民間活力による放射能除染について

衆議院第一義員会館１階　国際会議室９月１４日　午前１１時から１２時３０分

呼びかけ人山田正彦　遠藤乙彦　近藤昭一川内博史　原口一博　加藤修一河野太郎　増子輝彦　浅尾慶一郎阿部知子　首藤信彦　大河原雅子

国会への除染の課題

• 健康被害：なぜこどもと妊婦が問題か？• 緊急除染：幼稚園と小学校• 恒久除染へ：まず住宅• 恒久除染へ：田畑• 恒久除染へ：森林• 常磐高速道• 処分、保管法• ５６条問題：民間活力の必要性

なぜこどもと妊婦か

• ゲノム科学からわかってきた放射線被害のメカニズム

• ＤＮＡ障害は増殖期の細胞におこる。• こどもと妊婦が最も問題。• 年間１ミリシーベルト以下にしないと帰還しない。本当の復興ができない。

• 学校、園と住宅の除染が問題。

内部被曝は遺伝子を２段階で傷つけがんを生み出す内部被曝は遺伝子を２段階で傷つけがんを生み出す

放射性物質放射性物質

放射線はＤＮＡの切断をひきおこすが、二重螺旋は安定で、分裂期に一本になっているときれやすく感受性が高い。

妊婦の胎児、こども

増殖のさかんな細胞：髪の毛、白血球、腸管上皮

遺伝子が一つ変異するだけでは、がん化しない。最初は増殖性の変化であり、それに転移しても死ななくなる変異がおこり、がんになる。

正常 ポリープや良性腫瘍　　　　　　　　がん　　　　　

放射線 １０−３０年

4

放射性ヨウ素は牛乳に濃縮されて、飲んだ子どもの RET遺伝子が変異する。これだけではがんにならず、もう一つの遺伝子が５−１０年で変異すると小児甲状腺がんになる。

甲状腺がん　０−２０歳

放射性ヨウ素１３１チェルノブイリで小児の甲状腺がんの増加を証明するのに２０年かかった（４０００人発症、１５人死

亡）

ソ連崩壊後、賠償責任のからむロシアの学者が統計に異議をとなえアメリカ、日本の研究者も懐疑的だった。しかし、１９８６年から増加し、２００４年頃に無くなったことにより、チェルノブイリ以外の原因はありえないとされた。

放射性ヨウ素１３１チェルノブイリで小児の甲状腺がんの増加を証明するのに２０年かかった（４０００人発症、１５人死

亡）

ソ連崩壊後、賠償責任のからむロシアの学者が統計に異議をとなえアメリカ、日本の研究者も懐疑的だった。しかし、１９８６年から増加し、２００４年頃に無くなったことにより、チェルノブイリ以外の原因はありえないとされた。

ＷＨＯで承認：２００５

ＷＨＯで承認：２００５

半減期８日で放射性ヨウ素はすぐ減少した

半減期８日で放射性ヨウ素はすぐ減少した

5

染色体７番の切断とコピー数増加

RET遺伝子の活性化

RET遺伝子の活性化

第３、第４の

遺伝子変異

第３、第４の

遺伝子変異

、チェルノブイリで被曝したこどもの甲状腺がん細胞（点線）

我々の細胞は遺伝子を父と母からもらい２コピー（緑）が普通。ところが放射線で染色体の７番の q１１領域 (赤）が３コピーに増える。

アメリカ学士院会報　２０１１年６月　 Ungerほか

パリンドローム増幅

７番３コピー RET遺伝子 その他の遺伝子

汚染地区こども

あり あり あり

非汚染地区 なし あり あり

腫瘍の性質 増殖 増殖 がん

チェルノブイリの汚染地域では膀胱の前がん病変が１５年後からほぼ全員に

　ウクライナでは、３０ Ci/平方キロでは強制退去、５−３０ Ciが高濃度、０．５−５ Ciが中間的で、それ以下は低線量区域とされている。膀胱がんは百万人あたり２６．２人（８６年）から４３．３人（０１年）に６５％増加している。国の化学物質の毒性を調べる機関のバイオアッセイ研究所の福島所長らは、高線量の地域住民の膀胱の１００例以上の組織検査で、ほぼ前例に増殖性変化がみられることを報告している。

