〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕...

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〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕� 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日 調査対象:県内の当金庫のお取引先989社(下記参照) 調査方法:郵送および面談によるアンケート調査 分析方法:業況、売上、収益、資金繰り、人手などについて、「良い」(増加など)と答えた企業割合から 「悪い」(減少など)と答えた企業割合を差し引いた値(DI:Diffusion Index)を中心に分析 製造業� 対象先数� 回答数� 回答率(%)� 429� 366� 85.3 卸売業� 136� 117� 86.0 小売業� 72� 62� 86.1 飲食業� 30� 26� 86.7 建設業� 152� 137� 90.1 不動産業� 41� 38� 92.7 運輸業� 37� 33� 89.2 サービス業� 92� 81� 88.0 合計� 989� 860� 87.0

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Page 1: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕�

【調査要項】

実施期間:2014年2月24日~3月10日

調査対象:県内の当金庫のお取引先 989社(下記参照)

調査方法:郵送および面談によるアンケート調査

分析方法:業況、売上、収益、資金繰り、人手などについて、「良い」(増加など)と答えた企業割合から

「悪い」(減少など)と答えた企業割合を差し引いた値(DI:Diffusion Index)を中心に分析

製造業�

対象先数�

回答数�

回答率(%)�

429�

366�

85.3

卸売業�

136�

117�

86.0

小売業�

72�

62�

86.1

飲食業�

30�

26�

86.7

建設業�

152�

137�

90.1

不動産業�

41�

38�

92.7

運輸業�

37�

33�

89.2

サービス業�

92�

81�

88.0

合計�

989�

860�

87.0

Page 2: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

結果概要

1~3月期の景況

★全産業の景況感2期連続のプラス。幅広い業種に消費増税前の駆け込み需要。

★自動車部品製造業は好調を維持。自動車生産の増加が寄与。

★小売業の景況感が大幅に改善、22年ぶりの水準。建設業はリフォーム工事も増加。

4~6月期の予想

★駆け込み需要の反動減を懸念。予想DIは大幅悪化へ。

★機械器具部品製造業はDIプラスを維持する見通し。国内設備投資の回復背景。

業  種 前  期(10~12月)

今  期(1~3月)

予  想(4~6月)

業  種 前  期(10~12月)

今  期(1~3月)

予  想(4~6月)

印   刷全 産 業

食 料 品製 造 業

卸 売 業非 製 造 業

小 売 業

飲 食 業

自動車部品

機 械 器 具部     品

建 設 業金 属 製 品

不 動 産 業窯業・土石

運 輸 業

サービス業

木材・木製品

繊 維 製 品

業種別天気図 数値は業況判断DI

6.5

1.4

10.3

7.2

5.5

△ 2.5

△ 5.9

0.0

△14.8

6.5

4.7

7.9

13.5

9.2

△ 9.1

0.0

42.8

△9.6

△21.9

△22.9

△21.1

△45.8

1.9

△ 6.4

△33.3

△28.5

△45.0

△36.3

△4.0

9.4

△19.1

△46.2

39.5

17.1

9.3

1.2

△33.3

△20.0

10.5

△1.6

△38.5

22.6

0.0

18.2

1.2

△33.4

△16.0

△20.9

△32.3

△65.4

△11.0

△5.7

△54.8

△9.9

調査レポート�調査レポート�

△50.0DI △5.0 5.0 50.0

〔天気図の見方〕�

Page 3: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

〔全産業〕

★ 1~3月期の企業の景況感を表す業況判

断DI(業況を「良い」と答えた企業の

割合から「悪い」と答えた企業の割合

を差し引いた値)は6.5となり、10~12

月期(6.5)と変わらなかった。DIのプ

ラスは2四半期連続。全体として景況感

は回復している。

★ 4~6月期の予想業況判断DIはマイナス21.9と、28.4ポイントの悪化を見込む。

〔製造業〕

★ 業況判断DIは4.7。10~12月期(1.4)にくらべ3.3ポイントの改善。改善は4四半期連続。2四半期

連続のプラス。消費増税前の駆け込み需要が幅広い業種で見られた。

・ DIが改善したのは、自動車部品、機械器具部品、窯業・土石、木材・木製品、繊維製品、印刷。

悪化したのは、金属製品と食料品。

・ 自動車部品は3四半期連続のプラス。駆け込み需要で自動車生産が増加したことが寄与。

★ 予想業況判断DIはマイナス22.9。駆け込み需要の反動で景況感は悪化する見通し。

・ 金属製品と食料品は改善を予想。

・ 機械器具部品はDIのプラスを維持する見通し。国内の設備投資が回復しつつあるのが背景。

〔非製造業〕

★ 業況判断DIは7.9。10~12月期(10.3)にくらべ2.4ポイントの悪化。

業況判断

(単位:%ポイント △はマイナス)�

前期�〔10~12月期〕�

今期�〔1~3月期〕�

予想�〔4~6月期〕�

全産業�

製造業�

非製造業�

6.5�

1.4�

10.3

6.5�

4.7�

7.9

△ 21.9�

△ 22.9�

△ 21.1

-28.4�

-27.6�

-29.0

↓�

↓�

↓�

0.0�

3.3�

-2.4

-�

↑�

↓�

変化幅�

前期→今期�今期→予想�

業況判断DI40

20

0

-20

-40

-60

-80

-100

(%ポイント)�

全産業�製造業�非製造業�

89�(年)�

良い�→�

悪い�←�

90� 91� 92� 93� 94� 95� 96� 97� 98� 99� 00� 01� 02� 03� 04� 05� 06� 07� 08� 09� 10� 11� 12� 13� 14�

阪神淡路大震災�(95年1月)�

バブル崩壊�(90年)�

消費税5%�(97年4月)�拓銀・山一證券破綻�(97年11月)� ITバブル�

崩壊(00年)�

米同時多発テロ�(01年9月)�

リーマンショック�(08年9月)�

東日本大震災�(11年3月)�

第2次安倍内閣�(12年12月)�

予想�

消費税8%�(14年4月)�

調査レポート�調査レポート�

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・ DIが改善したのは、卸売業、小売業、飲食業、運輸業。悪化したのは、建設業と不動産業。

