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平成16年 3月期 決算短信(連結) 平成16年 5月25日
上 場 会 社 名 近畿日本鉄道株式会社 上場取引所 東 大 名 コ ー ド 番 号 9041 本社所在都道府県 大阪府 (URL http://www.kintetsu.co.jp ) 代 表 者 取締役社長 山口 昌紀 問合せ先責任者 経理部長 植田 和保 TEL (06)6775-3511 米国会計基準採用の有無 無 1. 16 年 3 月期の連結業績(平成 15年 4月 1 日~平成16年 3 月 31 日) (1)連結経営成績 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 売 上 高 営業利益 経常利益
百万円 % 百万円 % 百万円 %
16 年 3月期 15 年 3月期
1,297,848 △0.4 1,303,584 12.9
55,794 44.9 38,506 4.6
33,463 151.7 13,295 115.9
当期純利益 1株当たり 当期純利益
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
株 主 資 本 当期純利益率
総 資 本 経常利益率
売 上 高 経常利益率
百万円 % 円 銭 円 銭 % % % 16 年 3月期 15 年 3月期
16,545 ― △50,497 ―
9.73 △29.88
9.61 ―
12.5 △32.3
1.5 0.5
2.6 1.0
(注) ①持分法投資損益 16年 3月期 827百万円 15年 3月期 4,637百万円 ②期中平均株式数(連結) 16 年 3 月期 1,692,953,406 株 15 年 3 月期 1,691,460,141 株 ③会計処理の方法の変更 無 ④売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率 (2)連結財政状態 総 資 産 株 主 資 本 株主資本比率 1株当たり株主資本
百万円 百万円 % 円 銭 16 年 3月期 15 年 3月期
2,185,211 2,317,506
139,217 124,942
6.4 5.4
82.17 73.88
(注) 期末発行済株式数(連結) 16 年 3 月期 1,693,460,942 株 15 年 3 月期 1,690,573,537 株 (3)連結キャッシュ・フローの状況
営 業 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
投 資 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
財 務 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物 期 末 残 高
百万円 百万円 百万円 百万円
16 年 3月期 15 年 3月期
103,025 57,138
2,394 54,481
△114,250 △139,380
52,842 62,039
(4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項
連結子会社数 116 社 持分法適用非連結子会社数 0 社 持分法適用関連会社数 14 社 (5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況
連結 (新規) 5 社 (除外) 12 社 持分法 (新規) 1 社 (除外) 2 社 2.17年 3 月期の連結業績予想(平成16年 4 月 1 日~平成 17年 3 月 31 日)
売 上 高 経 常 利 益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 中 間 期 通 期
600,000 1,250,000
16,000 42,000
6,000 18,000
(参考)1株当たり予想当期純利益(通期) 10 円 63銭 ※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在における仮定を前提としています。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。 なお、上記予想の前提条件その他の関連する事項については、添付資料の7ページを参照してください。
近畿日本鉄道株式会社
(連結決算業績)
百万円 百万円 %
売 上 高 1,297,848 1,303,584 △ 0.4
百万円 百万円 %
営 業 利 益 55,794 38,506 44.9
百万円 百万円 %
経 常 利 益 33,463 13,295 151.7
百万円 百万円
当 期 純 利 益 16,545 △ 50,497
1株当たり当期純利益 9円73銭 △ 29円88銭
(注)連結子会社数 116社(前年度比7社減) 持分法適用会社数 14社(前年度比1社減)
(単独決算業績)
百万円 百万円 %
売 上 高 262,997 270,323 △ 2.7
百万円 百万円 %
営 業 利 益 41,191 35,261 16.8
百万円 百万円 %
経 常 利 益 22,205 10,047 121.0
百万円 百万円
当 期 純 利 益 13,144 △ 37,923 -
1株当たり当期純利益 7円73銭 △ 22円28銭 -
-
-
区 分 平成15年度 平成14年度 前年度比
平成16年5月25日
-
前年度比
-
平 成 15 年 度 決 算 概 要
区 分 平成15年度 平成14年度
1 株 当 た り 配 当 金中間 0円00銭
期末 2円50銭
中間 0円00銭
期末 0円00銭
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添付資料
(1)企業集団の状況 当社グループは、当社、子会社191社及び関連会社24社で構成され、その営んでいる主要な事業内容は、次のとおりであります。
(1)運輸部門(108社)
事 業 の 内 容 会 社 名 鉄 軌 道 事 業 当社
旅 客 自 動 車 運 送 業 近鉄バス㈱※1、近鉄観光バス㈱※1、奈良交通㈱※1、名阪近鉄バス㈱※1、北日本観光自動車㈱※1、
防長交通㈱※1、三重交通㈱※3、大分バス㈱※3、琴平参宮電鉄㈱※3
タ ク シ ー 業 近鉄タクシー㈱※1、奈良近鉄タクシー㈱※1、三重近鉄タクシー㈱※1、名古屋近鉄タクシー㈱※1
近鉄東美タクシー㈱※2
貨 物 自 動 車 運 送 業 近鉄物流㈱※1、福山通運㈱※3
航 空 貨 物 運 送 取 扱 業 ㈱近鉄エクスプレス※1、KINTETSU WORLD EXPRESS(U.S.A.),INC.※1
海 運 業 国道九四フェリー㈱※1、伊勢湾フェリー㈱※3、石崎汽船㈱※3
その他 86社
(2)レジャー・サービス部門(57社)
事 業 の 内 容 会 社 名
ホ テ ル 業 ㈱近鉄ホテルシステムズ※1、KINTETSU ENTERPRISES CO.OF AMERICA※1
飲 食 店 業 近鉄観光㈱※1
旅 館 業 近鉄レジャーサービス㈱※1、㈱箱根高原ホテル※4
旅 行 業 近畿日本ツーリスト㈱※3
広 告 代 理 業 ㈱メディアート※1
遊 園 地 業 当社、近鉄興業㈱※1
テ ー マ パ ー ク 業 ㈱志摩スペイン村※1
運 動 場 施 設 の 経 営 近鉄レジャーサービス㈱※1
映 画 業 ㈱きんえい※1
プ ロ 野 球 の 経 営 当社、㈱大阪バファローズ※1
駅運営管理業務の受託 ㈱近鉄ステーションサービス※1
ビ ル メ ン テ ナ ン ス 業 近鉄ビルサービス㈱※1
その他 43社
(3)流通部門(25社)
事 業 の 内 容 会 社 名
百 貨 店 業 ㈱近鉄百貨店※1、㈱中部近鉄百貨店※1、㈱和歌山近鉄百貨店※1
小 売 業 当社、㈱近商ストア※3、㈱エーエム・ピーエム・近鉄※1
自 動 車 販 売 修 理 業 近鉄モータース㈱※1、㈱シュテルン箕面※1、㈱モトーレン千葉※1
その他 16社
(4)不動産部門(12社)
事 業 の 内 容 会 社 名
不 動 産 業 当社、近鉄不動産㈱※1、近鉄不動産住宅㈱※1
その他 9社
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(5)その他の部門(18社)
事 業 の 内 容 会 社 名
製 造 業 ㈱ボナビ※1、近畿車輛㈱※3
建 設 業 近畿工業㈱※1、近鉄電気エンジニアリング㈱※1、近鉄車両エンジニアリング㈱※1、
近鉄軌道エンジニアリング㈱※1、近鉄造園土木㈱※1
建設コンサルタント業 全日本コンサルタント㈱※1
電 気 通 信 業 当社、近鉄ケーブルネットワーク㈱※1
有線テレビジョン放送業 近鉄ケーブルネットワーク㈱※1
保 険 代 理 業 近鉄保険サービス㈱※1
情 報 処 理 業 近鉄情報システム㈱※1
その他 6社
(注)1.※1 連結子会社、※2 非連結子会社(持分法非適用)、※3 関連会社(持分法適用)、 ※4 関連会社(持分法非適用)
2.運輸部門、レジャー・サービス部門、流通部門、不動産部門及びその他の部門の会社数には当社が重複して含まれております。
3.㈱近鉄サービスネットは㈱近鉄ステーションサービスに商号を変更しております。
4.連結子会社うち、国内の証券市場に上場している会社及び上場市場名は次のとおりであります。
(1) ㈱近鉄エクスプレス … 東京、ヘラクレス
(2) ㈱きんえい … 大阪
(3) ㈱近鉄百貨店 … 大阪
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(2)経営方針
1.経営の基本方針
当社グループは、地域社会の繁栄に貢献することを経営の基本として、鉄軌道事業を核とする生活関連事業を幅広
く展開しております。現下の厳しい経営環境の中、事業の選択と経営資源の集中によるグループ経営の強化を目指し
てまいりましたが、一昨年6月にはさらに踏み込んだ改革を実施するため、平成17年度までの4カ年計画として新
「近鉄グループ経営改善計画」を策定いたしました。これに基づき、大幅なコスト削減、有利子負債の圧縮等を図る
とともに、不採算事業の整理・新規事業の構築など、将来の確固たる経営基盤を確立いたします。
2.利益配分に関する基本方針
当社は、公共交通機関としての着実な事業の展開とコスト削減、グループ事業も含めた経営効率化の推進により収
益性の向上を図り、財務体質と経営基盤の強化に努めながら、株主の皆様への安定的な配当を実施することを基本方
