07 151030 断面計画:環境に配慮した庁舎 - gifu · 岐阜の伝統工芸品や川...

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岐阜市新庁舎基本設計(案) 岐阜らしいデザインと環境・防災に配慮した庁舎の考え方 地下水利用 HP BCP BCP BCP BCP BCP BCP BCP BCP 見える 見える 見える ECO BCP ECO ECO ECO ECO ECO ECO ECO みんなの森 ぎふメディアコスモス 新庁舎 立体駐車場 みんなの広場 カオカオ みどりの丘 市民交流 スペース 8 階に庁舎設備を集約配置 重要機器の浸水の恐れのない配置 ホバリングスペース 災害時の救助・救援 物資搬送に利用 免震構造 基礎免震構造を採用し、 大地震時の損傷を最小限とする 6 階に災害対策本部室を常設 6、7 階に防災関連部門を集約し、 災害時にいち早く対応可能 浸水対策 集中豪雨や長良川の氾濫に 備えて 1 階床レベルを GL+1.0m以上に設定 マンホールトイレなどを設置 市民交流スペース・レストラン 災害時に応急処置 スペース等として 活用可能 樹木 敷地全体を植栽し、 ヒートアイランドに配慮 床吹き出し空調 居住域を主体とした 効率的な空調を導入 新庁舎をできるだけ 東側に配置し、 市民広場への 日あたりを確保 屋上緑化 市民利用に加え、 高断熱で空調負荷を低減 自然換気ユニット 自然換気を促進 太陽光パネル 太陽光発電・太陽熱利用 アースチューブ 安定した地中熱を 利用し、空調エネルギーを低減 地下水 ( 入 ) 地下水 ( 還 ) ECO 玉石混砂礫層 新庁舎 安全で迅速な災害対策を行う防災の拠点 岐阜の伝統工芸品や川原町の風景にも見られる 繊細な線の連続は、岐阜の文化や伝統の特徴的 な要素と考えます。 ぎふメディアコスモスも木の繊細な線の連続が ファサードをつくり、木の繊細な線が折り重な る天井が印象的です。 新庁舎は、岐阜の文化・伝統・景観を想起させ、ぎふメディアコスモスとの調和を「繊細な線の 重なり」で表現したいと考えます。 ○免震構造を採用 新 庁 舎 は 、基 礎 免 震 構 造 の 採 用 に よ り 、近 傍 の「 濃 尾 断 層 帯 」や「 南 海 ト ラ フ 大 地 震 」に 対 し て 、 建物の揺れを抑える効果が十分に発揮できる高耐震・高耐久な計画とします。 ○災害対策本部室を常設 6 階に災害対策の中枢機能を担う「災害対策本部室」を常設し、迅速な指揮系統を確立します。 ○8 階に庁舎設備を集約 電気室・発電機室・熱源機械室などの庁舎設備は、8 階に集約し、長良川の氾濫や集中豪雨 など万が一にも水損しない計画とします。 ○浸水対策 敷地は、岐阜市のハザードマップで約 0.5 ~ 1.0mの浸水想定範囲に相当するため、1 階の 床レベルを周囲のレベルより1m以上上げ、浸水対策を行います。また、万一それを乗り越える 浸水があった場合にも、免震層に排水側溝と排水装置を設置し、庁舎内の浸水を防ぎます。 ○災害時にも市庁舎機能を維持 非常用発電設備や雑用水槽を備え、災害時にもライフラインが断絶せず、復旧・復興拠点と して機能する計画とします。 また、市民広場にはマンホールトイレなどを備え、災害時に市民が一時的に避難できるよう 備えます。 ○災害時に立体駐車場を有効活用 災害時は、立体駐車場を救援物資の集積・荷捌きスペースやゴミ集積所等 として活用します。 ○豊富な地下水を最大限活用 年間約 17 度と安定した温度の地下水を活用した熱源システムとします。 ○雨水を有効活用 雨水をトイレの洗浄水に利用し、給水量を低減します。 ○岐阜の豊かな太陽光を活用 岐阜の日照時間が長い特性を活かし、できるだけ自然光を採り入れ、照明の消費電力を低減 するとともに、太陽光発電・太陽熱利用による省エネルギー化を図ります。 ○心地よい風を採り入れ、空調負荷を低減 自然換気を最大限活用するため、自然換気ユニットを設置します。 ○周辺への風の影響を低減する形状 新庁舎は、建物形状を角を曲面とすることで、市民広場や建物周辺へのビル風の影響を低減します。 岐阜和傘 木の乱格子の繊細な線が 重なるファサード 木の繊細な線が 織り重なる天井 岐阜提灯 岐阜団扇 川原町のまちなみ 岐阜の「地・水・光・風」と共生する新庁舎 岐阜らしい「つかさのまち」のデザインコード 市民に安心を提供する新庁舎 岐阜の地勢・気候・風土を活かした自然エネルギーや資源を活用 岐阜らしい繊細な線の重なり ○岐阜の自然環境を最大限活用するとともに、市民に安心を提供する新庁舎 BCP 見える ECO 環境配慮 災害対策 波及・普及 効果 伏流水利用