・ 卸売業は5四半期連続の改善。建設材料や機械器具を扱う企業は堅調推移、食品・飲料を扱う企

業も回復。

・小売業は大幅に改善。22年ぶりにDIがゼロ付近へ。

・建設業は増税前の駆け込み需要でリフォーム工事も増加。

・ サービス業は、対法人向けサービスと対個人向けサービスで明暗。法人向けは駆け込み需要で

好調を維持、個人向けは振るわなかった。

★ 予想業況判断DIはマイナス21.1。大幅な悪化を予想。

〔全産業〕

★ 前年同期比売上額判断DI(売上額が前年

同期とくらべ「増加」したと答えた企業

の割合から「減少」したと答えた企業の

割合を差し引いた値)は17.9〔増加〕。

増収は3四半期連続。

★ 前年同期比収益判断DI(収益が前年同期

とくらべ「増加」したと答えた企業の割

合から「減少」したと答えた企業の割合

を差し引いた値)は2.6〔増加〕。増益は

2四半期連続。

(%ポイント)�

-100

40

20

0

-20

-40

-60

-80

前年同期比売上額判断DI

増加�→�

減少�

→�

製造業�全産業�

非製造業�

2009 2010 2011 2012 2013 2014

製造業�

非製造業�

1~3月期の業況�

改善した業種� 悪化した業種�

建設業�不動産業�

卸売業�小売業�飲食業�運輸業�

製造業�

非製造業�

4~6月期の予想�

自動車部品�機械器具部品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�

金属製品�食料品�

自動車部品�機械器具部品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�

金属製品�食料品�

改善予想の業種� 悪化予想の業種�

卸売業�小売業�飲食業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�サービス業は横ばい�

売上額・収益

調査レポート�調査レポート�

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〔製造業〕

★ 前年同期比売上額判断DIは17.0〔増加〕。

増収は2四半期連続。

★ 前年同期比収益判断DIは3.6〔増加〕。増益

は7四半期ぶり。

・ 増収増益となったのは、自動車部品、機

械基器具部品、金属製品、窯業・土石、

繊維製品。

〔非製造業〕

★ 前年同期比売上額判断DIは18.6〔増加〕。増収は4四半期連続。

★ 前年同期比収益判断DIは1.8〔増加〕。増益は2四半期連続。

・ 増収増益となったのは、卸売業、建設業、不動産業。

〔全産業〕

★ 販売価格判断DI(販売価格が3ヵ月前とくらべ「上昇」と答えた企業の割合から「下落」と答え

た企業の割合を差し引いた値)は6.5〔上昇〕。

★ 仕入価格判断DI(仕入価格が3ヵ月前とくらべ「上昇」と答えた企業の割合から「下落」と答え

た企業の割合を差し引いた値)は45.2〔上昇〕となった。

〔製造業〕

★ 販売価格判断DIはマイナス1.6〔下落〕

(%ポイント)�

-100

40

20

0

-20

-40

-60

-80

前年同期比収益判断DI

増加�→�

減少�

→�

製造業�全産業�

非製造業�

2009 2010 2011 2012 2013 2014

製造業�

非製造業�

前年同期に比べた売上額�

印刷�食料品�

自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土木�木材・木製品�繊維製品�

増加した業種� 減少した業種�

卸売業�小売業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�

製造業�

非製造業�

前年同期に比べた収益�

印刷�食料品�

増加した業種� 減少した業種�

小売業�飲食業�運輸業�

卸売業�建設業�不動産業�

自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�繊維製品�

飲食業は変わらず�

木材・木製品は変わらず�

サービス業�

販売価格・仕入価格

調査レポート�調査レポート�

Page 6: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

★ 原材料仕入価格判断DIは40.8〔上昇〕。

・ このところ販売価格の下落は収まって

きたが、原材料仕入価格の上昇は、円

安などを背景に幅広い業種にまだ広が

っていることが確認できる。

〔非製造業〕

★ 販売価格判断DIは12.7〔上昇〕。5四半

期連続の上昇。

★ 仕入価格判断DIは48.5〔上昇〕。

・ 価格転嫁が進んでいるとみられる。

・ 不動産業では物件価格の上昇傾向が続

いているが、「関東や関西のファンド系

が土地価格を押し上げている」との指

摘もある。

・ 食材が値上がりしている飲食業と燃料

価格が上昇している運輸業で仕入価格

の上昇を訴える企業が多い。

〔全産業〕

★ 資金繰り判断DI(資金繰りが3ヵ月前

とくらべ「楽」と答えた企業の割合

から「苦しい」と答えた企業の割合

を差し引いた値)はマイナス0.2〔苦

しい〕。

★ 予想資金繰り判断DIはマイナス9.3

〔苦しい〕。

〔製造業〕

★ 資金繰り判断DIはマイナス2.3〔苦しい〕。

★ 予想資金繰り判断DIはマイナス9.6〔苦しい〕。

〔非製造業〕

★ 資金繰り判断DIは1.4〔楽〕。

★ 予想資金繰り判断DIはマイナス9.3〔苦しい〕。

資金繰り

2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014

資金繰り判断DI

-50

10

-40

-30

-10

-20

0

(%ポイント)�

楽�→�

苦しい�

→�

製造業�非製造業�

予想�全産業�

2009 2010 2011 2012 2013 2014

販売価格判断DI・仕入価格判断DI (非製造業) �

-30

-40

-10

-20

-50

10

0

20

30

40

50(%ポイント)�

上昇�→�

下落�

→�

仕入価格�販売価格�

予想�

2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014

販売価格判断DI・原材料仕入価格判断DI(製造業)�

-30

-10

-20

-40

10

0

20

30

40

50(%ポイント)�

上昇�→�

下落�

→�

原材料仕入価格�販売価格�

予想�

調査レポート�調査レポート�

Page 7: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

〔全産業〕

★ 残業時間判断DI(残業時間が3ヵ月前

とくらべ「増加」と答えた企業の割

合から「減少」と答えた企業の割合

を差し引いた値)は15.3〔増加〕。

★ 予想残業時間判断DIはマイナス6.4

〔減少〕。

★ 人手過不足判断DI(人手が「過剰」

と答えた企業の割合から「不足」と

答えた企業の割合を差し引いた値)

