2020年度 暫定版 バイオインフォマティクス 基礎演習マニュ...
TRANSCRIPT
-
1
バイオインフォマティクス 基礎演習マニュアル
2020 年度版
日 程
基礎演習 1 回 : 10 月 23 日 演習及び課題
基礎演習 2 回 : 10 月 28 日 課題
レポート: 11 月 11 日までに所定の書式でメール提出
場 所
講義と同じ。各自のパソコンを持参すること。 演習項目
1.配列情報の取得と確認 (2-4 ページ)
NCBI のデータベースを利用 キーワード検索など 配列情報を確認する
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/
2.相同性検索 (5-6 ページ)
NCBI の BLAST を利用 オーソログ遺伝子の配列情報(アミノ酸配列、mRNAの全塩基配列、翻訳領
域と非翻訳領域の塩基配列 [開始コドンと終止コドン] など)を取得する
https://blast.ncbi.nlm.nih.gov/Blast.cgi
3.マルチプルアライメント(多重配列比較)と分子系統樹の作成 (7-8 ページ)
ゲノムネットの ClustalW を利用
https://www.genome.jp/ja/
4.課題 レポートについて(9-10 ページ)
データベース検索の実践
今回は実際にインターネットに公開されているデータベースを用いて、配列解析の演習を行います。通常
は自分で新規に取得・決定した塩基配列またはアミノ酸配列に関して解析しますが、ここでは化学科の化学
実験で扱うヒトのアルデヒドデヒドロゲナーゼ 2(Aldehyde dehydrogenase 2; ALDH2)を例として解析を行うこ
とにします。
注1) 以下では OS を Windows と仮定して話を進めますが、インターネットブラウザとテキストエディタが使えれば OSは何でもかまいません。
注2) 以下では必要なことのみ示しています。示されていない項目については各サーバーのデフォルトのまま用いてください。なお、実際に自分で課題を解くときなどには、必要に応じてここに示していない項目も変更するよう
に。
注3) 検索などに日本語は使えません。
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
2
1.配列情報の取得と確認
研究者が決定した塩基配列は米国の National Center for Biotechnology Information(NCBI)の
GenBank、欧州の European Bioinformatics Institute(EBI)の EMBL、日本の国立遺伝学研究所の
DDBJ(DNA Data Bank of Japan)が協力して構築している網羅的塩基配列データベース
(DDBJ/EMBL/GenBank)に登録されます。これらのデータベースは当初独立に構築されましたが、
現在では毎日データ交換を行って内容を統一しており、どれかのデータベースに登録すれば自動
的にすべてのデータベースで公開されるようになっています。それゆえ、このデータベースからヒト
ALDH2(Aldehyde dehydrogenase 2)の mRNA の配列とアミノ酸配列を取得できます。
【手順】
1. NCBI(National Center for Biotechnology Information)のトップページにアクセスする。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/
2. 「ALL Databases」タグから「Protein」を選び、キーワードを入力する(たとえば、human ALDH2)。その後、「Search」 ボタンをクリックする。
3. 検索結果が表示される。
リストの一番上にある「ALDH2 [Homo sapiens]」をクリックする。
(検索する時期によっては違うエントリーが上位に表示されるかもしれない。選択したデータ
が 517 アミノ酸の「Accession:CAG33272.1」であることを確認)
-
3
4. 517 アミノ酸残基の ALDH2 のデータが表示される。 データベースの構造(特に「FEATURES」フィールドの情報)を詳細に確認する。
~
~
~
~
注 4) 主なリンク先の見方は、次ページに説明してあります。
後でじっくり見ることになるので、先に時間のかかる相同性検索(5 ページ)を行ってください。
注 5) 配列データを表示させたとき「This sequence has been updated. See current version.」と表示
されることがあります。その場合は指示に従って新しい最新データを取得するように。
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
4
【参考】 配列情報の確認 -- 前ページからの続き
左側のカラムがデータベース、右側のカラムは種々のリンク先メニューになっている。
左側のカラム(個別のデータベース)
・「FASTA」をクリックするとマルチプルアライメント等に使える配列の書式で出力される。 後で利用するため、「>CAG33272.1 ALDH2 [Homo sapiens]」行とアミノ酸配列を Word 等のファイルにコピーして、解析用の配列ファイルを作っておく(7 ページ参照、データ一覧は11ページ)。
右側のカラム(種々のリンク先;図は前ページにもある)
右カラムのメニューをクリックして、種々のデータを確認する。
有用なリンクが多数あるので、下記以外にもいろいろ試してみる。
塩基配列を入手する
・「Reference sequence information」の下の「RefSeq genomic sequence」をクリックするとゲノム
DNAの情報が得られる(参考程度)。「RefSeq mRNA」から mRNA の情報が得られる
・「Reference sequence information」の下の「RefSeq protein isoforms」をクリックするとアイソザイム
が表示される。パラログや選択的スプライシングの例などが表示される。表示されるデータのチェ
ックを入れ、1 対 1 の BLAST 等の操作が行える。
・「Related information」の下の「Encoding mRNA」や「Nucleotide」からも翻訳領域の塩基配列など
が得られる。
相同性の高い配列を入手する
・「Homologs of the ALDH2 gene」の下をクリックすると、他の生物のホモログ一覧が表示される。
