概要版2 1a3 120306 - 菊川市公式ホームページ¦‚要版 菊川すこやかプラン...

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1 食生活 ~共 とも に楽しい食事をしよう~ 食べることは健康づくりの基本となります。朝食の欠食や夜遅 くの食事、栄養素の偏った食事や身体活動の低下等で、適正体重 の維持ができず、いろいろな病気を併発する要因となります。 バランスのとれた食事をとることを心がけることが必要です。 現状 目標 子どもだけで朝食を食べる児童の割合(小学5年生) 35.7% 30%以下 栄養のバランスに気をつけている人の割合 (20 歳以上 ) 31.0% 35%以上 朝食に主食・主菜・副菜※がそろっている人の割合(20 歳以上) 37.5% 40%以上 ※主食:米・パン・めん類など穀類、主に炭水化物によるエネルギー供給源 主菜:魚・肉・大豆製品・卵など、主にたんぱく質の供給源 副菜:野菜・きのこ・海藻など、主食、主菜で不足するビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源 2 運動 ~体を動かす楽しさを知ろう~ 若い時には運動習慣があっても、青年期と壮年期など仕事や 子育てが中心となる年代で運動不足が見られます。 健康づくりに必要なウォーキングやストレッチなど軽い運動 を持続することで、エネルギーを消費をするとともに、適度な 筋力維持につながります。 現状 目標 休日に1日1時間以上外遊びをする幼児の割合(5歳) 48.7% 50%以上 休日に1日1時間以上外遊びをする児童の割合(小学校5年生) 67.7% 70%以上 普段運動している人の割合 (20 歳以上 男性 ) 36.3% 40%以上 〃    (20 歳以上 女性 ) 32.0% 35%以上 3 休養・こころ ~いつも笑顔でストレスを解消しよう~ 健康を維持するためには、適度な休養と睡眠が大切です。全 国的にうつ傾向の人が増加し、生活習慣病に次ぐ、死因の上位 に自殺が入っていることも問題となっています。 ストレスをためずに、適度なリフレッシュをし、ストレスを 発散することが大切になります。 現状 目標 自分なりのストレス解消法を持っている人の割合(20 歳以上) 71.0% 80%以上 ぐっすり眠れる生徒の割合(中高校生) 85.5% 90%以上 睡眠によって休養がとれる人の割合 (20 歳以上 ) 65.5% 70%以上 4 たばこ・アルコール ~体に与える影響について考えよう~ 喫煙による体への悪影響は知られるところですが、市内ではま だ喫煙者が多く禁煙や受動喫煙※防止を推進する必要があります。 また、飲酒は適度な場合はリフレッシュにもつながりますが、 多量飲酒を毎日続けると、内臓への負担が大きくなります。多量 飲酒者※はお酒の量を減らすとともに休肝日※を作ることが大切 です。 現状 目標 たばこを毎日・時々吸う人の割合(20 歳以上:男性) 46.9% 40%以下 〃         (20 歳以上:女性 ) 15.5% 10%以下 多量に飲酒する人の割合 (20 歳以上:男性 ) 10.6% 10%以下 〃     (20 歳以上 女性 ) 0.7% 0.7%以下 5 歯の健康 ~よい歯でよく噛み 健康づくりをしよう~ 歯の健康は、そしゃく※や、えん下※などを含む口腔機能全 般にかかるもので、歯の喪失は全身の健康にも大きく影響して くることから、むし歯や歯周病を予防して、生涯(80 歳)で 自分の歯を 20 本以上保つ 8020 運動を意識して、歯のケアを 行うことが重要です。 現状 目標 5歳児で5本以上のむし歯のある幼児の割合 16.3% 15%以下 中学3年生で5本以上のむし歯のある生徒の割合 12.5% 10%以下 年1回以上歯科健診を受けた人(治療を含む)の割合(20 歳以上) 49.6% 60%以上 6 健康管理 ~健診 ・ 検診を受けてすこやか・ 長寿になろう~ 自分自身の健康を自ら考え、定期的な健康診断を行うことで、 総合的な健康管理ができます。 現状 目標 乳幼児健診(3歳児健診)の受診率 89.9% 95%以上 胃がん検診受診率(35 歳以上) 18.1% 20%以上 大腸がん検診受診率(35 歳以上) 23.0% 25%以上 肺がん検診受診率(40 歳以上) 18.2% 20%以上 子宮がん検診受診率(20 歳以上女性) 39.7% 45%以上 乳がん検診受診率(40 歳以上女性) 42.7% 45%以上 20 歳以上男性の肥満の割合 25.3% 20%以下 中高生のやせの割合 23.5% 20%以下 ●よい食習慣を身につけましょう ●生活習慣病予防のために栄養バランスに気を つけた食生活を実践しましょう ●おいしく食べて、健康長寿を目指しましょう ●子どもは1日1時間以上の外遊びをしましょう ●普段運動をする人を増やしましょう ●早寝早起きができるよう、生活リズムを整え、 十分な睡眠(時間、質)をとりましょう ●ストレス解消法を持ちましょう ●禁煙する人を増やしましょう ●受動喫煙がないように配慮しましょう ●ほどよい飲酒を心がけましょう ※受動喫煙とは室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること ※休肝日:肝臓を休ませるために、お酒を飲まない日 ※多量飲酒者とは、以下のいずれかに該当する人です ①飲酒日1日当たりの飲酒量が5合以上 ②飲酒日1日当たりの飲酒量が4合以上5合未満で飲酒の頻度が週5日以上 ③飲酒日1日当たりの飲酒量が3合以上4合未満で飲酒の頻度が毎日 ※そしゃく:食物を噛み砕くこと ※えん下(えんげ):口腔内の食べ物を飲み込み胃に送り込むこと ●幼児、学童のむし歯を減らしましょう ●歯周病に気をつけ、定期的に歯科健診を受けま しょう ●乳幼児健診の受診率や予防接種の接種率を高 め、病気の早期発見や予防を行いましょう ●日頃の体調管理に気をつけ、定期的に健康診 断・がん検診・特定健診を受診しましょう ●やせや肥満に気をつけ、適正体重を維持しま しょう 目標 目標 目標 目標 目標 目標 健康増進計画 ~健康は、自ら、家から、地域から~ 「健康」を守ることは、個人の問題であり、市民一人ひとりが主体的に取り組む課題であるといえますが、 そのためには、地域や行政など社会全体での支援が重要です。 健康増進計画では、以下の6つの領域について、あるべき姿を示し、この実現のために「市民・家庭」 「地域」「行政」それぞれが役割分担し、また協動して、市民一人ひとりの健康づくりを支援する環境づ くりを推進していくこととしています。

