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過電流継電器シリーズ K2CA-□1058
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過電流継電器シリーズK2CA-□
形K2CA-Hデジタル形過電流継電器
ファジィ推論の先進技術で保護協調を容易にしたデジタル形OCR•自動試験器との組み合わせで、継電器試験が容易。•ファジィ推論により、励磁突入電流の不必要動作を低減。•常時監視機能により信頼性が向上。• 1台で三相保護が可能。省スペース化・省配線に貢献。
•外形寸法はDIN規格に準じ、奥行は88.5mmと小型化。(端子台除く)
形K2CA-D過電流継電器
保護協調重視の静止形OCR•配変OCRおよびMCCBとの保護協調が簡単。
• 1台で三相保護が可能。省スペース、省力化に貢献。
•円板の動きに匹敵する始動表示、経過時間表示により、保守・点検が容易。
•事故発生相を表示する表示器により、事故後の点検に便利。•消費VAを小さくしたため、変流器の負担が軽減。
デジタル形
掲載 1060~1069ページ
掲載 1070~1081ページ
静止形
種類/標準価格 (◎印の機種は標準在庫機種です。 無印(受注生産機種)の納期についてはお取引き商社にお問い合わせください。)
形式 ◎形K2CA-HC ◎形K2CA-HV◎形K2CA-DO-R2◎形K2CA-DO-F4
形K2CA-DO-D2◎形K2CA-DO3-R2◎形K2CA-DO3-F4
形K2CA-DO3-D2
標準価格(¥) 32,500 29,500 48,000 29,500 48,000
外観
角胴埋込形ADRケース
角胴埋込形F4ケース
引出式角胴埋込形D2ケース
丸胴埋込形R2ケース
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過電流継電器シリーズ K2CA-□ 1059
定格/性能■定格
注1. 限時要素時間整定値は300%過電流時の動作時間と等しい値です。注2. 形K2CAのJIS C 4602における動作時間特性
10s≧Tn3≧1.5s 2s≧Tn7≧0.5sを満足する時間整定値は10、9、8、7、6、5、4、3の8目盛です。
注3. 形CO、形COSについては1995年3月末日にて生産終了しました。詳しくは、「生産終了(予定)商品のご案内」(後-2~後-12ページ)の項をご参照ください。注4. 長時間用として、次の種類を準備しています。
■過電流継電器動作時間誤差範囲 (JIS C 4602 準拠品対応)
注. JIS C 4602を参考にした値であり、限時要素時間整定10整定時の電流値300%・700%以外の誤差範囲は参考値となります。
規格 JIS C 4602 規格準拠品
形式項目
形K2CA-HC 形K2CA-HV形K2CA-DO-R2形K2CA-DO-F4形K2CA-DO-D2
形K2CA-DO3-R2形K2CA-DO3-F4形K2CA-DO3-D2
回路構成と引きはずし方式
常時閉路接触式変流器2次電流引きはずし
単独接点1c電圧・無電圧・直流引きはずし
常時閉路接触式変流器2次電流引きはずし
単独接点1c電圧・無電圧・直流引きはずし
定格電流 AC5A
定格周波数 50/60Hz(切り換え式) 50/60Hz(共用)
電流整定範囲限時要素 : 3-3.5-4-4.5-5-6A(6タップ) 瞬時要素 : 20-30-40-50-60A-除外(6タップ)注. “除外”は瞬時要素の動作をロックするためのタップです。
動作時間
限時要素 :0.25-0.5-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-15-30-60-120(16タップ)最小動作値・動作時間整定値 10300%過電流 10s±17%以内700%過電流 1.67s±12%以内
瞬時要素 :200%過電流 50ms以下
限時要素 :時間整定目盛 0.25-0.5-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10(12タップ)最小動作値・動作時間整定値 10300%過電流 10s±5%以内700%過電流 1.52s±7%以内
瞬時要素 :200%過電流 40ms以下
制御電源 入力と共用
定格値消費VA 6VA/相
接点容量
AC12V 60A (CT 2次電流) 100回AC20V 100A (CT 2次電流) 2回
閉路 DC110V 15A L/R=0ms 1,000回 DC220V 10A L/R=0ms 1,000回
AC12V 60A (CT 2次電流) 100回AC20V 100A (CT 2次電流) 2回
閉路 DC110V 15A L/R=0ms 100回 DC220V 10A L/R=0ms 100回
開路 30W(DC110V 1A) L/R=25ms 1,000回 80VA(AC220V 1A) cosφ=0.1 1,000回
開路 DC110V 1A L/R=25ms 100回 AC220V 1A cosφ=0.1 100回
警報接点AC250V 5A cosφ=1DC30V 5A cosφ=1
AC110V 7.5A cosφ=0.4(最大AC250V時 825VA)DC24V 5A L/R=7ms(最大DC125V時 50W)
自動試験器対応 ○ ――
表示
計測表示 分解能 : 表示分解能9.9Aまでは0.1A、 それ以上は1A (表示範囲 : 2.0A~20A)出力表示器 トリップ(R相およびT相) 手動復帰式 瞬時 手動復帰式
始動表示(発光ダイオード式)経過時間表示(発光ダイオード式)出力表示器 トリップ(R相およびT相) 手動復帰式 瞬時 手動復帰式
励磁突入電流抑制(ファジィ推論)
基本波成分に対する第2高調波成分の含有率が5%以上の領域において、 励磁突入電流による不必要動作を抑制します。
――
質量 約1.2kg 約1.3kg(R2ケース)、 約1.8kg(F4ケース)、 約3.3kg(D2ケース)
外装 マンセル N1.5
形式 限時要素時間整定目盛
形K2CA-D□L1-□ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-16-32 12タップ
形K2CA-D□L2-□ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-32-64 12タップ
過電流(%)限時要素時間整定
0.25 0.5 1 2 3 4 5 6
200 0.68~1.08 1.23~1.63 0.00~7.52 0.87~10.28 3.63~13.05 6.40~15.81 9.16~18.58 11.93~21.34
300 0.15~0.55 0.35~0.75 0.85~1.25 0.34~3.74 1.34~4.74 2.33~5.73 3.33~6.73 4.32~7.72
500 0.00~0.34 0.00~0.40 0.16~0.56 0.29~1.04 0.60~1.35 0.90~1.65 1.21~1.96 1.52~2.27
700 0.00~0.29 0.00~0.32 0.00~0.40 0.14~0.54 0.29~0.69 0.46~0.82 0.60~0.97 0.75~1.12
過電流(%)限時要素時間整定
7 8 9 10 16 32 64
