部門
業務
部門
IS部門
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UISS
2008/12/11 Copyright©20078, JUAS UISSセンター88
1.UISS策定の背景・目的1.31.3 ユーザー企業における情報化関連業務の分類(2)ユーザー企業における情報化関連業務の分類(2)
アウトソーサーに移管する業務
アウトソーシングによって新たに発生する業務
●情報化関連業務の多くがアウトソーシングされているケース戦略・企画 開発 保守 日常運転 業務適用(利活用)
事業分野の特定 テスト参画 保守項目の依頼 端末管理 利用計画作成ビジネスモデルの策定 と結果確認 利用体制確保
業務適用と日常利用
効果創出と確認情報化戦略策定 開発"管理"体制構築 保守"管理"体制構築 SLA評価、締結 システム教育情報化計画立案 受入・評価 セキュリティ・ポリシー作成 導入教育業務改革 ヘルプデスクシステム企画立案提案・見積要求仕様書作成
提案評価、見積評価
契約、発注開発組織構築 保守計画作成 運転計画作成体制・要員確保 保守体制確保 運転作業実施実行計画作成 保守作業実施開発実施
業務分析 効果検証・評価業務改善・分析
組織労務管理 開発モニタリングとレビュ 予ー算管理 予算管理 業務管理予算管理 工期管理 SLA管理 品質管理
工期管理 発注先管理 セキュリティ管理 予算管理
発注先管理運用状況管理 (運用品質
組織労務管理
発注先管理進捗管理 進捗管理 運用体制確保品質管理 品質管理 業務管理工期管理 工期管理 品質管理予算管理 予算管理 予算管理
組織労務管理 組織労務管理 組織労務管理
アウト
ソー
サー
実行型業務
アウト
ソー
サー
管理系業務
業務
部門
IS部門
業務
部門
IS部門
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UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 9
1.UISS1.UISS策定の背景・目的策定の背景・目的
1.4 UISS1.4 UISS策定の目策定の目的的
ISIS機能全体の可視化による、戦略的視点での組織力強化機能全体の可視化による、戦略的視点での組織力強化
IS機能の体系的な一覧を提供することによる、企業自らが有するIS機能の全体像を可視化
必要なスキル・知識をひもづけることによる、企業でISに
関わる人材の育成や配置に寄与
UISS
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1.UISS1.UISS策定の背景・目的策定の背景・目的
1.5 UISS1.5 UISSの策定方針の策定方針
「「00」から新しい標準を作るのはやめよう!」から新しい標準を作るのはやめよう! 世間にすでに存在する標準類(ITスキル標準、情報処理技術者試験スキ
ル標準など)を活用
ITスキル
標準
情報処理技術者試験
UISSUISSシステム管理基準
ITCプロセス
ガイドライン
共通フレーム98
COBIT 4.0日本語版
Ver.1.2
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 11
AgendaAgenda
22.. UISSUISSとはとは222 UISSとはUISSUISSとはとは
333 UISSの活用UISSUISSの活用の活用
UISS策定の背景・目的UISSUISS策定の背景・目的策定の背景・目的111
UISSの改善活動UISSの改善活動UISSの改善活動444
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 12
2.UISS2.UISSとはとは
2.1 UISS2.1 UISSの適用範の適用範囲囲
組織力強化のための利用組織力強化のための利用 ISに関する機能・役割の可視化
経営層が企業戦略実現に向けた効果的なIS再構築や投資を実施する際に
活用可能
システムベンダへの発注時の利用システムベンダへの発注時の利用 発注対象となる業務に関する合意形成に活用可能
ISISに関する組織および人材の役割・キャリアパスの理解に関する組織および人材の役割・キャリアパスの理解
組織の観点
• 自組織の業務機能を把握
– 生産性や業務品質の向上に向けた人材育成の検討に活用可能
– 所属メンバーの現状のスキル把握、強化すべきポイントの把握などに活用可能
人材(個人)の観点
• 目標とするキャリアを実現するために、どのようなスキル開発が必要になるかを検討するうえでの指標
• キャリアアップやキャリアチェンジを図る際の参照モデル
UISS
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2.UISS2.UISSとはとは
2.2 UISS2.2 UISSの企業への適用の企業への適用
UISSUISSは汎用性を持たせて策定は汎用性を持たせて策定
企業の事情に合わせてカスタマイズを!
UISSUISS
企業の事情を反映したUISS
企業の事情を反映した企業の事情を反映したUISSUISS
IS機能の社内配置状況IS機能の個人への割り当て状況
業種、業態、企業固有の知識・スキル
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 14
2.UISS2.UISSとはとは
2.3 UISS2.3 UISS構成要素と活用モデル構成要素と活用モデル
UISSUISSは、その策定目的である「組織力強化」「人材育成」を実現しは、その策定目的である「組織力強化」「人材育成」を実現し
ていくためのプロセスに活用可能なモデルを提供するていくためのプロセスに活用可能なモデルを提供する
必要な業務および
スキルの整理
必要な業務および
スキルの整理評価評価現状把握・
ギャップ分析
現状把握・ギャップ分析 育成計画策定育成計画策定
Off-JTOff-JT
OJTOJT
Off-JTOff-JT
OJTOJT
タスクフレームワーク機能・役割定義
人材像とタスクの関連人材像定義
キャリアフレームワーク研修ロードマップ
人材像策定人材像策定
人材育成施策のPDCAサイクル
UISS
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2.UISS2.UISSとはとは
2.4.1 2.4.1 構成要素間の関連構成要素間の関連
《IS戦略の立案と実行》
《IS以外の機能別戦略の立案と実行》
全社戦略
事業戦略策定
IS戦略
策定
IT基盤構築・維持・管理
共通業務
IS戦略実行マネジメント
IS戦略
評価IS保守
個別案件
IS活用プロジェクトマネジメント
IS企画 IS導入IS企画
評価
事業戦略評価
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(戦略立案)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画策定)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(導入)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画評価)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(活用)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(戦略評価)
システム監査
セキュリティ
IS運用
番号 大項目(タスク) 中項目 小項目2 IS戦略策定 対象領域ビジネス
