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【表紙】 【提出書類】 有価証券報告書 【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項 【提出先】 関東財務局長 【提出日】 平成29年6月29日 【事業年度】 第4期(自 平成28年4月1日 平成29年3月31日) 【会社名】 株式会社UACJ 【英訳名】 UACJ Corporation 【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 岡田 【本店の所在の場所】 東京都千代田区大手町一丁目7番2号 【電話番号】 (03)6202-2600(大代表) 【事務連絡者氏名】 経理部長 飯田 晴央 【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区大手町一丁目7番2号 【電話番号】 (03)6202-2641 【事務連絡者氏名】 経理部長 飯田 晴央 【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) EDINET提出書類 株式会社UACJ(E01330) 有価証券報告書 1/106

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【表紙】

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成29年6月29日

【事業年度】 第4期(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

【会社名】 株式会社UACJ

【英訳名】 UACJ Corporation

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 岡田 満

【本店の所在の場所】 東京都千代田区大手町一丁目7番2号

【電話番号】 (03)6202-2600(大代表)

【事務連絡者氏名】 経理部長 飯田 晴央

【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区大手町一丁目7番2号

【電話番号】 (03)6202-2641

【事務連絡者氏名】 経理部長 飯田 晴央

【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

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第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第10期 第1期 第2期 第3期 第4期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月

売上高 (百万円) 183,702 364,107 572,541 575,735 568,316

経常利益 (百万円) 5,819 16,798 21,337 12,010 19,819

親会社株主に帰属する

当期純利益(百万円) 3,146 9,946 8,649 5,105 8,715

包括利益 (百万円) 7,405 15,761 25,421 △5,106 7,975

純資産額 (百万円) 77,299 168,140 187,136 178,582 198,360

総資産額 (百万円) 219,038 608,490 677,952 662,543 725,443

1株当たり純資産額 (円) 336.80 363.31 402.78 385.88 381.47

1株当たり当期純利益

金額(円) 13.85 30.36 20.21 11.94 20.16

潜在株式調整後1株当

たり当期純利益金額(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 34.9 25.6 25.4 24.9 25.4

自己資本利益率 (%) 4.3 8.6 5.3 3.0 5.0

株価収益率 (倍) 20.6 14.0 16.4 19.1 14.5

営業活動によるキャッ

シュ・フロー(百万円) 12,618 14,233 26,777 22,511 28,393

投資活動によるキャッ

シュ・フロー(百万円) △15,195 △25,452 △49,668 △34,759 △55,456

財務活動によるキャッ

シュ・フロー(百万円) △451 14,067 25,694 11,176 49,478

現金及び現金同等物の

期末残高(百万円) 8,419 17,471 20,949 18,814 41,125

従業員数 (人) 3,851 8,418 8,556 8,881 9,819

(外、平均臨時雇用者

数) (463) (917) (895) (920) (1,076)

(注)1.当社は、平成25年10月1日付けで住友軽金属工業株式会社と経営統合を行い、事業年度を「第1期」に

     変更しております。

2.売上高には消費税等は含まれておりません。

3.第1期より、期末日満期手形等の会計処理を変更したため、第10期連結会計年度に関する主要な経営指標等

について遡及処理後の数値を記載しております。

4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

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(2)提出会社の経営指標等

回次 第10期 第1期 第2期 第3期 第4期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月

売上高 (百万円) 156,641 214,722 286,953 283,277 258,918

経常利益 (百万円) 3,884 8,712 13,850 15,191 15,592

当期純利益 (百万円) 2,311 1,227 8,772 11,563 10,864

資本金 (百万円) 16,528 45,000 45,000 45,000 52,277

発行済株式総数 (千株) 227,100 428,282 428,282 428,282 483,282

純資産額 (百万円) 67,870 134,090 138,294 146,373 170,614

総資産額 (百万円) 198,720 488,071 502,039 488,956 531,636

1株当たり純資産額 (円) 298.87 313.26 323.27 342.25 353.54

1株当たり配当額 (円) 6.00 9.00 6.00 6.00 6.00

(うち1株当たり中間

配当額)(円) (3.00) (3.00) (3.00) (3.00) (3.00)

1株当たり当期純利益

金額(円) 10.18 3.75 20.50 27.04 25.14

潜在株式調整後1株当

たり当期純利益金額(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 34.2 27.5 27.6 29.9 32.1

自己資本利益率 (%) 3.4 1.2 6.4 8.1 6.9

株価収益率 (倍) 28.0 113.7 16.2 8.4 11.6

配当性向 (%) 59.0 240.3 29.3 22.2 23.9

従業員数 (人) 1,938 2,825 2,668 2,707 2,759

(外、平均臨時雇用者

数) (240) (253) (265) (285) (283)

(注)1.当社は、平成25年10月1日付けで住友軽金属工業株式会社と経営統合を行い、事業年度を「第1期」に変更

しております。

2.売上高には消費税等は含まれておりません。

3.第1期より、期末日満期手形等の会計処理を変更したため、第10期事業年度に関する主要な経営指標等につ

いて遡及処理後の数値を記載しております。

4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

5.第1期の1株当たり配当額には、住友軽金属工業株式会社との経営統合による株式会社UACJ発足の記念

配当3円を含んでおります。

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2【沿革】

 平成25年10月1日、古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、株式会社UACJが発足いたし

ました。

[株式会社UACJの沿革]

平成25年10月 古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、株式会社UACJが発足

平成25年12月 日本製箔株式会社がHydro Aluminium Malaysia Sdn. Bhd.(現:UACJ Foil Malaysia Sdn. Bhd.)

の株式を取得

平成26年1月 日本製箔株式会社と住軽アルミ箔株式会社が合併し、株式会社UACJ製箔に商号変更

タイ王国ラヨン県のアルミニウム板圧延工場 UACJ (Thailand) Co., Ltd. ラヨン製造所が第一期

操業を開始

    4月

    5月

    7月

平成27年8月

平成28年4月

株式会社UACJ物流と株式会社エルコンポが合併

米国での自動車パネル用アルミニウム材共同事業に関して、欧州Constellium N.V.社と正式合意

加工品事業統括会社として株式会社UACJ金属加工を設立

株式会社UACJコンポーネンツ深谷と株式会社ニッケイ加工が合併

UACJ (Thailand) Co., Ltd. ラヨン製造所がアルミニウム板材の一貫生産を開始

加工品事業統括会社である株式会社UACJ金属加工を吸収合併

株式会社ナルコ岩井、株式会社ナルコ恵那及び株式会社ニッケイ加工が合併し、株式会社UACJ

金属加工に商号変更

Iwai Metal(America) Co., Ltd.とPenn TecQ, Inc.が合併し、UACJ Metal Components North

America Inc.に商号変更

米国の自動車用アルミニウム構造材及び各種アルミニウム部品製造販売会社SRS Industries, LLC

(現:UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.)の持分を取得

 なお、旧両社の経営統合以前の沿革につきましては、それぞれ以下のとおりであります。

[古河スカイ株式会社の沿革]

明治29年6月

明治43年

横浜電線製造株式会社(現:古河電気工業株式会社)設立

横浜電線製造株式会社がアルミニウム電線の研究を開始

昭和34年8月

昭和36年

米国Alcoa社との共同出資により古河アルミニウム工業株式会社を設立

栃木県小山市に押出総合工場が完成

昭和39年12月

昭和42年4月

昭和58年5月

平成5年10月

昭和電工株式会社、八幡製鐵株式会社(現:新日鐵住金株式会社)、米国Kaiser Aluminum社の合

弁によりスカイアルミニウム株式会社を設立

埼玉県深谷市に圧延工場が完成

福井県三国町(現:坂井市)に板圧延工場が完成

古河アルミニウム工業株式会社を吸収合併

平成10年1月 古河電気工業株式会社とスカイアルミニウム株式会社が、アルミニウム事業についての業務提携を

開始

平成12年3月

古河電気工業株式会社とスカイアルミニウム株式会社のアルミニウム事業の販売部門を統合し、ユ

ニファスアルミニウム株式会社を設立

平成15年10月

平成17年4月

古河電気工業株式会社軽金属事業部門を会社分割し、スカイアルミニウム株式会社を承継会社とし

て、古河スカイ株式会社が発足

ユニファスアルミニウム株式会社を統合

    12月 東京証券取引所市場第一部に上場

平成23年8月 米国のアルミニウム板圧延製造販売会社Tri-Arrows Aluminum Inc.の株式を住友軽金属工業株式会

社等と共同取得

平成24年3月 FURUKAWA-SKY ALUMINUM (THAILAND) CO.,LTD.(現:UACJ (Thailand) Co.,Ltd.)がタイ王国ラヨ

ン県に板圧延工場の建設を開始

平成25年10月 小山工場の押出事業を古河スカイ小山押出株式会社(現:株式会社UACJ押出加工小山)へ承継

押出事業の販売部門を株式会社住軽テクノ(現:株式会社UACJ押出加工)へ承継

鋳鍛事業を古河スカイ鋳鍛株式会社(現:株式会社UACJ鋳鍛)へ承継

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[住友軽金属工業株式会社の沿革]

明治30年4月 大阪市に住友伸銅場を開設し、伸銅事業を開始

明治31年 同伸銅場においてアルミニウム圧延事業を開始

大正2年6月 同伸銅場を住友伸銅所と改称

大正10年10月 住友合資会社伸銅所となる

大正15年7月 住友伸銅鋼管株式会社に改組

昭和10年9月 住友伸銅鋼管株式会社と株式会社住友製鋼所が合併して住友金属工業株式会社となる

昭和16年9月 名古屋市に名古屋軽合金製造所を建設

昭和34年8月

住友金属工業株式会社の伸銅、アルミニウム圧延部門が分離して住友軽金属工業株式会社となる

(営業開始同年9月1日)

昭和37年1月 上記の住友軽金属工業株式会社と、同名の住友軽金属工業株式会社(昭和26年3月に株式会社丸二

商会として設立。昭和36年9月に住友軽金属工業株式会社に改称)が合併

    12月 東京・大阪・名古屋の各証券取引所第二部に上場

昭和39年2月 東京・大阪・名古屋の各証券取引所第一部に指定替え

昭和44年3月 伸銅事業の拡大を企図し、住軽伸銅工業株式会社(愛知県豊川市所在)において最新鋭の銅管製造

工場を建設

昭和54年8月 豪州グラッドストーンにおけるCOMALCO LIMITEDのアルミニウム製錬計画に参画するため、SLM

AUSTRALIA PTY. LTD.(現:UACJ Australia Pty. Ltd.)を設立

昭和60年4月 住軽伸銅工業株式会社を吸収合併し、同社工場を「伸銅所」とする

平成22年4月 アルミ押出製造部門を分社化し、株式会社住軽テクノ名古屋(現:株式会社UACJ押出加工名古

屋)を設立

平成23年8月 米国のアルミニウム板圧延製造販売会社Tri-Arrows Aluminum Inc.の株式を古河スカイ株式会社等

と共同取得

平成23年10月 伸銅品部門を分社化し、株式会社住軽伸銅(現:株式会社UACJ銅管)を設立

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3【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、当社の子会社67社及び関連会社12社で企業集団を形成し、ア

ルミニウム・銅等の非鉄金属及びその合金の圧延製品・鋳物製品・鍛造製品並びに加工品の製造・販売等を主な業務

として行っております。

 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

アルミ圧延品事業

 アルミ及びその合金の板圧延製品、箔製品、押出製品、鋳物製品、鍛造製品の製造及び販売を行っております。

(主な関係会社)

当社、UACJ (Thailand) Co.,Ltd.、Tri-Arrows Aluminum Holding Inc.、Tri-Arrows Aluminum Inc.、UACJ

ELVAL HEAT EXCHANGER MATERIALS GmbH、優艾希杰東陽光(上海)鋁材銷售有限公司、㈱UACJカラーアル

ミ、Logan Aluminum Inc.、Constellium-UACJ ABS LLC、乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司、Bridgnorth

Aluminium Ltd.、㈱UACJ押出加工、㈱UACJ押出加工名古屋、㈱UACJ押出加工小山、㈱UACJ押出

加工群馬、㈱UACJ押出加工滋賀、PT.UACJ-Indal Aluminum、UACJ Extrusion Czech s.r.o.、日鋁全綜(天

津)精密鋁業有限公司、UACJ Extrusion (Thailand) Co.,Ltd.、㈱UACJ製箔、UACJ Foil Malaysia Sdn.

Bhd.、㈱日金、㈱UACJ鋳鍛、東日本鍛造㈱、UACJ Foundry & Forging (Vietnam) Co.,Ltd.、UACJ

Australia Pty. Ltd.、Boyne Smelters Ltd.

伸銅品事業

 銅管・銅合金管及びその継手等の製造及び販売を行っております。

(主な関係会社)

㈱UACJ銅管、㈱UACJ銅管販売、東洋フイツテング㈱、日鋁全綜(広州)銅管有限公司、UACJ Copper Tube

(Malaysia) Sdn.Bhd.

加工品・関連事業

 アルミ・銅等の加工製品の製造・販売、それらに関連する土木工事の請負や、グループの事業に関連する貨物運

送・荷扱、製品等の卸売を行っております。

(主な関係会社)

㈱UACJ金属加工、㈱ナルコ郡山、UACJ Metal Components North America, Inc.、Iwai Metal(Mexico)

S.A.de C.V.、UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.、UACJ North America, Inc.、㈱UACJトレー

ディング、泉メタル㈱、㈱メタルカット、優艾希杰商(上海)貿易有限公司、優艾希杰商(昆山)金属制品有限公

司、㈱UACJ Marketing & Processing、UACJ Marketing & Processing America, Inc.、㈱ACE21、㈱UACJ

物流、㈱住軽日軽エンジニアリング

   以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

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[事業系統図]

(注)◆印は連結子会社、△印は持分法適用会社であります。

   ※ Iwai Metal(Mexico)S.A.de C.V.は、平成29年4月1日付で、その商号をUACJ Metal Components Mexico,

S.A. de C.V.に変更いたしました。

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4【関係会社の状況】

 平成29年3月31日現在

名称 住所資本金又は出資金

(百万円)主要な事業の内容

議決権の所有(被所有)割合(%)

関係内容

(連結子会社)

UACJ (Thailand) Co.,Ltd.(注3)

タイ王国ラヨン県 22,850百万バーツ

アルミ圧延品事業板事業 100.0

製品の販売、原材料の購入、役員の兼務、債務保証

Tri-Arrows Aluminum HoldingInc. (注3)

米国デラウェア州 357,205千米ドル

同上 75.0 役員の兼務

Tri-Arrows Aluminum Inc.(注3、4)

米国ケンタッキー州

357,202千米ドル

同上100.0(100.0)

製品の販売、役員の兼務、資金の貸付

UACJ ELVAL HEAT EXCHANGERMATERIALS GmbH

独国デュッセルドルフ

25千ユーロ

同上 51.0 役員の兼務

優艾希杰東陽光(上海)鋁材銷售有限公司

中華人民共和国上海市

3,000千元

同上 51.0 役員の兼務

株式会社UACJカラーアルミ 栃木県宇都宮市 30 同上 100.0製品の委託加工、役員の兼務、資金の貸付

株式会社UACJ押出加工 東京都中央区 1,640アルミ圧延品事業押出事業 100.0

原材料及び製品の購入、役員の兼務、資金の貸付

株式会社UACJ押出加工名古屋 名古屋市港区 410 同上100.0(100.0)

製品の販売、業務の受託、原材料の購入、役員の兼務、資金の貸付

株式会社UACJ押出加工小山 栃木県小山市 90 同上100.0(100.0)

製品の販売、業務の受託、原材料の購入、役員の兼務、資金の貸付

株式会社UACJ押出加工群馬 群馬県伊勢崎市 100 同上100.0(100.0)

製品の販売、原材料の購入、役員の兼務、資金の貸付

株式会社UACJ押出加工滋賀 滋賀県近江八幡市 80 同上100.0(100.0)

原材料の購入、役員の兼務、資金の貸付

PT.UACJ-Indal Aluminum インドネシア共和国東ジャワ州

6,000千米ドル

同上 55.0 役員の兼務

UACJ Extrusion Czech s.r.o.チェコ共和国ベナツキー・ナッド・イゼロウ市

250,000千チェココルナ

同上100.0(100.0)

役員の兼務

日鋁全綜(天津)精密鋁業有限公司中華人民共和国天津市

12,880千米ドル

同上 100.0 役員の兼務、債務保証

UACJ Extrusion (Thailand)Co.,Ltd.

タイ王国アユタヤ県

1,212百万バーツ

同上100.0(100.0)

製品の販売、役員の兼務、資金の貸付、債務保証

株式会社UACJ製箔 東京都中央区 1,190アルミ圧延品事業箔事業 100.0

製品の販売、原材料の購入、役員の兼務、資金の貸付

UACJ Foil Malaysia Sdn. Bhd.(注3)

マレーシア連邦ジョホール州

412,515千リンギット

同上100.0(100.0)

役員の兼務、資金の貸付、債務保証

株式会社日金 東京都中央区 48 同上100.0(100.0)

資金の貸付

株式会社UACJ鋳鍛 東京都千代田区 90アルミ圧延品事業鋳鍛事業 100.0

製品の販売、業務の受託、役員の兼務、資金の貸付

東日本鍛造株式会社 栃木県小山市 50 同上100.0(100.0)

役員の兼務

UACJ Foundry & Forging(Vietnam) Co.,Ltd.

ベトナム社会主義共和国ホーチミン市

6,000千米ドル

同上 100.0 役員の兼務

UACJ Australia Pty. Ltd.(注3)

オーストラリア連邦ビクトリア州

224,796千豪ドル

アルミ圧延品事業原材料供給 100.0

原材料の購入、役員の兼務、資金の貸付

株式会社UACJ銅管 愛知県豊川市 2,200 伸銅品事業 100.0業務の受託、役員の兼務、資金の貸付、債務保証

株式会社UACJ銅管販売 東京都中央区 75 同上100.0(100.0)

役員の兼務

東洋フイツテング株式会社 名古屋市港区 150 同上100.0(100.0)

役員の兼務、債務保証

日鋁全綜(広州)銅管有限公司中華人民共和国広東省広州市

7,250千米ドル

同上76.0(76.0)

役員の兼務、資金の貸付

UACJ Copper Tube (Malaysia)Sdn.Bhd.

マレーシア連邦ネグリセンビラン州

20,000千リンギット

同上100.0(100.0)

役員の兼務

株式会社UACJ金属加工 東京都墨田区 80 加工品・関連事業 100.0製品の販売、役員の兼務、資金の貸付

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名称 住所

資本金又は

出資金(百万円)

主要な事業の内容議決権の

所有(被所有)割合(%)

関係内容

株式会社ナルコ郡山 東京都千代田区 100 加工品・関連事業100.0(100.0)

製品の販売、役員の兼務、資金の貸付

UACJ Metal Components NorthAmerica,Inc.

米国カリフォルニア州

2,500千米ドル

同上100.0(100.0)

役員の兼務、債務保証

IWAI Metal (Mexico) S.A.de C.V.メキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州

2,000千米ドル

同上100.0(100.0)

役員の兼務

UACJ Automotive WhitehallIndustries, Inc. (注3)

米国ミシガン州 77,500千米ドル

同上100.0(100.0)

役員の兼務

UACJ North America,Inc.(注3)

米国イリノイ州 62,400千米ドル

同上 100.0役員の兼務、資金の貸付、債務保証

株式会社UACJトレーディング 大阪市中央区 1,500 同上 100.0製品の販売、原材料の購入、役員の兼務、債務保証

泉メタル株式会社 東京都墨田区 99 同上100.0(65.0)

製品の販売、役員の兼務

株式会社メタルカット 滋賀県彦根市 95 同上100.0(100.0)

製品の委託加工、役員の兼務

優艾希杰商(上海)貿易有限公司中華人民共和国上海市

200千米ドル

同上100.0(100.0)

なし

優艾希杰商(昆山)金属制品有限公司

中華人民共和国江蘇省昆山市

2,870千米ドル

同上100.0(100.0)

なし

株式会社UACJ Marketing &Processing

愛知県安城市 301 同上 100.0製品の販売、原材料の購入、役員の兼務

UACJ Marketing & ProcessingAmerica, Inc.