200 14.69~24.10 17.45~26.87 20.22~29.63 22.98~32.40 36.75~51.80 73.45~103.54 146.86~207.02
300 5.32~8.72 6.31~9.71 7.31~10.71 8.30~11.70 13.26~18.68 26.47~37.31 52.90~74.56
500 1.83~2.57 2.13~2.88 2.44~3.19 2.75~3.50 4.37~5.56 8.69~11.06 17.34~22.07
700 0.90~1.26 1.04~1.41 1.19~1.56 1.34~1.70 2.21~2.69 4.19~5.33 8.33~10.61
デジタル形過電流継電器 K2CA-H
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デジタル形過電流継電器
K2CA-H ファジィ推論の先進技術で保護協調を容易にしたデジタル形OCR•自動試験器との組み合わせで、継電器試験が容易。•ファジィ推論により、励磁突入電流の不必要動作を低減。•常時監視機能により信頼性が向上。• 1台で三相保護が可能。省スペース化・省配線に貢献。
•外形寸法はDIN規格に準じ、奥行は88.5mmと小型化。(端子台除く)
形式構成■形式基準
形K2CA-H□① ②
①基本形式K2CA-H:デジタル形過電流継電器
②引きはずし方式V:電圧・無電圧引きはずし
C:変流器2次電流引きはずし
種類/標準価格 (◎印の機種は標準在庫機種です。)
■本体
定格/性能■定格
■規格JIS C 4602 規格準拠品
1069ページの「正しくお使いください」をご覧ください。
形式 ◎形K2CA-HV ◎形K2CA-HC
標準価格(¥) 32,500
外観
角胴埋込形 ADRケース
定格電流 AC5A
定格周波数 50/60Hz(切り替え式)
定格制御電源 入力と共用
定格消費電力 6VA/相
電流整定範囲限時電流整定範囲 3.0-3.5-4.0-4.5-5.0-6.0A(6タップ)瞬時電流整定範囲 20-30-40-50-60A-除外(6タップ)
動作時間整定範囲 0.25-0.5-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-15-30-60-120(16タップ)
引きはずし方式 電圧・無電圧引きはずし または 変流器2次電流引きはずし
接点容量
警報用接点(1a)
AC250V 5A(cosφ=1)DC30V 5A(cosφ=1)AC250V 2A(cosφ=0.4、 L/R=7ms)DC30V 2A(cosφ=0.4、 L/R=7ms)
トリップ用接点(1c)
電圧引きはずし :閉路容量 DC220V 10A 1,000回(L/R=0ms)DC110V 15A 1,000回(L/R=0ms)
開路容量 30W(最大電圧 DC110V、 最大電流 1A) 1,000回(L/R=25ms)80VA(最大電圧 AC220V、 最大電流 1A) 1,000回(cosφ=0.1)
変流器2次電流引きはずし: AC12V 60A 100回(変流器2次電流)AC20V 100A 2回(変流器2次電流)
質量 約1.2kg
外装 マンセル N1.5
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H 1061
■常規使用状態
■性能
使用温度範囲-20~+60℃(ただし、 結露・氷結のない状態とすること)
保存温度範囲 -20~+60℃
使用湿度範囲 30~80%RH
標高 2,000m以下
周波数変動範囲 定格周波数(50/60Hz)の±5%以内
その他・異常な振動・衝撃・傾斜および磁界を受けない状態であること・有害な煙またはガス、塩分を含むガス、水滴または蒸気、過度の塵埃、風雨にさらされない状態であること
動作電流特性 限時要素 : 整定値の±10%以内 瞬時要素 : 整定値の±15%以内
復帰電流特性 整定値の80%以上
慣性特性 限時要素を最小動作値とし、 動作時間整定値10にて、 整定値の1,000%、 動作時間の90%の電流印加にて不動作
動作時間特性 限時要素 : 最小動作値・動作時間整定値10にて、 300%過電流 10s±17%以内、 700%過電流 1.67s±12%以内瞬時要素 : 200%過電流 50ms以下
計測表示 分解能 : 表示分解能9.9Aまでは0.1A、 それ以上は1A(表示範囲 : 2.0A~20A)
励磁突入電流抑制(ファジィ推論)
基本波成分に対する第2高調波成分の含有率が5%以上の領域において、 励磁突入電流による不必要動作を抑制します。
温度特性動作値 :-20~+60℃の範囲で20℃の動作値に対して、 限時要素 ±20%以内、 瞬時要素 ±20%以内動作時間 :-20~+60℃の範囲で20℃の動作時間に対して、 ±20%以内
(限時要素は最小動作値・動作時間整定値10で300%過電流にて)
周波数特性動作値 : 定格周波数時の動作値に対して、 限時要素 ±20%以内、 瞬時要素 ±20%以内動作時間 : 定格周波数の動作時間に対して、 ±20%以内(限時要素は最小動作値・動作時間整定値10で300%過電流にて)
歪波特性 限時要素を最小動作値とし、 動作時間整定値1にて、 基本波に対し第5高調波を30%含有した電流を整定値の80%印加にて不動作
過負荷耐量 100A 1秒間 1分間隔で2回通電
耐振動
次の条件1および2において、 誤動作なし
耐衝撃(耐久) 294m/s2 3方向 各2回
絶縁抵抗
DC500Vメガにて、電気回路一括と外箱間 100MΩ以上電気回路相互間 100MΩ以上接点極間 100MΩ以上
耐電圧電気回路一括と外箱間 2,000V 1min電気回路相互間 2,000V 1min接点極間 1,000V 1min
雷インパルス耐電圧波形1.2/50μs、 正負各3回印加にて、 異常なし電気回路一括と外箱間 4.5kV電気回路相互間 4.5kV
耐ノイズ
次の条件の電圧を2秒間印加において、 誤動作なし
耐電波限時電流整定値の80%の電流を通電した状態で、 150MHz帯、 400MHz帯、 900MHz帯の出力5Wトランシーバーで距離0.5mより継電器の正面へ断続照射し誤動作なし
消費電力 公称値の110%以下
項目振動数(Hz)
複振幅(mm) 加振時間(s)各方向共前後 左右 上下
誤動作 10 5 2.5 30
耐久 16.7 0.4 600
波形 2.5~3kV
振動周波数 1.0~1.5MHz
1/2減衰時間 ≧6μs
繰り返し頻度 50回以上/s
出力インピーダンス 150~200Ω
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■動作時間特性(参考値)
3 4 5 6 7 8 9 10 1521.5 2.51
0 100 200 300 400
20
40
60
80
0.01
0.05
0.1
120
60
30
15
10
89
765
4
3
2
1
0.5
0.25
0.5
1
5
10
50
100
500
1,000
5,000動作時間(s)
過電流(整定値×100%)
時間(
)ms
電流(%)
限時要素
時間整定目盛
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H 1063
接続■内部ブロック図●形K2CA-HV 電圧・無電圧引きはずし