チェルノブイリの汚染地域では膀胱の前がん病変が１５年後からほぼ全員に

　ウクライナでは、３０ Ci/平方キロでは強制退去、５−３０ Ciが高濃度、０．５−５ Ciが中間的で、それ以下は低線量区域とされている。膀胱がんは百万人あたり２６．２人（８６年）から４３．３人（０１年）に６５％増加している。国の化学物質の毒性を調べる機関のバイオアッセイ研究所の福島所長らは、高線量の地域住民の膀胱の１００例以上の組織検査で、ほぼ前例に増殖性変化がみられることを報告している。

Urinary bladder carcinogenesis induced by chronic exposure to persistent low-dose ionizing radiation after Chernobyl accident.Romanenko A, Kakehashi A, Morimura K, Wanibuchi H, Wei M, Vozianov A, Fukushima S.Carcinogenesis. 2009 Nov;30(11):1821-31. Epub 2009 Jul 30.　　他９報

7

放射性ヨウ素と放射性セシウムが問題時間がたつと放射性活性はへっていく。寿命が長いと問題が大

きい福島原発からセシウムは広島１６８個分放出（政府計算）

放射性ヨウ素と放射性セシウムが問題時間がたつと放射性活性はへっていく。寿命が長いと問題が大

きい福島原発からセシウムは広島１６８個分放出（政府計算）

ヨウ素１３１　　　　　　　８日で半分　　　　　１６日で４分の一

セシウム１３７　　　　　３０年で半分　　　　　６０年で４分の一

これまでの統計は、生涯での被曝が１００ミリシーベルトを超えるとがんの発生率が増えることを示している。

図の黄色線内では、３月１２日から２４日午前０時までの積算から１歳のこどもが生涯（７０歳まで）に、これを越える被曝をうける可能性が SPEEDIで予測された。

なぜか、 SPEEDの予測は、３月２３日まで原子力安全委員会から発表されなかった。

これまでの統計は、生涯での被曝が１００ミリシーベルトを超えるとがんの発生率が増えることを示している。

図の黄色線内では、３月１２日から２４日午前０時までの積算から１歳のこどもが生涯（７０歳まで）に、これを越える被曝をうける可能性が SPEEDIで予測された。

なぜか、 SPEEDの予測は、３月２３日まで原子力安全委員会から発表されなかった。

除染• 基本的な見通し• 緊急除染と恒久除染と分ける　　　緊急除染　住民、自治体職員　　　恒久除染　専門家、企業

• 住民主体に行うために、住民には２つの情報が必須　　　自分の家と地域がどうなっているか　　　どのような除染技術がありどう除染するか

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長期の土壌除染へのステップ　　（児玉の試案）

精密な汚染マップ

住民／自治体の計画作成住民／自治体の計画作成

被災地域での除染研究センター

放射能、化学、土木企業プラットフォームを作る

私の家はどうなっているか？

どんな技術が有効でいくらかかる？

汚染物の除去土壌を剥ぐ

土ぼこりを防ぐ

汚染物の除去土壌を剥ぐ

土ぼこりを防ぐ

土壌改良プラント固定式だと数 kmごと車搭載の可動式がベター

土壌改良プラント固定式だと数 kmごと車搭載の可動式がベター

コンテナ埋め立て

コンテナ埋め立て

人工バリア型保管

人工バリア型保管

第一段階

第二段階

第三段階

第四段階

その間の緊急除染その間の緊急除染

住宅• こどものいる住宅の除染での目標は室内１年で１ミリシーベルト以下（＝０．１２マイクロシーベルト／時）。

• 例えば現在、０、５マイクロ／時の南相馬のニュータウンのご家庭の場合、８０％おとす目標。