米国ミシガン州 300千米ドル

同上100.0(100.0)

役員の兼務

株式会社ACE21 埼玉県深谷市 95 同上 100.0製品の販売、製品の委託加工、役員の兼務

株式会社UACJ物流 名古屋市港区 200 同上 100.0 物流業務の委託、役員の兼務

その他4社

(持分法適用関連会社)

Logan Aluminum Inc.(注5)

米国ケンタッキー州

100米ドル

アルミ圧延品事業板事業

60.0(60.0)

なし

Constellium-UACJ ABS LLC 米国ケンタッキー州

70,000千米ドル

同上49.0(49.0)

役員の兼務

Bridgnorth Aluminium Ltd. 英国シュロプシャー州

29,333千ポンド

同上 25.0アルミ圧延品の製造に関する技術指導、役員の兼務

乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司中華人民共和国広東省韶関市

746,500千元

同上 49.0アルミ圧延品の製造に関する技術指導、役員の兼務

Boyne Smelters Ltd.(注6)

オーストラリア連邦クイーンズランド州

258,966千豪ドル

アルミ圧延品事業原材料供給

9.1(9.1)

アルミ地金の製造委託、役員の兼務

株式会社住軽日軽エンジニアリング

東京都江東区 480 加工品・関連事業 50.0 役員の兼務

(その他の関係会社)

古河電気工業株式会社(注7)

東京都千代田区 69,395非鉄金属製品の製造販売

被所有 24.9 製品の販売、原材料の購入、役員の兼務

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(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

3.特定子会社であります。

4.Tri-Arrows Aluminum Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占

める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等  (1) 売上高 97,798百万円

(2) 経常利益 6,830百万円

(3) 当期純利益 3,904百万円

(4) 純資産額 65,169百万円

(5) 総資産額 113,178百万円

5.議決権の所有割合は50%超ですが、合弁契約の条項により実質的支配権の要件を満たさないため持分法適用

会社としております。

6.議決権の所有割合は20%未満ですが、実質的な影響力を有しているため持分法適用会社としております。

7.有価証券報告書を提出しております。

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5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成29年3月31日現在

セグメントの名称 従業員数(人)

 アルミ圧延品事業 6,650 (567)

 伸銅品事業 532 (100)

 加工品・関連事業 2,493 (391)

  報告セグメント計 9,675(1,058)

 全社(共通) 144 ( 18)

合計 9,819(1,076)

(注)1.従業員数は、当社グループから他社への出向者を除き、他社から当社グループへの出向者を含む就業人数

     であります。

2.臨時雇用者数は、( )に外数で記載しております。

3.全社(共通)は、主に当社の総務、人事、経理等の管理部門に所属している従業員数であります。

4.前連結会計年度と比較して従業員数が938名増加しておりますが、主に当連結会計年度より、SRS

Industries, LLC(現・UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.)とグループ会社4社を新たに連結

の範囲に含めたことによるものであります。

(2)提出会社の状況

平成29年3月31日現在

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

2,759(283) 40.4 17.4 6,950

(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人数であります。

2.臨時雇用者数は、( )に外数で記載しております。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

(3)労働組合の状況

 提出会社の従業員は、UACJ労働組合に、その他の各社においては、それぞれ各社における労働組合に主に属

しており、組合の活動方針は穏健で、会社と円満な労使関係を持続しております。

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第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

 当期の世界経済は、米国や欧州においては緩やかな景気回復が持続し、減速気味であった中国においても景気

が緩やかに回復しております。新興国においては各国ばらつきがありますが、全体としては回復基調でありま

す。我が国経済は、企業部門並びに家計部門も、緩やかな回復基調が続いております。

 しかしながら、米国新政権が保護主義的政策を鮮明にしていること、並びに地政学的リスクの高まりにより、

景気の先行きは不透明な状況が続いております。

 このような環境の下、当期の当社グループの連結業績につきましては、販売量は前期を上回ったものの、対前

期での地金価格下落の影響や為替換算の影響等により、売上高は568,316百万円(前期比1.3%減)と、ほぼ前期

並となりました。一方、損益面におきましては、地金価格下落に伴う棚卸評価関係による悪化影響が前期より縮

小したことやコストダウン等により、営業利益25,869百万円(同70.1%増)、経常利益19,819百万円(同65.0%

増)、親会社株主に帰属する当期純利益8,715百万円(同70.7%増)となりました。

 セグメント別の状況については、以下のとおりであります。

アルミ圧延品事業

 国内アルミニウム圧延品業界の需要については、板類では、最大需要分野である飲料缶用で、低アルコール飲

料用やボトル缶の需要増が継続しましたが、ビール系飲料用で減少し、ほぼ前期並みとなりました。自動車分野

においては、乗用車の国内生産が堅調であったことから外板パネルを中心にアルミ板材の需要が伸長いたしまし

た。さらには半導体及び液晶製造装置の需要が好調を継続しており、部材として使用されるアルミ厚板の数量も

大幅増となりました。これらの結果として、内需全体で前期を上回る実績となりました。また、内需と輸出の合

計出荷量でも3年連続で対前期増加となりました。

 押出類に関しては、トラック・バス関連需要の好調継続に加え、建築関連需要の復調もみられ、出荷総量は3

年ぶりに前期を超える結果となりました。

 国内当社グループの売上数量についても、上記全体需要とほぼ同様の傾向であり、板押出ともに前期を超える

結果となりました。

 また、タイ王国の板圧延工場(UACJ (Thailand) Co.,Ltd.)の一貫生産本格化や米国ローガン工場から自動車

パネル用アルミニウム材事業合弁会社(Constellium-UACJ ABS LLC)向けに母材の供給を開始したことにより、

グループ全体での売上数量についても大幅に増加いたしました。

 このような販売状況であったものの、対前期での地金価格下落の影響や為替換算の影響等により、当期のア

ルミ圧延品事業の売上高は451,253百万円(前期比2.1%減)となりました。一方、営業利益は、上記の販売量

の増加やコストダウンの効果、地金価格下落に伴う棚卸評価関係による悪化影響が縮小したこと等により、

26,763百万円(同47.7%増)となりました。

伸銅品事業

 当事業の主力製品である空調用銅管の主要用途である家庭用エアコン及び業務用パッケージエアコンの国内生

産は堅調に推移し、国内出荷台数もともに前期を上回ったこと等により、当社グループの銅管の売上数量は前期

を上回りました。一方で、銅地金価格は期末にかけて上昇しましたが、対前期比での地金価格下落の影響等によ

り、当期の伸銅品事業の売上高は43,174百万円(前期比7.9%減)となりました。営業利益は棚卸評価関係によ

る悪化影響が前期より縮小したことやコストダウン等により、703百万円(同107.5%増)となりました。

加工品・関連事業

 当期にSRS Industries, LLC(以下「SRS」、現 UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.)の買収を行

いましたが、既存事業の需要減少が受注に影響し、当期の加工品・関連事業の売上高は166,745百万円(前期比

0.2%減)、営業利益は3,742百万円(同0.1%減)となりました。

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(2)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より22,311

百万円増加し、41,125百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益が増加したことや、仕入債務が減少から増加に転

じたこと等により、前連結会計年度比5,882百万円(前連結会計年度比26.1%)増加し、28,393百万円となり

ました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、SRSの持分取得や関係会社出資金の取得等により、前連結会計年度比

20,697百万円(同59.5%)増加し、55,456百万円となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動により調達した資金は、新株式の発行による収入や長期借入金による調達の増加により、前連結会

計年度比38,301百万円(同342.7%)増加の49,478百万円となりました。

2【生産、受注及び販売の状況】

 生産、受注及び販売実績

 当社グループの生産実績及び受注実績は、グループ内の会社間で前工程生産と後工程生産を行っている場合があ

り、各社の取引額の単純合計がそのまま連結生産実績とはならないこと、また受注生産形態をとらない製品もある

ことから、事業ごとに生産規模及び受注規模を金額又は数量で示すことはしておりません。なお、販売実績につい

ては、「1 業績等の概要」において記載しております。

 なお、当連結会計年度において、いずれの相手先についても総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、

相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載を省略しております。

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3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1) 会社の経営の基本方針

①経営理念

UACJグループは、お客様の満足と信頼を得る製品とサービスの提供に努め、堅実・健全な事業発展を通じ

て広く社会に貢献します。

②行動指針

UACJグループは、経営理念を実現させるため、以下の指針に基づいて行動するとともに、その体制を整備

します。

1.あらゆるステークホルダーと積極的かつ公正なコミュニケーションをはかるとともに、その信用・信頼を得

ることを第一と考えて行動します。

2.高い倫理感に基づき行動し、法令・規則を遵守するとともに、環境問題や社会貢献活動などに積極的に取り

組み、また反社会的勢力・団体との関係遮断も徹底し、企業としての社会的責任を果たします。

3.お客様の満足と信頼を得るため、品質・技術開発力・現場力の向上に不断の努力を払います。

4.人を育てるとともに、安全で働きやすい環境を整備します。

5.常にグローバルかつ長期的な視野を持ち、あらゆる環境変化に柔軟に対応し、グローバル化にあたっては、

各国の法律・文化・習慣を尊重し、その社会の発展に寄与します。

(2) 中長期的な会社の経営戦略等および対処すべき課題

 今後の経済情勢の見通しは、国内においては金融緩和政策の継続、輸出の持ち直し、底堅い消費・設備投資に

支えられた内需の回復が緩やかに継続しているものの、OPECの減産合意に伴う原油価格の上昇に加え、米国

新政権によるドル安誘導懸念などエネルギー価格が上昇するリスクがあり、今後の見通しは不透明です。また、

少子高齢化の進行、顧客の生産拠点の海外移転等により需要構造は変化しており、中長期的に国内の事業環境は

厳しいものと想定されます。一方、海外においてはシリアをはじめとした中東情勢、朝鮮半島情勢など地政学的

リスクが強まる中、米国新政権による保護貿易主義、移民政策、通貨戦略などの政策の行方に加え、欧州諸国の

EU離脱懸念、中国経済の下振れリスク等、世界経済全体としても一層不透明感が増すものと想定されます。

 このような経済環境の中、平成29年度は、「世界的な競争力を持つアルミニウムメジャーグループ」の実現に

向けて、平成26年12月10日に発表いたしました、UACJグループ中期経営計画「Global Step Ⅰ」<2015年

度~2017年度(平成27年度~平成29年度)>の最終年にあたります。引き続き、そこで掲げた内容を具体的に各

事業へ展開し、環境変化に強い収益基盤の確立と持続的な成長に取り組んでまいります。

 その重点方針として、

①自動車を中心とした輸送分野、エネルギー分野などの成長製品の拡大とアジアを中心とした成長地域の事業

強化

②各事業の最適生産体制の構築及び技術融合の推進

③先端基礎研究の強化と豊富な蓄積技術の活用による新技術・新製品の開発

の3つを掲げ、今後これらの取り組みを強力に推進し財務体質の改善と成長投資の両立を図ってまいります。そ

して目指すべき企業の姿に向けて当社グループの総力を結集し、統合効果を早期かつ最大限に発揮してまいりま

す。

 これにより国内外の事業をより強固なものとし、世界のアルミニウムメジャー会社や新興圧延会社との競争に

打ち勝ち、拡大していくマーケットの中で継続的な成長の実現を目指し、企業価値の更なる向上を図ってまいり

ます。

 また、当社グループは、CSRへの取り組みにより、ステークホルダーの皆様から信頼される企業グループで

あり続けたいと考えております。

 基本的な考え方として、

 ・社会に役立つ安全な製品や技術、サービスを継続的に創出・提供し、お客様や取引先の信頼を獲得

 ・健全な企業活動を通じて、株主の皆様、従業員や地域社会などに貢献

を掲げ、経営理念、行動規範の実践を通した企業倫理の確立やコンプライアンス及びリスク管理の徹底等により

コーポレート・ガバナンスを実践するとともに、地球環境の保全や資源再生利用の推進等によりサステナビリ

ティに取り組むなど、様々な視点から、グローバルカンパニーとしての社会的責任を果たしてまいります。今後

とも、良き企業市民として、持続可能な社会の構築に取り組んでまいります。

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4【事業等のリスク】

 当社グループの経営成績は、当社グループが製品販売・サービス提供をしている様々な市場における経済状況の影

響を受けます。当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のような

ものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経済情勢、景気動向等

 当社グループでは、技術的に優位な特徴のある製品群への注力を進める一方で、総合アルミニウム圧延メーカー

として、広く様々な需要に対応し、特定の需要分野の業況に業績が左右されないような事業基盤の確立を目指して

はおりますが、日本及び世界経済全般の景気後退あるいは冷夏・暖冬等による製品需要の停滞・減少により、営業

成績等が影響を受ける場合があります。

(2)原材料の調達

 当社グループが購入する補助的な原料のうち、マグネシウムやシリコンなどは、主に生産コストの優位性などか

ら、中国に一極集中の様相があります。また、主要原料であるアルミニウム地金の中でも、特殊な用途に使用する

高純度の地金については、供給元も限定的であり、品質を含む生産者自体の要因でコストが上昇したり、供給量が

制約される可能性があります。

(3)原料価格及び原油価格の変動

 当社グループの主要原料であるアルミ・銅地金は、相場商品であり、世界情勢や市場の動向で予想外の価格変動

を起こす可能性があります。製品販売価格は、基本的には「地金価格+加工賃相当」となっており、地金価格は顧

客とあらかじめ取り決めたルールに従い、市況を反映して変動することから、相場が変動した場合でも概ね転嫁で

きると考えておりますが、短期間での急激な変動時には、転嫁ルールと都度の購買量によっては、その全てが転嫁

できない場合もあります。また、未だ地金の変動制が採用できていない顧客も極一部ですが存在しますので、価格

改定が遅れる可能性があります。一方、合金成分となる各種の金属原料や原油価格の上昇、各種副資材関係の価格

上昇につきましては、当社にとっては使用する燃料費及び加工コストの増大、あるいは広く電力料金の増加、とい

う状況に至ることとなり、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。

(4)為替変動

 当社グループの事業活動において、現在、為替の影響を受けるものは、アルミ・銅地金を中心とした原料の購入

と輸出向けの販売等があります。当社グループは、為替予約等により外国為替相場の変動による経営成績への影響

が軽微になるよう努めておりますが、当社グループの想定を超える外国為替相場の変動があった場合等には当社グ

ループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(5)金利の上昇リスク

 長期の有利子負債については、金利変動リスクへの対応を目的として、金利スワップを実施すること等により、

固定金利による調達割合が過半を占めておりますが、変動のリスクを完全に排除することは困難であり、金利の変

動は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(6)知的財産権、その他第三者の権利侵害

 当社グループでは、製品やソフトウェア等の開発、製造、使用及び販売、その他の事業活動によって、第三者の

知的財産権、その他の権利を侵害しないよう、あらかじめ調査を行ない、必要に応じて実施許諾を受ける等の措置

を講じておりますが、第三者からの知的財産権、その他の権利を侵害したとして訴訟を提起される等、第三者との

間に紛争が生ずることはないという保証はありません。第三者の権利の侵害により、製造・販売等が差し止められ

たり、多額の損害賠償金や和解金の支払いを余儀なくされたりした場合、当社グループの業績や財務状況に悪影響

が及ぶ可能性があります。

(7)製品の欠陥

 当社グループは、国内外の各種規制・基準及び長年の経験で培われた品質管理基準に従って各種製品の製造、

サービスの提供を行なっています。しかし、その全てについて欠陥が無く、将来に損失補償が発生しないという保

証はありません。とりわけ、飲料用缶、自動車用部品等に関する製品については、欠陥の内容によっては多額の追

加コストが発生する可能性があります。また、製造物責任賠償についてはリスクが予想されるものに対し保険に加

入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。大規模な

損失補償や製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与

え、当社グループの業績と財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。

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(8)資産の減損

 市況や事業環境の悪化によって、当社グループが保有する資産の市場価格が著しく低下する場合や、資産から生

み出される収益力が低下する場合には、当該資産について減損損失が発生する可能性があります。

(9)環境問題対応

 当社グループでは、国内外を問わず、各地の環境規制等に即した資材の使用、製造環境の維持に努めております

が、過去の製造状況等に伴う土壌汚染やアスベストの処理などについて新たな浄化対策、除去対策に関わる費用が

必要となる場合があります。これらについては、当該部分の環境の維持向上を最優先として対処してまいります。

また生産活動の過程において廃棄物、副産物等が発生しております。当社グループは法規制を遵守し、的確な対応

を行なっておりますが、関連法規制の強化によって業績が影響を受ける可能性があります。

(10)事故による操業への影響

 鋳造炉、焼入炉など主要設備では高温、高圧での操業を行なっております。これらを原因とする事故の防止対策

には万全を期しておりますが、万一重大な事故が発生した場合には、当社グループの生産活動に支障をきたし、業

績に影響を及ぼす可能性があります。

(11)海外の政治環境の変化

 当社グループは、海外の各国において十分な経営環境及び事業継続性の検討の下で事業展開をしておりますが、

政治的な方針変更による為替政策や各種優遇税制等の変化、社会情勢による操業上の問題など想定を超えるリスク

の発生により、当該子会社、ひいては、投資を行なった当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性がありま

す。

(12)投資有価証券の価値変動

 上場株式の株価変動などに伴う投資有価証券の価値変動は、当社グループの業績に影響を及ぼします。

(13)自然災害

 地震、台風などの大規模災害により、当社グループの施設、設備、人員が被災したり、あるいは当社協力会社が

同様の損害を蒙る事態に至った場合、その程度によっては当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があり

ます。

 なお、現時点では予測できない上記以外の事象の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受

ける可能性があります。

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5【経営上の重要な契約等】

(1)豪州におけるアルミ製錬事業参加契約

契約会社名 相手方の名称 国名 契約内容 契約年月日 契約期限

当社RIO TINTO ALUMINIUM LIMITED

他5社オーストラリア

豪州におけるアルミ

製錬事業参加契約

昭和54年8月27日

但し、平成6年3月30日に

更新

平成40年12月31日

(2)米国におけるアルミニウム製品の製造に関する合弁事業契約

契約会社名 相手方の名称 国名 契約内容 契約年月日 契約期限

Tri-Arrows

Aluminum

Inc.

Novelis Corporation アメリカ

米国におけるアルミニ

ウム製品の製造に関す

る合弁事業契約

昭和60年1月18日 定めなし

(3)米国における自動車パネル材の製造・販売に関する合弁事業契約

契約会社名 相手方の名称 国名 契約内容 契約年月日 契約期限

Tri-Arrows

Aluminum

Holding Inc.

Constellium U.S. Holdings I

LLCアメリカ

米国における自動車パ

ネル材の製造・販売に

関する合弁事業契約

平成26年5月9日 定めなし

(4)欧州における自動車用熱交換器材の販売に関する合弁事業契約

契約会社名 相手方の名称 国名 契約内容 契約年月日 契約期限

当社Elval Hellenic Aluminium

Industry S.A.ギリシャ

欧州における自動車用

熱交換器材の販売に関

する合弁事業契約

平成27年4月27日 定めなし

(5)中国における自動車用熱交換器材等の製造・販売に関する合弁事業契約

契約会社名 相手方の名称 国名 契約内容 契約年月日 契約期限

当社広東東陽光科技控股股份有限公

司中国

中国における自動車用

熱交換器材等の製造・

販売に関する合弁事業

契約

平成21年10月8日

但し、平成28年2月16日に

改訂

定めなし

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6【研究開発活動】

技術開発研究所では、お客様の多様なニ-ズや環境・エネルギーの社会変動に対応するため、材料設計・生産プロ

セスに関する基盤技術の開発から製品および利用技術の開発まで、一貫した研究開発を推進しています。また、世界

最先端の研究機関とも積極的に連携し、時代を先取りした革新的な製品・技術開発のスピードアップを図るととも

に、グローバルに対応できる人材の育成とコンプライアンスの徹底にも注力しております。

当連結会計年度の費用総額は、4,412百万円であります。各セグメントの研究状況は次の通りです。

アルミ圧延品事業

当社の主力であるアルミ板製品に関わる研究開発では、アルミ缶等の容器をはじめ、自動車ボディシート、自動車

構造部品、自動車用熱交換器、ルームエアコン、IT関連機器、メモリーディスク、印刷版、船舶用厚板、電解コンデ

ンサ、リチウムイオン電池用集電体などに使われるアルミ板について注力し、多様化・高度化するお客様のニーズに

お応えしております。また、生産性の向上や製造コスト・環境負荷の低減のため、ハード、ソフト両面から新規製造

プロセスの開発やIoT技術導入を進めております。基盤技術については、シミュレーション技術の更なる展開、分析

機器の利用高度化などに精力的に取り組んでおります。さらに、経済産業省委託事業である「革新的新構造材料等研

究開発プロジェクト」では、Phase1の最終年を向かえ、次世代航空機への適用を目指した新合金の開発を加速してい

ます。

アルミ板事業と並ぶ当社グループの中核事業であるアルミ形材・管・棒製品に関わる研究開発では、自動車用熱交

換器材料の開発とともに、航空機や自動車構造部材、スマートフォン用筐体の新規需要に向けたアルミ合金材料の開

発を進めております。また、鋳鍛製品に関わる研究開発では、世界でも数社しか生産できないコンプレッサホイール

など、付加価値の高いアルミニウム製部材の開発に積極的に取り組んでおります。

摩擦撹拌接合の差厚接合を駆使したアルミテーラードブランク材の開発では、太平洋工業(株)とともに,超モノづ

くり部品大賞の「自動車部品賞」を受賞しました。

 アルミ圧延品事業に係る当連結会計年度の研究開発費は、4,308百万円であります。

伸銅品事業

 伸銅品事業では、エアコン用高強度銅管の開発を進め、より一層の高性能省エネ型エアコンの開発・量産に大きく

貢献しております。エアコン用あるいは建築配管用銅管については、蟻の巣腐食対策材の開発を進め、新合金の量産

を開始いたしました。蟻の巣腐食対策材については,そのメカニズムの解明が高く評価され,日本銅学会第50回論文

賞を受賞しました。

 伸銅品事業に係る当連結会計年度の研究開発費は、100百万円であります。

加工品・関連事業

加工品・関連事業では、高性能かつ精密なパワーコントロールユニットなどの冷却デバイスの開発を進め、サンプ

ル出荷を開始しております。今後更なる需要拡大が期待される高性能用途への拡販を図ってまいります。空調熱交換

器分野におきましても、UACJグループの技術総合力と蓄積技術(材料・評価技術)を駆使してオールアルミ熱交換器

の量産を昨年より開始し、さらなる拡販に向けた開発を進めております。また、自動車部品分野では、量産を開始し

た全世界対応型超軽量アルミニウム製バンパーシステムのさらなる拡販を図ってまいります。さらには,国内、北米

での自動車構造部品の需要増大に向け、アルミ化部品の適用拡大に取り組んでまいります。

 加工品・関連事業に係る当連結会計年度の研究開発費は、5百万円であります。

中期経営計画「Global Step Ⅰ」の最終年度にあたる平成29年度は、昨年に引き続き、社会に役立つ安全な製品や

技術、サービスを継続的に創出・提供し、お客様や取引先の信頼を獲得するための「基盤強化」を進めるとともに、

次期中期経営計画に向けて新たな価値創造を図ってまいります。

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7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されて

おります。この連結財務諸表の作成に当り、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合

理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。

 詳細につきましては、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記

事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要事項」に記載しております。

(2)財政状態の分析

 当連結会計年度末の資産につきましては、SRSの持分を取得したこと等により、資産合計で725,443百万円(前

連結会計年度末比9.5%増)となりました。

 負債合計につきましては、上記の買収及び米国ローガン工場やUACJ (Thailand) Co.,Ltd.への戦略投資等に伴

う長期借入金等の増加により527,083百万円(同8.9%増)となりました。

 純資産につきましては、新株式を発行したことによる資本金及び資本剰余金の増加や、親会社株主に帰属する

当期純利益の計上による利益剰余金の増加等により、198,360百万円(同11.1%増)となりました。

(3)経営成績の分析

 当連結会計年度の経営成績につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)

業績」に記載のとおりであります。

(4)キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業

績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 なお、当連結会計年度末の連結有利子負債残高は、前連結会計年度末より34,819百万円増加し、323,825百万円

となりました。これは戦略投資等に伴う長期借入金等の増加によるものです。

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第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

 当連結会計年度の当社グループの設備投資の総額は31,556百万円となり、セグメントごとの設備投資額は、アルミ

圧延品事業28,284百万円、伸銅品事業410百万円、加工品・関連事業2,624百万円、全社(共通)238百万円となりま

した。

 主要な設備投資としては、アルミ圧延品事業において、タイ王国のUACJ (Thailand) Co.,Ltd.における第二期まで

の設備投資計画を平成27年8月までに完了し、平成28年10月に月産1万トンを達成しております。また、米国におい

ては、平成27年度に着手したTri-Arrows Aluminum Inc.によるローガン工場への設備投資を行っており、継続中であ

ります。国内においては、必要な劣化更新投資等を行っております。

 なお、上記設備投資額には、無形固定資産への投資を含んでおります。

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

平成29年3月31日現在

事業所名(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び

構築物機械装置及び

運搬具土地

(面積千㎡)その他 合計

名古屋製造所

(名古屋市港区)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板製

品の製造設備11,722 9,066

54,730

(515)2,961 78,480

1,393

(134)

福井製造所

(福井県坂井市)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板製

品の製造設備6,844 6,545

13,046

(873)1,036 27,471

579

(57)

深谷製造所

(埼玉県深谷市)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板製

品の製造設備3,946 2,311

3,057

(455)424 9,739

400

(64)

日光製造所

(栃木県日光市)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板製

品の製造設備198 220

1,976

(138)32 2,427

124

(5)

(2)国内子会社

平成29年3月31日現在

会社名事業所名(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び

構築物機械装置及び運搬具

土地(面積千㎡)

その他 合計

㈱UACJ銅管

伸銅所

(愛知県豊川

市)

伸銅品事業伸銅品の製造設

備1,645 295

9,473

(365)2,010 13,422

394

(14)

㈱UACJ押出

加工小山

本社工場

(栃木県小山

市)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム押

出製品の製造設

1,540 1,4225,401

(273)370 8,732

378

(21)

㈱UACJ鋳鍛

鋳鍛工場

(栃木県小山

市)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム鋳

物・鍛造製品の

製造設備

1,308 3897,035

(160)630 9,363

190

(31)

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(3)在外子会社

平成29年3月31日現在

会社名事業所名(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び

構築物機械装置及び運搬具

土地(面積千㎡)

その他 合計

Tri-Arrows

Aluminum Inc.

