2017年12月 ふじつか みきお コマツ代表取締役副社...

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9月に日本国内で発売した新型油圧ショベル「PC200-11」 (「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準適合) ふじつか みきお 2017年12月 コマツ 代表取締役 副社長(兼)CFO 藤塚 主夫

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Page 1: 2017年12月 ふじつか みきお コマツ代表取締役副社 …...9月に日本国内で発売した新型油圧ショベル「PC200-11」 (「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準適合)

9月に日本国内で発売した新型油圧ショベル「PC200-11」(「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準適合)

ふじつか みきお2017年12月

コマツ 代表取締役 副社長(兼)CFO 藤塚 主夫

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2017年度株主説明会

本日お話しする内容

1.株主説明会について

2.コマツの概要

3.2017年度 上期の実績と通期業績見通し

4.コマツの株式、株価、IRの取組み

【見通しに関する注記事項】

本資料に記載されている、当期ならびに将来の業績に関する予想、計画、見通し等は、現在入手可能な情報に基づき当

社の経営者が合理的と判断したものです。実際の業績は、様々な要因の変化により、記載の予想、計画、見通しとは大き

く異なることがあり得ます。そのような要因としては、主要市場の経済状況および製品需要の変動、為替相場の変動、国

内外の各種規制ならびに会計基準・慣行等の変更などが含まれます。

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2017年度株主説明会

1. 株主説明会について

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2017年度株主説明会

株主の皆さまとのコミュニケーション

・社長が会社の現況について説明・1997年度から継続して各地域を訪問・累計43回開催、のべ1万3千人以上参加

株主説明会開催地

1997 小松、枚方 2005 金沢、大阪 2013 長野、盛岡

1998 小山、岐阜 2006 小山、仙台 2014 愛媛、山口

1999 大磯、岡山 2007 名古屋、広島 2015 奈良、福岡

2000 札幌,仙台,福岡 2008 札幌、福岡 2016 富山、札幌

2001 新潟,東京,大阪 2009 茨城、高松 2017 和歌山、大阪(予定)

2002 金沢、名古屋 2010 福井、松江

2003 小山、広島 2011 静岡、郡山

2004 札幌,東京,福岡 2012 熊本、仙台

毎年各地域で株主の皆さまとのコミュニケーション活動を実施

1.株主説明会

2.株主向け工場見学会

年度 個人株主向け工場見学会 開催工場 回数

2007 粟津工場 1

2008 大阪工場、粟津工場 2

2009 茨城工場、大阪工場 6

2010 茨城工場、大阪工場、小山工場、栃木工場 6

2011 大阪工場、粟津工場、茨城工場、テクノセンタ 6

2012 粟津工場、大阪工場、茨城工場、テクノセンタ 7

2013 粟津工場、大阪工場、茨城工場、テクノセンタ 8

2014 粟津工場,大阪工場,茨城工場,栃木工場,テクノセンタ 8

2015 粟津工場,テクノセンタ,小山/栃木工場,大阪工場 9

2016 粟津工場,茨城工場,大阪工場,テクノセンタ,小山/栃木工場 15

2017 粟津工場,茨城工場,大阪工場,テクノセンタ,小山/栃木工場 14

・2007年度より毎年定期的に開催

・テクノセンタ:当社の建機の展示・デモンストレーションを行う施設

2016年12月富山市で開催した株主説明会

2017年3月茨城工場見学会

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2017年度株主説明会

2. コマツの概要

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2017年度株主説明会

・設 立 :1921年5月13日

・連結売上高 :1兆8,029億円

・営業利益 :1,740億円

・総 資 産 :2兆6,564億円 3兆3,302億円

建設機械・車両事業の地域別売上高*構成

・連結子会社 :143社 230社

(日本)15社 (海外)128社 215社

・連結従業員数:47,204人 58,355人

社員の約58% 67% は外国人

欧州9%

コマツの概要

2016年度実績 【青文字はコマツマイニング買収後の数値(2017年9月末)】

CIS4%

事業別の売上高*構成

日本19%

北米22%

中国6%

アジア13%

中近東2%

中南米13%*売上高は外部顧客向け(セグメント間取引消去後)ベース

オセアニア7%

アフリカ5%

87%

建設機械・車両(1兆5,663億円)

2.5%

10.5%リテールファイナンス

(467億円)

産業機械他(1,899億円)

1兆5,663億円

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2017年度株主説明会

板金機械・鍛圧機械

自動車メーカー向け工作機械

主要商品・世界市場での位置づけ

半導体製造装置メーカー向け製品

クランクシャフトミラー

エキシマレーザー サーモ・モジュール

レーザー加工機

自動車メーカー向け大型プレス

トランスファーマシン

産業機械・その他

油圧ショベル ホイールローダー

ブルドーザー モーターグレーダー

建設機械・車両

0.3-42m3

(7-770㌧) (7-216㌧)

(37-580㌧) (26-34㌧)

