20130606オープンデータと自治体

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オオオオオオオオオオ オオIT オオオオオオ 2013 年 6 年 6 年 年年 年年 年年年年年 CIO 年年年 1

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オープンデータと自治体に関する講演資料

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Page 1: 20130606オープンデータと自治体

オープンデータ時代の自治体 IT戦略について

2013年 6月 6日

平本 健二経済産業省 CIO補佐官

1

Page 2: 20130606オープンデータと自治体

パラダイムシフト

2

自治体Webサービス

中途半端な作りで使いにく

使いやすいけど予算のかけ

すぎ

どうやっても、反対意見が出てくる。↓

いっそのことシンプルに情報を出して自由に活用してもらう

行政が全ての情報を握り、提供する思想は古い

行政は、セキュリティ等に配慮したうえで、できる限り情報を再利用可能な形で提供し、

市民や企業と協働して行政サービスの充実を図る。また、外部サービス創出に寄与する。

Page 3: 20130606オープンデータと自治体

3

社会の成熟化に伴う考え方の変化データを出す側、データを使う側、双方の知恵を活かしていく

Changing political arrangements and the role of the public sector,   Value for Citizens(2009、 UK)

Government as a Platform

データ保有者(行政機関等)

データ利用者(企業、国民等)

アイデア

ニーズ

データ

行政

行政

小さな政府→官民の協働領域が拡大

Page 4: 20130606オープンデータと自治体

オープンデータ・オープンガバメントの目指すもの

各国では財政危機に対応する重要な構造改革手段として、オープンデータやオープンガバメントに注目している。

情報の Value最大化

金(予算)の Value最大化

人(職員、国民)の Value最大化

Data.gov

Spending.gov

ideabox

オープンガバメントによる抜本的行政見直し4

Page 5: 20130606オープンデータと自治体

信頼性は行政活動の基盤 Mc-eGov(2008、 UK)

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情報をベースにしたオープンガバメントの流れ マーケティングの視点で情報を扱う 従来の紙によるフローを前提にしない

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収集、受付

分析、利活用

公開

蓄積

情報共有環境

バリューチェーン

国民、企業、 NPO等

EA

相互運用性

Smooth information flow

Maximize value of information

コードボキャブラリメッセージフォーマットルール  等

Page 7: 20130606オープンデータと自治体

新しい体制と新しい戦略政府 CIO法新しい IT戦略案の公表(パブリックコメント中)

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内閣法等の一部を改正する法律(「政府CIO法」)

(地方公共団体への協力) 第三十二条

地方公共団体は、第十一条に規定する施策の策定又は実施のために必要があると認めるときは、本部に対し、情報の提供その他の協力を求めることができる。

2 本部は、前項の規定による協力を求められたときは、その求めに応じるよう努めるものとする。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/hourei/kaisei.html

(平成 25年5月 24日成立 )

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Page 9: 20130606オープンデータと自治体

新たな IT戦略『世界最先端IT国家創造』宣言(案)平成 25年 5月 24日

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Page 10: 20130606オープンデータと自治体

I .基本理念  II. 目指すべき社会・姿 基本理念 1.閉塞を打破し、再生する日本へ2.世界最高水準のIT利活用社会の実現に向けて目指すべき社会・姿 1.革新的な新産業・新サービスの創出及び全産業の成長を促進する社会

• 日本国内外どこからでもアクセス可能となるオープンなプラットフォームを通じて、信頼性の高い公共データが提供され、民間や個人が保有するデータと自由に組み合わせて利活用でき、新産業・新サービスが創出される社会を実現する。

2.健康で安心して快適に生活できる、世界一安全で災害に強い社会• 医療・介護、健康、エネルギー、防災・減災などの分野において、我が国が抱えているリスク、課題点を正しく認識、把握、分析した上で、ITとデータを利活用した新しい社会システムを構築することにより、様々な社会的課題の解決を図るとともに、多様な新しいサービスを創出する。これらを通じて、健康で安心して快適に生活できる社会を実現するとともに、世界一安全で災害に強い社会を実現する。

3.公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会• 全ての行政サービスが、簡便な手段で電子的に受けられることを原則とし、少子高齢社会、離島を含む地方の活性化、人材の流動性などの基盤として、安心で使い勝手が良く、ワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる、「便利なくらし」社会を実現する。