• 現実には１回の除染で５０％程度。建築業者、ハウスメーカーの協力が必須。すでにミサワホーム、住友林業などで研究所が検討。

家毎の除染は目標室内が０．１２マイクロ／時。建築業者、ハウスメーカー毎に異なる。

住宅の除染住宅の除染

民間活力：対応を検討いただいてるハウスメーカー

材質、除染への技術情報など• 積水化学工業（セキスイハイム）• 積水ハウス• 大和ハウス• ミサワホーム• 住友林業• 旭化成（旭化成ホームズ）

　　国民中心のためには消費者に責任をもつ企業の動員が除染の鍵。

田畑• 現在、表面に近い土壌汚染はそのまま剥離して保管が総線量削減にいい。

• 土壌の放射性物質の回収について、東北大のアイソトープセンターの石井慶造先生は撹拌から粘土層をとることにより除ける事を提唱している。

• 東大の長澤農学部長との検討では、畑の耕耘機でのすきこみなどすると拡散してしまう。水で洗うと土壌の農作物への重要な成分が抜けてしまう。土壌作りは１０年かかる作業。

• 表土を除く場合も状況によっては客土が必要。• ゼオライト散布についても検討の上で行うことが望ましい。

セシウムは粘土にくっつく

CsOx微粒子

エアロゾル

可溶化Cs+

Cs+ 粘土鉱物に吸着

移行

地下水

地表水K+, NH4+

＊土壌中の分配•イオン交換態：　 10%•有機物との結合： 20%•粘土鉱物との強固結合：　 70%

2:1型層状ケイ酸塩の層間にトラップされる

吸着能　 K+<NH4

+<<Cs+

通常、下層への移動は遅い

年間 1cm以下

チェルノブイリの例では 7年後で 10cm以内に 78-99% 残留

粒子の呼称 粒径 (mm) 鉱物 有機物の状態

礫 >2 一次鉱物 粗大有機物

粗砂 0.2-2 一次鉱物 粗大有機物

細砂 0.02-0.2 一次鉱物 粗大有機物

シルト 0.002-0.02 一次＋二次 有機無機複合体

粘土 <0.002 二次鉱物 有機無機複合体

国際法による土壌の粒径区分土壌団粒　青山正和　農文協　２０１０　 P２５　表１より引用

国際法による土壌の粒径区分土壌団粒　青山正和　農文協　２０１０　 P２５　表１より引用

セシウムはこの粘土に強固に結合し、下水系で汚泥に集まる

セシウムはこの粘土に強固に結合し、下水系で汚泥に集まる

粘土はケイ素の四面体構造とアルミニウムの八面体層が重なった一つの構造が層状に重なった構造を特徴とする。

セシウム（左図左上）は、 Na( 右上）やMg( 左下）と比べてこの構造に強く取り込まれ長い期間地表面（１０ cm以内）に留まる。（東邦大理学部山岸研　http://www.lab.toho-u.ac.jp/sci/chem/sakutai/research/copy_of_clay_yamagishi.html）

粘土はケイ素の四面体構造とアルミニウムの八面体層が重なった一つの構造が層状に重なった構造を特徴とする。

セシウム（左図左上）は、 Na( 右上）やMg( 左下）と比べてこの構造に強く取り込まれ長い期間地表面（１０ cm以内）に留まる。（東邦大理学部山岸研　http://www.lab.toho-u.ac.jp/sci/chem/sakutai/research/copy_of_clay_yamagishi.html）

Cs　と　Na,Mgの結合比較図

Cs　と　Na,Mgの結合比較図

• Cs除去剤としてのゼオライト

①　ゼオライトの性質アルミノケイ酸塩のなかで結晶構造中に比較的大きな空

隙を持つ 50 種類以上の鉱物の総称で、新規合成物も多数製造されている

SiO2 骨格の一部の Siが Alに置換→結晶格子全体が負に帯電。そのため微細孔内にカチオンを含み、電荷バランスを取る。このサイトがイオン交換を行う。空隙の大きさと分子、イオン半径が一致したものへの吸着能が高い

