(1)第175号 · 2019-11-21 · (1)第175号 農村伝道神学校学報 2019年11月19日...
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(1) 第 175 号 農村伝道神学校学報 2019 年 11 月 19 日
雑でした�
カナダにと�ての戦争は日
本とぜんぜん違います�カナ
ダは戦場にならなか�たし�
正しい目的のために戦�てい
ると思�ていたし�そして勝
ちました�日本は負けただけ
ではなく�沖縄が戦場となり�
多くの場所は空爆を経験して�
広島と長崎は原爆が落とされ�
何百万人が殺され�日本の多
くの兵士は当時の教育によ�
て良い事のために戦争で戦�
ていると思�ていたのに�日
本が悪者にされました�第二
次世界大戦でカナダの兵士が
何万人も死にましたが�その
人たちは英雄と呼ばれていま
す�一一月にその人たちを覚
えるために�カナダ人がケシ
の花を服につけます�ヨ�ロ
�パで兵士たちが葬られてい
る所にケシの花がたくさん咲
いているからです�そして�
例えばオンタリオ州の高速道
路は�英雄の国道��H
ighway
of Heroes
�と呼ばれていて�そ
の標識にもケシの花が描かれ
ています�教会の中には会員
で戦死した人々の名前のプラ
一一月一一日は第一次世
界大戦休戦記念日です�終戦
と戦争で戦�た兵士たちの
功績を讃え�戦争で亡くな�
た兵士を追悼する日で�カナ
ダではR
emem
brance Day
と呼
ばれています�この日にカナ
ダ合同教会も含めて多くの教
会が一一月一一日前の日曜日
に特別な礼拝をします�それ
は第一次世界大戦だけではな
く�第二次世界大戦�朝鮮戦
争�またアフガニスタン紛争
で戦�た兵士たちを覚える礼
拝です�二〇一五年�私たち
は本国活動のためにカナダに
いて�その日に自分の母教会
で日本での働きについて分か
ち合う機会が与えられました
が�その礼拝の中でカナダの
Rem
embrance D
ay
の式をして
ほしいと言われました�私は
もしそれをするなら日本にと
�て第二次世界大戦は何だ�
たかを言わせてもらえないと
出来ないと言いました�母教
会の牧師と役員がび�くりし
て�それについて相談するこ
とになりました�相談してか
ら電話で連絡してくれて�他
の人に頼みました��と�今ま
で国によ�て戦争の経験が違
うと考えたことはなか�た��
と言われました�他の人に頼
んでくれたことは嬉しか�た
ですが�それでも気持ちは複
�クがありその周りにもケシ
の花をたくさん飾�ています�
私はどうしても戦死した兵士
のことを覚えるだけではなく�
知らないうちに戦争そのもの
を美化してしまう可能性があ
ると思います�
農業しているカナダの友だ
ちにその話をすると彼も私と
同じ気持ちでした�彼はアフ
リカで働いたこともありまし
たし�そしてCPT�クリス
チ�ン・ピ�スメ�カ�・チ
�ム�でイラク戦争の最中に
イラクに行�て平和活動をし
ていました�CPTは北アメ
リカの平和主義の教会によ�
て始まりましたが�現在教派
を超えて世界中のいろんな所
で平和活動をしています�友
だちはカナダ合同教会の会
員ですが�彼も一一月一一
日の前の日曜日の礼拝に行き
たくないです�彼と一緒にメ
ノナイト教会の集会に出席す
ることが出来ました�メノナ
イト教会ではケシの花をつけ
ていません�色と形がそれに
学校法人鶴川学院農村伝道神学校発行人:ロバート・ ウイットマー
似ているバ�ジをつけていま
す�そして�そのバ�ジに“To
Rem
ember is to W
ork for Peace”
�覚えるということは平和の
為に働くことです�が書いて
あります�これをもら�て私
は癒されました�戦死した人
たちを覚えるということはも
ちろん悪いことではない�で
もそれは戦争をよしとするた
めではなく�戦争の恐ろしさ
を覚え�平和の為に働くこと
です�戦争の経験は国によ�
て違いますが�戦争そのもの
をなくすために�本当の平和
を築くように私たちは招かれ
ています�そのことを覚えた
いですね�そのために戦争は
自分の国にと�てなんだ�た
のかだけではなく�世界の多
くの国と人々にと�てなんだ
�たのかを分かち合い�学び
合いながら平和に向か�て歩
みたいです�
安全保障関連法廃止!