ローガン工場

(アメリカ合

衆国・ケン

タッキー州)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板

製品の製造設備5,747 20,618

672

(4,047)16,725 43,762

(-)

UACJ (Thailand)

Co., Ltd.

ラヨン製造所

(タイ王国ラ

ヨン県)

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板

製品の製造設備17,156 43,337

1,824

(499)2,175 64,492

880

(9)

(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具器具及び備品、リース資産並びに建設仮勘定を含んでおります。

2.株式会社UACJ銅管の土地の帳簿価額は、連結財務諸表の帳簿金額を記載しております。

3.Tri-Arrows Aluminum Inc.の土地の面積は、合弁で事業を運営しているNovelis Corporationとの共同所有

面積を含みます。

4.UACJ (Thailand) Co., Ltd.の機械装置及び運搬具、その他の帳簿価額は、連結財務諸表の帳簿価額を記載

しております。

5.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

 なお、金額には消費税等を含めておりません。

3【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

会社名事業所名

所在地セグメントの

名称設備の内容

投資予定額資金調達方法

着手及び完了予定完成後の増加能力

総額 既支払額 着手 完了

Tri-Arrows

Aluminum Inc.

ローガン工場

(注1)

アメリカ合衆国

ケンタッキー州

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板

圧延能力の増強等

290

百万米ドル

149

百万米ドル

自己資金

及び

借入金

平成27年

8月

平成32年

3月(注2)

Tri-Arrows

Aluminum Inc.

ローガン工場

(注1)

アメリカ合衆国

ケンタッキー州

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板

圧延能力の増強等

125

百万米ドル

4

百万米ドル

自己資金

及び

借入金

平成28年

11月

平成31年

4月

年間

約8万

トン

UACJ (Thailand)

Co., Ltd.

ラヨン製造所

タイ王国

ラヨン県

アルミ圧延品

事業

アルミニウム板

圧延能力の増強等

12,230

百万バーツ

135

百万バーツ

当社からの投

融資資金、自

己資金及び

借入金

平成28年

11月

平成31年

6月

年間

約14万

トン

(注)1.Tri-Arrows Aluminum Inc.とNovelis Corporation が共同所有するアルミニウム圧延工場であります。

   2.コストダウンを目的とした設備投資が含まれており、上記設備投資に伴う完成後の増加能力を算定することが

     困難なため、記載を省略しております。

(2)重要な設備の除却等

 重要な設備の除却等の計画はありません。

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第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

種類 発行可能株式総数(株)

普通株式 1,700,000,000

計 1,700,000,000

 (注)平成29年6月29日開催の第4期定時株主総会において、株式の併合に関する議案(10株を1株に併合し、発行

可能株式総数を1,700,000,000株から170,000,000株に変更)が可決されたため、同年10月1日をもって、当社

の発行可能株式総数は170,000,000株となります。

②【発行済株式】

種類事業年度末現在発行数(株)

(平成29年3月31日)

提出日現在発行数(株)

(平成29年6月29日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品

取引業協会名内容

普通株式 483,281,934 483,281,934 東京証券取引所第一部 単元株式数 1,000株

計 483,281,934 483,281,934 - -

 (注)平成29年6月29日開催の第4期定時株主総会において、株式の併合に関する議案(10株を1株に併合し、発行

可能株式総数を1,700,000,000株から170,000,000株に変更)が可決されたため、同年10月1日をもって、当社

の発行済株式総数は48,328,193株となります。また、当社は、同年5月10日開催の取締役会において、同年10

月1日をもって、当社の単元株式数を1,000株から100株に変更することを決議しております。

(2)【新株予約権等の状況】

 該当事項はありません。

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

 該当事項はありません。

(4)【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

(5)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日発行済株式総数増減数(株)

発行済株式総数残高(株)

資本金増減額

(百万円)

資本金残高

(百万円)

資本準備金増減額

(百万円)

資本準備金残高

(百万円)

平成25年10月1日

(注)1201,181,934 428,281,934 28,472 45,000 5,493 40,677

平成29年3月21日

(注)247,830,000 476,111,934 6,328 51,328 6,328 47,005

平成29年3月28日

(注)37,170,000 483,281,934 949 52,277 949 47,953

(注)1.住友軽金属工業株式会社との経営統合(合併比率1:0.346)に伴うものであります。

   2.有償一般募集

     発行価格     276円

     発行価額    264.6円

     資本組入額   132.3円

     払込金総額   12,656百万円

   3.有償第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資)

     発行価格    264.6円

     資本組入額   132.3円

     割当先     SMBC日興証券株式会社

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(6)【所有者別状況】

平成29年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数1,000株)単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等個人その他

計個人以外 個人

株主数(人) - 58 49 388 180 10 21,920 22,605 -

所有株式数

(単元)- 117,318 8,928 183,008 64,974 36 100,943 475,207 8,074,934

所有株式数の割

合(%)- 24.69 1.88 38.51 13.67 0.01 21.24 100.00 -

(注)1.自己株式697,593株は、「個人その他」欄に697単元を、「単元未満株式の状況」欄に593株を、それぞれ

に 含めて記載しております。

   2.「その他の法人」欄には、証券保管振替機構名義の株式が1単元含まれております。

(7)【大株主の状況】

平成29年3月31日現在

氏名又は名称 住所所有株式数(千株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)

古河電気工業株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目2-3 120,365 24.90

新日鐵住金株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目6-1 37,446 7.74

日本トラスティ・サービス信託銀行

株式会社(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-11 29,859 6.17

日本マスタートラスト信託銀行株式

会社(信託口)東京都港区浜松町2丁目11-3 23,870 4.93

住友商事株式会社 東京都中央区晴海1丁目8-11 7,500 1.55

株式会社みずほ銀行 東京都千代田区大手町1丁目5-5 7,331 1.51

株式会社三井住友銀行 東京都千代田区丸の内1丁目1-2 7,330 1.51

UACJグループ従業員持株会 東京都千代田区大手町1丁目7-2 6,827 1.41

JP MORGAN CHASE BANK 380634(常

任代理人 株式会社みずほ銀行決済

営業部)

25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON,

E14 5JP, UNITED KINGDOM (東京都港区港南

2丁目15-1)

6,721 1.39

日本トラスティ・サービス信託銀行

株式会社(信託口9)東京都中央区晴海1丁目8-11 6,687 1.38

計   253,938 52.54

(注)1.持株数は千株未満を切捨表示しております。

   2.発行済株式総数に対する所有株式の割合は小数点以下第3位を切捨表示しております。

   3.平成28年12月7日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、株式会社みずほ銀

行及びその共同保有者であるみずほ証券株式会社、アセットマネジメントOne株式会社、アセットマネジメ

ントOneインターナショナルが平成28年11月30日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されて

いるものの、当社として当事業年度末現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の

状況には含めておりません。

なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は次のとおりであります。

氏名又は名称 住所保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

株式会社みずほ銀行 東京都千代田区大手町1丁目5-5 株式 7,331,000 1.71

みずほ証券株式会社 東京都千代田区大手町1丁目5-1 株式 516,260 0.12

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氏名又は名称 住所保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

アセットマネジメントOne

株式会社東京都千代田区丸の内1丁目8-2 株式 26,176,000 6.11

アセットマネジメントOne

インターナショナル

Mizuho House, 30 Old Bailey,

London, EC4M 7AU, UK株式 4,007,000 0.94

   4.平成29年3月22日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、三井住友信託銀行

株式会社及びその共同保有者である三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社、日興アセットマネ

ジメント株式会社が平成29年3月15日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているもの

の、当社として当事業年度末現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には

含めておりません。

なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は次のとおりであります。

氏名又は名称 住所保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

三井住友信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内1丁目4-1 株式 16,020,444 3.74

三井住友トラスト・アセッ

トマネジメント株式会社東京都港区芝3丁目33-1 株式 436,000 0.10

日興アセットマネジメント

株式会社東京都港区赤坂9丁目7-1 株式 1,490,000 0.35

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(8)【議決権の状況】

①【発行済株式】

平成29年3月31日現在

区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容

無議決権株式 - - -

議決権制限株式(自己株式等) - - -

議決権制限株式(その他) - - -

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式

697,000

- -

完全議決権株式(その他)普通株式

474,510,000474,510 -

単元未満株式普通株式

8,074,934- -

発行済株式総数 483,281,934 - -

総株主の議決権 - 474,510 -

(注)1.「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が1,000株(議決権1

個) 含まれています。

   2.「単元未満株式」の欄には当社所有の自己株式が593株含まれています。

②【自己株式等】

平成29年3月31日現在

所有者の氏名又は名称 所有者の住所自己名義所有株式数

(株)

他人名義所有株式数(株)

所有株式数の合計(株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)

(自己保有株式)

株式会社UACJ

東京都千代田区大手町1丁

目7-2697,000 - 697,000 0.14

計 - 697,000 - 697,000 0.14

(9)【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

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2【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】  会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得

(1)【株主総会決議による取得の状況】

 該当事項はありません。

(2)【取締役会決議による取得の状況】

該当事項はありません。

(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

区分 株式数(株) 価額の総額(千円)

当事業年度における取得自己株式 90,011 27,624

当期間における取得自己株式 8,406 2,539

(注) 当期間における取得自己株式には、平成29年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買

取による株式は含まれておりません。

(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

区分

当事業年度 当期間

株式数(株)処分価額の総額

(千円)株式数(株)

処分価額の総額(千円)

引き受ける者の募集を行なった取得自

己株式- - - -

消却の処分を行なった取得自己株式 - - - -

合併、株式交換、会社分割に係る移転

を行なった取得自己株式- - - -

その他(-) - - - -

保有自己株式数 697,593 - 705,999 -

(注) 当期間における保有自己株式には、平成29年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買

取による株式は含まれておりません。

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3【配当政策】

 当社は、株主の皆様に対する配当の実施を利益還元の重要な施策と考えております。その実施につきましては、安

定的かつ継続的に実施していくことを基本方針としながら、業績の動向、企業価値向上のための投資や競争力強化の

ための研究開発資金の確保、財務体質の強化等を総合的に勘案して判断してまいります。

 これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。

 当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、当期の期末配当につきま

しては、中間配当と同様1株当たり3.00円の期末配当を実施することを決定しました。

 なお、当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定

款に定めております。

(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は以下のとおりであります。

決議年月日配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

平成28年11月2日

取締役会決議1,283 3.00

平成29年6月29日

定時株主総会決議1,448 3.00

4【株価の推移】

(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】

回次 第10期 第1期 第2期 第3期 第4期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月

最高(円) 317 428 484 358 367

最低(円) 172 247 285 188 208

(注) 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部における株価を記載しております。

(2)【最近6月間の月別最高・最低株価】

月別 平成28年10月 11月 12月 平成29年1月 2月 3月

最高(円) 347 365 337 365 367 321

最低(円) 297 300 302 319 298 273

(注) 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部における株価を記載しております。

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5【役員の状況】

男性14名 女性1名 (役員のうち女性の比率6.7%)

役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期所有株式数(千株)

取締役会長 代表取締役 山内 重德 昭和24年2月24日生

昭和46年7月 住友軽金属工業株式会社入社

(注)1 82

平成14年6月 同社取締役

平成16年6月 同社常務取締役

平成17年4月 同社取締役常務執行役員

平成19年4月

平成21年6月

平成25年10月

同社取締役専務執行役員

同社代表取締役社長

当社代表取締役会長(現任)

取締役社長

代表取締役

社長執行役

岡田  満 昭和31年11月21日生

昭和57年4月 古河電気工業株式会社入社

(注)1 64

平成20年6月 当社取締役

平成22年6月 当社常務取締役

平成24年6月

平成28年4月

当社代表取締役社長

当社代表取締役社長兼社長執行役員

(現任)

取締役専務執行役

員中野 隆喜 昭和30年5月11日生

昭和53年4月 新日本製鐵株式会社(現 新日鐵住

金株式会社)入社

(注)1 45

平成16年4月 同社欧州事務所長

平成21年6月

平成22年6月

平成24年6月

平成25年6月

平成27年4月

当社顧問

当社取締役

当社常務取締役

当社取締役兼常務執行役員

当社取締役兼専務執行役員(現任)

(他の主要な会社の代表状況)

Tri-Arrows Aluminum Holding Inc.取締役社長

取締役専務執行役

員渋江 和久 昭和30年8月10日生

昭和55年4月

平成22年4月

平成25年10月

平成26年6月

平成29年4月

住友軽金属工業株式会社入社

同社執行役員

当社常務執行役員

当社取締役兼常務執行役員

当社取締役兼専務執行役員(現任)

(注)1 42

取締役常務執行役

員田中  清 昭和33年5月5日生

昭和56年4月 古河電気工業株式会社入社

(注)1 30

平成22年6月

平成25年6月

当社取締役

当社取締役兼常務執行役員(現任)

(他の主要な会社の代表状況)

株式会社UACJ押出加工取締役社長

取締役常務執行役

員長谷川 久 昭和30年4月5日生

昭和55年4月 古河電気工業株式会社入社

(注)1 70

平成21年6月 当社取締役

平成24年6月

平成25年6月

平成27年6月

当社常務取締役

当社常務執行役員

当社取締役兼常務執行役員(現任)

取締役常務執行役

員石原 美幸 昭和32年7月9日生

昭和56年4月 住友軽金属工業株式会社入社

(注)1 27

平成24年10月 同社執行役員

平成25年10月

平成27年6月

平成29年4月

当社執行役員

当社取締役兼執行役員

当社取締役兼常務執行役員(現任)

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役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期所有株式数(千株)

取締役常務執行役

員種岡 瑞穂 昭和31年5月24日生

昭和55年4月

平成22年9月

平成24年10月

平成25年10月

平成27年4月

平成29年4月

平成29年6月

住友商事株式会社入社

住友軽金属工業株式会社入社

同社執行役員 営業本部副本部長・

商務部長・管理本部副本部長

当社執行役員 営業本部海外営業推

進部長

当社執行役員 営業本部副本部長

当社常務執行役員 営業本部長

当社取締役兼常務執行役員 営業本

部長(現任)

(注)1 25

取締役常務執行役

員手島 雅裕 昭和33年8月4日生

昭和57年4月

平成22年4月

平成25年10月

平成26年4月

平成26年10月

平成29年4月

平成29年6月

住友軽金属工業株式会社入社

同社営業本部板営業第二部長

当社営業本部第二部長

当社執行役員 営業本部第二部長

当社執行役員 営業本部中部支社長

当社常務執行役員 営業本部副本部

当社取締役兼常務執行役員 営業本

部副本部長(現任)

(注)1 23

取締役 鈴木 俊夫 昭和22年5月19日生

昭和63年4月 東京大学助教授

(注)1 8

平成6年6月 同大学教授

平成7年4月 同大学大学院教授

平成24年3月

平成24年6月

平成25年10月

同大学定年退職

同大学名誉教授(現任)

当社取締役(現任)

取締役 杉山 涼子 昭和30年7月27日生

平成8年5月

株式会社杉山・栗原環境事務所設

立、代表取締役

(注)1 2

平成9年12月

平成11年12月

平成19年8月

平成21年12月

株式会社岐阜新聞社取締役

株式会社岐阜放送取締役(現任)

株式会社杉山・栗原環境事務所取締

役(現任)

株式会社岐阜新聞社取締役社主

平成22年4月

平成22年6月

平成26年5月

平成27年6月

平成28年1月

平成29年3月

平成29年6月

富士常葉大学(現 常葉大学)社会

環境学部教授

レシップホールディングス株式会社

社外取締役(現任)

株式会社岐阜新聞社社主・取締役会

長(現任)

当社取締役(現任)

一般財団法人(現 公益財団法人)

岐阜杉山記念財団代表理事(現任)

常葉大学社会環境学部教授退職

栗田工業株式会社社外取締役(現

任)

監査役 石原 宣宏 昭和32年6月26日生

昭和55年4月 古河電気工業株式会社入社

(注)2 41

平成15年10月 当社製板事業部福井工場総務部長

平成16年6月 原子燃料工業株式会社総務部長

平成20年6月 同社取締役総務部長

平成21年5月 同社執行役員総務部長

平成22年6月 当社監査役(現任)

監査役 浅野 明 昭和21年10月7日生

昭和45年4月 三菱レイヨン株式会社入社

(注)2 -

平成15年6月 同社総務部長

平成16年6月 同社理事

平成20年6月 同社退職

平成21年6月 住友軽金属工業株式会社社外監査役

平成25年6月 当社監査役(現任)

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役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期所有株式数(千株)

監査役 佐藤 哲哉 昭和27年12月4日生

昭和50年4月 通商産業省(現 経済産業省)入省

(注)2 -

平成14年7月 大臣官房審議官(基準認証担当)

平成16年6月 退官

平成16年7月 商工組合中央金庫(現 株式会社商

工組合中央金庫)理事

平成18年7月 同理事退任

平成18年8月 古河電気工業株式会社執行役員

平成19年6月

平成21年6月

同社取締役兼執行役員

同社取締役兼執行役員常務

平成25年6月

平成26年4月

平成27年4月

平成27年6月

当社監査役(現任)

古河電気工業株式会社取締役兼執行

役員専務

同社取締役

同社監査役(現任)

監査役 松村 篤樹 昭和36年5月18日生

昭和61年4月

平成9年10月

平成13年11月

平成16年10月

平成17年4月

新日本製鐵株式会社(現 新日鐵住

金株式会社)入社

同社技術開発本部先端技術研究所半

導体基盤研究部SIMOXグループリー

ダー

ワッカー・エヌエスシーイー株式会

社SOI/SIMOXグループリーダー

シルトロニック・ジャパン株式会社

(平成16年1月にワッカー・エヌエ

スシーイー株式会社から商号変更)

転籍

同社生産・技術本部長

(注)3 -

平成20年8月 同社代表取締役社長兼営業統括本部

平成24年12月

平成27年3月

新日鐵住金株式会社経営企画部上席

主幹

新日鉄住金化学株式会社監査役

平成27年4月

平成27年6月

平成28年4月

平成29年6月

新日鐵住金株式会社経営企画部参与

新日鉄住金ソリューションズ株式会

社監査役

当社監査役(現任)

新日鐵住金株式会社執行役員(現

任)

新日鉄住金マテリアルズ株式会社監

査役(現任)

新日鉄住金化学株式会社監査役退任

新日鉄住金ソリューションズ株式会

社監査役退任

計 461

(注)1.平成29年6月29日開催の定時株主総会の終結の時から1年内の最終決算期に関する定時株主総会の終結の時

まで。

2.平成26年6月27日開催の定時株主総会の終結の時から4年内の最終決算期に関する定時株主総会の終結の時

まで。

3.平成27年6月26日開催の定時株主総会の終結の時から3年内の最終決算期に関する定時株主総会の終結の時

まで。

4.取締役 鈴木俊夫及び杉山涼子の両氏は、社外取締役であります。

5.監査役 浅野明、佐藤哲哉及び松村篤樹の各氏は、社外監査役であります。

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6【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1)【コーポレート・ガバナンスの状況】