また担体としては空隙構造の一部を官能基で修飾して特異な性質を付与

Cs+

②　 Cs除去への応用　＊吸着メカニズム

空隙サイズを調整し Cs+への選択性をあげてイオン交換で吸着（粘土と違い可逆反応）

担体としての性質を利用して、 Cs 吸着材であるヘキサシアノ鉄塩、りんモリブデン酸アンモニウム等を担持させて吸着

　＊放射性核種吸着材として有利な点 骨格が頑強で放射線の照射に強い為、非常に長い期間保持に耐える 吸着したゼオライトは焼成、ホットプレス等で空孔を容易に塞ぐ事が出来、外界への放射性核種の再溶出を防ぐ事が出来る。

東北大学　石井慶造先生　幼稚園の表土の除染

土壌改良事業

イタイイタイ病での経験

６０００ヘクタールの改良のため国費８０００億円が使われている。大手の土木会社や専門企業が行っている。数 KMごと、または移動式（車両搭載）が必要。

欧米での経験

様々な機器も開発されている（左下図）。放射性物質の土壌からの除去では、様々な行程を増やすと汚染物がふえるだけのため、セシウムでは剥離して保管が基本となっている。

農学の観点から

田畑の除染は単純な放射線除去ではない農産物産地としての配慮が必要。拡散したりゼオライト散布することに消費者は警戒する可能性も大きい。

田畑除染の問題点

• 表土剥離、保管• 撹拌回収

　　これまでの欧米の経験では、分離作業は有機物の分量などにより、異なり、作業により放射性汚染物が増える結果になり薦められていない。

　　　剥離表土は単純にうめてはいけない。ＷＳＪの国際的な科学者の批判。コンテナにいれ、どこにあるかわかるようにして将来対応可能にすることは最低限必須と。

• 畑の場合　土壌の耕土としての質の維持が重要である。表土剥離を行う場合でも粘土層補充必要な場合も。

• 水田の場合　撹拌回収の可能性あるがその場合、大規模土壌改造事業としての展開が必要。中途半端な撹拌は拡散をもたらす。

森林

• 汚染地域の７０％を占める。• 循環を繰り返しチェルノブイリでは想定より減少スピードは遅い。

• 数十年かけて、計画的に樹木を伐採し消却処理とともに、持続可能な林業への基盤整備、プランニングが必須。

森林地帯ではセシウムはずっと残る：チェルノブイリの例

森林地帯ではセシウムはずっと残る：チェルノブイリの例

事故直後

60-90%が樹木に

1年後の夏5%が樹木に

腐葉土に移行

その後１０年　

殆ど減少しない <1%/y

擬似平衡状態

Cs

•　森林の Cs 循環モデル

三菱ケミカル　山口祥司　様の御厚意による三菱ケミカル　山口祥司　様の御厚意による

2011年 9月 14日 　福島・川俣町山木屋地区のスギ林では樹木の上部に放射性セシウムが多く付着しているのに対し、広葉樹林では落ち葉が堆積した地表� t近に多いことがわかった。　また、土壌中に蓄積した放射性セシウムの量は、落ち葉が降り積もったり、葉に付着したセシウムが雨で地表に流されたりすることなどから、徐々に増加している