はマイナス29.4〔不足〕となり、人手

不足感が広がっている。

★ 予想人手過不足判断DIはマイナス19.1

〔不足〕となっている。

〔製造業〕

★ 残業時間判断DIは20.0〔増加〕。

・ 繊維製品と食料品を除く、すべての

業種で残業時間が増加。

★ 予想残業時間判断DIはマイナス6.4〔減少〕。

★ 人手過不足判断DIはマイナス25.2〔不足〕。

★ 予想人手過不足判断DIはマイナス9.8〔不足〕。

製造業�

非製造業�

3ヵ月前と比べた残業時間�

自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�木材・木製品�印刷�

増加した業種� 減少した業種�

飲食業�不動産業�

繊維製品�食料品�

卸売業�小売業�建設業�運輸業�サービス業�

製造業�

非製造業�

人手過不足感�

自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�繊維製品�印刷�

卸売業�小売業�飲食業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�

人手過剰� 人手不足�

木材・木製品、食料品は過不足感なし�

雇 用

2009� 2010� 2011� 2012� 20142013�

残業時間判断DI

-70

30

-50

-40

-60

-30

-10

-20

10

20

0

(%ポイント)�

増加�→�

減少�

→�

製造業�非製造業�

予想�全産業�

2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014

人手過不足判断DI

-40

60

-20

-10

-30

0

20

10

40

50

30

(%ポイント)�

過剰�→�

不足�

→�

製造業�非製造業�

予想�

全産業�

調査レポート�調査レポート�

Page 8: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

〔非製造業〕

★ 残業時間判断DIは11.8〔増加〕。予想残業時間判断DIはマイナス3.0〔減少〕。

・ 飲食業と不動産業を除く、すべての業種で残業時間が増加。

★ 人手過不足判断DIはマイナス32.6〔不足〕。予想人手過不足判断DIはマイナス26.0〔不足〕。

・ 建設業は深刻な人手不足。とくに専門職人が不足している。

・ 運輸業にも人手不足感が広がっている。

〔全産業〕

★ 設備過不足判断DI(設備が「過剰」

と答えた企業の割合から「不足」

と答えた企業の割合を差し引いた

値)はマイナス7.1〔不足〕となっ

た。

★ 予想設備過不足判断DIはマイナス

6.6〔不足〕。

★ 1~3月期に設備投資(リース・レ

ンタルを含む)を実施した企業は

33.2%。

★ 4~6月期 に設備投資を計画してい

る企業は27.6%。

〔製造業〕

★ 設備過不足判断DIはマイナス5.4

〔不足〕。

★ 予想設備過不足判断DIはマイナス

2.6〔不足〕。

★ 1~3月期に設備投資(リース・レ

ンタルを含む)を実施した企業は

32.3%。

・ 内訳としては、機械・設備の新増設54.1%、機械・設備の更改30.6%、車両24.3%、事務機器

21.6%などとなっている。

・ 設備投資の目的としては、老朽化に伴う更新が37.8%、能力増強が33.3%、合理化・省力化が

30.6%などとなった。

★ 4~6月期に設備投資を計画している企業は30.8%。

(%)� 設備投資実施割合�

0

40

30

20

製造業�非製造業�

2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014

計画�全産業�

(%ポイント)� 設備過不足判断DI

-20

30

20

40

10

0

-10

製造業�全産業�

非製造業�

2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014

過剰�→�

不足�

→�

予想�

設 備

調査レポート�調査レポート�

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〔非製造業〕

★ 設備過不足判断DIはマイナス8.4〔不足〕。

★ 予想設備過不足判断DIはマイナス9.9〔不足〕。

・ 1~3月期 に設備投資(リース・レンタルを含む)を実施した企業は33.9%。

・ 内訳としては、車両が43.4%、事務機器が29.4%、土地建物16.8%、機械・設備の新増設が 15.4%

などとなっている。

・ 設備投資の目的としては、老朽化に伴う更新が50.3%、販売拡大が21.0%、合理化・省力化が

18.2%、競争力の維持・強化が10.5%などとなった。

★ 4~6月期に設備投資を計画している企業は24.9%。

9.9

54.1

30.6

21.6 24.3

5.4

16.8 15.4 12.6

29.4

43.4

9.1

1~3月期の設備投資の内訳�

0

(%)�

事業用の�

土地・建物�

機械・設備の�

新増設�

機械・設備の�

更改�

事務機器�

車両�

その他�

30

40

50

60

20

10

製造業� (%)�

事業用の�

土地・建物�

機械・設備の�

新増設�

機械・設備の�

更改�

事務機器�

車両�

その他�

非製造業�

0

30

40

50

60

20

10

30

40

0

(%)� 業種別の設備投資の実施と計画�

自動車部品�

20

10

60

50

1~3月期の実施�4~6月期の計画�

製造業� 非製造業�

機械器具部品�

金属製品�

窯業・土石�

木材・木製品�

繊維製品�

印刷�

食料品�

卸売業�

小売業�

飲食業�

建設業�

運輸業�

サービス業�

32.5

50.0

28.228.6

40.9

30.6

16.7

27.327.331.3

0.0

39.639.1

21.6

32.3

5.0

37.933.3

22.6 24.0

33.3

20.0

43.8

38.7

20.8

50.0

16.4

31.4

調査レポート�調査レポート�

Page 10: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

53.356.2

47.351.2

33.226.9

30.528.8

20.219.2

販路を広げる�

経費を節減する�

人材を確保する�

情報力を強化する�

新製品・技術を開発する�

製造業�

0 20 40 60 80 100(%)�

非製造業�

今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�

今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�

(%)�

48.348.1

40.942.3

39.935.3

18.620.5

21.618.4

経費を節減する�

販路を広げる�

人材の確保�

情報力の強化�

教育訓練の強化�

0 20 40 60 80 100

40.940.2

30.424.4

26.227.1

23.222.4

15.018.0

売上の停滞・減少�

原材料高�

利幅の縮小�

販売納入先からの値下げ要請�

同業者間の競争激化�

製造業�

0 20 40 60 80 100(%)�

非製造業�

今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�

今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�

(%)�

38.038.4

32.234.9

30.831.0

30.429.5

15.720.1

売上の停滞・減少�

同業者間の競争激化�

人手不足�

原材料(燃料)高�

利幅の縮小�

0 20 40 60 80 100

経営上の問題点

当面の重点経営施策

50.3

9.810.5

2.13.50.7

4.9

18.221.0

37.8

6.33.69.911.7

1.87.2

30.633.3

1~3月期の設備投資の主な目的�

0

(%)�

30

50

60

40

20

10

製造業�

0

(%)�

30

50

60

40

20

10

非製造業�

能力増強�

省エネ化�

研究開発�

新製品開発�

新規事業�

への進出�

競争力の�

維持・強化�

老朽化に�

伴う更新�

その他�

合理化�

省力化�

販売拡大�

省エネ化�

研究開発�

新商品の�

取扱い�

新規事業�

への進出�

競争力の�

維持・強化�

老朽化に�

伴う更新�

その他�

合理化�

省力化�

調査レポート�調査レポート�

Page 11: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

1~3月期の景況

業況判断DIは13.5となり、10~12月期

(7.2)にくらべ改善した。5四半期連続の改

善で、プラスは3四半期連続。消費増税前の

駆け込み需要で新車販売が好調なことが寄