■ 建設・鉱山機械メーカーで世界2位。

■ 産業機械・その他 :自動車業界向け大型プレス・工作機械で世界トップメーカーの一つ。

ダンプトラック

(17-30㌧)

フォークリフト 林業機械

(4-108㌧)

ロープショベル(KMC)

ホイールローダー(KMC)

地下鉱山用掘削機(KMC)

コマツマイニング(KMC)商品

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2017年度株主説明会

3.2017年度 上期の実績と

通期業績見通し

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2017年度株主説明会

2017年度 第2四半期(4-9月累計)の概況

2016年度上期 2017年度上期 前年同期比

従来コマツ コマツ

マイニング増減 増減率

連結売上高 7,961 11,589 10,080 1,509 +3,628 +45.6%

セグメント利益(▲損失) 642 1,137 1,336 ▲198 +494 +77.0%

その他の営業収益(▲費用) ▲1 ▲10 ▲10 ▲0 ▲9 -

営業利益(▲損失) 641 1,126 1,326 ▲199 +484 +75.6%

売上高営業利益率(▲損失率) 8.1% 9.7% 13.2% ▲13.2% +1.6ポイント -

その他の収益(▲費用) ▲60 314 +375 -

税引前純利益 580 1,441 +860 +148.1%

純利益*3 375 1,017 +642 +171.2%

■ 前年同期に対し、連結売上高は45。6%の増収、営業利益は75.6%の増益。営業利益率は1.6ポイント増。

■ 第2四半期決算の発表(10月27日)とともに、通期業績見通しを上方修正。

■ あわせて中間配当金を一株当たり7円の増配とし36円に(年間配当は72円を予定)。

金額単位:億円 ¥106.3/ドル¥119.5/ユーロ¥16.1/人民元

¥111.1/ドル¥125.8/ユーロ¥16.4/人民元

*2

*2

PPAによる償却費 ※ ▲330億円

スタートアップ費用ほか ▲36億円

合 計 ▲366億円

*1

*1 2017年4月に買収したコマツマイニング(株)[KMC]の影響を除いたコマツの従来ベースの業績を示しています。

*2 KMCのセグメント損失および営業損失には、買収に係る一時費用(右記)を含みます。

*3 米国財務会計基準審議会会計基準編纂書810の適用による 「当社株主に帰属する当期純利益」。 ※ PPA:資産・負債を公正価値評価・配分する手続き

1株当たり配当金(円) 29円 36円 +7円

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2017年度株主説明会<建設機械・車両>

2017年度 第2四半期累計の地域別売上高(外部顧客向け)

+2,106(+30.3%)

+191

(+14.0%)

+279

(+18.0%)

+122

(+18.8%)

+207

(+21.8%)

+212

(+70.0%)+274

(+76.0%)

+507

(+63.0%)

+162

(+33.8%)+10

(+6.6%)

+137

(+45.2%)

⽇本 ⽇本 ⽇本

北⽶北⽶

北⽶欧州

欧州欧州

中南⽶

中南⽶

中南⽶

CIS

CIS

CIS

中国

中国

中国

アジア

アジア

アジア

オセアニア

オセアニア

オセアニア

中近東

中近東

中近東

アフリカ

アフリカ

アフリカ

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

11,000

12,000

(金額単位:億円)

6,952

(億円) 日本 北米 欧州中南米

CIS 中国 アジアオセアニア

中近東

アフリカ 合計

16年度/上期

1,373 1,555 653 950 303 361 805 482 163 304 6,952

従来コマツ

1,565 1,834 775 1,157 515 635 1,313 645 174 441 9,059

増減 +191 +279 +122 +207 +212 +274 +507 +162 +10 +137 +2,106

コマツマイニング 0 640 70 343 17 64 17 206 0 147 1,509

17年度/上期

1,565 2,475 846 1,500 532 700 1,330 851 175 589 10,568

前年同期比

プラスマイナス17年度/上期

従来コマツ

9,059億円

16年度/上期

6,952億円

20%

22%

10%

14%

4%5%

12%

7%

2%

4%

戦略市場48%

17%

20%

9%

13%

5%

14%

6%

7%

7%

2%

伝統市場52%

戦略市場54%

伝統市場46%

戦略市場54%

伝統市場46%

6%

2%

8%

13%

7%

5%

14%

8%

23%

15%

9,059

10,568

地域別の売上高・前年同期との差異(グラフ)

伝統市場 戦略市場

2016年度上期

2017年度上期

(従来コマツ)

2017年度上期

(KMC含む)

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2017年度株主説明会

2017年度の通期業績見通し(修正[10月27日公表]見通し)

前年比(B-A)

