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October, 2009

Naruto University of Education

Katsuhisa IKEDA

１０月５日～７日、全国に先駆けて東海・北陸ブロック の指導者養成研修（独立行政法人教員研修センター主催） が開催されました。昨年度まで５日間実施されてきたもの を、直山教科調査官がより実践的な内容にアレンジして、 しかもより多くの方に参加していただけるように研修期間 を３日間に短縮して行われました（その分、宿題も多かっ たようですが…）。すでに移行期間中ということもあり、各地区の代表者が抱える課題を中心に、その解決のための協議や演習が繰り返されました。以前は、「何のために外国語活動をするのか」という内容的な課題が多かったのですが、今回は評価やＡＬＴの活用などの方法的な課題に様変わりしました。 それでは、印象に残った情報だけをピックアップしてお知らせしたいと思います。 直山先生が伝えた主な内容は、「指導者」「活動・教材・評価」「小中連携」「研修」の４つでした。 ＡＬＴのために現在、英語ノート指導書の英訳を行っているそうです。ＨＲＴとＡＬＴとの役割分担については、次のように整理して説明されました。

指導者指導者指導者指導者

・

外国語を用いたコミュニ

ケーション 外国語の音声やリズムへの 慣れ親しみ 言語・文化への気づき 異文化を持つ人々との交流等 失敗しても受け入れられる 学習集団

・外国語 ←←←←ＡＬＴＡＬＴＡＬＴＡＬＴのののの役割役割役割役割 ・外国語を使おうとするモデル ・興味関心を持つ題材・内容・ 活動の設定 ・支援・励まし ・言語や文化についての知識 ・興味関心を持つ題材・内容・ 活動の設定 学級経営力

学学学学級級級級担担担担任任任任のののの役役役役割割割割

ゲームや活動をしながらいろいろなことを伝えられましたが、印象に残った「文字」と「評価」について紹介します。 【【【【文字文字文字文字のののの扱扱扱扱いいいい】】】】 文字については、アルファベットの認識と書き写しまでを英語ノートで扱ってい ます。読み書きは子どもに負担が大きく、教師の専門性も要求されるので中学英 語に任せること。黒板にたくさんの文字を並べることはＮＧです。もちろんフォ ニックスも小学校段階では望ましくありません。 【【【【評評評評価価価価】】】】 目標の３つの柱に沿って評価をします。評価規準は「～できる」と表記しません。評価観点ついては、年度内に国立教育政策研究所から報告が出されるそうですが、評価のための評価ではなく、子どもをよりよい目 標に向かわせるための評価にしていきましょう。 これまでと同様でした。詳しくは Naruto English

Times No.13をご覧ください。 研修講師として３つの視点（右側の囲み）を含んだ研修を組むように提案されました。教師の不安と不満を解消できるような研修内容が具体的に説明された部分もありました。 最後に質疑の場面がありました。興味深かった回答を載せたいと思います。

活動活動活動活動・・・・教材教材教材教材・・・・評価評価評価評価

小中連携小中連携小中連携小中連携

研修研修研修研修

【【【【ＱＱＱＱ１１１１】】】】ローマローマローマローマ字字字字はははは訓令式訓令式訓令式訓令式でででで教教教教えるべきえるべきえるべきえるべき？？？？それともそれともそれともそれともヘボンヘボンヘボンヘボン式式式式にすべきにすべきにすべきにすべき？？？？ 文字の扱いは中学に任せる。小学校では国語科の学習指導要領に従う。 【【【【ＱＱＱＱ２２２２】】】】指導案指導案指導案指導案のののの書書書書きききき方方方方はははは？？？？ フォーマットはないが、英語ノートの指導書を参考に。指導上の留意点の欄と評価は入れたい。 【【【【ＱＱＱＱ３３３３】】】】外国語活動外国語活動外国語活動外国語活動？？？？英語活動英語活動英語活動英語活動？？？？どっちなのどっちなのどっちなのどっちなの？？？？ 外国語活動。英語だけを選択することが学校で共通理解できていれば英語活動でもよい。

質疑の場面で

理論：外国語活動導入の経緯、 外国語活動の目標・内容 不安

不満

・外国語活動のイ メージ ・外国語活動理念 等の理解 ・外国語力 ・外国語を使うこ とへの慣れ ・教材準備 ・負担感 外国語への慣れ：外国語（教室英語の研修等）、 外国語を使う イメージ：活動の体験、授業参観、 授業作り、教材作り