与した。

トヨタ自動車の日当たり(国内)生産台

数が、1月以降1万4,000台を超える高い水準

で推移するなか、残業時間が増加、製造現

場には繁忙感が広がっている。〔残業時間判

断DIは29.9〕

ただ、作っている部品の車種によって業

況に差が生じていることは否めない。ハイ

ブリッド車や小型車の部品製造は比較的堅

調。企業間格差が広がりつつある。

前年同期とくらべた売上額はプラス〔増

加〕、同収益もプラス〔増加〕に転じている。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△45.8。景況感は大幅

に悪化する見通し。駆け込み需要の反動減

が、どの程度で、いつごろまで続くかを懸

念する声が多い。

1~3月期の景況 …… 5期連続で景況感改善、増税前の駆け込み需要

4~6月期の予想 …… 反動減を懸念、予想判断DIは大幅な悪化へ

(%ポイント)業況判断DI

良い→

悪い

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

△45.8

13.5予想

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

増加�→�

減少�

→�

前年同期比売上額�前年同期比収益�

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

80

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)残業時間DI・人手過不足判断DI

増加・過剰→

減少・不足

残業時間人手過不足

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

80予想

2013 201420122011201020092008

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

販売納入先からの値下げ要請

42.4

0 20 40 60 80 100(%)

30.9

28.9

21.6

19.6

41.2

16.2

18.2

25.3

29.3利幅の縮小

人件費の増加

人手不足 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

経費を節減する

販路を広げる

人材を確保する

新製品・技術を開発する

教育訓練を強化する

64.6

0 20 40 60 80 100(%)

42.3

33.0

28.9

23.7

53.6

15.2

28.3

45.5

27.3

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

製造業� 自動車部品�

業 種 別 動 向 �業 種 別 動 向 �

Page 12: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

1~3月期の景況

業況判断DIは9.2と、10~12月期(5.5)に

くらべ改善した。改善は4四半期連続。

前年同期比売上額判断DIと同収益判断DI

をみると、ともにプラスを維持。このとこ

ろ国内の設備投資が徐々に回復しており、

機械部品製造業には増収増益の企業が比較

的多く見られた。受注残も増加傾向が続い

ている。

残業時間は増えており、人手不足感は収

まっていない。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは1.9。1~3月期にくらべ

悪化する予想だが、プラス域にとどまった。

予想DIがプラスになったのは、全業種中、

機械器具部品製造業のみ。

受注残や売上額の予想DIも引き続きプラ

ス〔増加〕となり、消費増税の反動減で大

幅な落ち込みを見込む他の業種にくらべ、

底堅い面がうかがえる。

1~3月期の景況 …… 景況感の改善続く、国内設備投資の回復で

4~6月期の予想 …… 予想DIは悪化を見込むも、プラスを維持

(%ポイント)業況判断DI

良い→

悪い

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

1.9

9.2

予想

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

増加�→�

減少�

→�

前年同期比売上額�前年同期比収益�

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)残業時間判断DI・人手過不足判断DI

増加・過剰→

減少・不足

残業時間人手過不足

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

80予想

2013 201420122011201020092008

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

人手不足

原材料高

同業者間の競争激化

利幅の縮小

39.8

0 20 40 60 80 100(%)

25.9

25.0

23.1

21.3

41.7

18.2

15.9

28.4

21.6

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

販路を広げる

0 20 40 60 80 100(%)

48.650.6

経費を節減する 40.436.0

人材を確保する 38.534.8

新製品・技術を開発する30.328.1

情報力を強化する22.913.5

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

製造業� 機械器具部品�

Page 13: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

(%ポイント)

業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

業況判断前年同期比売上額前年同期比収益

良い・増加→

悪い・減少

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

予想

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)

業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

良い・増加→

悪い・減少

業況判断前年同期比売上額前年同期比収益

予想

2013 201420122011201020092008-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

〔金属製品〕

業況判断DIは△9.1。10~12月期(△2.5)

にくらべ悪化した恰好。ただ、前年同期比

売上額判断DIや同収益判断DIはプラス〔増

加〕に転じており、駆け込み需要の影響が

表れている。経営上の問題点をみると「原

材料高」をあげる企業が急増している。

予想業況判断DIは△6.4と、やや改善する

見通し。

金属製品� 窯業・土石�製造業�

経営上の問題点�

原材料高

同業者間の競争激化

10.3

0 20 40 60 80 100(%)

34.4

31.3

25.0

21.9

46.9

12.8

23.1

33.3

30.8売上の停滞・減少

利幅の縮小

工場・機械の狭小・老朽化

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

〔窯業・土石〕

業況判断DIは0.0。10~12月期(△5.9)に

くらべ改善した。前年同期比売上額判断DI、

同収益判断DIはともにプラス〔増加〕。収益

判断DIのプラスは、「窯業・土石」として集

計を始めた2007年10~12月以来はじめての

こと。公共事業の増加や住宅の駆け込み需

要などが寄与したとみられる。

予想業況判断DIは△33.3。

経営上の問題点�

47.1

0 20 40 60 80 100(%)

原材料高 55.6

同業者間の競争激化 55.6

47.1

売上の停滞・減少 33.3

41.2

17.6

22.2 仕入先からの値上げ要請

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

販路を広げる

経費を節減する

59.0

51.3

0 20 40 60 80 100(%)

50.0

34.4

31.3

31.3

75.0

20.5

28.2

33.3人材を確保する

新製品・技術を開発する

機械化を推進する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�0 20 40 60 80 100(%)

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

70.6

経費を節減する 66.7

販路を広げる 66.7

52.9

新製品・技術を開発する38.9

23.5

17.6

22.2 提携先を見つける

Page 14: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

(%ポイント)

