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2012年10月10日、12日

「OpenFlow/SDNランド」Q&Aセッション

Copyright (C) 2012 NEC Corporation All Rights Reserved

1Copyright (C) 2012 NEC Corporation All Rights Reserved

Mr.OpenFlow（回答者）ご紹介

岩田淳 (いわたあつし)

NEC クラウドシステム研究所所長代理


OpenFlowで出来ること出来ないこと

Q1: OpenFlow対応の製品やサービスにはどんなものがありますか？


Q2: 各社の製品/サービスに相互接続性はありますか？

Q2: 各社の製品/サービスに相互接続性はありますか？

Q3:OpenFlow対応スイッチって、何がOpenFlowに対応していると考えればよいのですか？


Q4: OpenFlowでつなぐスイッチってL2なんですか、L3なんですか？


Q5: フローテーブルには何がかけますか？今のネットワークでは出来ないことも出来ますか？

Q5: フローテーブルには何がかけますか？今のネットワークでは出来ないことも出来ますか？

Q6: Open vSwitchってOpenFlowスイッチなんですか？

Q6: Open vSwitchってOpenFlowスイッチなんですか？

Q7:ホップバイホップとオーバーレイ、それぞれのメリット/デメリットは？


Q8:OpenFlowコントローラが落ちるとネットワーク全体が機能しなくなるのではないかと不安です


Q9: オープンソースでは実際のネットワーク運用には能力不足ですか？

Q9: オープンソースでは実際のネットワーク運用には能力不足ですか？

Q10: OpenFlowはどのくらいのネットワーク規模までサポートできますか？

Q10: OpenFlowはどのくらいのネットワーク規模までサポートできますか？

Q11:コントローラにいちいちフローエントリを問い合わせたら、そこがボトルネックになりませんか？

Q11:コントローラにいちいちフローエントリを問い合わせたら、そこがボトルネックになりませんか？

Q12: OpenFlowは既存のATM（ATM-LANE）などと比べて何が新しいんですか？

Q12: OpenFlowは既存のATM（ATM-LANE）などと比べて何が新しいんですか？




製品にはスイッチやコントローラがあります。製品にはスイッチやコントローラがあります。

Q1


Q1

ハードウエアスイッチとコントローラ


Q1

Windows Server 2012向けSoftware vSwitch


Q2: 各社の製品/サービスに相互接続性はありますか？Q2: 各社の製品/サービスに相互接続性はありますか？

あります。ただし、規格のバージョンが同じで、オプション機能を使わないことが条件です。

あります。ただし、規格のバージョンが同じで、オプション機能を使わないことが条件です。

Q2


Q2

相互接続デモ（ITpro EXPO 2011）


Q2

相互接続デモ（Interop Las Vegas 2012）




ハードウエアスイッチの場合はパケットフォワーディングのASICでOpenFlowに対応します。

ハードウエアスイッチの場合はパケットフォワーディングのASICでOpenFlowに対応します。

Q3




L2にもL3にもなりますし、L1やL4になったりもします。

L2にもL3にもなりますし、L1やL4になったりもします。

Q4


フローテーブルの定義と高度な転送機能Q4


Q5: フローテーブルには何がかけますか？それによって、今のネットワークと同じことは出来ますか？今のネットワークでは出来ないこともできますか？

Q5: フローテーブルには何がかけますか？それによって、今のネットワークと同じことは出来ますか？今のネットワークでは出来ないこともできますか？

具体例で説明します。具体例で説明します。

Q5


フローの設定例（1）

どんなポートから受け取ったBroadcastパケットも受信ポート以外に送信

Q5


フローの設定例（2）

・Waypoint Routing/Redirect処理

・ポート2から受信した10.20.30.40→10.50.60.70行きのHTTP通信をMAC DAを次装置のものに書き換えてポート3に送信

Q5


Q6:Open vSwitchってOpenFlowスイッチなんですか？Q6:Open vSwitchってOpenFlowスイッチなんですか？

OpenFlow対応のソフトウエアスイッチです。OpenFlow対応のソフトウエアスイッチです。

Q6


Windows 8 Hyper-V Extensible Switch

Q6


Q6

NEC Software Virtual Switch PF1000の対応機能




ホップバイホップのメリットはパケット転送機能と経路制御機能の分離によるネットワーク仮想化と一括集中管理。

