2019 林業先進国オーストリアに真似ぶ...
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会津森林活用機構株式会社
株式会社アルファフォーラム
ver.20190527
2019 林業先進国オーストリアに真似ぶ森林産業視察
~AustroFoma,製材所,エネルギー利用~
2019 林業先進国オーストリアに真似ぶ森林産業視察~AustroFoma,製材所,エネルギー利用~
主催:会津森林活用機構株式会社株式会社アルファフォーラム
日程:2019年10月5日(土)羽田空港集合~10月12日(土)羽田空港解散
宿泊場所:ウィーン,メルク,イップス・アン・デア・ドナウ,フォルヒテンシュタイン,グラーツ
参加費用:540,000円(税抜)6月14日まで申込・支払:490,000円(税抜)7月12日申込・支払:520,000円(税抜)
現地集合や途中参加などをご希望の方は事務局にご相談下さい。*申込時期によって燃油サーチャージが大幅に上昇している場合、参加費用について相談させて頂くこともございます。
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は じ め に 『森林産業』を立体的に視察、供給から需要までを一体として捉えます。
林業、木材産業、木質エネルギー利用が自立、持続するためには、供給から需要までを一体として、ビジネスとして捉えること(『森林産業』という概念)が重要です。当然のことですが、各工程における木の価値を最大限に高めつつ、コストは最小限に抑える、そうしてやっと、自立して新たな森林を育て、次世代の生活資源、仕事へと繋がります。今回の視察では、実際の林地に最先端の高性能林業機械を集め施業デモンストレーションが行われる農林業機械展(2019AustroFoma,4年に1回の開催)、効率を突き詰めたAustria最大の製材工場、国内2000箇所以上で運営される木質バイオマス熱供給システムを中心に視察致します。
本視察は新たな課題・解決策の発見やビジネスチャンスを得るコミュニケーション・ネットワーク構築の場です。
本視察には、例年、全国の「森林産業」に携わる各業種の方々にご参加頂いております。普段では、お話する機会のない業種、地域の方と、1週間、共に同じものを見ながら議論できることも本視察の魅力です。他国事例をただ見て学ぶのみで終わらず、議論することで理解が深まります。また、我が国における森林産業の課題、個々で抱えている問題へのアプローチや新しいビジネスのヒント・仲間を発見できるチャンスも得られます。
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視察ツアー行程
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2019/5/27
月日(曜日) 都市 時間 内容 ★印:視察先交通機関
宿泊先 備考
10:30 羽田空港に集合12:30 羽田空港発(便:NH217) Air17:20 ミュンヘン空港着 ↓18:45 ミュンヘン空港発(NH6015) ↓19:50 ウィーン空港着 ↓20:30 空港発 Bus21:00 ホテル着 ↓
夕食:各自※ご要望に応じてレストランに御案内します。 ↓
朝食:ホテル昼食:各自
13:00 ホテル発 Bus14:30 ホテル着 ↓18:00 夕食:ホテル周辺レストラン※全体ミーティング
朝食:ホテル9:00 ホテル発 Bus9:30 ★視察:Stora Enso Ybbs工場(製材所・集成材工場・CLT工場) ↓12:00 昼食 ↓13:30 ★視察:CLT施工現場あるいは建築物 ↓16:30 視察先発 ↓18:00 ホテル着 ↓
夕食:各自
朝食:ホテル7:30 ホテル発 Bus8:30 ★視察:AustroFoma2019(林業機械展) ↓
昼食:各自17:00 視察先発 Bus18:00 ホテル着 ↓
夕食:各自
2019 林業先進国オーストリアに真似ぶ森林産業視察~AustroFoma,製材所,エネルギー利用~
10月5日(土)
羽田
ウィーン市内ホテル
ミュンヘン
ウィーン
10月6日(日)
ウィーンメルク市内
ホテル
10月7日(月)
メルク
ウィーン市内ホテル
メルク
イップス・アン・デア・ドナウ
ウィーン
10月8日(火)ウィーン
市内ホテル
フォルヒテンシュタイン周辺宿泊の可能性有。
ウィーン
フォルヒテンシュタイン
ウィーン
視察ツアー行程
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2019/5/27
月日(曜日) 都市 時間 内容 ★印:視察先交通機関
宿泊先 備考
朝食:ホテル7:30 ホテル発 Bus8:30 ★視察:AustroFoma2019(林業機械展) ↓
昼食:各自16:00 視察先発 Bus18:00 ホテル着 ↓
夕食:各自
朝食:ホテル8:00 ホテル発 Bus9:00 ★視察:Binder社(木質ボイラメーカー)工場視察・商品説明等 ↓10:00 ★視察:Binder社木質ボイラユーザー訪問 ↓12:30 Herz社(木質ボイラメーカー)到着後、昼食 ↓13:15 ★視察:Herz社 工場視察・商品説明等 ↓16:45 ★視察:Herz社木質ボイラユーザー訪問 ↓19:30 ホテル着 ↓
夕食:ホテル周辺レストラン※全体ミーティング