業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

良い・増加→

悪い・減少

業況判断前年同期比売上額前年同期比収益

-60

-40

-20

0

20

40予想

2013 201420122011201020092008

繊維製品� 食料品�製造業�

〔繊維製品〕

業況判断DIは△9.6となり、10~12月期

(△14.8)にくらべ改善した。駆け込み需要

の影響もあって、前年同期にくらべた売上

額や収益も上向いた。経営上の問題点には、

依然として「原材料高」をあげる企業が多

い。

予想業況判断DIは△45.0。景況感は大幅

に悪化する見通し。

(%ポイント)

業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

良い・増加→

悪い・減少

業況判断前年同期比売上額前年同期比収益

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40予想

2013 201420122011201020092008

経営上の問題点�

原材料高

売上の停滞・減少

輸入製品との競争激化

40.7

0 20 40 60 80 100(%)

38.1

28.6

23.8

19.0

52.4

22.2

33.3

40.7

29.6

利幅の縮小

人件費の増加 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

販路を広げる

情報力を強化する

70.4

14.8

0 20 40 60 80 100(%)

47.6

28.6

28.6

23.8

66.7

37.0

14.8

51.9経費を節減する

人材を確保する

新製品・技術を開発する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

〔食料品〕

業況判断DIは△20.0。10~12月期(△4.0)

にくらべ大幅に悪化した。前年同期比売上

額判断DIも同収益判断DIもマイナス〔減少〕

域にあって、景況感は芳しいものではなか

った。売上の停滞に加え、原材料価格の値

上がりが響いたとみられる。

予想業況判断DIは△16.0。

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

原材料高

利幅の縮小

46.2

0 20 40 60 80 100(%)

54.2

29.2

20.8

20.8

62.5

15.4

19.2

46.2

26.9

同業者間の競争激化

合理化の不足 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

経費を節減する53.8

0 20 40 60 80 100(%)

23.128.0

64.0

新製品・技術を開発する 40.050.0

販路を広げる 60.073.1

人材を確保する

23.120.0 情報力を強化する 今期(1~3月期)

前期(10~12月期)

Page 15: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

1~3月期の景況

業況判断DIは10.5となり、10~12月期

(9.4)にくらべ少し改善した。改善は5四半

期連続、DIのプラスは2四半期連続。総じて

景況感は回復している。

建設材料や機械器具を扱う企業は引き続

き堅調、ここにきて食品・飲料を扱う企業

の景況感も回復した。消費増税前の駆け込

み需要の影響が出ている。このなかで農畜

産物・水産物を扱う企業の回復の遅れが目

立っている。

仕入価格と販売価格は上昇傾向が続いて

おり、価格転嫁がおおむね進んでいるとみ

られる。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△20.9。駆け込み需要

の反動で、景況感の大幅な悪化が見込まれ

ている。とくに建設材料を扱う企業でその

影響を懸念するところが比較的に多い。

1~3月期の景況 …… DIが5期連続の改善、食品・飲料も回復

4~6月期の予想 …… 建設材料、大幅な反動減の影響を懸念

良い→

悪い

-80

-60

-40

-20

0

20(%ポイント)

業況判断DI

△20.9

10.5

予想

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

増加→

減少

前年同期比売上額前年同期比収益

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

2013 201420122011201020092008

上昇�→�

下落�

→�

(%ポイント)�販売価格判断DI・仕入価格判断DI

販売価格�仕入価格�

予想�

2013 201420122011201020092008-40

-20

0

20

40

60

80

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

同業者間の競争激化

利幅の縮小

46.1

0 20 40 60 80 100(%)

34.8

33.9

18.3

14.8

43.5

9.6

10.4

46.1

30.4

仕入先からの値上げ要請

取引先の減少 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

販路を広げる

経費を節減する

68.1

49.1

0 20 40 60 80 100(%)

49.1

30.7

24.6

15.8

70.2

11.2

24.1

37.9情報力を強化する

人材を確保する

教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

非製造業� 卸売業�

業況判断DI

機械器具卸�

建設材料卸�

食品・飲料卸�

農畜産物・水産物卸�

27.0�

△10.0�

△30.8�

△40.0

25.0�

28.5�

△27.3�

△35.3

13.1�

36.4�

7.7�

△25.0

△13.0�

△31.9�

△7.7�

△31.2

7~9月�10~12月�1~3月�4~6月�(予想)�

Page 16: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

1~3月期の景況

業況判断DIは△1.6。10~12月期(△19.1)

にくらべ大幅な改善が見られた。改善幅の

17.5ポイントは非製造業のなかで最大。DI

が深い水面下からゼロ付近の水準に達する

のは、1991年10~12月期以来、およそ22年

ぶりのこと。

消費増税前の駆け込み需要の影響が出て

おり、足元の売上や収益も久方ぶりに上向

いた形(プラス)となった。「サラリーマン

の購買意欲が少し出てきた感じがする」「紳

士服の売上げが伸びている」といった声が

聞かれた。

経営上の問題点をみると、「売上の停滞・

減少」に代わって「同業者間の競争激化」

がトップにあがった。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△32.3と、悪化する予

想となった。駆け込み需要の反動減が懸念

されている。

1~3月期の景況 …… 判断DI 22年ぶりの水準に、売上・収益も上向く

4~6月期の予想 …… 駆け込み需要の反動減で、景況感は大幅悪化へ

(%ポイント)業況判断DI

△32.3

△1.6

良い→

悪い

-80

-60

-40

-20

0

20予想

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)�売上額判断DI・収益判断DI

増加�→�

減少�

→�

売上額�収益�

-80

-60

-40

-20

0

20

予想�

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)�販売価格判断DI・仕入価格判断DI

上昇�→�

下落�

→�

仕入価格�販売価格�

予想�

2013 201420122011201020092008-40

-20

0

20

40

60

経営上の問題点�

同業者間の競争激化

売上の停滞・減少

利幅の縮小

38.1

0 20 40 60 80 100(%)

37.7

36.1

18.0

14.8

39.3

7.9

11.1

50.8

41.3

仕入先からの値上げ要請

店舗の狭小・老朽化 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

経費を節減する

品揃えを改善する

54.8

32.3

0 20 40 60 80 100(%)

43.3

23.3

23.3

23.3

58.3

30.6

21.0

22.6宣伝・広告を強化する

人材を確保する

教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

非製造業� 小売業�

Page 17: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

1~3月期の景況

業況判断DIは△38.5。10~12月期(△46.2)

