鳥取砂丘落書き事件 2007 年 9 月 9 日読売新聞が「砂丘に落書き『景色

台無し』」と観光客の怒りを報じる。 鳥取市の鳥取砂丘で最も高い場所にある傾斜面の

「馬の背」で、縦 15 メートル、横 50 メートルにもわたって「 HUCK 」と砂に文字が掘られていた。

この報道に動いた 2 ちゃんねらーたちが次々とスレッドを作り、落書き事件の犯人を割り出し、スレッド上で祭り騒ぎに・・・

祭りの始まり～炎上 9 月 9 日朝、新聞一社が砂丘の落書きを紙面とサイトに

掲載（この時点では犯人は不明）。 午前 11 時過ぎ、この件について巨大掲示板「２ちゃん

ねる」に複数のスレッドが立つ。 11 時 14 分、スレッドに、「砂丘に名前を刻んでき

た」と書かれたブログの URL の書き込み（現場写真付き）。ブログ内容から、実行者が大学のサークルのメンバーだと判明。

　→祭りの始まり !! 11 時 28 分、サークルのホームページや、 mixi コミュ

ニティの URL が書き込まれる。 11 時 29 分、ブログやホームページが削除され始めた

との報告で、当事者たちが騒ぎに気づいたことが祭り参加者たちに明らかとなった。

祭りの収束世間の動き サークル関係者の動き

以降、数日間にわたり、複数のスレッドで、ブログやホームページから拾われたメンバーの個人情報や写真がさらされ続けた。

判明した情報の「まとめサイト」も登場。

メディアも着目し、新聞やテレビで取り上げた。

調査を行っていた環境庁が「注意文書を送ることで調査を終える」と発表。→収束

11 日にサークルが謝罪文を公開。

13 日には実行者判明のきっかけとなったブログのオーナーが「今回の行為をブログ上へ掲載したことへの謝罪」と題する文を公開。

どうして祭りが起こったの！？ 実行者がサークルのブログに記事を UP するという軽率

な行動をとったためでは？？ 記事を書かなきゃバレなかったかもしれないの

に・・・ 書いた理由としては自分たちの自己満、自分たちが来た

という印を残したかった、等々。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 祭り参加者は他人のアラを探す！ 問題発言・行動が記されている日記を自慢げに UP して

いる人、またはそのようなサイトを見すごすはずがない！

祭り参加者のコメントが他の参加者を呼び、その参加者がまた新たな参加者を呼び・・・どんどん増え続ける！

新たな問題～ 30万罰則条例～

新たな問題～ 30万罰則条例～ 条例を制定すべきか、すべきでないか、という議論

のスレッドがいくつも立ち上がった。 プチネット祭り！？ 鳥取県議会でもたびたび議論が繰り広げられる。○賛成派○どんな場所・文字であっても落書きはダメだろ！！条例制定に反対した議員を非難するコメントも・・・× 反対派×30万は重すぎる！！ただの砂だろ！？しばらくしたら自然に消える。

鳥取砂丘落書き事件、終結！？ 鳥取砂丘への落書きを禁止する条例が 2008 年 10 月 14

日、鳥取県議会で可決、成立へ。 違反者は５万円以下の過料で、 2009 年 4月 1日から施

行。（１）面積１０平方メートル以上の文字や絵の落書きの禁止

（２）ロケット花火の発射禁止（３）たばこの吸い殻や缶の投棄－などの迷惑行為を禁止　当初の条例案は、落書きが一向に減らないことから罰金３０万円とすることを盛り込んでいたが、議会で「（落書きは）風が吹けば１日で消えてしまうのに高すぎる」など異論が出たため、前科にならない過料に変更。

鳥取砂丘落書き事件、終結！？

2009 年 4月 1日に施行されたにも関わらず、 5月下旬までに条例違反の落書きが 67 件も見つかった。

落書きのみ・・・ 36 件 条例を知らなかった・・・ 31 件

鳥取砂丘落書き事件、終結！？ そもそも鳥取砂丘における落書きについてここまで

問題になったのは、実行者たちがその事実をネット上に写真付きで公開していたから。

鳥取砂丘の落書きが目立ち始めたのは、 10 年ほど前から。砂丘を巡回しているパトロール員によると、落書きはほぼ毎日のように見つかり、 1日に 10 件見つかったこともあったという。

しかし ! ！

まとめ 鳥取砂丘における落書きは地元住民にとっては以前

からの悩みの種。 観光客や他県の人々にとってはあまり知られていな

かった。

ネット上で騒がれ一気に全国に知れ渡る！！ 条例制定にまで発展！！→ もし、これが実行犯がわからずここまでの騒ぎにな

らなかったら、条例は制定されていただろうか？？ 鳥取砂丘落書き事件が条例制定へ結びつける要因に

なった！！

参考文献・新聞記事「 http://www.so-net.ne.jp/security/news/

newstopics_200710.html#03 」「 http://news.livedoor.com/article/detail/3301365/ 」・画像「 http://www39.atwiki.jp/umanose_rakugaki/ 」「

http://www.oita-press.co.jp/worldSociety/2009/05/2009053001000484.html 」

「 http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008101401000227.html

」