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新生 「Bar Bocco」 リノベーションプランのご提案(仮) 西川陽一

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新生 「Bar  Bocco」 リノベーションプランのご提案(仮)

西川陽一

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■事前にお伺いしました現状・課題点 

事前にお伺いした課題、及び実際に現地周辺を調べ、3P(PLACE=場所、PRODUCT=商品・サービス、PRICE=価格・お得感)に分けて現状や課題点を抽出してみました。

◎【PLACE】人の導線が弱い

赤坂見附駅徒歩1~2分という立地ながら、人通りの多い駅改札側に比べると、早朝の時間帯以外に、通行者の数が少ない。

◎【PRODUCT】メニューやサービスなど、周囲の飲食店との差別化が十分でない

「○○ならBar  Bocco」「Bar  Boccoとわざわざ検索する理由」

といった周辺の飲食店と差別化する要素が弱い。

「近くに勤めながら、何屋さんなんだろう、といつも不思議に思っていた」

「これまた普通!」「イタリアンファーストフード?どこが?」(食べログに寄せられたコメントより)  

◎【PRICE】価格面での差別化がない

コーヒー500円は、スタバやタリーズのコーヒーが350円~400円であることを考えると

高いという印象を持たれる。

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■そこから目指すべきゴール 

では、今後、どうなっていきたいのか?というゴールについて考えてみました。

理想的な状態・ゴール現状・課題点

【PLACE】人の導線が弱い

【PRODUCT】メニューやサービスでの

差別化が十分でない

【PRICE】コーヒー500円は割高? 安定した収益性

話題になり、お客さんが自ら探して、

やってくるようなお店にする

飲食店としての、オリジナリティの確立

上記の「現状・課題点」と「理想的な状態・ゴール」の間にある

ギャップを埋める「CHANGE」となる施策が必要です。

CHANGE!

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■現状と理想の状態のギャップを埋めるために、抑えるべきポイント 

・オフィス街という立地を踏まえ、ランチで収益を稼ぐ

→そのためのフードメニューの強化

・リピート率の向上 →お店のファンを増やす

飲食店としての、オリジナリティの確立

安定した収益性

話題になり、お客さんが自ら探して、

やってくるようなお店にする

・「ニュースになるコンテンツ」の開発

・「検索導線の強化」(サイトとSEO対策、媒体への定期的出稿)

・偶然流れてくるのではなく、「BAR BOCCOにわざわざ来る」状況へのシフト

・わかりやすく、人に伝わりやすいコンセプトの立案

・BAR BOCCOのファンとなる客層のメインターゲット像をより具体化

・コンセプトを具現化する店内、スタッフ、サービスを再構築

上記のポイントを踏まえた、新コンセプトを次頁で、ご紹介します。

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■新コンセプト 

「SEXY! FUNKY! AMERICAN!な

             ハンバーガー・ダイナー」

「アメリカ中西部 オハイオ州にある

女の子がかわいいことで有名なダイナー」をテーマに

ハンバーガー、セクシーでノリも良い店員、そしてビールといった

アメリカンな雰囲気を前面に打ち出したハンバーガーダイナーを

展開します。

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■新生BAR BOCCOは楽しい「アメリカンダイナー」 

ピカピカ光るネオンの看板、大音量で鳴り響くBGMのアメリカンロック、そこらじゅうにジューシーなビーフの

香りが漂う。英語もOKでノリも良いスタッフ達は、

カジュアルなユニフォームに身を包んだ、健康的でセク

シーなガールズチームで、大人気!

ハンバーガーは大人子供問わず人気のメニュー。

外資系企業の多い赤坂見附近辺の外国人社員たちが

ラインタイムに続々と駆けつけ、セクシーなスタッフに

どうしても目が行きながらも、目の前のハンバーガーに

かぶりついている。もちろんテイクアウトもOK.

夜になれば、会社帰りに一杯!とビールを飲みに続々と

人が集まってくる。サッカーやフットボールの試合にな

れば、みんなで観戦。夜遅くになれば、ジュークボック

スから流れるボン・ジョヴィやヴァンヘイレンのヒット

曲でお客同士で大合唱。外国人の集まる店に、近隣で働

くOLも集まってくる。そして今日も常連のお客達は、それぞれお目当てのスタッフに会いたくて、ハンバーガー

を食べにやってくる…

メニューだけでなく、スタッフのサービスや、夜の営業、内装など細部まで徹底し、

ひとつの「世界観」を作り上げます。

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■「なぜハンバーガー?」この企画のメリット 

【なぜハンバーガーか?】

●ハンバーガーはランチでも人気のメニューである

●パテ、パンなどパーツで分かれているのでコスト管理がしやすい

●簡単なので、調理経験の浅いスタッフでも作りやすい

と同時に調理オペレーション構築が比較的容易

●メガマックや、ハンバーガー本、佐世保バーガーなど本格ハンバーガーブームという時代性

【スタッフ達について】

●帰国子女で外国人ノリに近い女子大生。

とにかくノリがよくて、ワイワイと楽しめるバイトならがんばるがんばりやさん。

●赤坂見附からも近く、帰国子女の多い上智大学にて募集を行い、スタッフチームを編成。

基本的に公募よりは、スタッフの紹介で採用を行うことで、彼女達の「特権意識」や「所属意識」をくすぐり、高い当事者意識を持った仕事振りを促す。

※チアガール部のような「女子部活」みたいなイメージになればと思います。

【企画のメリット】

●ハンバーガーの参入障壁の低さ、スタッフの採用コストなど、立ち上げコストが比較的少なくて済む

●昼も夜も店のコンセプトが一貫した営業が可能である。

●周辺の外資系企業社員を取り込みやすい

●何よりも店として盛り上がりやすい

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■企画成功のために必要なこと

●「外国人客を確実に取り込む」

今回の企画が盛り上がっていく上で一番重要なのが、「外国人客を巻き込み、店に通うようになってもらうこと」赤坂見附周辺で働く一流外資系企業社員に、リピートしてもらうことで、「アメリカンダイナー」というコンセプトをより具現化できると考えております。