●形K2CA-HC 変流器2次電流引きはずし
C1R
C2R
C1T
C2T
Ta
Tc
Tb
a1
X1/aX2/c
a2
電源用
検出用
各回路へ
限時ロック
CPU
検出用
過入力
保護回路
過入力
保護回路
波形 整形回路
波形 整形回路
電源回路
フィルタ回路
フィルタ回路
増幅回路
整定回路
表示器
R
T
X1
X2
I
動作表示器
警報用出力
トリップ用出力
表示回路
出力回路
試験端子
出力回路
通信回路
増幅回路
C1R
T1R
C1T
T1T
C2T2T
C2T2R
a1
X1/a
X2/b
X2/b
a2
電源用
検出用
各回路へ
限時ロック
CPU
検出用
過入力
保護回路
過入力
保護回路
波形 整形回路
波形 整形回路
電源回路
フィルタ回路
フィルタ回路
増幅回路
整定回路
表示器
R
T
X1
X2
I
動作表示器
警報用出力
トリップ用出力
表示回路
出力回路
試験端子
出力回路
通信回路
増幅回路
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■動作●継電器動作①本継電器はCT2次電流を制御電源とし、電流が印加されること
により内部の定電圧回路を通して回路電圧を供給します。
②入力電流は内部の補助CTで電流変換された後、フィルタ回路
を通してA/D変換器により、デジタル信号に変換されます。
③デジタル信号化された電流データは、マイクロコンピュータで
動作電流整定値と比較演算処理されます。比較演算により、電
流データが動作電流整定値以上であった場合、マイクロコン
ピュータはタイマ処理を行い、動作時間整定値以上継続して電
流データがあれば、警報用リレー、トリップ用リレーおよび動
作表示器を出力します。
●計測表示/経過時間表示計測表示継電器に入力された電流を数値表示LEDに表示します。入力電
流の表示範囲は2.0~20Aとなります。継電器への入力電流が2A
を下まわった場合については、数値表示LEDは消灯となります。
また、入力電流が20Aを超えると、オーバーフローの表示とし
て、「ff」を表示します。
経過時間表示継電器は限時動作時に経過時間を数値表示LEDに表示します。
経過時間は%にて表示を行い、その表示範囲は0~95%(5%ス
テップ)となります。入力電流が動作電流整定値以下の場合は
「 0」表示が点滅します。また、経過時間が100%となり、継電
器が動作した場合には、「ff」を表示します。
●継電器動作状態表示(常時監視)継電器は常時監視を行っていますが、常時監視の結果、継電器内
部に異常が発生した場合には、「 e」を表示します。
●動作表示継電器が動作すると、動作表示器が動作します。事故の発生の箇
所には、R-S、S-T、T-R、R-S-T間と色々ありますが、本継電器
においては事故発生時の相を動作表示器にて表示するように
なっています。また、継電器が瞬時要素で動作した場合には、瞬
時要素であることを示す動作表示器が動作します。
動作表示器は、一旦動作した後は表示を続け、復帰はレバーによ
り手動にて行います。
動作表示器の表示
●電源表示本継電器はCTの二次電流により内部の回路電源をつくりだして
います。
従って、電源表示が点灯するにはCTの二次電流に相当する、一
定限の電流入力が必要です。
電源表示(緑色のLED)は継電器内部の電源が確立し、CPUが動
いている状態で点灯します。
電流入力がR相、T相のどちらか片側入力の場合では約0.8A程度
以上、三相平衡入力時では約0.5A程度以上にて点灯します。
※この電流域付近ですと、電流値の変動等により、電源表示は点
灯/消灯を繰り返す場合がありますが、異常ではありません。
また、消灯時は、入力電流そのものが低く継電器は監視不要域
にあります。
●「F」表示本継電器には系統周波数の切り換えスイッチがあります。本来こ
のスイッチにて選択した周波数と異なった周波数の電流が継電
器に入力された場合に、整定が異なっていることを表示するた
め、『F』を表示します。
また、整定した周波数の電流が入力された場合であっても、極端
な波形歪等がある場合や、入力電流が微少入力(約1A以下)の場
合に継電器内部での周波数の計測誤差が大きくなり『F』を表示す
る場合があります。
※いずれも継電器は正常に電流を監視しており、継電器そのもの
の異常を示すものではありません。
なお、『F』を表示する周波数範囲は以下のように継電器が認識
した場合です。
・50Hz整定時に『F』を表示する場合。
1)入力が45Hz未満になった場合
2)入力が55Hzを超えた場合
・60Hz整定時に『F』を表示する場合。
1)入力が55Hz未満になった場合
2)入力が65Hzを超えた場合
※しゃ断器(CB)の投入時は周波数整定スイッチを必ず系統の周
波数に合わせてください。短絡事故等が発生していた場合に、
瞬時要素の動作時間が規定時間内に入らない場合があります。
表示器動作 動作相瞬時要素
事故 事故発生相 R相 T相
過負荷
R-S間 ● ― ―
S-T間 ― ● ―
T-R間 ● ● ―
R-S-T間 ● ● ―
短絡
R-S間 ● ― ●
S-T間 ― ● ●
T-R間 ● ● ●
R-S-T間 ● ● ●
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H 1065
■端子配置●電圧・無電圧引きはずし ●変流器2次電流引きはずし
No. 名称 機能
①②
a1 a2
警報用接点(1a)
③④⑤
Ta Tc Tb
トリップ用接点(1c)
⑥⑦
―― 空端子(ご使用にならないでください)
⑧⑨
C1R C2R
R相電流入力
⑩ ―― 空端子(ご使用にならないでください)
⑪⑫
C1T C2T
T相電流入力
K2CA-HV
RA
a1
a2
Ta
Tc
Tb
a1
a2
C1R
C2R
C1T
C2T
Ta
Tc
Tb
RT
警報用接点
R TS
トリップ用接点
CT
Ca
CT
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫
No. 名称 機能
①②
a1 a2
警報用接点(1a)
③④
―― 空端子(ご使用にならないでください)
⑤⑥⑦
T1R C2T2R C1R
R相トリップ用接点(T1R-C1R間)R相電流入力(C2T2R-C1R間)
⑧⑨
―― 空端子(ご使用にならないでください)
⑩⑪⑫
T1T C2T2T C1T
T相トリップ用接点(T1T-C1T間)T相電流入力(C2T2T-C1T間)
RA
a1
a2
K2CA-HC
a1
a2
C1T
C1R
C2T2T
C2T2R
T1T
T1R
警報用接点
R TS
CT
Ca
CT
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H1066
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■外部接続例●電圧引きはずし
注. 引きはずし用制御電源は直流でも交流でも使用できます。(ただし、定格欄の接点容量を超えない範囲です。)
●無電圧引きはずし
●変流器2次電流引きはずし
R
CB
CT
メータ切換スイッチ
警報回路へ
引きはずし用制御電源
S T
a1
a2
TaTc
Tb
C1RC2R
C1TC2T
R
S A
T
a1
a2
形K2CA-HVデジタル形過電流継電器
R
CB
CT
メータ切換スイッチ
警報回路へ
引きはずし用制御電源
S T
a1
a2
TaTc
Tb
C1RC2R