HomoloGene の画面になる。 ・「Protein Alignments」の下の「Show Multiple Alignment」をクリックすると、マルチプルア
ライメントの結果が表示される。系統樹の作成はおそらくできないため、手動でのマル
チプルアライメントは 7 ページの方法で行う。
・「Protein Alignments」の下の「Show Pairwise Alignment Scores」をクリックすると、1 対
1 で検索した塩基配列とアミノ酸配列の一致度が表示される。
-
5
2.相同性検索 入手した塩基配列やアミノ酸配列と似通った配列をデータベースから探索することを「相同性検
索」と呼びます。どのような相同性をもとに探索するか(「一致度は少し悪くても長い範囲で相同性
があるもの」とか「短いけれども完全に一致するもの」など)に応じて用いる検索プログラムが異なりま
す。ここでは一例として最もよく使われる BLAST を用いて検索します。
注6) 以下ではアミノ酸配列を用いて話を進めて行きます。塩基配列でも基本的な操作は同じですが、検索プログラムやデータベースなどは適切なものに指定しなおしてください。また、各項目の詳細はオンライン
ヘルプを参照してください。
【手順】 1. 配列データの画面で、右カラムのメニュー上方にあ
る 「Run BLAST」をクリックする。 (表示している配列データを用いて BLAST が実行される)
2. BLAST 画面が表示される。 検索したいデータの Accession 番号や gi 番号、あるいは FASTA 形式の配列データ(7 ページ参照)をペーストする。 今回の場合、自動的に、選択した Human ALDH2 の「CAG33272.1」が入力されている。
(次ページ 3.以降の BLAST 検索がうまくいかない場合は、上図赤枠内の「CAG33272.1」を削除し、代わりに前ページで作成した FASTA 書式のアミノ酸配列をペーストする。「>CAG33272.1 ALDH2 [Homo sapiens]」行を忘れないように)
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
6
3. 「Databese」から「Reference proteins (refseq_protein)」を選択し、画面下方の「Show results in a new window」にチェックを入れてから、「BLAST」ボタンをクリックする。 別ウインドウで BLAST 検索が始まる。結果が表示されるまで数分かかる。
注7) BLAST 検索は時間がかかるため、終わるまで 4 ページの操作を行います。ブラウザの元のタブか
新しいウインドウを開いて行うとよい。
4. 表示される結果の上位から学名などの情報を頼りに欲しい情報を取得する。
一番右の「Accession」欄の登録番号をクリックすると、配列データが得られる。 図の上の「Alignments」タブに 1 対 1 のアライメントの結果が表示されるので確認するように。
-
7
3.マルチプルアライメント(多重配列比較)と分子系統樹の作成
塩基配列またはアミノ酸配列を共通する部分ができるだけ多くなるように整列させることを一般に
「アライメント」と呼びます。このうち配列が 3 つ以上の場合を「マルチプルアライメント」と呼び、近縁関係や進化系統の解析などに応用されています。ここでは、六種の生物由来の ALDH2 のアミノ酸配列を「ClustalW」を用いてアライメントし、進化系統樹を書かせてみます。ClustalW は NCBI にもありますが、分子系統樹作成機能がない(クライアント側に TreeView をインストールして描かせる)ため、今回は京都大学バイオインフォマティクスセンターが運営するゲノムネットのサーバーを用いま
す。 【手順】 1. BLAST 検索でヒットしたデータのうち、Rattus norvegicus (NP_115792.1)、Bos taurus
(NP_001068835.1)、Ailuropoda melanoleuca (XP_002913100.1)ともう二種(例えば Vulpes
vulpes (XP_025874684.1)と Delphinapterus leucas (XP_022406389.1))の ALDH2 のアミノ酸配列を入手し、FASTA 書式のファイルを作成する(Human とあわせて六種)。
注 8) NCBI の配列データや検索結果など画面で「FASTA」をクリックすると、下のように FASTA 書式で
配列情報が表示されます(4 ページも参照)。
>CAG33272.1 ALDH2 [Homo sapiens]
MLRAAARFGPRLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWHDAVSRKTFPTVNPFTGEVICQVAE
GDKEDVDKAVKAARAAFQLGSPWRRMDASHRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVDLD
(中略)
VMQILKFKTIEEVVGRANNSTYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKMSGS
GRELGEYGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
マルチプルアライメントに使える配列データには種々の書式があり、ここでは「FASTA」書式を採用しま
す。FASTA 書式は、1 行目に「>000000」行、改行後 1 文字表記の配列情報となります。
000000 の部分はマルチプルアライメントや分子系統樹の結果に表示されます。
ただし、1行目にスペースを入れるとそれ以降は無視されるため、スペースを入れたいときは「_」などの
記号文字を挿入します。全角文字は使えません。
1 行目行頭に >CAG… を > Human_CAG33272.1 のように生物種名(ここでは「Human_」)を挿入しておくと、分子系統樹が見やすくなります(分子系統樹の例は12ページ)。
入力データ書式の例(11ページにフルデータあり) >Human_CAG33272.1 ALDH2 [Homo sapiens]
MLRAAARFGPRLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWHDAVSRKTFPTVNPSTGEVICQVAE …(略)…