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Page 1: 概要版2 1A3 120306 - 菊川市公式ホームページ¦‚要版 菊川すこやかプラン 平成24年度~平成28年度 ―菊川市第2期健康増進計画― ~健康は、自ら、家から、地域から~

1 食生活 

~共とも

に楽しい食事をしよう~食べることは健康づくりの基本となります。朝食の欠食や夜遅

くの食事、栄養素の偏った食事や身体活動の低下等で、適正体重の維持ができず、いろいろな病気を併発する要因となります。バランスのとれた食事をとることを心がけることが必要です。

指      標 現状 目標

子どもだけで朝食を食べる児童の割合(小学5年生) 35.7% 30%以下栄養のバランスに気をつけている人の割合 (20 歳以上 ) 31.0% 35%以上朝食に主食・主菜・副菜※がそろっている人の割合(20 歳以上) 37.5% 40%以上

※主食:米・パン・めん類など穀類、主に炭水化物によるエネルギー供給源 主菜:魚・肉・大豆製品・卵など、主にたんぱく質の供給源 副菜:野菜・きのこ・海藻など、主食、主菜で不足するビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源

2 運動 ~体を動かす楽しさを知ろう~若い時には運動習慣があっても、青年期と壮年期など仕事や子育てが中心となる年代で運動不足が見られます。健康づくりに必要なウォーキングやストレッチなど軽い運動を持続することで、エネルギーを消費をするとともに、適度な筋力維持につながります。

指      標 現状 目標

休日に1日1時間以上外遊びをする幼児の割合(5歳) 48.7% 50%以上休日に1日1時間以上外遊びをする児童の割合(小学校5年生) 67.7% 70%以上普段運動している人の割合 (20 歳以上 男性 ) 36.3% 40%以上        〃    (20 歳以上 女性 ) 32.0% 35%以上

