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ソーシャルメディア時代のコミュニケーション インターネットの登場で情報流通はどう変わったのか? 大切なのは「愛される」「信頼される」企業・ブランド 2011.10.22 合資会社ドットラボ 松崎和弘

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ソーシャルメディア時代のコミュニケーション

インターネットの登場で情報流通はどう変わったのか?大切なのは「愛される」「信頼される」企業・ブランド

2011.10.22

合資会社ドットラボ松崎和弘

■1963年生まれ(47歳)■兵庫県生まれの大阪出身■大阪府立寝屋川高校卒業■京都府立大学農学部林学科卒業(5年)■京都に10年住んだ後、滋賀在住19年目■5人家族 ツマ+♂双子(大1)+♀中3■趣味は釣り、アウトドア、読書、大河ドラマ

■広告業界で18年(4社)、企画、営業を経験■みんなの滋賀新聞で広告担当、倒産とともに起業(2006年2月)■滋賀ブログポータルサイト「滋賀咲くブログ」開設(2006年7月)

自己紹介

ソーシャルメディアの時代とは?

表裏の通じない、透明性の高い時代。

生活者に「共感」される情報が、伝播する時代。

皆様にとって・・・

倫理「倫」 人と人、人と物、人と大自然の拘わり合い「理」 法則、決まり、ルール「倫理」とは、  人と、人・物・大自然が拘わるときの法則  当たり前の事を、当たり前に行う事。

(2011.10.11 島良明法人SV 甲賀市開設準備経営者の集い)

ソーシャルメディアとは「人と人」が交流する場所。そこにはルールがあり、法則がある。「倫理」を学ぶ人ならば、そのまま、ソーシャルメディアを活用できる!

メディアの歴史

明治

昭和

平成

大正

雑誌(明治~)新聞 1872(明治4)毎日新聞

ラジオ 1925(大正14)NHK東京

テレビ 1953(昭和28)NHKテレビ 1060 カラー放送

インターネット  1996 YAHOO!JAPAN 2000 Gogle日本語化 2004 ブログサービス続々登場、mixi 2010 Twitter

1868

1912

1926

1989

2011時代の変革、大きなうねり!

クチコミは日常茶飯事のこととして存在し続けていたが、その内容と範囲は限定的。

約100年ちょいの間、情報の流通はマスコミが握っていた。

マスメディア

2011 Facebook

ポータルから検索、検索から人のつながりへ

検索の時代

2000 Google日本語化

ポータルの時代

1996 YahooJapan

ソーシャル・メディアの時代

2004 mixi、ブログサービス2008 twitter、facebook日本語化2010 Ustream、ニコ生、twitter流行2011 facebook流行の兆し

facebookの登場

ソーシャルメディアとは?

他にウィキペディア、電子掲示板、ポッドキャスト、ソーシャルブックマーク、FAQサイト、アマゾンのレビューなども含まれる。

ブログ

リアルタイム情報共有 動画投稿共有

画像投稿共有

SNS

ライブストリーミング

ゲーム

インターネットを介して世界中に広がる「社会的な会話」の場今やありとああゆるソーシャルメディアで人々がつながっている

twitterのタイムラインmixiのコミュニティfacebookのニュースフィード

そこにあるのは人々の会話交流・情報シェア

facebookニュースフィード顔写真+実名の友達の近況、行動、興味などが流れる。

ソーシャルメディア

オンライン上で会話する

人たちそのもの

Social Graph

サイトへの流入経路も変化

アメリカの有力サイトの多くで「Google<Social Network」になってきている。

Webサイト

各種ポータル

相互リンクサイト

バナー広告

PPC広告(検索ワード連動広告)

検索エンジン

人と人の交流の中から、サイトへの流入、訪問が発生する

あなたのWebサイトへどこから人はやって来るか?