C1TC2T
R
S A
T
a1
a2
形K2CA-HVデジタル形過電流継電器
R
CB
CT
メータ切換スイッチ
警報回路へ
S T
a1
a2
C2T2T
C2T2R
C1T
T1T
T1R
C1R
R
S A
T
a1
a2
形K2CA-HCデジタル形過電流継電器
お願いメータ切換スイッチがない場合は を短絡してくださ
い。
R S T
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H 1067
各部の名称■各部の名称
■整定方法過電流継電器の各整定タップは、次の項目を考慮して整定します。
●限時電流整定値変流器の変流比を考慮の上、契約電力の150%近傍に整定してく
ださい。
ITAP(A):継電器の限時要素整定タップ
I1(A) :契約電力(P)の電流値
=P/(√3×V)
ICT(A):変流器の1次定格電流値(2次電流は5A)
●動作時間整定値継電器の使われる系統内で保護協調がとれるように動作時間を
整定してください。上位(配電用変電所)のOCRと下位の保護機
器(低圧MCCBなど)との動作時間特性曲線のどちらにも重なら
ないような動作時間を選定して整定してください。
本継電器における公称動作時間は、下記の計算式により求めるこ
とができます。
TTAP:継電器の動作時間整定タップ
I :入力倍数
●瞬時電流整定値上位・下位の保護協調を考慮しながら整定します。
本過電流継電器は励磁突入電流による誤動作抑制機能を有して
いますので、一般によく用いられる励磁突入電流レベル(トラン
ス定格容量の10倍、0.1秒)を避けて整定値を選択する必要はあり
ません。万一励磁突入電流にて誤動作する場合については、励磁
突入電流に含まれます第2高調波成分の含有率が低いことが考え
られますので、この場合においては、トランス容量から計算され
る電流値の1,000~1,500%に整定してください。
ITAP(A):継電器の瞬時要素整定タップ
I1’(A) :トランスの容量(P)から計算される電流値
=P/(√3×V)
ICT(A):変流器の1次定格電流値(2次電流は5A)
過電流継電器 K2CA-MV
限時電流設定(A)
瞬時電流設定(A)
動作時間設定
動作時間特性(No.10)
過電圧
過周波数
過負荷VA
5A AC
50/60Hz
6VA
年
瞬時 R相 T相
▼復帰
1
8
9
6
5
4
3
2
7
1110
12
No. 名称 機能
① 電源LED 内部回路が正常動作時に点灯します。
② 始動LED 入力電流が限時整定電流値を超えた時点灯します。
③ 数値表示LED
表示選択スイッチに応じて、入力電流値あるいは経過時間を表示します。・電流計測表示・経過時間表示
④限時電流整定スイッチ
限時電流動作値の整定を行います。
⑤瞬時電流整定スイッチ
瞬時電流動作値の整定を行います。
⑥動作時間整定スイッチ
限時動作時間の整定を行います。
⑦限時ロックスイッチ
限時要素の動作を停止します。(押している間のみ有効)
⑧表示選択スイッチ
数値表示LEDの表示内容の切り替えを行います。(電流計測表示または経過時間表示)
⑨周波数選択スイッチ
使用する系統周波数の選択を行います。
⑩ 復帰レバー 動作表示器の復帰を行います。
⑪ 試験端子 自動試験器接続用の試験端子
⑫ 動作表示器 動作時に表示を行います。
ITAP=I1×5
×1.5ICT
T=80
×TTAP
I2-1 10
ITAP=I1’×5
×(10~15)ICT
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H1068
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外形寸法 (単位:mm)
■本体
●取付方法
注. 取りつけねじの締めつけトルクは、0.49~0.68N・mとしてください。
マークの商品は、2次元CAD図面・3次元CADモデルのデータをご用意しています。CADデータは、オムロンIndustrial Webサイト(http://www.fa.omron.co.jp)からダウンロードができます。CADデータ
●角胴埋込形 ADRケース形K2CA-H
15 15.588.596
192 186+1.1 0
92+0.8 0
186+1.1 0
L=(96N-4)+1.1 0
N=台数 ※Nは2個以上
パネルカット寸法 多数台の密着取りつけ寸法について
CADデータ
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デジタル形過電流継電器 K2CA-H 1069
正しくお使いください●共通の注意事項は、1056ページをご覧ください。
■試験方法●自動試験器をご使用の場合本継電器は、(株)ムサシインテック製のアドバンスト継電器試験
器(AST-2100)との組み合わせにより、自動試験が可能となって
います。
この試験器との組み合わせにより試験を行われる場合は、1056
ページ、1445ページをご覧ください。
●自動試験器をご使用にならない場合試験方法①動作電流値試験・スライダックにより試験電流を徐々に上げ、継電器の始動
LEDが点灯した時の電流値を計測します。限時電流動作値、瞬
時電流動作値共に上記の方法にて試験を行います。
・瞬時電流動作値の測定を行う際は、限時要素が先に動作するの
を防ぐため、継電器の動作時間整定を最大値(120)に整定する
か、限時ロックスイッチを押したままで試験を行います。
②動作時間試験・試験回路のスイッチが閉じた時、継電器の電流入力端子に印加
される電流が、動作電流整定値の入力倍数(例えば300%、700
%)になるようにスライダックで出力電流を調整しておきます。
この状態において、スイッチが閉じてから継電器の出力が出る
までの時間をサイクルカウンタで計測します。
・限時要素の動作時間をストップウォッチで計測する場合は、継
電器の限時ロックスイッチを押すことにより継電器動作を
ロックすることができますので、任意の電流を印加した後、限
時ロックスイッチの解除と同時にストップウォッチをスター
トし、動作表示が動作するまでの時間を計測してください。
〈試験回路例〉
■保守・点検特に点検は不要ですが、年に1~2回の定期点検をおすすめしま
す。ご注意変流器2次電流引きはずし方式の過電流継電器の出力接点は、事
故電流が直接開路されて遮断器のトリップコイルに流れるよう
にしています。事故電流の大きさや、開路時の位相により接点の
損傷が著しい場合がありますので、接点容量を十分考慮の上ご使
用ください。
なお、社団法人 日本電機工業会の「保護継電器の保守・点検指
針」(JEM-TR156)で保護継電器に関して詳しく掲載されていま
すので、その活用をおすすめします。
お願い注1. 限時電流動作値・瞬時電流動作値の試験時には、測定が
終了しましたら継電器内部の補助CTの焼損防止のた
め、すみやかに試験電流を断ってください。
注2. 限時動作時間測定中は、試験電流の管理を厳重に行って
ください。規定電流からのズレにより時間誤差が大きく
なります。
C1RA Ta
Tc
Tb
C2R
C2T
0~10A
スライダックC1T
A0~100A
30Ω400W(2本並列)
30Ω400W
R相
T相
スライダック
サイクルカウンタ
CT 5/75A
C2R(C2T)
C1R(C1T)
AC100V
± C 100V
形K2CA-HV
AC100V
・限時要素動作電流試験