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7岐阜市新庁舎基本設計(案)

岐 阜らしいデザインと環 境・防 災に配慮した庁舎の考え方

地下水利用HP

BCP

BCP

BCP

BCP

BCP

BCP

BCP

BCP 見える

見える

見える

ECO

BCPECO

ECO

ECO

ECO

ECO

ECO

ECO

みんなの森ぎふメディアコスモス

新庁舎立体駐車場

みんなの広場カオカオ

みどりの丘

市民交流スペース

8階に庁舎設備を集約配置重要機器の浸水の恐れのない配置

ホバリングスペース災害時の救助・救援物資搬送に利用

免震構造基礎免震構造を採用し、大地震時の損傷を最小限とする

6階に災害対策本部室を常設6、7階に防災関連部門を集約し、災害時にいち早く対応可能

浸水対策集中豪雨や長良川の氾濫に備えて 1階床レベルをGL+1.0m以上に設定

マンホールトイレなどを設置

市民交流スペース・レストラン災害時に応急処置スペース等として活用可能

樹木敷地全体を植栽し、ヒートアイランドに配慮

床吹き出し空調居住域を主体とした効率的な空調を導入

新庁舎をできるだけ東側に配置し、市民広場への日あたりを確保

屋上緑化市民利用に加え、高断熱で空調負荷を低減

自然換気ユニット自然換気を促進

太陽光パネル太陽光発電・太陽熱利用

アースチューブ安定した地中熱を利用し、空調エネルギーを低減

地下水 (入 ) 地下水 ( 還 )ECO 玉石混砂礫層

新庁舎

安全で迅速な災害対策を行う防災の拠点

  岐阜の伝統工芸品や川原町の風景にも見られる繊細な線の連続は、岐阜の文化や伝統の特徴的な要素と考えます。

  ぎふメディアコスモスも木の繊細な線の連続がファサードをつくり、木の繊細な線が折り重なる天井が印象的です。

  新庁舎は、岐阜の文化・伝統・景観を想起させ、ぎふメディアコスモスとの調和を「繊細な線の 重なり」で表現したいと考えます。

○免震構造を採用  新庁舎は、基礎免震構造の採用により、近傍の「濃尾断層帯」や「南海トラフ大地震」に対して、  建物の揺れを抑える効果が十分に発揮できる高耐震・高耐久な計画とします。○災害対策本部室を常設  6 階に災害対策の中枢機能を担う「災害対策本部室」を常設し、迅速な指揮系統を確立します。○8 階に庁舎設備を集約  電気室・発電機室・熱源機械室などの庁舎設備は、8 階に集約し、長良川の氾濫や集中豪雨 など万が一にも水損しない計画とします。○浸水対策  敷地は、岐阜市のハザードマップで約 0 . 5 ~ 1 . 0mの浸水想定範囲に相当するため、1 階の 床レベルを周囲のレベルより1m以上上げ、浸水対策を行います。また、万一それを乗り越える 浸水があった場合にも、免震層に排水側溝と排水装置を設置し、庁舎内の浸水を防ぎます。○災害時にも市庁舎機能を維持  非常用発電設備や雑用水槽を備え、災害時にもライフラインが断絶せず、復旧・復興拠点と して機能する計画とします。  また、市民広場にはマンホールトイレなどを備え、災害時に市民が一時的に避難できるよう 備えます。○災害時に立体駐車場を有効活用  災害時は、立体駐車場を救援物資の集積・荷捌きスペースやゴミ集積所等 として活用します。

○豊富な地下水を最大限活用  年間約 17 度と安定した温度の地下水を活用した熱源システムとします。○雨水を有効活用  雨水をトイレの洗浄水に利用し、給水量を低減します。○岐阜の豊かな太陽光を活用  岐阜の日照時間が長い特性を活かし、できるだけ自然光を採り入れ、照明の消費電力を低減 するとともに、太陽光発電・太陽熱利用による省エネルギー化を図ります。○心地よい風を採り入れ、空調負荷を低減  自然換気を最大限活用するため、自然換気ユニットを設置します。○周辺への風の影響を低減する形状  新庁舎は、建物形状を角を曲面とすることで、市民広場や建物周辺へのビル風の影響を低減します。

岐阜和傘木の乱格子の繊細な線が重なるファサード

木の繊細な線が織り重なる天井岐阜提灯 岐阜団扇 川原町のまちなみ

岐阜の「地・水・光・風」と共生する新庁舎 岐阜らしい「つかさのまち」のデザインコード

市民に安心を提供する新庁舎

岐阜の地勢・気候・風土を活かした自然エネルギーや資源を活用岐阜らしい繊細な線の重なり

○岐阜の自然環境を最大限活用するとともに、市民に安心を提供する新庁舎

+ +BCP 見えるECO環境配慮 災害対策 波及・普及

効果

伏流水利用