第1回 さいたま国際マラソン救護ボランティア活動報告
TRANSCRIPT
第8回日本医療教授システム学会総会(ポスター発表)
NPO法人救急医療の質向上協議会(通称:CATS)
新事業「スポーツ救護ボランティア」
「第1回さいたま国際マラソン救護ボランティア」活動報告
NPO法人救急医療の質向上協議会
坂本博之・前田淳一
<背景1>
NPO法人CATS
2015年度より新代表理事就任
新理事の加入
創設10周年、今まで築き上げた伝統・活動を継続しつつ更なるCATSの発展のための新事業開発
地域社会への更なる貢献
「スポーツ救護ボランティア」
<背景2>
「第1回さいたま国際マラソン」開催情報を得る
埼玉県庁ホームページより「スポーツ振興課」に問い合わせご担当者より、「救護ボランティア」をコーディネートする会社
を紹介していただく。
この会社の代表とコンタクトを取り「NPO法人CATS」として参加
の可否を問い合わせ、快諾をいただく。
NPO法人CATS新事業「スポーツ救護ボランティア」幕開け
<新事業「スポーツ救護ボランティア」目的>
1.地域社会への貢献
2.救護ボランティア参加者の学習意欲向上の変化・意識調査
3.救護ボランティア参加意欲向上の変化の変化・意識調査
今後の事業の展望
<救護ボランティア対象スポーツイベント>
1.スポーツイベント名
「第1回さいたま国際マラソン」
(1)日本代表チャレンジャー・フルマラソン女子の部
(2)一般フルマラソン男女「サブ4」の部
(3)3km女子中学生の部
(4)3km男子中学生の部
(5)3km高校生以上の部
(6)1.5kmの部
(7)1,5km親子ファンランの部
2.日時
2015年11月15日(日) 9:10スタート
3.NPO法人CATS救護ボランティア参加数 21名
<救護ボランティア活動内容>
1.ランナー、および、沿道見物者へのファーストエイド対応
2.ランナー、および、沿道見物者へのBLS対応
“我々のミッション”
「我々の使命は、BLSでありそれ以上でもそれ以下でもない」
「学習意欲」「参加意欲」「意識」調査方法
「救護ボランティア」参加者にアンケート
「学習意欲の向上」「次回参加意欲の向上」「感想」等々の調査
アンケート結果分析
今後の活動についての「考察」
「結論」
NPO法人CATS「BLS隊」出陣!
救護活動中
アンケート結果1.参加回数
・初参加 10名(47.6%)
・ 2回目 6名 (28.5%)
・ 3回目 1名 ( 4.8%)
・ 4回目 2名 ( 9.5%)
・ 5回目 0名
・ 6回目 1名 ( 4.8%)
・ 7回目 0名
・ 8回目以上 1名 ( 4.8%)
※8回目以上の1名は実に
20回目の参加
0
2
4
6
8
10
12
参加回数
人数
2.説明会について
・十分 9名(43.0%)
・不十分 9名(43.0%)
・不参加 2名( 9.0%)
・どちらとも言えない 1名( 4.8%)
※内容が不十分であったという
意見が多い。次回は、CATS
スタッフも大会ミーティングに
参加させていただき、更に内容
を把握していきたい。
※不参加の2名は、本説明会の
DVD
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10
9 9 2 1
十分 不十
分
不参
加
どちら
ともい
えな
い
説明会について
人数
3.救護人数
・傷病者対応なし 6名(29.0%)
・1傷病者対応 1名( 5.0%)
・2傷病者対応 4名(19.0%)
・3傷病者対応 5名(24.0%)
・4傷病者対応 2名( 9.0%)
・9以上 3名(14.0%)
*「FINISH」地点での傷病者対応が多く
1スタッフ当たり20名を超えた。次回は
この場所のスタッフ人数を厚くする。
0
1
2
3
4
5
6
7
「救護人数」
人数
4.学習意欲の向上について
・向上した 18名(86.0%)
・向上しない 0名
・どちらとも言えない 3名(14.0%)
*「救護ボランティア」を経験する
ことで自身の更なるスキルアップ
意識が上がった0
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16
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20
学習意欲の向上について
人数
5.習得したいコース
・ある 13名(82.0%)
・ない 4名(19.0%)
・わからない 4名(19.0%)
*ある
外傷コース等
*わからない
どんなコースがあるか
わからない0
2
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ある ない わからない
「習得したいコース」
人数
6.次回参加意向
・参加したい 15名(71.0%)
・条件次第参加 4名(19.0%)
・参加したくない 0名
・どちらとも言えない 2名(10.0%)
*次回も「参加」したいという方が全体の
9割を占めたことは、(含、条件次第)
大半の方がこの活動に賛同いただと
言える。
*条件次第参加の条件は・・・?
・休みの調整、日時など
・他の所用と重ならなければ
・学会等の予定が重ならなければ
・仕事の都合による0
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参加意向
人数
7.参加した感想(複数回答)
<考察>
今回の活動を通して、「学習意欲」が向上したことは、「次回も参加したい」という自信に繋がるため、外傷を含めた「スポーツ救護」のコースが必要と考える。それが、ファーストエイドのみであればその啓発を重点的に行い、そうでなければ新たなコースの開発が急務となる。
また、「大変楽しかった」「有意義な体験だった」「やりがいを感じた」等々ポジティブな感想も多かった。更に、目的の一つである地域社会貢献の観点からも、さいたま市ホームページに「大会を支えたボランティア団体」として「NPO法人救急医療の質向上協議(CATS)」の名前が掲載され、知名度を上げるのに功を奏したと考えられる。これらのことから、この新事業「救護ボランティア」参加は成功といえる。
しかしながら、「説明会が不十分」「忙しかった」「指導者が不足」「立ちっ放し」「休憩を取るタイミングがわからない」「担当場所が明確にわからない」等々ネガティブな意見も少なからず出ている。 CATSで対応できることはこれらを真摯に受け止め改善していくことで、この新事業が更に発展していくものと確信する。(CATSで改善できない案件は、「救護」担当コーディネーターへ提出する。)
<結論>
新事業
「救護ボランティア」活動の更なる発展を目指す
「地域社会貢献」継続
「マラソン」に限らず多種のスポーツイベントへの参入
「ファーストエイド」の重点的啓発
「スポーツ救護」コース新設(開発)
(NPO法人救急医療の質向上協議会オリジナルコース)
ありがとうございました!