辺野古新基地建設反対!
�覚えるということは平和の
ために働くこと�
校長
ロバ�ト・ウイ�トマ�
オンタリオ州の高速道路
ケシの花とメノナイト教会のバッジ
(2) 第 175 号 農村伝道神学校学報 2019 年 11 月 19 日
玉山神学院との交流
交流実習感想
二〇一九年七月
玉山神学院
李玉梅 ( アポン )
この実り多き�国外実習の
機会を与えてくださ�た主に
感謝します�学生が一�月�
日本で学べるようにアレンジ
した玉山神学院と農村伝道神
学校に感謝します�多くの地
方の慈善機構�観光地�部落
解放�農業�防災センタ��
医療機関�教会等を訪れまし
た�わたしたちを導く牧者を
神様が祝福してくださいます
ように�皆さんありがとうご
ざいました�
日本人は控えめで�謙虚で�
つましく生活していました�
飲食の面では健康に気づかい�
よく生野菜を食べ�シンプル
な食事をしていました�わた
しは日本の食事を一日三回�
ひとつき食べて�体が次第に
軽く楽になりました�という
のは�日本に行く前に肩凝り
が三�月も続いていて�重い
ものを持�たり�腕を動かす
ことができなか�たのです�
重いものを持�たり�腕を動
かすと�痛くてとても辛か�
たのです�しかし�ひとつき
日本の食事を食べているうち
に肩がだんだん良くな�てき
ました�今回�日本へ行�て�
どのように自らを愛すべきか
学ぶことができました�食事
に気を付けることで�健康を
維持できるのです�
聖職者の服装も簡単質素で
した�北海道の牧者たちは�
主日礼拝の説教の際にも�背
広にネクタイとい�た正式な
服装を着用するのではなく�
簡単で清潔で動きやすい服で
台に立�て説教をしていまし
た�わたしにと�て見慣れな
い光景でしたが�デ�ヴ�ン
牧師に�これはここの習慣だ�
と言われて気づきました�
横浜の寿地区では寿地区セ
ンタ�主事の三森さんが寿地
区の住民やリタイヤした労働
者�ホ�ムレス�障がい者と
い�た働くことができない人
たちのことを心に留めていま
した�彼女はいかなる宗教や
教派でも分け隔てなく�寿地
区のボランテ�アと共に�仕
事をすることができない老人
の手助けをしていました�以
前�台湾の花蓮でホ�ムレス
が橋の下に住んでいるのを見
て�彼らは怠けていて仕事を
しないのだと誤解していまし
たが�彼らの置かれた状況を
理解することができました�
寿地区生活館の管理人の解説
を聞いて�仕事がないと生き
てゆくのが難しく�そのため�
家庭を作�て子女を育てるこ
とをせず�ひとり身の生活を
送�てきたこと�年老いた現
在ではなおさらそうであるこ
とを知りました�それで彼は
行政に対し補助を申請し�こ
れらのリタイヤした労働者や�
ホ�ムレスの手助けをし�ま
た障がい者に作業を用意して�
生きるための収入を少し増や
しています�
三森さんが�自分の地区の
世話をし�助けを必要とする
人の手助けをしていることを
見せてくださ�た神様に感謝
します�中古の家庭用品�衣類�
靴�バ�グを安く売�て�貧
しい人を助けていました�彼
らが自分が使いたいもの�着
たいものを買えるようにして
いましたが�その際�彼女は
いかなる宗教・教派であれ�
分け隔てていませんでした�
鶴川教会�なか伝道所の会員
たちもそこでボランテ�アを
していました�
一九九五年一月一七日早朝
五時四六分�マグニチ��ド
七�三の大地震が淡路島の北の
大都市で起こり�四六〇〇人
余りが亡くなり�巨大な損失
をもたらした�また二〇一一
年三月一一日の巨大津波もあ
�た�小林明�林美恩伝道師
がわたしたちを阪神淡路大震
災記念�人と防災未来センタ
��に連れて行き�実際の映
像を見ました�でも�震災後
に建設されるとすぐ観光地に
な�たそうです�
田舎の教会というのは�ど
の国でも同じです�生活�就学�
こどもの教育のために�都市
部で仕事をします�それで田
舎の教会は次第に減少します�
それに加えて�老人は年を取
�てひとりひとりと神のもと
に召され�教会の会員も次第
に減少してしまいます�美馬
牛福音教会の人数は三人しか
残�ていませんでした�ひと
家族です�その父親である役
員によれば�教会を閉じるこ
とを協議しているなかで�神
の恵みが美馬牛教会に示され
たそうです�この父親が教会
を閉じないという立場を堅持
し�一家が神を信頼し�誠実
であ�たことによ�て�彼の
重い病が神によ�て癒されま
した�このことによ�て�教
会の破損修繕が�道北地区の
各教会の会員の献金によ�て
賄われ�美馬牛福音伝道所の
建物が完全なものとな�たそ
うです�美馬牛教会と役員一
家に不思議な恵みを顕してく
ださ�た神に感謝します�
北海道の道北地区の牧者た
ちは�会員数の少ない教会で
も疎かにせず�教会のことで
心を一つに合わせていました�
牧者は弱い立場にある教会の
礼拝を木曜日に改め�弱い立
場にある教会で人数が最も少
ないものは�ひとりであ�た
ところ�礼拝に近隣教会の会
員が出席し�出席人数が二十
数人も増えたということです�
2019 年度台湾交換交流会計報告 (2019 年 4 月~ 9 月)
牧者はこのような
方法で弱い立場の
教会の会員のため
に行動し�これに
より自身が受け持
つ教会も守られま
した�
そう
いうわ
け
で�牧者は子ども
の信仰をとても重
視していました�
日曜学校がある教
会および日曜学校
が行われない教会
収 入
支 出
2019/5 ~ 2019/7 献 金 (34 件) 462,000
47,399
509,399
前 年 度 繰 越 金
収 入 の 部 合 計
2019/4 ~ 2019/9
2019/4 ~ 2019/9
研修費 (交通費・食費を含む)
通訳等の謝礼
合 計
次 年 度 繰 越 金
支 出 の 部 合 計
307,374
177,315
484,689
24,710
509,399
★ 2018 年度会計 : 前年度繰越金¥47,399 次年度繰越金¥24,710
(3) 第 175 号 農村伝道神学校学報 2019 年 11 月 19 日
において�牧者が説教の前に�
聖書中の短い物語を子どもた
ちに話して聞かせ�祈りをし
て子どもたちを祝福していま
した�子どもたちは祝福を受
けることが大好きなので�牧
者が彼らの頭に手を置くと�
魂から喜びがあふれ�主イエ
スの胸に抱かれたかのようで
す�このような働きは良いも
のです�
農伝デ�報告
二年
松本吉氏光
今年は当日の雨が心配され
ましたが�蓋を開けてみると
朝には雨があがり�たくさん
の方々が農伝に足を運んでく
ださいました�
農伝デ�では年毎に学生会
でテ�マを決め�講演してく
ださる方を招いています�今
年は竜ケ崎教会から飯塚拓也
牧師に来ていただき��教会�
てどんな所�をテ�マに子ど
もと大人が共に礼拝を作�て
ゆく様子を紹介してください
ました�司会進行�奏楽�聖
書朗読�主の祈りなど礼拝全
体の役割りは子ども大人の分
け隔てはなく希望者を募り讃
美歌も打楽器も入れたり��つ
まみな�から選曲したり色々
です�私たちの礼拝に対する
意識を振り返�て見る良い機
会であり�参考にな�た方々
も多か�たのではないかと思
います�
物品販売のコ�ナ�では�
アジア学院�北海道道北セン
タ��農伝後援会�教会関係
者の方々から生産加工食品・
工芸品等が並び実に豊かであ
り�商品を通してそれぞれの
働きの場に取り組み�農伝と
の関わりを伺い知ることが出
来ます�飲食コ�ナ�カフ�
�では�学生�教師�ボラン
テ�アの方が担当し�こちら
も盛況感謝でありました�
講演�買物�食事と農伝デ
�を満喫したところで�今年