オーバーレイのメリットはトンネリングによるネットワーク仮想化。

デメリットは？

ホップバイホップのメリットはパケット転送機能と経路制御機能の分離によるネットワーク仮想化と一括集中管理。

オーバーレイのメリットはトンネリングによるネットワーク仮想化。

デメリットは？

Q7


ホップバイホップ（右）とオーバーレイ（左）

Q7

出典：日経コミュニケーション




コントローラとの通信が途絶した場合、実装にもよりますが、OpenFlow Switch内のTable状態を維持することで通信は継続します。

再度コントローラと接続した際にも、そのTable状態を継続して維持しつつ追加のテーブルアップデートを行います。

コントローラとの通信が途絶した場合、実装にもよりますが、OpenFlow Switch内のTable状態を維持することで通信は継続します。

再度コントローラと接続した際にも、そのTable状態を継続して維持しつつ追加のテーブルアップデートを行います。

Q8


Q9:オープンソースでは実際のネットワーク運用には能力不足ですか？

Q9:オープンソースでは実際のネットワーク運用には能力不足ですか？

現在のOSSは研究開発向けがメインです。

ただし、ネットワークでの利用の際の品質対応などを自分で行うことで、実際のネットワーク運用で利用するケースもあります。

現在のOSSは研究開発向けがメインです。

ただし、ネットワークでの利用の際の品質対応などを自分で行うことで、実際のネットワーク運用で利用するケースもあります。

Q9


Q9Open Source OpenFlow Controller: Trema（1）


Q9Open Source OpenFlow Controller: Trema（2）


Q10:OpenFlowはどのくらいのネットワーク規模までサポートできますか。物理サーバー、VM、スイッチ数のそれぞれについて教えてください

Q10:OpenFlowはどのくらいのネットワーク規模までサポートできますか。物理サーバー、VM、スイッチ数のそれぞれについて教えてください

製品によります。

ただし、スケーラビリティを担保するために、ドメインを分割し、ドメインごとにコントローラをおきそれを相互接続することで事実上無限のスケーラビリティに対応可能です。

製品によります。

ただし、スケーラビリティを担保するために、ドメインを分割し、ドメインごとにコントローラをおきそれを相互接続することで事実上無限のスケーラビリティに対応可能です。

Q10


Q10

OpenFlow対応製品の例


Q10

NECソフトウェアファクトリでのProgrammableFlow適用


Q11:コントローラにいちいちフローエントリーを問い合わせたら、コントローラ部分が通信のボトルネックになりませんか？

Q11:コントローラにいちいちフローエントリーを問い合わせたら、コントローラ部分が通信のボトルネックになりませんか？

それは「リアクティブ型」と呼ばれる、フローテーブルの更新方法の一つです。

もう一つの「プロアクティブ型」なら、コントローラに問い合わせることはしません

それは「リアクティブ型」と呼ばれる、フローテーブルの更新方法の一つです。

もう一つの「プロアクティブ型」なら、コントローラに問い合わせることはしません

Q11


Q12:OpenFlowはATM（ATM-LANE）など昔のキャリアのネットワークで使っていた集中制御の仕組みに近い気がするのですが、それと比べて何が新しいのですか？

Q12:OpenFlowはATM（ATM-LANE）など昔のキャリアのネットワークで使っていた集中制御の仕組みに近い気がするのですが、それと比べて何が新しいのですか？

OpenFlowは Openで、かつ自由なフロー空間の上での多様なネットワーク制御が可能で、かつプログラマブルな機能を有するところが特徴です。

従来のATM（ATM-LANE）とは、集中制御という点で似ているところもありますが、それ以外の部分は異なります。

また、OpenFlowは、産業界を変える仕組みをもつというところも特徴です。Openにすることで、産業構造、競争優位性が変化する可能性があります。

OpenFlowは Openで、かつ自由なフロー空間の上での多様なネットワーク制御が可能で、かつプログラマブルな機能を有するところが特徴です。

従来のATM（ATM-LANE）とは、集中制御という点で似ているところもありますが、それ以外の部分は異なります。

また、OpenFlowは、産業界を変える仕組みをもつというところも特徴です。Openにすることで、産業構造、競争優位性が変化する可能性があります。

Q12


Q12

フロースイッチングとは？


Q12

フローテーブルの定義と高度な転送機能


OpenFlowが変えるネットワーク産業構造

Q12


OpenFlow/SDNのOpen化による社会の変革

Q12

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