① 企業統治の体制

・コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

 当社の企業統治(コーポレート・ガバナンス)に関する基本的な考え方は、株主、顧客、取引先、従業員、

地域社会など様々な利害関係者(ステークホルダー)との関係における企業経営の基本的枠組みのあり方と考

えております。すなわち、社会的に有用で安全性に充分配慮した製品、技術及びサービスを開発し、市場へ提

供することによって、顧客・取引先の信頼を獲得するとともに、企業価値を高め、株主はじめ様々なステーク

ホルダーに対し貢献することであります。そのためには、取締役会の機能強化による経営監督機構を確立し、

また監査役会の監査機能強化を図ることによって、財務・経営情報の適切な開示、企業倫理の確立、コンプラ

イアンスの徹底、リスク管理の徹底などを一層推進する予定です。

・企業統治の体制の概要及びその体制を採用する理由

イ 会社の機関の内容

 当社は執行役員制度を導入しており、これによって経営の意思決定及び監督機能と、業務執行機能を分離

し、取締役会の機能を一層強化するとともに、業務執行の一層の迅速化を図っております。

 当社の取締役会は、取締役11名(うち社外取締役2名)と監査役4名(うち社外監査役3名)の出席のも

とに毎月開催し、法令・定款及び社内規程に基づき、重要事項についての審議、業務執行状況の報告を行っ

ております。

 また、経営上の重要事項に関する審議・検討を行うとともに、業務執行責任者間の一層の意思疎通を図

り、統制のとれた業務執行がなされるようにするため、取締役9名、常勤監査役1名及び執行役員17名で、

経営会議を毎月定期的に開催しております。

 取締役の任期は1年とし、責任の明確化を図っております。社外取締役は2名であり、うち1名は大学名

誉教授としての豊富な学識経験を基にした客観的観点から、もう1名は大学教授としての豊富な学識経験及

び企業の取締役として経営に携わられた経験を有しており、取締役会の意思決定の適正性を確保する役割を

担っております。また、当社の取締役は、12名以内とする旨、定款に定めております。

 当社は監査役会制度を採用しており、社外監査役3名を含む監査役4名からなる監査役会を設置し、うち

1名は財務及び会計に関する知見を有し、監査役監査基準に準拠して監査方針、監査計画等に従い、取締役

会はじめ社内の重要会議に出席するなどコーポレート・ガバナンスの一翼を担う独立した機関として、取締

役の職務執行を監査できる体制としております。また、監査役会は毎月開催し、常勤監査役から定例監査報

告を行うことで情報の共有化を図り、社外監査役との意見交換を十分に行っております。

 なお、指名委員会等設置会社及び監査等委員会設置会社への移行につきましては、検討いたしておりま

す。

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ロ 会社の機関・内部統制の関係図表

※以下の表をご参照下さい。

当社のコーポレート・ガバナンス

・内部統制システムの整備の状況

イ 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務並びに当

該株式会社及びその子会社からなる企業集団の業務の適正を確保するための体制について、当社及び当社グ

ループは、会社法及び会社法施行規則に基づき、以下のとおり、整備しております。

a 当社及び当社グループの取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するため

の体制

・当社及び当社グループは、経営理念と行動指針に基づき行動し、法令、定款を遵守し徳のある企業を目

指す。

・CSR委員会を中心として、講習会の実施、マニュアルの配布などの教育を実施し、また法令違反の点

検などのコンプライアンス活動を推進する。

・内部通報制度を活用し、コンプライアンス違反の早期発見と是正を図る。

・監査部は、内部監査部門として各事業部門の職務執行状況をモニタリングし、内部統制システムが有効

に機能しているかどうかについて監査し、取締役会へ報告する。

b 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

・取締役会議事録、稟議書等、その職務に関する情報を規程に基づき作成、保存する。

・取締役及び監査役が必要とするときはいつでも閲覧できるものとする。

c 当社及び当社グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制

・当社及び当社グループは、環境、安全・衛生、品質、情報セキュリティ及び輸出管理等全社共通のリス

クについては規程に基づき適切に対応する。また、各事業部門固有のリスクは各事業部門が管理し、C

SR委員会にて横断的にリスク管理を推進する。

d 当社及び当社グループの取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

・当社及び当社グループは、規程に基づき各業務分掌を定める等により、効率的な職務の執行を行う。

・中期経営計画・単年度予算を作成し、各事業部門ごとに具体的な目標値を設定し管理する。

e 当該株式会社並びにその親会社及び子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための体制

・当社グループは、内部統制システムを構築し整備する。

・監査部において、業務監査を実施する。その監査結果は監査役並びに代表取締役に報告し、当社グルー

プ全体のコンプライアンスの徹底を図る。また、関係会社における経営上の重要な事項については、社

内規程に基づき当社との協議を義務付ける他、必要に応じ関係会社の管理に係る規程を見直し、企業集

団における業務の適正を確保する。

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f 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項

・監査役の職務を補助すべき使用人を設け、監査役の指揮命令のもとに監査役の職務を補助する。

g 前号の使用人の取締役からの独立性及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項

・前号の使用人は、取締役の指揮、監督を受けない使用人とし、その人事については監査役会の事前の同

意を必要とする。

h 当社及び当社グループの取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に

関する体制

・当社及び当社グループの取締役、執行役員及び使用人は、職務執行に関して重大な法令・定款違反もし

くは不正行為の事実または当社及び当社グループに著しい損害を及ぼすおそれのある事実について、遅

滞無く当社の監査役に報告する。

・取締役、執行役員及び使用人は、取締役会規則その他の規程に基づき、監査役の出席する取締役会その

他の会議において、報告もしくは決議する。

・当社の監査役へ報告を行った当社及び当社グループの取締役、執行役員及び使用人に対し、当該報告を

行ったことを理由として不利な取扱いを行うことを禁止する。

i その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

・取締役会は監査役の取締役会及び経営会議等重要な会議への出席を確保する。

・監査役と代表取締役は、定期的に意見交換会を開催する。

・その他監査役からの監査役監査の実効性確保等についての要請があった場合は,取締役、執行役員及び

担当部門責任者は誠実に対応する。

・会社法第388条に基づく費用は、規程に基づき処理する。

ロ 反社会的勢力排除に関する基本的考え方及びその整備状況

a 反社会的勢力排除に向けた基本的考え方

・当社及び当社グループは、経営理念と行動指針を制定し、行動指針の第2条に「反社会的勢力・団体と

の関係遮断も徹底し」と明確にし、従業員へ周知している。

b 反社会的勢力排除に向けた状況

・総務部及び各所の総務担当部署を反社会的勢力への対応窓口としている。また、その窓口に対しては、

不当な要求に屈することのないよう、毅然とした態度で臨み、一切の関係を遮断するための対応マニュ

アルを整備し、周知している。

・総務部がセンターとなり、反社会的勢力に関する情報を収集・管理し、外部専門機関、警察、顧問弁護

士との緊密な連絡関係を構築している。

・毎年、全従業員を対象に反社会的勢力排除を含めたコンプライアンス研修を実施している。

・リスク管理体制の整備の状況

 当社のリスク管理は、全社及び全グループ会社において抽出したリスクの棚卸しを行い、また、重要度・発

生頻度の観点から再評価しております。その上で特に重要なリスクについては、各部門の「重大リスク」とし

て年度課題に取り上げ、そのリスク軽減に取り組んでおります。

 また、その進捗フォローの場として社長を委員長とする「CSR委員会」を設けております。当委員会は社

内取締役、執行役員、社内監査役、製造所長、本社の関係部長等で構成され、1回/年の頻度で開催しており

ます。

② 内部監査及び監査役監査の状況

 内部監査体制は、会長・社長直轄の監査部(専任10名、兼任3名)を設置し、内部監査規程に基づき、年度監

査方針・計画を作成し、当社及び当社グループ各社の経営諸活動が合法的・合理的に行われているか、当社の経

営目的に従い適正に遂行されているかを客観的に審査・評価し、その結果を会長・社長に報告し、改善策を助

言・提言しております。

 監査役監査体制は、社外監査役3名を含め4名で独立性を確保した監査役会を設置し、監査役会機能を充実さ

せるため事務局として監査役の職務を補助すべき使用人を2名配置しております。

 毎年、監査役会において、監査役監査基準、監査役会規則に基づき、年度監査方針・計画を作成し、主に内部

統制システムの整備・運用状況、リスクの未然防止、経営課題への取組状況等、取締役の職務執行が適切に果た

されているかを監査しております。

 監査役監査と内部監査の連携は、それぞれの年度方針・計画実施に基づく往査計画の実施内容の事前確認並び

に往査結果の報告等を随時交換し、意見交換をすることで、情報の共有化を行っております。

 また、会計監査人とも、それぞれの監査結果を随時交換し、意見交換をすることで、情報の共有化、指摘事項

のフォローを実施しております。

③ 会計監査の状況

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 会計監査業務を執行した公認会計士は、有限責任監査法人トーマツに所属する手塚正彦氏、岩下万樹氏及び池

田太洋氏であり、継続監査年数はそれぞれ2年、5年及び3年で、年度方針・計画に基づき実施しております。

会計監査業務に係る補助者は、公認会計士13名、会計士試験合格者等7名、その他6名であり、計画作成時に分

担を決め実施しております。

④ 社外取締役及び社外監査役

 当社の社外取締役は2名、社外監査役は3名であります。

 社外取締役である鈴木俊夫氏は、東京大学の名誉教授であり、豊富な学識経験を基にした客観的観点から、職

務を適切に遂行していただけるものと判断し、社外取締役として選任しているものであります。なお、当社とは

特別な利害関係はありません。また、当社は東京証券取引所に対し、同氏を独立役員として届け出ております。

 社外取締役である杉山涼子氏は、常葉大学の教授としての豊富な学識経験及び企業の取締役として経営に携わ

られた経験を有しており、職務を適切に遂行していただけるものと判断し、社外取締役として選任しているもの

であります。同氏は、株式会社岐阜新聞社の社主・取締役会長、レシップホールディングス株式会社の社外取締

役、公益財団法人岐阜杉山記念財団の代表理事及び栗田工業株式会社の社外取締役を兼務しております。なお、

当社と株式会社岐阜新聞社、レシップホールディングス株式会社及び公益財団法人岐阜杉山記念財団との間には

特別な利害関係はありません。当社と栗田工業株式会社との間には、当社は同社へ工場設備の点検整備を発注す

る等の取引関係があります。また、当社は東京証券取引所に対し、同氏を独立役員として届け出ております。

 なお、上記の社外取締役2名との資本関係は「5.役員の状況」に記載しております。

 社外監査役である浅野 明氏は、企業の総務部長等の幹部として当該企業の経営及び当該企業グループ会社の

経営に携わってこられ、そこで培われた知識、経験等を活かして職務を適切に遂行していただけるものと判断

し、社外監査役として選任しているものであります。なお、当社とは特別な利害関係はありません。また、当社

は東京証券取引所に対し、同氏を独立役員として届け出ております。

 社外監査役である佐藤哲哉氏は、古河電気工業株式会社の監査役等の豊富な経験と幅広い見識を有しており、

職務を適切に遂行していただけるものと判断し、社外監査役として選任しているものであります。なお、同社は

当社の発行済株式総数の24.90%を保有する大株主であり、また、当社は同社に一部製品を販売しております。

 社外監査役である松村篤樹氏は、シルトロニック・ジャパン株式会社の代表取締役社長として会社経営の経験

を有し、また、新日鐵住金株式会社の執行役員として同社及び同社グループ会社の経営に携わっており、そこで

培われた知識、経験等を活かして職務を適切に遂行していただけるものと判断し、社外監査役として選任してい

るものであります。なお、同社は当社の発行済株式総数の7.74%を保有する大株主であり、また、当社は同社に

一部製品を販売しております。同氏は、新日鉄住金マテリアルズ株式会社の監査役を兼務しており、当社と同社

の間には特別な利害関係はありません。

 社外取締役または社外監査役を選任するための独立性に関する基準または方針の内容につきましては、東京証

券取引所の社外役員の独立性に関する事項を参考にしております。

 当社と社外取締役及び社外監査役は、当社定款に基づき、責任限定契約を締結しております。責任限定契約の

概要は次のとおりです。

 「社外取締役または社外監査役は、本契約締結後、会社法第423条第1項の責任について、その任務を怠り、

これにより当社に損害を与えた場合において、その職務を行うにつき善意にしてかつ重過失がないときは、会社

法第425条第1項第1号に規定する金額の合計額を上限として賠償責任を負うものとする。」

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⑤ 役員報酬等

イ 役員区分ごとの報酬等の総額等

区分報酬等の総額(百万円)

報酬等の種類別の金額(百万円)対象となる

役員の人数(名)基本報酬

ストックオプション

賞与退職慰労金

取締役

(社外取締役を除く)349 349 - - - 10

監査役

(社外監査役を除く)43 43 - - - 2

社外役員 25 25 - - - 6

(注)1.記載金額は百万円未満を四捨五入して表示しております。

2.取締役の報酬限度額は、平成18年6月28日開催の古河スカイ株式会社の定時株主総会において年額450百万

円以内(ただし、使用人分給与は含まない)と決議いただいております。

3.監査役の報酬限度額は、平成18年6月28日開催の古河スカイ株式会社の定時株主総会において年額75百万円

以内と決議いただいております。

ロ 役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法

 取締役の報酬等の額については、株主総会で承認を得た限度額の範囲内で取締役会の決議により決定してお

ります。決議に際しては、常勤・非常勤及び会社における地位に応じた基本金額を定め、さらに報酬の一部に

ついては業績に応じて増減させるものとしております。

 監査役の報酬等の額については、株主総会で承認を得た限度額の範囲内で監査役の協議により決定しており

ます。

⑥ 取締役の選任の決議要件

 当社は、取締役の選任の決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有

する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及びその決議は累積投票によらない旨を定款に定めて

おります。

⑦ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項

イ 自己の株式の取得

 当社は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため、会社法第165条第2項の規定によ

り、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。

ロ 中間配当

 当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿

に記録された株主または登録株式質権者に対して、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

⑧ 株主総会の特別決議要件

 当社は、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運用を行うため、会社

法第309条第2項に定める決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が

出席し、その議決権の3分の2以上をもってこれを行う旨を定款で定めております。

⑨ 取締役及び監査役の責任免除

 当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役(取締役であった者を含む)及び監査役(監査役であっ

た者を含む)の損害賠償責任を、法令の定める限度の範囲内で、取締役会の決議によって免除することができる

旨を定款に定めております。これは、取締役及び監査役が期待される役割を十分に発揮できることを目的とする

ものであります。

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⑩ 提出会社の株式の保有状況

イ.投資株式のうち、保有目的が純投資目的以外であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額

61銘柄  10,746百万円

ロ.保有目的が純投資目的以外である投資株式の銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的

(前事業年度)

特定投資株式

銘柄 株式数貸借対照表計上額

(百万円)保有目的

富士フイルムホールディングス㈱ 426,990 1,901 取引先との円滑な関係維持

ダイキン工業㈱ 98,000 824 取引先との円滑な関係維持

住友不動産㈱ 183,100 603 取引先との円滑な関係維持

アサヒグループホールディングス㈱ 165,000 579 取引先との円滑な関係維持

極東開発工業㈱ 502,500 572 取引先との円滑な関係維持

㈱デンソー 111,500 504 取引先との円滑な関係維持

ホッカンホールディングス㈱ 1,124,000 348 取引先との円滑な関係維持

㈱テクノアソシエ 308,066 293 取引先との円滑な関係維持

東洋製罐グループホールディングス㈱ 132,000 278 取引先との円滑な関係維持

三協立山㈱ 160,896 235 取引先との円滑な関係維持

住友商事㈱ 200,040 224 取引先との円滑な関係維持

川崎重工業㈱ 584,000 190 取引先との円滑な関係維持

三菱電機㈱ 100,000 118 取引先との円滑な関係維持

㈱東芝 337,000 74 取引先との円滑な関係維持

立川ブラインド工業㈱ 100,000 71 取引先との円滑な関係維持

三井住友トラスト・ホールディングス

㈱195,190 64 取引先との円滑な関係維持

㈱三重銀行 313,674 63 取引先との円滑な関係維持

サンデンホールディングス㈱ 100,000 32 取引先との円滑な関係維持

橋本総業㈱ 16,500 26 取引先との円滑な関係維持

㈱ササクラ 45,909 25 取引先との円滑な関係維持

岡谷鋼機㈱ 3,400 23 取引先との円滑な関係維持

㈱コロナ 15,730 17 取引先との円滑な関係維持

三井住友建設㈱ 85,740 9 取引先との円滑な関係維持

シチズンホールディングス㈱ 7,000 4 取引先との円滑な関係維持

新家工業㈱ 22,000 3 取引先との円滑な関係維持

住友理工㈱ 1,333 1 取引先との円滑な関係維持

住友金属鉱山㈱ 1,000 1 取引先との円滑な関係維持

MS&ADインシュアランスグループ

ホールディングス㈱343 1 取引先との円滑な関係維持

昭光通商㈱ 7,000 1 取引先との円滑な関係維持

住友重機械工業㈱ 1,000 0 取引先との円滑な関係維持

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(当事業年度)

特定投資株式

銘柄 株式数貸借対照表計上額

(百万円)保有目的

富士フイルムホールディングス㈱ 426,990 1,857 取引先との円滑な関係維持

ダイキン工業㈱ 98,000 1,096 取引先との円滑な関係維持

極東開発工業㈱ 502,500 929 取引先との円滑な関係維持

アサヒグループホールディングス㈱ 165,000 694 取引先との円滑な関係維持

ホッカンホールディングス㈱ 1,124,000 566 取引先との円滑な関係維持

㈱デンソー 111,500 546 取引先との円滑な関係維持

住友不動産㈱ 183,100 528 取引先との円滑な関係維持

Choil Aluminum Co., Ltd. 3,480,000 492 取引先との円滑な関係維持

㈱テクノアソシエ 308,066 362 取引先との円滑な関係維持

住友商事㈱ 200,040 300 取引先との円滑な関係維持

三協立山㈱ 160,896 267 取引先との円滑な関係維持

東洋製罐グループホールディングス㈱ 132,000 239 取引先との円滑な関係維持

川崎重工業㈱ 584,000 197 取引先との円滑な関係維持

三菱電機㈱ 100,000 160 取引先との円滑な関係維持

立川ブラインド工業㈱ 100,000 90 取引先との円滑な関係維持

㈱東芝 337,000 81 取引先との円滑な関係維持

三井住友トラスト・ホールディングス

㈱19,519 75 取引先との円滑な関係維持

㈱三重銀行 31,367 74 取引先との円滑な関係維持

サンデンホールディングス㈱ 100,000 37 取引先との円滑な関係維持

岡谷鋼機㈱ 3,400 27 取引先との円滑な関係維持

橋本総業ホールディングス㈱ 16,500 24 取引先との円滑な関係維持

㈱ササクラ 45,909 23 取引先との円滑な関係維持

㈱コロナ 15,730 18 取引先との円滑な関係維持

三井住友建設㈱ 85,740 10 取引先との円滑な関係維持

シチズン時計㈱ 7,000 5 取引先との円滑な関係維持

新家工業㈱ 22,000 5 取引先との円滑な関係維持

住友金属鉱山㈱ 1,000 2 取引先との円滑な関係維持

住友理工㈱ 1,333 2 取引先との円滑な関係維持

MS&ADインシュアランスグループ

ホールディングス㈱343 1 取引先との円滑な関係維持

住友重機械工業㈱ 1,000 1 取引先との円滑な関係維持

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(2)【監査報酬の内容等】

①【監査公認会計士等に対する報酬の内容】

区分

前連結会計年度 当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

提出会社 65 1 70 3

連結子会社 28 - 35 -

合計 93 1 105 3

②【その他重要な報酬の内容】

(前連結会計年度)

 当社の在外連結子会社8社は、当社の監査公認会計士等と同一のネットワークに属している監査法人(外国に

おけるこれらの資格に相当する資格を有するもの)の監査を受けており、その報酬として、53百万円支払ってお

ります。

(当連結会計年度)

 当社の在外連結子会社11社は、当社の監査公認会計士等と同一のネットワークに属している監査法人(外国に

おけるこれらの資格に相当する資格を有するもの)の監査を受けており、その報酬として、99百万円支払ってお

ります。

③【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】

(前連結会計年度)

 当社は監査公認会計士等に対して、人事制度に関する助言・指導についての報酬を支払っております。

(当連結会計年度)

 当社は監査公認会計士等に対して、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)である新株式

発行及び株式の売出しに係るコンフォートレター作成業務の報酬を支払っております。

④【監査報酬の決定方針】

 当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としましては、監査日数・監査業務等の内容を総合的に

勘案した上で、監査役会の同意を得て決定することとしております。

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第5【経理の状況】

1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)

に基づいて作成しております。

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下

「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

 また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しており

ます。

2 監査証明について 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月

31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)の財務諸表について、有限

責任監査法人トーマツによる監査を受けております。

3 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内

容を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財

務会計基準機構へ加入し、セミナーへの参加等を行っております。

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1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結貸借対照表】

(単位:百万円)

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

資産の部

流動資産

現金及び預金 ※3 18,934 ※3 41,242

受取手形及び売掛金 ※3 115,103 ※3 126,287

商品及び製品 ※3 30,780 ※3 29,179

仕掛品 ※3 47,617 ※3 42,969

原材料及び貯蔵品 ※3 30,875 ※3 43,764

その他 ※3 20,120 ※3 22,152

貸倒引当金 △20 △29

流動資産合計 263,409 305,563

固定資産

有形固定資産

建物及び構築物(純額) ※1,※3 63,566 ※1,※3 61,516

機械装置及び運搬具(純額) ※1 93,100 ※1,※3 95,953

土地 ※3 115,150 ※3 115,034

建設仮勘定 11,860 24,616

その他(純額) ※1 9,229 ※1 8,348

有形固定資産合計 292,904 305,467

無形固定資産

のれん 43,232 50,677

その他 17,580 16,713

無形固定資産合計 60,812 67,390

投資その他の資産

投資有価証券 ※2,※3,※4 29,363 ※2,※3,※4 28,269

退職給付に係る資産 389 421

その他 ※2 15,747 ※2 18,436

貸倒引当金 △81 △103

投資その他の資産合計 45,419 47,023

固定資産合計 399,135 419,880

資産合計 662,543 725,443

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(単位:百万円)