度学校案内希望者を募りまし
て�校内見学ツア�を致しま
したのでその様子を少し紹介
したいと思います�十五人ほ
どの方が参加してくださいま
した�
まず�スト�ン記念館前の
道を通り�ここには�楓の木
の大木�またグリ�ンチ�ペ
ル�野外礼拝スペ�ス�があ
りまして�そこを通り過ぎ�
農場の方へ向かい�下�てい
きますと�畑では播かれたば
かりの野菜の芽が顔を出して
います�
シオン幼稚園や関係保育園
さんたちが作付している畑で
す�収穫期を迎えたサツマイ
モが�子ども達が来るのを待
ちわびています�農場は�そ
の他�教会�関係学校�一般
の方々にも貸し出しています
ので�ここがみなさんの出会
いの場とな�て�種や苗�収
穫物の交換が行われ美味しい
野菜を頂くことが出来ます�
また�鳥や虫の声も聴こえて
きます�開発の進む町田市で
は�農伝周辺の環境は�そこ
で暮らす生き物にと�ても�
私たちにと�ても大切な場で
あります�
さて�この畑を通りすぎま
すと�次は�ロマンチ�ク街
道にさしかかります�ここか
らカ�プルが成立し�めでた
く一緒になられた人たちもい
るとか�あの時を再びという
方�ぜひ私たちもと思われる
みなさん�どうぞいつでもお
越しくださいませ�さて�気
持ちもやわらぎ�会話も弾み
ましたところで�まもなく旧
栗畑が見えてきます�ここは
現在�計画�整備を学生�教師�
ボランテ�アの方々によ�て
すすめられています�土に仕
えること�教育の場としての
再生を目指して取り組んでい
る最中であります�この栗畑
のそばには小さな茶畑もあ�
て�新芽の季節には美味しい
新茶を楽しむこともできます�
見学ツア�の最後は�研修
棟坐禅にて�坐禅体験も行い
ました�みなさん坐�てみて
の感想はいかがでしたでし�
うか�農伝では授業科目に霊
性を養う場として坐禅を取り
入れ�最近では関心を持ち�
聴講で参加される方が増えて
来ています�詳しくは農伝の
HPにも映像�案内が紹介さ
れていますので�関心のある
方は�ご覧にな�てください�
この様にして�農伝デ�で
は毎年みなさんの協力支援の
もとで良き交流の時とな�て
います�実際に足を運ぶこと
で�見えること�感じること
もあるかと思います�また入
学�聴講を希望している方も
学生に授業の様子を尋ねてみ
るのも良いかもしれません�
みなさんもぜひ農伝の魅力を
訪ねてみてはいかがでし�う
か�お待ちしています
(4) 第 175 号 農村伝道神学校学報 2019 年 11 月 19 日
◆神学校日礼拝には�下記の
教会に学生を派遣した�
埼玉和光教会�水元教会�上
大岡教会�鶴川北教会�小諸
◇一一月一九日�火�今年度
第一回入学試験
◇一一月二六日�火�カナダ
合同教会信徒牧師制度につい
て公開講演会
一〇時半より
お知らせ
農村伝道神学校
〒 195-0063 東京都町田市野津田町 2024
Tel 042-735-5775 Fax 042-735-5711
E メール : [email protected]
ホームページ : https://noden.ac.jp/
振替番号
農 村 伝 道 神 学 校 00160-6-18485
農村伝道神学校後援会 00120-6-24418
2020 年度入学案内
◆受験資格(1) 日本基督教団に限らずプロテスタント教
会に所属し、原則として受洗後1年以上(洗礼式を行わない教派については、それに準ずる)の教会生活をしている者。
(2) 所属教会が推薦し(可能であれば)、高卒または同等以上の学力を有すると認められる者。