●立ち上げ期の継続的PR

まず周辺での認知度を高めることが重要。

そこでクチコミを巻き起こすPR策を打つべし、と考えております。

※別途、後述いたします。

●スタッフオペレーションの改革

この企画成功のキモは、スタッフ達です。アメリカンなテイストを打ち出しているハンバーガーショップというのは意外とあります。しかしスタッフ自身やサービスまで「アメリカン」を徹底している店というのはほかにありません。

そのためそのコンセプトにあったスタッフの採用および育成、動機付けが成功のキモになっていきます。

●ブレないクリエイティブディレクションとブランディング

コンセプトに基づいた「世界観」や「ビジョン」を細部までしっかり構築するために、

一貫した企画編集が求められます。そのためブランディングとディレクションにおいて、一人の責任者にきちんと企画編集責任をゆだね、ブレない企画編集を行う必要があります。

(例:グッチにおけるトムフォード氏や、ユニクロのUTやニューヨーク店における佐藤可士和氏が果たした役割に近いです)

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■新生「BAR BOCCO」のオリジナリティは、スタッフ達。 

健康的で、セクシー、チームワークも抜群な

「BAR BOCCO」のスタッフ。彼女達こそが、最大のオリジナリティです。

【スタッフの採用条件】

●20台前半、英語が使えること。

健康的でセクシーな容姿も重要な採用条件。

同時に責任感や高いモチベーションを持っている女子。

アメリカのドラマやセレブとかが大好き。

基本的に似たような志向性を持つ帰国子女の女性が多い、近隣の上智大学生限定の採用をあえて行います(これも話題のネタ)。そして基本的な能力やマナーの面での担保をはかる予定です。

【スタッフの成果を上げていくために】

●チームワーク

身内の紹介による採用を行うことで、結束を高めます。

●憧れ、かっこよさ、かわいさ

昔の109のカリスマ店員などのように、魅力的なスタッフを集めることで、「BAR BOCCOのスタッフになりたい」というポジションを獲得し、優秀な人材が絶えず入ってくる仕組みを目指します。

●店の営業ウーマンにもなってもらう

彼女達に楽しんでもらえる課外活動を与えます。店の外に飛び出し、さまざまなイベントに登場させることで、店の営業につなげます。

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■クチコミを巻き起こすPR策消費者の行動マーケティング理論であるAISAS理論に基づくPR策が有効と考えました。

ATTENTION (=注意)

INTEREST (=興味喚起)

SEARCH (=検索)

ACTION (=行動※来店)

SHARE (=情報共有)

※注:AISAS理論は、電通の登録商標になります

●セクシーなスタッフが街角でハンバーガーを食べながら練り歩き、撮影会をやる ※ここでは「何やってるんだろう?BAR BOCCOという店のスタッフらしいけど…」という関心を促します。

●「私たちデビューします!」といった内容のリーフレット形式のフリーペーパーを作り、街行く人に配る。※最近街でよく撮影している女の子達が、BAR BOCCOというハンバーガー屋でデビューするのか~と知る

●気になってリーフレットから検索してみる。そうすると、こないだ街角で撮影していた彼女達がYouTubeでムービーになっているのを目にすることで親近感もわき、なんかおもしろそうと感じる。そして店の詳細がわかってくる。

●ランチの時間や、会社帰りに「あの街角でみた女の子の店いってみよう」とちょっと寄ってみる。そしてコンセプトが統一されたお店のおもしろさを実際に感じてもらう

●「職場の近くにこんなおもしろい店ができた」とブログやmixi、Facebookの日記などで共有。特に強いクチコミパワーのある外国人コミュニティでのクチコミを巻き起こす

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■想定されるデメリット・リスク要因

●今までのように、なかなか客足が伸びない

→そのためにも話題を巻き起こす、継続したPR策と、ブレない企画編集が必要になります。

ご提案させていただいた施策がひとつでも欠ければ、リスク要因は増大する恐れがあります

●夜の営業時間に盛り上がらない

→まずは、ランチでの盛り上がりの認知を狙い収益面での安定性確保に努めます。

認知度向上後、外国人がよく出入りするクラブやバーへの営業を開始するつもりです。

(タバコの営業を行う女性キャンギャルのイメージです)

●人件費が増大するのでは?

→確かに、ただの接客以上の仕事をスタッフに求めています。しかし、ある程度コンセプトが彼女達に定着したら、彼女達の意見も積極的に取り入れ、

仕事を超えた「ガールズ・ユニット」として自発的な活動を促していくことで、「課外活動」として楽しんでもらう方向にもっていきます

●近隣のハンバーガーショップや飲食店との競争は?

→まず明確にバッティングするのが、駅前のマクドナルドです。同じハンバーガーでもスタッフへのサービスなど世界観で勝負することで差別化は図れると考えています。

ぜひ、新しい「BAR BOCCO」のブランドを

作っていきましょう!