・限時要素動作時間・瞬時要素動作電流試験
過電流継電器 K2CA-D
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過電流継電器
K2CA-D 保護協調重視の静止形OCR•配変OCRおよびMCCBと保護協調が簡単。
• 1台で三相保護が可能。省スペース、省力化に貢献。
•円板の動きに匹敵する始動表示、経過時間表示により、保守・点検が容易。
•事故発生相を表示する表示器により事故後の点検に便利。•消費VAを小さくしたため、変流器の負担が軽減。
種類/標準価格 (◎印の機種は標準在庫機種です。 無印(受注生産機種)の納期についてはお取引き商社にお問い合わせください。)
■本体
■関連機器(別売)
1078ページの「正しくお使いください」をご覧ください。
形式 ◎形K2CA-DO-R2 ◎形K2CA-DO-F4 形K2CA-DO-D2 ◎形K2CA-DO3-R2 ◎形K2CA-DO3-F4 形K2CA-DO3-D2
標準価格(¥) 29,500 48,000 29,500 48,000
外観
名称 形式 標準価格(¥)
テストプラグ 形K92-D2-T 49,500
角胴埋込形F4ケース
引出式角胴埋込形D2ケース
丸胴埋込形R2ケース
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過電流継電器 K2CA-D 1071
定格/性能■定格
注1. 限時要素時間整定値は300%過電流時の動作時間と等しい値です。注2. 形K2CA-D□のJIS C 4602における動作時間特性
10s≧Tn3≧1.5s 2s≧Tn7≧0.5sを満足する時間整定値は10、9、8、7、6、5、4、3の8目盛です。
注3. 長時間用として、次の種類を準備しています。
■規格JIS C 4602 規格準拠品
■常規使用状態
項目 形式 形K2CA-DO-R2 形K2CA-DO-F4 形K2CA-DO-D2 形K2CA-DO3-R2 形K2CA-DO3-F4 形K2CA-DO3-D2
回路構成と引きはずし方式
常時閉路接触式変流器2次電流引きはずし
単独接点1c電圧・無電圧引きはずし
定格電流 5A
定格周波数 50/60Hz(共用)
電流整定範囲限時要素 : 3-3.5-4-4.5-5-6A(6タップ)瞬時要素 : 20-30-40-50-60A-除外(6タップ)注. “除外”は瞬時要素の動作をロックするためのタップです。
動作時間
限時要素 :時間整定目盛 0.25-0.5-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10(12タップ)公称動作時間 最小動作値、 動作時間整定値 10
300%過電流 10s±5%以内700%過電流 1.52s±7%以内
瞬時要素 :公称動作時間 200%過電流 40ms以下
制御電源 入力と共用
定格値消費VA 6VA/相
接点容量
AC12V 60A (CT 2次電流) 100回AC20V 100A (CT 2次電流) 2回
閉路 DC110V 15A L/R=0ms 100回 DC220V 10A L/R=0ms 100回
開路 DC110V 1A L/R=25ms 100回 AC220V 1A cosφ=0.1 100回
警報接点AC110V 7.5A cosφ=0.4(最大 AC250V時 825VA)DC24V 5A L/R=7ms(最大 DC125V時 50W)
表示
始動表示(LED)経過時間表示(LED)動作表示器 トリップ(R相およびT相) 手動復帰式 瞬時 手動復帰式
外装 マンセル N1.5
質量 約1.3kg 約1.8kg 約3.3kg 約1.3kg 約1.8kg 約3.3kg
形式 限時要素時間整定目盛
形K2CA-D□L1-□ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-16-32 12タップ
形K2CA-D□L2-□ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-32-64 12タップ
周囲温度 -20~+60℃
相対湿度 35~85%RH
標高 2,000m以下
周波数変動範囲 定格周波数(50/60Hz)の各々±5%
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過電流継電器 K2CA-D1072
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■性能動作電流特性 限時要素 : 整定値±5%以内 瞬時要素 : 整定値±7%以内
動作時間特性限時要素 :最小動作値・動作時間整定値10
300%過電流 10s±5%以内、 700%過電流 1.52s±7%以内瞬時要素 :200%過電流 40ms以下
慣性特性 限時要素を最小動作値とし、 動作時間整定値10にて、 整定値の1,000%、 動作時間の90%の電流印加にて不動作
温度の影響
動作電流 限時要素、 瞬時要素 : ±5%以内(0~40℃の範囲で、 20℃の動作値に対して) 限時要素、 瞬時要素 : ±10%以内(-20~0℃、 40~60℃の範囲で、 20℃の動作値に対して)動作時間 限時要素 : ±5%以内(0~40℃の範囲で、 動作時間に対して) 限時要素 : ±10%以内(-20~0℃、 40~60℃の範囲で、 動作時間に対して)
周波数の影響
動作電流 限時要素、 瞬時要素 : ±5%以内(定格周波数±5%の範囲で、 定格周波数の動作値に対して)動作時間 限時要素 : ±5%以内(定格周波数±5%の範囲で、 定格周波数の動作時間に対して)
耐波形ひずみ 第5高周波30%含有にて電流整定値の80%電流で不動作
過負荷耐量 100A 1秒間 1分間隔で2回通電
耐振動誤動作 振動数 16.7Hz 複振幅1mm 3方向 各10min耐久 10~25Hz 複振幅2mm 3方向 各2h
耐衝撃誤動作 加速度 98m/s2 3方向 各3回耐久 加速度 294m/s2 3方向 各3回
絶縁抵抗電気回路一括と外箱間 100MΩ以上電気回路相互間 100MΩ以上
耐電圧 電気回路一括と外箱間 2,000V 1min電気回路相互間 2,000V 1min
雷インパルス耐電圧
耐ノイズ
限時要素 : ±10%以内瞬時要素 : ±15%以内各部に異常を生じない(下記条件にて繰り返し減衰振動電圧を2s間印加する)
耐電波限時電流整定値の80%の電流を通電した状態で、 150MHz帯、 400MHz帯、 900MHz帯の出力5Wトランシーバーで距離0.5mより継電器の正面へ断続照射し誤動作なし
定格値消費VA 公称値の110%以下
印加箇所 波形(波高値) 回数
電気回路一括と外箱間電気回路相互間
1.2/50μs(4.5kV) 正負極性別に 各3回
ただし、 L=1.5mH C=0.5μF
波形
印加箇所 変流器二次回路用端子一括対地間 変流器二次回路用端子極間
印加方法
第1次波高値 2.5kV(+0%、-10%)
振動周波数 1MHz±10%
1/2減衰時間 3~6サイクル(振動周波数基準)
繰り返し頻度 6~10回/商用周波の1周期(非同期)
試験回路出力インピーダンス
200Ω±10%
供試品
L
C
SG供試品
L
C
E
SG
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過電流継電器 K2CA-D 1073
■動作時間特性(参考値)