情報洪水の中で「人」は「人」に情報を求め始めた

0

15000

30000

45000

60000

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006

選択可能情報量消費可能情報量 総務省 情報センサス報告書(2006)

情報爆発!情報のほとんどはスルーされる時代

The Nielsen Company in jul.2009Global Online Consumer Survey of over 25,000

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

33%

41%

55%

61%

62%

70%

70%

90%友人の推薦

商品レビュー

ブランドサイト

テレビ

新聞

ラジオ

検索広告

バナー広告

友人の推薦は9割の人が信頼

変わる生活者のメディア接触時間20代男性 テレビ視聴<PCインターネット

「2009年メディア定点調査」東京地区 調査期間 2009年2月6日~19日

テレビ ラジオ 新聞 雑誌 PCからのネット 携帯からのネット

全体(N=2127)

男性 15-19才

20代

30代

40代

50代

60代

女性 15-19才

20代

30代

40代

50代

60代

0 150 300 450

5.2

8.6

13.3

28.7

62.3

88.2

10.2

17.7

21.5

45.2

65.5

84.3

32

32.9

39.7

55.1

78.1

104.1

61.8

54.4

93.3

99

103.1

142.9

91.8

81.7

20.1

15.3

10.7

20.3

13.1

17.2

23.2

18.9

19

22.7

17.8

30.1

18.6

47.9

30

17.6

20.1

10.3

5.3

47.3

27.1

19.5

17.1

12.5

8.1

23.3

59

33.1

24.8

24.7

17.2

8.7

51

40.1

41.3

30.2

29.2

9.9

33

232.1

185.5

173.1

165

150.7

153.1

179.6

160.6

128.4

129.4

141.2

126.1

161.4 350.0

350.3

409.1

347.7

328.6

357.7

365.6

334.3

357.6

336.9

294.5

312.2

397.3

Nielsen June.2010

人々は長い時間をソーシャルネットワークで過ごしている

Search(検索)からSocial(人)へ

瞬時に伝わる情報

顔の見える存在故、アドバイスが適確・・・

48コメント 20~

共感や感動も伝わる

Boston.com

中東革命2011.1-2

人が繋がることで、時に、世界を動かす原動力にも

多くの励ましのメッセージも

ムーアの法則:半導体の集積密度は18ヶ月で2倍になるシェアの法則:facebook上で一人当たりの情報共有量が年間2倍になっている。(2011.7.6ザッカーバーグ「facebook今後の5年」で語る。

会員の増加のみならず、共有する情報量が指数関数的に増えている。SNSの日本での進展(今後3年間)・・・SNS人口2倍、一人がシェアする情報量が8倍とすると、日本人シェア情報量は今の16倍になる。既存メディアのパワーは相対的に低下。

facebookとは?

米で2004年に誕生。 2008年5月、日本語化【世界】■月間アクティブ会員数 8億人  ※そのうち約半数が毎日訪問■年間増加する会員数は 2.0億人■米ネット利用者リーチ 70%超【日本】 最新アクティブ会員数 500万人超(PC訪問者1080万人)

F8 in San Francisco 2011.9.22

世界を席巻するfacebook 134カ国中119カ国でSNSシェアTOPに

Data for Feb.2011 Source Alexa.com (RIANOVOSTI 2011)

サイト滞在時間でもFacebookが世界一に。

日本はSNS後進国?

様々なソーシャルメディアで人が繋がり、情報が流通する時代facebookはその「ハブ」的存在。あらゆる情報がつながれ、集まってくる。で、人も集まる、ネット上のメインストリーム的存在。

0

5000

10000

15000

20000

7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月

mixi Twitter facebook Google+

mixi,Twitter,Facebook PC訪問者推移(単位:千人)

▲3.11 東日本大震災1月~2月 中東革命

▲1/15 FB映画公開

Neilsen/NetRatings NetView 2011.8

2010/08 2011/08 2010→2011mixi 963 1491 1.5

twitter 1006 1496 1.5facebook 192 1082 5.6

0

375

750

1125

1500

mixi twitter facebook

2010/082011/08

● ソーシャルメディア御三家PC訪問者推移

ニュースフィード

投稿ディッカー

スマートリスト

◆ facebokホーム画面 ※徐々に変更中

◆新プロフィール画面「Timeline」 ※まもなく順次変更 

生涯の記録が1ページに・過去の自分の履歴、思い出の写真などをアップ・ザッカーバーグ曰く 今までのプロフィールは「人生最後の15分」 新しいプロフィールは「それ以外にすべて」

・ストリーム(情報がどんどん流れていく)だったfacebookの世界に“アーカイブ性”がもたらされた

F8 in San Francisco 2011.9.22

facebookが実現したインターネットの歴史上画期的な二つのこと

ネットとリアル

ONLINE(インターネット世界)ハンドルネームの世界

OFFLINE(リアル・現実の世界)

❶ネット×リアルをつないだ

ONLINE(インターネット世界)

