2012.10 vol.3 autumn - waseda university「環境史の可能性と諸問題」 井黒 忍助教...

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Waseda Institute for Advanced Study's public relations magazine newsletter 2012.10 Vol.3 Autumn 今号の Lineup 特集 2 高等研究所セミナーシリーズがスタートします ほか Information 4 3 研究者紹介 4 広島大学大学院文学研究科 准教授 川島 健さん 所友探訪 研究と教育 〜研究員のキャリア形成の一助として〜 准教授 鈴木 進補さん WIASは、若い研究者が自由に研究に集中でき る素晴らしい環境です。WIASが今後果たすべき 機能としては、第一に若い研究者が充実した研 究者人生に飛び立つためのジャンピングボード となること。第二に早稲田大学の教員が、多忙な 教育の現場を一時的に離れて、研究に集中する 場として機能すること。そして第三に、国際的な 共同研究の基地として機能していくことを、私 は期待しています。私自身は研究活動の基地を 英国、米国、オーストラリアなどに置いていたこ ともあり、国際学会の運営に深くかかわった経 験もありますが、それによって世界の各地に研 究者仲間のネットワークができ、興味が重なる 場合には共同研究の推進もしてまいりました。 最終的な研究成果へのアクセスは現在では非常 に容易になって、どこにいても世界中の研究成 果を知ることができます。しかし、遠い距離を挟 んで研究結果を知るだけではなく、同じ場で研究 プロセスに参加することは何倍もエキサイティ ングであり、研究者としての成長にとって不可欠 な経験だと思います。WIASがそのような経験を 提供する公共財的な機能を果たせるような発展 と成熟を遂げることを期待したいと思います。 意欲的な研究者にとって、多様な世代の研究 者との出会いは、成長過程で非常に重要です。私 自身も、ケネス・アロー氏やアマルティア・セン 氏をはじめとする偉大な経済学者との出会いか ら学んだことは多かったですし、同世代の研究 者との共同研究や切磋琢磨の経験は、私の研究 の成熟に大きな役割を果たしています。また、他 分野の研究者との出会いからも、私は根本的な 影響を受けました。特に忘れられないのは、オッ クスフォード大学のオール・ソールズ・カレッジ や、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジの 客員フェローをしていた折の経験です。ティー タイムにコモンルームに行くと、さまざまな分 野の学者とアフタヌーンティーを飲みながら雑 談を楽しむ時間が待っています。他分野の研究 者との無駄にも思われる雑談には、思いも寄ら ない着想のシーズが含まれていることもありま すが、なによりも楽しいのは、異分野の一流の研 究者の知性と発想の多様性でした。WIASにも、 広い意味の研究者サロンが発生して、若い研究 者たちに新鮮で刺激的な出会いの場を提供する ようになることを、私は念願しています。 多分野の研究者が 刺激を与え合う 出会いが生まれる場として 早稲田大学政治経済学術院特任教授 高等研究所顧問 鈴村 興太郎 Suzumura Kotaro エルサレムで行われ たインターナショナ ルサマースクールに て。ケ ネ ス・ア ロ ー 教授と。 プロフィール 1966年一橋大学経済学部卒業。京都大学経済研究所 助教授、一橋大学経済研究所助教授などを経て、1984 年一橋大学経済研究所教授、2007年同特任教授、2008 年から早稲田大学政治経済学術院教授。日本経済学 会会長、President of the Society for Social Choice and Welfare、日本学術会議副会長などを歴任。1990年 Fellow of the Econometric Societyに選出。2004年紫 綬褒章、2006年日本学士院賞受賞。2011年日本学士院 会員に選出。専門は厚生経済学と社会的選択理論。 クリックでコンテンツにジャンプ

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Page 1: 2012.10 Vol.3 Autumn - Waseda University「環境史の可能性と諸問題」 井黒 忍助教 「イスラーム美術史概説」 鎌田 由美子助教 「ゲーム理論」 上條