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

負債の部

流動負債

支払手形及び買掛金 99,090 104,431

短期借入金 ※3 63,921 ※3 50,592

1年内償還予定の社債 2,500 2,500

1年内返済予定の長期借入金 ※3 47,714 ※3 45,268

その他 36,560 34,859

流動負債合計 249,784 237,650

固定負債

社債 5,000 2,500

長期借入金 ※3 169,871 ※3 222,964

リース債務 19,581 17,823

事業構造改善引当金 1,043 929

退職給付に係る負債 18,814 18,768

その他 19,869 26,449

固定負債合計 234,177 289,433

負債合計 483,961 527,083

純資産の部

株主資本

資本金 45,000 52,277

資本剰余金 73,041 80,318

利益剰余金 36,103 42,252

自己株式 △214 △241

株主資本合計 153,931 174,605

その他の包括利益累計額

その他有価証券評価差額金 1,184 2,592

繰延ヘッジ損益 △1,003 △661

為替換算調整勘定 9,649 6,851

退職給付に係る調整累計額 1,270 703

その他の包括利益累計額合計 11,100 9,485

非支配株主持分 13,552 14,270

純資産合計 178,582 198,360

負債純資産合計 662,543 725,443

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②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】

【連結損益計算書】

(単位:百万円)

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

売上高 575,735 568,316

売上原価 ※2,※3 509,176 ※2,※3 490,460

売上総利益 66,559 77,856

販売費及び一般管理費 ※1,※2 51,348 ※1,※2 51,987

営業利益 15,212 25,869

営業外収益

受取利息 199 573

受取配当金 356 449

受取賃貸料 284 286

持分法による投資利益 628 -

その他 1,044 992

営業外収益合計 2,511 2,299

営業外費用

支払利息 3,525 3,790

持分法による投資損失 - 1,405

資金調達費用 - ※4 1,195

その他 2,188 1,959

営業外費用合計 5,713 8,349

経常利益 12,010 19,819

特別利益

固定資産売却益 ※5 113 ※5 119

受取保険金 ※7 3,325 -

その他 282 18

特別利益合計 3,720 137

特別損失

固定資産除却損 878 707

減損損失 ※6 430 ※6 365

火災による損失 - 270

特別退職金 - 185

その他 446 148

特別損失合計 1,754 1,675

税金等調整前当期純利益 13,976 18,281

法人税、住民税及び事業税 3,523 8,505

法人税等調整額 4,524 174

法人税等合計 8,048 8,679

当期純利益 5,928 9,602

非支配株主に帰属する当期純利益 823 887

親会社株主に帰属する当期純利益 5,105 8,715

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【連結包括利益計算書】

(単位:百万円)

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

当期純利益 5,928 9,602

その他の包括利益

その他有価証券評価差額金 △840 1,405

繰延ヘッジ損益 △783 560

為替換算調整勘定 △8,785 △1,460

退職給付に係る調整額 1,131 △679

持分法適用会社に対する持分相当額 △1,756 △1,454

その他の包括利益合計 ※1,※2 △11,034 ※1,※2 △1,627

包括利益 △5,106 7,975

(内訳)

親会社株主に係る包括利益 △4,813 7,100

非支配株主に係る包括利益 △293 874

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③【連結株主資本等変動計算書】

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

(単位:百万円)

株主資本

資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計

当期首残高 45,000 72,901 33,564 △178 151,287

当期変動額

新株の発行 -

剰余金の配当 △2,567 △2,567

親会社株主に帰属する当期純利益

5,105 5,105

自己株式の取得 △35 △35

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

140 140

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計 - 140 2,539 △35 2,643

当期末残高 45,000 73,041 36,103 △214 153,931

その他の包括利益累計額

非支配株主持分 純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

為替換算調整勘定

退職給付に係る

調整累計額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高 2,026 △69 18,055 1,006 21,018 14,831 187,136

当期変動額

新株の発行 -

剰余金の配当 △2,567

親会社株主に帰属する当期純利益

5,105

自己株式の取得 △35

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

△774 △634

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

△843 △934 △8,406 264 △9,918 △505 △10,424

当期変動額合計 △843 △934 △8,406 264 △9,918 △1,279 △8,554

当期末残高 1,184 △1,003 9,649 1,270 11,100 13,552 178,582

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当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

(単位:百万円)

株主資本

資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計

当期首残高 45,000 73,041 36,103 △214 153,931

当期変動額

新株の発行 7,277 7,277 14,553

剰余金の配当 △2,566 △2,566

親会社株主に帰属する当期純利益

8,715 8,715

自己株式の取得 △28 △28

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計 7,277 7,277 6,149 △28 20,674

当期末残高 52,277 80,318 42,252 △241 174,605

その他の包括利益累計額

非支配株主持分 純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

為替換算調整勘定

退職給付に係る

調整累計額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高 1,184 △1,003 9,649 1,270 11,100 13,552 178,582

当期変動額

新株の発行 14,553

剰余金の配当 △2,566

親会社株主に帰属する当期純利益

8,715

自己株式の取得 △28

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

1,408 343 △2,798 △567 △1,615 718 △897

当期変動額合計 1,408 343 △2,798 △567 △1,615 718 19,778

当期末残高 2,592 △661 6,851 703 9,485 14,270 198,360

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④【連結キャッシュ・フロー計算書】

(単位:百万円)

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

税金等調整前当期純利益 13,976 18,281

減価償却費 22,893 23,508

のれん償却額 2,521 3,177

受取利息及び受取配当金 △555 △1,022

支払利息 3,525 3,790

受取保険金 △3,325 -

売上債権の増減額(△は増加) △7,873 △8,855

たな卸資産の増減額(△は増加) 5,228 △5,983

仕入債務の増減額(△は減少) △11,860 4,331

その他 1,526 △3,644

小計 26,055 33,583

利息及び配当金の受取額 1,041 1,439

利息の支払額 △3,471 △3,786

法人税等の支払額 △4,117 △2,844

保険金の受取額 3,004 -

営業活動によるキャッシュ・フロー 22,511 28,393

投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産の取得による支出 △29,126 △30,544

無形固定資産の取得による支出 △1,505 △1,107

連結の範囲の変更を伴う子会社出資持分の取得に

よる支出- △14,494

関係会社出資金の取得による支出 △17 △5,091

その他 △4,110 △4,221

投資活動によるキャッシュ・フロー △34,759 △55,456

財務活動によるキャッシュ・フロー

短期借入金の純増減額(△は減少) △13,724 △14,153

コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) △6,000 -

長期借入れによる収入 67,283 97,939

長期借入金の返済による支出 △48,311 △48,832

社債の償還による支出 △2,643 △2,500

株式の発行による収入 - 14,553

配当金の支払額 △2,567 △2,566

非支配株主への配当金の支払額 △213 △195

セール・アンド・リースバックによる収入 17,151 635

セール・アンド・割賦バックによる収入 4,527 9,013

リース債務の返済による支出 △5,656 △4,204

その他 1,328 △213

財務活動によるキャッシュ・フロー 11,176 49,478

現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,064 △136

現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △2,135 22,278

現金及び現金同等物の期首残高 20,949 18,814

連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減

額(△は減少)- 33

現金及び現金同等物の期末残高 ※1 18,814 ※1 41,125

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【注記事項】

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数             46社

主要な連結子会社の名称

UACJ (Thailand) Co.,Ltd. Tri-Arrows Aluminum Inc. ㈱UACJ押出加工

㈱UACJ押出加工名古屋 ㈱UACJ押出加工小山 ㈱UACJ製箔 ㈱UACJ鋳鍛

㈱UACJ銅管 ㈱UACJ金属加工 UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.

㈱UACJトレーディング ㈱UACJ Marketing & Processing

 前連結会計年度まで連結子会社であった㈱UACJ金属加工は、平成28年4月1日付で、当社が吸収

合併しております。

 連結子会社である㈱ナルコ岩井は、平成28年4月1日付で、連結子会社である㈱ニッケイ加工及び㈱

ナルコ恵那を吸収合併し、同日付で㈱UACJ金属加工に社名変更しております。

 連結子会社であるIwai Metal (America) Co.,Ltdは、平成28年4月1日付で、連結子会社である

PennTecQ, Inc.を吸収合併し、同日付でUACJ Metal Components North America, Inc.に社名変更して

おります。

 平成28年4月に、UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.を設立し、同社を通じてSRS

Industries, LLCの全持分を取得したため、両社及びSRS Industries, LLCのグループ会社4社を当連結

会計年度から新たに連結の範囲に含めております。なお、UACJ Automotive Whitehall Industries,

Inc.は、平成28年6月に、SRS Industries, LLCを吸収合併しております。

 平成28年7月に、優艾希杰東陽光(上海)鋁材销售有限公司を設立し、当連結会計年度から新たに連

結の範囲に含めております。

 前連結会計年度まで非連結子会社であったUACJ North America, Inc.及びUACJ ELVAL HEAT

EXCHANGER MATERIALS GmbHは重要性が増したため、当連結会計年度から新たに連結の範囲に含めており

ます。

(2) 非連結子会社を連結の範囲から除いた理由

 非連結子会社21社は、いずれも小規模であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及

び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためでありま

す。

2.持分法の適用に関する事項

(1) 持分法適用の関連会社数          6社

持分法適用会社の名称

Logan Aluminum Inc. Constellium-UACJ ABS LLC 乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司

Bridgnorth Aluminium Ltd. Boyne Smelters Ltd. ㈱住軽日軽エンジニアリング

(2) 持分法を適用していない理由

 持分法を適用していない非連結子会社21社及び関連会社6社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利

益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微で

あり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外しております。

(3) 持分法適用手続に関する特記事項

 持分法適用会社のうち、決算日が連結決算日と異なる会社については、各社の事業年度に係る財務諸表

を使用しております。

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

 連結子会社のうち在外子会社22社の決算日は12月31日であります。連結財務諸表の作成に当たっては、同決

算日現在の財務諸表を使用しております。ただし、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上

必要な調整を行っております。

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4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① その他有価証券

  時価のあるもの 決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法に

              より処理し、売却原価は主として移動平均法により算定)

  時価のないもの 移動平均法による原価法

② デリバティブ     時価法

③ たな卸資産      主として月次総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下によ

             る簿価切下げの方法により算定)

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く) 主として定額法

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

 建物及び構築物    主として20~31年

 機械装置及び運搬具  主として7~20年

② 無形固定資産(リース資産を除く) 主として定額法

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(主として5年)

に基づく定額法を採用しております。

③ リース資産

 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、自己所有の固定資

産に適用する減価償却方法と同一の方法によっております。所有権移転外ファイナンス・

リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零(残

価保証の取り決めがある場合は残価保証額)とする定額法によっております。

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

 売上債権・貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、

貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上

しております。

② 事業構造改善引当金

 板圧延事業の構造改善に伴う支出に備えるため、今後発生が見込まれる費用について合

理的に見積もられる金額を計上しております。

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法につい

ては、給付算定式基準によっております。

② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)に

よる定額法により費用処理しております。数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時におけ

る従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年~14年)による定額法により按分した額を、それぞ

れ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。

③ 小規模企業等における簡便法の適用

一部の連結子会社は、退職給付に係る資産及び負債、退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己

都合要支給額又は直近の年金財政計算上の数理債務をもって退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適

用しております。

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(5) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理して

おります。なお、在外子会社等の資産及び負債は、当該子会社等の決算日の直物為替相場により円貨に換算

し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及

び非支配株主持分に含めて計上しております。

(6) 重要なヘッジ会計の方法

① ヘッジ会計の方法

 繰延ヘッジ処理を採用しております。また、振当処理の要件を充たしている為替予約に

は振当処理を、特例処理の条件を充たしている金利スワップには特例処理を採用しており

ます。

② ヘッジ手段とヘッジ対象

 当連結会計年度にヘッジ会計を適用したヘッジ対象とヘッジ手段は以下のとおりであり

ます。

a.通貨関連 ヘッジ手段・・・為替予約

       ヘッジ対象・・・外貨建債権債務及び外貨建予定取引

b.金利関連 ヘッジ手段・・・金利スワップ

       ヘッジ対象・・・借入金の支払金利

c.商品関連 ヘッジ手段・・・アルミニウム地金等先物取引

       ヘッジ対象・・・アルミニウム地金等の購入及び販売取引

③ ヘッジ方針

 当社及び一部の連結子会社の社内規程に基づき、金利変動リスク、為替変動リスク及び

アルミニウム地金等に係る価格変動リスクをヘッジしております。なお、当該規程にてデ

リバティブ取引は実需に伴う取引に限定して実施することとしており、売買益を目的とし

た投機的な取引は一切行わない方針としております。

④ ヘッジ有効性評価の方法

 ヘッジ対象の相場変動の累計とヘッジ手段の相場変動の累計を四半期ごとに比較し、両

者の変動額等を基礎にして、有効性を評価しております。ただし、振当処理によっている

為替予約及び特例処理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略してお

ります。

(7) のれんの償却方法及び償却期間

 のれんの償却については、効果の発現する期間を合理的に見積もることが可能なものはその見積もり年数

によっており、住友軽金属工業株式会社との経営統合及びそれに伴うTri-Arrows Aluminum Holding Inc.の

子会社化により発生したものについては20年間、UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.の子会社化

により発生したものについては10年間、それ以外は5年間の定額法により償却を行っております。

(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスク

しか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

(9) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

① 消費税等の会計処理の方法

 消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっており、控除対象外消費税及び地方消費税は、当連

結会計年度の費用として処理しております。

② 連結納税制度の適用

 連結納税制度を適用しております。

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(会計方針の変更)

(平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱いの適用)

一部の国内連結子会社は、法人税法の改正に伴い、「平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関す

る実務上の取扱い」(実務対応報告第32号 平成28年6月17日)を当連結会計年度に適用し、平成28年4月1

日以後に取得した建物附属設備及び構築物に係る減価償却方法を定率法から定額法に変更しております。

なお、この変更による当連結会計年度の損益に与える影響は軽微であります。

(表示方法の変更)

(連結貸借対照表)

(1) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「流動資産」の「繰延税金資産」は、金額的重要性が低下

したため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、

前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」に表示していた2,271

百万円は、「その他」として組み替えております。

(2) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「固定資産」の「リース資産」は、金額的重要性が低下し

たため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前

連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「固定資産」の「リース資産」に表示していた5,283百

万円は、「その他」として組み替えております。

(3) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「投資その他の資産」の「繰延税金資産」は、金額的重要

性が低下したため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させ

るため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「投資その他の資産」の「繰延税金資産」に表示して

いた2,285百万円は、「その他」として組み替えております。

(4) 当連結会計年度において、新会計システムの稼働に伴い、取引の実態をより適切に表示する観点から、グルー

プの勘定科目使用方法の統一と表示科目の見直しを行い、従来、「流動負債」の「その他」としていた内容の一

部を、「支払手形及び買掛金」としております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結

財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」の「その他」に含めて表示していた1,547

百万円は、「支払手形及び買掛金」として組み替えております。

(5) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「流動負債」の「リース債務」及び「未払法人税等」は、

金額的重要性が低下したため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更

を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」の「リース債務」に表示していた4,807百

万円及び「未払法人税等」に表示していた1,508百万円は、「その他」として組み替えております。

(連結損益計算書)

(1) 前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「受取利息」は、金額的重要性が増した

ため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年

度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」の「その他」に表示していた1,243百万

円は、「受取利息」199百万円、「その他」1,044百万円として組み替えております。

(2) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外費用」の「為替差損」は、金額的重要性が低下し

たため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前

連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「為替差損」に表示していた890百万

円は、「その他」として組み替えております。

(3) 前連結会計年度において、独立掲記しておりました「特別損失」の「投資有価証券売却損」は、金額的重要性

が低下したため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させる

ため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「特別損失」の「投資有価証券売却損」に表示してい

た209百万円は、「その他」として組み替えております。

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(連結キャッシュ・フロー計算書)

(1) 当連結会計年度において、新会計システムの稼働に伴い、取引の実態をより適切に表示する観点から、グルー

プの勘定科目使用方法の統一と表示科目の見直しを行い、従来、「流動負債」の「その他」としていた内容の一

部を、「支払手形及び買掛金」としております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結

財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フ

ロー」の「その他」に含めて表示していた△608百万円は、「仕入債務の増減額(△は減少)」として組替えてお

ります。

(2) 前連結会計年度において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「減損損失」及び「持分法による投資損

益」、「退職給付に係る負債の増減額」は、金額的重要性が低下したため、当連結会計年度より「その他」に含

めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組換えを行っ

ております。

 この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フ

ロー」の「減損損失」に表示していた430百万円及び、「持分法による投資損益」に表示していた△628百万円、

「退職給付に係る負債の増減額」に表示していた△1,066百万円は、「その他」として組替えております。

(3) 前連結会計年度において、「投資活動によるキャッシュフロー」の「その他」に含めていた「関係会社出資金

の取得による支出」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表

示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組換えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「投資活動によるキャッシュフロー」

の「その他」に表示していた△4,127百万円は、「関係会社出資金の取得による支出」△17百万円、「その他」△

4,110百万円として組替えております。

(追加情報)

(繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針の適用)

「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 平成28年3月28日)を当

連結会計年度から適用しております。

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(連結貸借対照表関係)

※1 固定資産の減価償却累計額は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

有形固定資産の減価償却累計額 323,703百万円 338,443百万円

※2 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

投資有価証券(株式) 17,695百万円 14,973百万円

その他(出資金) 5,704 10,175

※3 担保資産及び担保付債務

 担保に供している資産は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)

当連結会計年度

(平成29年3月31日)

現金及び預金 2,613百万円 1,736百万円

受取手形及び売掛金 3,203 8,088

商品及び製品 8,231 6,281

仕掛品 7,673 3,335

原材料及び貯蔵品 2,407 9,264

その他(流動資産) 5,295 9,061

建物及び構築物 243 1,285

機械装置及び運搬具 - 3,172

土地 396 58

投資有価証券 3,158 765

計 33,219 43,045

 担保付債務は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)

当連結会計年度

(平成29年3月31日)

短期借入金 2,254百万円 2,310百万円

1年内返済予定の長期借入金 4,056 4,432

長期借入金 4,056 1,158

計 10,367 7,899

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※4 投資有価証券の貸付

   投資有価証券のうち、貸し付けているものは次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

2,124百万円 2,572百万円

 5 保証債務

 次の関係会社等について、金融機関等からの借入等に対し債務保証を行っております。

前連結会計年度(平成28年3月31日)

当連結会計年度(平成29年3月31日)

Quiver Ventures LLC 1,201百万円 Constellium-UACJ ABS LLC 440百万円

Nalco (Thailand) Co.,Ltd. 346 日鋁全綜(無錫)鋁材加工有限公司 272

日鋁全綜(無錫)鋁材加工有限公司 326 Iwai Metal Central Mexico, S.A.

de C.V.224

従業員(住宅財形借入金) 306

Iwai Metal Central Mexico, S.A.

de C.V.225

従業員(住宅財形借入金) 220

Nalco (Thailand) Co.,Ltd. 109

冨士発條㈱ 53 冨士発條㈱ 31

P.T.Yan Jin Indnesia 23 P.T.Yan Jin Indnesia 22

計 2,480 計 1,319

 (注)Quiver Ventures LLCは、平成28年6月にConstellium-UACJ ABS LLCへ社名変更しております。

 6 手形債権流動化に伴う買戻義務限度額

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

手形債権流動化に伴う買戻義務限度額 1,580百万円 1,520百万円

 7 輸出手形割引高

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

輸出手形割引高 -百万円 187百万円

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(連結損益計算書関係)

※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日  至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日

  至 平成29年3月31日)

荷造費及び運送費 14,180百万円 14,889百万円

給与諸手当福利費 15,006 15,150

貸倒引当金繰入額 6 17

退職給付費用 574 456

※2 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額

前連結会計年度(自 平成27年4月1日

  至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日

  至 平成29年3月31日)

4,630百万円 4,412百万円

※3 期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次のたな卸資産評価損が売上原価に含ま

れております。

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日  至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日

  至 平成29年3月31日)

売上原価 1,510百万円 △374百万円

     ※4 資金調達費用

        新株式発行及び劣後特約付きローンによる資金調達に係る手数料等であります。

※5 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

建物及び構築物 12百万円 9百万円

機械装置及び運搬具 32 39

土地 14 66

有形固定資産-その他 17 5

投資その他の資産-その他 38 -

計 113 119

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※6 減損損失

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

 当社は、当連結会計年度に以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

場所 用途 種類 減損損失

愛知県名古屋市 遊休資産 機械装置等 13百万円

 当社グループは、事業用資産についてはキャッシュ・フローを生み出す独立した区分でグルーピングを

行っており、遊休資産や処分等の意思決定が行われた資産については個別資産ごとにグルーピングを行っ

ております。

 愛知県名古屋市の機械装置等については、処分等の意思決定を行ったことから、帳簿価額を回収可能価

額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しました。その内訳は、機械装置及び運搬具

12百万円、建物及び構築物1百万円、その他0百万円であります。

 なお、当資産グループの回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、売却が困難であるため零

としております。

 また、連結子会社において、当連結会計年度に以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

場所 用途 種類 減損損失

岐阜県恵那市 事業用資産 機械装置等 321百万円

中華人民共和国広東省

事業用資産 機械装置等 82百万円

滋賀県近江八幡市 遊休資産 機械装置等 14百万円

 岐阜県恵那市、中華人民共和国広東省の機械装置等については、事業環境の悪化による収益性の低下が

見込まれたこと等から、資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失とし

て特別損失に計上しました。その内訳は、機械装置及び運搬具396百万円、その他7百万円であります。

 滋賀県近江八幡市の機械装置等については、処分等の意思決定を行ったことから、帳簿価額を回収可能

価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しました。その内訳は、機械装置及び運搬

具13百万円、その他0百万円であります。

 なお、上記連結子会社のいずれも回収可能額は正味売却価額により測定しており、鑑定評価額等により

評価しております。

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当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