および環境分析対象領域ビジネスのプロセスレベルでの理解
ビジネスモデルをビジネスプロセスのレベルで正確に捉えることができるビジネスの全体像を最上位レベルでモデル化し、描くことができる
ビジネスプロセスビジネスプロセス分析・表記手法モデリング
現行業務(AsIs)の調査・分析 内部環境を正確に捉えることができる業務上の課題を分析・抽出し、文書化できる業界内における管理面と業務面を評価し、文書化できる
内部環境の調査・分析手法企業の一般的な基幹業務経営管理業務・手法業務分析手法モデリング
情報システム(AsIs)の調査・分析
現行情報システムの目的、機能、アーキテクチャ、規模、能力、コスト、保守運用および障害状況を正確に捉えることができる現状および近い将来に起こりえる情報システムの課題を的確に捉え文書化できる業界内における平均技術水準を把握できる
情報システム調査・分析手法情報システム評価手法
情報技術動向の調査・分析 情報技術動向を網羅的かつ総括的に捉えることができる経営・情報戦略に適用できるIT利用方法を適切に分析・抽出し、文書化できる情報を継続的に収集できる
IT動向IT動向調査手法
IS戦略の策定 情報システム基盤の将来像(ToBe)の策定
IS戦略実現に必要な下記システム基盤をモデル化し、描くことができる・プラットフォーム・ネットワーク・共通システム・セキュリティ・システム管理・アプリケーション構造・インタフェース
アーキテクチャモデルEA
IS機能スキル 知識項目
人材像 ビジネスストラテジスト
ISストラテジスト
プログラムマネー
ジャ
プロジ
ェクトマネージャ
ISアナリスト
アプリケー
シ
ョンデザイナー
システムデザイナー
ISオペレー
ション
ISアドミニストレー
タ
ISアー
キテクト
事業戦略策定
IS戦略策定IS戦略実行マネジメントプロジェクトマネジメント
IS企画IS導入(アプリケーションコンポーネント)
IS導入(システムコンポーネント)IS企画評価
IS保守(アプリケーションコンポーネント)IS保守(システムコンポーネント)
IS運用IS活用
IS戦略評価事業戦略評価
IT基盤構築・維持・管理
タスク
人材像 人材像ミッションと活動内容 レベル
範囲
ビジネス
ストラテジスト
【ミッション】全社戦略の実現に向けた事業戦略を策定・評価する。
【活動内容】企業活動において、事業戦略策定・評価を主な活動領域として以下を
実施する。 ●事業戦略策定
・要求(構想)の確認
・新ビジネスモデルへの提言
・事業戦略の実現シナリオ」への提言 ●事業戦略評価
・事業戦略達成度の評価
・事業戦略達成度評価のフィードバック
また、IS戦略策定・評価、ⅠT戦略策定・評価を支援する。
3~7
ISストラテジスト
【ミッション】事業戦略実現に向けたIS戦略を策定・評価する。
【活動内容】企業活動において、IS戦略策定・評価を主な活動領域として以下を実
施する。
●IS戦略策定 ・対象領域ビジネス及び環境分析
・IS戦略の策定
・全体計画の策定
●IS戦略評価 ・全体計画の評価
・IS戦略の評価
また、事業戦略策定・評価、ⅠT戦略策定・評価、IS戦略実行マネジメントを支援
する。
3~7
タスク 概要
事業戦略策定
事業戦略評価
【目的】全社戦略の実現に向けた事業戦略の策定支援・評価
【主な機能】企業活動において、事業戦略策定・評価における以下の機能を範囲とす
る。
●事業戦略策定支援(※事業戦略の作成主体は、各事業部門)
・要求(構想)の確認
・新ビジネスモデルへの提言
・事業戦略の実現シナリオ」への提言
●事業戦略評価
・事業戦略達成度の評価
・事業戦略達成度評価のフィードバック
IS戦略策定
IS戦略評価
【目的】事業戦略実現に向けたIS戦略の策定・評価
【主な機能】企業活動において、IS戦略策定・評価における以下の機能を範囲とす
る。
●IS戦略策定
・対象領域ビジネス及び環境分析
・IS戦略の策定
・全体計画の策定
●IS戦略評価
・全体計画の評価
・IS戦略の評価
研修コース体系図 (02)IS戦略策定 & (04)IS戦略マネジメント & (12)IS戦略評価
入門レベル 基礎レベル 上級レベル1 上級レベル2
テクノロジ
メソドロジ
ビジネス/インダストリ
プロジェクトマネジメント
コンサルティング
メソドロジ
BTメソドロジの基本
マーケットマネジメントの基礎
事業戦略
組織戦略
ビジネスデザイン
マーケティングの基礎
IT戦略
IT運用
ITコンサルティングメソドロジの
基本
ITネットワーク技術
モデリングの基礎
ITセキュリティ技術
品質マネジメント
リスクマネジメント
調達マネジメント
コンプレックスプロジェクトマネジメント
ファイナンシャルマネジメント
企業会計 企業経営キャリアレベル
人材像 ビジネスストラテジスト
ISストラテジスト
プログラムマネージャ
プロジ
ェクトマネージャ
ISアナリスト
アプリケーシ
ョンデザイナー
システムデザイナー
ISオペレーション
ISアドミニストレータ
ISアーキテクト
セキ
ュリティアドミニストレータ
ISスタ
ッフ
ISオーディタ
7
6
5
4
3
2
1
エントリ
ハイ
ミドル
タスクフレームワーク タスク概要
機能・役割定義
人材像とタスクの関連
人材像定義
キャリアフレームワーク
研修ロードマップ
ISIS機能を詳細化し、必要とされる機能を詳細化し、必要とされる
スキル・知識を展開スキル・知識を展開
修得すべき内容修得すべき内容
個々の個々のISIS機能を説明機能を説明
ISIS機能の全体図を俯瞰機能の全体図を俯瞰
人材像をモデル化人材像をモデル化
人材像モデルの説明人材像モデルの説明
人材像モデルごとのキャリアレベル人材像モデルごとのキャリアレベル
Ver.2.0
UISS
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2.UISS2.UISSとはとは
2.4.2 2.4.2 タスクフレームワークタスクフレームワーク 「「ISIS戦略策定から戦略策定からISIS戦略評価まで」戦略評価まで」
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コン プ ラ イ ア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 * (図 5 詳 細 図 参 照 )IS活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト
IS企 画 IS導 入IS企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS運 用P lanD o
C heckAction
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コン プ ラ イ ア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 * (図 5 詳 細 図 参 照 )IS活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト
IS企 画 IS導 入IS企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS運 用
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コン プ ラ イ ア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 * (図 5 詳 細 図 参 照 )IS活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト
IS企 画 IS導 入IS企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R& D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS運 用P lanD o
C heckAction
P lanP lanD oD o
C heckC heckActionAction
Ver.1.2
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 17
2.UISS2.UISSとはとは
2.4.2 2.4.2 タスクフレームワークタスクフレームワーク 個別案件「個別案件「ISIS企画から企画からISIS企画評価まで」企画評価まで」
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コ ン プ ラ イア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 *(図 5 詳 細 図 参 照 )IS活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メン ト
IS企 画 IS導 入IS企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS運 用
PlanDo
CheckAction
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コ ン プ ラ イア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 *(図 5 詳 細 図 参 照 )IS活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メン ト
IS企 画 IS導 入IS企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS運 用
《 IS戦 略 の 策 定 と 実 行 》
《 IS以 外 の 機 能 別 戦 略 の 策 定 と 実 行 》
全 社 戦 略
事 業戦 略策 定
IS戦 略
策 定
IT基 盤 構 築 ・維 持 ・管 理
共 通 業 務 (資 産 管 理 / 事 業 継 続 計 画 / コ ン プ ラ イア ン ス / 人 的 資 源 管 理 (人 材 育 成 )/ 契 約 管 理 )
IS戦 略 実 行 マ ネ ジ メン ト
IS戦 略
評 価IS保 守
個 別 案 件 *(図 5 詳 細 図 参 照 )IS活 用
プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メン ト
IS企 画 IS導 入IS企 画
評 価
事 業戦 略評 価
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R &D
経 営 ・管 理
(戦 略 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 策 定 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(導 入 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(計 画 評 価 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(活 用 )
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
生 産 ・物 流
R&D
経 営 ・管 理
(戦 略 評 価 )
シ ス テ ム 監 査
セ キ ュ リ テ ィ
IS運 用
PlanDo
CheckAction
P lanP lanDoDo
CheckCheckActionAction
Ver.1.2
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 18
2.UISS2.UISSとはとは
2.4.2 2.4.2 タスクフレームワークタスクフレームワーク 「「ISIS導入」部分の詳細導入」部分の詳細
個別案件
IS導入(詳細)
アプリケーションコンポーネントの
分析・設計
アプリケーションコンポーネントの
開発
システムコンポーネントの
分析・設計
システムコンポーネントの
開発
業務プロセスの詳細設計
IS企画IS企画
評価ISの受入
プロジェクトマネジメント
個別案件
IS導入(詳細)
アプリケーションコンポーネントの
分析・設計
アプリケーションコンポーネントの
開発
システムコンポーネントの
分析・設計
システムコンポーネントの
開発
業務プロセスの詳細設計
IS企画IS企画
評価ISの受入
プロジェクトマネジメント
Ver.1.2
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 19
2.UISS2.UISSとはとは
2.4.2 2.4.2 タスクフレームワークタスクフレームワーク 「その他の「その他のISIS機能」機能」
《 IS戦 略の策定と実行》
《IS以外 の機能別戦略 の策定と実行》
全社戦略
事業戦略策定
IS戦略
策定
IT基盤構築・維持・管理
共通業務 (資産管理/事業継続計画/コンプライアンス/人的資源管理 (人材育成 )/契約管理)
IS戦略実行マネジメント
IS戦略
評価IS保守
個別案件 *(図5 詳細図参 照 )IS活用
プロジェクトマネジメント
IS企画 IS導入IS企画
評価
事業戦略評価
生産・物流
R&D
経営・管理
(戦略策定)
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画策定)
生産・物流
R&D
経営・管理
(導入)
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画評価)
生産・物流
R&D
経営・管理
(活用)
生産・物流
R&D
経営・管理
(戦略評価)
システム監査
セキュリティ
IS運用
《 IS戦 略の策定と実行》
《IS以外 の機能別戦略 の策定と実行》
全社戦略
事業戦略策定
IS戦略
策定
IT基盤構築・維持・管理
共通業務 (資産管理/事業継続計画/コンプライアンス/人的資源管理 (人材育成 )/契約管理)
IS戦略実行マネジメント
IS戦略
評価IS保守
個別案件 *(図5 詳細図参 照 )IS活用
プロジェクトマネジメント
IS企画 IS導入IS企画
評価
事業戦略評価
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(戦略策定)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画策定)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(導入)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(計画評価)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(活用)
生産・物流
R&D
経営・管理
生産・物流
R&D
経営・管理
(戦略評価)
システム監査
セキュリティ
IS運用
Ver.1.2
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 20
2.UISS2.UISSとはとは
2.5 2.5 タスク概要タスク概要