従来コマツ

コマツマイニング

従来コマツ

コマツ

マイニング増減 増減率

連結売上高 18,029 23,280 20,370 2,910 21,350 18,800 2,560 +5,250 +29.1%

セグメント利益(▲損失) 1,765 2,360 2,560 ▲200 1,640 2,030 ▲390 +594 +33.7%

その他の営業収益(▲費用) ▲24 ▲200 ▲200 - ▲80 ▲80 - ▲175 -

営業利益(▲損失) 1,740 2,160 2,360 ▲200 1,560 1,950 ▲390 +419 +24.1%

売上高営業利益率(▲損失率) 9.7% 9.3% 11.6% ▲6.9% 7.3% 10.4% ▲15.2% ▲0.4ポイント -

その他の収益(▲費用) ▲76 210 ▲150 +286 -

税引前純利益 1,664 2,370 1,410 +705 +42.4%

純利益*3 1,133 1,590 920 +456 +40.2%

金額単位:億円

ROE 7.3% 10.1% 5.9% +2.8ポイント

¥108.6/ドル¥119.3/ユーロ¥16.2/人民元

1株当たり配当金 58円 72円 58円 +14円

連結配当性向 48.2% 42.7% 59.5%

¥108.0/ドル¥124.4/ユーロ¥16.0/人民元

*1 KMCの影響を除いたコマツの従来ベースの業績を示しています。

*2 KMCのセグメント損失および営業損失には右記の一時費用の影響が含みます。

*2

17年度

見通し(最新)

17年度

見通し(期初)

PPAによる償却費 ※ ▲400億円 ▲390億円

スタートアップ費用ほか ▲60億円 ▲90億円

合 計 ▲460億円 ▲480億円

*1

*2

※ PPA:資産・負債を公正価値評価/配分する手続き

¥105.0/ドル¥115.0/ユーロ¥15.0/人民元

2016年度

(A)

2017年度見通し(最新)

(B)

2017年度見通し(期初)

(C)

*1

*2

*2

*3 米国財務会計基準審議会会計基準編纂書810の適用による 「当社株主に帰属する当期純利益」

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2017年度株主説明会

年間業績推移および中期経営計画の経営目標進捗状況

10,358 10,272 11,273 13,560

16,121 18,933

22,430 20,217

14,315

18,431 19,817 18,849 19,536 19,786 18,549 18,029 21,350

23,280

(132)239 298 958

1,634 2,447

3,328

1,519 670

2,229 2,563 2,116 2,404 2,420 2,085 1,740 1,560 2,160

-1,500

0

1,500

3,000

4,500

6,000

7,500

9,000

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2017

連結売上⾼(左軸)

営業利益 (右軸)

126 121 113 108 114 117 114 101 93 85 79 85

100 110 121 109 105 108

60

90

120

150

-1.3%2.3% 2.6%

7.1%10.1% 12.9% 14.8%

7.5%4.7%

12.1%12.9%

11.2% 12.3% 12.2% 11.2% 9.7% 7.3% 9.3%売上高(億円)

為替レート(円/ドル)

営業利益(億円)

・中期経営計画の経営目標に対し、1年目の実績としては、全体のROE及びリテールファイナンス事業のROA以

外はほぼ達成している。

<中期経営計画の経営目標進捗状況>

経営目標2016年度 2017年度

指標 実績 新見通し

成長性 業界水準を超える成長率を目指す。 売上高成長率 ▲2.8% +29.1%

収益性 業界トップレベルの営業利益率を目指す。 営業利益率 9.7% 9.3%

効率性 ROEは10%レベルを目指す。 ROE 7.3% 10.1%

株主還元成長への投資を主体に、株主還元(自社株買いを含む)とのバランスをとる。連結配当性向を40%以上とし、60%を超えない限り減配はしない。 連結配当性向 48.2% 42.7% [増配]

健全性 業界トップレベルの財務体質を目指す。 ネットD/Eレシオ 0.18 0.39

リテールファイナンス事業

ROA 2.0%以上 ROA 0.7% 1.6%

ネットD/Eレシオを5倍以下 ネットD/Eレシオ 3.65 3.88

期初見通し

新見通し

通期増配ベース

2017年9月末実績

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2017年度株主説明会

4.コマツの株式、株価、IRの取組み

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14

2017年度株主説明会

株主構成

12 19

27 35 36 32 33 33 36 35 37

28 35

43 38 39 43 44 41 40 43 46 45

16

16

17

17 19 19 21 18 15 16 17

25 22

18 20 20

19 17 17 17 16

14 13

14

14

13

14 14 19 20 24 23 22 21 20 17

17 18 18 16 18 20 22 22 20 24

50 44

38 28 26 23 21 20 20 20 19

18 17 14 14 13 12 12 12 12 12 12 11

9 7 6 5 6 6 6 5 6 7 6 9 9 8 10 10 10 9 10 9 8 8 7

0%

20%

40%

60%

80%

100%

'95.3

'99.3

'00.3

'01.3

'02.3

'03.3

'04.3

'05.3

'06.3

'07.3

'08.3

'09.3

'10.3

'11.3

'12.3

'13.3

'14.3

'15.3

'15.9

'16.3

'16.9

'17.3

'17.9

発行済株式総数:971百万株

その他

銀行・生損保

信託銀行

個人

外国人

◆ 2006年8月に単元株式数の引下げを実施後、株主数が増加。

◆ 17年/9月末の個人株主数は141,895人。

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2017年度株主説明会

コマツの株価

2002年3月末からの変化率 (各月の終値ベース)