6:00 ホテル発 Bus6:30 グラーツ空港着 ↓8:35 グラーツ空港発(NH6324) Air9:15 ウィーン空港着 ↓12:35 ウィーン空港発(NH206) ↓6:35 羽田空港着 ↓
解散
2019 林業先進国オーストリアに真似ぶ森林産業視察~AustroFoma,製材所,エネルギー利用~
10月10日(木) グラーツグラーツ
市内ホテル
10月9日(水)
ウィーン
グラーツ市内ホテル
グラーツ
※現地の状況等により、一部変更する場合もございます。
10月11日(金)
10月12日(土)
ウィーン
羽田
朝食は前日購入もしくは空港にて各自確保。グラーツ
フォルヒテンシュタイン
視察先のイメージ
製材工場
AustroFoma(林業機械展)熱供給システム
:視察訪問地
:宿泊地
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視察条件○視察期間 : 2019年10月5日(土) 羽田空港集合~10月12日(土) 羽田空港解散
○視察代金 :540,000 円(税抜)
但し、6月14日まで申込・支払の場合:490,000円(税抜)
7月12日まで申込・支払の場合:520,000円(税抜)
○募集人数 : 18名様(最少催行人員10名様)
○利用航空会社 :全日空(NH)
○利用ホテル : 未定(決定次第お知らせ)
○締め切り (申込・支払):9月13日(金)
○責任者 : 小林靖尚 (㈱アルファフォーラム 代表取締役社長)
○集合時間・場所 : 10月5日(土)午前10:30 羽田空港
○解散時間・場所 : 10月12日(土)午前6:35頃 羽田空港
※詳細な集合場所は追って連絡致します。
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参加費に含まれているもの〇飛行機チケット:羽田⇒ミュンヘン⇒ウィーン、グラーツ⇒ウィーン⇒羽田(エコノミークラス)
※燃油サーチャージ:価格変動するため通常含まれませんが今回は参加費内に含まれます。
〇現地移動費:原則貸切バス、タクシーで移動します。
※参加人数によって異なります。
〇宿泊費:2人1部屋が基本となります。
〇通訳費用:ドイツ語→日本語の通訳が1名同行します。
○視察費:AustroFomaの入場券、各視察先の視察受入費
○海外旅行保険料※全行程参加者のみ。
〇事務局手数料
注:参加者全員でとる食事の費用については、現地実費にて集めて精算致します。
目安は昼食:€15~20/人・回、夕食:€50~60/人・回です。
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お申込方法・キャンセル料・オプション<お申込方法>
申込用紙に必要事項をご記入の上、 9月13日(金)中までに下記、メールまたはFAX にお送りください。
参加費用の請求書、振込先等はお申し込み後にお伝えいたします。
<お申込窓口>:会津森林活用機構㈱ 高城 玲奈
メール:[email protected] ※メールの場合は、可能であれば、PDFファイルにしてお送りください。
FAX:03-6273-7237
<キャンセル料について>
受付開始から8月30日(金)までのキャンセル料はかかりません。
8月31日(土)以降9月30日(月)までのキャンセル:参加費用の50%
10月1日(火)以降から10月4日(金)正午までのキャンセル:参加費用の80%
10月4日正午以降、当日キャンセル及び無断キャンセルは全額負担
<オプションなど>
ファーストクラス・ビジネスクラスご希望の方は別途ご相談ください。
羽田空港までの国内線飛行機チケットをご希望の方は、6,000円/片道(税抜)で承ります。
一人部屋ご希望の方、通常参加費用プラス60,000 円(税抜)で承ります。
本ツアーは原則、決まった行程に沿って実施させて頂きますが、本ツアー行程の一部のみに参加する等、行程外でのご参加をご希望の場合は一度、窓口にご相談ください。
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お問い合わせ先株式会社アルファフォーラム
東京都千代田区神田美土代町11-8 SK美土代町ビル8F
担当:小林靖尚(こばやし やすひさ)
TEL:03-6273-7236、090-1467-2216
e-mail 小林 [email protected]
会津森林活用機構株式会社(F2エナジー株式会社)
担当: 高城玲奈(たき れいな)
TEL: 090-6198-9330
e-mail:[email protected]
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参考資料 これまでの視察概要:p.12~p.16
Austriaの林業・製材工場・熱エネルギー利用
概要:p.17~p.23
2011 木質材料環境対策対話型視察ツアー
概要:国産材利活用の革新的シナリオ検討のため、林業・木材利用で世界をリードするAustriaの、木の伐採から木材消費までを網羅的に視察
視察カテゴリ:タワーヤーダ・林業機械展・ペレット工場・製材所・バイオマス暖房ORCプロセス・地域熱暖房・ボイラメーカ
タワーヤーダ(MM
社)
ペレット工場
製材所
工場内
ORC
プロセス制御画面
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2013 木質材料環境対策対話型視察ツアー
概要:国産材利活用の革新的シナリオ検討のため、林業・木材利用で世界をリードするAustriaの、森林から木材製品の利用までを網羅的に視察