針としております。過去2期においては不動産事業再編、志摩スペイン村関連資産の評価見直し及び人事労務面での
リストラ費用の計上により大幅な当期純損失を計上しましたため、配当は見送らせていただきましたが、経営改善計
画に基づき当期は概ね所期の業績を収めることが出来ましたので、復配をいたしたいと存じます。
3.中長期的な経営戦略
当社及びグループ会社にかかる経営課題の迅速な解決への方針・施策を決定するため、専務以上の取締役による経営会
議を設置しております。
各事業部門別の経営戦略は次のとおりであります。
① 運輸部門
鉄軌道事業においては、引き続き安全・快適な輸送サービスの提供によるお客様満足度の向上に努めることとし、昨年6月に、駅運営管理業務、販売促進業務等を完全子会社の㈱近鉄ステーションサービスに委託し、サービスの向上、収益力の強化ならびに駅運営の効率化を一層進めております。
航空貨物運送取扱業の㈱近鉄エクスプレスは、昨年9月1日、東京証券取引所市場第2部から第1部への指定替えを果たし、これを機に一段の飛躍を期しております。
旅客自動車運送事業をはじめとするその他の運輸業については、規制緩和の進展に対応した事業体質の改善・強化、不採算会社の整理等の諸施策を講じております。
② レジャー・サービス部門
ホテル事業においては、㈱近鉄ホテルシステムズを中心に営業力の強化、運営の合理化を順次進めるとともに、業界内競争の激化に対処するため、固定費の更なる圧縮を図っております。
遊園地事業においては、近鉄レジャーサービス㈱を中核に据えたレジャー事業再編計画に基づき、本年6月に「あやめ池遊園地」を閉園する一方、一部旅館業も統合して財務基盤の強化と効率的な運営に努めてまいります。また、㈱志摩スペイン村については、さきの固定資産評価見直しにより、継続的な利益計上を目指しております。
その他のレジャー・サービス部門は、その大半が鉄軌道事業と密接に関連しており、同部門との連携のもと、お客様のニーズに即した施設・サービスの提供に努める一方、不採算事業については閉鎖も含めた抜本的な見直しなど、当部門全体として大幅な収支改善にも取り組んでおります。
③ 流通部門
流通部門のうち、百貨店・ストア業では、㈱近鉄百貨店が中核となって、流通グループ全体にわたる収益体質の強化を目指し、不採算店の整理や各店舗における業態の見直し、ローコスト経営の推進等、経営構造の改革に積極的に取り組んでおります。一方、鉄軌道線主要駅の高度利用による活性化の一環として、積極的に直営店舗の展開を図るとともに、物販事業全般の一元的・効率的運営に努めております。
④ 不動産部門 不動産部門においては、各開発物件の販売に力を注ぐほか、部門内各事業とも一層の収益性向上を目指し、コ
ストダウン、経営の効率化を図る一方、資産の流動化も進めております。
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⑤ その他の部門 その他の部門においても事業内容の見直しを進める一方、グループの総合力を活かした各種事業の営業活動支
援事業に加え、介護サービス、情報通信関連事業等時流に即応した事業を展開するほか、グループ全体としての人材の適正配置も図ってまいります。
以上の施策を通じ、新「近鉄グループ経営改善計画」の最終年度(平成17年度)には ①連結当期純利益160億円 ②連結
ROE(株主資本当期純利益率)7.0% ③連結借入金・社債残高1兆4,475億円(平成13年度比3,000億円削減)
の達成を目標としております。
4.コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況
当社は、法令・企業倫理の遵守が経営の根幹であるとの信念に基づき、社会の信頼を得るため透明度が高く公正な経営
体制を構築することが重要な課題であると考え、コーポレート・ガバナンスの充実を図っております。
当社では、従来から社外出身者を取締役および監査役として選任し、幅広い見地から示される意見を経営に反映させる
とともに、経営監視機能の強化を図っております。現任の取締役のうち3名(本年改選後は4名の予定)、監査役のうち
3名(本年改選後は3名の予定)がこれに該当しますが、特に監査役については、その半数以上を社外出身者が占める体
制を既に実現しております。なお、当社とこれら社外出身者との関係については、その一部が取締役に就任している会社
との間で定型的な営業取引の関係があります。
また、従来から監査役の指揮を受けて監査役会及び監査役の監査に関する事務を処理する専任部署として監査役室を設
置しているほか、内部監査部門による監査も適時に行う体制を整備しております。
昨年6月27日からは、取締役任期の1年への短縮、取締役及び監査役に対する退職慰労金制度の廃止、執行役員制度
の導入などの諸施策を実施し、経営責任の明確化と経営の効率化を進めました。
さらに本年4月1日には、法令・企業倫理の遵守について、具体的指標となる「企業行動規範」および「法令倫理指針」
を制定するとともに、適正な企業行動を確保するため、社内に「法令倫理委員会」および「法令倫理相談制度」を設ける
など、法令・企業倫理の遵守体制の整備に努めております。
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(3)経営成績及び財政状態
1.経営成績
(1)当期の概況
当期のわが国経済は、輸出や設備投資は持ち直したものの、依然として厳しい雇用情勢が続き個人消費が伸び
悩むなど、本格的な景気回復を見るには至りませんでした。
このような情勢のもと、不動産業での分譲マンションや運輸業における航空貨物の売上増加はありましたが、
引き続く個人消費低迷等により百貨店等流通業売上高や鉄道収入が減収となりましたため、当期の営業収益は
1,297,848百万円で、前期に比し0.4%の減収となりました。
次に、利益面におきましては、運輸業で当社での経営改善計画実施に伴うコスト圧縮による鉄道部門の増益に、
航空貨物の増益が加わり大幅な増益となりました。また、レジャー・サービス業においてもコスト削減効果によ
りホテル業やテーマパーク業で収支が改善し、さらに不動産業のマンション販売による増益を加えた営業利益全
体では前期に比し44.9%増益の55,794百万円となりました。営業外損益では、持分法による投資利益が減少しま
したが、有利子負債圧縮による支払利息の減少等により金融収支が改善しましたため、経常利益では、前期に比
し151.7%増益の33,463百万円となりました。当期純損益につきましては、前期は特別損益で経営改善計画に沿
った損失処理の前倒実施により、志摩スペイン村関連資産の評価見直し及び人事労務面での多額のリストラ費用
等の計上により50,497百万円の損失となりましたが、当期は16,545百万円の利益計上となりました。
事業の種類別セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 運輸業
鉄軌道事業においては、通勤用車両8両の新造、駅施設の整備などサービス向上を図るとともに、伊勢・
鳥羽・志摩スーパーパスポート「まわりゃんせ」など企画商品を積極的に発売し、旅客誘致に大いに努めま
した。しかしながら、雇用低迷の影響等により定期旅客の減少に歯止めがかからず、定期外旅客も名阪間特
急旅客が増加に転じたものの全体として減少が続き、前期に比し乗車人員は1.7%減となり、運輸雑収を含
む営業収益では2.7%減の172,552百万円となりました。一方、航空貨物運送取扱業において、㈱近鉄エクス
プレスが、一時懸念されたSARS(重症急性呼吸器症候群)も早期に収束したこともあり、アジア関係輸出
入が好調でありましたため、運輸業全体の営業収益は前期に比し0.3%増の492,078百万円、営業利益は経営
改善計画実施に伴う当社鉄軌道事業におけるコスト削減効果により28.6%増の46,234百万円となりました。
② レジャー・サービス業
遊園地・テーマパーク業においては、依然入園者は減少傾向にありますが、昨年6月から駅運営管理業務
を㈱近鉄ステーションサービスへ委託しましたため、営業収益全体は前期に比し10.3%増の151,715百万円、
営業損失は、前期のホテル・旅館業における希望退職や志摩スペイン村資産の評価見直等コスト削減効果に
より4,527百万円減の5,981百万円となりました。
③ 流通業
百貨店業での個人消費の低迷により、営業収益は前期に比し2.1%減の550,850百万円となりましたが、費
用削減により、営業利益は2.9%増の5,942百万円となりました。
④ 不動産業
不動産賃貸業において、前期に阿部野橋ターミナルビル等の売却はありましたが、不動産販売業において、
マンション販売戸数が大幅に増加しましたため、差引き営業収益は前期に比し5.6%増の151,523百万円、営
業利益も0.4%増の5,629百万円となりました。
⑤ その他の事業
建設業においては、受注量及び単価とも依然厳しい状況にありますが、事業規模の縮小を図るなどコスト
ダウンを進めた結果、営業収益は、前期に比し0.6%減の55,867百万円となり、営業利益は131.5%増の1,649
百万円となりました。
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(2)通期の見通し
通期の見通しにつきましては、景気は緩やかな回復基調にあるものの、なお厳しい企業環境が続くものと予想され、
株式売却等により㈱近商ストアの売上が連結から除外されることもあり、次期の売上高は前期に比し3.7%減収の
1,250,000百万円を予想しております。
経常利益では、株式市況回復に伴う退職給付費用減少等による当社の増益に分譲マンションの収支改善による不動
産業の増益や支払利息の減少が加わり、前期に比し25.5%増益の42,000百万円となる見込みであります。
当期純利益につきましては、下半期にホテル、ゴルフ場等について経営改善計画に沿った再編等の施策を想定し、
前期に比し8.8%増益の18,000百万円を予想しております。
2.財政状態
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費等で103,025百万円となりました。また、投資活動
によるキャッシュ・フローは、資産売却による収入等で2,394百万円となりました。財務活動によるキャッシュ・
フローは、短期借入金の返済等で△114,250百万円となり、その結果、現金及び現金同等物の期末残高は52,842百
万円となりました。
3.キャッシュ・フロー指標
平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度