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III.目指すべき社会・姿を実現するための取り組み

1.革新的な新産業・新サービスの創出と全産業の成長を促進する社会の実現 ① オープンデータ・ビッグデータの活用の推進

• データカタログサイト• 共通の語彙(ボキャブラリ)の基盤構築• パーソナルデータの利活用のルール

② ITを活用した日本の農業・周辺産業の高度化・知識産業化と国際展開(Made by Japan 農業の実現)

③ 幅広い分野に跨がるオープンイノベーションの推進等④ IT・データを活用した地域(離島を含む。)の活性化⑤ 次世代放送サービスの実現による映像産業分野の新事業創出、国際

競争力の強化

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Page 12: 20130606オープンデータと自治体

2.健康で安心して快適に生活できる、世界一安全で災害に強い社会 ① 適切な地域医療・介護等の提供、健康増進等を通じた健康長寿社会の実現

② 世界一安全で災害に強い社会の実現③ 家庭や地域における効率的・安定的なエネルギーマネジメントの実

現④ 世界で最も安全で環境にやさしく経済的な道路交通社会の実現⑤ 雇用形態の多様化とワーク・ライフ・バランス(「仕事と生活の調

和」)の実現

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3.公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現 ① 利便性の高い電子行政サービスの提供

• データ・フォーマット、用語、コード、文字等の標準化・共通化、また、アプリケーション・インターフェイス(API)の公開

• 今後整備する情報システムにおいては、国際標準に適合した文字情報基盤を活用することを原則

② 国・地方を通じた行政情報システムの改革• 自治体クラウドについても、番号制度導入までの今後4年間を集中取組

期間と位置付け、番号制度の導入とあわせて共通化・標準化を行いつつ、地方公共団体における取り組みを加速

③ 政府におけるITガバナンスの強化

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IV. 利活用の裾野拡大を推進するための基盤の強化1. 人材育成・教育 2. 世界最高水準のITインフラ環境の確保 ・3. サイバーセキュリティ 4. 研究開発の推進

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オープンデータに関する戦略電子行政オープンデータ戦略の推進について電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(案)(パブリックコメント中)

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(平成 24年 7 月IT戦略本部決定)

電子行政オープンデータ戦略の推進について 意義・目的

1. 透明性・信頼性向上 行政の透明性の向上、行政への国民からの信頼性の向上

2. 国民参加・官民協働推進 創意工夫を活かした公共サービスの迅速かつ効率的な提供、ニーズや価値観の多

様化等への対応

3. 経済活性化・行政効率化 我が国全体の経済活性化、国・地方公共団体の業務効率化、高度化

基本原則1. 政府自ら積極的に公共データを公開すること2. 機械判読可能で二次利用が容易な形式で公開すること3. 営利目的、非営利目的を問わず活用を促進すること4. 取組可能な公共データから速やかに公開等の具体的な取組に着手し、成果を確実に蓄積していくこと

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電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(案)

(1)二次利用を促進する利用ルールの整備 国が著作権者である公開データについては、二次利用を制限する具体的かつ合理的な根拠があるものを

除き、二次利用を認めることを原則とする。二次利用を制限する場合の根拠・内容については、コンテンツごとに可能な限り分かりやすく統一的に表示する。

また、二次利用可能なデータ公開を促進するため、公開データの二次利用により生じた損害に関する免責についても明確にすることとする。

(2)機械判読に適したデータ形式での公開の拡大 インターネットを通じて公開するデータについては、機械判読を考慮した構造で、かつ機械判読に適したデータ形式でも掲載することを原則とする。

特に重点分野(白書、防災・減災情報、地理空間情報、人の移動に関する情報、予算・決算・調達情報)から優先的に、費用対効果を踏まえつつ取り組むこととする。

「新たな情報通信技術戦略 工程表(平成 24 年 7 月 4 日改訂 IT 戦略本部決定)」を参照しつつ、新たな IT 戦略の策定に伴って定めることとする分担に従い、用語やその定義の標準化、効率的なデータ連係のためのツール等の整備について、内閣官房、総務省及び経済産業省が連携して進める。

(3)データカタログ(ポータルサイト)の整備 データの横断的検索、コンピュータからの要求に応じた自動的データ提供等の機能や API を装備した「データカタログ」(ポータルサイト)を整備する。

(4)公開データの拡大 (5)普及・啓発、評価

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オープンデータ、オープンガバメントの推進

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中核を担う Open Government Lab オープンガバメント推進の実験サイトとして開設

