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ワークショップにおけるRTD の取り組み
UX SHIZUOKA での学生ドキュメンテーター
常葉大学 造形学部 安武 伸朗第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
UX SHIZUOKA における RTD ユーザー評価と N/E 比分析
参加者グループごと記録者1名が同行する
ワークショップ進行と平行してウォール記録
講師による講評に加え記録者がウォールを解説して振り返りを行う
未来デザイン研究会部員が RTD に挑戦
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
記録1 記録者は統一フォーマットを用いて一次記録をとる。 進行/発話/行動/特記(焦点化)の4項目。
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
統一フォーマット
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
記録2 二次記録としてポストイットに記載。破棄する度合い に記録者の違いが表れる。
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
記録3 ウォール(フォーマットと相似形)に出来事を可視化。 図解の仕方に違いが表れる
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
記録情報 発話+行為の網羅性重視進行の流れと転換点を重視
図記号 情報の関連性表現に用いる記録者の主観記載に多用
ファシリテーション 記録上の疑問を確認する進行ごとの小結論を確認する
第三者への説明に有効当事者の振り返りに有効 効果
A B
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
記録者のファシリテーション機能について、【 A 】は進行の節目ごと参加者に「〜ということですね」と小結論の確認を行っており、振り返りの際に用いる。
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
参加者以外への情報共有について、【 B 】は行動面の記録量が多く、記録紙(ドキュメントペーパー)編集において有効となる。
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
A B B' B'
a. 観察
◎ ※ 1 ◎ ◎
講師の助言による転換点を重視
しぐさや表情を重視 議論の流れを重視 発話を重視
b. メモ
※ 2 ◎ ◎
取捨選択して記録 利用しない 発話をそのまま記録 発話をそのまま記録
c. 付箋紙
◎ ※ 3 ◎ ◎
メモから転載 キーワード表現
直接記載 文節表現
メモから転載 文節表現
メモから転載 キーワード表現
d. ウォール
※ 4 ○ ○ ○
付箋紙を全て貼付 付箋紙を取捨選択 付箋紙を取捨選択 付箋紙を取捨選択
e. ファシリテーション
※ 5 - -
WS 中に強く確認、質問を行う
WS 中に確認や質問を行う しない しない
f. 視覚表現
◎ - ◎ -
積極的に図解 図解は最低限 記録者の疑問を図解 図解は最低限
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
A
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
B
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
B’
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
B’
第 8 回 WebUX 研究会 安武研究室
ワークショップにおけるリアルタイムドキュメンテーション
1 参加者の学びの精度をあげる働き【 WS 中】 ●プロセスの可視化により、参加者の理解+講師の認識が確実になる ●ファシリテーションによる、参加者の議論の方向や目的の整理ができる2 第三者の解釈の精度をあげる働き【 WS 後】 ●参加者寄り+客観的な視点による、ナラティブな記録価値が生まれる