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外国 員への汚職規制とコン イ ンス・ ス
Compliance Risk and International Regulations on Anti-Bribery of Foreign
Public Officials
経 学研究科経 学専攻博士後期課程在学
網 網 大網 学
Daigaku Murata
に
1977 年の米国の 外腐敗行 防 法 Foreign Corrupt Practices Act 以 FCPA の制定以降
米国の 力 あ 1997 年に OECD の国際商取引における外国 員に対 る贈賄の防 に関
る条約 以 外国 員贈賄防 条約 択さ ると 各加盟 38 国 自国の外国 員
への贈賄禁 規制を 備・強化 て た。さ に 2009 年 OECD 国際業 取引における外国
員への贈 賄禁 に けての理事会勧告を 択 た。
近年 英米を中心に外国 員への汚職規制の強化 目立 て ている。米国 米
国企業 外国企業 を問わ 汚職の摘発と罰則の強化 進め ている。 た 英国 世界
最 厳格と評さ る英国贈 賄禁 法 Bribery Act 2011 年に 行さ た。OECD の規制強化の流
属人主義 属地主義 域外適用の問題 あ コン イ ンス・ ス の お び複雑化
進行 ている。
外国 員への汚職規制とコン イ ンス・ ス についての 要 行研究に梅 2011 の
研究 ある。そこ 各国の外国 員贈賄防 体制の共通点と相 点 体的に究 さ ている
述 た英国贈 賄禁 法 米国における規制強化の 2009 年以降の動向 分析に さ てい
い。そこ 本研究 こ の新た 展開 踏 え 外国 員への汚職規制とコン イ ン
ス・ ス の現状を に る。
.外国公務員贈賄防止条約加盟各国の外国公務員贈賄罪の い
. .自然人に対 る刑罰
本節 本論に入る前に 日の各国の外国 員贈賄罪の共通点と相 点を確認 る。外国
員贈賄罪に適用さ る刑罰 一様 い。たとえ ドイ ンチン 警察
と に対 る贈賄 一般 員 い刑罰 科さ る ス と シコ
賄賂の金 に 刑罰の さ 変化 ドイ と ン ンド 深 さの いに基 いて 大
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贈賄罪と軽微 贈賄罪 概念的に 別さ ている1。 た 贈賄 国内 行わ た 否 に て
ス 日本 ス 米国 異 る刑罰水準 適用さ る 大半の国 同
水準の の 適用さ る。
懲役刑 最 長いの の最長 15 年 あ こ に ンドとイタ の最長 12 年
英国 ス セン ンスの最長 10 年 く。最 多く 用さ ている
懲役年数 5 年以 あ シャ 米国 ドイ スイス チ コ 韓国 用
さ ている2。ち みに 日本 イス ンド ン ン と同 最長
3 年 ある。
次に 罰金 最 高いの の 110 万 約 135 万 1,000 ド こ に
ウ の 48 万 約 58 万 9,000 ド 米国の 25 万ド ンスの 15 万 約
18 万 4,000 ド く3。 と 米国 代 的罰金条 適用さ 対値と て
の 限 く る点に注意 必要 ある。日本 300 万 約 3 万 8,000 ド あ 米国
にその相対的 さを批 さ ている 韓国の 2,000 万ウ ン 約 1 万 5,600 ド 日本
国 在 る。
た ン ンド スウ ン ン ンド 設定さ た 1 日当た の罰
金 スの何日分という形 罰金 科さ ている。その に 罰金 を 対値 示 の
く ス インの賄賂 の最高 3 倍 贈 た賄賂の何倍 という形 罰金 を設定 ている国
ある。英国と 罰金 の 限を設けてお スイス イタ シャ 特に罰
金について規定 てい い。
. .法人に対 る刑罰
法人の刑事 任の追及制 を確立 ている国に イス ンド 日本 韓国
シコ ウ スイス スウ ン ン ンド 米国 ンス ン
ン ス ある4。 と 日本と韓国に 刑法 その のに法人の刑事 任を
問う 組み いため 国内贈賄罪 い のの 外贈賄罪について 特別刑法に 法人を処罰
る うにさ ている。他方 法人の刑事 任を追及 い国に チ コ
シャ ン ス ス イン ンド イタ セン ドイ
ンチン ある。
法人の刑罰 罰金のみ ある その程 各国 の差 ある。罰金の 限 最 高いの
日本の 3 億 約 370 万ド あ 次に の 198 万 約 243 万ド く。
と 同国 贈賄の対象に て 限 異 一般 員の場合 26 万 4,000 約 32
万 4,000 ド 警察 の場合 132 万 約 162 万 1,000 ド の場合
198 万 約 243 万ド と る。次に 米国の 200 万ド 高い 同国 択的刑罰制
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適用さ た場合に 最高 250 万ド 科さ る可能性 ある5。 た ンス 75 万
約 92 万 1,000 ド ン ンド 85 万 約 104 万 4,000 ド スウ ン 300
万 約 27 万 8,000 ド と罰金の 限を設定 ている6。
お ン 同 贈賄 その内容の いに て 最高 6 万 7,000 約 8 万 2,000
ド 最高 67 万 約 82 万ド へ変化 る7。韓国 法人の罰金と て 1,000 万ウ
ン 約 78 万ド た 賄賂の結果獲得 た 益の 2 倍の のうち い 大 い方 科さ
る。その に 英国 ウ イス ンドに 罰金の 限 く ン に 法人の
罰金 在 て その内容についての 体的 規定 在 い。
. .属人主義、属地主義、域外適用