株主資本比率(%) 9.5 7.1 7.2 5.4 6.4
時価ベースの株主資本比率(%) 35.9 40.7 26.9 20.3 29.4
債務償還年数(年) 30.4 34.7 32.7 28.5 14.9
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 1.4 1.3 2.1 1.9 3.8
(注)株主資本比率:株主資本/総資産
時価ベースの株主資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:借入金・社債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利息の支払額
※各指標の算出は、連結ベースの財務数値によっております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
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(4)連結財務諸表等
(4)-1 連結貸借対照表
科 目 当 期 末
(16.3.31現在)
前 期 末
(15.3.31現在) 比 較 増 減 額
( 資 産 の 部 ) 百万円 百万円 百万円
流 動 資 産 484,646 537,824 △ 53,178
現 金 及 び 預 金 53,716 62,993 △ 9,276
受 取 手 形 及 び 売 掛 金 79,257 82,706 △ 3,448
有 価 証 券 66 562 △ 495
た な 卸 資 産 293,601 332,363 △ 38,761
繰 延 税 金 資 産 15,453 17,735 △ 2,282
そ の 他 44,817 44,238 578
貸 倒 引 当 金 △ 2,266 △ 2,775 508
固 定 資 産 1,699,508 1,779,062 △ 79,553
有 形 固 定 資 産 1,490,152 1,526,158 △ 36,005
建 物 及 び 構 築 物 669,891 680,236 △ 10,345
機 械 装 置 及 び 運 搬 具 67,911 74,974 △ 7,063
土 地 708,778 726,950 △ 18,171
建 設 仮 勘 定 24,726 21,066 3,660
そ の 他 18,844 22,929 △ 4,084
無 形 固 定 資 産 13,577 14,817 △ 1,240
施 設 利 用 権 そ の 他 13,577 14,817 △ 1,240
投 資 そ の 他 の 資 産 195,778 238,086 △ 42,308
投 資 有 価 証 券 65,055 77,450 △ 12,394
長 期 貸 付 金 5,032 3,976 1,055
繰 延 税 金 資 産 49,315 50,028 △ 713
そ の 他 80,871 112,904 △ 32,032
貸 倒 引 当 金 △ 4,138 △ 5,838 1,700
投 資 評 価 引 当 金 △ 358 △ 434 76
繰 延 資 産 1,056 619 437
社 債 発 行 費 そ の 他 1,056 619 437
資 産 合 計 2,185,211 2,317,506 △132,294
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科 目 当 期 末
(16.3.31現在)
前 期 末
(15.3.31現在) 比 較 増 減 額
( 負 債 の 部 ) 百万円 百万円 百万円
流 動 負 債 798,318 980,104 △181,785
支 払 手 形 及 び 買 掛 金 70,156 73,313 △ 3,157
短 期 借 入 金 466,835 657,026 △190,190
1 年 以 内 償 還 社 債 70,860 33,832 37,027
未 払 金 57,170 74,321 △ 17,150
未 払 法 人 税 等 4,519 5,824 △ 1,304
繰 延 税 金 負 債 1,538 4,838 △ 3,300
賞 与 引 当 金 10,039 12,332 △ 2,293
そ の 他 117,198 118,614 △ 1,416
固 定 負 債 1,216,514 1,186,260 30,253
社 債 449,942 410,902 39,040
長 期 借 入 金 542,891 528,067 14,824
繰 延 税 金 負 債 5,978 4,377 1,600
再評価に係る繰延税金負債 43,823 42,345 1,478
退 職 給 付 引 当 金 34,859 35,242 △ 383
役 員 退 職 慰 労 金 引 当 金 785 2,458 △ 1,673
債 務 保 証 損 失 引 当 金 200 453 △ 253
連 結 調 整 勘 定 2,741 3,241 △ 499
そ の 他 135,291 159,172 △ 23,880
負 債 計 2,014,833 2,166,364 △151,531
( 少 数 株 主 持 分 ) 少 数 株 主 持 分 31,160 26,198 4,961
( 資 本 の 部 )
資 本 金 92,741 92,741 0
資 本 剰 余 金 23,644 46,381 △ 22,736
利 益 剰 余 金 △ 45,641 △ 76,650 31,008
土 地 再 評 価 差 額 金 67,371 66,623 747
その他有価証券評価差額金 5,905 1,418 4,487
為 替 換 算 調 整 勘 定 △ 2,604 △ 1,993 △ 611
自 己 株 式 △ 2,198 △ 3,578 1,380
資 本 計 139,217 124,942 14,275
負 債 、 少 数 株 主 持 分 及 び 資 本 合 計
2,185,211 2,317,506 △132,294
当 期 末 前 期 末
1. 有形固定資産の減価償却累計額 865,151百万円 864,906百万円
2. 手形割引高及び裏書譲渡高 605百万円 1,387百万円
3. 偶発債務
保証債務(保証予約を含む。) 21,327百万円 24,313百万円
4. 自己株式数 9,859,674株 12,747,079株
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(4)-2 連結損益計算書
科 目 当 期 前 期 比 較 増 減 額 比較増減率
百万円 百万円 百万円 %
営 業 収 益 1,297,848 1,303,584 △ 5,736 △ 0.4
営 業 費 1,242,053 1,265,078 △ 23,024 △ 1.8 運 輸 業 等 営 業 費 及 び 売 上 原 価 1,126,096 1,137,354 △ 11,258 △ 1.0
販売費及び一般管理費 115,957 127,723 △ 11,765 △ 9.2
営 業 利 益 55,794 38,506 17,288 44.9
営 業 外 収 益 9,850 12,660 △ 2,809 △ 22.2
受取利息及び受取配当金 2,708 1,204 1,504 124.9
持分法による投資利益 827 4,637 △ 3,810 △ 82.2
そ の 他 6,314 6,818 △ 504 △ 7.4
営 業 外 費 用 32,181 37,871 △ 5,690 △ 15.0
支 払 利 息 27,229 30,459 △ 3,229 △ 10.6
そ の 他 4,951 7,412 △ 2,460 △ 33.2
経 常 利 益 33,463 13,295 20,168 151.7
特 別 利 益 23,408 49,972 △ 26,563 △ 53.2
工 事 負 担 金 等 受 入 額 9,563 17,799 △ 8,235 △ 46.3
固 定 資 産 売 却 益 6,732 14,616 △ 7,883 △ 53.9
有 価 証 券 売 却 益 5,010 6,141 △ 1,131 △ 18.4
退職給付過去勤務債務償却益 262 9,501 △ 9,238 △ 97.2
そ の 他 1,840 1,914 △ 74 △ 3.9
特 別 損 失 29,766 123,735 △ 93,968 △ 75.9
販 売 土 地 建 物 評 価 損 4,416 22,386 △ 17,969 △ 80.3
固 定 資 産 売 却 損 8,196 6,394 1,802 28.2
固 定 資 産 除 却 費 5,124 4,936 187 3.8
固 定 資 産 評 価 損 549 35,481 △ 34,932 △ 98.5
特 別 退 職 金 3,402 16,096 △ 12,694 △ 78.9
退 職 給 付 費 用 ― 25,819 △ 25,819 ―
関 係 会 社 整 理 損 1,499 6,594 △ 5,095 △ 77.3
そ の 他 6,578 6,025 553 9.2
税金等調整前当期純利益又は
税金等調整前当期純損失(△) 27,105 △ 60,467 87,572 ―
法人税、住民税及び事業税 7,840 7,542 297 3.9
法 人 税 等 調 整 額 417 △ 20,566 20,983 ―
少 数 株 主 利 益 2,302 3,053 △ 750 △ 24.6
当期純利益又は当期純損失(△) 16,545 △ 50,497 67,042 ―
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(4)-3 連結剰余金計算書
科 目 当 期 前 期
百万円 百万円
( 資 本 剰 余 金 の 部 )
資 本 剰 余 金 期 首 残 高 46,381 46,381
資 本 剰 余 金 減 少 高 22,736 ―
自 己 株 式 処 分 差 損 134 ―
欠 損 補 填 に よ る 資 本 剰 余 金 減 少 高
22,602 ―
資 本 剰 余 金 期 末 残 高 23,644 46,381
( 利 益 剰 余 金 の 部 )
利 益 剰 余 金 期 首 残 高 △ 76,650 △ 36,058
利 益 剰 余 金 増 加 高 39,224 12,317
当 期 純 利 益 16,545 ―
土地再評価差額金取崩による 利 益 剰 余 金 増 加 高 ― 6,973
連 結 子 会 社 合 併 に よ る 利 益 剰 余 金 増 加 高 76 5,343
欠 損 補 填 に よ る 利 益 剰 余 金 増 加 高
22,602 ―
利 益 剰 余 金 減 少 高 8,215 52,909