-100%

0%

100%

200%

300%

400%

500%

600%

700%

800%

日経平均

コマツ

2002年3月末:457円

2002年3月末:11,024円

高値 4,090円 (2007年10月16日)

02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度

2017年11月30日:3,480円

2017年11月30日:22,724円

11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度17年度

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16

2017年度株主説明会

8 7 6 6 6 6 7 11

18

31

42 40

16

38 42

48

58

29

36

29

36

0

10

20

30

40

50

60

70

80

1981

1982

1983

1984

1985

1986

1987

1988

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

0

700

1,400

2,100

2,800

3,500

(円)

(億円)

配当⾦(左⽬盛り)

営業利益(右⽬盛り)

*08年度、09年度は構造改⾰費⽤を除いたベース

①連結業績を反映した利益還元を実施し、安定的な配当に努める②連結配当性向を40%以上とし、60%を超えない限り減配はしない

【配当⽅針】

配当⾦に加えて、2008年度、2011年度、2014年度にそれぞれ約300億円の⾃⼰株式取得を実施

72

‘03 ‘04 ’05 ‘06 ‘07 ’08 ’09 ‘10 ‘11 ’12 ’13 ’14 ’15 ’16 ’17(予想)

配当方針 20%以上 20%~40% 30%~50% 40%~60%

連結配当性向[総還元性向]

26% 18% 16% 19% 20%40%*

[88%]38%* 24%

24%[42%]

36% 35%36%

[55%]40% 48% 42.7%

配当金

(予想)

2017

(

期初)

(

修正)

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2017年度株主説明会

長期保有株主さまへの感謝品

対象となる株主さま基準日(毎年3月31日)現在、当社株式の保有期間が3年以上(*)保有し、

かつ3単元(300株)以上を保有の株主様

* 毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に、同一株主番号で、基準日を含めて

7回以上連続して当社株式を保有していたと記載されている方

当社株式を長期保有いただいている株主さまに感謝品を進呈(2014年7月より制度スタート)

■ コマツ製品のオリジナルミニチュア(非売品)を対象の株主さま1名に1個 進呈。

■ 毎年1機種ずつリリースし,シリーズ化する予定。

※ 画像はイメージ

第4回 ダンプトラック「HD325-8」(写真)

縮 尺 : 1/87

サ イ ズ : 長さ109mm×幅56mm×高さ52mm

対象年齢 : 13歳以上

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2017年度株主説明会

四半期毎のウェブ版社長インタビュー配信や決算説明会の配信のほか、個人投資家向けページを設け、内容を強化。2017年5月、より分かりやすいサイトにリニューアル。

ウェブ(ホームページ)を通じた情報開示

ウェブ版社長インタビュー【四半期毎更新】

株主・投資家情報トップページ

コマツ トップページ

IRページトップの 新IR資料ライブラリーから、 新の決算短信、説明会資料などが簡単にご覧いただけます。

株価も見やすくなりました。より詳しくご覧になりたい方は「株価チャートを見る」タブから株価推移グラフが確認できます。

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2017年度株主説明会

2014年5月に竣工した粟津工場 新組立工場(石川県)

ご清聴ありがとうございました

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2017年度株主説明会

【付】 連結貸借対照表

・総資産はKMCの新規連結の影響、および棚卸資産が増加したことに伴い、前年度末⽐で+6,737億円の増加。・借⼊⾦・社債については、KMC買収等により、前年度末⽐で+4,086億円増加の8,173億円。・株主資本⽐率は前年度末⽐▲9.6ポイント減の49.8%。

(⾦額単位:億円) 2017年3⽉末 2017年9⽉末増減

現⾦・預⾦(含む定期預⾦) [a] 1,221 1,639 +417受取⼿形・売掛⾦(含む⻑期売上債権) 9,332 10,593 +1,261棚卸資産 5,338 7,125 +1,786有形固定資産 6,790 7,636 +846その他資産 3,881 6,307 +2,425資産合計 26,564 33,302 +6,737⽀払⼿形・買掛⾦ 2,401 2,870 +468借⼊⾦・社債 [b] 4,087 8,173 +4,086その他負債 3,591 4,904 +1,313負債合計 10,079 15,948 +5,868(株主資本⽐率) (59.4%) (49.8%) (▲9.6ポイント)