外国人お び国外 の犯行に関 る法 の適用範 を巡る概念と て 属人主義と属地主義 ある8。
属人主義と ある犯罪 起 た に その犯罪者に本国の法 を適用 る立場 あ 属地主義と
本国 くその犯罪を実行 た国の法 を適用 る立場 ある。大半の国 属人主義と属
地主義の両方 用さ てお 外国 員に対 る贈賄 外の法 る可能性と本国の
法 る可能性の両方を秘めている。 と 英国と日本 と と属人主義 用さ
てい た 英国 2002 年 2 に 行さ た改正腐敗防 法に 日本 2005 年
1 に 行さ た改正不正競 防 法に 規定さ た9。
外国 員贈賄防 条約 属地主義を原則と 国内法 の属人主義の原則に う限
において 属人主義を 用 うると ている10。つ A 国民 B 国において外国 員への贈
賄を行 た場合 B 国の法 るの 原則 ある A 国の国内法 この犯罪 A 国内法
る との規定 ある場合に A 国 属人主義を 用 るということ ある。この うに
2 つ以 の国 を有 る場合に 関係国間の 議に 追に最 適 た国 定さ る。
と 同条約 その第 5 条 捜査と 追 経 的 治的 考慮に さ て
いと規定 ている。
お 属人主義を 用 ている国の中に 外 犯 た犯罪を本国の法 く際に その犯
罪 実行さ た外国 犯罪と て規定さ ていることを条件に る国 ある11。こ 方可罰
性 dual criminality と る。大半の欧 諸国 方可罰性を条件に属人主義 用さ
ている。こ を条件と い国に 英国 米国 韓国 チ コ ス あ
る。 わち こ の国々 自国の企業 外国 現地 員に汚職を行 た場合 その相手
の国 その汚職を犯罪と て規定 ている 否 に関係 く その企業を本国の法 くの あ
る。
た 自国民 く外国人 国外 犯 た犯罪 わち外国人の国外犯を く 組み ある
いわゆる域外管轄 た 管轄 の 域外適用 外国 員の汚職を巡 て議論 て
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た12。 と 通常 内乱 外患誘 通 偽 有価 偽 の罪に対 て 保護主義の
観点 域外適用 認め ている 外国 員への贈賄に対 て その理論的根 不 確
合意 成立 てい い現状にある13。
外国人の国外犯を く域外適用を立法 自認 ている国 ス
チ コ ン ン イス ンド ウ ンド ス スイ
ス スウ ンと少 く い。たとえ ン 外国 員贈賄罪を犯 た者 スウ
ン ン ンド ウ イス ンドの 4 国の国民 た 居 者 お つその
犯罪者 ン 国内に 在 ている場合に その犯罪の実行地 こ あ うと ン
の刑法 適用さ る。そのため 企業 自社の国際事業と 直接的に関係 てい い国の法
と る ス について え 警戒 ておく必要 ある。
た 正 競 を実現 る 域外適用 持つ意義 大 いと思わ る。 わち 米国
主張 て た うに いく 外国 員への贈賄規制を強化 て 自国 け そ を厳格化 るの
あ 自国の企業 そう い国の企業に比 て競 に ン を背 うことに る。
た 属地主義に 自国の法 外国企業を く機会 多く る一方 その他の汚職規制 不十分
国々 外国企業に る汚職 置さ た 外国企業 規制 いそ の国々へ 積
極的に進出 うと る い。 た て 域外適用に 外国企業の国外犯 罪に問
うこと る うに 国際競 正 のと ること 期待さ る。
.米国海外腐敗行 防止法の摘発 例の増加
. .米国海外腐敗行 防止法の罰則
FCPA 贈賄禁 条 15 U. S. C. §78dd-1 と 会計処理条 15 U. S. C. §78m の 2
部構成 ある。贈賄禁 条 外国 員等への贈賄行 自体を禁 る の あ 主に 法
省 DOJ 主 る。他方 会計処理条 会計 の賄賂の流 の隠蔽を防 ること 間
接的に贈賄を防 うと る の ある。こ SEC の関 高い 以 検討 る
ス ンのケ スの うに ス 法 を契機と て摘発さ た場合等 SEC 主 る場合
少 く い。一見 会計処理条 贈賄禁 条 の補 的 置 けの うに見える 実際に
会計処理の不正の立 の方 贈賄の立 容 ある場合 少 く いため 前者に る摘発
多い14。
FCPA 贈賄禁 条 の罰則 会計処理条 の罰則の方を る に く規定 て
いる。表 1 贈賄禁 条 と会計処理条 の罰則の いを とめた の ある。
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表 :贈賄禁 条 と会計処理条 の罰則の い網
贈賄禁 条 網 網 会計処理条 網
法人網 :拘枠枠万ド 以 の罰金網
択的刑罰制 適用さ た場合 拘枯枠万
ド 以 の罰金 網
法人網 :拘古枯枠枠万ド 以 の罰金網
自然人:拘枯万ド 以 の罰金と 年以 の
懲役のい た その両方網
代 的罰金条 適用さ た場合 罰金
の 限 無く る 網
刑事罰網
自然人:枯枠万ド 以 の罰金と拘枠
年以 の懲役のい
た その両方網
法人 自然人と に 枡万ド 以 網 民事制 金網 法人網 : 万ド 枯枠万ド 網
自然人:枯古枠枠枠ド 枡枠万ド 網
有網 法利益の 無網
J網 執行機関網 網
出 :清 幸恵 2008 米国当局 日本企業 タ ッ に! 外腐敗行 防 法の ス と対策
経理情報 No.1187. 中央経 社, 39 を とに筆者作成。
刑事罰と て 贈賄禁 条 に 法人 200 万ド 以 の罰金 自然人 25
万ド 以 の罰金と 5 年以 の懲役のい た その両方を科さ る 会計処理条
法人 2,500 万ド 以 の罰金 自然人 50 万ド 以 の罰金と 20 年以 の懲役のい た そ
の両方を科さ る15。 に 金銭的 利益 損失 生 た場合 代 的罰金条 適用さ