>Rat_NP_115792.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial precursor [Rattus norvegicus]
MLRAALSTARRGPRLSRLLSAAATSAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWHDAVSKKTFPTVNPSTGEVICQV …(略)…
>Cattle_NP_001068835.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial precursor [Bos taurus]
MLRAVALAAARLGPRQGRRLLSAATQAVPTPNQQPEVLYNQIFINNEWHDAVSKKTFPTVNPSTGDVICH …(略)…
>Panda_XP_002913100.1 PREDICTED: aldehyde dehydrogenase, mitochondrial [Ailuropoda melanoleuca]
MLRTAALAAAGLGPSLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFYNQIFINNEWHDAVSKKTFPTINPSTGEVIC …(略)…
>Red_fox_XP_025874684.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial [Vulpes vulpes]
MLRAAALAAAGLRPRLGRRLLSAASSQAVPAPNQQPEVFYNQIFINNEWHDAVSKKTFPTINPSTGEVIC …(略)…
>Beluga_whale_XP_022406389.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial [Delphinapterus leucas]
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
8
MLRAVVLAAARPCQGRRLLSAAATPAVPAPNQQPEVFYNKIFINNEWHDSVSKKTFPTINPSTGDVICHV …(略)…
2. ゲノムネットの ClustalW のページ(https://www.genome.jp/tools-bin/clustalw)にアクセスする。
3. 「 Enter your sequences (with labels) below (copy & paste):」に整列させたい
配列データ(例えば FASTA 書式)をペーストする。
4. 「Protein」が選択されているのを確認してから(塩基配列でマルチプルアライメ
ン ト す る と き は 「 DNA 」 を 選 択 す る )
「Execute Multiple Alignment」をクリック
する。
5. 結果を確認する。配列は相同性の高い順番に出力される。配列内の「-」はギ
ャップ(欠失)を示している。 整列された配列の下の「*」は完全に
保存された(一致する)残基を、「:」およ
び「.」は性質が類似した残基を示して
いる(フルデータ例は12ページ)。
6. 最下方の「Select tree menu」のリストから、広く用いられている近隣結合法の一種である「BIONJ)」を選択し、「Exec」をクリックする。
7. しばらく待つと、分子系統樹が新しいウインドウに表示されるので、画像ファイル(レポート作成ソフトで利用可能なファイル)を取得する。枝の長さは分岐後の時間の長さを示している。
-
9
(13ページに例あり) 4.課 題
1. 前項までの演習に加えて、前項までで利用した六種(ヒト、ラット、ウシ、パンダ、および任意の二種)のアミノ酸配列をコードしている mRNA の全塩基配列を入手し、全 mRNA のマルチプルアライメントと分子系統樹を作成せよ(非翻訳領域を含む mRNA の塩基配列を利用すること)。
2. 各自興味のあるタンパク質を 1 種類選び、適当な生物種(10種)のオーソログ遺伝子由来のアミノ酸配列とそれぞれをコードしている mRNA の全塩基配列(非翻訳領域を含む)を入手し、両者のマ
ルチプルアライメントと分子系統樹を作成せよ。
配列データ選択における注意事項
1. BLAST 検索や注釈付きデータベースより、分子系統樹を作成するために意味のある配列データを取得する。
2. 極端に長いまたは短い配列を避ける。 マルチプルアライメントの結果をよく吟味する。 選択した配列データの組み合わせを替えるなどして、何度も解析し直し、適切なデータを所得する。
3. 繰返し配列を含むデータの解析は難しい。 4. オーソログ遺伝子の配列情報を選択する。
レポートについて
書式: Word などで A4 縦サイズで作成し、PDF 形式で出力(Word ファイルは不可)
ファイル名: bioinfo_氏名
10-20 ページにまとめること
配列情報には等幅フォントを使用、その他のフォントは MS 明朝を基本とする
宛先: ashida @ 広島大学のドメイン(芦田嘉之)
件名: bioinfo_氏名
締切: 2020 年 11 月 11日(水)
送信元のメールアドレスは @hiroshima-u.ac.jp ドメインを利用すること(本人認証)。
ケータイアドレス、フリーメール不可。
レポート全体
・目的、方法、結果、考察
レポートは目的、方法、結果、考察などの項目に分けて、2 遺伝子分まとめて作成すること。
アミノ酸配列と塩基配列の解析結果の比較や、mRNA のマルチプルアライメントの開始コドンと終止コド
ンを明示して翻訳領域と非翻訳領域の相同性の比較をするなど、すべての結果について統合的に考
察すること。
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
10
方法
・目的の遺伝子の取得方法を明示すること(遺伝子の取得方法や考え方は多数ある。最大のポイント)
・すべての配列情報(塩基配列、アミノ酸配列)の ID の一覧表を作成すること
(第三者が解析の再現ができるように)
結果
・2 種類の遺伝子(ALDH2 と任意)の解析結果を一緒にまとめる
・考察しやすいように結果を作る
アミノ酸配列と塩基配列の比較 翻訳領域と非翻訳領域の比較
・マルチプルアライメント
等幅フォントを使用し、段組、行間、フォントサイズを工夫してコンパクトに
mRNAの場合、開始コドンと終止コドンを明示(色付け、枠挿入など)
ALDH2 遺伝子において、ヒトのmRNA だけ長いため、ヒト部分しかないマルチプルアライメントは