◆修業年限○神学基礎コース:2年間(2年間で修了することも可)。基礎コース修了後、神学専門コースに進むことができる。○神学専門教職者養成コース:2年間○神学専門信徒宣教者養成コース:1年間または2年間◆学費 入学金 60,000 円 ( 入学時のみ ) 授業料 240,000 円 ( 年額 ) 設備費 30,000 円 ( 入学時のみ )◆受験手続 次の書類を期日までに郵送または持参す る。(1) 入学願書(本校指定の書式)(2) 履歴書(本校指定の書式)(3) 教会(牧師または役員会)の推薦書(可
能であれば)(4) 最終学校卒業証明書(または卒業見込み
証明書)(5) 受験料 10,000 円(振り込み)◆入学願書受付第 1回 2019 年10月8日(火)~11月8日(金)第 2回 2020 年 1月7日(火)~ 2月 7日(金)◆入学試験日時第 1 回 2019 年 11 月 19 日 ( 火 ) 午前 9 時~午後 3時第 2 回 2020 年 2 月 18 日(火)午前 9 時~午後 3時◆会場 本校教室◆入学試験科目 (1) 小論文 (2) 旧約聖書・ 新約聖書 (3) 面接◎入学願書一式、過去の試験問題集は、本 校事務室まで請求ください(無料)。 講
師:
ジ�ニフ��・ジ�ン
セン・ボ�ル
◇一二月六日�金�待降節礼
拝
午後五時�通常授業終了�
◇一二月一〇日�火��一一
日�水�集中講義
Ⅲ��こど
もと教会�大澤秀夫�
◇一二月一二日�木��一三
日�金�集中講義
Ⅲ��東方
教会�濵田華練�
◇一二月一六日�月��二一
日�土�集中講義
Ⅳ�特別
講義:
�接心�佐藤研�
◇一月七日�火��二月七日
�金�
第二回入学願書受付
◇一月三〇日�木�農村伝道
シンポジウム
◇二月五日�水��七日�金�
集中講義
Ⅴ�解放講座A�
講師:
小林明
◇二月一八日�火�今年度第
二回入学試験
◇三月四日(
水)
第七〇回卒業式
教会�大泉教会�城西教会�
まぶね教会��以下は�台風が
重な�たため一一月以降に延
期にな�ている教会�林間つ
きみ野教会�七里教会�横浜
港南台教会�三鷹教会�高座
渋谷教会��
◆一〇月三日�木�実習報告会
◆一〇月七日�月�一日坐禅会
◆一〇月一九日�土�農伝デ�・
オ�プンキ�ンパス
講演会�教会�てどんなとこ
ろ?―
神の国がここに!�飯
塚拓也さん(
竜ケ崎教会牧師・
認定こども園ぶどうの木
竜ケ
崎幼稚園園長)
農伝�接心�への招き
来る一二月一六日�月��
二一日�土�まで�第五回�接心�
が農村伝道神学校の黙想室�写
真�で行われます�
農伝は二○一三年より�佐
藤研講師�立教大学名誉教
授・三宝禅師家�をお迎えして�
�禅キリスト教入門�を開講し�
毎週金曜日午前八時半より一
○時までを�黙想の時間�と
して一回二五分の坐禅を三回
行�ております�
そして�二○一五年からは
毎年一二月に約一週間の接心
を実践して参りました�
�接心�とは�摂心�とも書
きますが�およそ�心を集める�
というほどの意味で�ある期
間�全くの沈黙の中で�一人
ではなく一緒に坐ることによ
�て坐禅に深く集中するもの
です�
禅は主として禅宗によ�て
担われて伝えられてきました
ので�禅といえば仏教である
と考えられがちです�しかし�
本来禅とは一宗教に限定され
るものではなく�キリスト者
が禅に取り組むことは�その
信仰を�そして祈りを�より
一層深めることはあ�ても�
キリスト教信仰を阻害するも
のではありません�
禅では自己の本質を追究す
ることを�己事究明�と言い
ます�わたした
ち一人一人の本
当の自己とはい
かなるものであ
るのかを深く静
ま�て究明しよ
うとする取り組
みです�
日常の喧騒か
らしばし撤退�リ
トリ�ト�して�
静寂の中で深く
静まり�自分自
身を静慮し�本
当の自分に出会
う道をご一緒に
究める�接心�
にご参加ください�
ご関心のある方は�農伝の
ホ�ムペ�ジをご覧ください�
また�定員数や費用など�参加
申し込みの詳細は事務室にお
尋ねください�(
担当・高柳)
黙 想 室