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熱帯諸国のコミュニティ林業の認証とその木材製品の市場開発

ヘンリー スケーブンス地球環境戦略研究機関

“Workshop on Promoting Certified and Verified Legal Tropical Timber and Timber Products in Japan”Tokyo and Osaka, 29, 31 July 2008 2

地球環境戦略研究機関とは？

• アジア太平洋地域における持続可能な開発の実現を目指し、政策研究を行う国際的研究機関として、1998年に日本政府のイニシアティブによって設立.

• 2005年度より研究テーマの一つとして、熱帯諸国のコミュニティ林業における森林認証の研究を、パプアニューギニア、ラオス、インドネシアを選定し、おこなっている。

• “フェアウッドキャンペーン”やITTOプロジェクト（PD 391/06）に参加している。

• www.iges.or.jp

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アジア熱帯諸国の認証されたコミュニティ林業はどこにあるのか？

Nepal

Java

Sulawesi

Laos

PNG

Solomon Is.

FSC（森林管理協議会)

LEI(インドネシア・エコラベル協会)

Eco‐label

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• Most support from  Europe, Australia, US, New Zealand; little direct support from Japan

-PERSEPSI-2007/2008?4か村PHBMLWonogiri, Java, Indonesia

-PERSEPSI-2007/2008?4か村PHBMLSukoharjo, Java, Indonesia

One sale: PT. Novika, Bali

WWF, PERSEPSI

810 ha：チーク

, マホガニー2004 –実施

2か村PHBML Wonogiri, Java, Indonesia

No salesSUFORD project

44,985 ha：天然林

2005/2006 –実施

Provincial Forestry Sections

FSCSavannakhet & Khammouan, Laos

New Zealand EED, ITTO and others

2,705 ha：天然林

2007 –実施

FPCDITTG ecolabel; FSC

Madang Province, PNG

AustraliaICCO and others

19,215 ha：天然林

2005 –実施

FORCERTFSC; Fair Trade PNG

Australia, UK, Netherlands

European Union

4,310 ha：天然林

2000 –(中断)lapsed

IRECDP; EFPFSC West New Britain Province, PNG

UK B&Q UK12,500 ha ：天然林

1994 – 1996 中断（lapsed）

Pacific Heritage Foundation

FSC East New Britain Province, PNG

Netherlands ICCO天然林1996 – 2002 中止(revoked）

Solomon Western Island Fair Trade

FSCWestern & Choiseul Provinces, Solomon Is.

Europe ?天然林1998 –? 中止revoked)

SoltrustFSCMalaita, Makira & Santa Isabel, Solomon Is.

New Zealand, Australia

EU, Oxfam, USAID etc

16,000 ha：天然林

1998 -SIDTITTG ecolabelCentral Islands/ Santa Isabel, Solomon Is.

Japan etc.USAID etc14,086 ha：天然林

2005 –実施

FECOFUNFSC and NTFP Certification

Nepal

TFT member stores etc

TFT152 ha：チーク

woodlots 2005 –実施

Koperasi Hutan Jaya Leastari

FSCSulawesi, Indonesia

--815 ha：チーク

, マホガニー,アカシア

2006 –実施

3か村PHBMLGunung Kidul, Java, Indonesia

市場支援者認証された森林

認証期間や状況

認証受けた機関認証システム地域

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森林認証をとったミュニティ林業でコミュニティ（村落共同体）は何をするのか？

• 村の木材企業を設立・運営する

• 組織化する

• 境界確定、土地利用・ 森林管理計画を策定する

• 小型機械で木材を伐採、製材、運送をする

• 森林調査、木材伐採⋅製材計画を立てる

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ケーススタディ1 ：コミュニティ林業の認証を推進するモデル–Foundation for People and Community Development

http://www.fpcd.org.pg/

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ケーススタディ２ ：認証された木材製品の生産や販売の戦略–Forest Management and Product Certification Service

Buyer Buyer

Producer Producer Producer Producer

→ Assessment & monitoring→ Flow of timber and non-timber forest products→ Information exchange→ Business support services

Central Marketing Unit

Central Marketing Unit

FORCERT

Partner service providers

村での空気乾燥

木材置き場でのコンテナ詰め

• http://www.forcert.org.pg/ 8

ケーススタディ３ ：購買者の参加The Woodage社

• オーストラリアでFSCのCoCを初めて取得した会社

• ソロモン諸島やパプアニューギニアのコミュニティ林業で生産された木材を購入している

• 熱帯諸国でのコミュニティ林業で認証を受けた木材を熱心に促進している

– コミュニティや木材置き場企業に指導している

– 出荷書類受け取り時に８０％を先払い：木材の入手時に残額２０％の支払う

– パプアニューギニアで村に水牛を３頭寄付した

• 認知度の低い樹種の市場開発

• “Financially sound, mid‐sized timber firm” = 健全な企業

9• http://www.thewoodage.com.au/

• The Woodageに寄付された水牛

• “PNG FSC National Initiative workshop, 2008”で発表しているThe Woodageのマネジャー

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認証されたコミュニティ林業の課題とその分析：

1. コミュニティ林業の設立、認証や持続的管理は、複雑なプロセスである。以下の項目の実現が必要となる：

地元NGO、国際援助機関や企業の継続的な関与と支

援

地域の実情を反映した柔軟なアプローチ

慎重にコミュニティを選択

十分な情報を与えた上で、コミュニティの参加を促す

地域社会、森林認証、林業や企業開発について専門的知識

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2. 認証されたコミュニティ林業では、木材は少量提供できるのみ。

3. 認証されたコミュニティ林業は大規模林業と市場での競争力があまりない。ニッチ市場を作り出さなければならない。

4. 予期しない困難が起きる可能性も高く、これを克服するためには企業に重要な役割がある。

• PHBML認証書, Wonogiri, Java

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関心ある企業への提案

• フェアウッドセンターを通して認証されたコミュニティ林業と連絡を取る。

• コミュニティ林業に対して木材の生産について指導をする

• 信頼できる国レベルの森林認証スキーム (LEI‐PHBML)を認識する

• フェアトレードやエコラベル木材を利用する段階的なアプローチを認識する

• 認知度の低い樹種の新しい市場を開拓し、地元で木材製品に付加価値を付ける

• 木彫師, West New Britain, PNG