16 FCPA の罰則 限に関わ 罰金 最大その利得 の 2 倍に 高 化 る場合 ある17。
次に 民事罰と て 贈賄禁 条 に 法人と自然人 と に 1 万ド 以 の民
事制 金を科さ る 会計処理条 法人 50 万ド 以 の民事制 金 自然人 10 万
ド 以 の民事制 金 科さ る。DOJ SEC 賄賂禁 条 に ていると考え る場合
会社の行 業 を差 めるために民事 訟の 起 可能 ある18。さ に 摘発さ た事実のみ
を て 米国 の許認可を停 さ る可能性 ある19。 お 会社の役職員に科さ た罰金をその
会社 肩代わ ること 認め てい い20。
罰則の 刑 賄賂の 過去の 数 贈賄側企業における高 の役員の関 の
有無 邦 刑 イド イン 以 FSGO の規定に沿 て 定さ る21。 FSGO
任の認容 調査への 力 に関 る自主的 ス ャ 適 倫理遵
の 在 の減刑要因 規定さ ている。FSGO の要求に ていた 否 に る企業の懲罰
金 の差 極端 あ 最大 80 倍 ある22。以 の うに 米国の汚職規制に対応 るに FSGO
と FCPA の両方に対応 たコン イ ンス体制の構築 求め る23。
. .近年の海外腐敗行 防止法 反の摘発の増加
に外国 員への汚職規制 強化さ る中 FCPA の摘発件数 近年増加傾向にある
。
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:摘発案件数網
出 :Shearman & Sterling LLP, (2011) FCPA Digest-Cases and Review Releases Relating to Bribes to Foreign Officials under the Foreign Corrupt Practices Act of 1977,
http://www.shearman.com/files/upload/FCPA-Digest-Jan-2011.pdf, i.
FCPA の摘発 1977 年の制定当初 と 行わ た のの 2005 年 活発化
ている。と わけ 2007 年 38 件 前年比の 3 倍近く 増加 た。この動 米国企業と外
国企業を問わ 起 ている 2 24。
:摘発さ た企業数の変 拘枠枠拘 年以降 網
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出 :Ibid., vi に FCPA Digest-Cases and Review Releases Relating to Bribes to Foreign Officials under the Foreign Corrupt Practices Act of 1977,
http://www.shearman.com/files/Publication/bb1a7bff-ad52-4cf9-88b9-9d99e001dd5f/Presentation/
PublicationAttachment/590a9fc7-2617-41fc-9aef-04727f927e07/FCPA-Digest-Jan2012.pdf, vi の
タを加えた の。
拙枡
拙
枰 喩
枡喩
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…枯
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喩 枰
拘枡
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夫兄編
柔E太
拘 拘枡
…
喩
枡枠
…
枡枡
枯枡
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米国企業
米国外企業
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外国企業の摘発 始 たの 所定の要件を満た 外国企業 FCPA の対象と た 1998 年の改
正以降 ある 2007 年以降 米国内外企業を問わ 摘発件数 急増 た。こ
中 米地域 の不正の摘発 多 た 後 経 成長 著 い旧共産圏 中国 東 と
い た新興国 の摘発 強化さ るとの指摘 ある25。
た FCPA 行後の最初の 25 年間の罰金 た 民事制 金 100 万ド を超える程 あ
た 2004 年以降急 に高 化 ている 3 26。
2008 年と 2009 年の急激 高 化 1 社 高 の罰金・民事制 金 科さ る事例 いたため
ある。2008 年のシ ンス AG の罰金・民事制 金 合計 8 億ド 2009 年の ン/KBR
の罰金・民事制 金 5 億 7,900 万ド あ た27。特に 2010 年の罰金・民事制 金の総 過去
最高の 17 億 8,200 万ド あ 1 ド を日本 80 と て 1,425 億 6,000 万 に る。高
の罰金・民事制 金を科 ケ ス 一般化 て てお 実際 2008 年のシ ンス AG の事例
以降 1 社 罰金・民事制 金 1 億ド を超えるケ ス 年少 くと 1 件 起 る うに
ている。
:企業に対 て科さ た罰金・民事制 金の総 拘枠枠拘 年以降 網 :枡枠枠 万ド 網 網
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※2008 年と 2009 年のみ シ ンス AG の罰金 8 億ド と ン/KBR の 5 億 7,900 万ド
を 色を変えて示 ている。
出 : Shearman & Sterling LLP, (2012), op.cit., viii.