注1. 限時要素時間整定目盛は形式により次のようになります。
注2. 動作時間誤差範囲の詳細は、1059ページをご参照ください。
形式 限時要素時間整定目盛
形K2CA-D□-□ 0.25-0.5-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10
形K2CA-D□L1-□ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-16-32
形K2CA-D□L2-□ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-32-64
1,500
1,000
500
100
50
10
5
1.0
0.5
0.4
0.3
0.25
0.2
0.15
0.1
0.051 1.5 2 2.5 3 4 5 6 7 8 9 10 15
0.25
0.5
1
2
3
4
5
6
7
8910
16
32
64
限時要素
時間整定目盛
時間(s)
過電流(整定値×100%)
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■保護協調の例
※配変用OCRのカーブは1例を示しています。
0.1
0.3
0.5
0.7
1.0
3
5
7
10
30
50
70
3
5
7
3
5
1×102
1×103
0.07
0.05
0.03
0.0110 102 103 104
電流(A)
OCR
400/5A
50/5A
PT500kVA
MCCB400AF
配変OCR限時整定 : 5A
形K2CA限時整定 : 4A時間整定 : 10瞬時整定 : 50A
OCR
形K2CAK2CA形K2CA
誘導型誘導型OCROCR(当社製)(当社製)誘導形OCR(当社製)
MCCB400AFコールドスタート
形K2CA限時4A時間10瞬時50A
500kVA PT熱特性
MCCB400AFホットスタート
500kVA PT突入電流
配変OCR
形K2CAK2CA
時間整定時間整定範囲範囲
形K2CA
時間整定範囲
誘導誘導 形OCROCR
(当社製)(当社製)誘導 形OCR
(当社製)
形K2CAK2CA
瞬時整定範囲瞬時整定範囲形K2CA
瞬時整定範囲
形K2CAK2CA形K2CA
高圧需要家
時間(s)
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過電流継電器 K2CA-D 1075
接続
■動作・線路の過負荷・短絡電流は、外部の変
流器を通して継電器の入力端子に流
れ、継電器内部の各相ごとの検出用と
電源用の変流器に入力されます。
電源用の変流器では最小タップ値以上
の電流が流れると、回路を駆動したり、
出力リレーを駆動する電圧を発生しま
す。
過大電流が流れた時には、リミッタ素
子が働いて一定の電圧に制限します。
過負荷事故時、検出用の変流器では最
大値検出回路によりR相とT相の出力
レベルが、わずかでも大きい方を選択
して後段に出力し、限時電流整定回路
および相判別の表示器を動作させる回
路に信号を与えます。
整定回路およびレベル検出回路によ
り、与えられた信号と基準電圧とを比
較して、基準電圧を超えた信号の場合
に 2乗回路に信号を送り、始動表示
LEDを点灯させます。
・2乗回路では、基準電圧と比較するとと
もにトランスの熱特性、MCCBの限時
特性にほぼ一致した入力信号の2乗の
特性をつくります。2乗された信号は
V-F変換回路に入力され入力量に応じ
たパルスを発生させます。
・発生したパルスは、カウンタにより計
数され動作時間が決定されていきま
す。(動作時間の整定はカウンタによる
パルスの計数値を変えることにより行
います。)
またカウンタからは、経過時間を表示
するLEDを点灯させる出力が出ます。
カウンタが整定された計数をすると、
出力リレーを動作させ事故相に応じた
動作表示器も動作させます。
・動作表示器は出力リレー用信号と最大
値検出回路の信号によりR相もしくは
T相の判定を相判別回路で行い、事故
相に応じた表示動作をします。
・短絡事故時には、最大値検出回路を
通ってきた信号は、瞬時電流整定回路
およびレベル検出回路により基準電圧
と比較され瞬時で出力リレーを動作さ
せる信号を出します。
同時に、瞬時要素の事故相に応じた表
示動作をします。
■内部ブロック図●形K2CA-DO-□高圧受電用過電流継電器(変流器2次電流引きはずし)
●形K2CA-DO3-□高圧受電用過電流継電器(電圧・無電圧引きはずし)
始動表示LED
経過時間表示用LED
動作ロックRまたはT
RまたはT
R
T
検出用
変流器
変流器X/b
X/b
X/a
出力リレー
R相
T相
トリップ
瞬時
各回路へ
動作表示器
限時電流
整定回路
最大値
検出回路
レベル
検出回路
2乗回路
カウンタ
(限時時間整定)
V-
F変換回路
瞬時電流
整定回路
最大値
検出回路
レベル
検出回路 X
IR
IT
II
整流回路
整流回路
電源用
電源用
検出用
整流回路
整流回路
電源回路
相判別回路
C1R
C1T
T1T
a1
T1R
C2T2R
C2T2T
a2
X/a
始動表示LED
経過時間表示用LED
動作ロックRまたはT
RまたはT
R
T
変流器
変流器
X/c
出力リレー
R相
T相
トリップ
瞬時
各回路へ
動作表示器
限時電流
整定回路
最大値
検出回路
レベル
検出回路
2乗回路
カウンタ
(限時時間整定)
V-
F変換回路
瞬時電流
整定回路
最大値
検出回路
レベル
検出回路 X
IR
IT
II
整流回路
整流回路
電源用
電源用
検出用
検出用
整流回路
整流回路
電源回路
相判別回路
C1R
C1T
C2T
C2R
Ta
Tc
Tb
a1
a2
0120-919-066 http://www.fa.omron.co.jpお問い合わせ 最新情報は
過電流継電器 K2CA-D1076
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■端子配置
■外部接続例●変流器2次電流引きはずし
注. E(ケースアース)はR2ケースにはありません。
●無電圧引きはずし
注. E(ケースアース)はR2ケースにはありません。
●電圧引きはずし
*引きはずし用制御電源は直流でも交流でも使用できます。(ただし、定格欄の接点容量を超えない範囲です)注. E(ケースアース)はR2ケースにはありません。
ケース形式
丸胴埋込形 R2ケース 角胴埋込形 F4ケース 引出式角胴埋込形 D2ケース
形K2CA-DO
形K2CA-DO3
a1
c1R
c1T
T1R
T1T
c2T2R
c2T2T
a2
c1R
c1T
T1R
T1T
c2T2R
c2T2T
a1
E
a2
a1 a2
c1R T1R C1T T1T
c2T2R c2T2T
E
a1
Ta Tc Tb
c1R c2R C1T C2T
a2
Ta Tb
c1R c2R C1T C2T
Tc
a1
E
a2
Ta Tc Tb
a1 a2
c1R
c2R
C2T
C1T
E
お願いメータ切換スイッチがない場合は、 を短絡してください。
お願いメータ切換スイッチがない場合は、 を短絡してください。
変流器
メータ切換スイッチ
引きはずしコイル
R S T
しゃ断器
警報回路へ
形K2CA-DO高圧受電用過電流継電器
AS
T
a1
a2
C1R T1R
a1 a2
C1T T1TC2T2T
C2T2R
E
R