アイディアボックスWikiTwitterBlogデータ公開ベンチャー育成  (コンテスト)

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オープンガバメントの3つの場面

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意見収集方法の変化 窓口の意見提出。

どこへ行ってしまうのかわからない各種アンケート・設問が恣意的・アンケート対象にならないと意見 が言えない・自由記述もどこまで読んでいるのかが不明

各種メディアでの世論分析等は殆ど行われていない

定置網と投網による情報収集であり、海全体は見えていなかった

マーケット・インの発想での情報収集が必要 →意見(行政への意見表明) →世論(行政に向いているとは限らない)

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アイディアボックス 対話型サイトの設置

国民同士の対話 国民と職員との対話

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声の分析  yahooリアルタイム検索機能

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オープンガバメントの3つの場面

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情報分析過程の変化 定量データはそれなりに分析 定性データは担当者が情報に目を通し情報を整理

どうしても担当者の主観が入りやすい 情報に漏れがある 特定情報をピックアップしやすい 埋もれている情報を見落としやすい 0が1になった瞬間の情報を落としやすい

コンサル会社の分析も客観的とは言えない

新たな手法が必要 定性データも可視化、定量化

これまでの恣意的な分析からの脱却

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様々な分析手法 テキストマイニングは「マスな課題」を把握するのに有効

多くの参加者が指摘や議論する内容が顕在化する 「早急に対処が必要な課題、重要な課題」を把握 潜在的なニーズの発掘にも有効

マインドマップは、「0が1になった瞬間」を捕捉するのに有効 網羅的に情報を見ることにより、担当者が光るものを見つけやすい 「政策としての検討・取り組みが必要になった瞬間」を捕捉 また、マイナーな意見も見つけやすい

賛成、反対等でのポイント化は、「要望の強さ」を把握するのに有効 特定の基準で意見に得点を付けていくことで、ニーズの高い課題を抽出しやすい

ビジネスインテリジェンス(BI)等の定量データの分析も合わせて使うことで、より有効な分析ができる

順位 全体 投票したアイディア ポイント数 賛成票数 中立票数 反対票数 アイディアの投稿日時1 23 PTA改革。 74 74 0 0 2010/ 10/ 6 19:382 29国民の声を、常設してほしいです 67 73 6 6 2010/ 9/ 29 11:163 31公務員採用時の年齢制限を撤廃する 64 68 3 4 2010/ 9/ 28 22:344 37日本が誇るアニメーション 55 60 15 5 2010/ 10/ 10 18:075 39労働基準監督署の権限強化。反則金制度の導入 54 55 1 1 2010/ 9/ 30 0:366 47年齢制限をやめる 47 48 5 1 2010/ 9/ 29 0:457 58 非正規雇用者の待遇改善 37 39 0 2 2010/ 9/ 28 1:388 61 ( )労働基準法の厳罰化 国民の健康で文化的な生活を営める権利を認める 36 36 0 0 2010/ 9/ 28 12:049 63新卒・中途の区別の廃止を 34 34 3 0 2010/ 9/ 27 11:49