た 罰則強化の対象 外国企業 例外 い。実際 2010 年の企業に科さ た罰金・民事制
金の内 をみると 米国外企業に対 て 容赦 い高 の罰金・民事制 金 科さ ていること わ
る。 ッ Technip ス ッ Snamprogetti BAE の 3 社 そ 3
沢枠.……拘.沢
枡喩没拘
枯枠没.没
拘.喩
枠拘没.拘
拙枰.拙
没喩.拘
枡枯枯.枡
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拘枠枠拘 拘枠枠拙 拘枠枠… 拘枠枠枯 拘枠枠枰 拘枠枠喩 拘枠枠没 拘枠枠沢 拘枠枡枠 拘枠枡枡
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億 5,000万ド 超を支払い こ 3社 2010年の総 の 2/3に相当 る 11億ド を支払 ている。
加えて イ Panalpina Alcatel の 3 社 そ 1 億ド 近
い罰金・民事制 金を支払 てお こ 6 社 け 2010 年の罰金・民事制 金の合計の 80%分
を支払 たことに る。こ 6 社 全て米国外企業 ある28。
お 2010 年 2011 年に けて罰金・民事制 金の総 1/3 以 に減少 ている理由 高
の FCPA の摘発 少 たため ある29。たとえ 2011 年に罰金・民事制 金 1 億ド
を超えたケ ス 1 件 け あ 2,000 万ド を超えたケ ス ョンソン・エンド・ ョンソ
ンの 7,000 万ド と ・ コ Magyar Telekom の 9,500 万ド の 2 件 け あ た。
た FCPA 自然人 ある外国人に対 て 禁固刑 身柄 束 の い実刑 科さ てい
る。たとえ 2008 年 ス ンの国際営業部長 ・ サ に 禁 2 年 罰金 8 万ド 科
ている30。このケ スにおいて 彼 2004 年 1 2007 年 5 に けて 中 米の現地
売代理人 現地国営企業の社員へ贈賄を行 ていたことを知 てい 隠 い 作を講 ていた。
とこ 述 た 2008 年のシ ンス AG の事例 外国 員への汚職を取 巻くコン
イ ンス・ ス の高 と複雑さを象 ている。科さ た 8 億ド のうち 3 億 5,000 万ド
SEC の民事 追に る民事制 金 あ の 4 億 5,000 万ド DOJ の刑事 追に る罰金
あ 罰金と民事制 金と に あ た31。さ に 同社 2007 年の 点 ュン ンの検察
庁に既に 2 億 100 万 当 約 2 億 8,500 万ド の罰金を支払 ていた 回の事件の発覚
を け さ に 3 億 9,500 万 当 約 5 億 6,900 万ド の罰金の支払いに合意 た32。 た
て 回の不正 シ ンス AG 世界中 少 くと 16 億ド 以 の罰金・民事制 金
を支払 たことに る。
.英国贈 賄禁止法の内容と処罰規定
FCPA の摘発強化に加えた外国 員に対 る汚職規制強化の新た 展開と て 2011 年 7 1
日の英国贈 賄禁 法の 行 2010 年 4 8 日成立 ある。英国 同法の成立以前 腐敗行
に対 て厳格 あ た 同法 FCPA に い外国 員への汚職に対 る処罰のさ る強
化を目的と ている。同法の 贈賄 1 条 賄 2 条 外国 員に対 る贈賄
6 条 贈賄行 を防 措置の 怠 7 条 処罰の対象と る33。
英国贈 賄禁 法の適用範 英国内 け く 作 た 不作 の全部 た 一部 英国
内 行わ る 属地主義 英国内 そ 行わ てい い のの被告人 英国と密接 関係
を有 ている場合 属人主義 に 適用さ る 表 2 34。ここ いう 英国との密接 関係 に
英国籍を有 ること 英国居 者 あること 含 る。 わち 全て英国外 行わ たと
て その 者 英国と密接 関係 ある場合に 属人主義 用さ 同法における犯罪行
成立 るの ある35。
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表 :英国贈 賄禁 法の適用範 網
網
網
網
網
網
網
出 :西垣建剛・本間正人 民間人との取引に 罰則 !英国贈 賄禁 法の ス と対処術 経理
情報 No.1279. 2011 年 4 , 51 。
さ に 同法 7 条 贈賄防 措置 怠罪 英国において設立 く 組成さ た た
当 事業の全部 く 一部を英国において行 ている ての法人お び シッ に対
て適用さ る可能性 あること 規定さ ている。 た て 日本に本 を置く企業 英国
において事業を行う という要件 果たさ た場合に 罰則の対象と うるの ある。こ
日本を本 地と る親会社にと て 実質的 域外適用と と 変わ いといえる。
と 厳格 るとの批 を け 英国法 省 最終指 において この規定についての一
定の解釈を 示 ている36。たとえ ンドン 取引所の 場企業 あること 英国に子会社
を有 ることとい た点 け 英国において事業を行う と 断 る 定的 要因と
その最終的 断 個々の事案における 体的 事実関係を基に 所に るとさ た。
た 8 条に 営利団体に関係 る者 と て 当 営利団体の 業員 代理人お び子会社
例示さ ている その範 示さ てい い37。そこ 最終指 請 業者の場合
当 営利団体のために た 代理と てその業 を行 ている限 においてのみ た サ イ
の場合 物品の 供に加えて供給 のために業 を行 ているといい得る場合に 営利団体に
関係 る者 と て 当 うるとさ ている。網
英国贈 賄禁 法 の罰則 自然人の場合に 10 年以 の懲役と無 限の罰金のい
た その両方 科さ た法人の場合に 無 限の罰金 科さ る。この罰則規定 米国の
FCPA 利得 た 損 の 2 倍 あること みて 厳 い規定 ある38。こ の罰
則に加えて 後 2006 年 共契約規制に基 贈賄防 措置 怠罪を犯 た企業に対 て 自
動的 つ永久的に EU の 的調 契約に関 る参加資格を く奪 るという措置 取 る うに
る可能性 ある39。
お 贈賄罪 賄罪 外国 員に対 る贈賄罪の場合 こ を 認 た 黙認 た企業の 主
た 役員 その直接的 者と同等の罪に問わ る40。ここ いう 役員 に 組
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合員 取締役 支配人 秘書役 た こ と類似 る立場にある者 含 る。