カットしてもよい。
・分子系統樹
比較しやすいようにレイアウトを工夫し、ページをまたがらないよう 1 枚にまとめる
考察
・2 種類の遺伝子の解析結果を統合的に考察(結果を考察しやすいようにまとめることも重要)
基礎課題 5 の 1 から 3 も含める
1.アミノ酸配列と塩基配列の解析結果の比較
2.mRNAのマルチプルアライメントの図の中に開始コドンと終止コドンを明示して翻訳領域と
非翻訳領域の相同性の比較
3.すべてのマルチプルアライメントの結果から「保存」領域の探索とその意味の考察
・ 目的遺伝子の探索方法や考え方の考察
・ 分子系統樹だけでなく、マルチプルアライメントの結果も(こちらがメイン)解析し、考察
・ DNA、遺伝子、ゲノムなどの用語を正しく使い、遺伝子の構造、体細胞分裂と減数分裂の違い、
獲得形質の遺伝、遺伝子頻度の変化、適応進化などの概念など、すべての小試験(基礎課題 1 回から
基礎課題4回)の内容を考慮すること
-
11
ALDH2 アミノ酸配列によるマルチプルアライメント用のアミノ酸配列データの例
(このデータはレポートに入れる必要はないが、使ったデータのID一覧は「方法」に入れておくこと)
>Human_CAG33272.1 ALDH2 [Homo sapiens]
MLRAAARFGPRLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWHDAVSRKTFPTVNPFTGEVICQVAE
GDKEDVDKAVKAARAAFQLGSPWRRMDASHRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVDLD
MVLKCLRYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKLGPALATGNVVVMKV
AEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIVPGFGPTAGAAIASHEDVDKVAFTGSTEIGRVIQVAAGSSNLK
RVTLELGGKSPNIIMSDADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDIYDEFVERSVARAKSRVVGN
PFDSKTEQGPQLDETQFKKILGYINTGKQEGAKLLCGGGIAADRGYFIQPTVFGDVQDGMTIAKEEIFGP
VMQILKFKTIEEVVGRANNSTYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKMSGS
GRELGEYGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
>Rat_NP_115792.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial precursor [Rattus norvegicus]
MLRAALSTARRGPRLSRLLSAAATSAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWHDAVSKKTFPTVNPSTGEVICQV
AEGNKEDVDKAVKAAQAAFQLGSPWRRMDASDRGRLLYRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVD
LDMVLKCLRYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKLGPALATGNVVVM
KVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIVPGFGPTAGAAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQVAAGSSN
LKRVTLELGGKSPNIIMSDADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYDEFVERSVARAKSRVV
GNPFDSRTEQGPQVDETQFKKILGYIKSGQQEGAKLLCGGGAAADRGYFIQPTVFGDVKDGMTIAKEEIF
GPVMQILKFKTIEEVVGRANNSKYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWINCYDVFGAQSPFGGYKMS
GSGRELGEYGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
>Cattle_NP_001068835.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial precursor [Bos taurus]
MLRAVALAAARLGPRQGRRLLSAATQAVPTPNQQPEVLYNQIFINNEWHDAVSKKTFPTVNPSTGDVICH
VAEGDKADVDRAVKAARAAFQLGSPWRRMDASERGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYIISYLV
DLDMVLKCLRYYAGWADKYHGKTIPIDGDYFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKLGPALATGNVVV
MKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNVIPGFGPTAGAAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQVAAGKS
NLKRVTLELGGKSPNIIMSDADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDIYAEFVERSVARAKSRV
VGNPFDSRTEQGPQVDETQFKKVLGYIKSGKEEGAKLLCGGGAAADRGYFIQPTVFGDVQDGMTIAKEEI
FGPVMQILKFKSMEEVVGRANNSKYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKL
SGSGRELGEYGLQAYTEVKTVTVRVPQKNS