10 66残業を取り締まってワークシェアリングを 32 34 4 2 2010/ 10/ 1 15:5711 77ブラック企業の撲滅 30 31 4 1 2010/ 9/ 29 10:0412 84 非実在人類による性産業の拡大 28 30 11 2 2010/ 10/ 13 6:5013 92労働時間の管理を厳格に 27 27 0 0 2010/ 10/ 10 21:1314 100 教員採用資格に年齢上限撤廃・社会経験を必須に。 23 23 0 0 2010/ 10/ 5 17:0615 114新卒一括採用と正社員優遇の中止を 20 22 2 2 2010/ 9/ 24 20:4516 115 ワークライフバランスの推進 20 20 0 0 2010/ 9/ 29 16:1117 126障害者雇用の在り方を。 18 18 0 0 2010/ 9/ 24 14:3418 127 OB税理士試験における「税務署 の試験免除特権」廃止と民間合格者数拡大 18 18 0 0 2010/ 10/ 7 1:1519 128 インターネット版オープンユニバーシティ公立・国立大学授業公開 18 18 0 0 2010/ 10/ 2 2:4920 136 →労働基準監督署への申告方法 専用サイトなどの開設。 17 17 1 0 2010/ 10/ 7 0:5021 140公務員の有り方 16 21 3 5 2010/ 10/ 5 15:5422 156 子の看護休暇の問題。 15 15 0 0 2010/ 10/ 7 1:2723 157刑法・道交法・労働法・納税・各種保険などの社会教育を義務教育で。 15 15 0 0 2010/ 10/ 12 22:4124 158うつ病患者の社会復帰 15 15 2 0 2010/ 9/ 29 19:3625 165労働基準監督署などへの人員増員・新規採用の拡大 14 15 0 1 2010/ 10/ 12 15:5926 166 定職を持つことで安心できる日本国を実現 14 15 1 1 2010/ 10/ 4 17:1527 171 農業の企業化促進 14 14 0 0 2010/ 9/ 26 23:2328 172 教育委員会の解体 14 14 5 0 2010/ 9/ 25 10:5829 176法律があるのに守らないで済む世の中の整理をすべき 14 14 0 0 2010/ 10/ 13 21:1730 180履歴書から年齢を推察できる項目を外そう 13 14 0 1 2010/ 10/ 8 19:5631 182行政書士試験の公務員試験免除制度の廃止を 13 14 0 1 2010/ 10/ 7 9:2032 183 義務教育で所得税のことを教えるべき 13 14 1 1 2010/ 10/ 7 12:1233 188公務員法改正 13 13 1 0 2010/ 9/ 30 12:5634 204 発達障害児の受け皿を 12 13 1 1 2010/ 9/ 24 19:2435 207労働基準法解雇条項の「適切な」遵守について 12 13 1 1 2010/ 10/ 8 21:5636 215社会保険 12 12 1 0 2010/ 10/ 2 20:5737 231職安の募集に思うこと。 11 13 1 2 2010/ 9/ 28 21:3838 235公務員制度改革と給与制度 11 12 2 1 2010/ 10/ 5 18:0039 240実践的な教育改革を 11 12 1 1 2010/ 9/ 30 18:3540 243保育サポーター 11 11 0 0 2010/ 9/ 27 23:0741 248福祉関係の就労者の労働環境がすさまじく定着が厳しい 11 11 0 0 2010/ 10/ 5 17:3042 250自立を妨げる雇用保険制度 11 11 2 0 2010/ 9/ 29 14:1843 255企業の雇用情報管理義務・離職情報等の公開。 11 11 0 0 2010/ 10/ 9 0:1544 258伝統工芸に雇用を。 11 11 1 0 2010/ 10/ 5 16:1245 277在宅アニメーターで雇用を増やし日本のアニメ技術の強化 10 11 1 1 2010/ 10/ 12 16:4246 279 求人票について 10 11 0 1 2010/ 10/ 1 13:3147 280悪雇用条件の対策 10 10 0 0 2010/ 10/ 14 0:5448 282インターネットでハローワークの内職斡旋をしてほしい。 10 10 0 0 2010/ 9/ 30 14:3049 292 ( )待機児童対策へ縦割り行政の転換を空き校舎を保育所に 10 10 1 0 2010/ 9/ 28 23:3050 293 外国人 研修生・実習生制度は廃止してほしい 10 10 1 0 2010/ 10/ 13 21:57

意見原文

ポイントランキング

自動文書分析

メリット・多くの人が望んでいる意見がわかるデメリット・集団投稿等が可能・少数意見がわからない

メリット・少数意見もピックアップしやすいデメリット・分析する負荷が大きい・情報の見落としがある

メリット・主観が入らず傾向が分析できるデメリット・抽出された単語をヒントに少数意見にブレイクダウンしていくことができる

中立的な意見の分析と政策検討

マインドマップテキストマイニング

ビジネスインテリジェンス

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Page 27: 20130606オープンデータと自治体

分析・活用:情報分析の実施とガイド作成 Twitter 上の様々な情報を自動分析し、国民の意見を把握 経済産業省で、災害前から検証していた国民の意見分析システムを災害時に活用

「電池」を含む Tweetを、1500件抽出したものを分析

一般品の要望と一体化

主な意見・電池の不足・利用の工夫・携帯電話の充電

Googleリアルタイム分析による「電池」検索数の推移

3/ 12 3/ 13 3/ 14 3/ 15 3/ 16 1639- 1702 3/ 18 1421- 1441 3/ 19 1328- 1404 3/ 20 1252- 1331 3/ 22 1515- 1600 3/ 23 1959- 2050 3/ 26 2238- 23483/ 12 3/ 13 3/ 14 3/ 15 3/ 16 1639- 1702 3/ 18 1421- 1441 3/ 19 1328- 1404 3/ 20 1252- 1331 3/ 22 1515- 1600 3/ 23 1959- 2050 3/ 26 2238- 2348