タスクフレームワークに示された各タスクの概要を提示(下記は一部抜粋)タスクフレームワークに示された各タスクの概要を提示(下記は一部抜粋)
タスク 概要
事業戦略策定事業戦略評価
【目的】全社戦略の実現に向けた事業戦略の策定支援・評価【主な機能】事業戦略策定・評価における以下の機能を範囲とする。●事業戦略策定(※事業戦略の作成主体は、各事業部門)・経営要求の確認・新ビジネスモデルへの提言・事業戦略の実現シナリオへの提言●事業戦略評価・事業戦略の評価・事業戦略評価結果のフィードバック
IS戦略策定IS戦略評価
【目的】事業戦略実現に向けたIS戦略の策定・評価【主な機能】IS戦略策定・評価における以下の機能を範囲とする。●IS戦略策定
・対象領域ビジネスおよび環境の分析・IS戦略の策定・IS戦略全体計画の策定・IS戦略実行体制の確立・意図と指針の周知●IS戦略評価・IS戦略全体計画の評価・IS戦略の評価
Ver.1.2
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 21
2.UISS2.UISSとはとは
2.6 2.6 機能・役割定義機能・役割定義 ユーザ企業におけるユーザ企業におけるISIS業務機能と、それを実現するためのスキル・知識を対応づけて定業務機能と、それを実現するためのスキル・知識を対応づけて定
義したもの(下記は一部抜粋)義したもの(下記は一部抜粋)
Ver.2.0
IS機能スキル 知識項目
番号 大項目(タスク) 中項目 小項目
2 IS戦略策定 対象領域ビジネスおよび環境の分析
対象領域ビジネスのプロセスレベルでの理解
ビジネスモデルをビジネスプロセスのレベルで正確に捉えることができるビジネスの全体像を最上位レベルでモデル化し、描くことができる
ビジネスプロセスビジネスプロセス分析・表記手法モデリング
現行業務(AsIs)の調査・分析
内部環境を正確に捉えることができる業務上の課題を分析・抽出し、文書化できる業界内における管理面と業務面を評価し、文書化できる
内部環境の調査・分析手法企業の一般的な基幹業務経営管理業務・手法業務分析手法モデリングロジカルライティング
情報システム(AsIs)の調査・分析
現行情報システムの目的、機能、アーキテクチャ、規模、能力、コスト、保守運用および障害状況を正確に捉えることができる現状および近い将来に起こりえる情報システムの課題を的確に捉え文書化できる業界内における平均技術水準を把握できる
情報システム調査・分析手法情報システム評価手法ロジカルライティング
情報技術動向の調査・分析 情報技術動向を網羅的かつ総括的に捉えることができる経営・情報戦略に適用できるIT利用方法を適切に分析・抽出し、文書化できる情報を継続的に収集できる
IT動向IT動向調査手法ロジカルライティング
IS戦略の策定 基本戦略の策定 開発/改善/改革対象が適切に識別され、優先順位づけできる企業目標を達成するための中長期計画を策定できる開発/改善/改革対象を実現するための資源獲得の算段を適切にできる経営要求および資源獲得可能性の条件から開発/改善/改革対象に対する優先付けの選択基準を設定できる開発/改善/改革対象を文書化できる
業務分析手法企業の経営戦略企業の経営資源ロジカルライティング
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 22
2.UISS2.UISSとはとは
2.7 2.7 人材像とタスクの関連人材像とタスクの関連
定義されている機能とスキルがすべて存在すると仮定して、それぞれを異なる定義されている機能とスキルがすべて存在すると仮定して、それぞれを異なる人材が担当(人材が担当(あるいは組織の役割組織の役割と)した場合のモデル)した場合のモデル
人材像 ビジネスストラテジスト
ISストラテジスト
プログラムマネージャ
プロジ
ェクトマネー
ジャ
ISアナリスト
アプリケー
シ
ョンデザイナー
システムデザイナー
ISオペレーシ
ョン
ISアドミニストレータ
ISアー
キテクト
事業戦略策定
IS戦略策定IS戦略実行マネジメント
プロジェクトマネジメント
IS企画
IS導入(アプリケーションコンポーネント)IS導入(システムコンポーネント)
IS企画評価
IS保守(アプリケーションコンポーネント)IS保守(システムコンポーネント)
IS運用
IS活用
IS戦略評価
事業戦略評価
IT基盤構築・維持・管理
凡例 主たる領域 従たる領域
タスク
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 23
2.UISS2.UISSとはとは
2.8 2.8 人材像定義人材像定義
想定した人材像のミッション、活動内容、レベル範囲、を定義想定した人材像のミッション、活動内容、レベル範囲、を定義(下記は一部抜粋)(下記は一部抜粋)
人材像 人材像ミッションと活動内容 レベル
範囲
ビジネス
ストラテジスト
【ミッション】全社戦略の実現に向けた事業戦略を策定・評価する。
【活動内容】企業活動において、事業戦略策定・評価を主な活動領域として
以下を実施する。
●事業戦略策定
・要求(構想)の確認
・新ビジネスモデルへの提言
・事業戦略の実現シナリオ」への提言
●事業戦略評価
・事業戦略達成度の評価
・事業戦略達成度評価のフィードバック
また、ⅠS戦略策定・評価、ⅠT戦略策定・評価を支援する。
3~7
ⅠSストラテジスト
【ミッション】事業戦略実現に向けたⅠS戦略を策定・評価する。
【活動内容】企業活動において、ⅠS戦略策定・評価を主な活動領域として
以下を実施する。
●ⅠS戦略策定
・対象領域ビジネス及び環境分析
・ⅠS戦略の策定
・全体計画の策定
●ⅠS戦略評価
・全体計画の評価
・ⅠS戦略の評価
また、事業戦略策定・評価、ⅠT戦略策定・評価、ⅠS戦略実行マネジメント
を支援する。
3~7
プログラム
マネージャ
【ミッション】ⅠS戦略の実現に向けて、複数の個別案件をマネジメントする。
【活動内容】企業活動において、ⅠS戦略実行マネジメントを主な活動領域と
して以下を実施する。
●ⅠS戦略実行マネジメント
・ⅠS戦略の分析
・ⅠS戦略実現のモニタリングとコントロール
・ⅠS戦略実現上のリスクへの対応
3~7
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 24
2.UISS2.UISSとはとは
2.9 2.9 キャリアフレームワークキャリアフレームワーク
キャリアレベル
人材像 ビジネスストラテジスト
ISストラテジスト
プログラムマネージャ
プロジ
ェクトマネージャ
ISアナリスト
アプリケーシ
ョンデザイナー
システムデザイナー
ISオペレーシ
ョン
ISアドミニストレータ
ISアーキテクト
セキ
ュリティアドミニストレータ
ISスタ
ッフ
ISオーディタ
7
6
5
4
3
2
1
エントリ
ハイ
ミドル
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 25
2.UISS2.UISSとはとは
2.10 UISS2.10 UISSで定義するスキルの位置づけで定義するスキルの位置づけ
UISSUISSで定義するスキルは、テクニカルスキルに関するもので定義するスキルは、テクニカルスキルに関するもの 人事制度上の能力評価等に適用する際は、UISSの位置づけを十分に
意識することが必要
テクニカルスキル
ヒューマンスキル
コンセプチュアルスキル
スタッフ
経営者層
管理者層
本スキル標準で定義しているスキル
。
キャリアレベルは、スキルと経験・実績などを考慮し、各社の事情に合わせて設定することが基本となる。
一般的に、スキルは3つの要素で構成され、