にくらべ改善した格好にはなったが、依然

として水面下にあって、厳しい業況は変わ

っていない。他業種にくらべマインド回復

の遅れが目立っている。

前年同期比売上額判断DIは0.0の横ばいと

なったが、同収益判断DIは△34.6〔減少〕

と、マイナスのまま。食材仕入価格の上昇

が収益を圧迫している構図が浮き彫りとな

った。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△65.4となり、大幅な

悪化が予想されている。

消費税率引き上げ前の影響はほとんどみ

られなかったが、引き上げ後に消費者心理

が悪化し、外食が抑えられるのではないか

と心配する声が少なくない。

人手不足は慢性化しており、重点経営施

策をみると「人材を確保する」のポイント

が増えている。

1~3月期の景況 …… マインドの回復遅れ、水面下の景況長引く

4~6月期の予想 …… 消費者心理の悪化を懸念、予想DIは大幅悪化へ

(%ポイント)�業況判断DI

△65.4

△38.5

良い�→�

悪い�

→�

-100

-80

-60

-40

-20

0

20予想�

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

増加�→�

減少�

→�

前年同期比売上額�前年同期比収益�

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

2013 201420122011201020092008

上昇・過剰�→�

下落・不足�

→�

(%ポイント)�

材料仕入価格判断DI�販売価格判断DI・人手過不足判断DI

予想�

2013 201420122011201020092008-60

-40

-20

0

20

40

60

80

100材料仕入�販売価格�人手過不足�

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

人手不足

56.0

24.0

0 20 40 60 80 100(%)

38.5

38.5

38.5

26.9

50.0

16.0

44.0

44.0利幅の縮小

仕入先からの値上げ要請

店舗の狭小・老朽化 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

経費を節減する

人材を確保する

68.0

20.0

0 20 40 60 80 100(%)

46.2

26.9

26.9

23.1

65.4

12.0

44.0

24.0店舗・設備を改装する

教育訓練を強化する

品揃えを改善する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

非製造業� 飲食業�

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1~3月期の景況

業況判断DIは22.6。プラスは5四半期連続。

公共事業や民間建設(住宅)の工事はおお

むね増加しており、消費増税前の駆け込み

需要でリフォーム工事も増加している。生

産工場の補修やメンテナンス関連のニーズ

も多い。

ただ、前回調査(39.5)にくらべDIは低

下しており、やや慎重に業況を判断する企

業も増えている。

懸念材料は深刻な人手不足、とくに専門

職人が不足している。資材価格の高騰を問

題視するところも少なくない。旺盛な建設

需要を映して、請負価格もジワジワと上が

っている。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△11.0と、マイナス域

に転じる見通し。駆け込み需要の反動減で、

「4月以降は不透明」という企業が少なくな

い。

当面の重点経営施策には「人材を確保す

る」がトップにあがっている。この先も人

手不足は収まりそうにない。

1~3月期の景況 …… 旺盛な建設需要つづく、人手不足と材料高を懸念

4~6月期の予想 …… 業況判断DIマイナスへ、駆け込み需要の反動減で

(%ポイント)� 業況判断DI

△11.0

22.6良い�→

悪い�

→�

予想�

2013 201420122011201020092008-80

-60

-40

-20

0

20

40

上昇→

下落

(%ポイント)

材料価格請負価格

材料価格判断DI・請負価格判断DI

予想

2013 201420122011201020092008-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

80

(%ポイント)人手過不足判断DI・残業時間判断DI

過剰・増加→

不足・減少

人手過不足残業時間

予想

2013 201420122011201020092008-60

-40

-20

0

20

40

経営上の問題点�

人手不足

材料価格の上昇

下請の確保難

52.6

0 20 40 60 80 100(%)

46.7

34.8

31.1

28.9

48.1

22.2

31.1

33.3

37.0

同業者間の競争激化

売上の停滞・減少 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

人材を確保する

経費を節減する

54.1

45.1

0 20 40 60 80 100(%)

43.0

40.0

37.8

22.2

60.7

26.3

39.1

41.4販路を広げる

技術力を高める

情報力を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

非製造業� 建設業�

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1~3月期の景況

業況判断DIは0.0。10~12月期(17.1)に

比べ悪化した形になったが、足元の売上額

や収益は上向いている。前年同期比売上額

判断DIは16.2、同収益判断DIは5.6と、とも

にプラス〔増加〕になった。

商品物件の価格上昇傾向も続いているよ

うで、物件不足を問題点として指摘する企

業も少なくない。なかには「関東や関西の

ファンド系が土地価格を押し上げている」

との指摘もあった。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△5.7。DIはマイナスに

転じ、マインドは悪化する見通しとなって

いる。

1~3月期の景況 …… 価格の上昇傾向つづく、ファンドが押し上げの声も

4~6月期の予想 …… 予想DIはマイナス、マインド悪化の見通し

(%ポイント)� 業況判断DI

0.0

△5.7

良い�→�

悪い�

→�

-60

-40

-20

0

20

予想�

2013 201420122011201020092008

増加�→�

減少�

→�

前年同期比売上額�前年同期比収益�

(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

-60

-40

-20

0

20

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)販売価格判断DI・仕入価格判断DI

上昇→

下落

販売価格仕入価格

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60予想

2013 201420122011201020092008

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

同業者間の競争激化

商品物件の不足

38.9

0 20 40 60 80 100(%)

47.2

44.4

30.6

27.8

50.0

30.6

33.3

50.0

47.2

利幅の縮小

大手企業との競争激化

今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

情報力を強化する69.4

0 20 40 60 80 100(%)

30.630.6

66.7

宣伝・広告を強化する33.336.1

販路を広げる 44.455.6

経費を節減する

13.925.0 人材を確保する 今期(1~3月期)

前期(10~12月期)

非製造業� 不動産業�

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1~3月期の景況

業況判断DIは18.2となり、10~12月期

(9.3)にくらべ改善した。プラスは2四半期

連続。自動車生産の増加にともなって、部

品輸送関連企業を中心に景況の回復が見ら

れた。「期間限定の仕事が増えた」という声

もあった。

ただ、駆け込み需要で売上は増えたもの

の、燃料価格高騰で収益はあまり伸びなか

ったようである。前年同期比売上額判断DI

が24.3とプラス幅を広げたのに対し、同収益

判断DIは△3.1と減少域へと没している。経

営上の問題点も「燃料価格の上昇」をあげ

る企業が増えている。

人手不足感もかなり広がっているようす。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△54.8と、景況感の大