>Panda_XP_002913100.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial [Ailuropoda melanoleuca]
MLRTAALAAAGLGPSLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFYNQIFINNEWHDAVSKKTFPTINPSTGEVIC
QVAEGDKEDVDRAVKAARAAFQLGSPWRRMDASDRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVTSYL
VDLDMVLKCFRYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKLGPALATGNVV
VMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIIPGFGPTAGAAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLVQVAAGN
SNLKRVTLELGGKSPNIIMSDADMNWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYSEFVERSVARAKSR
VVGNPFDSQTEQGPQVDETQFKKVLGYIKSGKDEGAKLLCGGGAAADRGYFIQPTVFGDVQDSMTIAREE
IFGPVMQILKFKTIEEVIGRANNSKYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYK
MSGSGRELGEYGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
>Red_fox_XP_025874684.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial [Vulpes vulpes]
MLRAAALAAAGLRPRLGRRLLSAASSQAVPAPNQQPEVFYNQIFINNEWHDAVSKKTFPTINPSTGEVIC
QVAEGDKEDVDKAVKAARAAFQLGSPWRRMDASDRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYL
VDLDMVLRCLRYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKLGPALATGNVI
VMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIIPGFGPTAGAAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQVAAGN
SNLKRVTLELGGKSPNIIMSDADMNWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYAEFVERSVARAKSR
VVGNPFDSQTEQGPQVDETQFKKILGYIKSGKEEGAKLLCGGGAAADRGFFIQPTVFGDVQDSMTIAKEE
IFGPVMQILKFKTIEEVIGRANNSKYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWINCYDVFGAQSPFGGYK
MSGSGRELGEYGLQAYTEVKTVTIKVPQKNS
>Beluga_whale_XP_022406389.1 aldehyde dehydrogenase, mitochondrial [Delphinapterus leucas]
MLRAVVLAAARPCQGRRLLSAAATPAVPAPNQQPEVFYNKIFINNEWHDSVSKKTFPTINPSTGDVICHV
AEGDKEDVDRAVKAARAAFQLGSPWRRMDASKRGWLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVD
LDMVLKCLRYYAGWADKYHGKTIPIDGDYFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKLGPALATGNVVVM
KVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIIPGFGPTAGAAVASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQTAAGNSN
LKRVTLELGGKSPNIIMSDADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYTEFVERSVARARSRVV
GNPFDSRTEQGPQVDETQFKKVLGYIKSGKEEGAKLLCGGGAAADRGYFIQPTVFGDVQDGMTIAKEEIF
GPVMQILKFKTIEEVVGRANNSKYGLAAAVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKLS
GSGRELGEYGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
12
ALDH2 アミノ酸配列によるマルチプルアライメント例
Cattle_NP_001068835.1 MLRAVALAAARLGPRQG-RRLLSAATQAVPTPNQQPEVLYNQIFINNEWH
Beluga_whale_XP_022406389.1 MLRAVVLAAARPCQGR--RLLSAAATPAVPAPNQQPEVFYNKIFINNEWH
Panda_XP_002913100.1 MLRTAALAAAGLGPSLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFYNQIFINNEWH
Red_fox_XP_025874684.1 MLRAAALAAAGLRPRLGRRLLSAASSQAVPAPNQQPEVFYNQIFINNEWH
Human_CAG33272.1 ----MLRAAARFGPRLGRRLLSAAATQAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWH
Rat_NP_115792.1 -MLRAALSTARRGPRLSR-LLSAAATSAVPAPNQQPEVFCNQIFINNEWH