 当社は、当連結会計年度に以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

場所 用途 種類 減損損失

埼玉県深谷市 遊休資産 建物等 22百万円

 当社グループは、事業用資産についてはキャッシュ・フローを生み出す独立した区分でグルーピングを

行っており、遊休資産や処分等の意思決定が行われた資産については個別資産ごとにグルーピングを行っ

ております。

 埼玉県深谷市の建物等については、遊休資産となり使用見込みがないことから、帳簿価額を回収可能価

額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しました。その内訳は、建物及び構築物21百

万円、機械装置及び運搬具1百万円であります。

 なお、当資産グループの回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、除却等の予定であるため

零としております。

 また、連結子会社において、当連結会計年度に以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

場所 用途 種類 減損損失

滋賀県湖南市 遊休資産 土地、建物等 302百万円

愛知県安城市 遊休資産 建物等 40百万円

 滋賀県湖南市の土地、建物等については、処分等の意思決定を行ったことから、資産グループの帳簿価

額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しました。その内訳は、土地

231百万円、建物及び構築物71百万円、その他0百万円であります。

 愛知県安城市の建物等については、遊休資産となり使用見込みがないことから、帳簿価額を回収可能価

額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しました。その内訳は、建物及び構築物39百

万円、その他1百万円であります。

 なお、上記連結子会社のいずれも回収可能額は正味売却価額により測定しており、売却契約額等により

評価しております。

※7.受取保険金

 受取保険金は、主にTri-Arrows Aluminum Inc.の製造委託先であるLogan Aluminum Inc.で前期に発生

した設備故障による損失に対する保険金収入であります。

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(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

その他有価証券評価差額金:

当期発生額 △1,223百万円 1,991百万円

組替調整額 △49 35

計 △1,273 2,026

繰延ヘッジ損益:

当期発生額 △1,901 845

組替調整額 1,053 △65

計 △848 780

為替換算調整勘定:

当期発生額 △8,785 △1,460

計 △8,785 △1,460

退職給付に係る調整額:

当期発生額 1,432 △866

組替調整額 159 △79

計 1,591 △945

持分法適用会社に対する持分相当額:

当期発生額 △1,706 △1,749

組替調整額 △51 296

計 △1,756 △1,454

税効果調整前合計 △11,071 △1,052

税効果額 38 △575

その他の包括利益合計 △11,034 △1,627

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※2 その他の包括利益に係る税効果額

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

その他有価証券評価差額金:

税効果調整前 △1,273百万円 2,026百万円

税効果額 433 △621

税効果調整後 △840 1,405

繰延ヘッジ損益:

税効果調整前 △848 780

税効果額 65 △220

税効果調整後 △783 560

為替換算調整勘定:

税効果調整前 △8,785 △1,460

税効果調整後 △8,785 △1,460

退職給付に係る調整額:

税効果調整前 1,591 △945

税効果額 △460 266

税効果調整後 1,131 △679

持分法適用会社に対する持分相当額:

税効果調整前 △1,756 △1,454

税効果調整後 △1,756 △1,454

その他の包括利益合計

税効果調整前 △11,071 △1,052

税効果額 38 △575

税効果調整後 △11,034 △1,627

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(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

当連結会計年度期首株式数(株)

当連結会計年度増加株式数(株)

当連結会計年度減少株式数(株)

当連結会計年度末株式数(株)

発行済株式

普通株式 428,281,934 - - 428,281,934

合計 428,281,934 - - 428,281,934

自己株式

普通株式 486,942 120,640 - 607,582

合計 486,942 120,640 - 607,582

 (注)普通株式の自己株式の株式数の増加は、単元未満株式の買取による増加であります。

2.配当に関する事項

(1)配当金支払額

(決議)

株式の種類配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日 効力発生日

平成27年6月26日

定時株主総会普通株式 1,283 3.00 平成27年3月31日 平成27年6月29日

平成27年11月4日

取締役会普通株式 1,283 3.00 平成27年9月30日 平成27年12月2日

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決議)

株式の種類配当金の総

額(百万円)

配当の原資1株当たり配当額(円)

基準日 効力発生日

平成28年6月29日

定時株主総会普通株式 1,283 利益剰余金 3.00 平成28年3月31日 平成28年6月30日

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当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

当連結会計年度期首株式数(株)

当連結会計年度増加株式数(株)

当連結会計年度減少株式数(株)

当連結会計年度末株式数(株)

発行済株式

普通株式 (注)1 428,281,934 55,000,000 - 483,281,934

合計 428,281,934 55,000,000 - 483,281,934

自己株式

普通株式 (注)2 607,582 90,011 - 697,593

合計 607,582 90,011 - 697,593

 (注)1.普通株式の発行済株式総数の増加は、公募増資(一般募集)による新株の発行による増加47,830,000株、

第三者割当による新株の発行による増加7,170,000株であります。

    2.普通株式の自己株式の株式数の増加は、単元未満株式の買取による増加であります。

2.配当に関する事項

(1)配当金支払額

(決議)

株式の種類配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日 効力発生日

平成28年6月29日

定時株主総会普通株式 1,283 3.00 平成28年3月31日 平成28年6月30日

平成28年11月2日

取締役会普通株式 1,283 3.00 平成28年9月30日 平成28年12月1日

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決議)

株式の種類配当金の総

額(百万円)

配当の原資1株当たり配当額(円)

基準日 効力発生日

平成29年6月29日

定時株主総会普通株式 1,448 利益剰余金 3.00 平成29年3月31日 平成29年6月30日

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

現金及び預金勘定 18,934百万円 41,242百万円

預入期間が3か月を超える定期預金 △121 △117

現金及び現金同等物 18,814 41,125

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(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1)金融商品に対する取組方針

 当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入により資金

を調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用し、かつ実需の範囲で行う

こととしており、売買益を目的とした投機的な取引は一切行わない方針としております。

(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

 営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関して

は、当社グループの与信管理規程に沿ってリスク低減を図っております。

 投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する

企業の株式であり、四半期ごとに時価の把握を行っております。

 営業債務である支払手形及び買掛金は、1年以内の支払期日であります。また、その一部には、原料等

の輸入に伴う外貨建てのものがあり、為替の変動リスクに晒されておりますが、為替の変動リスクを回避

することを目的としてデリバティブ取引(為替予約取引)をヘッジ手段として利用しております。ヘッジ

の有効性の評価については、振当処理によるものは有効性の評価を省略しております。

 借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、変動金利の借入金は金利の変

動リスクに晒されておりますが、このうち長期のものの一部については、支払金利の変動リスクを回避し

支払利息の固定化を図るために、個別契約ごとにデリバティブ取引(金利スワップ取引)をヘッジ手段と

して利用しております。ヘッジの有効性の評価については、金利スワップの特例処理の要件を満たしてい

るものについては、その判定をもって有効性の評価を省略しております。

 また、主要原材料(アルミニウム地金等)は、価格の変動リスクに晒されておりますが、価格の変動リス

クを回避するためにデリバティブ取引(アルミニウム地金等先物取引)をヘッジ手段として利用しており

ます。ヘッジの有効性の評価については、ヘッジ対象の相場変動の累計とヘッジ手段の相場変動の累計を

四半期ごとに比較し、その基礎数値の価格に起因する部分以外の部分を除外した変動額の比率によって、

ヘッジの有効性を評価しております。

(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

 「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体

がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

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2.金融商品の時価等に関する事項

 連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握す

ることが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。

前連結会計年度(平成28年3月31日)

連結貸借対照表計上額

(百万円)時価(百万円) 差額(百万円)

(1) 現金及び預金 18,934 18,934 -

(2) 受取手形及び売掛金 115,103 115,103 -

(3) 投資有価証券

その他有価証券 9,008 9,008 -

(4) 支払手形及び買掛金 (97,543) (97,543) -

(5) 短期借入金 (63,921) (63,921) -

(6) 1年内償還予定の社債 (2,500) (2,500) -

(7) 1年内返済予定の長期借入金 (47,714) (47,714) -

(8) 社債 (5,000) (5,044) △44

(9) 長期借入金 (169,871) (171,275) △1,404

(10) リース債務(固定負債) (19,581) (19,640) △59

(11) デリバティブ取引(*2) (501) (501) -

(*1)負債に計上されているものについては、( )で示しております。

(*2)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目について

は( )で示しております。

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当連結会計年度(平成29年3月31日)

連結貸借対照表計上額

(百万円)時価(百万円) 差額(百万円)

(1) 現金及び預金 41,242 41,242 -

(2) 受取手形及び売掛金 126,287 126,287 -

(3) 投資有価証券

その他有価証券 10,997 10,997 -

(4) 支払手形及び買掛金 (104,431) (104,431) -

(5) 短期借入金 (50,592) (50,592) -

(6) 1年内償還予定の社債 (2,500) (2,500) -

(7) 1年内返済予定の長期借入金 (45,268) (45,268) -

(8) 社債 (2,500) (2,513) △13

(9) 長期借入金 (222,964) (223,814) △850

(10) リース債務(固定負債) (17,823) (17,849) △26

(11) デリバティブ取引(*2) 74 74 -

(*1)負債に計上されているものについては、( )で示しております。

(*2)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目について

は( )で示しております。

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(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項

(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金

これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっており

ます。一部の売掛金は為替予約の振当処理の対象とされており、円貨建売掛金とみて当該帳簿価格を以っ

て時価としております。

(3)投資有価証券

これらの時価の算定は、取引所の価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する事項に

ついては、注記事項「有価証券関係」をご参照下さい。

(4)支払手形及び買掛金、(5)短期借入金、(6)1年内償還予定の社債、(7)1年内返済予定の長期借入金

これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっており

ます。一部の買掛金は為替予約の振当処理の対象とされており、円貨建買掛金とみて当該帳簿価格を以っ

て時価としております。

(8)社債、(9)長期借入金、(10)リース債務(固定負債)

これらの時価については、元利金の合計額を同様の新規の調達またはリース取引を行った場合に想定され

る利率で割り引いて算定する方法によっております。金利スワップの特例処理の対象となっているものは

長期借入金に含まれており、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借入を

行った場合に適用される合理的に見積もられる利率で割り引いて算定する方法によっております。

(11)デリバティブ取引

「デリバティブ取引関係」注記をご参照ください。

2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品

(単位:百万円)

区分前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

非上場株式 20,356 17,272

 これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(3)投

資有価証券」には含めておりません。

3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(平成28年3月31日)

1年以内(百万円)

1年超5年以内(百万円)

5年超10年以内(百万円)

10年超(百万円)

現金及び預金 18,934 - - -

受取手形及び売掛金 115,103 - - -

合計 134,037 - - -

当連結会計年度(平成29年3月31日)

1年以内(百万円)

1年超5年以内(百万円)

5年超10年以内(百万円)

10年超(百万円)

現金及び預金 41,242 - - -

受取手形及び売掛金 126,287 - - -

合計 167,529 - - -

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4.社債、長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(平成28年3月31日)

1年以内(百万円)

1年超2年以内(百万円)

2年超3年以内(百万円)

3年超4年以内(百万円)

4年超5年以内(百万円)

5年超(百万円)

短期借入金 63,921 - - - - -

社債 2,500 2,500 2,500 - - -

長期借入金 47,714 43,018 43,870 34,023 30,381 18,578

リース債務 4,807 2,916 2,014 1,108 13,513 30

買掛金(ユーザンス) 20,340 - - - - -

合計 139,282 48,434 48,384 35,132 43,894 18,608

当連結会計年度(平成29年3月31日)

1年以内(百万円)

1年超2年以内(百万円)

2年超3年以内(百万円)

3年超4年以内(百万円)

4年超5年以内(百万円)

5年超(百万円)

短期借入金 50,592 - - - - -

社債 2,500 2,500 - - - -

長期借入金 45,268 49,067 42,051 41,289 19,973 70,584

リース債務 3,563 2,266 1,597 13,256 149 554

買掛金(ユーザンス) 24,140 - - - - -

合計 126,063 53,833 43,648 54,545 20,122 71,138

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(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(平成28年3月31日)

種類連結貸借対照表計上額(百万円)

取得原価(百万円) 差額(百万円)

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えるもの

株式 6,092 3,773 2,319

小計 6,092 3,773 2,319

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えないもの

株式 2,915 3,524 △609

小計 2,915 3,524 △609

合計 9,008 7,297 1,710

当連結会計年度(平成29年3月31日)

種類連結貸借対照表計上額(百万円)

取得原価(百万円) 差額(百万円)

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えるもの

株式 9,801 5,610 4,191

小計 9,801 5,610 4,191

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えないもの

株式 1,197 1,651 △454

小計 1,197 1,651 △454

合計 10,997 7,261 3,736

2.売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

種類 売却額(百万円)売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式 1,246 263 △209

合計 1,246 263 △209

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

種類 売却額(百万円)売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式 164 10 △28

合計 164 10 △28

3.減損処理を行った有価証券

 前連結会計年度において、有価証券について82百万円(その他有価証券の株式82百万円)減損処理を行っ

ております。

 当連結会計年度において、有価証券について10百万円(その他有価証券の株式10百万円)減損処理を行っ

ております。

 なお、減損処理にあたっては期末における時価が取得価額に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理

を行い、30~50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を

行っております。

 また、その他有価証券で時価のないものについては、実質価額が著しく低下した場合、必要と認められた

額について減損処理を行っております。

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(デリバティブ取引関係)

1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

(1)通貨関連

前連結会計年度(平成28年3月31日)

区分 取引の種類契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超

(百万円)

時価(百万円)

市場取引以外

の取引

為替予約取引

売建

米ドル

買建

米ドル

1,481

0

46

△0

 (注)時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

当連結会計年度(平成29年3月31日)

区分 取引の種類契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超

(百万円)

時価(百万円)

市場取引以外

の取引

為替予約取引

売建

米ドル

買建

米ドル

10,356

365

△50

12

 (注)時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

(2)商品関連

前連結会計年度(平成28年3月31日)

区分 取引の種類契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超

(百万円)

時価(百万円)

市場取引以外

の取引商品先物取引 4,524 - 26

 (注)時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

当連結会計年度(平成29年3月31日)

区分 取引の種類契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超

(百万円)

時価(百万円)

市場取引以外

の取引商品先物取引 1,016 - △71

 (注)時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

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2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

(1)通貨関連

前連結会計年度(平成28年3月31日)

ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超(百万円)

時価(百万円)

原則的処理方法

為替予約取引

売建

米ドル

買建

米ドル

日本円

売掛金

長期借入金

買掛金

1,144

7,577

686

6,680

44

723

9

為替予約の振当処理

為替予約取引

売建

米ドル

人民元

買建

米ドル

タイ・バーツ

売掛金

売掛金

買掛金

未払金

1,895

5

299

3

(注)2

(注)2

(注)2

(注)2

(注)1.時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

   2.為替予約の振当処理によるものは、ヘッジ対象と一体として処理されているため、その時価は、当該買掛金

等の時価に含めて記載しております。

当連結会計年度(平成29年3月31日)

ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超(百万円)

時価(百万円)

原則的処理方法

為替予約取引

売建

米ドル

日本円

買建

米ドル

米ドル

日本円

売掛金

買掛金

長期借入金

買掛金

買掛金

1,471

47

6,988

427

357

6,988

△2

△0

659

△2

△10

為替予約の振当処理

為替予約取引

売建

米ドル

人民元

買建

米ドル

売掛金

売掛金

買掛金

1,567

102

170

(注)2

(注)2

(注)2

(注)1.時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

   2.為替予約の振当処理によるものは、ヘッジ対象と一体として処理されているため、その時価は、当該買掛金

等の時価に含めて記載しております。

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(2)金利関連

前連結会計年度(平成28年3月31日)

ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超(百万円)

時価(百万円)

原則的処理方法金利スワップ取引

支払固定・受取変動長期借入金 11,690 11,690 △641

金利スワップの特例処

金利スワップ取引

支払固定・受取変動長期借入金 69,344 56,950 (注)2

(注)1.時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

   2.金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象と一体として処理されているため、その時価は、当該長

期借入金の時価に含めて記載しております。

当連結会計年度(平成29年3月31日)

ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超(百万円)

時価(百万円)

原則的処理方法金利スワップ取引

支払固定・受取変動長期借入金 63,694 53,569 △881

金利スワップの特例処

金利スワップ取引

支払固定・受取変動 長期借入金 62,123 44,812 (注)2

(注)1.時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

   2.金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象と一体として処理されているため、その時価は、当該長

期借入金の時価に含めて記載しております。

(3)商品関連

前連結会計年度(平成28年3月31日)

ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超(百万円)

時価(百万円)

原則的処理方法 商品先物取引 原材料 10,977 994 △681

 (注)時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

当連結会計年度(平成29年3月31日)

ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象契約額等(百万円)

契約額等のうち1年超(百万円)

時価(百万円)

原則的処理方法 商品先物取引 原材料 3,842 818 418

 (注)時価の算定方法は取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。

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(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

 当社及び連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付年金制度、退職一時金制

度、及び確定拠出年金制度を採用しております。

 確定給付年金制度では、主にポイント制に基づいた一時金及び年金を支給しており、一部の確定給付年金制度で

は、給与と勤務期間に基づいた一時金及び年金を支給しております。退職一時金制度では、退職給付として、主に

ポイント制に基づいた一時金を支給しており、一部の退職一時金制度では、給与と勤務期間に基づいた一時金を支

給しております。また、従業員の退職等に際して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象と

されない割増退職金を支払う場合があります。

 なお、一部の連結子会社が有する確定給付年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により、退職給付に係る資産

及び負債、退職給付費用を計算しております。

2.確定給付制度

(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

退職給付債務の期首残高 43,505百万円 40,124百万円

勤務費用 2,269 2,235

利息費用 374 351

数理計算上の差異の発生額 333 512

退職給付の支払額 △3,789 △3,839

過去勤務費用の発生額 △2,568 445

退職給付債務の期末残高 40,124 39,827

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

年金資産の期首残高 23,462百万円 22,639百万円

期待運用収益 587 566

数理計算上の差異の発生額 △805 90

事業主からの拠出額 1,672 1,558

退職給付の支払額 △2,276 △2,388

年金資産の期末残高 22,639 22,466

(3)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

退職給付に係る負債の期首残高 900百万円 940百万円

退職給付費用 228 269

退職給付の支払額 △83 △132

制度への拠出額 △83 △89

その他 △23 △2

退職給付に係る負債の期末残高 940 986

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(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

積立型制度の退職給付債務 22,288百万円 22,369百万円

年金資産 △24,548 △24,505

△2,260 △2,136

非積立型制度の退職給付債務 20,685 20,483

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 18,424 18,347

退職給付に係る負債 18,814 18,768

退職給付に係る資産 △389 △421

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 18,424 18,347

(注)簡便法を適用した制度を含みます。

(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

勤務費用 2,497百万円 2,481百万円

利息費用 374 351

期待運用収益 △587 △566

会計基準変更時差異の費用処理額 218 -

数理計算上の差異の費用処理額 42 86

過去勤務費用の費用処理額 △101 △165

出向先からの退職金戻入 △87 △44

確定給付制度に係る退職給付費用 2,356 2,143

(注)簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は勤務費用に計上しております。

(6)退職給付に係る調整額 退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

過去勤務費用 2,467百万円 △609百万円

数理計算上の差異 △1,094 △335

会計基準変更時差異 218 -

合 計 1,591 △945 (7)退職給付に係る調整累計額 退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

未認識過去勤務費用 2,222百万円 1,612百万円

未認識数理計算上の差異 1,319 984

合 計 3,540 2,596

 (注)上記は当社及び連結子会社に関するものであり、連結貸借対照表の退職給付に係る調整累計額には、上記の

ほか、持分法適用会社の未認識項目(持分相当額)が計上されております。

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(8)年金資産に関する事項① 年金資産の主な内訳 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

債券 55% 51%

株式 24 28

現金及び預金 3 3

生保一般勘定 14 14

その他 4 4

合 計 100 100

② 長期期待運用収益率の設定方法

 年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する

多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

(9)数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)割引率 0.7~0.9% 0.4~0.9%長期期待運用収益率 2.5% 2.5%予想昇給率 1.2~3.1% 1.4~3.0%

3.確定拠出制度

当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度187百万円、当連結会計年度255百万円であ

ります。

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(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

前連結会計年度

(平成28年3月31日)

当連結会計年度(平成29年3月31日)

繰延税金資産

税務上の繰越欠損金 10,853百万円 11,746百万円

退職給付に係る負債 6,357 6,113

減損損失 2,558 2,364

その他 8,217 9,341

繰延税金資産小計 27,985 29,563

評価性引当額 △13,950 △14,900

繰延税金資産合計 14,034 14,663

繰延税金負債

合併による土地評価差額 △3,133 △3,082

合併による有価証券評価差額 △1,068 △1,050

無形固定資産評価差額 △3,039 △2,709

在外子会社の減価償却費 △5,138 △6,621

その他 △4,933 △5,309

繰延税金負債合計 △17,311 △18,770

繰延税金資産(負債)の純額 △3,277 △4,107

(注) 前連結会計年度及び当連結会計年度における繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の以下の項目

に含まれております。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)

当連結会計年度(平成29年3月31日)

流動資産-繰延税金資産 2,271百万円 1,413百万円

固定資産-繰延税金資産 2,285 1,033

流動負債-繰延税金負債 △8 △161

固定負債-繰延税金負債 △7,826 △6,392

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因

となった主要な項目別の内訳

前連結会計年度(平成28年3月31日)