1 電力 電力 電力 電力 物資 物資 物資 電力 物資 電力 電力

2 情報 情報 食料 物資 ガソリン 電池 ガソリン 物資 ボランティア ガソリン 水

3 食料 食料 情報 ガソリン 食料 ティッシュペーパーボランティア ガソリン 水 物資 ガソリン

4 物資 ガソリン 物資 食料 情報 飲料水用容器 電力 ボランティア 土のう袋 水 物資

5 テレビ 紙おむつ ガソリン 水 燃料 懐中電灯 エネルギー 情報 電力 テレビ 運動

6 ニュース 赤ちゃん用 テレビ 情報 避難所 トイレットペーパー 情報 テレビ ガソリン 食料 自動車

7 照明 物資 場所 燃料 石油製品 軽油 医師 避難所 野菜 自転車 紙

8 機器 テレビ 地図 紙オムツ 水 ブルーシート ヘリ 食料 テレビ 牛乳 食料

9 避難所 水 水 ビニール テレビ 保存食 内科 店 食料 自動車 燃料

10 水 ニュース 紙おむつ フリース 自動車 ガソリン用携行缶 水 燃料 情報 トイレットペーパー 報告

11 血液 避難所 燃料 生地 店 電力 献血 運動 運動不足 ボランティア 野菜

12 電源不足 店 運動 店 電力 水 おにぎり 水 燃料 電化 インク

13 病院 血液 通信 医療 トイレットペーパー ガソリン 看護師 自動車 車 燃料 情報

14 救援 コンビニ 店 紙オムツ不足 暖房 テレビ 運動不足 おにぎり トイレットペーパー 住宅 本

15 店 運動 交通 テレビ 栄養不足 紙おむつ 車 募金 医師 店 ボランティア

16 運動 燃料 自動車 電池 糖尿病 食事 無洗米 牛乳 運動 運動不足 魚

17 ガソリン 医療 コンビニ ニュース 血液 かゆ 衣類 紙おむつ 食事 部品 ニュース

18 場所 照明 救援 交通 粉ミルク 乳幼児用 紙オムツ 自転車 果物 電車 道路

19 懐中電灯 自動車 血液 避難所 毛布 入院患者 下着 ニュース 店 情報 キャップ不足

20 携帯 場所 赤ちゃん用 医薬品不足 運動 無洗米 避難所 医薬品不足 水分 ニュース 避難所

不足品の自動分析

国民の意見を活かしていますか~行政機関における情報分析ツール活用ガイド~

パブリックコメントアンケート自由記述意見募集

情報が持つ価値を100%引き出していますか?

単なる紙の山、文字の羅列にしていませんか?

4/11に情報分析のガイドを公開

国民意見の自動分析

情報に関する要望は、生活必需品と並んで常に上位に出現(緑の項目)

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Page 28: 20130606オープンデータと自治体

リアルとバーチャル名会議の組み合わせ 有識者とネットでの視点は少し異なっている。しかし、有識者がマクロな視点で、現場がミクロな視点というわけではない

対面でない場では、シビアな意見も寄せられる。熟字カケアイ

懇談会

現場もマクロでよく考えている

現場の深みがある意見

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Page 29: 20130606オープンデータと自治体

オープンガバメントの3つの場面

29

Page 30: 20130606オープンデータと自治体

情報発信や協働関係の変化 これまでの情報提供は一方通行であった。

見解の発信から根拠の発信へ データの規制ではなく、正情報による上塗りへ

データの正確性を保障するために PDFにするという考え方は古い

掲示板のようなオールドメディアの発想から脱却できていない

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Page 31: 20130606オープンデータと自治体

民間事業者との協力・連携 東京電力が公開する電力使用状況のデータ( CSV形式)を基に、グラフ等の作成や分析などを実施するアプリケーションの開発を、民間技術者に呼びかけ

 

翌日には多数のアプリケーション

    ・ PC 向け

    ・スマートフォン向け

    ・デジタルテレビ向け

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Page 32: 20130606オープンデータと自治体

ソーシャルメディアの活用 ツイッターによる情報発信例 【政府の対応、国民へのお知らせの通知(例)】 【ホームページ等の更新の通知(例)】

【会見の案内、会見内容の発信(例)】

第 14回電子行政 TF資料より

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Page 33: 20130606オープンデータと自治体