::* * :*:: ***:*******: *:********
Cattle_NP_001068835.1 DAVSKKTFPTVNPSTGDVICHVAEGDKADVDRAVKAARAAFQLGSPWRRM
Beluga_whale_XP_022406389.1 DSVSKKTFPTINPSTGDVICHVAEGDKEDVDRAVKAARAAFQLGSPWRRM
Panda_XP_002913100.1 DAVSKKTFPTINPSTGEVICQVAEGDKEDVDRAVKAARAAFQLGSPWRRM
Red_fox_XP_025874684.1 DAVSKKTFPTINPSTGEVICQVAEGDKEDVDKAVKAARAAFQLGSPWRRM
Human_CAG33272.1 DAVSRKTFPTVNPFTGEVICQVAEGDKEDVDKAVKAARAAFQLGSPWRRM
Rat_NP_115792.1 DAVSKKTFPTVNPSTGEVICQVAEGNKEDVDKAVKAAQAAFQLGSPWRRM
*:**:*****:** **:***:****:* ***:*****:************
Cattle_NP_001068835.1 DASERGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYIISYLVDLDMVLKCL
Beluga_whale_XP_022406389.1 DASKRGWLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVDLDMVLKCL
Panda_XP_002913100.1 DASDRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVTSYLVDLDMVLKCF
Red_fox_XP_025874684.1 DASDRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVDLDMVLRCL
Human_CAG33272.1 DASHRGRLLNRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVDLDMVLKCL
Rat_NP_115792.1 DASDRGRLLYRLADLIERDRTYLAALETLDNGKPYVISYLVDLDMVLKCL
***.** ** *************************: **********:*:
Cattle_NP_001068835.1 RYYAGWADKYHGKTIPIDGDYFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKL
Beluga_whale_XP_022406389.1 RYYAGWADKYHGKTIPIDGDYFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKL
Panda_XP_002913100.1 RYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKL
Red_fox_XP_025874684.1 RYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKL
Human_CAG33272.1 RYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKL
Rat_NP_115792.1 RYYAGWADKYHGKTIPIDGDFFSYTRHEPVGVCGQIIPWNFPLLMQAWKL
********************:*****************************
Cattle_NP_001068835.1 GPALATGNVVVMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNVIPGFGPTAG
Beluga_whale_XP_022406389.1 GPALATGNVVVMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIIPGFGPTAG
Panda_XP_002913100.1 GPALATGNVVVMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIIPGFGPTAG
Red_fox_XP_025874684.1 GPALATGNVIVMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIIPGFGPTAG
Human_CAG33272.1 GPALATGNVVVMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIVPGFGPTAG
Rat_NP_115792.1 GPALATGNVVVMKVAEQTPLTALYVANLIKEAGFPPGVVNIVPGFGPTAG
*********:******************************::********
Cattle_NP_001068835.1 AAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQVAAGKSNLKRVTLELGGKSPNIIMS
Beluga_whale_XP_022406389.1 AAVASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQTAAGNSNLKRVTLELGGKSPNIIMS
Panda_XP_002913100.1 AAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLVQVAAGNSNLKRVTLELGGKSPNIIMS
Red_fox_XP_025874684.1 AAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQVAAGNSNLKRVTLELGGKSPNIIMS
Human_CAG33272.1 AAIASHEDVDKVAFTGSTEIGRVIQVAAGSSNLKRVTLELGGKSPNIIMS
Rat_NP_115792.1 AAIASHEDVDKVAFTGSTEVGHLIQVAAGSSNLKRVTLELGGKSPNIIMS