汚染森林跡地除染利用可能地域化

汚染農地・原野

汚染住宅地

　木の放射能汚染度チェック木材等への利用　可能性判断

No

立入り禁止区域化

Yes 伐採

森林産業原料化

高成長木　　植林森林の再生

新たな持続可能な林業構想

津波危険 +低汚染地域 メガソーラーなど

津波危険 +高汚染地域

津波安全 +汚染地域　

除染

除染 農地住宅

防風林

汚染度チェック津波危険度＋汚染度で分類

汚染度チェック建物、敷地

(津波危険なし）

敷地汚染 建物撤去、除染

建物のみ汚染 建物除染

地球快適化インスティテュート　田中栄司様のご好意による地球快適化インスティテュート　田中栄司様のご好意による

伐採

材木の製造販売

木質チップ製造 バイオマス発電

バイオマスケミカル製造販売

バイオマスエネルギー製造販売

製造設備の建設

全産業のインテグレー

ショ

ン

製造設備 の建設

森林をベー

スとした産業

の構築 紙の製造販売 製造設備 の建設

高効率低コスト

森林インフ

ラ整備

植林

除染

発電設備 の改造

地球快適化インスティテュート　田中栄司様のご好意による地球快適化インスティテュート　田中栄司様のご好意による

常磐高速道は開通可能• 現在、延伸工事が８割方盛り土など終わっている。• 第一原発近傍を走る常磐線と国道と比べて高速道予定地は、６ km離れており、現在、現地調査中であるが一定線量に留まる。

• 盛り土がされているが、その中央を掘り割りにすると遮蔽十分。

• ５００メートル毎に避難場所設置 し、緊急事態に備えれば再開通可能性高い。

• 経費想定は４００億円。• 復興と除染の大きな飛躍第一歩となる。

3.5

橋脚上0.95

3.1

2.7

2.1

仮舗装なし

橋脚

2011年 9月 10日　常磐道予定ルート測定記録

約 2キロメートル

単位 : µSv/h

ご提案の件。大変良いアイデアだと思います（もちろん途中停車はしないという前提ですよね）。原子炉の方は、ほぼ安定化に向かっており、大量の放射性物質が放出される可能性は大変少なくなっていると思います。万が一のことを考えて、避難所（余震もありえますし）を作ること、その場合に備えての備品も持っていかれたらよいかと思います。そうすれば、２ｍの遮蔽があれば、一時的な被曝もそれほどではないと思いますので、大丈夫と思います。 (原子力委員会関係者コメント）

提案　常磐高速道を掘り割り型で開通　　　　盛り土を遮蔽に用いる　　　　　夏期計算で十分な遮蔽。　　　　避難所を５００ mおき作成。　　　　

保管場・コンテナ

• 東大での経験• 当該地処分で進める。• かりおきでなく長期的管理。• 個別家庭、事業所、田畑ではコンテナか

容器処理。• 自治体では「人工バリア型保管場」

汚染土壌の保管容器

（右）ステンレス製コンテナ　２０トン

ＩＳＯ企画で１２、２０、４０フィートがある。土壌用は高さ１．２メートルと低く、９段まで積める。

（下）保管用ドラム缶

汚染土壌の保管容器

（右）ステンレス製コンテナ　２０トン

ＩＳＯ企画で１２、２０、４０フィートがある。土壌用は高さ１．２メートルと低く、９段まで積める。

（下）保管用ドラム缶

人工バリア型処分場の模式図人工バリア型処分場の模式図

排水処理へ

地下水

ドレーン配管 非浸透層

バリア層

排水層

保管エリア

進入、風 化防止層排水層

排水層低浸透性層

低浸透性層

雨等による侵食の防止、草木の根の侵入防止γ線の漏洩防止

機能

浸み込んで来た雨水をドレーン配管に導き、保管エリアへの侵入を低減

土による埋め戻し

雨水の保管エリアへの侵入防止

地質学的考慮事項：地すべり、山崩れ、地震、洪水等

人的侵入防止：長期間の管理。記録が失われた場合でも開発を防止する措置

保管物はコンクリート固化やコンクリート箱内保管等の適切な処理を施す

漏れてきた放射性物質を吸着する、化学バリア層

バリア層を透過した放射性物質含有水、非浸透層を透過してきた地下水をドレーン配管に導く

•放射線の遮蔽•雨水、地下水の浸入防止•放射性水溶液の漏洩防止

地下水の浸入防止。地下水への放射性物質含有水の浸出防止

• 施 設 形態の事例– 国内の極低レベル処分場の事例

32

資源エネルギー庁 HPより： http://www.enecho.meti.go.jp/rw/gaiyo/gaiyo03-1.html

原子力委員会 HPより： http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/wp1996/sb1020702.htm