株主資本 15,766 16,588 +821⾮⽀配持分 718 766 +47負債及び純資産合計 26,564 33,302 +6,737

ネットベースの借⼊⾦・社債 [b-a] 2,865 6,533 +3,668

ネットD/Eレシオ 0.18 0.39

¥112.2/ドル¥119.8/ユーロ¥ 16.3/⼈⺠元

¥112.7/ドル¥132.9/ユーロ¥ 17.0/⼈⺠元

2017年9⽉末

KMC新規連結の影響

215805

1,075849

2,8055,748

3171,0571,2012,575

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2017年度株主説明会

2017年12⽉コマツ 代表取締役社⻑(兼)CEO ⼤橋 徹⼆

コマツの強みと課題・取組み

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2017年度株主説明会

本⽇お話しする内容

1.コマツの強み

2.今後の成⻑に向けた取組み

3.コマツの社会貢献活動

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2017年度株主説明会

1.コマツの強み

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2017年度株主説明会

コマツの歴史 〜創業者の精神〜

⼯業冨國基⼯業は国を富ませる基なり

⼈材育成こそが⼯業冨國基の基本

◆品質第⼀ ◆技術⾰新◆海外への雄⾶ ◆⼈材育成

創業者 ⽵内 明太郎(⾼知県宿⽑市出⾝)の志

鉱⼭機械開発のため⼩松鉄⼯所を設⽴(1917年)1921年5⽉13⽇ 株式会社⼩松製作所の誕⽣

創業の精神は、遺伝⼦として受け継がれる〜世界に通⽤する技術を⽣み出し、世界を相⼿に勝負する〜

創業者 ⽵内 明太郎

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2017年度株主説明会

47⼯場⽶州 8(1)

⽇本 14(4)

欧州・CIS 9(4)アジア 9(0)中国 7(0)

2015年 : コマツインディア(有) 油圧ショベル⼯場5⽉8⽇に開所式を開催 (インド・チェンナイ)

■ 開発と⽣産の⼀体化: 開発・⽣産機能を持つ⼯場=「マザー⼯場」■ 主要コンポーネントは⽇本で開発・⽣産し、国内で技術⾰新を⽣み出す■ 本体の組⽴は、需要の⼤きい地域で⾏う

()内の数値:マザー⼯場の数(内数)

建設機械・⾞両部⾨の⽣産拠点(地図の は⾞体⼯場を⽰す)

・開発機能を併せ持つ「マザー⼯場」=5(海外)+4(⽇本)=9拠点

主要コンポーネントは⽇本で⼀極⽣産ディーゼルエンジン 油圧機器 トランスミッション

グローバル開発・⽣産体制(2017年3⽉末現在)

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2017年度株主説明会

<必要条件>1. ベースマシンの統⼀2. ⽣産管理システムの統⼀3. ⽣産・設計BOM(部品構成表)の統⼀4. 製造プロセス・品質基準の統⼀

需要・為替の変動に応じ、最適な⼯場で⽣産し輸出

<油圧ショベルのクロスソーシング>

9カ国⽇本、⽶国、英国、ブラジル、中国、タイ、インドネシア、ロシア、インド

1. 為替変動への対応2. ⽣産変動への対応3. 原価低減

4. ⽣産能⼒有効利⽤5. 投資最⼩化

<効果>

グローバル⽣産体制:クロスソーシング

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2017年度株主説明会

コマツマイニング社(KMC)の主な⽣産拠点北⽶ 欧州& CIS アジア &

⼤洋州 中国 ⽇本 アフリカ 合計

コマツ 8 8 9 9 14 0 47KMC 7 3 1 1 0 1 13

坑内掘り 生産拠点

露天掘り 生産拠点

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2017年度株主説明会

販売・サービス、プロダクトサポート体制(2017年3⽉末現在)

:18

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2017年度株主説明会

・グローバル販⽣オペレーションセンタ: 全世界の⽣産・販売・在庫の「⾒える化」を推進・部品販⽣オペレーションセンタ: 全世界の部品オペレーションを「⾒える化」

グローバル販⽣オペレーションセンタ(2011年4⽉ ⼤阪⼯場内に設⽴)

全世界の⽣産・販売・在庫データをグローバル販⽣オペレーションセンタに集約

・全世界の需要予測・⽣産・販売計画の⽴案・在庫管理 等を推進

欧州 CIS

中近東

アフリカ

豪州

中国

⽇本 中南⽶

北⽶

グローバル販⽣オペレーション

センタ

アジア⽣産・販売在庫データを集約

グローバル⽣産・販売・在庫管理体制

部品販⽣オペレーションセンタ(2015年7⽉ ⼩⼭⼯場内に設⽴)