Waseda Inst i tute for Advanced Study's publ ic relat ions magazine

newsletter2012.10 Vol.3 Autumn

今号の Lineup 特集2

高等研究所セミナーシリーズがスタートします ほかInformation4

3 研究者紹介

4 広島大学大学院文学研究科 准教授 川島 健さん所友探訪

研究と教育 〜研究員のキャリア形成の一助として〜

准教授 鈴木 進補さん

 WIASは、若い研究者が自由に研究に集中でき

る素晴らしい環境です。WIASが今後果たすべき

機能としては、第一に若い研究者が充実した研

究者人生に飛び立つためのジャンピングボード

となること。第二に早稲田大学の教員が、多忙な

教育の現場を一時的に離れて、研究に集中する

場として機能すること。そして第三に、国際的な

共同研究の基地として機能していくことを、私

は期待しています。私自身は研究活動の基地を

英国、米国、オーストラリアなどに置いていたこ

ともあり、国際学会の運営に深くかかわった経

験もありますが、それによって世界の各地に研

究者仲間のネットワークができ、興味が重なる

場合には共同研究の推進もしてまいりました。

最終的な研究成果へのアクセスは現在では非常

に容易になって、どこにいても世界中の研究成

果を知ることができます。しかし、遠い距離を挟

んで研究結果を知るだけではなく、同じ場で研究

プロセスに参加することは何倍もエキサイティ

ングであり、研究者としての成長にとって不可欠

な経験だと思います。WIASがそのような経験を

提供する公共財的な機能を果たせるような発展

と成熟を遂げることを期待したいと思います。

 意欲的な研究者にとって、多様な世代の研究

者との出会いは、成長過程で非常に重要です。私

自身も、ケネス・アロー氏やアマルティア・セン

氏をはじめとする偉大な経済学者との出会いか

ら学んだことは多かったですし、同世代の研究

者との共同研究や切磋琢磨の経験は、私の研究

の成熟に大きな役割を果たしています。また、他

分野の研究者との出会いからも、私は根本的な

影響を受けました。特に忘れられないのは、オッ

クスフォード大学のオール・ソールズ・カレッジ

や、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジの

客員フェローをしていた折の経験です。ティー

タイムにコモンルームに行くと、さまざまな分

野の学者とアフタヌーンティーを飲みながら雑

談を楽しむ時間が待っています。他分野の研究

者との無駄にも思われる雑談には、思いも寄ら

ない着想のシーズが含まれていることもありま

すが、なによりも楽しいのは、異分野の一流の研

究者の知性と発想の多様性でした。WIASにも、

広い意味の研究者サロンが発生して、若い研究

者たちに新鮮で刺激的な出会いの場を提供する

ようになることを、私は念願しています。

多分野の研究者が刺激を与え合う出会いが生まれる場として早 稲 田 大 学 政 治 経 済 学 術 院 特 任 教 授高 等 研 究 所 顧 問

鈴 村 興 太 郎 S u z u m u r a K o t a r o

エルサレムで行われたインターナショナルサマースクールにて。ケネス・アロー教授と。

プロフィール1966年一橋大学経済学部卒業。京都大学経済研究所助教授、一橋大学経済研究所助教授などを経て、1984年一橋大学経済研究所教授、2007年同特任教授、2008年から早稲田大学政治経済学術院教授。日本経済学会会長、 President of the Society for Social Choice and Welfare、日本学術会議副会長などを歴任。1990年Fellow of the Econometric Societyに選出。2004年紫綬褒章、2006年日本学士院賞受賞。2011年日本学士院会員に選出。専門は厚生経済学と社会的選択理論。

クリックでコンテンツにジャンプ

Page 2: 2012.10 Vol.3 Autumn - Waseda University「環境史の可能性と諸問題」 井黒 忍助教 「イスラーム美術史概説」 鎌田 由美子助教 「ゲーム理論」 上條