当連結会計年度

(平成29年3月31日)

法定実効税率 32.84% 30.70%

(調整)

住民税均等割 0.74 0.56

交際費等永久に損金に算入されない項目

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

試験研究費等税額控除

0.87

△0.84

△2.04

0.63

△0.75

△1.92

評価性引当額 6.75 5.19

のれん償却額 5.92 4.14

持分法投資利益 △1.48 2.36

親会社との税率差異 10.96 7.40

その他 3.85 △0.83

税効果会計適用後の法人税等の負担率 57.58 47.48

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3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

 「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律

等の一部を改正する法律」(平成28年法律第85号)及び「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な

改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律」(平成28年法律

第86号)が平成28年11月18日に国会で成立し、消費税率の10%への引上げ時期が平成29年4月1日から平成31

年10月1日に延期されました。

 これに伴い、地方法人特別税の廃止及びそれに伴う法人事業税の復元、地方法人税の税率改正、法人住民税

法人税割の税率改正の実施時期も平成29年4月1日以後に開始する連結会計年度から平成31年10月1日以後に

開始する連結会計年度に延期されました。

 繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率に変更はありませんが、国税と地方税の間で

税率の組替えが発生します。

 これによる連結財務諸表に与える影響は軽微であります。

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(企業結合等関係)

取得による企業結合

1.企業結合の概要

(1)被取得企業の名称及びその事業の内容

   被取得企業の名称  SRS Industries, LLC

   事業の内容     自動車用アルミニウム構造材および各種アルミニウム部品の製造販売

(2)企業結合を行った理由

   拡大する自動車用アルミニウム構造材及びアルミニウム部品の需要獲得のため

(3)企業結合日

   平成28年4月15日

(4)企業結合の法的形式

   現金を対価とする持分の取得

(5)結合後企業の名称

   SRS Industries, LLC

   なお、当社の100%子会社であるUACJ Automotive Whitehall Industries, Inc. が平成28年6月にSRS

   Industries, LLCを吸収合併しております。

(6)取得した議決権比率

   100%

(7)取得企業を決定するに至った主な根拠

   当社の100%子会社であるUACJ Automotive Whitehall Industries, Inc. が現金を対価として全持分を取得

   したため

2.連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間

  平成28年4月15日から平成28年12月31日まで

3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

  取得の対価     現金及び預金     14,997百万円(136,661千米ドル)

  取得原価                 14,997百万円(136,661千米ドル)

4.主要な取得関連費用の内容及び金額

  アドバイザリーに関する報酬・手数料等   426百万円

5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

(1)発生したのれんの金額

   10,089百万円(91,932千米ドル)

(2)発生原因

   取得原価が企業結合時の時価純資産を上回ったため

(3)償却方法及び償却期間

   10年間にわたる均等償却

6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

  流動資産     4,203百万円(38,298千米ドル)

  固定資産     5,267(47,996千米ドル)

  資産合計     9,470(86,294千米ドル)

  流動負債     4,561(41,565千米ドル)

  負債合計     4,561(41,565千米ドル)

7.企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概

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 算額及びその算定方法

  売上高               3,404百万円

  営業利益               370百万円

  (概算額の算定方法)

   企業結合が当連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と取得企業の連結損益計

算書における売上高及び損益情報との差額を影響の概算額としております。当該差額には、企業結合時に認識され

たのれんが当連結会計年度の開始の日に発生したものと仮定した場合の償却額を含めています。なお、当該注記は

監査証明を受けていません。

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(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会等が、経営

資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは、アルミ・銅等の非鉄金属及びその合金の圧延品、並びにそれらの加工品の製造販売を行って

おり、それぞれの製品ごとに、グループとしての総合力を発揮すべく、業績の評価や投資の意思決定を行ってい

ることから、「アルミ圧延品事業」、「伸銅品事業」、「加工品・関連事業」の3つを報告セグメントとしてお

ります。

 「アルミ圧延品事業」は、アルミ及びその合金の板圧延製品、箔製品、押出製品、鋳物製品、鍛造製品の製造

及び販売を行っております。

 「伸銅品事業」は、銅管・銅合金管及びその継手等の製造及び販売を行っております。

 「加工品・関連事業」は、アルミ・銅等の金属加工製品の製造・販売、それらに関連する土木工事の請負や、

グループの事業に関連する貨物運送・荷扱、製品等の卸売を行っております。

2.報告セグメントごとの売上高、利益、資産その他の項目の金額の算定方法

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に

おける記載と同一であります。

 報告セグメントの利益は、営業利益であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づ

いております。

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3.報告セグメントごとの売上高、利益、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

(単位:百万円)

報告セグメント調整額(注)1

連結財務諸表計上額(注)2

アルミ圧延品

事業伸銅品事業

加工品・関連事業

売上高

外部顧客への売上高 401,985 35,284 138,466 575,735 - 575,735

セグメント間の内部売上高

又は振替高58,873 11,593 28,615 99,082 △99,082 -

計 460,858 46,878 167,081 674,817 △99,082 575,735

セグメント利益 18,121 339 3,747 22,207 △6,995 15,212

セグメント資産 555,707 35,274 74,039 665,020 △2,477 662,543

その他の項目

減価償却費 19,356 1,212 1,174 21,743 423 22,166

のれんの償却額 2,053 24 445 2,521 - 2,521

のれんの未償却残高 35,180 412 7,640 43,232 - 43,232

持分法適用会社への投資額 17,074 - 2,746 19,820 - 19,820

減損損失 27 82 321 430 - 430

有形固定資産及び無形固定

資産の増加額27,134 709 1,726 29,569 920 30,489

(注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益の調整額△6,995百万円には、たな卸資産の調整額△75百万円、セグメント間取引消去△324百

万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△6,596百万円が含まれております。

全社費用は、報告セグメントに帰属しない親会社の一般管理費であります。

(2)セグメント資産の調整額△2,477百万円には、たな卸資産の調整額△544百万円、セグメント間資産消去△

23,246百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産21,314百万円が含まれております。

全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない親会社の投資有価証券及び一般管理部門に係る資産等でありま

す。

(3)減価償却費の調整額423百万円は、主に報告セグメントに帰属しない親会社の一般管理部門等の資産に係る減価

償却費であります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額920百万円は、主に報告セグメントに帰属しない親会社の一般

管理部門等の資産に係る増加額であります。

2.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。

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当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

(単位:百万円)

報告セグメント調整額(注)1

連結財務諸表計上額(注)2

アルミ圧延品

事業伸銅品事業

加工品・関連事業

売上高

外部顧客への売上高 398,627 31,286 138,403 568,316 - 568,316

セグメント間の内部売上高

又は振替高52,627 11,888 28,342 92,857 △92,857 -

計 451,253 43,174 166,745 661,173 △92,857 568,316

セグメント利益 26,763 703 3,742 31,207 △5,338 25,869

セグメント資産 597,124 34,729 95,413 727,266 △1,823 725,443

その他の項目

減価償却費 19,581 782 1,739 22,102 677 22,779

のれんの償却額 1,981 24 1,172 3,177 - 3,177

のれんの未償却残高 33,068 388 17,221 50,677 - 50,677

持分法適用会社への投資額 18,160 - 2,936 21,096 - 21,096

減損損失 22 - 343 365 - 365

有形固定資産及び無形固定

資産の増加額28,284 410 2,624 31,318 238 31,556

(注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益の調整額△5,338百万円には、たな卸資産の調整額△21百万円、セグメント間取引消去△335百

万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△4,983百万円が含まれております。

全社費用は、報告セグメントに帰属しない親会社の一般管理費であります。

(2)セグメント資産の調整額△1,823百万円には、たな卸資産の調整額△551百万円、セグメント間資産消去△

23,518百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産22,246百万円が含まれております。

全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない親会社の投資有価証券及び一般管理部門に係る資産等でありま

す。

(3)減価償却費の調整額677百万円は、主に報告セグメントに帰属しない親会社の一般管理部門等の資産に係る減価

償却費であります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額238百万円は、主に報告セグメントに帰属しない親会社の一般

管理部門等の資産に係る増加額であります。

2.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。

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【関連情報】

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

  「セグメント情報」3.報告セグメントごとの売上高、利益、資産、負債その他の項目の金額に関する

情報の内容と同一であるため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:百万円)

日本 アメリカ その他 合計

364,982 109,733 101,021 575,735

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

日本 アメリカ タイ その他 合計

185,263 32,802 68,139 6,700 292,904

3.主要な顧客ごとの情報

  連結損益計算書の売上高の10%以上を占める特定の顧客への売上高はありません。

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

  「セグメント情報」3.報告セグメントごとの売上高、利益、資産、負債その他の項目の金額に関する

情報の内容と同一であるため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:百万円)

日本 アメリカ その他 合計

349,741 115,751 102,823 568,316

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

日本 アメリカ タイ その他 合計

181,594 50,830 66,810 6,234 305,467

3.主要な顧客ごとの情報

  連結損益計算書の売上高の10%以上を占める特定の顧客への売上高はありません。

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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)および当連結会計年度(自 平成28年4

月1日 至 平成29年3月31日)

 「セグメント情報」3.報告セグメントごとの売上高、利益、資産、負債その他の項目の金額に関する情

報の内容と同一であるため、記載を省略しております。

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)および当連結会計年度(自 平成28年4

月1日 至 平成29年3月31日)

 「セグメント情報」3.報告セグメントごとの売上高、利益、資産、負債その他の項目の金額に関する情

報の内容と同一であるため、記載を省略しております。

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

 該当事項はありません。

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

 該当事項はありません。

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【関連当事者情報】

1.関連当事者との取引

(1)連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

(ア)連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

 該当事項はありません。

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

 該当事項はありません。

(イ)連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

 該当取引はありません。

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

 該当取引はありません。

(ウ)連結財務諸表提出会社と同一の親会社をもつ会社等及び連結財務諸表提出会社のその他の関係会社

の子会社等

前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

種類会社等の名称又は氏名

所在地資本金又は出資金(百万円)

事業の内容議決権等の所有(被所有)割合(%)

関連当事者との関係

取引の内容取引金額(百万円)

科目期末残高(百万円)

その他の

関係会社

の子会社

古河ファイ

ナンス・ア

ンド・ビジ

ネス・サ

ポート㈱

東京都

千代田区17

ファクタリ

ング、経

理、人事、

資材、ファ

イナンス業

務受託

なし

当社の営業

債務に係る

金融業務

営業債務の

譲渡

(注)2

9,674

その他

(流動負

債)

2,120

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

 該当取引はありません。

(注)1.上記(ア)~(ウ)の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費

税等が含まれております。

2.取引条件及び取引条件の決定方針等

一部の営業債務について、当社、取引先、古河ファイナンス・アンド・ビジネス・サポート㈱

との3社間で基本契約を締結し、ファクタリング方式による決済を行っております。手数料は

類似の取引を参考に、相手先と協議の上決定しております。

(2)連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

 該当取引はありません。

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2.重要な関連会社に関する注記

重要な関連会社の要約財務情報

 当連結会計年度において、重要な関連会社はConstellium-UACJ ABS LLCであり、その要約財務情報は以

下の通りであります。

前連結会計年度

(注)当連結会計年度

流動資産合計 - 7,156

固定資産合計 - 22,346

流動負債合計 - 2,844

固定負債合計 - 24,590

純資産合計 - 2,068

売上高 - 5,546

税引前当期純利益金額 - △4,399

当期純利益金額 - △4,399

(注)Constellium-UACJ ABS LLCは、重要性が増したため、当連結会計年度から重要な関連会社としてお

ります。

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(1株当たり情報)

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

1株当たり純資産額 385.88円 381.47円

1株当たり当期純利益金額 11.94円 20.16円

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益の金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

   2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前連結会計年度

(平成28年3月31日)当連結会計年度

(平成29年3月31日)

純資産の部の合計額(百万円) 178,582 198,360

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 13,552 14,270

(うち非支配株主持分(百万円)) (13,552) (14,270)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 165,030 184,090

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普

通株式の数(千株)427,674 482,584

3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前連結会計年度

(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

1株当たり当期純利益金額

親会社株主に帰属する当期純利益金額(百万

円)5,105 8,715

普通株主に帰属しない金額(百万円) - -

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利

益金額(百万円)5,105 8,715

期中平均株式数(千株) 427,717 432,216

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(重要な後発事象)

(単元株式数の変更及び株式併合)

当社は、平成29年5月10日開催の取締役会において、単元株式数の変更に係る定款の一部変更について決議する

とともに、平成29年6月29日開催の第4期定時株主総会に株式併合について付議することを決議し、同定時株主総

会において承認可決されました。

(1) 単元株式数の変更及び株式併合の目的

全国証券取引所は、投資家の利便性向上を目的に、平成30年10月までに、国内上場会社の普通株式の売買単位

(単元株式数)を100株に統一する「売買単位の集約に向けた行動計画」を推進しております。

当社は、東京証券取引所に上場する会社として、この趣旨を尊重し、本年10月1日をもって、当社株式の売買

単位である単元株式数を現在の1,000株から100株に変更することとし、併せて、証券取引所が望ましいとしてい

る投資単位(5万円以上50万円未満)の水準を維持し、また、各株主様の議決権の数に変更が生じることがない

よう、当社株式について10株を1株にする併合を行うことといたしました。

(2) 単元株式数の変更の内容

株式併合の効力発生と同時に、普通株式の単元株式数を1,000株から100株に変更いたします。

(3) 株式併合の内容

①株式併合する株式の種類

 普通株式

②株式併合の方法・比率

 平成29年10月1日をもって、同年9月30日の最終の株主名簿に記載された株主様ご所有の株式について、10株

を1株の割合で併合いたします。

③株式併合後の発行可能株式総数

 1億7千万株 (併合前 17億株)

④株式併合により減少する株式数

株式併合前の発行済株式総数(平成29年3月31日現在) 483,281,934株

株式併合により減少する株式数 434,953,741株

株式併合後の発行済株式総数 48,328,193株

(注)「株式併合により減少する株式数」は、株式併合前の発行済株式総数に株式の併合の割合を乗じた理論値で

す。

⑤1株未満の端数が生じる場合の処理

 株式併合の結果、1株に満たない端数が生じた場合には、会社法第235条の定めに従い、当社が一括して売却

し、または自己株式として買い取り、その代金を端数が生じた株主様に対して、端数の割合に応じて交付いたし

ます。

(4) 単元株式数の変更及び株式併合の日程

取締役会決議日 平成29年5月10日

株主総会決議日 平成29年6月29日

株式併合及び単元株式数の変更 平成29年10月1日

(5) 1株当たり情報に及ぼす影響

 当該株式併合が前連結会計年度の期首に実施されたと仮定した場合の、前連結会計年度及び当連結会計年度

における1株当たり情報は以下のとおりです。

前連結会計年度(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

1株当たり純資産額 3,858.78円 3,814.67円

1株当たり当期純利益金額 119.36円 201.63円

(注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

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⑤【連結附属明細表】

【社債明細表】

会社名 銘柄 発行年月日当期首残高

(百万円)

当期末残高

(百万円)

利率(%)

担保 償還期限

㈱UACJ 第1回無担保社債 平成25年11月15日7,500

(2,500)

5,000

(2,500)0.63 無 平成30年11月15日

合計 - -7,500

(2,500)

5,000

(2,500)- - -

(注)1. 「当期期首残高」及び「当期末残高」欄の(内書)は、1年内償還予定の金額であります。

2. 連結決算日後5年内における1年ごとの償還予定額の総額

1年以内(百万円)

1年超2年以内(百万円)

2年超3年以内(百万円)

3年超4年以内(百万円)

4年超5年以内(百万円)

2,500 2,500 - - -

【借入金等明細表】

区分当期首残高(百万円)

当期末残高(百万円)

平均利率(%)

返済期限

短期借入金 63,921 50,592 1.15 -

1年以内に返済予定の長期借入金 47,714 45,268 0.72 -

1年以内に返済予定のリース債務 4,807 3,563 4.20 -

長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く)

                  (※2)169,871 222,964 1.26 平成30年~平成36年

リース債務(1年以内に返済予定のものを除く) 19,581 17,823 4.20 平成30年~平成48年

その他の有利子負債

 買掛金(ユーザンス、1年以内) 20,340 24,140 0.38 -

 長期割賦未払金 4,527 13,360 0.26 平成30年~平成33年

合計 330,761 377,710 - -

(注)1.「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。

なお、リース債務については、一部の連結子会社でリース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額

でリース債務を連結貸借対照表に計上しており、当該リース債務については「平均利率」の計算に含めてお

りません。

    2.長期借入金の当期末残高には、劣後ローン40,000百万円が含まれております。返済期限については、劣後

ローンを除く長期借入金について表示しております。

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2 長期借入金、リース債務(1年以内に返済予定のものを除く)及び長期割賦未払金の連結決算日後5年内に

おける1年ごとの返済予定額の総額は以下のとおりであります。

区分1年超2年以内(百万円)

2年超3年以内(百万円)

3年超4年以内(百万円)

4年超5年以内(百万円)

長期借入金 49,067 42,051 41,289 19,973

リース債務 2,266 1,597 13,256 149

長期割賦未払金 306 4,713 8,035 -

合計 51,639 48,361 62,580 20,122

【資産除去債務明細表】

 当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結

会計年度末における負債純資産合計の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規定により

記載を省略しております。

(2)【その他】

当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度

売上高(百万円) 138,753 278,863 417,179 568,316

税金等調整前四半期

(当期)純利益金額

(百万円)

3,793 6,516 11,678 18,281

親会社株主に帰属す

る四半期(当期)純

利益金額(百万円)

1,387 2,166 4,697 8,715

1株当たり四半期

(当期)純利益金額

(円)

3.24 5.07 10.98 20.16

(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期

1株当たり四半期純

損益金額(円)3.24 1.82 5.92 9.01

(注)第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、第1四半期及び

第2四半期の関連する四半期情報項目については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の

重要な見直しが反映された後の数値を記載しております。

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2【財務諸表等】

(1)【財務諸表】

①【貸借対照表】

(単位:百万円)

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

資産の部

流動資産

現金及び預金 3,639 4,988

受取手形 10,824 4,618

電子記録債権 - 8,085

売掛金 ※1 60,758 ※1 59,233

商品及び製品 8,983 7,364

仕掛品 21,689 21,868

原材料及び貯蔵品 15,688 20,233

前払費用 292 238

繰延税金資産 900 231

短期貸付金 ※1 26,050 ※1 38,683

未収入金 ※1 10,879 ※1 12,878

その他 ※1 1,194 ※1 675

貸倒引当金 △139 △9

流動資産合計 160,757 179,084

固定資産

有形固定資産

建物 21,357 20,150

構築物 3,027 3,046

機械及び装置 18,124 17,983

車両運搬具 158 159

工具、器具及び備品 2,477 2,596

土地 76,322 76,322

リース資産 105 71

建設仮勘定 5,097 2,534

有形固定資産合計 126,667 122,861

無形固定資産

ソフトウエア 2,792 2,354

のれん 18,888 17,809

その他 47 40

無形固定資産合計 21,727 20,203

投資その他の資産

投資有価証券 ※3 9,483 ※3 10,746

関係会社株式 132,866 172,786

関係会社出資金 4,731 9,800

長期貸付金 ※1 29,721 ※1 13,793

繰延税金資産 2,250 1,665

その他 763 704

貸倒引当金 △7 △7

投資その他の資産合計 179,806 209,488

固定資産合計 328,199 352,552

資産合計 488,956 531,636

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(単位:百万円)

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

負債の部

流動負債

支払手形 ※1 2,968 ※1 1,128

電子記録債務 ※1 7,927 ※1 6,759

買掛金 ※1 46,342 ※1 52,499

短期借入金 41,710 24,529

1年内償還予定の社債 2,500 2,500

1年内返済予定の長期借入金 43,496 40,406

リース債務 1,117 994

未払金 ※1 11,299 ※1 5,870

未払費用 ※1 1,024 ※1 1,565

未払法人税等 615 4,629

前受金 231 7

預り金 ※1 8,605 ※1 8,285

その他 ※1 3,121 ※1 1,934

流動負債合計 170,954 151,106

固定負債

社債 5,000 2,500

長期借入金 141,930 176,661

退職給付引当金 16,023 15,100

リース債務 1,388 394

事業構造改善引当金 1,043 929

長期未払金 4,527 12,532

その他 1,717 1,800

固定負債合計 171,629 209,916

負債合計 342,583 361,022

純資産の部

株主資本

資本金 45,000 52,277

資本剰余金

資本準備金 40,677 47,953

その他資本剰余金 32,225 32,225

資本剰余金合計 72,901 80,178

利益剰余金

利益準備金 125 125

その他利益剰余金

固定資産圧縮積立金 154 135

繰越利益剰余金 27,809 36,127

利益剰余金合計 28,089 36,387

自己株式 △214 △241

株主資本合計 145,777 168,600

評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金 785 1,836

繰延ヘッジ損益 △188 178

評価・換算差額等合計 596 2,014

純資産合計 146,373 170,614

負債純資産合計 488,956 531,636

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②【損益計算書】

(単位:百万円)

前事業年度

(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

当事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

売上高 ※1 283,277 ※1 258,918

売上原価 ※1 248,793 ※1 223,563

売上総利益 34,484 35,355

販売費及び一般管理費 ※2 22,925 ※2 22,195

営業利益 11,559 13,161

営業外収益

受取利息及び受取配当金 ※1 5,071 ※1 4,490

その他 ※1 1,306 ※1 1,486

営業外収益合計 6,377 5,976

営業外費用

支払利息 ※1 1,832 ※1 1,429

資金調達費用 - ※3 1,195

その他 ※1 914 ※1 922

営業外費用合計 2,746 3,545

経常利益 15,191 15,592

特別利益

固定資産売却益 ※1 489 ※1 136

受取保険金 322 -

その他 263 17

特別利益合計 1,074 153

特別損失

関係会社貸倒損失 - ※4 533

固定資産除却損 488 370

関係会社出資金評価損 95 338

その他 309 96

特別損失合計 892 1,337

税引前当期純利益 15,373 14,408

法人税、住民税及び事業税 505 2,913

法人税等調整額 3,304 630

法人税等合計 3,809 3,543

当期純利益 11,563 10,864

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③【株主資本等変動計算書】

前事業年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

(単位:百万円)