OFFLINE(リアル・現実の世界)

実名登録

出す不安 < 出すメリット

❶●交流(コミュニケーション)円滑化●クチコミ発生

INTERNET

WEBWEB

WEB

WEB

WEB

WEB

WEB

WEB

WEB

❷●INTERNET→facebook内【クチコミ】●facebook内→INTERNET【誘導】

革命的機能いいね!❷

facebookの二つの使い方

facebookページ(旧ファンページ)

facebookページ(旧ファンページ)

ホーム画面ニュースフィード

ユーザー画面(プロフィール)

登録クローズドな情報空間登録者、友人間などで情報のやり取り

◆自らの情報発信 ・自身の投稿    近況(文字)、写真、動画、リンク、チェックイン   いいね!を押した情報、質問事 ・イベント作成 ・グループ作成 ・ゲーム◆友人との交流 ・コメント ・「いいね!」 ・シェア ・タグ付け

facebookページ(旧ファンページ)

facebookページ(旧ファンページ)

facebookページ(旧ファンページ)

検索エンジンにもひっかかる、オープンなページ。ビジネスにはこちらを使う!開設には個人アカウントが必要。いくつでも作ることができる。

facebookページ(旧ファンページ)

facebook2つの使い方

❷facebookページ

❶個人アカウント

❶個人アカウント ❷facebookページ

知り合いとつながるコミュニケーションツール

不特定多数とつながるファンとの交流

ビジネスの集客ツール

「友達」上限5,000人 ファン数制限無し

両思い

集客の場ではない※友達と交流する場

集客の場・ビジネスの場

クチコミ発生の仕組み

ある日の松崎のfacebook(ニュースフィード:最新情報)

写真(付き近況)

友達の行動○○○facebookページにいいね!友達の行動○○○さんと友達になりました。

「いいね!」したfacebookからの新着情報

「いいね!」したfacebookからの新着情報

写真(付き近況)

友人の近況、動画や質問、おすすめサイト、だれとどこにいるかの情報、参加しているイベント情報など、友達のありとあらゆる情報が流れて来る。

行動のクチコミこそが、facebookのポイント!

「いいね!」連鎖のしくみ!

「いいね!」が連鎖!していく・・・。

おっ、能登さん、「いいね!」してる。。郡山倫理法人会か。ちょっと見てみよう。

重要!!能登さんも松崎も一言も「「郡山倫理法法人会」いいですよ!」とは言っていない。ただ、「いいね!」ボタンを押した“行動”のみが人に伝わっているだけ。行動の見える化が「無言のクチコミ」連鎖となる。これこそが、facebookでの情報拡散のポイント!

2つの「いいね!」コンテンツについている「いいね!」

投稿みたよ!面白い!ワンクリックで気持ちを伝える。

facebookページの「いいね!」

・押した人と、そのfacebookページが つながる。・友人に「いいね!」したことが伝わる

誰が言ってるのか?が、大変重要!

共感・信頼される人の情報に、人は反応する

2011.7.26の澤田さん

2011.8.2の澤田さん

青木さん友達 140人

松崎友達 350人

28 5コメント18 コメント2

わ湖湖南倫理法人会モーニングセミナー、初参加させて いただき、がっつり朝食いただいてます( ‾▽‾)@クサツエストピアホテル 今週の澤田さん。なんと、本日バースデー~♪ 38歳!おめでとう(^-^)/

いいね!コメント、タグ付けで友達の友達にも伝わっていく 3300人超

・ ・・・ ・・・ ・・

タグ付け

いいね!した人

コメント

小川シェフのウォール

ソーシャルメディアの時代私たちはどうしていったら

いいのか?

時代はより透明に、フラットに・・

facebookページでビジネスをうまくやるには・・・ここでも、「売らんかな」が全面にでるとうまくいかない・・・。極意は「セールスしないでセールスする!」  ???