【部品販⽣OPCの役割】全世界の部品オペレーションを「⾒える化」関係部⾨調整により問題解決

ミニマム在庫で顧客最適サポート

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2017年度株主説明会

2.今後の成⻑に向けた取組み

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2017年度株主説明会

日本

21%

北米

17%

欧州

23%

その他

39% 1982年度

'70

'71

'72

'73

'74

'75

'76

'77

'78

'79

'80

'81

'82

'83

'84

'85

'86

'87

'88

'89

'90

'91

'92

'93

'94

'95

'96

'97

'98

'99

'00

'01

'02

'03

'04

'05

'06

'07

'08

'09

'10

'11

'12

'13

'14

'15

'16

'17

'18

■ 建設・鉱⼭機械は⻑期的には需要の伸⻑が⾒込まれる 「成⻑産業」。

伝統市場

戦略市場

80年代⽇本・⻄欧の時代

90年代⽇⽶欧成熟市場化

00年代(ʼ02〜)資源国・新興国の時代

70年代⽶国の時代

※70-81年までの需要データは⽇⽶のみ

主要7建機 需要推移(台数)

アジアオセアニアCIS中近東アフリカ中南⽶

日本

北⽶

欧州

その他中国

出展:コマツの推定

0

20

40

60

80

100

0

20

40

60

80

100

2000

2010

2020

2030

2040

2050

出典:国連資料都市化率(%)

(年)(年度)

インド

中国

⽶国

⽇本

世界⼈⼝と都市化率

35

30

25

20

15

10

5

0

(万台) 16年度:+4%17年度:+8〜+13%

建設・鉱⼭機械の地域別の需要(⻑期トレンド)

日本

6% 北米

12%

欧州

12%

その他

34%

中国

36% 2010年度

日本

19%

北米

29%欧州

28%

その他

16%

中国

8%

日本

41%

北米

19%

欧州

23%

その他

17%

1990年度

2001年度

伝統市場⽐率

30%76%83%61%

世界⼈⼝(億⼈)

日本

12%

北米

21%

欧州

19%

その他

36%

中国

12%

52%

2016年度

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2017年度株主説明会

1. イノベーションによる成⻑戦略

2. 既存事業の成⻑戦略

3. ⼟台強化のための構造改⾰(成⻑とコストの分離)

成⻑性 ○業界⽔準を超える成⻑率を⽬指す

収益性

効率性

株主還元

○成⻑への投資を主体としながら、株主還元(⾃社株買いを含む)とのバランスをとる

○連結配当性向を40%以上とし、60%を超えない限り減配はしない

○業界トップレベルの営業利益率を⽬指す

○ROEは10%レベルを⽬指す

リテールファイナンス

事業

○ROA 2.0%以上○ネット・デット・エクイティ・

レシオを5倍以下

健全性 ○業界トップレベルの財務体質を⽬指す

中期経営計画の経営⽬標

基本的な経営戦略

コマツ創⽴100周年に向けた成⻑

■ 2016年4⽉27⽇に、2018年3⽉までの3カ年を対象とする新中期経営計画を発表。

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33

2017年度株主説明会

〔機械本体の商品⼒向上〕

〔機械の⾒える化〕

*施⼯の効率化+施⼯全体の管理

〔施⼯の⾒える化〕事業領域の拡⼤

*ダントツ性能の継続的追求・燃費、排ガス・作業性、機能、振動・騒⾳・デザイン、操作性、安全

*機械とのコミュニケーション・機械の稼働管理・活⽤・サービス,リテールファイナンス

イノベーションによる成⻑戦略

Phase 1

Phase 2

Phase 3

AHS(無⼈ダンプトラック運⾏システム) スマートコンストラクション

ダントツ商品 ダントツサービス ダントツソリューションお客さまに新たな価値を提供バリューチェーンで売上拡⼤商品⼒向上によるシェアUP

成 ⻑ 戦 略

ダントツ商品、ダントツサービス、ダントツソリューションの開発、導⼊を通じて、お客さまの現場をお客さまとともに⾰新し、新しい価値を創造する「イノベーション」を起こしていく。

• 建機情報と現場管理の融合• 顧客の施⼯全体のコスト削減• 建機の⾼度化・知能化

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2017年度株主説明会

4ʼ02

スマートコンストラクション- 建設現場が抱える様々な課題を解決し、「未来の現場」を実現させていく

ソリューションを開発・提供。- 建設現場をICTでつなぎ、安全で⽣産性の⾼い現場を実現。

ICT建機: ICT(情報通信技術)を活⽤し、作業機を⾃動制御できる建設機械

<出荷台数>⽇⽶欧豪 合計4,300台超 ※2017年9⽉末実績

ICTブルドーザ- 2013年6⽉の

D61PXiを⽪切りに機種展開

ICT油圧ショベル(PC200i/PC210LCi)

ダントツソリューション

- 世界初のインテリジェントマシンコントロールを実現

- 2014年10⽉から順次、⽇⽶欧に市場導⼊開始

<⽇本での累計導⼊現場>

約3,800現場※2017年9⽉末実績

ICT建機とスマートコンストラクション

《系列拡⼤》PC128USi⼩規模な⼯事に対応する後⽅超⼩旋回機

国⼟交通省「i-Construction」<アイ・コンストラクション>

建設・⼟⽊業の⽣産性向上、魅⼒ある職場作りを⽬的に、公共⼯事におけるICT技術の全⾯的な活⽤を推進。2016年6⽉、第1号の対応⼯事がスタート。

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35

2017年度株主説明会

1’34

・無⼈ダンプトラック運⾏システム (AHS:Autonomous Haulage System)⾼精度GPS、無線ネットワークシステム等のICT(情報通信技術)を活⽤し、鉱⼭で稼働するダンプトラックを無⼈で運⾏するシステム