—講義を計画する上で意識したことは何で

すか。

 私が担当している科目はオープン教育セン

ターの「先端科学と社会 — ナノテクから医

療・環境そして未来技術まで—」です。昨年、自

然科学系の研究員と3人で企画し、今年は他の

2 人の任期終了に伴い 1人で担当しました。対

象を文系にしたのは、自分の研究を世の中に広

く説明する義務を感じていたからです。—授業の内容を教えてください。

 環境、エネルギー問題などの社会課題に先端

科学がどこまで応えられるのかということを、

身近な家電製品をきっかけに雑談のネタとし

ても使えるよう解説しました。環境やエネル

ができなければ、研究費を獲得することができ

ません。申請書では、自分の研究がいかに社会

にとって意義あるものかを明確に説明する必

要があります。その過程は分かりやすい講義を

して学生に理解してもらうこととよく似ていま

す。また、説明の技術は、人に話す機会を多く持

つことによって磨かれることを実感しました。—最後に、研究での抱負をお聞かせください。

 講義を通して、改めて、技術を切り口に社会

問題を解決していきたいというモチベーショ

ンが高まりました。幅広いテーマを扱ったため

専門外の事柄を調べるきっかけになり、自分の

知識も増え、視野が広がったと思います。電気

電子工学はエネルギー問題に対する現実的な

解決策を用意することができる学問であると、

私は信じています。生きているうちに、エネル

ギー問題に貢献できる研究を成し遂げたいと

思っています。

履修した学生の声

将来に役立つ有意義な授業でした商学部2年 三浦 耕樹さん

シラバスを読んで興味が湧き、受講しました。科学にまつわる現代社会のさまざまな課題を文系にも分かりやすく教えていただき、社会を見る目が変わりました。文系であっても理系の知

識は、社会を理解するために不可欠だと思います。就職先を決める上でも参考になるでしょう。普段、最先端の研究をしている先生の講義を受けることができ、貴重な機会だったと思います。

interview

オープン教育センター「先端科学と社会—ナノテクから医療・環境そして未来技術まで—」

担当講義名

教えることによって研究のモチベーションも向上しました

准教授(工学)

西永 慈郎 N i s h i n a g a J i r o

ギー問題は、最低限の科学リテラシーがない

と、議論にさえ加わることができません。特に

今期は、世間から関心の高いエネルギー問題に

多く触れました。例えば、再生可能エネルギー

をリスク、ベネフィット、コストの面から説明

し、学生がここで得た基礎知識を自分で応用し

て考えをまとめられるようになることを目指

しました。

—授業を通して得られたことは何ですか。

 講義をすることは、研究費の申請書を書く上

でも役立ちました。研究者は大学でも企業でも

自分がやりたいことを上手にアピールすること

高等研究所の研究員は組織に属することなく研究に専念できる環境が魅力の一つですが、 大学教員としての今後のキャリアのために、授業を持つことが推奨されています。現在、27名の研究員が、オープン教育センターや各学部・研究科で、魅力あふれる講義を行っています。

研究者には自分の研究を世の中に説明する義務がある 研究費獲得のための申請と

講義での説明は同じ

〜研究員のキャリア形成の一助として〜

と研 究 教 育特 集

プロフィール2008年早稲田大学大学院理工学研究科ナノ理工学専攻博士課程修了。同大学理工学術院助手、助教、科学技術振興機構さきがけ研究員兼任を経て、2010年4月高等研究所助教に着任。2012年4月より現職。専門は電子工学、化合物半導体結晶成長、有機半導体。研究テーマは「有機・無機半導体ヘテロ構造を用いた新規デバイスの開発」。

ht tp : / /www.waseda. jp/wias/researchers/l is t /prof i le /prof_ j_nish inaga.html

HP

●2012 年度主な講義一覧

「環境史の可能性と諸問題」 井黒 忍助教

「イスラーム美術史概説」 鎌田 由美子助教

「ゲーム理論」 上條 良夫助教

「比較知的財産法」 Christoph Rademacher助教「基礎から学ぶ太陽系の科学」 小松 睦美助教

「建築史」 小岩 正樹助教 ほか

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本研究所に所属する研究員の研究内容やその素顔に迫ります。

究者紹介

世 代 の も の づ く り を 支 え る技 術 と 人 材 を 育 成

准教授(工学)

鈴木 進補 S u z u k i S h i n s u ke

プロフィール1998年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。1998年〜 2005年ベルリン工科大学及びハーンマイトナー研究所にて研究員、1999年〜 2000年フンボルト財団奨学研究生、2005年〜 2010年大阪大学産業科学研究所准教授(助教授)を経て、2010年4月より現職。研究テーマは航空宇宙機のための軽量構造材料の製法開発と地上および微小重力環境での液体金属中の拡散係数測定。

ht tp : / /www.waseda. jp/wias/researchers/ l is t / tenure/ tnr_s_suzuki .h tmlHP