成長の段階によって、そのバランスが変化すると言われている。その様子を図示したものが「カッツモデル」である。
図に示すように、カッツモデルでは、スキルを下記の構造に分類している。
テクニカルスキル(業務遂行能力)業務を遂行するうえで必要なスキル
ヒューマンスキル(対人関係能力)相手の言動を観察、分析し、目的を達成するために、相手に対してどのようなコミュニケーションや働きかけをするかを判断、実行できるスキル
コンセプチュアルスキル(概念化能力)まわりに起こっている事柄や状況を構造的、概念的に捉え、事柄や問題の本質を見極めるスキル
本スキル標準の機能・役割定義で定義しているスキルは、上記の「テクニカルスキル」に該当する。
Ver.2.0
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 26
2.UISS2.UISSとはとは
2.11 2.11 キャリアレベル定義キャリアレベル定義
キャリアレベル概念図(案)キャリアレベル概念図(案)レベル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 レベル6 レベル7
社内外で目標とされる
応用的知識・技能を有する
基本的知識・技能を有する
最低限必要な基礎知識を
有する
業務の貢献範囲
事業・企業・企業グループレベルでの貢献
プロジェクトレベルでの貢献
担当業務レベルでの貢献
経験の知識化とその応用(後進育成)に貢献社内で認知される
独力でできる
プロフェッショナルとしての
貢献度・認知度
社内外で認知される
社内のハイエンドプレーヤーと認知される
知識の活用
指導の下でできる
課題の発見と解決をリードする
事業の改革やメソドロジ、テクノロジの創造をリードする
要求作業の達成度
Ver.2.0
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 27
2.UISS2.UISSとはとは
2.12.1 2.12.1 研修ロードマップ研修ロードマップ
マネジメント
ヒューマン
ビジネス /インダストリ
メソドロジ
テクノロジ
特別講座上級基礎入門
マネジメント
ヒューマン
ビジネス /インダストリ
メソドロジ
テクノロジ
特別講座上級基礎入門
プロジェクトマネジメント基礎
インダストリアプリケーション動向
経営企画入門
内部統制(概論)
戦略立案メソドロジ入門
IS戦略メソドロジ基礎
アーキテクチャの考え方
業務プロセスのモデリング手法
最新技術動向
戦略立案メソドロジ基礎
IT要素技術
セキュリティ設計基礎
モニタリング手法
システム監査基礎
経営企画基礎
プログラムマネジメント
経営企画上級
IS戦略メソドロジ上級
オペレーションズ・マネジメント概論
事業継続計画
ITプランニング基礎
研修体系図(戦略系タスク)
機能・役割定義の大項目毎に、その機能・役割定義の大項目毎に、そのISIS機能を実現するために必要となるスキル機能を実現するために必要となるスキル
育成のための研修ロードマップを定義育成のための研修ロードマップを定義
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 28
2.UISS2.UISSとはとは
2.12.2 2.12.2 研修ロードマップ研修ロードマップ
eラーニング
講義
ワークショッ
プ
eラーニング(標準時間)
クラス(標準日数)
戦略立案メソドロジ入門 ○ ○ 6時間 1日間 (01)-4
経営企画入門 ○ ○ 6時間 1日間 (01)-8
IT要素技術基礎 ○ ○ 60時間 3日間 (07)-7(07) IS導入
セキュリティ設計基礎 ○ ○ 12時間 3日間 (14)-5(14) セキュリティ
ITプランニング基礎 ○ ○ ○ 6時間 3日間 (03)-11(03) IT基盤
内部統制(概論) ○ 1日間 (16)-4(16) システム監査
システム監査基礎 ○ ○ 3日間 (16)-6(16) システム監査
プロジェクトマネジメント基礎 ○ ○ 2日間 (05)-4(05) プロマネ
プログラムマネジメント ○ ○ 3日間 (04)-5(04) IS戦略マネジ
戦略立案メソドロジ基礎 ○ ○ 6時間 2日間 (01)-5
IS戦略メソドロジ基礎 ○ 5日間 (01)-6
経営企画基礎 ○ ○ 5日間 (01)-9
アーキテクチャの考え方 ○ ○ 2日間 (03)-4(03) IT基盤
業務プロセスのモデリング手法 ○ 1日間 (06)-5(06&08) IS企画
モニタリング手法 ○ 1日間 (04)-4(04) IS戦略マネジ
IS戦略メソドロジ上級 ○ ○ 3日間 (01)-7
経営企画上級 ○ ○ 2日間 (01)-10
事業継続計画 ○ ○ ○ 12時間 2日間 (15-02)-4(15-02) 共通業務_事業継続計画
オペレーションズ・マネジメント概論 ○ 2日間 (01)-11
インダストリアプリケーション動向 ○ 1日間 (06)-7(06&08) IS企画
最新技術動向 ○ 1日間 (03)-14(03) IT基盤
上級講座
特別講座
研修方法
入門講座
基礎講座
分類
コース名
研修期間
ページ 備考(参照先)
研修コース一覧(戦略系タスク)
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 29
2.UISS2.UISSとはとは
2.12.3 2.12.3 研修ロードマップ研修ロードマップ
コース名
研修コースの内容
IS戦略メソドロジ基礎
講座分類 □入門講座 ■基礎講座 □上級講座 □特別講座
コースのねらい
○当コースでは、IS戦略を立案・策定・展開・評価するためのメソドロジの修得を目的とする。○当コースは、情報システム(AsIs)の調査・分析、情報技術動向の調査・分析、情報システム基盤の
将来像(ToBe)の策定、業務の新全体像(ToBe)と投資対象の選定、IS戦略の策定と承認および評価、各種原案の作成と精査、課題の抽出などに関する知識を学習する。
受講対象者 IS戦略の立案・策定・評価ができることを目指す者
研修方法 講義、ワークショップ
研修期間 標準日数 5日(クラスルーム)
スキル修得目標
情報システム(AsIs)を調査・分析できる。業務の新全体像(ToBe)と現情報システムのギャップを把握し、情報システムへの要件を明確にできる。新全体像の中から情報システム対象を選定し、適正な情報システム投資対象を選定できる。情報システム基盤の将来像(ToBe)を策定できる。IS戦略を策定し、承認を得ることができる。またその推進体制を提案できる。IS戦略遂行における課題を抽出し、全体を評価できる。
関連知識
情報システム調査・分析手法、情報システム評価手法、EA、データモデル、情報モデル、IT動向調査手法、ビジネスモデルを想定した情報システムプランニング、CSFとなる要素技術の想定、情報戦略指針の記述形式
研修コース内容(I戦略系タスク:S戦略メソドロジ基礎)
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 30
2.UISS2.UISSとはとは
2.13 2.13 新情報処理技術者試験の位置づけ新情報処理技術者試験の位置づけ
)
共通キャリア・スキルフレームワークのレベルと新情報処理技術者試験のレベル
Ver.2.0
UISS
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター 31
2.UISS2.UISSとはとは2.14 2.14 情報処理技術者試験区分と本スキル標準のタスクの関係(抜粋)情報処理技術者試験区分と本スキル標準のタスクの関係(抜粋)
)
ITパスポー
ト
基本情報技術者
応用情報技術者
午前Ⅰ(
共通知識)
ITストラテジスト
