2014/12/9

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Shinichi Kanazono, DVM, DACVIM (Neurology)Saitama Animal Medical Center

Synergy Animal General Hospital

埼玉動物医療セン

ター

一般身体検査

鑑別診断リスト

診断（R/I R/O）

治療・予後

一般身体検査

病変部位の特定

鑑別診断リスト

診断（R/I R/O）

治療・予後

C1-C5 C6-T2 T3-L3 L4-S3

描写は非常に難しい

用語の定義も難解

神経学的病変部位？？

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機能異常／構造異常無し

構造異常／機能障害無し

一般身体検査の延長

最良の“機能的”検査

神経系：Wires & Batteries

C1-C5 C6-T2 T3-L3 L4-S3

上行性＝感覚系経路下行性＝運動系経路

(UMN/LMN)

観察

姿勢反応

脳神経 脊髄反射

病変部位特定

脳死(brain death)

昏睡(coma)

混迷(stupor)

抑うつ(obtundation)

認知障害 (dementia)

過度興奮(agitation)

“電球 & スイッチ”

RAS

› Reticular Activating System

橋～間脳

意識レベルを調節

大脳を覚醒状態に

RAS

RAS

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中脳に病変

混迷/昏睡

抑制系UMNの障害

前庭脊髄路が亢進

四肢と頸部の伸展

急性小脳障害（頭側）

伸筋群への抑制が阻害

頸部・前肢を伸展

股関節の屈曲（腸腰筋の緊張度亢進）

Courtesy Dr. Fred Wininger

Head Turn

大脳の片側性病変

Head Tilt

片側性前庭障害

虚弱性

疼痛

Slide courtesy of Dr. JR Coates

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胸腰部の疼痛姿勢 腰仙部の疼痛姿勢

痛みの元となる組織

関節包

骨膜

椎間板

神経根

髄膜

筋肉

与えられた状況での個々の患者の行動

必ずしも「犬/猫として異常」ではないかも

無目的な行動

Head Pressing・徘徊行動

› 大脳と脳幹の交通遮断

› 中脳の赤核：直進歩行可能

› 高度なコントロール無し

混迷患者のパドリング

食欲低下、性格の変化 etc.

左右バランス不均衡

旋回行動

頭・身体の回転

› 病変側へ

RAS

RAS

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病変側への情報は処理されない

› 典型的な″感覚”は残存

随意的な反応は不可

RAS

RAS

振戦

ミオクローヌス

筋れん縮

その他

www.thesuiteworld.com

Courtesy of Dr. C Sibigtroth

生理的振戦

› 生理的：普段も存在

› 生理的振戦の増幅：緊張、ストレス、内分泌系疾患、原因不明

病理的振戦：正常な運動を阻害

› Intention tremor: 小脳 –運動失調もみられる

› パーキンソン病型：Basal Nuclei

› 筋疾患

随意運動時

› Intention tremor

Postural tremor

› 起立時など荷重時に起こる

Resting tremor: 休息時に起こる

› Parkinson’s tremor 犬猫では報告なし

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Shock様の不随意な骨格筋群の収縮

「見た目」が大きな要素 (＝曖昧な定義）

様々な部位から発生

生理的myoclonus

› startle response, Hiccups

› 生理的な防御機構

Breazele_1966_AJVR

Kojovic_2011

2歳齢 去勢雄 F. ブルドッグ

急性進行性四肢不全麻痺

› 1週間前にソファより飛び降りた

ミオクローヌス？

局所性けいれん？

運動失調

麻痺(虚弱)

跛行

運動失調＝感覚系異常

プロプリオセプション性

前庭性

小脳性

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運動神経系異常

UMN

› 錘体路・錘体外路

LMN（＝運動単位）

› 運動神経細胞

› 軸策/髄鞘

› 神経筋接合部

› 筋肉

ナックリングテスト 跳び直り反応

身体の知覚の1種

他の感覚系

Extraception

› 外界からの刺激を感知

Interoception

› 体内から発生する痛み、空腹、臓器の動き等

脊髄小脳路

DC-ML肢端〜大脳の往復

感覚路

› 筋紡錘-感覚神経-脊髄上行路-視床-大脳

運動路

› 運動野-小脳での統合-脊髄下行路(UMN)-

運動神経・筋肉(LMN)

脊髄小脳路

DC-ML

最小限の運動機能を要する

感覚系機能の評価

最も有用

感覚系

› いかに早く姿勢異常に

気づくか？

運動系

› 脚の位置修正協調性・滑らかさ

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脊髄小脳路

DC-ML

肢端〜大脳の往復

感覚路＆運動路

速い伝達が必要！

最大径の神経線維(Ia)

最初に障害を受ける

LaPlace’s Law

Upper Motor Neuron

Lower Motor Neuron- “The motor unit”

Slide courtesy Dr. FA Wininger

Upper Motor Neuron

Lower Motor Neuron- “The motor unit”

指揮者不在：雑音、協調性無し

歩幅拡大

筋緊張性増大

脊髄反射正常/亢進

UMN

指揮者の一人舞台：音が出ない

歩幅短縮

筋緊張度低下

脊髄反射低下/消失

Courtesy of Dr. J Coates

LMN

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C1-C5 C6-T2 T3-L3 L4-S3

けいれん発作！！

呼吸

UMN

RASCP

CN I: 嗅球

CN II: 視交差

CN III: 中脳

CN IV-VI: 橋

その他: 延髄

Courtesy of Dr. D O’Brien

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小脳性運動失調

測尺異常

› Goose stepping gait

企図振戦

体幹の揺れ

威嚇反応の消失Courtesy of Dr. C Sibigtroth

Courtesy of Dr. D O’Brien

Courtesy of Dr. D O’Brien

Courtesy of Dr. FA Wininger

伸筋 (+)屈筋 (-)

伸筋 (+)屈筋 (-)

III, IV, VI III, IV, VI

(-)

(-)

伸筋 (++)

屈筋

(-) (-)

Video courtesy of Dr. FA Wininger

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急性四肢(不)全麻痺

首もあげられない

顔面と四肢にLMN徴候

› 筋緊張度低下

› 脊髄反射低下

› 眼瞼反射低下

意識は正常

姿勢反応：正常

単一病変では説明がつかない時のみ！

LMN性麻痺左前肢

けいれん

神経病学は不動産と同じ

›場所が大切！！！

鑑別診断

病変部位特定＋シグナルメント＋病歴

ゲームと同じ