・2008年、コマツが世界で初めて実⽤化。 現在チリとオーストラリアで100台超が稼働中。

無⼈ダンプトラック運⾏システム(AHS)

GPS衛星

・ミリ波レーダーによる障害物検出

①フリート管制・コマツ独⾃の鉱⼭管理システムを活⽤・無⼈ダンプトラック、積込機などを合わせ30台を同時に管制可能

・コマツは本体を納⼊するだけでなく、フリート管制業務まで請負う。

②障害物検出

中央管制室

排⼟場

積込み場

ダントツソリューション

AHS導⼊:お客さまのメリット①安全性: トラックオペレータ関連事故の撲滅②経済性: トラックオペレータの⼈件費や鉱⼭運営費⽤の低減③⽣産性: 計画的・安定的・⻑時間の稼働が可能④環境性: 燃費改善によるCO2排出量低減、タイヤ寿命向上 2016年9⽉

⽶国ラスベガスの⾒本市に出展

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2017年度株主説明会

新しい⽣産改⾰: IoTによる「つながる化」の推進

第1次 (1960〜70年代) 第2次 (1980〜90年代) 第3次 (現在)

⼯場建設⾃動化、⼤量⽣産

ファクトリオートメーション無人化・ロボット化

IoT省エネ

コマツの“ものづくり”の変遷

IoTをフルに活⽤した⽣産改⾰IoTをフルに

活⽤した⽣産改⾰

IoTで「⽣産から販売まで全ての⼯程」がリアルタイムに連携/循環コマツの“IoT”

組⽴ライン

加⼯ライン

⽣産情報データベース

加⼯情報⾒える化 ⽣産現場・⽣産設備のネットワーク化

物流最適化

オーバーホール予測

部品需要予測サプライヤ

⾯積⽣産性アップ省⼈化・リードタイム短縮 ⼯場をスリム化

IoTを活⽤したプロセス⾰新

お客さまの⽣産性向上

在庫最⼩化

供給リードタイム短縮

・お客さまの使われ⽅毎の

商品開発

市場情報の⼯場直結化ものづくりのつながる化

⼯作機械 ロボット

メインライン、サブライン

⼯作機械

K-MICS

Manufacturing Innovation by Energy-Saving & IoT

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37

2017年度株主説明会

1ʼ04ジョイ・グローバル社の買収2017年4⽉、⽶国の鉱⼭機械メーカー「ジョイ・グローバル社」を買収し、「コマツマイニング株式会社」に社名を変更。普通株式の取得対価は約2,820百万⽶ドル。「売上拡⼤」「コスト削減」「投資抑制」の3つの視点から、更なる相乗効果の創出を⽬指す。

直接販売・直接サービス体制をベースに、顧客GEMBAのイノベーションにより、お客様の安全性と⽣産性の向上に更に貢献します

17年度売上⾼⾒通し2,910億円

共通の価値

安全性、⽣産性、顧客重視

共通の戦略

直接販売・直接サービスイノベーション

(ICT、ハイブリッドキーコンポーネント内製)

1

2

4

3 露天掘り補助機械

露天掘り超⼤型ダンプトラック

鉱⼭管理システム

露天掘りロープショベル

露天掘りドリル

坑内掘りLHD(Load,Haul,Dump)

露天掘り超⼤型ホイールローダー

1

2

3

5

露天掘り超⼤型油圧ショベル

坑内掘りシアラー

4

17年度鉱⼭機械売上⾒通し5,550億円(本体・部品・

サービス)

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38

2017年度株主説明会

ドラグライン ロープショベル シアラー出所: ジョイ・グローバル社HP

67.7m※ビル23階建相当

PC8000

10.7 m height18.5 m length

752,000 kg weight

10.7m

PC2003.1 m height9.4 m length

19,600 kg weight

KMC(旧ジョイ・グローバル社)の商品サイズ

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39

2017年度株主説明会

露天掘り向け製品 坑内掘り向け製品

油圧ショベル ブルドーザー 機械駆動式ホイールローダーダンプトラック ロープショベル ドリル ドラグライン 採掘機 運搬システム ルーフサポート ロードヘッダー シアラー

✓ ✓ ✓ ✓

✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓

電気駆動式ホイールローダー LHD

コマツ鉱⼭機械

買収の効果例:鉱⼭機械のフルライン化ジョイ・グローバル社の買収により、コマツは坑内掘り事業に進出。超⼤型の積込機や発破⽤ドリルなど多様な商品が新たに加わり、露天掘りと坑内掘りにおいてフルライン化。両社の技術を融合しダントツ・ソリューションを加速(ICT化・無⼈化)。