役 員 賞 与 48 42
当 期 純 損 失 ― 50,497
土地再評価差額金取崩による 利 益 剰 余 金 減 少 高 2,810 ―
連 結 子 会 社 合 併 に よ る 利 益 剰 余 金 減 少 高 3,567 ―
連 結 子 会 社 増 加 に よ る 利 益 剰 余 金 減 少 高 16 400
持分法適用会社増加による 利 益 剰 余 金 減 少 高 ― 96
持分法適用会社減少による 利 益 剰 余 金 減 少 高 1,772 1,871
利 益 剰 余 金 期 末 残 高 △ 45,641 △ 76,650
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(4)-4 連結キャッシュ・フロー計算書
科 目 当 期 前 期
百万円 百万円 Ⅰ 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー
税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 又 は 税 金 等 調 整 前 当 期 純 損 失 ( △ ) 27,105 △ 60,467
減 価 償 却 費 52,422 58,186 固 定 資 産 除 却 損 6,042 5,870 工 事 負 担 金 等 受 入 額 △ 9,563 △ 17,799 固 定 資 産 売 却 損 益 1,464 △ 8,221 固 定 資 産 評 価 損 549 35,481 有 価 証 券 売 却 損 益 △ 2,891 △ 5,525 有 価 証 券 評 価 損 268 1,943 連 結 調 整 勘 定 償 却 額 △ 861 △ 780 退 職 給 付 引 当 金 の 増 減 額 7,673 △ 9,156 退 職 給 付 信 託 設 定 損 益 △ 23 △ 571 退 職 給 付 信 託 設 定 額 63 29,160 退 職 給 付 過 去 勤 務 債 務 償 却 益 △ 262 △ 9,501 賞 与 引 当 金 の 増 減 額 △ 2,072 △ 1,140 受 取 利 息 及 び 受 取 配 当 金 △ 2,708 △ 1,204 支 払 利 息 27,229 30,459 持 分 法 に よ る 投 資 損 益 △ 827 △ 4,637 売 上 債 権 の 増 減 額 1,785 644 た な 卸 資 産 の 増 減 額 39,186 18,971 た な 卸 資 産 評 価 損 4,556 22,442 仕 入 債 務 の 増 減 額 △ 2,336 2,197 そ の 他 △ 9,146 8,859
小 計 137,651 95,211
利 息 及 び 配 当 金 の 受 取 額 1,445 1,547 利 息 の 支 払 額 △ 27,219 △ 30,200 法 人 税 等 の 支 払 額 △ 8,852 △ 9,419
営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 103,025 57,138
Ⅱ 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 定 期 預 金 の 預 入 に よ る 支 出 △ 701 △ 852 定 期 預 金 の 払 戻 に よ る 収 入 781 2,595 満 期 保 有 目 的 の 債 券 の 取 得 に よ る 支 出 △ 753 △ 659 満 期 保 有 目 的 の 債 券 の 償 還 に よ る 収 入 773 688 投 資 有 価 証 券 の 取 得 に よ る 支 出 △ 2,488 △ 3,875 投 資 有 価 証 券 の 売 却 に よ る 収 入 24,595 9,601 固 定 資 産 の 取 得 に よ る 支 出 △ 56,134 △ 53,985 固 定 資 産 の 売 却 に よ る 収 入 30,695 96,494 長 期 前 払 費 用 の 支 出 △ 1,826 △ 988 そ の 他 の 投 資 等 の 取 得 に よ る 支 出 △ 2,964 △ 10,655 そ の 他 の 投 資 等 の 回 収 に よ る 収 入 4,458 13,415 工 事 負 担 金 等 受 入 9,071 9,919 貸 付 に よ る 支 出 △ 4,813 △ 9,940 貸 付 金 の 回 収 に よ る 収 入 2,322 3,876 そ の 他 △ 622 △ 1,153
投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 2,394 54,481
Ⅲ 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 短 期 借 入 金 の 純 増 減 額 △ 178,581 △ 73,166 長 期 借 入 に よ る 収 入 187,191 149,656 長 期 借 入 金 の 返 済 に よ る 支 出 △ 180,499 △ 176,415 社 債 の 発 行 に よ る 収 入 108,978 59,565 社 債 の 償 還 に よ る 支 出 △ 34,232 △ 75,670 そ の 他 の 負 債 の 返 済 に よ る 支 出 △ 19,998 △ 22,160 株 式 の 発 行 に よ る 収 入 2,380 ― 少 数 株 主 へ の 配 当 金 の 支 払 額 △ 341 △ 311 自 己 株 式 の 売 却 に よ る 収 入 1,058 ― そ の 他 △ 206 △ 877
財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー △ 114,250 △ 139,380
Ⅳ 現 金 及 び 現 金 同 等 物 に 係 る 換 算 差 額 △ 484 △ 753
Ⅴ 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額 △ 9,314 △ 28,513
Ⅵ 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高 62,039 90,443
Ⅶ 連 結 範 囲 変 更 に 伴 う 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 加 額 30 109
Ⅷ 連結子会社合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 87 ―
Ⅸ 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 52,842 62,039
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連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 1.連結の範囲に関する事項 子会社191社のうち、116社を連結の範囲に含めております。(主要会社名 ㈱近鉄百貨店 奈良交通㈱
㈱近鉄エクスプレス) 連結範囲の異動状況 (新規)㈱近鉄エコロジスティクス、PT. KINTETSU WORLD EXPRESS INDONESIA、
㈱近鉄志摩ホテルリゾート、㈱近鉄賢島リゾート、㈱ケイ・エス・エス建物管理 (除外)KINTETSU ADUANAS S.A.、KWE AGENTES ADUANALES, S.A.、
KINTETSU WORLD EXPRESS (MEXICO), S.A. DE CV.、KINTETSU WORLD EXPRESS DEL PERU S.A.、 KINTETSU WORLD EXPRESS DO BRASIL SERVICOS S/C LTDA.、㈱賢島宝生苑、池の浦開発㈱、 長良川開発㈱、㈱桃山城、㈱近商ストア、㈱シェトワ、㈱アール・イー・エム天王寺
2.持分法の適用に関する事項 関連会社24社のうち、14社に対する投資について持分法を適用しております。 (主要会社名 福山通運㈱ 近畿車輛㈱) 持分法適用の異動状況 (新規)㈱近商ストア (除外)長良川メッセホテル開発㈱、㈱大広 3.連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
連結子会社の資産及び負債の評価については、全面時価評価法を採用しております。 4.連結調整勘定の償却に関する事項
連結調整勘定の償却については、主として5年間の均等償却を行っております。 5.利益処分項目等の取扱いに関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について、連結会計年度中に確定した利益処分に基づいて作成してお
ります。 6.連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及
び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
7.消費税の会計処理に関する事項 消費税の会計処理は税抜方式によっております。
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(5)セグメント情報 ①事業の種類別セグメント情報 当 期(平成15年4月1日~平成16年3月31日) (単位:百万円)
運輸業 レジャー・ サービス業
流通業 不動産業 その他の事業
計 消 去 又は 全 社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高 483,625 115,265 545,611 130,711 22,634 1,297,848 - 1,297,848
(2)セグメント間の 内部売上高又は振替高
8,453 36,450 5,239 20,811 33,233 104,186 (104,186) -
計 492,078 151,715 550,850 151,523 55,867 1,402,034 (104,186) 1,297,848
営 業 費 用 445,843 157,696 544,907 145,893 54,218 1,348,559 (106,505) 1,242,053
営 業 利 益 46,234 △ 5,981 5,942 5,629 1,649 53,475 2,319 55,794
Ⅱ 資産、減価償却費 及び資本的支出
資 産 1,026,263 160,873 246,968 708,304 45,519 2,187,931 ( 2,719) 2,185,211