幅な悪化が見込まれている。悪化幅は全業

種中最大。駆け込み需要の反動減に加え、

燃料価格高が引き続き収益の足を引っ張る

と見る向きが多い。

1~3月期の景況 …… 景況感2期連続の改善、企業収益は増えず

4~6月期の予想 …… 反動減と燃料高で、大幅なDI悪化を予想

(%ポイント)業況判断DI

良い→

悪い→

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

△54.8

18.2予想

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

増加�→�

減少�

→�

前年同期比売上額�前年同期比収益�

-100

-80

-60

-40

-20

0

20

40

2013 201420122011201020092008

上昇・過剰→

下落・不足

(%ポイント)

燃料価格判断DI�運賃価格判断DI・人手過不足判断DI

燃料価格運賃価格人手過不足

-80

-60

-40

-20

0

20

40

60

80

100予想

2013 201420122011201020092008

経営上の問題点�

燃料価格の上昇

人手不足

売上の停滞・減少

68.8

0 20 40 60 80 100(%)

54.5

30.3

27.3

24.2

75.8

9.4

18.8

37.5

40.6

利幅の縮小

人件費の増加 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

人材を確保する

経費を節減する

37.5

53.1

0 20 40 60 80 100(%)

54.5

48.5

36.4

15.2

57.6

21.9

28.1

53.1販路を広げる

教育訓練を強化する

新しい事業を始める 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

非製造業� 運輸業�

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1~3月期の景況

業況判断DIは1.2となり、10~12月期(1.2)

と変わらず、全体としてマインドは横ばい

推移した。

機械設備メンテナンスなどの対法人向け

サービスは、消費増税前の駆け込み需要も

あって好調を維持したが、対個人向けサー

ビスは振るわなかった。法人向けサービス

のDIが23.5だったのに対し、個人向けサー

ビスは△29.4と、明暗が分かれる形となった。

人手不足感は依然として収まっておらず、

経営上の問題点には「売上の停滞・減少」

とともに「人手不足」が上位にあがってい

る。

4~6月期の予想

予想業況判断DIは△9.9。1~3月期にくら

べ悪化する見込み。対法人向けサービス、

対個人向けサービス、ともに悪化が予想さ

れているが、法人向けは4.3と、プラスを維

持する見通し。

良い�→�

悪い�

→�

予想�

2013 201420122011201020092008

業況判断�対法人向けサービス�対個人向けサービス�

-60

-40

-20

0

20

40(%ポイント)� 業況判断DI

増加�→�

減少�

→�

-60

-40

-20

0

20

前年同期比売上額�前年同期比収益�

(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI

2013 201420122011201020092008

(%ポイント)人手過不足判断DI・残業時間判断DI

過剰・増加→

不足・減少

人手過不足残業時間

予想

2013 201420122011201020092008-40

-20

0

20

経営上の問題点�

売上の停滞・減少

同業者間の競争激化

人手不足

38.5

0 20 40 60 80 100(%)

33.3

30.9

23.5

22.2

39.5

23.1

24.4

29.5

37.2

利幅の縮小

人件費の増加 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

当面の重点経営施策�

経費を節減する

販路を広げる

46.2

42.3

0 20 40 60 80 100(%)

40.0

36.3

31.3

26.3

48.8

32.1

23.1

44.9人材を確保する

技術力を強化する

教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)

非製造業� サービス業�

1~3月期の景況 …… 景況感は横ばい推移、人手不足感収まらず

4~6月期の予想 …… 予想DI悪化へ、法人向けはプラスを維持

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○ 金型メーカーには新規受注が、かなり

入っているようす。金型の製作を頼め

るところが無いくらいなので景気は上

向いていると思うが、親会社からの要

求はさらに厳しくなっている。(自動車

部品)

○ 小規模な下請企業は大幅に単価を引き

下げられたままで、とても賃上げはで

きない。親企業に単価の見直しを少し

でも考えてもらいたい。(自動車部品)

○ 利益が出ている時ほど設備投資をした

いものだが、内部留保も必要だ。特別

償却等の優遇措置を強化する税制改革

(本当の意味での景気回復につながる制

度)を期待する。(自動車部品)

○ インフラ整備の方向が見えない状態が

長引いていて、建設関連の川下には競

争激化やコスト削減の疲労感がみられ

る。短兵急に公共事業を拡大しても経

済活動の源泉たる「人・物・金」が追

いつかないのではないか。(溶接金網)

○ 景気の先行きは見通せない状況が続い

ている。親メーカーは打ち合せから発

注までの時間が長い。それなのに、発

注から納入期限までは短い。これでは

残業が増えたり、経費がかかったりし

て、利幅は小さくなる。(製缶)

○ 世界経済に影響を受けない安定した産

業を確立する必要がある。(工作機械)

○ 大企業ではベースアップするとのこと。

当社は消費税アップ、固定費アップ。

ベースアップどころではない。(油圧・

空圧バルブ)

○ 企業間格差が広がって、小規模企業の

倒産や廃業が増えている。大企業の生

産拠点の海外移転 →国内生産の縮小

→正規社員の減少 →非正規社員の増加

→生活の不安定化 →景気の悪化・社会

不安。こんなシナリオが描けると思う。

(工業用ゴム製品)

○ 石製品が生活必需品ならば良いが、そ

うではない。その石製品を外国から仕

入れて販売している業者は、自社工場

で製造販売している当社よりも利益を

出しているようす。当社はとても大変。

むかし、岡崎は石製品づくりが盛んな

「石屋の街」と呼ばれていて、採石業者

(山石屋)もたくさんいたが、今は輸入

品を扱う業者が増えてしまったために

廃業せざるを得ない採石業者もいる。

(石製品)

お客様から寄せられた声*景気動向調査表に記載のあった意見などをご紹介しています。

製造業のお客様

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○ 消費税率引き上げ後の売上が、どの程

度になるのか読めない。(花火)

○ 電気料金などの経費が増えている。(ア

イスクリーム)

○ 消費税率の引き上げよりも電気料金や

人件費(最低賃金の引き上げ)のほう

が問題。(特紡糸)