出所:ジョイ・グローバル社HP

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2017年度株主説明会

3.コマツの社会貢献活動

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2017年度株主説明会

2016年4⽉発表の中期経営計画でのESGへの取り組み社会からの要請に応える活動を、コマツウェイをベースにして、E(環境)/S(社会)/G(企業統治)の各分野で更に強化推進していきます。

製品の使⽤によるCO2排出量削減

⽣産におけるCO2排出量削減

作業量あたり25%削減*1

国内:△57%*2

• 2020年の⽬標削減率• 原単位改善率• 基準年:国内は2000年、海外は2010年• 集計対象:海外を含むコマツグループの主要な⽣産事業所

コマツウェイ

コーポレートガバナンスの充実 モノ作り競争⼒の強化 ブランドマネジメントで意識改⾰

安全性向上技術開発により、コマツ製品による顧客現場での災害ゼロを⽬指す

顧客現場の安全性の向上

コマツ対⼈地雷除去機(カンボジア)

2015年3⽉に完成した6校⽬の⼩学校(カンボジア)

環境:Environment 社会:Society ガバナンス:Governance

社会貢献活動

地域社会と共に成⻑

インドでの溶接職業訓練学校の⽀援

安全、健康、コンプライアンス徹底

コーポレートガバナンス強化内部統制強化

グローバルマネジメントシステム

リスクマネジメント

コーポレートガバナンス

リスク管理委員会事業継続計画(BCP)*3

情報セキュリティ潜在的リスクの⾒える化活動

ダイバーシティへの取組み

コマツの杜⼦供向けの理科教室

健康増進計画

*3:Business Continuity Planの略であり、災害・事故の発⽣時でも重要業務を継続または短期間に復旧するため、事業継続計画(BCP)を策定しています。

海外:△32%*2

完全無⼈化

情報化施⼯

製品の使⽤によるCO2排出量は、建機ライフサイクルの総排出量の約90%

*2

調達 ⽣産 販売・サービス 使⽤ 回収・解体

*1:2025年に販売する新⾞、2007年⽐

建設機械のライフサイクル

⽣産によるCO2排出量は、建機ライフサイクルの総排出量の約2%

現場 最適な保守提案代理店

お客さま施⼯管理施⼯コストフリート管理的確なサービス

機械稼動情報

⾞両情報管理システム「KOMTRAX」

Page 42: 2017年12月 ふじつか みきお コマツ代表取締役副社 …...9月に日本国内で発売した新型油圧ショベル「PC200-11」 (「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準適合)

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2017年度株主説明会

製造時

製品使⽤時

建設機械の製造から廃棄までのライフサイクルにおいて製品使⽤時に排出するCO2が約9割を占めています。

製品の使⽤によるCO2排出量削減

作業量あたり25%削減

製品使⽤時の排出量削減製造時の排出量削減

CO2排出削減の取組み建設機械ライフサイクルにおける

製品CO2排出割合

電⼒半減活動

ピーク電⼒、電⼒量とも半減達成(コマツ単独)

Page 43: 2017年12月 ふじつか みきお コマツ代表取締役副社 …...9月に日本国内で発売した新型油圧ショベル「PC200-11」 (「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準適合)

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2017年度株主説明会

コマツの社会貢献活動■ 地域の社会課題に⽬を向け、コマツの強みを活かした社会貢献活動に取り組む。■ 重点活動: ①⽣活を豊かにする (社会が求める商品を提供する)

②⼈を育てる ③社会とともに発展する

対⼈地雷除去活動

地域社会への貢献

コマツ⼥⼦柔道部員による柔道教室(ウズベキスタン)

1962年の創設当時から桜の名所づくりや桜の保護・再⽣活動を⽀援

多⽬的教育研修施設「こまつの杜」での展⽰・理科教室の開催(⽯川県⼩松市)

がれき集積所で稼働するハイブリッド油圧ショベル「HB205」(宮城県⽯巻市)

建機オペレーター養成学校の⽀援(アフリカ・リベリア)

カンボジアならびにラオスで稼働するコマツの対⼈地雷除去機

災害復興⽀援 ⼈材育成

スポーツ振興

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Page 44: 2017年12月 ふじつか みきお コマツ代表取締役副社 …...9月に日本国内で発売した新型油圧ショベル「PC200-11」 (「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準適合)

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2017年度株主説明会

【⾒通しに関する注記事項】本資料に記載されている、当期ならびに将来の業績に関する予想、計画、⾒通し等は、現在⼊⼿可能な情報に基づき当社の経営者が合理的と判断したものです。実際の業績は、様々な要因の変化により、記載の予想、計画、⾒通しとは⼤きく異なることがあり得ます。そのような要因としては、主要市場の経済状況および製品需要の変動、為替相場の変動、国内外の各種規制ならびに会計基準・慣⾏等の変更などが含まれます。

ご清聴ありがとうございました