システムアー
キテクト
プロジェ
クト
マネー
ジャ
ネッ
トワーク
スペシャ
リスト
デー
タベース
スペシャ
リスト
情報セキュリティ
スペシャ
リスト
ITサー
ビス
マネー
ジャ
システム監査技術者
大項目(タスク) 中項目 IP FE AP 共通 ST SA PM NW DB SC SM AU 補足説明事業戦略策定 経営要求の確認 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
事業戦略策定 新ビジネスモデルへの提言 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 事業戦略策定 事業戦略の実現シナリオへの提 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略策定 対象領域ビジネスおよび環境の分析
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略策定 IS戦略の策定 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略策定 IS戦略全体計画の策定(1.トップダウンアプローチ)
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略策定 IS戦略全体計画の策定(2.ボトムアップアプローチ)
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略策定 IS戦略全体計画の策定(3.IS戦略全体計画確定)
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略策定 IS戦略実行体制の確立 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 IS戦略策定 意図と指針の周知 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IT基盤構築・維持・管理 IT戦略の策定 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IT基盤構築・維持・管理 IT戦略実行計画の策定 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 IT基盤構築・維持・管理 IT基盤整備(IT基盤の構築) ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 ○4※ ○4※ ○4※ ○4※ (SA)システム関連のアーキテクチャ部分が該当
(NW,DB,SC)専門分野に特化IT基盤構築・維持・管理 IT基盤整備(標準作成) ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 ○4※ (SA)システム関連のアーキテクチャモデル部分が該当
IT基盤構築・維持・管理 品質統制フレームワークの運営(各プロジェクトに対するガバナンスの実施)
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IT基盤構築・維持・管理 各アーキテクチャ・標準・品質統制フレームワークの維持・管理
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IT基盤構築・維持・管理 IT戦略実行計画の評価 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IT基盤構築・維持・管理 IT戦略の評価 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略実行マネジメント IS戦略の分析・把握 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 IS戦略実行マネジメント IS戦略実現のモニタリングとコント
ロール○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略実行マネジメント IS戦略実現上のリスクへの対応 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
IS戦略実行マネジメント コントロールフレームワークの維持・管理
○1 ○2 ○3 ○3 ○4
プロジェクトマネジメント プロジェクトの立ち上げ ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
プロジェクトマネジメント プロジェクト計画策定 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 プロジェクトマネジメント プロジェクト追跡と実行管理 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
プロジェクトマネジメント プロジェクト変更管理 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 プロジェクトマネジメント プロジェクト終結 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4
プロジェクトマネジメント プロジェクト完了評価 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 IS企画 IS企画の策定 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 ○4※ (SA)システム方式策定に関するアーキテクチャ部分
が該当IS企画 IS導入計画の策定 ○1 ○2 ○3 ○3 ○4 IS企画 調達と調達マネジメント ○1 ○2 ○3 ○3 ○4※ ○4※ ○4 (ST)提案評価基準やRFPの作成・評価が該
当(SA)提案評価基準やRFPの作成・評価のうち
高度試験午前Ⅱ・午後
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AgendaAgenda
33.. UISSUISSの活用の活用222 UISSとはUISSUISSとはとは
333 UISSの活用UISSUISSの活用の活用
UISS策定の背景・目的UISSUISS策定の背景・目的策定の背景・目的111
UISSの改善活動UISSの改善活動UISSの改善活動444
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.1 UISS3.1 UISSが貢献できることが貢献できること
企業の状況に応じた活用で下記の2点に貢献企業の状況に応じた活用で下記の2点に貢献 組織力強化
• 現行組織が持っているIS機能の確認
• 組織への要求を果たすために今後必要となる、あるいはムダなIS機能の確認
• 現状のIS関連組織の戦力把握(人材ポートフォリオ:AsIsの作成)
• 今後目標とするIS関連組織の戦力想定(人材ポートフォリオ:ToBeの作成)
• ギャップ分析と組織力強化に向けた人材育成・調達戦略の策定
人材育成
• 現状のスキル棚卸し
• 目標とするスキルレベルとのギャップ分析
• ギャップを解消するための個別育成計画策定
UISS
34
目標・戦略・計画
インプット アウトプット
要求モデル
組織・機能モデルAs Is機能
プロセスモデル
要求モデル
要求モデル
要求モデル 要求モデル
To Be機能モデル
To Be機能モデル
プロセスモデル
スキルモデル
To Beスキルモデル
To Beスキルモデル