六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋 設 センタードラム缶３００万本＝１２平方キロ１０ cm、南相馬で７０平方キロ＝

六ヶ所村５つ

六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋 設 センタードラム缶３００万本＝１２平方キロ１０ cm、南相馬で７０平方キロ＝

六ヶ所村５つ

33http://www.jnfl.co.jp/business-cycle/2_maisetsu/maisetsu.html

民間の力を活用するために• 成功の秘訣は民間の知識、技術、熱意の動員にある。• 過去の失敗に責任ある組織中心では国民の信頼えられない。

• 原子力関係の外郭団体が仕切る形では非能率であり、国際的批判にも耐えられない。

• ５６条の原子力安全委員会方式は無理（ SPEEDI問題）

• 清新でベスト＆ブライテストな委員会で。• 食品検査など測定、復興のための除染、および保管場建設 などの専門家の委員会（原発やもんじゅの専門家ではない）

どんな民間の力が必要か• 放射線測定の専門企業• 総合化学企業：シンクタンク• 土壌除染の経験もつゼネコン• フィトレメディエーション（植物除染）専門家• ハウスメーカー、工務店• 保管管理場の世界的企業• 水処理（浄水、下水）• イメージング型測定器の企業、電機メーカー• 自立型無人ヘリコプター• 高速道路の会社、ＪＲなど交通機関

• 全国のＮＰＯ、大学のアイソトープセンター、農学部、農業法人など

• 民間主導だと消費者目線の競争がおこる。下手に官庁が動くと、かえって業界団体が、最低基準で企業間の競争を抑えてしまう。

イメージングを基礎とした食品検査システムのメーカーによる開発

イメージングを基礎とした食品検査システムのメーカーによる開発

① 重量計

②CCDカメラ③ガンマカメラ

横から見た図

上から見た図

ベルトコンベア 試料

トレイ

遮蔽材

コリメータシンチレータ

富士電機も段ボール箱を１２秒で測定の流れ作業むき測定器を開発http://www.fujielectric.co.jp/about/news/11080102/index.html

我が国の土壌放射性セシウムの変化我が国の土壌放射性セシウムの変化

1964 1986 2011

米ソ英の大気圏内核実験禁止条約

米ソ英の大気圏内核実験禁止条約

チェルノブイリチェルノブイリ

２５０

１００

土壌中のセシウム１３７ベクレル／kg

５０

福島第一福島第一

37

猿橋博士

1944

希望をもたらした科学者猿橋勝子博士と微量測定希望をもたらした科学者猿橋勝子博士と微量測定

１９６０年代に、放射線微量測定法を樹立し、ビキニ核実験後に海水のセシウムが百倍になったことを発見。

アメリカの指導的研究者だったスクリプス研究所のフォルサム教授から、当初、疑念をもたれたが１９６２年渡米し、６ヶ月の公開実験により、線量測定法の正しさをフォルサム博士も確認した。

これらの結果から、核実験による環境汚染が広く認められるようになり、１９６３年８月、アメリカ、イギリス、ソビエトによって部分的核実験禁止条約が締結された。　　中国は６７年に水爆実験など８０年まで　　フランスは６８年の水爆実験など９６年まで２００回　　をポリネシアで実施。

「世の中をかえる研究というのは純粋な心から生まれるものなのです」

１９６０年代に、放射線微量測定法を樹立し、ビキニ核実験後に海水のセシウムが百倍になったことを発見。

アメリカの指導的研究者だったスクリプス研究所のフォルサム教授から、当初、疑念をもたれたが１９６２年渡米し、６ヶ月の公開実験により、線量測定法の正しさをフォルサム博士も確認した。

これらの結果から、核実験による環境汚染が広く認められるようになり、１９６３年８月、アメリカ、イギリス、ソビエトによって部分的核実験禁止条約が締結された。　　中国は６７年に水爆実験など８０年まで　　フランスは６８年の水爆実験など９６年まで２００回　　をポリネシアで実施。

「世の中をかえる研究というのは純粋な心から生まれるものなのです」

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