SNSの活用

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Page 34: 20130606オープンデータと自治体

オープンデータの強力な推進

34

Page 35: 20130606オープンデータと自治体

これまでも多くの場面で公共データが活用されてきた

交通情報・位置情報公開によるサービス創出とスピードアップ ナビゲーション市場の創出 物流効率化

天気情報公開によるサービス創出

天気予報をもとにした仕入の調整 各種天候保険の創出

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Page 36: 20130606オープンデータと自治体

公共データ サービスアイデア

事業許認可情報学校情報工事情報イベント情報バリアフリー情報

工事状況やバリアフリーなども考慮に入れて、目的地へ誘導するナビゲーションシステムの高度化

買物客や観光客を案内するシステム

事業許認可情報学校、公共施設

ビッグデータ解析による出店や商品展開における高度マーケティング

事故発生情報 事故多発の場所に近づいた際、注意を促すアプリケーション。

子供が近づいた際に、近親者に連絡が行く見守りアプリケーション

気象情報 農業の高度化流通における仕入調整等への利用

大気汚染度情報水汚染度情報

高付加価値な住宅情報サービス

ハローワークに登録された求人情報

求職者のニーズに合致した求人情報を探し出す、高度なジョブマッチングサービス

製品安全・事故・リコール情報 事故情報のビッグデータ解析による、事故発生の傾向分析。

地域で受けられる医療検診の情報国民健康・栄養調査

住民の健康を促進する情報サービス。ヘルスケアサービスの紹介等

(平成 24年 4 月 25日電子行政タスクフォース  gコンテンツ流通推進協議会事務局提出資料)

公共データ活用によって想定される新サービス例

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Page 37: 20130606オープンデータと自治体

NPO & Group さまざまな NPOが活動し、ハッカソンも盛んに行われている。

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Open Knowledge Foundation Linked open data challengeOpen data promotion consortium

高齢化ハッカソン気象ハッカソン

Page 38: 20130606オープンデータと自治体

ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会 武雄市・千葉市・奈良市・福岡市の4自治体が中心となって設置した協議会。ビッグデータ・オープンデータの活用を検討・推進。 【協力者を募集】

• 協議会では、アイデアコンテスト等のイベントをはじめ、今後の協議会活動を一層充実したものとするため、本協議会の目的にご賛同いただき、一緒に盛り上げてくださる協力者を募集します。

• 募集期間 平成25年5月1日(水)から随時受付

【アイデアコンテストを開催】• 協議会では、ビッグデータ、オープンデータそれぞれについて、個人やグループ・企業等から活用アイデアを広く募集します。優秀なアイデアは表彰するとともに、具体的な活用に向けて検討していきます。

• 募集期間 平成25年6月1日(土)~8月31日(土)必着

https://www.facebook.com/bigdataopendata4city

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Page 39: 20130606オープンデータと自治体

事例

39

Page 40: 20130606オープンデータと自治体

WHERE DOES MY MONEY GO?@横浜市 概要

横浜市の予算データをわかりやすい形でネットで公開。 利用者

市民 公共データ

予算データ

予算書

予算は有効に使われているのか?

国民・市民

・市民の行政への関心が高まるとともに、参加意識を醸成。・市民の行政への不満の低下。

【効果】

http://spending.jp/

40

Page 41: 20130606オープンデータと自治体

Localwiki.jp 住民たちの手で、地域のホームページを作成。

41

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鎌倉ゴミバスターズ 鎌倉市と NPO 法人 kayacが協力してゴミ収集支援アプリを開発。

収集日や分別ルールを提供 ゲームのように得点を得られアイテムを集められる

42https://itunes.apple.com/jp/app/id490897389?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

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国民・市民

気づいた問題について地図上で位置を指定して入力

・行政サービスの質の向上。・市民の行政への不満の低下。

【効果】

http://www.fixmystreet.jpFixMyStreet.jp 概要

行政の提供する地図データ等を活用し、道路や街灯の破損箇所等について市民が入力。行政につなぐサービス( NPOが運営) 。

利用者 市民

公共データ 予算データ

地域の課題は自分達がよくわかっているんだけどそれを届ける仕組みがないんだよなぁ。

43

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安全安心 map 警察から情報を収集するとともに、ユーザからの投稿を地図上にプロットして、住民が状況を確認できるようにしている。

44http://www.ananmap.com/home.php

Page 45: 20130606オープンデータと自治体

さばえぶらり

45

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福井県鯖江市 避難所マップ 概要

避難所、 AED、トイレの位置等に関するデータを2次利用し、民間が避難マップを作成。

利用者 市民

公共データ 避難所、 AED、トイレの位置等に関するデータ

ビジネス展開 公共サービス。

民間が作成した避難所マップ

避難所、 AED、トイレの位置等に関するデータ

・避難者が、容易に避難所を探すことができる。・行政機関がアプリケーションを作らなくても民間が作成。

【効果】

どこに避難所などがあるのかな?