罰金以外に 英国贈 賄禁 法の FCPA との相 点と て以 の う の ある41。英国贈 賄
禁 法 FCPA その の規制と異 員のみ 民間人に対 る汚職 禁 ている。
た FCPA と 異 賄行 チッ の シ ション・ イ ン さ に 製品・
サ スの説 売 進 契約 行に関 る 用の支払い 禁 さ ている。 た FCPA
一定の要件を満た 発行者 issuer に対 て 帳 お び会計記録を 取引と資産の処分を正
確 つ適正に さ るとい た合理的 詳細さに基 いて作成 ること 文規定を通 て要求さ
ている のの 英国贈 賄禁 法に そ 在 い42。
この うに 英国贈 賄禁 法 シ ション・ イ ン の禁 限の無い懲罰金等
FCPA と比較 て 相当厳格 法 ある。と わけ 贈賄防 措置 怠罪の適用において 英国に
おいて事業を行う企業 その本 英国国外にあ たと て 対象と る。そのため 同法の成立
英国内企業のみ 英国外企業にと て 大 コン イ ンス・ ス 要因 さ に増え
たということを意味 ている。
. テ ン イ ン
. . テ ン イ ン の概要
シ ション・ イ ン と の余地の い日常的 的業 の 滑化等の目的
行う少 の支払い43
ある。FCPA 通常の職 執行行 の遂行を た 確保 るこ
と を目的と る 外国 員に対 る 何 の手 滑化のための支払い44
と定義さ てい
る。この 通常の職 執行行 routine governmental action と 個人 外国 ス
を行うための許可 イセンスの取得 指 書 の 的文書の処理 警察に る保護の
供 便の集荷及び配 た 契約 行に関 る検査 物品の国境通過に関 る検査のスケ ュ
ン 電話サ ス 電力及び水 供給 荷の積み た 腐敗 い製品 た 商
品を劣化 保護 ること 並びに こ に類似 た性質の行45
のこと ある。
た 外国 員等に る 特定の当事者に対 る新 い スの付 既 の スの
に関 る何 の 断 た その う 断を 進 るために意思 定 セスに関 る外
国 員等に る ての行46
通常の職 執行行 に 含 い。 た て チッ
事の 成に対 る少 の謝礼 シ ション・ イ ン と て認め たと て
事業獲得のための支払い FCPA 禁 さ ている47。
1990 年代以降の世界的 腐敗防 強化の流 の中 シ ション・ イ ン に対
る規制 大 て ている。実際 日本 含め 外国 員贈賄防 条約の加盟国の と こ
を禁 ている。 シ ション・ イ ン を 確に例外規定 ている国 米国
韓国 ス の 4 国 け あ その他に スイス 刑法 の中 例外と うる を
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規定 ている い ある48。たとえ 英国 府 シ ション・ イ ン の根 を長期
目標に てお 英国法 省 現地の法 ・ 例 認め た支払い以外を原則 法と ている49。
. . テ ン イ ン の論点
シ ション・ イ ン に対 る規制に各国 一 性 み け その分 現地
事業を営 企業の間 競 に不 生 て う恐 ある。梅 2011 シ ショ
ン・ イ ン の肯定論と否定論の論理・主張を以 の うに とめている50。
肯定論者 現地 の伝統的慣習 スに える 影響 現実的・相対主義的 主張
を展開 る。 シ ション・ イ ン その 目的 考えて 賄賂の う 質 の
い そ 長く現地 認め て たその相手の文化を あ 自国の価値観を
付ける い。 た たとえ そ 多少不 の あ て 拒否 その企業
通関 許認可の遅 の 影響を ける ス ある。さ に その根 直接的 規制を行 た
と て 員の 給 文化的価値観 根本的 問題を改善 い限 不可能 ある。
他方 否定論者 不 さ 法 倫理的 観点 主張を行う。少 あ て 正
規の対価以 の支払いを一部認めること 不 あることに変わ い。実際 シ
ション・ イ ン と の国 法 あ そ 現地 認め ていたと て そ そ
の国の法制 の未熟さ・ を表 の あ て 最終的に その根 理想 あることに変わ
い。さ に シ ション・ イ ン を一 認めると 支払いを けた のとの間
不 生 ることに た 更 る支払い要求に つ る恐 あるため て許さ る
の い。
梅 2011 以 の理由 けのうち 否定論者の方 倫理的観点 み 倒的に説得力
ある のの シ ション・ イ ン 長く慣習化 て た国において 肯定論者の主張
に 現実的にみてある程 の説得力 あると ている51。
一部の例外を いて シ ション・ イ ン を認める国 少 く た
外国 員への汚職規制 世界的規模 進展 て ている。加えて 外国 員への汚職の厳罰化
進 お と わけ英国贈 賄禁 法の うに 実質的に域外適用の 用と変わ い う 法規
制 場 て ている。 た 米国 米国内外の企業を問わ 摘発 増加傾向にあ いつ
シ ション・ イ ン 例外規定 外さ るの 不 ある。
た 正 競 の実現という観点 みて シ ション・ イ ン を る け多
くの国 共同 禁 ること 要 ある。 た て 正 競 の実現において ス 回避
の点 国際的に事業を展開 る企業 自社のコン イ ンス体制 シ ション・
イ ン の禁 を徹底 た方 現実的 つ有益 対応 あると思わ る。たとえ 菱商事
2006 年 進出 の国・地域 のチッ の実態調査を開始 2010 年 10 に社内規定を改定
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員へのチッ の支払いを原則禁 に ている52。
.企業に要求さ るコンプ イ ン 体制―英国贈 賄禁止法の場 ―
. . 十分 手続
本研究 こ 外国 員への汚職を取 巻くコン イ ンス・ ス について検討 て
た。その内容 複雑 あ 現 点 全ての国の規制に十分対応 るコン イ ンス体制
を 示 ること 困難 ある。そこ 本節 本研究の最後と て 比較的厳格 つ
行さ た 企業 十分 対応を進め ていると 考えにくい 英国贈 賄禁 法に対応 る
コン イ ンス体制について検討 る。
英国贈 賄禁 法において 十分 手 adequate procedures の実 の立 弁と
る。この 十分 手 について 英国法 省 2011 年 3 30 日に最終指 を 表 ている。
この最終指 の 置 け あく 指 あ 的・定言的 の い。 英
