08 09 · 2016-06-28 · 08 09 骨頂 骨頂 骨頂 2mm 4mm 土台 (アバットメント)...

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08 09 骨頂 骨頂 骨頂 2mm 4mm 土台 アバットメント インプラント フィクスチャーアバットメント フィクスチャーインプラント 周囲粘膜縁 インプラント 周囲粘膜縁 インプラント 周囲粘膜縁 インプラント 周囲粘膜縁 支持骨頂 2mm 2.1mm 支持骨頂 支持骨頂 1.8mm 1.3mm 接合上皮根尖端 接合上皮根尖端 土台 アバットメント インプラント フィクスチャーアバットメント フィクスチャー生物学的幅径とは、生 体のルール(決まり事) となるです歯槽骨頂から歯肉溝底部までの歯肉付着幅(天然歯約2mm、 インプラントは、約2.7mm ですのことをいいますこの 生体 のルールなので、歯 周 組 織はこの 維持しようときますそのためこの 侵害されると、下 記実験のようにこの維持しようとくなってしまいます生体のルール口腔上皮 歯肉溝内 上皮 接合 上皮 結合 組織 生体のルール口腔上皮 インプラント 周囲 溝内上皮 接合 上皮 結合 組織 インプラントの二次手術 同時実験部位粘膜4mm維持、一方2mm減少させたインプラントは、最上部骨縁沿 うように埋入するのがプロトコールですが、生体のルールにより アバットメントを接続 した1年後にはインプラントアバットメント 界面から 支持骨約1mm 減少 しますインプラントの埋入位置がもしすぎた場合、生体ルールを維持 しようと ってしまうと 、深いポ ケットになってメインテナンスが大変になり 感染のリスクもきくなりますさらにインプラントの埋入位置周囲場合、審美性められる前歯などでは 深刻問題になることがあります歯肉2mm 減少させた部位、生体のルールを維持するために支持骨有意減少 した6月後 1年後 約-1mm 1年後 約-1mm 1年後 約-1mm インプラントの プロトコールの 埋入位置骨縁 インプラントの 埋入位置いと いポケットを 形成する インプラントの 埋入位置周囲骨いと 周囲組織減少する 生体のルール実験 インプラントの埋入深度 1年後支持骨変化 2mm 減少 させた 4mm 維持 生物学的幅径とは生体 のルール 3 恒常性つために までくなるんだ…… メインテナンスが 大変…… 感染のリスクが くなる…… 審美性められる部位大変…… 生体構成するルールだから 支持骨減少するのは 感染とはうんだ…… 生体のルールを らないと なんでこうなるかが わかりません

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Page 1: 08 09 · 2016-06-28 · 08 09 骨頂 骨頂 骨頂 2mm 4mm 土台 (アバットメント) インプラント体 (フィクスチャー) アバットメント フィクスチャー境

08 09

骨頂骨頂 骨頂

2mm

4mm

土台(アバットメント)

インプラント体(フィクスチャー)

アバットメントフィクスチャー境

インプラント周囲粘膜縁

インプラント周囲粘膜縁

インプラント周囲粘膜縁

インプラント周囲粘膜縁

支持骨頂

2mm

2.1mm

支持骨頂

支持骨頂

1.8mm

1.3mm

接合上皮根尖端

接合上皮根尖端

土台(アバットメント)

インプラント体(フィクスチャー)

アバットメントフィクスチャー境

生物学的幅径とは、生体のルール(決まり事)となる幅です。歯槽骨頂から歯肉溝底部までの歯肉の付着幅(天然歯は約2mm、インプラントは、約2.7mmです)のことをいいます。この幅は生体のルールなので、歯周組織はこの幅を常に維持しようと働きます。そのためこの幅が侵害されると、下記の実験のようにこの幅を維持しようと骨が無くなってしまいます。

生物学的幅径は生体

のルールである!

これを知らないと症

例を理解できない!

生体のルール幅生体のルール幅

口腔上皮 口腔上皮

インプラント周囲溝内上皮歯肉溝内

上皮接合上皮 接合

上皮結合組織 結合

組織生体のルール幅生体のルール幅

口腔上皮 口腔上皮

インプラント周囲溝内上皮歯肉溝内

上皮接合上皮 接合

上皮結合組織 結合

組織

生体のルール?

インプラントの二次手術と同時に実験部位の粘膜を4mmに維持、一方は2mmに減少させた。 ① インプラントは、最上部が骨縁に沿うように埋入するのがプロトコールですが、生体のルールにより、アバットメントを接続した1年後には、インプラントアバットメント界面から支持骨が約1mm減少します。

② インプラントの埋入位置がもし深すぎた場合、生体ルールを維持しようと骨が減ってしまうと、深いポケットになってメインテナンスが大変になり感染のリスクも大きくなります。

③ さらに、インプラントの埋入位置が深く周囲の骨が薄い場合は、審美性が求められる前歯などでは深刻な問題になることがあります。

歯肉を2mm減少させた部位は、生体のルールを維持するために支持骨が有意に減少した。

6カ月後

1年後

1年後

1年後約-1mm

約-1mm

約-1mm

1年後

1年後

1年後約-1mm

約-1mm

約-1mm 1年後

1年後

1年後約-1mm

約-1mm

約-1mm

インプラントのプロトコールの埋入位置は骨縁

インプラントの埋入位置が深いと深いポケットを形成する

インプラントの埋入位置が

深く周囲骨が薄いと周囲組織が減少する

生体のルール幅の実験 インプラントの埋入深度と1年後の支持骨の変化

2mm減少させた4mmに維持

もや

もや

もや

もや

生物学的幅径とは生体のルール幅

3

恒常性を保つために骨まで無くなるんだ……

メインテナンスが大変に……感染のリスクが高くなる……

審美性を高く求められる部位は大変な事に……

生体を構成するルールだから支持骨が減少するのは感染とは違うんだ……

生体のルールを知らないとなんでこうなるかがわかりません