国民・市民

http://www.cocoyuki-fukui.jp/index.php

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流山市のオープンデータのマップ

47防災科研資料http://www.city.nagareyama.chiba.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/015/670/250325kyodokenkyu.pdf

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通行実績マップ ITS Japan が震災直後に通行実績や通行止めの情報を提供。

Honda, Toyota, Nissan, Pioneer トラックの通行状況マップも公開が行われた。

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Blue points are traffic information.Red points are road closure points.

Blue points are traffic information of big trucks.Green points are traffic information of small trucks.

http://www.its-jp.org/saigai/ http://www.mapion.co.jp/feature/eq2011/traffic.html

Traffic and road closure information Truck traffic information

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復旧復興支援ナビ 概要

府省や県や市町村が行っている支援制度を集め、統一した書式で支援制度の情報を提供いる復旧復興支援制度データベースの情報に、民間の支援情報を付加して情報提供。

利用者 市民

公共データ 制度情報

府省の制度

県の制度

市町村の制度

窓口相談

インターネット検索

他のコンピュータと連携

国の情報提供サービス( http://www.r-assistance.go.jp/)

・利用者が制度が簡単に探せるようになる。・行政機関にとっても制度の活用につながる。

【効果】

利用者視点ですべての制度が知りたい。

国民・市民

個々に制度紹

されても

わから

ない。

民間の制度

http://www.fsnavi.jp/

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Page 50: 20130606オープンデータと自治体

1.データカタログ・ポータル等オープンデータの推進

150以上のデータが公開されている

50http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoujo/it_yugo_forum_data_wg/summary.html

公共データ wgのサイトもご覧ください。

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2.ボキャブラリセット 行政機関のシステムや業務では、それぞれ独自に語彙を定義しており、相互運用性が確保されていない。このため、米国や欧州においては、行政機関の効率化のためにシステム等のための語彙整備が積極的に進められている。

国内の行政機関をはじめ公共分野で共通的に使える語彙案の整備を行った。「人」、「場所」、「物」といった、どのような業務でも使用する語彙(コア)案と、実際の業務エリア(ドメイン)として防災の「支援物資」に関する語彙案を整備し、その仕組みの検証を行った。

「避難者数」といっても定義や基準日が違う等の揺れがあり、情報交換やマッシュアップするためには「私はこのことを言っています」という意味付きの辞書が必要。

防災

社会保障

ID

活動

業務場所

Core

ドメイン

国民 ID 企業 ID 文字セット

語彙辞書

共有、交換、蓄積(フォーマット)

アプリケーション

コア辞書案を整備

防災(支援物資)辞書案を整備

語彙があって初めて、データ間を正しく連携させることができる単なる辞書ではなく、活用方式やメッセージも含んだフレームワークとして考えていくことが重要

支援物資

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IMIの概念と他の語彙との関係 IMIは他の語彙を置き換える物ではない。 複数システムの相互運用性を確保するため、相互に参照するための基盤である。 そのため、主要なボキャブラリとのマッチングを行い、イメージを持ってもらうことが重要である。

コアボキャブラ

API

API

自治体用語統計用語

民間用語

各種コード

Type/ Sub- properties項目名( )項目名(エントリー名)英語名 データタイプ データタイプ(英語) cardinality 項目説明 項目説明(英語) サンプル値 Mapping to NIEM Mapping toISA J oinup

人型 ic:人型 PersonType 人の情報を表現するためのデータ型。 nc:PersonType Person氏名 ic: _人 氏名 PersonName ic:氏名型 ic:PersonNameType 0..n 氏名 Name of a Person - nc:PersonName

性別 ic: _人 性別 PersonSex < >抽象要素 <abstract element, notype>

0..n 性別 Gender of a Person 1 nc:PersonSex gender

Substitutable Elements:SubstitutableElements:

性別コード ic: _人 性別コード + PersonSexCode codes:性別コード型 codes:GenderCodeTyp 性別コード Gender of a Person 1 nc:PersonSexCode性別名 ic: _人 性別名 + PersonSexText ic:テキスト型 ic:TextType 性別の名称。 Gender of a Person 男 nc:PersonSexText

生年月日 ic: _人 生年月日 BirthDate ic:日付型 ic:DateType 0..n 生年月日 Date of Birth of aPerson

- nc:PersonBirthDate dateOfBirth

死亡年月日 ic: _人 死亡年月日 DeathDate ic:日付型 ic:DateType 0..n 死亡年月日 Date of Death of aPerson

-nc:PersonDeathDate

dateOfDeath

現住所 ic: _人 現住所 PresentAddress ic:住所型 ic:AddressType 0..n 現住所 -nc:PersonResidenceAssociationType

residency

本籍 ic: _人 本籍 LegalResidence ic:住所型 ic:AddressType 0..n 本籍 -

国籍 ic: _人 国籍 Citizenship < >抽象要素 <abstract element, notype>

0..n 国籍

A county that assignsrights, duties, andprivileges to a personbecause of the birth ornaturalization of theperson in that country.

-nc:PersonCitizenship

citizenship

Substitutable Elements:SubstitutableElements:

国籍名 ic: _人 国籍名 + CitizenshipText ic:テキスト型 ic:TextType 国籍の名称。

A county that assignsrights, duties, andprivileges to a personbecause of the birth ornaturalization of theperson in that country.

日本国 nc:PersonCitizenshipText

国籍コード ic: _人 国籍コード + CitizenshipCode codes:国籍コード型 codes:CitizenshipCodeType

住民基本台帳で利用されている国籍コード。

A county that assignsrights, duties, andprivileges to a personbecause of the birth ornaturalization of theperson in that country.

392nc:PersonCitizenshipFIPS10- 4Code

ISO3166Alpha2 ic: _ISO3166Alpha2人 + ISO3166Alpha2iso_3166:ISO3166Alpha2コード型

iso_3166:ISO3166Alpha2CodeType

国名コード。ISO3166Alpha2 2。文字

nc:PersonCitizenshipISO3166Alpha2Co

ISO3166Alpha3 ic: _ISO3166Alpha3人 + ISO3166Alpha3iso_3166:ISO3166Alpha3コード型

iso_3166:ISO3166Alpha3CodeType

国名コード。ISO3166Alpha3 3。文字コード。

nc:PersonCitizenshipISO3166Alpha3Code

ISO3166Numeric ic: _ISO3166Numeri人 c + ISO3166Numericiso_3166:ISO3166Numericコード型

iso_3166:ISO3166Numeri CodeTypec

国名コード。ISO3166Numeric 3。数字桁コード。

nc:PersonCitizenshipISO3166NumericCode

出生国 ic: _人 出生国 BirthCountry ic:場所型 ic:LocationType 0..n 生まれた国。 nc:PersonBirthLoca countryOfBirth出生地 ic: _人 出生地 BirthPlace ic:場所型 ic:LocationType 0..n 生まれた場所。 nc:PersonBirthLoca placeOfBirth

海外用語

※参照するのみなので、既存システムの語彙を変更する必要はない。52

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エリアメール

インターネット

指示

3.災害対策での活用 主要ターミナルなどの混雑集中拠点の混乱防止、および危険回避を目的とする。そのため、ソーシャルメディアを使っているエリア内の人の発信や各種データをもとに、街の状況を把握し、避難誘導などの参考情報とし、その経緯をノウハウとして整理。

オープンデータ

状況分析

駅周辺を迂回してください

迂回して

ください

災害対策本部

Twitter 現場への指示、エリアメールは今回対象外

報告

併設訓練・駅周辺誘導訓練・代替輸送訓練・避難訓練

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今後に向けて

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今後の自治体IT戦略の在り方 オープンなデータを徹底して使う

利用者視点で、必要なデータを引っ張ってくる。 ホームページはシンプルにして、出口(API)をつける。

機械処理可能なホームページ クラウドサービスを徹底して使う。

自前主義からの脱却 データ収集時の規約に配慮する。

目的外利用を厳しくしすぎると、他での利用ができなくなる 外部の成果物を受け入れる

有用な成果物を住民サービスに活用する(有料の場合もある)

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