ると感じています。実際はものづくりを志して

いる学生も多く、企業もそうした人材を求めて

いるので、橋渡しをしながら、この分野で活躍

する次世代の人材を育てていきたいと考えて

います。そして自分の研究室から、ものづくり

を担う人材が輩出され、指数関数的に世の中が

良くなっていけばよいと思っています。

 

 WIASの魅力の一つは、さまざまな分野の研

究者が在籍していること。月例発表会で他のメ

ンバーが発表すると、他分野でも面白く聞くこ

とができ、刺激を受けています。ランチタイム

セミナーなどでお互いの研究について語り合

うことで新しい発見が生まれていて、例えば、

宇宙実験についての会話から、心理学の研究員

が閉鎖的な空間における宇宙飛行士のストレ

スについて興味を持つようになったというこ

とも聞いています。分野は違っても、何らかの

手段で世の中を良くしたいという研究者の志

は同じ。WIASの環境を最大限に生かし、研究者

同士の交流を楽しみたいと考えています。

 ものづくりの要となる2つの技術を研究して

います。一つは、優れた特性を持った新しい金

属を作るために液体の基本的な性質を知るこ

とです。金属を溶かして型に流し成形する鋳造

は、古くからある技術ですが、実はいまだに経験

と勘に頼ることが多く、試行錯誤を繰り返して

います。レアアースのような高価な元素を含む

金属の場合、試行錯誤の段階でムダを出すとま

すますコストパフォーマンスが下がるため、コ

ンピューターで精密なシミュレーションを行う

必要があります。そのためには溶けた金属の性

質を知る必要がありますが、液体の金属は測定

するそばから流れてしまうため、正確な測定を

するために微小重力状態で実験をしています。

これまでに数回宇宙実験を行っていて、現在

は、来年4月に国際宇宙ステーション「きぼう」

で実施する実験の準備を進めています。これに

より、信頼性の高いデータを獲得することがで

き、地上での実験と合わせて拡散のメカニズム

解明に近づくことができます。液体については

まだまだ分からないことばかり。液体金属の物

性値を明らかにし、拡散現象の法則を見出すこ

とを目指していきたいと考えています。この法

則が分かれば、工業界だけでなくサイエンス全

体に貢献することができるでしょう。

 もう一つの研究テーマは、軽くて強い金属材

料をつくることです。飛行機の機体にも使える

強度を出すため、溶けた金属の中に水素の泡を

発生させて固め、内部に空洞を含んだ金属を作

製するための凝固プロセスを開発しています。

さらに最近では融点差を利用し、純アルミニウ

ムのパイプをアルミシリコンで包んで凝固さ

せるプロセスの開発に取り組んでいます。

 日本の大学ではここ約20年、ものづくりの

教育に対するウェイトが低くなっているよう

に思います。このような状況の中でも、伝統的

に鋳造をはじめとする金属加工分野が強く、も

のづくり教育に積極的に取り組んできた早稲

田大学で研究ができることは大変恵まれてい

液体金属の謎を微小重力環境で明らかに

次世代のものづくりを担う人材を育成

分野は違っても研究者の志は同じ

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報告

 1年にわたるWIASでの日々は、研究者としてこれから

の時代を生きていく上で、欠かせない経験であったと今

改めて感じています。

 研究のタコツボ化が取り沙汰されている昨今、研究者

は自分の分野のみを追究するばかりではなく、自らの研

究から得られた成果や新しい価値観を積極的に外部に

発信していかなければ生き残れない時代に移りました。

WIASに入所する以前の私も、視野が狭くなっていた研

究者の一人でした。WIASは、そんな私に新しい視点と多

くの刺激を与えてくれました。

 さまざまな分野の研究者たちが集うWIASでは、月例研

究会やランチタイムセミナーなど、自分が行ってきた研

究の成果を発表する場が設けられています。それぞれの

研究者の発表から刺激を得られるのはもちろんのこと、

自分の発表も他分野の研究者を満足させるものにしなく

てはなりません。画像や図の使い方や話の組み立て方な

ど、分かりやすく、かつ興味をそそるような発表にしよう

と工夫を重ねました。そうした経験は、科学研究費を取

得する上でもとても役に立つものとなりました。

 現在は、広島大学の恵まれた環境で、研究・教育に励ん

でいます。世界中の研究者たちによって研究され尽くさ

れている欧米文学を専門としていますが、私は常に新た

な視点を追い求めていきたいと考えています。海外の研

究者たちに今までにない価値観を提示していくことは、

ひいては社会に新たな視点を提示していくことにつな

がっていく、私はそう信じています。

こ れ か ら の 時 代 を 生 き る 研 究 者 と し て