R S T
変流器
引きはずし用制御電源
警報回路へ
引きはずしコイル
R S T
しゃ断器
形K2CA-DO3高圧受電用過電流継電器
C1R C1T
E
メータ切換スイッチ
AS
a1
a2
C2T
T
C2R
R
a1 a2
TbTcTa
R S T
お願いメータ切換スイッチがない場合は、 を短絡してください。
変流器
R S T
しゃ断器
警報回路へ
引きはずし用制御電源
形K2CA-DO3高圧受電用過電流継電器
メータ切換スイッチ
引きはずしコイル
パレット・スイッチ
AS
a1
a2
C1R C1T
Tb
E
C2T
a2
Tc
C2R
R
T
Ta
a1
R S T
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過電流継電器 K2CA-D 1077
各部の名称■各部の名称
●始動・経過時間表示(LED)銘板表面の5個一組のLEDは継電器の現在の動作状態を表わす
表示装置です。
一番左側のLEDは継電器の始動を表示するもので、入力電流が
限時電流整定値を超えた時点灯します。誘導円板形継電器の、円
板の始動に相当します。右側の4個は限時要素の経過時間表示で、
限時時間整定で整定した動作時間に対してどの程度経過したか
を表示するものです。左側の2番目から、20%経過、40%経過、
60%経過、80%経過を表わします。誘導形継電器の円板の回転角
を見るのに相当し、保守や点検時に役立ちます。
●動作ロックボタン
●動作表示器継電器が動作しますと、表示器が動作します。(表示色はオレン
ジ色)トリップ表示は出力リレーが動作したことを示し、R相と
T相の表示器のうちどちらか1個が表示して相判別をします。事
故発生相は、R-S、S-T、T-R、R-S-T間といろいろあり
ますが、本継電器においては事故発生相のうち変流器からの入力
量が一番大きかった相を表示する構造になっています。
瞬時表示は継電器が瞬時要素で動作したことを示しますので、継
電器がしゃ断動作後は、その配電線に対して短絡事故としての対
応をとる必要があります。(瞬時要素動作時も事故相の表示をし
ます。)
それぞれの表示器の復帰は、表示器正面右下のレバーを押し込む
ことによって行います。
動作表示器の表示
注. IR:R相電流、IT:T相電流
始動・経過時間表示
動作ロックボタン
瞬時電流整定動作表示器
限時時間整定
限時電流整定
高圧受電用での整定例●限時電流整定限時要素の動作電流を整定するロータリスイッチです。変流器の比率を考慮して、契
約電力の150%近傍に整定します。
ITAP≒ ×1.5
ITAP=継電器の整定タップ
I1=契約電力の電流値
ICT=変流器の1次定格電流(2次電流は5A)
●限時時間整定上位(電力会社)との協調をとって整定します。
●瞬時電流整定瞬時要素の動作電流を整定するロータリスイッチです。トランスの突入励磁電流で誤
動作しないように、また上位・下位の保護協調を考慮して整定します。一般に、トラ
ンス容量から計算される電流値の1,000~1,500%の値とします。
ITAP≒ ×(10~15)
ITAP=継電器の整定タップ
I1’=トランスの容量(kVA)より計算される電流値
ICT=変流器の1次定格電流(2次電流は5A)
I1×5
ICT
I1’×5
ICT
始動 40 80%経過時間
始動表示
整定時間の20%経過
整定時間の40%経過
整定時間の60%経過
整定時間の80%経過
動作ロック
押している間(のみ有効 )
以下の場合に使用してください。
(レベル検出回路への入力を0にし、同時に限時時間
カウンタをリセットします。ただし瞬時要素はロッ
クしません。)
・瞬時動作電流値の測定
・限時要素の動作時間特性をストップウォッチなど
にて測定するとき
表示器 動作相瞬時要素
事故 事故発生相 R相 T相
過負荷(限時要素)
R-S間 ● ― ―
S-T間 ― ● ―
T-R間 ●(IR>IT)
●(IT>IR)
―
R-S-T間 ―
短絡(瞬時要素)
R-S間 ● ― ●
S-T間 ― ● ●
T-R間 ●(IR>IT)
●(IT>IR)
●
R-S-T間 ●
瞬時 R相-トリップ-T相
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過電流継電器 K2CA-D1078
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外形寸法 (単位:mm)
■本体
正しくお使いください●共通の注意事項は、1056ページをご覧ください。
●出力リレーの交換 (D2ケースのみ)・変流器2次電流引きはずし方式のOCRの出力接点は、事故電流
が直接開路されて、しゃ断器のトリップコイルに流れるように
していますので、事故電流の大きさや、開路時の位相により接
点の損傷が著しい場合があります。そこで、引出式角胴埋込形
D2ケースでは、出力リレーをプラグイン形として交換が可能
な構成としました。
継電器が動作して瞬時表示をした場合は、継電器内部を引き出
して出力リレーの接点の状態を目視で点検します。著しい損傷
が見られましたら、交換用専用リレーを準備していますので取
り換えてください。
・JIS C 1731計器用変成器付属書「キュービクル式高圧受電設備
に使用する変流器」に規定される過電流定数n>10のCTを使用
される場合は、次の組み合わせを目安にしてください。
注. 誘導形継電器は1995年3月にて生産終了となっております。
使用上の注意
マークの商品は、2次元CAD図面・3次元CADモデルのデータをご用意しています。CADデータは、オムロンIndustrial Webサイト(http://www.fa.omron.co.jp)からダウンロードができます。CADデータ
48
124
124
φ137.5
M4端子ねじ
2-M6取りつけ用ねじ
6.5113.328
153
20.7
20.7 1.7158
32
16
φ142穴
2-φ7穴
124
124
取りつけ穴加工寸法
注. パネルの正面から見た図です。
●丸胴埋込形 R2ケース形K2CA-DO-R2
形K2CA-DO3-R2
CADデータ
M4端子ねじ
M4アース用端子ねじ
2-M6取りつけ用付属ねじ
48
20.7
20.7 1.7
42
32
16
25
25
122
167 186 207
138
26112
8.9
25
173
2-φ7穴
186
25
128
取りつけ穴加工寸法
注. パネルの正面から見た図です。
●角胴埋込形 F4ケース形K2CA-DO-F4
形K2CA-DO3-F4
M4端子ねじ13627
M4アース用端子ねじ
2-M6取りつけ用付属ねじ
25
25
12
42
59.5 15
176 196 216
96
100
100
152
166
25
184
25
158
196
2-φ7穴
注. パネルの正面から見た図です。
取りつけ穴加工寸法
●引出式角胴埋込形 D2ケース形K2CA-DO-D2
形K2CA-DO3-D2
CT容量 10VA 25VA 40VA
OCRの種類 静止形 誘導形
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過電流継電器 K2CA-D 1079
■試験方法●動作ロックについて動作ロックボタンを押しますと継電器へのレベル検出回路への
入力を強制的に0にし、同時に限時時間カウンタをリセットしま
す。(押している間のみ有効。また、瞬時要素はロックしません。)