株主資本

資本金

資本剰余金 利益剰余金

自己株式株主資本合計

資本準備金

その他資本剰余金

資本剰余金合計

利益準備金

その他利益剰余金利益剰余金合計

固定資産圧縮積立金

繰越利益剰余金

当期首残高 45,000 40,677 32,225 72,901 125 75 18,892 19,092 △178 136,815

当期変動額

新株の発行 -

固定資産圧縮積立金の積立 95 △95 - -

固定資産圧縮積立金の取崩 △16 16 - -

剰余金の配当 △2,567 △2,567 △2,567

当期純利益 11,563 11,563 11,563

自己株式の取得 △35 △35

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計 - - - - - 80 8,917 8,997 △35 8,962

当期末残高 45,000 40,677 32,225 72,901 125 154 27,809 28,089 △214 145,777

評価・換算差額等

純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

評価・換算差額等合計

当期首残高 1,512 △33 1,479 138,294

当期変動額

新株の発行 -

固定資産圧縮積立金の積立 -

固定資産圧縮積立金の取崩 -

剰余金の配当 △2,567

当期純利益 11,563

自己株式の取得 △35

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

△728 △155 △883 △883

当期変動額合計 △728 △155 △883 8,079

当期末残高 785 △188 596 146,373

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当事業年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

(単位:百万円)

株主資本

資本金

資本剰余金 利益剰余金

自己株式株主資本合計

資本準備金

その他資本剰余金

資本剰余金合計

利益準備金

その他利益剰余金利益剰余金合計

固定資産圧縮積立金

繰越利益剰余金

当期首残高 45,000 40,677 32,225 72,901 125 154 27,809 28,089 △214 145,777

当期変動額

新株の発行 7,277 7,277 7,277 14,553

固定資産圧縮積立金の積立 -

固定資産圧縮積立金の取崩 △19 19 - -

剰余金の配当 △2,566 △2,566 △2,566

当期純利益 10,864 10,864 10,864

自己株式の取得 △28 △28

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計 7,277 7,277 - 7,277 - △19 8,317 8,298 △28 22,824

当期末残高 52,277 47,953 32,225 80,178 125 135 36,127 36,387 △241 168,600

評価・換算差額等

純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

評価・換算差額等合計

当期首残高 785 △188 596 146,373

当期変動額

新株の発行 14,553

固定資産圧縮積立金の積立 -

固定資産圧縮積立金の取崩 -

剰余金の配当 △2,566

当期純利益 10,864

自己株式の取得 △28

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

1,052 366 1,418 1,418

当期変動額合計 1,052 366 1,418 24,241

当期末残高 1,836 178 2,014 170,614

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【注記事項】

(重要な会計方針)

1.有価証券の評価基準及び評価方法

(1)子会社株式及び関連会社株式

 移動平均法による原価法

(2)その他有価証券

時価のあるもの

 決算日の市場価格等に基づく時価法

 (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

時価のないもの

 移動平均法による原価法

2.デリバティブの評価基準及び評価方法

時価法

3.たな卸資産の評価基準及び評価方法

月次総平均法に基づく原価法

 なお、貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算出しております。

4.固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

定額法

 なお、耐用年数は以下のとおりであります。

建物 2~50年

構築物 2~60年

機械及び装置 2~7年

車輌運搬具 2~7年

工具、器具及び備品 2~20年

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法

 なお、主要な耐用年数は以下のとおりであります。

自社利用のソフトウエア 5年

のれん 20年

(3) リース資産

 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、自己所有の固定資産に適用する減価

償却方法と同一の方法によっております。所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産につい

ては、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零(残価保証の取り決めがある場合は残価保証額)とする定

額法によっております。

5.引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

 売上債権・貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定

の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

(2) 退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上し

ております。

①退職給付見込額の期間帰属方法

 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、

給付算定式基準によっております。

②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

 過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の定数(10年)による定額

法により費用処理しております。

 数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数

(10年~14年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。

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(3) 事業構造改善引当金

 板圧延事業の構造改善に伴う支出に備えるため、今後発生が見込まれる費用について合理的に見積もられる

金額を計上しております。

6.ヘッジ会計の方法

(1) ヘッジ会計の方法

 繰延ヘッジ処理を採用しております。また、為替変動リスクのヘッジについて振当処理の要件を充たしてい

る場合には振当処理を、金利スワップについて特例処理の条件を充たしている場合には特例処理を採用してお

ります。

(2) ヘッジ手段とヘッジ対象

 当事業年度にヘッジ会計を適用したヘッジ対象とヘッジ手段は以下のとおりであります。

a.通貨関連

 ヘッジ手段・・・為替予約

 ヘッジ対象・・・外貨建債権債務及び外貨建予定取引

b.金利関連

 ヘッジ手段・・・金利スワップ

 ヘッジ対象・・・借入金の支払金利

c.商品関連

 ヘッジ手段・・・アルミニウム地金等先物取引

 ヘッジ対象・・・アルミニウム地金等の購入及び販売取引

(3) ヘッジ方針

 当社の社内規程に基づき、金利変動リスク、為替変動リスク及びアルミニウム地金等に係る価格変動リスク

をヘッジしております。なお、当該規程にてデリバティブ取引は実需に伴う取引に限定し実施することとして

おり、売買益を目的とした投機的な取引は一切行わない方針としております。

(4) ヘッジ有効性評価の方法

 ヘッジ対象の相場変動の累計とヘッジ手段の相場変動の累計を四半期ごとに比較し、その基礎数値の価格に

起因する部分以外の部分を除外した変動額の比率によって、有効性を評価しております。但し、振当処理に

よっている為替予約及び、特例処理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略しておりま

す。

7.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(1) 消費税等の会計処理の方法

 消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっており、控除対象外消費税及び地方消費税は、当事業年

度の費用として処理しております。

(2) 連結納税制度の適用

 連結納税制度を適用しております。

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(表示方法の変更)

(貸借対照表)

(1)当事業年度において、新会計システムの稼働に伴い、取引の実態をより適切に表示する観点から、グ

ループの勘定科目使用方法の統一と表示科目の見直しを行っております。この表示方法の変更を反映させる

ため、前事業年度の「未払費用」に含めて表示していた4,075百万円は、「買掛金」2,015百万円、「未払

金」1,837百万円、「預り金」223百万円として組み替えております。

(2)前事業年度において流動資産の「その他」に含めて表示していた「未収入金」は、重要性が増したた

め、当事業年度より独立掲記しております。前事業年度の「その他」に含めていた「未収入金」は、10,879

百万円であります。

(3)前事業年度において投資その他の資産の「その他」に含めて表示していた「関係会社出資金」は、重要

性が増したため、当事業年度より独立掲記しております。前事業年度の「その他」に含めていた「関係会社

出資金」は、4,731百万円であります。

(4)前事業年度において固定負債の「その他」に含めて表示していた「長期未払金」は、重要性が増したた

め、当事業年度より独立掲記しております。前事業年度の「その他」に含めていた「長期未払金」は、

4,527百万円であります。

(追加情報)

(繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針の適用)

「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号平成28年3月28日)を当事

業年度から適用しております。

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(貸借対照表関係)

※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表記したものを除く)

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

短期金銭債権 54,403百万円 70,124百万円

長期金銭債権 29,721 13,793

短期金銭債務 15,412 15,473

2 子会社の手形債権流動化の売主代理人として連帯責任を負う買戻義務限度額の合計

 子会社の手形債権流動化の売主代理人として連帯責任を負う買戻義務限度額の合計は次のとおりであります。

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

1,580百万円 1,520百万円

※3 投資有価証券の貸付

 投資有価証券のうち、貸し付けているものは次のとおりであります。

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

2,124百万円 2,572百万円

4 偶発債務

 関係会社等の金融機関からの借入金等に対し債務保証を行っております。

  債務保証

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

61,819百万円 54,354百万円

5 貸出コミットメント

 当社は、一部の子会社との間に貸出コミットメント契約を締結しており、貸出未実行残高は次のとおりであります。

前事業年度

(平成28年3月31日)当事業年度

(平成29年3月31日)

貸出コミットメントの総額 73,999百万円 71,407百万円

貸出実行残高 55,585 51,327

差引額 18,414 20,080

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(損益計算書関係)

※1 関係会社との取引高

前事業年度

(自 平成27年4月1日  至 平成28年3月31日)

当事業年度(自 平成28年4月1日

  至 平成29年3月31日)

営業取引による取引高

売上高 86,472百万円 71,563百万円

仕入高 60,301 52,467

営業取引以外の取引による取引高 26,441 7,776

※2 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度26%、当事業年度29%、一般管理費に属する費用のおおよその

割合は前事業年度74%、当事業年度71%であります。

 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

前事業年度

(自 平成27年4月1日  至 平成28年3月31日)

当事業年度(自 平成28年4月1日

  至 平成29年3月31日)

荷造費及び運送費 5,872百万円 6,379百万円

給与諸手当福利費 5,812 5,716

研究開発費 3,465 3,351

※3 資金調達費用

    新株式発行及び劣後特約付きローンによる資金調達に係る手数料等であります。

※4 関係会社貸倒損失

    子会社の解散・清算に伴い、債権放棄を実施したことによるものであります。

(有価証券関係)

 子会社株式及び関連会社株式(当事業年度の貸借対照表計上額は子会社株式168,253百万円、関連会社株式

4,533百万円、前事業年度の貸借対照表計上額は子会社株式128,332百万円、関連会社株式4,533百万円)は、

市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、記載しておりません。

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(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

前事業年度

(平成28年3月31日)

当事業年度(平成29年3月31日)

繰延税金資産

退職給付引当金 4,864百万円 4,584百万円

減損損失 1,581 1,516

関係会社株式評価損 838 838

関係会社出資金評価損 366 448

税務上の繰越欠損金 389 -

合併による土地評価差額 303 303

その他 1,930 1,948

繰延税金資産小計 10,270 9,636

 評価性引当額 △3,573 △3,596

繰延税金資産合計 6,697 6,039

繰延税金負債

合併による土地評価差額 △1,961 △1,961

合併による投資有価証券評価差額 △1,042 △1,040

その他有価証券評価差額金 △344 △805

その他 △199 △337

繰延税金負債合計 △3,546 △4,144

繰延税金資産の純額 3,150 1,896

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因

となった主要な項目別の内訳

前事業年度(平成28年3月31日)

当事業年度

(平成29年3月31日)

法定実効税率 32.84% 30.70%

(調整)

交際費等永久に損金に算入されない項目 0.36 0.35

受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △9.46 △8.30

住民税均等割 0.17 0.18

評価性引当額 △0.64 0.21

のれん償却額 2.31 2.30

その他 △0.80 △0.85

税効果会計適用後の法人税等の負担率 24.78 24.59

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(重要な後発事象)

(単元株式数の変更及び株式併合)

当社は、平成29年5月10日開催の取締役会において、単元株式数の変更に係る定款の一部変更について決議する

とともに、平成29年6月29日開催の第4期定時株主総会に株式併合について付議することを決議し、同定時株主総

会において承認可決されました。

(1) 単元株式数の変更及び株式併合の目的

全国証券取引所は、投資家の利便性向上を目的に、平成30年10月までに、国内上場会社の普通株式の売買単位

(単元株式数)を100株に統一する「売買単位の集約に向けた行動計画」を推進しております。

当社は、東京証券取引所に上場する会社として、この趣旨を尊重し、本年10月1日をもって、当社株式の売買

単位である単元株式数を現在の1,000株から100株に変更することとし、併せて、証券取引所が望ましいとしてい

る投資単位(5万円以上50万円未満)の水準を維持し、また、各株主様の議決権の数に変更が生じることがない

よう、当社株式について10株を1株にする併合を行うことといたしました。

(2) 単元株式数の変更の内容

株式併合の効力発生と同時に、普通株式の単元株式数を1,000株から100株に変更いたします。

(3) 株式併合の内容

①株式併合する株式の種類

 普通株式

②株式併合の方法・比率

 平成29年10月1日をもって、同年9月30日の最終の株主名簿に記載された株主様ご所有の株式について、10株

を1株の割合で併合いたします。

③株式併合後の発行可能株式総数

 1億7千万株 (併合前 17億株)

④株式併合により減少する株式数

株式併合前の発行済株式総数(平成29年3月31日現在) 483,281,934株

株式併合により減少する株式数 434,953,741株

株式併合後の発行済株式総数 48,328,193株

(注)「株式併合により減少する株式数」は、株式併合前の発行済株式総数に株式の併合の割合を乗じた理論値で

す。

⑤1株未満の端数が生じる場合の処理

 株式併合の結果、1株に満たない端数が生じた場合には、会社法第235条の定めに従い、当社が一括して売却

し、または自己株式として買い取り、その代金を端数が生じた株主様に対して、端数の割合に応じて交付いたし

ます。

(4) 単元株式数の変更及び株式併合の日程

取締役会決議日 平成29年5月10日

株主総会決議日 平成29年6月29日

株式併合及び単元株式数の変更 平成29年10月1日

(5) 1株当たり情報に及ぼす影響

 当該株式併合が前事業年度の期首に実施されたと仮定した場合の、前事業年度及び当事業年度における1株

当たり情報は以下のとおりです。

前事業年度(自 平成27年4月1日至 平成28年3月31日)

当事業年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)

1株当たり純資産額 3,422.53円 3,535.43円

1株当たり当期純利益金額 270.35円 251.36円

(注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

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④【附属明細表】

【有形固定資産等明細表】

(単位:百万円)

区分 資産の種類当期首残 高

当 期増加額

当 期減少額

当 期償却額

当期末残 高

減価償却累計額

有形固定資産 建物 21,357 51550

(21)1,671 20,150 32,112

構築物 3,027 299 2 277 3,046 4,970

機械及び装置 18,124 5,12660

(1)5,207 17,983 173,844

車両運搬具 158 78 2 75 159 1,011

工具、器具及び備品 2,477 1,023 8 896 2,596 11,219

土地 76,322 - - - 76,322 -

リース資産 105 - - 35 71 129

建設仮勘定 5,097 6,164 8,727 - 2,534 -

有形固定資産計 126,667 13,2058,849

(22)8,161 122,861 223,284

無形固定資産 ソフトウエア 2,792 317 94 661 2,354 6,447

のれん 18,888 - - 1,079 17,809 3,778

その他 47 - - 7 40 58

無形固定資産計 21,727 317 94 1,747 20,203 10,282

(注)「当期減少額」欄の()は内書きで、減損損失の計上額であります。

【引当金明細表】

(単位:百万円)

科  目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高

貸倒引当金 146 - 131 16

事業構造改善引当金 1,043 166 281 929

(注)計上の理由及び金額の算定方法は、重要な会計方針「5 引当金の計上基準」に記載のとおりであります。

(2)【主な資産及び負債の内容】

連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。

(3)【その他】

 該当事項はありません。

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第6【提出会社の株式事務の概要】

事業年度 4月1日から3月31日まで

定時株主総会 6月中

基準日 3月31日

剰余金の配当の基準日9月30日

3月31日

1単元の株式数 1,000株

単元未満株式の買取

取扱場所 (特別口座) (旧)住友軽金属工業株式会社に係る特別口座

東京都千代田区丸の内一丁目4番1号

三井住友信託銀行株式会社 証券代行部

株主名簿管理人 東京都中央区八重洲一丁目2番1号

みずほ信託銀行株式会社

取次所 -

買取手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額

公告掲載方法

電子公告により行う。但し電子公告によることができない事故その他やむを得ない

事由が生じたときは、東京都において発行する日本経済新聞に掲載して行う。

公告掲載URL

http://www.uacj.co.jp/

株主に対する特典 なし

(注)1.当社定款の定めにより、単元未満株主は、会社法第189条第2項各号に掲げる権利、会社法第166条第1項の

規定による請求をする権利並びに株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当

てを受ける権利以外の権利を有しておりません。

2.当社と旧住友軽金属工業株式会社の合併効力発生日の前日である平成25年9月30日において旧住友軽金属工

業株式会社の株式を特別口座でご所有の株主につきましては、三井住友信託銀行株式会社が特別口座の口座

管理機関となっております。

3.平成29年6月29日開催の第4期定時株主総会において、株式併合に係る議案が承認可決され、平成29年10月

1日をもって、単元株式数が1,000株から100株に変更となります。

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第7【提出会社の参考情報】

1【提出会社の親会社等の情報】

 当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。

2【その他の参考情報】

 当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に次の書類を提出しております。

(1)有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書

事業年度 第3期(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)平成28年6月29日関東財務局長に提出

(2)有価証券報告書の訂正報告書及び確認書

平成29年5月29日関東財務局長に提出

事業年度 第1期(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)の有価証券報告書に係る訂正報告書及びそ

の確認書であります。

(3)有価証券報告書の訂正報告書及び確認書

平成29年5月29日関東財務局長に提出

事業年度 第2期(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日)の有価証券報告書に係る訂正報告書及びそ

の確認書であります。

(4)有価証券報告書の訂正報告書及び確認書

平成29年5月29日関東財務局長に提出

事業年度 第3期(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)の有価証券報告書に係る訂正報告書及びそ

の確認書であります。

(5)内部統制報告書及びその添付書類

平成28年6月29日関東財務局長に提出

(6)四半期報告書、四半期報告書の確認書

第4期第1四半期(自 平成28年4月1日 至 平成28年6月30日)平成28年8月12日関東財務局長に提出

第4期第2四半期(自 平成28年7月1日 至 平成28年9月30日)平成28年11月11日関東財務局長に提出

第4期第3四半期(自 平成28年10月1日 至 平成28年12月31日)平成29年2月13日関東財務局長に提出

(7)臨時報告書

金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2の規定に基づ

く臨時報告書

平成28年6月30日関東財務局長に提出

(8)臨時報告書

金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第1号の規定に基づく臨

時報告書

平成29年3月3日関東財務局長に提出

(9)臨時報告書の訂正報告書

平成29年3月13日関東財務局長に提出

平成29年3月3日提出の臨時報告書に係る訂正報告書であります。

(10)有価証券届出書(一般募集及びオーバーアロットメントによる売出し)及びその添付書類

平成29年3月3日関東財務局長に提出

(11)有価証券届出書(その他の者に対する割当)及びその添付書類

平成29年3月3日関東財務局長に提出

(12)有価証券届出書(一般募集及びオーバーアロットメントによる売出し)の訂正届出書

平成29年3月13日関東財務局長に提出

平成29年3月3日提出の上記(10)の有価証券届出書に係る訂正届出書であります。

(13)有価証券届出書(その他の者に対する割当)の訂正届出書

平成29年3月13日関東財務局長に提出

平成29年3月3日提出の上記(11)の有価証券届出書に係る訂正届出書であります。

(14)発行登録書(普通社債)及びその添付書類

平成29年1月13日関東財務局長に提出

(15)訂正発行登録書(普通社債)

平成29年3月3日関東財務局長に提出

(16)訂正発行登録書(普通社債)

平成29年3月13日関東財務局長に提出

(17)訂正発行登録書(普通社債)

平成29年5月29日関東財務局長に提出

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第二部【提出会社の保証会社等の情報】 該当事項はありません。

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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書

平成29年6月29日 株 式 会 社  U  A  C  J

取締役会 御中

有限責任監査法人 ト ー マ ツ

指定有限責任社員

業務執行社員 公認会計士 手  塚   正  彦 印

指定有限責任社員

業務執行社員 公認会計士 岩  下   万  樹 印

指定有限責任社員

業務執行社員 公認会計士 池  田   太  洋 印

<財務諸表監査>

 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられ

ている株式会社UACJの平成28年4月1日から平成29年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわ

ち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算

書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。

連結財務諸表に対する経営者の責任

 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に

表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために

経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

監査人の責任

 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明するこ

とにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準

は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定

し、これに基づき監査を実施することを求めている。

 監査においては、連結財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当

監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用され

る。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価

の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制

を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価

も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することが含まれる。

 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

監査意見

 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式

会社UACJ及び連結子会社の平成29年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成

績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。

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<内部統制監査>

 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社UACJの平成2

9年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。

内部統制報告書に対する経営者の責任

 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に

係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。

 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ

る。

監査人の責任

 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見を

表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準

に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要な虚偽

表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施すること

を求めている。

 内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するた

めの手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性

に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果

について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。

 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

監査意見

 当監査法人は、株式会社UACJが平成29年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記

の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財

務報告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。

利害関係

 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

以 上

(※) 1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が連結財務諸表に添付

する形で別途保管しております。

2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。

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独立監査人の監査報告書

平成29年6月29日 株 式 会 社  U  A  C  J

取締役会 御中

有限責任監査法人 ト ー マ ツ

指定有限責任社員

業務執行社員 公認会計士 手  塚   正  彦 印

指定有限責任社員

業務執行社員 公認会計士 岩  下   万  樹 印

指定有限責任社員

業務執行社員 公認会計士 池  田   太  洋 印

 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられ

ている株式会社UACJの平成28年4月1日から平成29年3月31日までの第4期事業年度の財務諸表、すなわち、

貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行っ

た。

財務諸表に対する経営者の責任

 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示

することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が

必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

監査人の責任

 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することに

ある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、

当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに

基づき監査を実施することを求めている。

 監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監査

法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務

諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に

際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。

また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体と

しての財務諸表の表示を検討することが含まれる。

 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

監査意見

 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社

UACJの平成29年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点にお

いて適正に表示しているものと認める。

利害関係

 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

以 上

(※) 1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が財務諸表に添付する

形で別途保管しております。

2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。

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