国贈 賄禁 法 適用範 広く た 限の無い罰金 10 年以 の懲役 罰則 い。たとえ
英国に子会社を持つ 十分 手 を満た てい い日本企業の場合 英国以外の国の子会
社の 業員 その国の高 に賄賂を支払 た場合 贈賄防 怠罪の処罰対象と る恐 ある53。
. . つの基本原則とコンプ イ ン 体制
最終指 の示 十分 手 を 足 るコン イ ンス体制の構築 に事業を
展開 る企業にと て 大 課題 あるといえる。最終指 十分 手 の 6 つの基本
原則 示さ ている54。表 3 6 つの基本原則と 行研究の議論に基 いて そ に対応
る取 組みを例示 た の ある。
第 1 の原則 贈賄行 の防 のためにとる 手 当 営利団体 晒さ ている贈賄の
ス びに当 営利団体の性質 規模お びその事業の複雑さの 合いに見合 た の あるこ
と お び 確 実 的 つ利用 く 効果的に実 さ る あること を要求 てい
る55。この実践に 第 3 の原則 ある ス 評価 必要 あ こ を基に 贈賄防 の目的に沿
た現実的 つ実 的 手 実 さ る ある。最終指 間の経過につ ての ス
変化への対応 可能 限 行う あると要求 ている。
ス 評価について 営利団体に 贈賄行 の潜在的 ス の性質と程 について評価を行うこと
求め ている56。ここ いう ス の範 ン ス 取引 事業セ タ 特有の
ス 適 研 制 知識 びに経験の 如 報酬体系 生 る ス 幅広い。 ス
評価 定期的に行わ 結果 記録・周知さ る ある。 た 最終指 ス 評価
営利団体の規模 組織体制 事業の性格 に見合 た の ある とさ ている。
第 2 の基本原則にある経営 と 取締役会 所有者 た そ 以外の同等の立場にある者 あ
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表 : つの基本原則と対応 る取 組みの例網
基本原則 対応 る取 組みの例
1 ス に見合 た手
以 の 3 点 考えて 適 つ妥当 コン イ ンス体制を構築
実践 ること。
1 自社 直面 ている贈賄 ス 領域・国・ 場の性質 事業機会・
取引の性質 事業 携者・取引関係者との関係 を考慮 る。
2 自社の規模 性質
3 確さ 実用性 有効性
2 経営 に る関 ッ ・ ン 以 の点 に積極的に た 適 に関
ること。
1 コン イ ンス・ の作成・ 入・改定 こ 担当役
員の任 を含
2 贈賄行 を拒否 る組織の考え方の内外への周知
3 ス 評価 内容 ス に見合 た手 の取 組みと 同 。
定期的 実 。結果の周知・記録。
4 ュ ・
ンス
自社 直面 ている贈賄の ス に見合 た手 に る ュ ・
ンスを実 ること 領域・国・ 場の性質 事業機会・取引の
性質 事業 携者・取引関係者との関係 を考慮 る。
5 方 及び手段の伝
必要 研 の実
を含
方 及び手段を社内に ・徹底さ るためのコン イ ンス・
を実 ること。
1 の 任の所在の 確化
2 研 の実
3 方 ・手段の作成と伝
4 入と見直 のスケ ュ め
5 相談窓 ッ イン のコ ュ ケ ション制 の 備
6 タ ン と見直
1 定期的 タ ン と見直 社内の方 手段
2 不定期の タ ン と見直 現地 策の変更 贈賄行 の発覚
3 業 ・ 査シス の構築
4 職員 の ド ッ シス の構築
5 相談窓 ッ イン の内部通報制 の構築
6 外部の専門家に る の検
出 :同 書, 53 新城 2011a 英国・米国・中国・日本における汚職防 法制の現状
英国 Bribery Act の解説とその える影響― 十分 手 に関 る指 を中心に― エ ・ ・
エ No.954, 商事法 , pp.23-33. を基に筆者作成。
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る57。経営 の関 に ウ サイ イン ッ の掲示 を通 た 贈賄行 を拒
否 る組織の考え方の内外への周知 贈賄行 防 のための手 入への適 関 の両方 含
る。最終指 経営 の適 関 形態の例と て 小規模団体において 経営 に る贈賄
防 手 入への直接的 関 大規模団体において 方 策定 コン イ ンス体制の構築
的 タ ン ・見直 に最終的 任を うこと 挙 ている。網
ュ ・ ンスと M&A 取引に関 る意思 定を行うに際 て 対象会社 い
事業等に対 る実態を把握 問題点の有無を把握 るために行う調査のこと
枯没
ある。最終指
この手 贈賄行 の ス 合いに見合 た の あること 要求さ ている59。たとえ
贈賄行 行わ る可能性 い状況 簡略化 た手 のみ 十分とさ 逆 た然
ということ ある。
第 5 の基本原則 贈賄行 防 に関 る方 及び手段を ス に見合 た内外における伝
手段を通 て 当 営利団体全体に ・周知徹底さ ること 要求さ ている60。ここ いう伝
に 特定の方 ・手段の実 研 とい た内部に対 る伝 と 行動指 の 表とい た外部に
対 る伝 の両方 含 る。 と 第 5 の原則を実践 る コン イ ンス・
の実 求め る そ る形式的 の く 組織構成員間 の価値観の共有
伴う の け い Paine, 1994 。網
最後に 第 6 の基本原則 営利団体 贈賄行 防 手 の タ ン と見直 必要に応
て 改善策 を実 ること 求め ている61。ここ いう タ ン と見直 に 社内の方
手段 の定期的 タ ン と見直 そ て現地の 策の変更 贈賄行 の発覚とい た
外部的 要因に対 る不定期の見直 の両方 含 る。 タ ン と見直 の手段と て そ
のための 組みの構築 研 参加者 の ド ッ 外部機関 の評価 助言 ある。網
以 英国贈 賄禁 法における贈賄防 措置 怠罪に対 る 弁と る 十分 手 を 足
るコン イ ンス体制について検討 た。 と 十分 手 あく 指 あ
た 必 本節 示 た条件を満た 十分 あると いえ い。本節 示 た あく
最 限 必要 取 組み あ 企業に 研 相談窓 情報 集 外部 の専門家の
用 を通 て 自社のコン イ ンス体制のさ る に向けた え間 い 力 求め る。網
わ に
本 各国の外国 員への汚職に対 る規制 罰則 を 体的に検討 に事業
を展開 る企業にと て そ つコン イ ンス・ ス について解 た。 日 各国
程 の い あ 外国 員贈賄罪に対 る規制 備・強化さ て てお 企業を取 巻