次のような時にご使用ください。
・瞬時動作電流値を測定するとき、限時要素が先に動作するのを
防ぎたい場合。
・限時要素の動作時間特性をストップウォッチ等にて測定する
とき―動作ロックを押したまま、任意の過電流を印加してお
き、動作ロックを解除と同時にカウンタ(ストップウォッチ等)
スタートとし、表示器動作と同時にストップする。
●銘板正面図
●単体試験
※形K2CAを市販のリレーテスターでテストする場合、リレーテスターの出力CTの巻数が少ないと、OCRが低負担のため、流れる電流のほとんどが励磁電流となって、波形が歪みます。これにより動作値、動作時間に誤差が生じることがあります。この場合、形K2CAの正確なテストができないので注意してください。なお、下図のように形K2CAと直列に1Ω程度の純抵抗を接続すると、波形歪みが少なくできる場合もあります。
※市販のリレーテスターで瞬時要素動作時間を測定する場合は、最小桁表示が1ms以下のものをご使用ください。
〈試験回路例〉
注1. 負荷用抵抗器Rは電流値により適切な抵抗値を選択してください。例. 6A通電の場合
注2. 瞬時要素の試験のときは、SDの後ろに5:50程度のCTを接続してください。
※JIS C 4602高圧受電用過電流継電器では下記の値を規定しています。動作電流 限時要素:±10%以内
瞬時要素:±15%以内動作時間 時間目盛10
300%過電流にて±17%以内700%過電流にて±12%以内
そのため動作を確認される程度の現場試験においては上記の値で判定してください。
※管理値の誤差は測定機器の誤差を含め×2にしてください。
お願い動作ロックを押したまま過電流を連続して長時間通電します
と、CTを焼損することがありますので、作業は手早く行って
ください。始動・経過時間表示
表示器復帰レバー
動作ロックボタン
瞬時電流整定動作表示器
限時時間整定
限時電流整定
試験項目 試験手順
動作電流値
限時要素
(1)瞬時電流整定タップを除外にしてください。(2)SW1を投入する。(3)SDを調節しながら電流を徐々に増加する。(4)継電器の始動LEDが点灯したら電流値を読む。(5)SW1を切る。
瞬時要素
(1)SW1を投入する(2)電流計を見ながら、整定値の直前まで電流を急変さ
せる。(その間、限時要素が動作しないよう動作時間を最大にしておくか、動作ロックボタンを押します。)
(3)瞬時接点が閉じて動作表示器が動作したときの電流値を読む。
(4)SW1を切る。
動作時間
限時要素
(1)継電器の整定値を確認する。(動作時間整定10)(2)SW1を投入する。(3)限時動作電流タップ値の300%入力が流れるように
SDを調整しSW1を切る。(4)SW1を再投入し、 電子式ユニバーサル・カウンタが停
止したときにSW1を切る。(5)電子式ユニバーサル・カウンタの値を読み、リセッ
トする。
瞬時要素
(1)継電器の整定値を確認する。(2)SW1を投入する。(3)瞬時動作電流整定値の約200%入力となるように手
早く調整しSW1を切る。この間、動作時間を最大にしておくか、動作ロックボタンを押します。
(4)SW1を再投入し、 電子式ユニバーサル・カウンタが停止したときにSW1を切る。
(5)電子式ユニバーサル・カウンタの値を読み、リセットする。
お願い作業は手早く行います。時間が長くなるとコイルを焼損することがあります。
C1R
C2R形K2CAリレーテスター
1Ω程度
X
A
CC
SDAC100V50/60Hz
SW1
C1R C2R C1T C2T
R
START STOP ±
X/a1 a2
a1 a2
X/a3
形K2CA-DO3高圧受電用過電流継電器
SW1: トグルスイッチSD : スライダック 2kVA以上A : 電流計CC : 電子式ユニバーサル・カウンタ(時間計)R : 負荷用抵抗器
20Ω 400W
20Ω 400W
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過電流継電器 K2CA-D1080
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■保守・点検テストプラグ(別売)・引出式角胴埋込形 D2ケースに収納されている継電器の保守・
点検用として、テストプラグ 形K92-D2-Tを準備しています。
形K2CA-□-D2タイプの試験時にご使用ください。
・テストプラグの端子番号と継電器端子との関係は下記のとお
りです。
テストプラグ端子配置図
テストプラグ端子番号と継電器端子記号との対応
テストプラグ 継電器端子
端子番号 形K2CA-DO 形K2CA-DO3
1 C1R C1R
2 C2T2R C2R
3 T1R Ta
4 a1 a1
5 ― Tc
6 a2 a2
7 C1T Tb
8 C2T2T C1T
9 T1T C2T
上
8
9 7 5 3 1
6 4 2
下(外部端子側)
(継電器側)
8
9 7 5 3 1
6 4 2
過電流継電器 K2CA-D 1081
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限時要素電流の整定は?
限時要素の動作電流値は、一般的に契約電力による電流
値の150%あたりに整定します。
タップ値は次の式で求めます。
ITAP:OCRの限時要素の整定タップ値(A)
I1 :契約電力の電流値(=契約電力(kW)/√3×6.6(kV))
ICT :変流器の1次定格電流(2次電流は5A)
形K2CAでは、タップ値を3、3.5、4、4.5、5、6Aとしてきめ細か
く整定できるため、150%整定が簡単にとれ最適な過負荷保護が
できます。表に契約電力と整定タップの関係を示します。
表において、α値は契約電力の電流値とOCRの動作電流値との
比を示し、150%あたりにくるタップ値を示しました。タップ整
定はロータリスイッチで簡単にでき、従来のようにCT2次側開放
防止のための予備タップ挿入といった煩わしい操作を必要とし
ません。
契約電力と形K2CAの限時要素電流整定値
活線中に形K2CAの整定値変更は可能ですか?
可能ですが、整定値を下げる場合には、動作電流値に入
ることが考えられますので注意して行ってください。
形K2CAを1相だけに使用することは可能ですか?
可能です。
Q & A
Q
ITAP≒I1×5
×1.5ICT
契約電力(kW)
CT1次電流値(A)
5 10 15 20 30 40 50 75 100 150 200 300
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
タップ(A)
α(%)
50 6 136
3 136
3.5 159
100 6 138
3.5 1213 138
4 138
4.5 1553.5 161
5 172
200 6 137
3.5 1203 137
3 1714 137
4.5 1543.5 160
5 171
300 6 137
4 122 3.5 134
3 1724.5 137 4 153
5 153 4.5 172
500 6 137
3.5 1203 137
4 137
4.5 1543.5 160
5 172
750 6 137
4 1223 137
4.5 137
3.5 1605 152
1,0006 137
3.5 1203 137
4 137
4.5 1543.5 160
5 171
1,500 6 137
4 1223 137
4.5 137
3.5 1605 153
Q Q