**:****************:*:::*.***.********************
Cattle_NP_001068835.1 DADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDIYAEFVERSVARAKSR
Beluga_whale_XP_022406389.1 DADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYTEFVERSVARARSR
Panda_XP_002913100.1 DADMNWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYSEFVERSVARAKSR
Red_fox_XP_025874684.1 DADMNWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYAEFVERSVARAKSR
Human_CAG33272.1 DADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDIYDEFVERSVARAKSR
Rat_NP_115792.1 DADMDWAVEQAHFALFFNQGQCCCAGSRTFVQEDVYDEFVERSVARAKSR
****:*****************************:* **********:**
Cattle_NP_001068835.1 VVGNPFDSRTEQGPQVDETQFKKVLGYIKSGKEEGAKLLCGGGAAADRGY
Beluga_whale_XP_022406389.1 VVGNPFDSRTEQGPQVDETQFKKVLGYIKSGKEEGAKLLCGGGAAADRGY
Panda_XP_002913100.1 VVGNPFDSQTEQGPQVDETQFKKVLGYIKSGKDEGAKLLCGGGAAADRGY
Red_fox_XP_025874684.1 VVGNPFDSQTEQGPQVDETQFKKILGYIKSGKEEGAKLLCGGGAAADRGF
Human_CAG33272.1 VVGNPFDSKTEQGPQLDETQFKKILGYINTGKQEGAKLLCGGGIAADRGY
Rat_NP_115792.1 VVGNPFDSRTEQGPQVDETQFKKILGYIKSGQQEGAKLLCGGGAAADRGY
********:******:*******:****::*::********** *****:
Cattle_NP_001068835.1 FIQPTVFGDVQDGMTIAKEEIFGPVMQILKFKSMEEVVGRANNSKYGLAA
Beluga_whale_XP_022406389.1 FIQPTVFGDVQDGMTIAKEEIFGPVMQILKFKTIEEVVGRANNSKYGLAA
Panda_XP_002913100.1 FIQPTVFGDVQDSMTIAREEIFGPVMQILKFKTIEEVIGRANNSKYGLAA
Red_fox_XP_025874684.1 FIQPTVFGDVQDSMTIAKEEIFGPVMQILKFKTIEEVIGRANNSKYGLAA
Human_CAG33272.1 FIQPTVFGDVQDGMTIAKEEIFGPVMQILKFKTIEEVVGRANNSTYGLAA
Rat_NP_115792.1 FIQPTVFGDVKDGMTIAKEEIFGPVMQILKFKTIEEVVGRANNSKYGLAA
**********:*.****:**************::***:******.*****
Cattle_NP_001068835.1 AVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKLSGSGRELGE
Beluga_whale_XP_022406389.1 AVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKLSGSGRELGE
Panda_XP_002913100.1 AVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKMSGSGRELGE
Red_fox_XP_025874684.1 AVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWINCYDVFGAQSPFGGYKMSGSGRELGE
Human_CAG33272.1 AVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWVNCYDVFGAQSPFGGYKMSGSGRELGE
Rat_NP_115792.1 AVFTKDLDKANYLSQALQAGTVWINCYDVFGAQSPFGGYKMSGSGRELGE
***********************:****************:*********
Cattle_NP_001068835.1 YGLQAYTEVKTVTVRVPQKNS
Beluga_whale_XP_022406389.1 YGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
Panda_XP_002913100.1 YGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
Red_fox_XP_025874684.1 YGLQAYTEVKTVTIKVPQKNS
Human_CAG33272.1 YGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
Rat_NP_115792.1 YGLQAYTEVKTVTVKVPQKNS
*************::******
図 ALDH2 アミノ酸配列による分子系統樹の例 図 ALDH2 mRNA 塩基配列による分子系統樹の例
-
13
ALDH2 mRNA 塩基配列によるマルチプルアライメント例(終止コドン付近の一部、翻訳領域と非翻訳領域を比較)
Panda_XM_002913054.4 CATGACTATCGCCAGGGAGGAGATCTTTGGGCCAGTGATGCAGATCCTGA
Red_fox_XM_026018899.1 CATGACTATCGCCAAGGAGGAGATCTTTGGGCCAGTGATGCAGATCCTGA