減 価 償 却 費 29,038 5,820 8,218 8,467 1,498 53,043 ( 621) 52,422
資 本 的 支 出 34,513 8,315 7,832 4,767 3,761 59,189 ( 1,259) 57,930
前 期(平成14年4月1日~平成15年3月31日) (単位:百万円)
運輸業 レジャー・ サービス業
流通業 不動産業 その他の事業
計 消 去 又は 全 社
連 結
Ⅰ 売上高及び営業損益
売 上 高
(1)外部顧客に対する売上高 482,727 115,519 558,079 123,229 24,026 1,303,584 - 1,303,584
(2)セグメント間の 内部売上高又は振替高
7,751 22,044 4,639 20,232 32,162 86,830 ( 86,830) -
計 490,479 137,564 562,719 143,462 56,189 1,390,414 ( 86,830) 1,303,584
営 業 費 用 454,538 148,072 556,945 137,857 55,477 1,352,891 ( 87,813) 1,265,078
営 業 利 益 35,940 △ 10,508 5,774 5,604 712 37,523 983 38,506
Ⅱ 資産、減価償却費 及び資本的支出
資 産 1,044,144 184,147 280,491 754,898 43,148 2,306,829 10,676 2,317,506
減 価 償 却 費 31,423 6,731 8,439 11,111 1,311 59,017 ( 831) 58,186
資 本 的 支 出 43,819 7,313 8,972 4,054 2,925 67,085 ( 4,091) 62,993
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(注)1.事業区分の方法
日本標準産業分類をベースに、経営の多角化の実態が具体的かつ適切に開示できるよう、事業を区分し
ております。
2.各事業区分の主要な事業内容 運 輸 業 鉄道、バス、タクシー、自動車賃貸、貨物自動車運送、航空貨物運送、船舶
運航の営業を行っております。 レジャー・サービス業 ホテル、飲食店、旅館、広告代理、テーマパーク、映画、ビルメンテナンス、
プロ野球の営業等を行っております。 流 通 業 百貨店業を中心に商品の販売等を行っております。 不 動 産 業 土地及び建物の賃貸、販売等を行っております。 そ の 他 の 事 業 電気設備工事の設計・施工、建設コンサルタントのほか、有線テレビジョン
放送、情報処理の営業等を行っております。 3.全社資産の主な内容
資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の金額は、当期67,134百万円、前期77,924
百万円であり、その主なものは当社での余資運用資金(預金)及び長期投資資金(投資有価証券)等であり
ます。
②所在地別セグメント情報 当期、前期ともに、全セグメントの売上高の合計及び全セグメントの資産の金額の合計額に占める本国の割合が
いずれも90%を超えているため、所在地別セグメント情報の記載を省略しております。 ③海外売上高 当期、前期ともに、海外売上高が連結売上高の10%未満のため、海外売上高の記載を省略しております。
(6)リース取引
電子開示手続きを行っているため記載省略。
(7)関連当事者との取引
当期は該当事項がありません。
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(8)税効果会計 当 期(平成16年3月31日現在) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
繰 延 税 金 資 産 退 職 給 付 引 当 金 26,014 百万円 資 産 評 価 損 25,311 未 実 現 利 益 14,967 賞 与 引 当 金 3,211 繰 越 欠 損 金 1,138 貸 倒 引 当 金 1,066 未 払 事 業 税 413 役員退職慰労金引当金 301 そ の 他 2,155 合 計 74,581 繰 延 税 金 負 債 退 職 給 付 信 託 設 定 益 8,270 固 定 資 産 圧 縮 積 立 金 2,838 連結子会社資産評価差額 1,990 有 価 証 券 評 価 益 1,721 そ の 他 2,508 合 計 17,329 繰 延 税 金 資 産 の 純 額 57,251
(注)繰延税金資産から控除した金額 繰 越 欠 損 金 ほ か 29,840
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、
当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
法 定 実 効 税 率 40.0 % (調 整) 連 結 子 会 社 当 期 損 失 12.1 税務上の繰越欠損金の利用 △18.4 連 結 調 整 勘 定 償 却 額 △ 1.3 そ の 他 △ 1.9 税効果会計適用後の
法人税等の負担率 30.5
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(9)有価証券 1. 満期保有目的の債券で時価のあるもの
当 期(平成16年3月31日現在) 前 期(平成15年3月31日現在)
種 類 連結貸借対照表計上額
時 価 差 額 連結貸借対照表計上額
時 価 差 額
時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
国債・地方債等 592 597 4 610 617 6 社 債 58 58 0 24 24 0 小 計 650 655 5 634 641 6
時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの
国債・地方債等 52 50 △ 1 20 20 △ 0 社 債 619 619 △ 0 677 676 △ 1 小 計 672 670 △ 2 697 696 △ 1
合 計 1,323 1,325 2 1,332 1,337 5 2. その他有価証券で時価のあるもの
当 期(平成16年3月31日現在) 前 期(平成15年3月31日現在)
種 類 取 得 原 価
連結貸借対照表計上額
差 額 取 得 原 価 連結貸借対照表計上額
差 額
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
株 式 8,189 16,853 8,663 5,875 8,519 2,643 債 券 社 債 5 5 0 262 311 49 そ の 他 21 33 11 14 15 1 小 計 8,216 16,891 8,675 6,152 8,846 2,694
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
株 式 3,188 2,744 △ 443 6,179 4,568 △1,610 債 券 社 債 - - - 904 895 △ 9 そ の 他 - - - 22 15 △ 7 小 計 3,188 2,744 △ 443 7,106 5,479 △1,626
合 計 11,404 19,635 8,231 13,258 14,326 1,067 3. 売却したその他有価証券
当 期(平成15年4月1日~平成16年3月31日) 前 期(平成14年4月1日~平成15年3月31日)
売 却 額 売 却 益 の 合 計 額
売 却 損 の 合 計 額
売 却 額 売 却 益 の 合 計 額
売 却 損 の 合 計 額
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 7,246 1,227 1 3,179 2,080 227
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4.時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額
当 期 前 期 種 類
(平成16年3月31日現在) (平成15年3月31日現在) (1)満期保有目的の債券 百万円 百万円
非上場債券 394 394 (2)その他有価証券
非上場株式(店頭売買株式を除く) 8,257 13,168 非上場債券 - 6,000 出資証券 1,000 1,000 貸付信託の受益証券 - 200
5.その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の今後の償還予定額
当 期(平成16年3月31日現在) 区 分 1 年 以 内 1年超5年以内 5年超10年以内 1 0 年 超
(1) 債 券 百万円 百万円 百万円 百万円 国債・地方債等 372 190 83 - 社 債 633 50 - - そ の 他 - - 100 300
(2) そ の 他 - 7 514 - 合 計 1,005 247 697 300
前 期(平成15年3月31日現在)
区 分 1 年 以 内 1年超5年以内 5年超10年以内 1 0 年 超 (1) 債 券 百万円 百万円 百万円 百万円
国債・地方債等 128 407 94 - 社 債 1,784 85 - - そ の 他 - - - 400
(2) そ の 他 209 32 14 - 合 計 2,122 525 109 400
(10)デリバティブ取引 当期、前期ともに、当社グループが利用しているデリバティブ取引については、全てヘッジ会計が適用されてい
るため記載しておりません。
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(11)退職給付
① 採用している退職給付制度の概要 当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として、適格退職年金制度及び退職一時金制度等を設けております。 当社については、平成12年3月より適格退職年金制度に全面移行しております。
② 退職給付債務に関する事項 当 期 末 前 期 末 (平成16年3月31日現在)(平成15年3月31日現在) 百万円 百万円 イ. 退職給付債務 △ 182,879 △ 194,045 ロ. 年金資産 115,168 84,711 ハ. 未積立退職給付債務(イ+ロ) △ 67,710 △ 109,333 ニ. 未認識過去勤務債務 808 181 ホ. 未認識数理計算上の差異 17,543 60,320 ヘ. 会計基準変更時差異の未処理額 21,578 26,622 ト. 連結貸借対照表計上額純額(ハ+ニ+ホ+ヘ) △ 27,781 △ 22,208 チ. 前払年金費用 7,078 13,033 リ. 退職給付引当金(ト-チ) △ 34,859 △ 35,242