くコン イ ンス・ ス つて い に高 ている。この動 米国 始 た そ
の米国において 近年 FCPA に対 る摘発件数 増加傾向にあ 外国企業 い 外国人に対
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て 差別 く厳 い罰則 科 ている。
このこと 来認め て た シ ション・ イ ン 抱える ス において 例外
い。と わけ 2011 年に 行さ た英国贈 賄禁 法 FCPA に い 賄 シ
ション・ イ ン の禁 形式的に 限の無い罰金 内容 厳 い のと ている。
そのため に事業を展開 る企業 後 本 示 た 十分 手 の うに
各国の規制に対応 るコン イ ンス体制を 備・強化 てい け い。
た 域外適用の強化に 場 の企業間の 正 競 を 効果 期待さ る。ある
国 自国の法 を通 て自国の企業 けに外国 員への贈賄を厳 く禁 るの あ 自国
の企業 他国の企業と比 て外国 業 を行う際に不利に立たさ ることに る。このこと
シ ション・ イ ン において 例外 く 後 各国の企業 例外 く不正 支払いを
く るための 組みを強化 ていくこと 求め る。
注
1 梅 徹 外国 員贈賄防 体制の研究 麗澤大学出 会, 2011 年, 55-56 。 2 各国の自然人に対 る懲役年数について 同 書, 55-57 を参照。 3 法人と自然人共に の罰金 Implementing the OECD Anti-Bribery Convention: Report on
Belgium, OECD, 2006, http://browse.oecdbookshop.org/oecd/pdfs/free/2807101e.pdf, p.65.を ンスの罰金
Implementing the OECD Anti-Bribery Convention: Report on France, OECD, 2005,
http://www.keepeek.com/Digital-Asset-Management/oecd/governance/implementing-the-oecd-anti-bribery-con
vention-report-on-france-2003_9789264017634-en, p.63.を参照。 4 各国の法人に対 る刑罰の軽 について 梅 徹, 前掲書, 59-62 を参照。 5 択的刑罰制 と 犯罪 金銭的利得 た 損失を引 起こ た場合に その利得 た 損失の 2 倍の金
を 限と る罰金 択的に 積みさ る制 ある。同 書, 61 。 6 ン ンドの罰金について FINLAND: PHASE 3, OECD, 2010,
http://www.oecd.org/dataoecd/59/30/46212643.pdf, p.14.参照。 7 The Netherlands: Phase 2, OECD, 2006, http://www.oecd.org/dataoecd/14/49/36993012.pdf, p.60. 8 各国の属人主義と属地主義の 用状況について 梅 徹, 前掲書, 66-72 。 9 同 書, 65 。 10 同 書, 15 。 11 同 書, 64 。 12 各国の域外適用の状況について 同 書, 70-72 。 13 同 書, 69 。 14 樋 一磨 2010 外汚職防 の世界的潮流-Foreign Corrupt Practices Act( 邦 外腐敗行 防 法)の概
要と日系企業への影響を中心に 法 実 研究 第 25 巻, 東 弁護士会, 82 。 15 15 U. S. C. §78ff 16 18 U. S. C. §3571(d) 17 森本大 2009 米国における 外腐敗行 防 法(FCPA)の概要と日本企業における ス 対応 刊 査
役 No.554. 日本 査役 会, 27 。 18 斐淑 2011 英国・米国・中国・日本における汚職防 法制の現状(2)米国の 外腐敗行 防 法(FCPA)
と近 の法執行状況 エ ・ ・エ No.955, 商事法 , 63 。 19 樋 一磨, 前掲書, 82 。 20 斐淑 , 前掲書, 63 。 21 樋 一磨, 前掲書, 82 。
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22網梅津 弘 2005 改正 邦 刑 イド インとその背 :企業倫理の制 化との関係 商学研究
第 …没 巻第 枡 149 。 23 FSGO とそこにある倫理遵 の規定について Johnson, K. W. (2004) Federal Sentencing
Guidelines: Key Points and Profound Changes, Ethics Resource Center,
http://www.ethics.org/resource/fsgo-series-part-1. Weaver, G. R., Treviño, L. K., & Cochran, P. L. (1999a)
Corporate Ethics Practices in the Mid-1990’s: an Empirical Study of the Fortune 1000, Journal of Business
Ethics, 18: 539-552. 梅津 弘, 前掲書 を参照のこと。 24 2006 年 2007 年に けての急増の理由の解 後の課題 ある。 25 斐淑 , 前掲書, 64 。 26 梅 徹, 前掲書,130 。 27 斐淑 , 前掲書, 64 。 28 Shearman & Sterling LLP (2011) FCPA Digest-Cases and Review Releases Relating to Bribes to Foreign
Officials under the Foreign Corrupt Practices Act of 1977, vi,
http://www.shearman.com/files/upload/FCPA-Digest-Jan-2011.pdf. ii 29 Shearman & Sterling LLP (2012) FCPA Digest-Cases and Review Releases Relating to Bribes to Foreign