To Be機能モデル
人材像
To Be/As Isギャップ
要求モデル
To Be/As Isギャップ
OFF-JTモデル
育成モデル
ローテーションモデル
運用モデル
評価モデル育成モデル
ローテーションモデル
運用モデル
評価モデル
評価結果
改善策
活用プロセス①
②
③
④
⑤
⑥
要求分析
スキルモデル構築
現状把握・ギャップ分析
人材育成計画実施/評価/改善
機能分析
⑦
人材育成計画策定
人材像策定
人材像
3.UISS3.UISSの活用の活用
3.2.1 3.2.1 活用プロセス活用プロセス (V2.0 (V2.0 で改訂)で改訂)
2008/12/11 Copyright©2008 , JUAS UISSセンター図 活用プロセス(全体イメージ)
Copyright©2008 , JUAS UISSセンター
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.2.2 3.2.2 活用プロセスの説明活用プロセスの説明 (V2.0 (V2.0 で改訂)で改訂)
(1)要求分析(1)要求分析自社の経営戦略(全社戦略や事業戦略、個別戦略の自社の経営戦略(全社戦略や事業戦略、個別戦略のISIS戦略など)から、ビジネス目標の達成に戦略など)から、ビジネス目標の達成に
必要な必要なISIS機能要件と機能要件とISIS人材要件をまとめる。人材要件をまとめる。
(2)機能分析(2)機能分析UISSUISSが、提供する「機能・役割定義」を参照モデルとし、自社のビジネス目標達成に向けて必要となるが、提供する「機能・役割定義」を参照モデルとし、自社のビジネス目標達成に向けて必要となる
ISIS機能を検討・定義し、機能を検討・定義し、To BeTo Be機能モデルを策定する。機能モデルを策定する。
(3)スキルモデル構築(3)スキルモデル構築UISSUISSが、提供する「機能・役割定義」を参照モデルとし、策定したが、提供する「機能・役割定義」を参照モデルとし、策定したTo BeTo Be機能モデルと組み合わせて、機能モデルと組み合わせて、
その機能を実現するために必要となるスキルモデルを構築する。その機能を実現するために必要となるスキルモデルを構築する。
(4)人材像策定(4)人材像策定UISSUISSが、提供する「キャリアフレームワーク」およびが、提供する「キャリアフレームワーク」および「「人材像とタスクの関連人材像とタスクの関連」」を参照モデルとし、を参照モデルとし、
自社に必要となる人材像を検討・定義し、人材像単位のスキルモデルを策定する。自社に必要となる人材像を検討・定義し、人材像単位のスキルモデルを策定する。
(5)現状把握・ギャップ分析(5)現状把握・ギャップ分析要求モデルから、必要となる人材の割合を目標(T要求モデルから、必要となる人材の割合を目標(To o BBee)として定義する。)として定義する。
ISIS部門員の現状(部門員の現状(As IsAs Is)の知識・スキルのたな卸しを行う。その結果を策定したスキルモデルに)の知識・スキルのたな卸しを行う。その結果を策定したスキルモデルに
マッピングし、様々な角度で分析し、目標とのギャップをまとめる。マッピングし、様々な角度で分析し、目標とのギャップをまとめる。
(6)人材育成計画策定(6)人材育成計画策定TTo o BBeeととAs IsAs Isのギャップを優先順位付けし、ギャップ解消のための中長期の全体計画を策定する。のギャップを優先順位付けし、ギャップ解消のための中長期の全体計画を策定する。
優先度の高いギャップは、現在の保有スキル量と必要となるスキル量を具体的に特定し、優先度の高いギャップは、現在の保有スキル量と必要となるスキル量を具体的に特定し、
短期的な短期的なOFFOFF--JTJTおよびおよびOJTOJT計画を策定する。計画を策定する。
(7)人材育成計画実施(7)人材育成計画実施//評価評価//改善改善人材育成計画を推進する。また、その実施結果を定期的に評価し、その結果から、必要に応じて人材育成計画を推進する。また、その実施結果を定期的に評価し、その結果から、必要に応じて
目標達成に向けた改善策を立案し、次フェーズ・次年度以降の計画を見直す。目標達成に向けた改善策を立案し、次フェーズ・次年度以降の計画を見直す。
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.3 3.3 活用手順全体の構成活用手順全体の構成
出典:株式会社スキルスタンダード研究所殿
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.4.1 3.4.1 有効活用ガイドの構成:目次有効活用ガイドの構成:目次
はじめに
背景
目的
1. UISSって、何だろう
1.1. 2つのスキル標準
1.2. スキルの捉え方
1.3. 人材像の考え方
1.4 UISSにおけるユーザ企業の役
割
2. 目的と効果
2.1. UISS活用の目的
2.2. UISS活用の前提
2.3. UISS活用の効果
3. 導入への流れ 3.1. 概要 3.2. 導入アプローチ
4. UISS提供モデルの活用 4.1. 機能役割定義 (レベル)
5. 導入手順 5.1. トップダウン型アプローチ 5.2. 問題解決型アプローチ 5.3. 育成計画策定 5.4. 運用実施 5.5. 改善
付録: 各社導入事例
•UISS導入の関係者:「CIO」、「導入推進者」、「ライン長」、「情シス担当者」•「はじめに~目的と効果」がCIO向け、「導入の流れ~導入手順」は導入推進者向け
CIO,経営層の方々へ
導入推進者の方々へ
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.4.2 3.4.2 事例事例1138
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.4.3 3.4.3 事例2事例239
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.4.4 3.4.4 事例3事例340
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.4.5 3.4.5 事例4事例441UISSセミナー
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.5 3.5 どの会社がどの会社がUISSUISSを活用すべきなのか?を活用すべきなのか?
UISSを導入することが目的ではない。組織としての課題が何か
を共有すること。 中長期ビジョンを実践できる人材の育成
ITスキルレベル評価手法の確立
現場で使える人材が不足しているので、増やしたい• 現場で使える人材って、何だ?
現場の効果のある、研修計画を推進したい
課題のない会社は、UISSは
不要です。
「特に問題がないけど、UISSを導入する」というのは、問題
UISSの活用には、現場では、現在の仕事へ
の見方、やり方が変わることがあります。
仕事への見方は、もともと各自、別な見方があります。解決すべき問題を共有することなく、UISSの用語(人材像やスキルとか)を導入すると、現場としては違和感を感じ、導入の支障となることがあります。
トップがきちんと問題を把握すること、把握した問題への対処方針をきちんと示し、問題を解決することがゴールであることを全体に説明してください。
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3.UISS3.UISSの活用の活用
3.6 3.6 企業はどんな問題意識でUISSを活用したのか?企業はどんな問題意識でUISSを活用したのか?