(注)一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
③ 退職給付費用に関する事項 当 期 前 期 百万円 百万円 イ. 勤務費用 8,019 11,564 ロ. 利息費用 4,544 7,747 ハ. 期待運用収益 △ 2,367 △ 5,945 ニ. 過去勤務債務の費用処理額 △ 275 △ 9,490 ホ. 数理計算上の差異の費用処理額 6,236 24,896 ヘ. 会計基準変更時差異の費用処理額 2,524 8,101 ト. 退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ+ホ+ヘ) 18,681 36,874
(注)1.上記退職給付費用以外に、割増退職金3,553百万円(当期)、16,498百万円(前期)を支払
っており、このうち3,402百万円(当期)、16,096百万円(前期)は特別損失として処理しております。
2.簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は、「イ.勤務費用」に計上しております。 ④ 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項 当 期 前 期 イ. 退職給付見込額の期間配分方法 期間定額基準 期間定額基準 ロ. 割引率 主として2.5% 主として2.5% ハ. 期待運用収益率 1%~4% 1%~4% ニ. 過去勤務債務の額の処理年数 13年~15年 13年~15年 ホ. 数理計算上の差異の処理年数 主として10年(発生時の従業員
の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により、発生時の翌期から費用処理することとしております。)
主として10年(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により、発生時の翌期から費用処理することとしております。)
ヘ. 会計基準変更時差異の処理年数 15年 15年
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平成16年 3月期 個別財務諸表の概要 平成16年 5月25日
上 場 会 社 名 近畿日本鉄道株式会社 上場取引所 東 大 名 コ ー ド 番 号 9041 本社所在都道府県 大阪府 (URL http://www.kintetsu.co.jp ) 代 表 者 取締役社長 山口 昌紀 問合せ先責任者 経理部長 植田 和保 TEL (06)6775-3511 決算取締役会開催日 平成 16年 5 月 25 日 中間配当制度の有無 有 定時株主総会開催日 平成 16年 6 月 29 日 単元株制度採用の有無 有 (1単元 1,000 株) 1. 16 年 3 月期の業績(平成 15年 4 月 1 日~平成 16年 3 月 31 日) (1)経営成績 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 売 上 高 営業利益 経常利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 16 年 3月期 15 年 3月期
262,997 △2.7 270,323 18.4
41,191 16.8 35,261 28.9
22,205 121.0 10,047 11.6
当期純利益 1 株 当 た り 当 期 純 利 益
潜 在 株 式 調 整 後 1株当たり当期純利益
株 主 資 本 当期純利益率
総 資 本 経常利益率
売 上 高 経常利益率
百万円 % 円 銭 円 銭 % % % 16 年 3月期 15 年 3月期
13,144 ― △37,923 ―
7.73 △22.28
7.65 ―
6.6 △15.2
1.3 0.6
8.4 3.7
(注) ①期中平均株式数 16 年 3 月期 1,701,087,113 株 15 年 3 月期 1,702,233,700 株 ②会計処理の方法の変更 無 ③売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率 (2)配当状況
1株当たり年間配当金
中 間 期 末 配当金総額 (年 間) 配当性向 株主資本
配 当 率
円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % % 16 年 3月期 15 年 3月期
2.50 0.00
0.00 0.00
2.50 0.00
4,252 0
32.3 ―
2.1 0.0
(3)財政状態
総 資 産 株 主 資 本 株主資本比率 1株当たり株主資本
百万円 百万円 % 円 銭
16 年 3月期 15 年 3月期
1,655,179 1,706,938
206,714 193,688
12.5 11.3
121.53 113.85
(注) ①期末発行済株式数 16 年 3 月期 1,700,897,268 株 15 年 3 月期 1,701,266,569 株 ②期末自己株式数 16 年 3 月期 2,423,348 株 15 年 3 月期 2,054,047 株 2.17年 3 月期の業績予想(平成 16年 4 月 1 日~平成 17年 3 月 31 日)
1株当たり年間配当金 売 上 高 経常利益 当期純利益
中 間 期 末 百万円 百万円 百万円 円 銭 円 銭 円 銭 中 間 期 通 期
129,300 259,000
12,500 26,500
6,500 4,500
0.00 ―
― 3.00
― 3.00
(参考)1株当たり予想当期純利益(通期) 2 円 65銭
※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因
に係る本資料発表日現在における仮定を前提としています。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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(12)個別財務諸表等
(12)-1 貸借対照表
科 目 当 期 末
(16.3.31現在)
前 期 末
(15.3.31現在) 比 較 増 減 額
( 資 産 の 部 ) 百万円 百万円 百万円
流 動 資 産 274,292 291,545 △ 17,252
現 金 ・ 預 金 12,450 10,093 2,357 未 収 運 賃 3,686 3,491 194
未 収 金 8,544 9,975 △ 1,430 未 収 収 益 298 331 △ 33
短 期 貸 付 金 30,294 36,855 △ 6,561
販 売 土 地 及 び 建 物 208,460 219,079 △ 10,619
貯 蔵 品 1,700 1,434 265
前 払 金 2,577 2,252 324
前 払 費 用 764 817 △ 53
繰 延 税 金 資 産 15,672 18,629 △ 2,957
そ の 他 の 流 動 資 産 351 420 △ 68
貸 倒 引 当 金 △ 10,508 △ 11,837 1,329
固 定 資 産 1,379,875 1,414,913 △ 35,038
鉄 軌 道 事 業 固 定 資 産 734,649 741,579 △ 6,929
付 帯 事 業 固 定 資 産 392,798 409,788 △ 16,989
各 事 業 関 連 固 定 資 産 10,848 11,064 △ 215
建 設 仮 勘 定 23,429 20,830 2,599
投 資 そ の 他 の 資 産 218,148 231,650 △ 13,502
子 会 社 株 式 142,001 136,460 5,541
投 資 有 価 証 券 32,230 45,575 △ 13,345
長 期 貸 付 金 34,599 29,478 5,120
長 期 前 払 費 用 1,126 1,325 △ 199
長 期 繰 延 税 金 資 産 13,066 17,381 △ 4,315
そ の 他 の 投 資 等 18,467 23,182 △ 4,714
貸 倒 引 当 金 △ 5,952 △ 1,083 △ 4,869
投 資 評 価 引 当 金 △ 17,390 △ 20,670 3,280
繰 延 資 産 1,011 479 531
社 債 発 行 費 1,011 479 531
資 産 合 計 1,655,179 1,706,938 △ 51,759
- - 22
科 目 当 期 末
(16.3.31現在)
前 期 末
(15.3.31現在) 比 較 増 減 額
( 負 債 の 部 ) 百万円 百万円 百万円
流 動 負 債 435,484 511,237 △ 75,753
短 期 借 入 金 298,914 406,146 △ 107,232
1 年 以 内 償 還 社 債 70,800 30,000 40,800 未 払 金 39,464 44,691 △ 5,226
未 払 費 用 6,987 6,146 840
未 払 消 費 税 ― 3,570 △ 3,570
未 払 法 人 税 等 187 389 △ 201
預 り 連 絡 運 賃 1,672 1,654 18
預 り 金 2,376 1,750 626
前 受 運 賃 5,029 5,132 △ 103
前 受 金 5,710 6,074 △ 363
賞 与 引 当 金 2,974 4,411 △ 1,437
そ の 他 の 流 動 負 債 1,367 1,269 98
固 定 負 債 1,012,979 1,002,011 10,968
社 債 449,702 410,902 38,800
長 期 借 入 金 401,771 403,379 △ 1,607
再評価に係る繰延税金負債 39,747 38,041 1,705
債 務 保 証 損 失 引 当 金 2,450 8,200 △ 5,750
そ の 他 の 固 定 負 債 119,308 141,488 △ 22,179
負 債 計 1,448,464 1,513,249 △ 64,784
( 資 本 の 部 )
資 本 金 92,741 92,741 0
資 本 剰 余 金 23,778 46,381 △ 22,602