○ 消費税率引き上げ前の駆け込み需要で

出荷量が増加しているが、引き上げ後

の反動減を警戒している。(瓦用粘土)

○ この5~6年の低迷していた経済が、安

倍政権で少し明るさを取り戻したかの

ように感じる今日このごろ。問題は円

安。円安で恩恵を受けているのは大手

輸出企業だけで、国内の99.7パーセン

トを占める中小企業は困っているとこ

ろが多いと思う。今後、円安が進行し

すぎれば、景気に大きなマイナス。(せ

んべい)

○ 技術力のない企業の生き残りが困難に

なってきていると最近は感じる。顧客

の要求は、技術力をベースにしながら

も、コンプライアンス、アフターフォ

ローなどの“アナログ”部分に移って

きていると思う。(クレーン・ホイスト)

○ アベノミクス効果があらわれている。

河川工事(公共事業)の土木資材の注

文が多くきていて、生産ラインをフル

稼働させている。原料の反毛や再生糸

が不足しており、値上げ要請もある。

(土木資材)

○ 昨年8~9月に増えた受注で、このとこ

ろ施工が増加、それが売上増につなが

っている。(ドア特殊金具)

○ 静岡方面から大手企業が来社。先方は

「コストだけではなく、これから長くお

付き合いをしたい」と切り出した。そ

の会社の周辺は、対応力(技術力)の

ある中小金型メーカーが激減している

ようで、これまで使い捨てにしてきた

反動が出ている印象をうけた。金型は

産業の要だということに改めて気づき

始めているのではないか。やはり、“人

財”と技術を残すことが大切。それは

大変なことだけれども・・・。(金型)

○ 円安で原材料が値上がりしていること

と、4月からの電気料金の値上げで頭が

痛い。(自動車部品)

○ 残業代の削減。さらなる機械化で稼働

率がアップした。(精密切削工具)

○ 政府の医療費抑制策で売上げがあまり

伸びない。期待できるのは新製品の開

発。特長のある新製品開発に注力して

いる。人工歯根インプラントの売上げ

がようやく伸びはじめた。利益率のよ

い商品だから期待している。(歯科用材

料)

○ 住宅設備機器に関連する段ボールの特

需があった。(段ボールケース)

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小売業・飲食業のお客様

卸売業のお客様

○ このさき小売業が厳しくなるのは間違

いない。そのなかで、どう戦うかがポ

イント。より一層アスクルビジネスの

拡大をめざす。(事務用品)

○ 総額表示の義務化でとても厳しい思い

をしたのに、今さら外税表示可能と言

われても困惑するだけ。あの時、義務

化されなかったら、今回の消費増税に

あたり、どれだけ楽に転嫁できること

か。よく考えて物事を進めてほしい。

(イタリア料理)

○ 中古のアメリカ車を扱っているが、1月

以降、仕入価格が上昇しているため思

うように仕入ができない。(自動車)

○ 紳士服の売上が伸びている。(メンズス

ーツ)

○ 当社のような専門店(路面店)の客層

は高年齢の方が多く、若い人は大型店

やドラッグストアで買物をする傾向に

ある。40~50年前、岡崎市内には化粧

品専門店が50店舗以上あったが、客層

の変化や後継者不足(店を継ぐよりサ

ラリーマンへ)で減少。現状、過去の

栄光を夢見るのは無理だと思う。(化粧

品店)

○ アベノミクスは期待先行。当社の業況

にはプラスに作用していない。(パス

タ・デザート)

○ 消費増税前の駆け込み需要が貴金属な

どの高額品でみられた。しかし、期待

したほどではなかった。(百貨店)

建設業・不動産業のお客様

○ 「見積もりに社会保険料(法定福利費)

を上乗せして、それを別建てで示した

金額を請求し、支払ってもらうように」

という国土交通省からの要請があった。

少しずつだが、元請業者にも理解して

もらえるようになってきた。(左官業)

○ 駆け込み需要は見られないが、自動車

業界の先行きが心配。(磨棒鋼)

○ 道路関連業界は予算がつき、大変に忙

しい状況ですが、人材が不足気味で、

せっかくのビジネスチャンスを活かし

きれない状態。(道路資材)

○ 新車販売の増加で中古車市場は供給過

多。それが中古車の値崩れを引き起こ

している。(中古車)

Page 25: 〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕 【調査要項】 実施期間:2014年2月24日~3月10日

運輸業・サービス業のお客様

○ このさき、取引先である飲食店が来店

客に消費増税分を転嫁できるかどうか

不安。(おしぼりタオルのレンタル)

○ 少子化の傾向が強まり、同業間競争で

経営が苦しくなってきた。(産婦人科病

院)

○ 4月からの消費税アップも大変だが、来

年10月に予定されている消費税10%へ

の引き上げを心配している。(介護)

○ 期間限定の運送業務が増えている。(運

輸)

○ 賃金の引き上げ〔アベノミクス〕は、

中小企業まで浸透していない。大企業

で止まっている。中小企業は依然とし

て苦しい状態が続いており、先行きは

不透明。入札に大手企業が踏み込んで

きて、中小企業が落札しにくい状況。

(一般土木建築工事)

○ 駆け込み需要がなくなる4月からは、新

規営業が必要になる。(建設業)

○ 消費増税の影響で今後の工事量に不透

明な部分がある。人材不足で戦略が立

てにくくなっている。(住器設備・タイ

ル施工)

○ 個人の受注に関しては、消費税を気に

して「3月中にお願いしたい」という要

望が非常に多い。対応しきれない分は

当社が負担して契約している状況。(フ

ロアコーティング)

○ 消費増税にともない、とくに太陽光発

電関連の駆け込み需要がある。(鳶・土

木工事)

○ 関東や関西のファンド系が名古屋に進

出。土地価格を上げている。(不動産賃

貸・仲介)

○ 受注が多過ぎて人手が足りない。その

ため工事が完了せず、資金が回収でき

ない現場が多い。材料価格が契約時よ

りも値上がっているので、利益が当初

の見込みよりも少なくなってしまう現

場もある。(土木建築)

○ 業績が向上しているトヨタ関連企業は、

工場補修やメンテナンスなどのニーズ

が旺盛。(建設)

○ 駆け込み需要で契約金や手付金が増え、

一時的に運転資金が潤った。(一般土木)

○ ダンピング受注は一部に残っているが、

全体として収束に向いつつある。人手

不足で受注したくても受注できない状

況にある。(建設)