第９回中国－東北アジア博覧会（長春市）に出展しました。

秋田県と中国吉林省は、1998年に経済友好交流に関する覚書を締結して以降、長春市で開催されてい

る博覧会への出展を通じて経済交流を行っています。

同博覧会は、日本、中国、韓国、北朝鮮、ロシア連邦、モンゴルの北東アジア６カ国の経済交流の活

発化を目的に、各国政府・自治体・多くの企業が出展しています。今年は９回目を迎え、長春国際会議

展示センターを会場に民間企業 966社が出展し、入場者は延べ 10万人を記録しました。

秋田県からは、有限会社クロスリンク、株式会社能代資源と中野産業株式会社の 3社が出展しました。

秋田県の日本酒・りんごジュース・ミネラルウオーターを扱うクロスリンクのブースには、日本食に

興味を持つ多くの来場者が訪れ、博覧会 2 日目には試飲用に持参したサンプル品の多くが在庫切れにな

ったほか、展示した「酒升」などの酒器や「稲庭うどん」も注目を集めました。

昨年に引き続き、お米の籾殻から作られた「ＭＰボード」を出展した能代資源のブースには、その環

境性能と、「もみじ」などの和風素材をプリントして目を引いたデザインが、中国・韓国など多くのバイ

ヤーから注目されました。

また、中野産業は「十和田石」の石版・石粒・石微細粉などのサンプル展示をいたしました。長春市

では、郊外地区を中心にマンション開発が盛んに進められておりますが、十和田石の青みがかった珍し

い紋様が、現地マンションの内装業者などの注目を集め、サンプル品の提供依頼が相次ぎました。

本県は、今後も中国東北地域の吉林省、黒竜江省、遼寧省及び延辺朝鮮族自治州との経済交流を進め、

県内企業の海外展開への支援を図って参ります。