資 本 準 備 金 23,185 46,381 △ 23,195
そ の 他 資 本 剰 余 金 593 ― 593
資本準備金減少差益 593 ― 593
利 益 剰 余 金 31,310 △ 1,878 33,188
利 益 準 備 金 ― 20,724 △ 20,724
固 定 資 産 圧 縮 積 立 金 ― 14,233 △ 14,233
特 別 償 却 準 備 金 ― 220 △ 220 当 期 未 処 分 利 益 又 は 当 期 未 処 理 損 失 (△ )
31,310 △ 37,055 68,365
土地再評価差額金 59,621 57,062 2,558
株式等評価差額金 ― △ 6 6
自 己 株 式 △ 737 △ 612 △ 125
資 本 計 206,714 193,688 13,025
負 債 ・ 資 本 合 計 1,655,179 1,706,938 △ 51,759
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(12)-2 損益計算書
科 目 当 期 前 期 比較増減額 比較増減率
鉄 軌 道 事 業 百万円 百万円 百万円 %
営 業 収 益 172,552 177,365 △ 4,813 △ 2.7
営 業 費 136,254 148,651 △ 12,397 △ 8.3
営 業 利 益 36,297 28,713 7,584 26.4
付 帯 事 業
営 業 収 益 90,445 92,958 △ 2,513 △ 2.7
営 業 費 85,551 86,410 △ 859 △ 1.0
営 業 利 益 4,894 6,547 △ 1,653 △ 25.3
全 事 業
営 業 収 益 262,997 270,323 △ 7,326 △ 2.7
営 業 費 221,805 235,062 △ 13,256 △ 5.6
営 業 利 益 41,191 35,261 5,930 16.8
営 業 外 収 益 5,577 2,695 2,882 106.9 営 業 外 費 用 24,564 27,908 △ 3,344 △ 12.0
経 常 利 益 22,205 10,047 12,157 121.0 特 別 利 益 12,724 41,924 △ 29,199 △ 69.6
工 事 負 担 金 等 受 入 額 9,563 17,799 △ 8,235 △ 46.3
固 定 資 産 売 却 益 285 11,515 △ 11,229 △ 97.5
有 価 証 券 売 却 益 2,148 196 1,952 996.0
退職給付過去勤務債務償却益 ― 9,501 △ 9,501 ―
そ の 他 の 特 別 利 益 726 2,912 △ 2,185 △ 75.1
特 別 損 失 12,670 114,908 △ 102,238 △ 89.0
販 売 土 地 建 物 評 価 損 4,455 21,826 △ 17,370 △ 79.6
固 定 資 産 売 却 損 1,567 5,816 △ 4,249 △ 73.1
子 会 社 等 関 連 損 失 3,467 52,739 △ 49,271 △ 93.4
特 別 退 職 金 2,042 13,219 △ 11,177 △ 84.6
退 職 給 付 費 用 ― 19,339 △ 19,339 ― そ の 他 の 特 別 損 失 1,136 1,966 △ 830 △ 42.2
税 引 前 当 期 純 利 益 又 は 税 引 前 当 期 純 損 失 ( △ )
22,259 △ 62,936 85,196 ―
法人税、住民税及び事業税 140 140 0 0.0
法 人 税 等 調 整 額 8,974 △ 25,153 34,128 ― 当 期 純 利 益 又 は 当 期 純 損 失 ( △ )
13,144 △ 37,923 51,067 ―
前 期 繰 越 損 失 ( △ ) ― △ 6,105 6,105 ―
利 益 準 備 金 減 少 額 20,724 ― 20,724 ―
土地再評価差額金取崩額 △ 2,558 6,973 △ 9,532 ― 当 期 未 処 分 利 益 又 は 当 期 未 処 理 損 失 ( △ )
31,310 △ 37,055 68,365 ―
- - 24
(貸借対照表の注記)
当 期 末 前 期 末
1. 有形固定資産の減価償却累計額 626,473百万円 623,329百万円
2. 工事負担金等の圧縮記帳累計額 188,569百万円 189,098百万円
3. 保証債務(保証予約を含む。) 56,721百万円 59,345百万円
連帯債務のうち他の連帯債務者負担額 2,872百万円 3,055百万円
重畳的債務引受による連帯債務 55,115百万円 76,069百万円
4. 資 本 の 欠 損 ― 23,214百万円
5. 土地の再評価に関する法律に基づき、事業用土地の再評価を行い、評価差額に係る税効果相当額を再評価に係る
繰延税金負債として負債の部に計上し、これを控除した金額を土地再評価差額金として資本の部に計上しておりま
す。
再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令第2条第3号に定める固定資産税評価額に基づき算出する方法、同条第4号に
定める路線価に基づき算出する方法及び同条第5号に定める不動産鑑定士による鑑定評価額により算出する方法に
よっております。
再評価を行った年月日 平成14年3月31日
6. 鉄道事業会計規則の改正に伴い、投資その他の資産は「投資等」から「投資その他の資産」に表示を変更してお
ります。
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(重要な会計方針) 1.有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券 償却原価法 子会社株式及び関連会社株式 移動平均法に基づく原価法 その他有価証券 時価のあるもの 決算日の市場価格等に基づく時価法 (評価差額は全部資本直入法により処理) 時価のないもの 移動平均法に基づく原価法
2.販売土地及び建物の評価基準及び評価方法
個別法に基づく原価法 3.有形固定資産の減価償却の方法
鉄軌道事業取替資産 取替法 建物 定額法 構築物 定額法 鉄軌道事業東大阪線の機械装置及び工具器具備品 定額法 その他の有形固定資産 定率法 4.鉄軌道事業における高架化工事や踏切道拡幅工事等を行うにあたり、地方公共団体等から工事費の一部として工事負担金等を受け入れております。これらの工事負担金等により固定資産を取得した場合には、取得原価をもって固定資産の取得価額とし、工事負担金等受入額については特別利益として計上しております。
5.貸倒引当金は、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
6.投資評価引当金は、市場価格のない株式を適正に評価するため、投資先の資産状態等を勘案して、特に計上を要すると認められる金額を計上しております。
7.賞与引当金は、支給見込額を計上しております。 8.退職給付引当金は、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき当期末において発生していると認められる金額を計上することとしております。数理計算上の差異については、定額法により発生時の翌期から費用処理しております。なお、当期末においては年金資産が退職給付債務から未認識数理計算上の差異を控除した金額を超過しているため、当該超過額 10,346 百万円はその他の投資等に含めて計上しております。
9.債務保証損失引当金は、子会社などへの債務保証等について保証先の資産状態等を勘案して、特に計上を要すると認められる金額を商法施行規則第 43 条の引当金として計上しております。
10.消費税の会計処理は税抜方式によっております。
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(12)-3 利益処分案及び損失処理計算書
利益処分案 損失処理計算書
科 目 当 期 科 目 前 期
百万円 百万円
当 期 未 処 分 利 益 31,310 当期未処理損失(△) △ 37,055
利 益 処 分 額
固 定 資 産 圧 縮 積 立 金 取 崩 額
14,233
配 当 金 4,252
(1株につき2円50銭)
特 別 償 却 準 備 金 取 崩 額
220
資 本 準 備 金 取 崩 額 22,602
次 期 繰 越 利 益 27,057 次 期 繰 越 損 失 ( △ ) 0
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(12)-4 リース取引関係
電子開示手続きを行っているため記載省略。
(12)-5 有価証券関係 子会社株式及び関連会社株式で時価のあるもの
当 期 末 (16.3.31現在)
前 期 末 (15.3.31現在)
種 類 貸借対照表 計上額
時 価 差 額 貸借対照表
計上額 時 価 差 額
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
子会社株 式 54,436 57,603 3,167 56,567 47,313 △9,254
関連会社株式 11,205 15,991 4,785 11,205 11,905 699
合 計 65,641 73,594 7,953 67,772 59,218 △8,554
(12)-6 税効果会計関係
当 期 末(平成16年3月31日現在)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
繰 延 税 金 資 産 販売土地建物評価損 9,278 百万円 貸 倒 引 当 金 4,203 賞 与 引 当 金 1,189 そ の 他 1,002 合 計 15,672
長 期 繰 延 税 金 資 産 退 職 給 付 引 当 金 17,369 百万円 固 定 資 産 評 価 損 10,446 投 資 評 価 引 当 金 6,956 貸 倒 引 当 金 2,380 債務保証損失引当金 980 そ の 他 66 合 計 38,197
長 期 繰 延 税 金 負 債
有 価 証 券 評 価 益 15,868 百万円 退職給付信託設定益 9,263 合 計 25,131
長期繰延税金資産の純額 13,066
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(13) 役 員 の 異 動(平成16年6月29日付)
1.新任取締役候補
あま の ひでたけ 天 野 英 毅(株式会社日本航空ジャパン常勤顧問) 2.新任監査役候補 た むら としあき 田 村 俊 明(常務取締役)