視察カテゴリ:Austria林野庁、CLT建物、林業機械メーカ、森林管理、製材所、熱電併給、ペレット製造、CLTメーカ、チッパーメーカ、ボイラメーカ、地域熱供給、バイオマスタウン A
ustria
林野庁
チッパーメーカ
(STARCHL
社)
林業機械メ
ーカ
(MMフォレスト
社)
CLT
建物
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2015 AustroFoma(林業機械展)と木質バイオマス熱供給事業視察
概要:木質バイオマス熱供給事業に焦点をあて、森林から熱利用までの関連プレイヤーを訪問・視察
視察カテゴリ:小中規模の熱供給事業者、木質バイオマス暖房個人利用者、バイオマスタウン、熱導管メーカ、ボイラ販売設置業者、ボイラメーカ、バイオマス市場、林業機械展、木質バイオマス地域熱利用のホテル
熱供給事業・チ
ップヤード
設備販売設置業者(店頭ホ
゙イラ
展示)
バイオマス市場(チッ
ピング
作業)
熱導管メ
ーカ
(現
場)
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2017木質バイオマス熱供給事業とそれを支える林業機械、中型ボイラー密着視察
概要:欧州の木質バイオマス熱供給事業における最新機械を学ぶべく、機械メーカを中心に訪問・視察
視察カテゴリ:林業機械メーカ、ワイヤメーカ、ボイラメーカ、測定機器メーカ、木質バイオマス熱供給事業体
熱供給事業体
ボイラメーカ
ワイヤメーカ
測定機器メーカ
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2018 欧州建築物視察
概要:我が国における中大規模な木造建築物の普及促進や木の高付加価値化のヒントを得るために、木造建築物の部材サプライヤー、建築物を中心に視察
視察カテゴリ:木造非住宅建築物、CLT工場、金物メーカー、家具工場・ショ-ルーム
大学校舎外観(混構造)
金物メーカー研修室
CLT工場
家具ショールーム
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Austriaの森林蓄積量は日本の4分の1であるが、木材生産量は日本の約65%にあたる1,755万㎥と蓄積量に対する生産量の割合が非常に高い。
Austriaでは、2010年までの40年間で森林面積が約30万ha増加している。
出典:林野庁「平成29年度森林・林業白書」
Austriaの森林・林業概要
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オーストリアでは森林面積の81%が私有林、3%が公有林、16%が国有林であり、日本では私有林58%、公有林12%、国有林31%である。
日本では保有面積が50ha未満の森林所有者が所有する森林面積の割合が約71%であるのに対し、オーストリアでは約33%である。
出典:林野庁「平成29年度森林・林業白書」
Austriaの森林・林業概要
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オーストリアの林道密度は45m/haで、日本(15m/ha)の3倍である。
地形は日本と同様、急峻と言われるが、林内の小尾根・沢が比較的少ない。
林業生産性は主伐で7㎥/人日の日本に比較し、ハーベスタ・フォワーダを使った作業システムで30~60㎥/人日と生産性が非常に高い。
出典:林野庁「平成29年度森林・林業白書」
Austriaの森林・林業概要
Austriaでは、森林所有者の所得であり、再造林等に用いられる立木価格が丸太価格の60%を占める。
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オーストリアでは、1970年代終わりのチッパーキャンター導入、1990年代半ばのプロファイリングによる高速製材ライン導入の結果、1工場あたりの製材品生産規模が急速に拡大した。
日本では製材生産量は工場数と比例して減少、1工場あたりの生産規模は変化していない。
出典:日本森林学会「森林科学 No.68 (2013年6月)」
Austriaの製材工場
オーストリア 日本
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熱供給プラントは2108基、1860MW、熱電併給プラントは117基、318MW。
総熱エネルギー消費量(580PJ)のうちバイオマスエネルギーは約30%(174PJ)を占める。
出典:オーストリアバイオマス協会「Basisdaten 2015, Bioenergie」
Austriaのバイオマスエネルギー利用
熱供給プラント
熱電併給プラント
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地域熱供給システムとは、ボイラを需要施設周辺に設置して熱を集中的に生産し、その温水や蒸気を配管を通して需要施設に供給するシステム。
出典:オーストリア大使館「「オーストリアにおける木質バイオマスによる冷暖房と発電」
Austriaのバイオマスエネルギー利用
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地域熱供給は、地域のCO2の削減、雇用創出、資金流出の抑制に資する。
出典:オーストリアバイオマス協会
Austriaのバイオマスエネルギー利用
ハルトベルクにおける現状の効果(中央)