人材上の問題 UISSで出来ること
改善の取り組み自社での問題、課題を踏まえて、どう改善のPDCAを廻せるかをイメージし
てみましょう
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AgendaAgenda
4.4. UISSUISSの改善活動の改善活動
111 UISS策定の背景・目的UISSUISS策定の背景・目的策定の背景・目的
222 UISSとはUISSUISSとはとは
444 UISSの改善活動UISSUISSの改善活動の改善活動
333 UISSの活用UISSUISSの活用の活用
UISS
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4.4.UISSUISSの改善活動の改善活動
4.1 UISS4.1 UISS V2.0V2.0 改訂要約改訂要約
共通キャリア・スキルフレームワーク、情報処理技術者試験との関係を明記(H20年10月V2.0として公開予定)
(1)共通キャリア・スキルフレームワークの知識項目との整合性を図り、機能・役割定義を全般的に見直した
(2)レベル判定の尺度として情報処理技術者試験を位置付けるために、試験区分とUISSとの関係(試験区分とタスクとの関係)を明確化した
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4.4.UISSUISSの改善活動の改善活動
4.2 20084.2 2008年度進行中の活動年度進行中の活動
関連文書(有効活用ガイド、研修ロードマップ)との関係の明確化関連文書(有効活用ガイド、研修ロードマップ)との関係の明確化使い勝手の向上と分かりやすさの向上のために、本書と有効活用ガイド、研修ロードマップの使い勝手の向上と分かりやすさの向上のために、本書と有効活用ガイド、研修ロードマップの
位置づけを以下のとおりとし、全体構成を見直した位置づけを以下のとおりとし、全体構成を見直した スキル標準:本標準の概念/考え方を主として示したもの
有効活用ガイド:本標準の活用手順を主として示したもの。活用手順の見直し (H21年2月作成完了予定)
研修ロードマップ:機能役割定義に記載されているスキル・知識の習得に資する研修コースを体系的に
整理したもの ( H21年2月作成完了予定)
進行中の活動進行中の活動(1)(1) 有効活用ガイド(導入支援有効活用ガイド(導入支援WGWG))
活用プロセスを全面的に見直し、11月から開始する「活用ワークショップ」で使用する予定
定点観測用のアンケート調査を他機関との協業で推進中
ワークショップ実施中(導入推進者向け及び活用)
(2)研修ロードマップ(研修(2)研修ロードマップ(研修WGWG))
研修ロードマップをV2.0との整合性を図って改訂
利用者向けガイドを検討中
カリキュラム例作成検討中
研修コースの機能・役割定義との関係チェック(網羅性)
(3)機能・役割定義のITSS参照部分(H21年度事業予定)(3)機能・役割定義のITSS参照部分(H21年度事業予定)
該当する99の小項目の具体的書き下ろし方法について検討予定
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ご清聴ありがとうございました
JUAShttp://www.juas.or.jp/
UISSセンター:[email protected] Ver. 2.0UISS Ver. 2.0 情報処理推進機構情報処理推進機構HPHPより公開(より公開(2008.10.312008.10.31))
○情報システムユーザースキル標準○情報システムユーザースキル標準 Ver. 2.0Ver. 2.0http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/activity/activity2.html#2008033http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/activity/activity2.html#20080331_21_2
UISS Ver. 1.1UISS Ver. 1.1 経済産業省経済産業省HPHPより公開(より公開(2007.6.202007.6.20))○情報システムユーザースキル標準○情報システムユーザースキル標準 Ver. 1.1Ver. 1.1
○○情報システムユーザースキル標準有効活用ガイド情報システムユーザースキル標準有効活用ガイドhttp://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/index.html#02http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/index.html#02
47Copyright©2008 , JUAS UISSセンター
UISS
2008/12/11
<参考> UISS広報活動(2006年度以降)
2006/7/2:JSDG(上級システムアドミニストレータ連絡会 )JSDG第7回全国大会 分科会「情報システムユーザースキル標準(UISS)について考える」
2006/7/12:ITSSUG(ITSSユーザー協会)セミナー「情報システムユーザースキル標準(UISS)の概要と活用方法」
2006/9/6:JUASJUASスクエア ITガバナンス2006「情報システム機能の可視化による組織力向上のために~情報システムユーザースキル標準(UISS)の策定」
2006/12/5:ITSSUG(ITSSユーザー協会)ITSS Users‘ Conference 2007「情報システムユーザースキル標準(UISS)の概要と今後の展開」
2006/12/10:JSAG(日本システムアナリスト協会) 関東支部 オープンフォーラム2006 in Tokyo「IT社会を支える人材とスキル」~UISS、ETSS、ITSS、3つのスキル標準から考える~
2007/1/30:IT協会(社団法人 企業情報化協会)「経営とITの融合 情報システムユーザースキル標準の狙いと今後の取組み
2007/4/132007/4/13::IPAIPAITITスキル標準フォーラムスキル標準フォーラムinin大阪大阪「情報システムユーザースキル標準「情報システムユーザースキル標準(UISS)(UISS)の活用の活用 」」
2007/4/182007/4/18:ガートナージャパン:ガートナージャパンガートナーアウトソーシングサミットガートナーアウトソーシングサミット20072007「ハイスキルな「ハイスキルなITIT人材調達のための有効策は何か?人材調達のための有効策は何か?--「情報「情報システムユーザースキル標準」システムユーザースキル標準」 活用の可能性活用の可能性
2007/6/202007/6/20:日経:日経BPBPITIT人材セミナー人材セミナー 」
「「UISSUISSはこうして策定した!その本質と活用法」はこうして策定した!その本質と活用法」
2007/7/11:アルゴエデュケーションサービス第13回ITSS情報交換会「情報システムユーザースキル標準(UISS)の概要と最新動向」
2007/8/10:富士通ファミリー会第2回IT人材養成研修
2007/8/28:ITSSUG(ITSSユーザー協会)「UISS活用実践セミナー」
2007/9/12:JUASJUASスクエア ITガバナンス2007「情報システムユーザースキル標準(UISS)の効果的な活用と成果」
2008/5/28:IPA(IPAX2008)「情報システムユーザースキル標準「情報システムユーザースキル標準(UISS )(UISS )改訂について改訂について~~ISIS機能の可視化による組織力向上のために~」機能の可視化による組織力向上のために~」
2008/7/17:ビジネスショー(CSRコンプライアンスソリューション2008)「情報システムユーザースキル標準「情報システムユーザースキル標準(UISS )(UISS )改訂について改訂について
~~ISIS機能の可視化による組織力向上のために~」機能の可視化による組織力向上のために~」
2008/10/1:METI情報化月間情報システムユーザースキル標準(UISS)の概要と今後の展開
JUAS 人材育成研究部会平成18年度研究テーマの柱の一つとして、「UISS活用」について設定。研究会、2回の合宿の中で議論を実施
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