3 休養・こころ  ~いつも笑顔でストレスを解消しよう~健康を維持するためには、適度な休養と睡眠が大切です。全

国的にうつ傾向の人が増加し、生活習慣病に次ぐ、死因の上位に自殺が入っていることも問題となっています。ストレスをためずに、適度なリフレッシュをし、ストレスを

発散することが大切になります。

指      標 現状 目標

自分なりのストレス解消法を持っている人の割合(20 歳以上) 71.0% 80%以上ぐっすり眠れる生徒の割合(中高校生) 85.5% 90%以上睡眠によって休養がとれる人の割合 (20 歳以上 ) 65.5% 70%以上

4 たばこ・アルコール ~体に与える影響について考えよう~喫煙による体への悪影響は知られるところですが、市内ではま

だ喫煙者が多く禁煙や受動喫煙※防止を推進する必要があります。また、飲酒は適度な場合はリフレッシュにもつながりますが、

多量飲酒を毎日続けると、内臓への負担が大きくなります。多量飲酒者※はお酒の量を減らすとともに休肝日※を作ることが大切です。

指      標 現状 目標

たばこを毎日・時々吸う人の割合(20 歳以上:男性) 46.9% 40%以下      〃         (20 歳以上:女性 ) 15.5% 10%以下多量に飲酒する人の割合 (20 歳以上:男性 ) 10.6% 10%以下      〃     (20 歳以上 女性 ) 0.7% 0.7%以下

5 歯の健康 ~よい歯でよく噛み 健康づくりをしよう~歯の健康は、そしゃく※や、えん下※などを含む口腔機能全

般にかかるもので、歯の喪失は全身の健康にも大きく影響してくることから、むし歯や歯周病を予防して、生涯(80歳)で自分の歯を 20本以上保つ 8020 運動を意識して、歯のケアを行うことが重要です。

指      標 現状 目標

5歳児で5本以上のむし歯のある幼児の割合 16.3% 15%以下中学3年生で5本以上のむし歯のある生徒の割合 12.5% 10%以下年1回以上歯科健診を受けた人(治療を含む)の割合(20 歳以上) 49.6% 60%以上

6 健康管理~健診 ・検診を受けてすこやか・ 長寿になろう~自分自身の健康を自ら考え、定期的な健康診断を行うことで、総合的な健康管理ができます。

指      標 現状 目標

乳幼児健診(3歳児健診)の受診率 89.9% 95%以上胃がん検診受診率(35 歳以上) 18.1% 20%以上大腸がん検診受診率(35 歳以上) 23.0% 25%以上肺がん検診受診率(40 歳以上) 18.2% 20%以上子宮がん検診受診率(20 歳以上女性) 39.7% 45%以上乳がん検診受診率(40 歳以上女性) 42.7% 45%以上20 歳以上男性の肥満の割合 25.3% 20%以下中高生のやせの割合 23.5% 20%以下

●よい食習慣を身につけましょう●生活習慣病予防のために栄養バランスに気を

つけた食生活を実践しましょう●おいしく食べて、健康長寿を目指しましょう

●子どもは1日1時間以上の外遊びをしましょう●普段運動をする人を増やしましょう

●早寝早起きができるよう、生活リズムを整え、十分な睡眠(時間、質)をとりましょう

●ストレス解消法を持ちましょう

●禁煙する人を増やしましょう●受動喫煙がないように配慮しましょう●ほどよい飲酒を心がけましょう

※受動喫煙とは室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること ※休肝日:肝臓を休ませるために、お酒を飲まない日※多量飲酒者とは、以下のいずれかに該当する人です ①飲酒日1日当たりの飲酒量が5合以上 ②飲酒日1日当たりの飲酒量が4合以上5合未満で飲酒の頻度が週5日以上 ③飲酒日1日当たりの飲酒量が3合以上4合未満で飲酒の頻度が毎日※そしゃく:食物を噛み砕くこと※えん下(えんげ):口腔内の食べ物を飲み込み胃に送り込むこと