と やま じゅんいち 外 山 順 一(全日本コンサルタント株式会社取締役社長)
3.退任予定取締役
おおとも しげぞう 大 友 滋 三(常務取締役)
た むら としあき 田 村 俊 明(常務取締役)
4.退任予定監査役 おくむら まさはる 奥 村 正 晴(監査役(常勤))
ちく ま ひろのぶ 筑 間 啓 亘(監査役(常勤))
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新任取締役候補略歴
天 野 英 毅 (昭和17年11月23日生)
昭和40年 4月 日本開発銀行入行
平成 8年 4月 同行理事
平成11年 9月 同 上 退任
平成11年10月 財団法人日本経済研究所理事長
平成15年 4月 株式会社日本エアシステム(現 株式会社日本航空
ジャパン)常勤顧問(現在)
平成15年 6月 財団法人日本経済研究所理事長退任
新任監査役候補略歴
田 村 俊 明 (昭和18年8月30日生)
昭和42年 4月 当社入社
平成13年 6月 当社取締役
平成15年 6月 当社常務取締役(現在)
外 山 順 一 (昭和20年12月18日生)
昭和46年 4月 当社入社
平成10年11月 当社技術室次長
平成11年11月 当社鉄道総局上本町営業局次長
平成12年11月 全日本コンサルタント株式会社出向
同社専務取締役
平成13年 6月 同社取締役社長(現在)
(注)同氏は、平成16年6月28日付で全日本コンサルタント
株式会社の取締役を退任する予定であります。
1.実績及び業績予想 (単位:百万円,%)
2.セグメント情報 (単位:百万円)
3.金融収支 (単位:百万円)
10,205
△ 1,319
53,475
2,319
連 結
10,294
15,952
1,335
17,288
4,527
168
25
936
△ 17,356
△ 5,736
1,599
14,151
△ 11,869
8,060
△ 321
11,620
46,234
受取利息及び受取配当金
支 払 利 息
金 融 収 支
66,000 55,794
16年3月期(実績)
492,078
151,715
550,850
151,523
55,867
1,000
1,402,034
5,070 5,629
△ 5,981
5,942
1,649
△ 104,186
1,297,848
11,524
3,665
2,881
657
△ 749
前年同期比較
17,421
7,584
△ 66,950
△ 123
△ 567
△ 42,634
10,700
900
65,000
49,900
△ 3,100
6,600
△ 109,400
1,250,000
△ 5,213
△ 47,848
不 動 産 業
そ の 他 の 事 業
計
483,900
151,400
55,300
消 去 又 は 全 社
連 結
運 輸 業
17年3月期(予想)
509,500
159,300
営 業 利 益
1,359,400
流 通 業
連 結 決 算 補 足 資 料
17年3月期(予想) 16年3月期(実績)
27,229
△ 24,520
1,204
30,459
△ 29,254
15年3月期(実績)
2,900
26,600
△ 23,700
2,708
そ の 他 の 事 業
計
消 去 又 は 全 社
流 通 業
不 動 産 業
運 輸 業
レジャー・ サー ビ ス業
レジャ ー・ サー ビ ス業
営 業 収 益
前年同期比較
16年9月期(予想)
前年同期比較 増減率 17年3月期(予想)
前年同期比較 増減率 16年3月期(実績)
前年同期比較 増減率
営 業 収 益 600,000 △ 39,874 △ 6.2 1,250,000 △ 47,848 △ 3.7 1,297,848 △ 5,736 △ 0.4
営 業 費 用 573,000 △ 42,876 △ 7.0 1,184,000 △ 58,053 △ 4.7 1,242,053 △ 23,024 △ 1.8
営 業 利 益 27,000 3,001 12.5 66,000 10,205 18.3 55,794 17,288 44.9
経 常 利 益 16,000 5,128 47.2 42,000 8,536 25.5 33,463 20,168 151.7
当 期 純 利 益 6,000 1,929 47.4 18,000 1,454 8.8 16,545 67,042 -
通 期中 間 期 通 期
(補-1)
4.借入金及び社債残高 (単位:百万円)
5.設備投資 (単位:百万円)
6.減価償却費 (単位:百万円)
7.新「近鉄グループ経営改善計画」における数値目標との比較
(注)ROEは株主資本当期純利益率であります。
15年3月期(実績)16年3月期(実績)
経営改善計画目標
18年3月期
62,993
16年3月期(実績)
1,629,828
1,009,727
520,802
1,185,093
444,734
1,530,529
借 入 金
社 債
計
14,475億円15,305億円
46,100
17年3月期(予想)
50,200
連結借入金・社債残高
16,545百万円
12.5%
連 結 当 期 純 利 益
52,422
連 結 R O E
16,000百万円
7.0%
17年3月期(予想)
16年3月期(実績)
15年3月期(実績)
58,186
16年3月期(実績) 15年3月期(実績)
57,930
(補-2)
1.実績及び業績予想(単位:百万円、%)
16年9月期(予想) 前年同期比較 増減率 17年3月期(予想) 前年同期比較 増減率 16年3月期(実績) 前年同期比較 増減率
84,900 △ 1,409 △ 1.6 168,300 △ 4,252 △ 2.5 172,552 △ 4,813 △ 2.7
44,400 △ 2,184 △ 4.7 90,700 254 0.3 90,445 △ 2,513 △ 2.7
6,500 △ 2,610 △ 28.7 16,000 △ 1,353 △ 7.8 17,353 △ 27 △ 0.2
18,500 1,192 6.9 37,600 2,806 8.1 34,793 △ 306 △ 0.9
15,700 △ 295 △ 1.8 31,500 △ 249 △ 0.8 31,749 △ 2,591 △ 7.5
3,700 △ 470 △ 11.3 5,600 △ 949 △ 14.5 6,549 412 6.7
129,300 △ 3,594 △ 2.7 259,000 △ 3,997 △ 1.5 262,997 △ 7,326 △ 2.7
64,700 △ 3,658 △ 5.4 127,700 △ 8,554 △ 6.3 136,254 △ 12,397 △ 8.3
42,600 △ 2,510 △ 5.6 85,300 △ 251 △ 0.3 85,551 △ 859 △ 1.0
107,300 △ 6,168 △ 5.4 213,000 △ 8,805 △ 4.0 221,805 △ 13,256 △ 5.6
20,200 2,248 12.5 40,600 4,302 11.9 36,297 7,584 26.4
1,800 325 22.1 5,400 505 10.3 4,894 △ 1,653 △ 25.3
22,000 2,574 13.3 46,000 4,808 11.7 41,191 5,930 16.8
12,500 3,047 32.2 26,500 4,294 19.3 22,205 12,157 121.0
6,500 1,925 42.1 4,500 △ 8,644 △ 65.8 13,144 51,067 ―
2.運輸成績(単位:千人、百万円、%)
16年9月期(予想) 前年同期比較 増減率 17年3月期(予想) 前年同期比較 増減率 16年3月期(実績) 前年同期比較 増減率
114,350 △ 1,402 △ 1.2 229,088 △ 4,386 △ 1.9 233,474 △ 3,067 △ 1.3
203,364 △ 4,634 △ 2.2 389,934 △ 9,613 △ 2.4 399,547 △ 7,678 △ 1.9
317,714 △ 6,036 △ 1.9 619,022 △ 13,999 △ 2.2 633,021 △ 10,745 △ 1.7
51,833 △ 522 △ 1.0 103,128 △ 1,934 △ 1.8 105,062 △ 1,432 △ 1.3
29,254 △ 692 △ 2.3 56,697 △ 1,436 △ 2.5 58,133 △ 1,273 △ 2.1
81,087 △ 1,214 △ 1.5 159,825 △ 3,370 △ 2.1 163,196 △ 2,706 △ 1.6
鉄軌道事業営業収益
付 帯 事 業 営 業 収 益
土 地 建 物 売 上 高
流 通 業 売 上 高
賃 貸 料
その他の事業収益
全 事 業 営 業 収 益
鉄 軌 道 事 業 営 業 費
付 帯 事 業 営 業 費
全 事 業 営 業 費
鉄軌道事業営業利益
付 帯 事 業 営 業 利 益
全 事 業 営 業 利 益
経 常 利 益
旅 客 収 入 合 計
定 期 外 収 入
定 期 収 入
当 期 純 損 益
定 期 外 人 員
定 期 人 員
旅 客 人 員 合 計
通 期中 間 期
個 別 決 算 補 足 資 料
通 期
(補-3)
3.金融収支(単位:百万円)
16年9月期(予想) 17年3月期(予想) 16年3月期(実績) 15年3月期(実績)
2,500 4,300 3,640 1,999
10,700 21,200 21,254 23,359
△ 8,200 △ 16,900 △ 17,613 △ 21,360
4.借入金及び社債残高(単位:百万円)
16年3月期(実績) 15年3月期(実績)
700,685 809,526
520,502 440,902
1,221,187 1,250,428
5.設備投資(単位:百万円)
16年9月期(予想) 17年3月期(予想) 16年3月期(実績) 15年3月期(実績)
11,000 22,000 21,591 33,998
1,000 4,000 5,296 7,520
12,000 26,000 26,887 41,518
6.減価償却費(単位:百万円)
16年9月期(予想) 17年3月期(予想) 16年3月期(実績) 15年3月期(実績)
14,500 28,900 29,918 34,546
社 債
減 価 償 却 費
計
鉄 軌 道 事 業
付 帯 事 業 等
計
受取利息及び配当金
支 払 利 息
金 融 収 支
借 入 金
(補-4)