ソーシャルメディア・・・売込みやセールスを極端に嫌うメディア

ソーシャルメディアにおける消費者心理(スコット・スタッテン氏) ❶Know(知る) ❷Like(好きになる) ❸Trust(信頼) →購入

 このステップを経た販売は ・リピーターになる ・価格競争に巻き込まれない

どんなコンテンツを出して、どう向き合うか?(=人間性、人柄がでる)

お金はかからないが、手間とアイデア、マメにコミュニケーションを取る覚悟が必要。

共感や感動、サプライズなどなど工夫してfacebookページを「いいね!」してもらう。

これからのマーケティング

ソーシャルメディアのクチコミ、情報伝播力を利用して、売上・利益を上げる・・・一般的に多い意見、思い。

生活者はコントロールできない!生活者は正しく情報を判断する。相談しながら判断する。

今、大事なのは原点に戻ること。

これまで以上に顧客を理解し、魅力的な「ブランドの約束」を掲げ、顧客満足や感動をご提供。それは、ソーシャルメディア上を伝播する。そして、継続的にサービスを改善、提供しつづけていく。

×

T.Saitou Looops Communications, Inc.

顧客ときずなを深める4つのポイント

❶傾聴&対話:真摯に耳を傾け、対話する❷顧客支援:Wow(感動、喜び)体験を想像する❸活性化:ユーザーとの交流促進❹統合:企業哲学、顧客との約束を貫く

結果的に、最もソーシャルメディアを追い風にしている企業はテクニックとして使っているのではなく、結果的に「愛されているブランド・企業」「好感をもたれているブランド・企業」である。どんな風に愛されるか?共感を持ってもらえるのか?は企業、ブランドによって違う。(理念、事業内容)大事なのは理念、ブランドのエッセンスに従って、製品、サービスをどんどん素晴らしいものにして、お客様の感動の声を伝播していただくような工夫が大切。

T.Saitou Looops Communications, Inc.

向き・不向きチェックシートこんな人は始めてから苦労する□面倒くさがり屋の方(根気がない方)□インターネットを使った事がない方□真摯に学ぶ姿勢のない方□写真うつりにこだわれない方□自己主張ばかりする方

こんな人はフェイスブックを活用できる□正直である□お金はないけど情熱はある□スキルはなくてもアイデアを持っている□他者を思いやる気持ちが溢れている(おもてなしの心を持つ人)□ストーリーで語るのがうまい

企業導入の注意点決めごと、ルールを策定する・メディア役割の再定義・全体WEB運営の設計図必要・ソーシャルメディアの理解促進 職員研修・ソーシャルメディア活用に関する「目的」の共有  なんのために使うのか?どのような課題の解決を目指すのか?・ソーシャルメディアポリシー策定・ツールの整備・アカウント管理体制・担当者の役割とタスクの明確化・リスク分析と対策検討・効果検証の指標と仕組み

滋賀県倫理法人会facebookページもぜひよろしく!

facebookの一番上の検索窓で「滋賀県倫理法人会」で検索!

◆滋賀県倫理法人会 WEBサイト構成

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各単会担当者(広報担当)

ブログ投稿 facebook投稿イベント作成(MS)

・MSレポート・会員の声・全県イベント告知etc

・MSレポート・朝食会レポート・MS告知(イベント機能)・全県イベント告知(イベント機能)  ※イベント招待機能の多用注意

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最後に・・・

ソーシャルメディアは諸刃の件です。うまく味方に付ければ、非常にローコストでビジネスの拡大が図れます。しかし、ひとたび、生活者にそっぽを向かれてしまっては、逆効果にもなりかねません。

大切なのは、生活者とどう向き合うのか?をしっかり考えて運用をする事。

生活者に向き合い、生の声を聞き、ご自身のビジネスをより社会に役に立つものへと進化させるために使う事。

一足飛びには、そのような交流はなかなかできるものではありません。

地道にコツコツと取り組む事が、結局の所、たぶん、近道なんじゃないでしょうか?

透明性の時代。きっちとした理念に基づきビジネスを進め、生活者と対話、交流する事が大切な時代にすでに突入しているのです。。

ご静聴ありがとうございましたm(__)m

DotLAB INC.(合資会社ドットラボ)〒520-2194 滋賀県瀬田大江町横谷1-5 龍谷大学REC棟314号室URL:http://dotlab.jp Email:[email protected] TEL:077-543-5465◆滋賀咲くブログ http://shiga-saku.net◆合資会社ドットラボ facebookページ http://www.facebook.com/dotlabinc◆滋賀ソーシャルメディア研究会(完全公開facebookグループ)http://www.facebook.com/home.php?sk=group_115628411857479◆代表松崎twitter http://twitter.com/MatsuKazufacebook http://www.facebook.com/matsukazuBLOG http://matsu.shiga-saku.net/