●幼児、学童のむし歯を減らしましょう●歯周病に気をつけ、定期的に歯科健診を受けま

しょう

●乳幼児健診の受診率や予防接種の接種率を高め、病気の早期発見や予防を行いましょう

●日頃の体調管理に気をつけ、定期的に健康診断・がん検診・特定健診を受診しましょう

●やせや肥満に気をつけ、適正体重を維持しましょう

目標

目標

目標 目標

目標

目標

健康増進計画  ~健康は、自ら、家から、地域から~ 「健康」を守ることは、個人の問題であり、市民一人ひとりが主体的に取り組む課題であるといえますが、そのためには、地域や行政など社会全体での支援が重要です。健康増進計画では、以下の6つの領域について、あるべき姿を示し、この実現のために「市民・家庭」「地域」「行政」それぞれが役割分担し、また協動して、市民一人ひとりの健康づくりを支援する環境づくりを推進していくこととしています。

Page 2: 概要版2 1A3 120306 - 菊川市公式ホームページ¦‚要版 菊川すこやかプラン 平成24年度~平成28年度 ―菊川市第2期健康増進計画― ~健康は、自ら、家から、地域から~

概要版

菊川すこやかプラン平成24 年度~平成 28 年度

―菊川市第2期健康増進計画―~健康は、 自ら、 家から、 地域から~

―菊川市第1期食育推進計画―~楽しく食べて、 家族みんなで健康に~

平成 24 年3月

静岡県 菊川市

〒 439-0019  静岡県菊川市半済 1865 番地

菊川市総合保健福祉センター “ プラザけやき ” 

菊川市 健康福祉部 健康づくり課 TEL:0537-37-1112

一汁三菜が見直されています。

ご飯(主食)に旬の具だくさんのみそ汁、主菜1つ(魚・肉・豆腐・卵など)、副菜2つ(野菜などの煮物・和え物・漬物)に菊川茶を添えて「元気!菊川市民」を目指しましょう。

深蒸し菊川茶を飲んで、健康・長生き!■お茶の成分と効能

・カテキン類・・ 発がん抑制作用、血中コレステ

ロール低下作用、血圧上昇抑制

作用、血糖上昇抑制作用、抗菌

作用、抗ウイルス作用、虫歯予

防、口臭予防など

・カフェイン・・ 覚醒作用(疲労感や眠気の除

去)、利尿作用

・ビタミン C・・ 抗酸化作用、ストレス解消、 

風邪の予防

・β - カロチン・ 抗がん作用、抗酸化作用

・ビタミン E・・ 抗酸化作用、老化抑制

・フッ素・・・・ むし歯予防

・テアニン・・・ 緑茶のうま味成分 

計画の性格と役割本計画は、国の「健康日本21」計画や、県の「ふじのくに健康増進計画」並びに、

国の「食育推進基本計画」、県の「ふじのくに食育推進計画」と理念を共有するとともに、菊川市民の健康づくり支援や食育推進の基本指針と、その実現に必要な方策を明らかにするものです。さらに、菊川市の「第一次菊川市総合計画」等の上位計画や「高齢者保健福祉計画」等の個別計画との整合を図ります。

計画の期間本計画は、平成 24(2012)年度から平成 28(2016)年度までの5年間を計画期

間とします。

イラスト:小山ゆう

時 期 伝統行事 行 事 食4月 8日 はなまつり 甘茶、よもぎ餅、さくら

ご飯、菜の花の和え物5月 5日 端午の節句 かしわもち6月 田植えを終え

た祝いさなぶり さくらご飯、寿司

7月 7日 七夕まつり 煮物(田舎料理)13~ 15日 七月盆 だんご、ぼたもち、そう

めん20日前後 土用の丑 うなぎ

8月 13~ 15日 八月盆 だんご、ぼたもち、そうめん

9月 15日前後 十五夜 へそだんご23日前後 彼岸 おはぎ

10月 中~下旬 秋祭り もみじ飯、煮しめ、甘酒11月 1日 神おくり 赤飯、甘酒

15日 七五三 千歳あめ20日 えびす講 さくらご飯、煮しめ、お

頭つき魚12月 1日 神迎え 混ぜご飯

15日 地の神様 油揚げ、赤飯22日前後 冬至 かぼちゃ31日 大晦日 年越しそば

1月 1日 正月(元旦)おせち料理、雑煮7日 七草 七草がゆ11日 鏡開き もち15日 小正月 小豆がゆ

2月 4日前後 節分 炒り豆(福豆)5日前後 立春8日 針供養 煮物

3月 3日 ひなまつり 四色ひし餅・ひな寿司23日前後 彼岸 ぼたもち

菊川地域の伝統行事食