プロフィール1997年早稲田大学第一文学部卒業、2008年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2009年ロンドン大学ゴールドスミス校大学院英文学コースM.Phil.取得。早稲田大学演劇博物館グローバルCOE客員専任講師、高等研究所助教を経て2009年10月より現職。専門は現代イギリス文学、演劇、文化。現在はBBCサードプログラムが戦後イギリスの福祉体制の形成にどのように関わったかを調査中。

http://www.hiroshima-u.ac.jp/bungaku/staff/p_glrwik.htmlHP

広島大学大学院文学研究科准教授

(欧米文学語学、言語学)

川島 健Kawashima Takeshi

I n nf o r m a t i o お知らせ募集

お知らせ

高等研究所セミナーシリーズがスタートします 今秋よりWIAS研究員の企画による定期的な公開セミナーが始まります。毎回、研究員

の専門分野に関連する専門家をお招きし、活発なディスカッションを展開する予定です。

最先端の科学をテーマにしたシリーズや、「比較文明史―新しい世界史像の可能性」、「政

治・経済・法の計量分析」のテーマによるセミナー、シンポジウムも開催予定です。詳細

は公式ホームページのイベント情報をご覧ください。ご参加をお待ちしております。

 WIASでは国際的に活躍する優れた研究者を海外から招聘し、本学研究者との学問的

交流やセミナー等を通じて、本学の研究活動の促進に寄与しています。訪問研究者によ

るセミナー日程や滞在時の様子は、公式ホームページや Facebook をご覧ください。

張 哲俊 北京師範大学教授 (中国) 専門 比較文学(演劇研究) 受入期間 2012/10/1 ~ 2012/10/31

Henning Rosenau, Professor, University of Augsburg (Germany) 専門 Criminal Law and Procedure 受入期間(予定)2013/5/15 ~ 2013/6/15

Ara Basmajian, Professor, City University of New York (USA) 専門 Hyperbolic manifolds and Riemann surfaces 受入期間(予定)2013/6/1 ~ 2013/6/30

Miroslav Barta, Professor, Charles University in Prague (Czech Republic) 専門 Ancient Egyptian Archaeology 受入期間(予定)2013/6/1 ~ 2013/6/30

2012年度第2期訪問研究者が決定しましたお知らせ

HP http://www.waseda.jp/wias/researchers/list/visiting/

本研究所の研究員を経て、大学や企業で活躍されているOB・OGの方をご紹介します。所 探訪

文学研究科のゼミのメンバーと広島大学大学院文学研究科の研究室にて

小誌へのご意見、ご感想をお待ちしています。左記発行元まで、お寄せください。

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newsletter早稲田大学高等研究所〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1

TEL :03-5286-2460FAX :03-5286-2470E-mail :[email protected]

URL :http://www.waseda.jp/wias/Facebook :http://www.facebook.com/wias.wasedaTwitter :http://twitter.com/#!/wiasnews

HP http://www.waseda.jp/wias/aboutus/organization/suzuki01.html

 4月30日付で宮城徳也教授が副所長を退任しました。5月1日付で鈴木

雅雄教授(文学学術院)が副所長に就任し、宮島英昭所長(商学学術院教

授)、川田宏之副所長(理工学術院教授)との新体制がスタートしました。

副所長が交代しました報 告

「サミュエル・ベケット! −これからの批評−」

(2012年3月 水声社)

川島先生が若い研究者とともに新たなベケット像を示した一冊。

著書の紹介

月例研究会のご案内お知らせ

 WIASでは研究員による研究成果の発表と、分野を越えた研究

交流を図るため、毎月一回、一般に公開した研究会を開催していま

す。2012年度後期日程は右のとおりです。時間はいずれも10:30

~ 12:00。詳細および参加申込みは公式ホームページのイベント

情報をご覧ください。ご参加をお待ちしております。

■10月12日㈮■11月9日㈮■12月7日㈮■1月11日㈮■3月8日㈮※ FDセミナー(予定)

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