20140730 地震・津波防災訓練シンポジウム 和歌山市民会館

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震災及び津波災害の 状況報告 地震・津波防災訓練シンポジウム 平成26年7月30日(水) 和歌山市民会館 宮城県 多賀城市 総務部 交通防災課 豊嶋 茂一

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Page 1: 20140730 地震・津波防災訓練シンポジウム 和歌山市民会館

震災及び津波災害の 状況報告

地震・津波防災訓練シンポジウム 平成26年7月30日(水) 和歌山市民会館

宮城県 多賀城市 総務部 交通防災課 豊嶋 茂一

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宮城県 多賀城市

お伝えしたいこと!

「訓練」=「練習問題」

「練習しないことはできない」

「目的のない訓練」は無意味

「予習」「復習」は住民が

「きっかけ作り」は行政が

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宮城県 多賀城市

1. 多賀城市の紹介

2. 訓練の実施状況と課題

3. 取り組み事例紹介

4. 次の本番へ向けて 3

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宮城県 多賀城市

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1.多賀城市の紹介 どこにあるの?

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宮城県 多賀城市

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1.多賀城市の紹介 どこにあるの?→「宮城県」

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宮城県 多賀城市

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1.多賀城市の紹介 どこにあるの?→「宮城県」

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宮城県 多賀城市

1.多賀城市の紹介 東日本大震災の被害概要

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多賀城市

位 置:仙台市 中心部 から 約12km 人 口:約62,000人 面 積:19.65km2

人口密度:約3,100 人/km2 東北1位 交 通 量:76,000 台/日

宮城県

市街地

非市街地

浸水面積 市域の 1 3

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宮城県 多賀城市

1.多賀城市の紹介 過去の災害記録

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2011.3.11東日本大震災 最 大 震 度:5強 最大浸水深:4.6m 市内死者数:188名 倒壊家屋数:11,000戸以上 仮設避難者:約1,400世帯 がれき推計:35.3万トン

1980

1990

2000 1994.9.22豪雨 総雨量:305mm

1986.8.5豪雨 総雨量:394mm

2002.7.11豪雨 総雨量:171mm

2010

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宮城県 多賀城市

1.多賀城市の紹介 東日本大震災の復興状況

10 2011.3.13 2013.5.28

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宮城県 多賀城市

津波避難ビル

–震災前 12 → 震災後 23

–民間企業との協定

–東松島15、石巻7、気仙沼5

–日経新聞 7月17日

災害協定

–67自治体

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1.多賀城市の紹介 外部組織とのつながり

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宮城県 多賀城市

「津波防災の日・11月5日」に

合わせ、11月4日(祝)に実施

約2,700名(市民2,000、企業

団体350、市職員350)

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2.訓練の実施状況と課題 平成25年度実施・震災後初

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宮城県 多賀城市

「見せる訓練」からの脱却

「現場型」「住民主導型」へ

避難所ごと一斉同時開始

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2.訓練の実施状況と課題 平成25年度実施・震災後初

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宮城県 多賀城市

現場型・住民主導型??

–津波の被害は地区ごとに大きな差

–避難所ごとの温度差が明確に

–現場の「やらされている感」

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2.訓練の実施状況と課題 反省点 (1)

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宮城県 多賀城市

現場に判断を投げ過ぎ

–目標・目的が不明瞭、振り返りが

できなかった 「やりっぱなし」

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2.訓練の実施状況と課題 反省点 (2)

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宮城県 多賀城市

避難所開設 –横のつながり、連携の悪さ

職員及び関係者との関わり

– 集会所等

•住民に共同訓練という意識はなし

– 学校等

•生徒の安全確保で精いっぱい

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2.訓練の実施状況と課題 アンケートから抜粋

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宮城県 多賀城市

役割の明確化 –ここまでは、市役所がやる

–ここからは、住民がやる

–逆も然り、自助・共助・公助

–これがはっきりしていないと「押し付け合い」が始まる

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2.訓練の実施状況と課題 必要だったこと

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宮城県 多賀城市

「訓練が大切ですよねー」

–…と言え、どうしたらいいの?

–分かっちゃいるけど、できない。

–言うは易く、行うは難し。

–それが「一般的な水準」

–最初からできる人なんていない

–どの訓練から始めようか? 18

2.訓練の実施状況と課題 日頃からの意識 (1)

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宮城県 多賀城市

目標・目的を明確に –「何だか分からないけど、とりあえずやれと言われたからやってみるか」 これが一番ダメ

–目標・目的がない訓練はナンセンス

–この訓練を終えるとこんな成果が!

–目標に届かなかった場合は、何がいけなかったのか考える

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2.訓練の実施状況と課題 日頃からの意識 (2)

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宮城県 多賀城市

これってアレに似てる

–宿題終わったの?勉強しなさい!

–問題集、ドリル、予習、復習

やれと言われたことがあって、今はやれと言う立場の人が

– だって「テスト」がないから。

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2.訓練の実施状況と課題 日頃からの意識 (3)

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宮城県 多賀城市

抜き打ちテスト

–いま、○○を出せますか?

–いつ本番がきても

○○を出せる自信!

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2.訓練の実施状況と課題

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宮城県 多賀城市

抜き打ちテスト

–いま、本気を出せますか?

–いつ本番がきても

本気を出せる自信!

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2.訓練の実施状況と課題

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宮城県 多賀城市

この辺りは行政がお膳立て

–避難誘導 消火訓練 情報伝達

–救出救命 給水訓練 食糧配給

–名簿作成 避難所設営 参集訓練

–濃煙体験 防災備品取扱い 23

2.訓練の実施状況と課題 訓練メニュー

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宮城県 多賀城市

平成26年4月全戸配布 –本体: 監修 東北大学 災害科学国際研究所

–別冊: 市の地域情報と広域避難場所地図

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3.取り組み事例紹介 (1) みんなの防災手帳

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宮城県 多賀城市

デジタルデータベース

–震災の記録や体験を収集・保管し、体

系的に整理、インターネットで公開

–2万点以上の写真、180人以上に

及ぶ体験談や意見・メッセージ

–http://tagajo.irides.tohoku.ac.jp

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3.取り組み事例紹介 (2) たがじょう見聞憶

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宮城県 多賀城市

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4.次の本番へ向けて 防災意識の底上げ

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宮城県 多賀城市

住民の参加率100%!

– 防災イベント・防災訓練

– 押し寄せる人々

–「こんなの朝飯前」

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4.次の本番へ向けて 目指すべきゴール