Officials under the Foreign Corrupt Practices Act of 1977,
http://www.shearman.com/files/Publication/bb1a7bff-ad52-4cf9-88b9-9d99e001dd5f/Presentation/Publication
Attachment/590a9fc7-2617-41fc-9aef-04727f927e07/FCPA-Digest-Jan2012.pdfvi 30 ス ンの事例について 梅 徹, 前掲書, 133 。 31 シ ンス AG の課 金と罰金について 以 を参照のこと。Department of Justice (2008) Siemens AG and
Three Subsidiaries Plead Guilty to Foreign Corrupt Practices Act Violations and Agree to Pay $450 Million in
Combined Criminal Fines―Coordinated Enforcement Actions by DOJ, SEC and German Authorities Result
in Penalties of $1.6 Billion, http://www.justice.gov/opa/pr/2008/December/08-crm-1105.html.お び U.S.
Securities and Exchange Commission (2008) SEC Charges Siemens AG for Engaging in Worldwide Bribery,
http://www.sec.gov/news/press/2008/2008-294.htm. 32 U.S. Securities and Exchange Commission (2008) SEC Files Settled Foreign Corrupt Practices Act Charges
Against Siemens AG for Engaging in Worldwide Bribery With Total Disgorgement and Criminal Fines of Over
$1.6 Billion, http://www.sec.gov/litigation/litreleases/2008/lr20829.htm. 33 新城 2011b 英国 Bribery Act の概要 エ ・ ・エ No.946, 商事法 , 4-5 。 34 西垣建剛・本間正人 2011 民間人との取引に 罰則 !英国贈 賄禁 法の ス と対処術 経理情報
No.1279.中央経 社, 51 。 35 宏之 2011 英国贈 賄法―日本企業 外 直面 る シ ション・ イ ン への対策― 国
際商事法 Vol.39, No.9, 国際商事法研究会, 1242 。 36 新城 , 2011a, 前掲書, 29-30 。 37 同 書,30 。 38 西垣建剛・立石竜資, 前掲書, 52 。 39 同 書, 52 。 40 宏之, 前掲書, 1243 西垣・本間, 前掲書, 52 。 41 新城 , 2011a, 前掲書, 32-33 。 42 ち みに FCPA における 発行者の定義 SEC に 発行 録を ている企業お び SEC に定期的開
示書類を 示 ている企業 ある。こ に 発行者の役員 業員 代理人 お び 主 含 る。日本企
業 その 式又 米国 ADR を ュ 取引所 NASDAQ に 場 ている場合に 米国
場企業等に 当 る。 お 非 場の ADR を発行 ている場合 あ て 発行形態に て 米国 場企業
等に 当 る可能性 あるため 注意 必要 ある。森本大 , 前掲書, p.25. 43 同 書, 32 。 44 セ ド ・A・ イス・ ン ・ ンチ 杉山 2009 外 の贈 賄 ス を最小化
るために― 外腐敗行 防 法の検討 エ ・ ・エ No.903, 商事法 , 40 。 45 樋 一磨, 前掲書, 88 。 46 同 書, 87 。 47 お FCPA に 手 滑化のための支払いの金 に対 る限 記さ てお 加えて 婚姻にお
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ける 儀 現地の文化的慣習 け許容さ るの 記さ てい い。 48 梅 徹, 前掲書, 172-175 。 49 宏之, 前掲書, 1243 。 50 梅 徹, 前掲書, 178 。 51 同 書, 179 。 52 日本経 新聞 2011 年 8 29 日付朝刊, 16 。 53 西垣建剛・立石竜資 2011 行直前チ ッ 英国贈 賄禁 法―適用範 とコン イ ンスの 6 原則―
Business Law Journal シス シス, 22 。 54 新城 , 2011a, 前掲書, 26-28 。 55 最終指 における 手 贈賄防 のための方 と そ を実 るための手段の両方を含 概念と
て用い ている。指 commentary 1.1 56 同 書, 26-27 。 57 新城 , 2011a, 前掲書, 26 。 58 あ さ 査法人 HP, http://www.azsa.or.jp/b_info/keyword/duediligence.html, 2012 年 4 3 日 セス。 59 新城 , 2011a, 前掲書, 27 。 60 同 書, 27 。 61 同 書, 27 。
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Shearman & Sterling LLP (2012) FCPA Digest-Cases and Review Releases Relating to Bribes to Foreign
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http://www.shearman.com/files/Publication/bb1a7bff-ad52-4cf9-88b9-9d99e001dd5f/Presentation/Publicati
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