Cattle_NM_001075367.1 CATGACCATCGCAAAGGAGGAGATCTTTGGGCCAGTGATGCAGATTCTGA
Beluga_whale_XM_022550681.2 CATGACCATCGCAAAGGAGGAGATCTTTGGGCCAGTGATGCAGATTCTGA
Human_NM_000690.4 CATGACCATCGCCAAGGAGGAGATCTTCGGGCCAGTGATGCAGATCCTGA
Rat_NM_032416.1 CATGACCATCGCCAAGGAGGAGATCTTCGGACCAGTGATGCAGATCCTCA
****** ***** * ************ ** ************** ** *
Panda_XM_002913054.4 AGTTCAAGACCATAGAGGAAGTCATTGGGAGAGCCAACAATTCCAAGTAT
Red_fox_XM_026018899.1 AGTTCAAGACCATAGAGGAAGTTATTGGGAGAGCCAATAATTCCAAGTAT
Cattle_NM_001075367.1 AGTTCAAGAGCATGGAGGAAGTCGTCGGGAGAGCCAACAATTCCAAGTAC
Beluga_whale_XM_022550681.2 AGTTCAAGACCATAGAGGAAGTCGTTGGGAGAGCCAACAATTCCAAGTAC
Human_NM_000690.4 AGTTCAAGACCATAGAGGAGGTTGTTGGGAGAGCCAACAATTCCACGTAC
Rat_NM_032416.1 AATTCAAGACCATTGAGGAGGTTGTGGGGCGAGCCAATAATTCCAAGTAC
* ******* *** ***** ** * *** ******* ******* ***
Panda_XM_002913054.4 GGGCTGGCTGCAGCTGTCTTCACCAAGGACTTGGACAAGGCCAATTATCT
Red_fox_XM_026018899.1 GGGCTGGCTGCAGCTGTCTTCACCAAGGACTTGGACAAAGCCAATTATCT
Cattle_NM_001075367.1 GGGCTGGCTGCAGCTGTCTTCACGAAGGACTTGGACAAGGCCAATTACCT
Beluga_whale_XM_022550681.2 GGGCTGGCCGCAGCTGTCTTCACAAAGGACTTGGACAAGGCCAATTATCT
Human_NM_000690.4 GGGCTGGCCGCAGCTGTCTTCACAAAGGATTTGGACAAGGCCAATTACCT
Rat_NM_032416.1 GGGCTGGCTGCCGCTGTCTTCACAAAGGACCTGGACAAGGCCAATTACCT
******** ** *********** ***** ******* ******** **
Panda_XM_002913054.4 GTCCCAAGCCCTGCAGGCTGGCACTGTGTGGGTCAACTGCTATGATGTGT
Red_fox_XM_026018899.1 GTCCCAAGCCCTCCAGGCTGGCACTGTGTGGATCAACTGCTATGATGTAT
Cattle_NM_001075367.1 GTCCCAGGCCCTCCAGGCTGGCACTGTGTGGGTCAACTGCTATGACGTGT
Beluga_whale_XM_022550681.2 GTCCCAAGCCCTCCAGGCTGGCACCGTGTGGGTCAACTGCTATGATGTGT
Human_NM_000690.4 GTCCCAGGCCCTCCAGGCGGGCACTGTGTGGGTCAACTGCTATGATGTGT
Rat_NM_032416.1 GTCCCAAGCTCTGCAGGCTGGGACTGTGTGGATCAACTGCTACGATGTGT
****** ** ** ***** ** ** ****** ********** ** ** *
Panda_XM_002913054.4 TCGGGGCCCAGTCACCGTTTGGTGGCTACAAGATGTCTGGGAGCGGCCGG
Red_fox_XM_026018899.1 TTGGGGCCCAGTCACCATTCGGTGGCTACAAGATGTCTGGGAGTGGCCGG
Cattle_NM_001075367.1 TTGGGGCCCAGTCGCCGTTCGGTGGCTACAAGCTGTCTGGGAGTGGCCGG
Beluga_whale_XM_022550681.2 TTGGGGCCCAGTCACCGTTTGGTGGCTACAAGCTGTCTGGGAGCGGCCGG
Human_NM_000690.4 TTGGAGCCCAGTCACCCTTTGGTGGCTACAAGATGTCGGGGAGTGGCCGG
Rat_NM_032416.1 TTGGGGCCCAGTCCCCATTTGGTGGCTATAAGATGTCGGGGAGCGGCAGG
* ** ******** ** ** ******** *** **** ***** *** **
Panda_XM_002913054.4 GAGCTAGGAGAGTATGGGCTGCAGGCATACACCGAAGTGAAAACTGTCAC
Red_fox_XM_026018899.1 GAGCTGGGAGAGTATGGGTTGCAGGCATACACGGAAGTGAAAACTGTCAC
Cattle_NM_001075367.1 GAGCTGGGGGAATACGGGCTGCAGGCGTACACCGAAGTGAAGACCGTCAC
Beluga_whale_XM_022550681.2 GAGCTGGGAGAGTATGGGCTGCAGGCATACACTGAAGTGAAAACTGTCAC
Human_NM_000690.4 GAGTTGGGCGAGTACGGGCTGCAGGCATACACTGAAGTGAAAACTGTCAC
Rat_NM_032416.1 GAGCTGGGCGAGTATGGCCTGCAGGCCTACACGGAAGTGAAGACGGTCAC
*** * ** ** ** ** ******* ***** ******** ** *****
Panda_XM_002913054.4 GGTCAAAGTGCCTCAGAAGAACTCCTGAAGAACCGGGCCGACTCCCTCCC
Red_fox_XM_026018899.1 GATCAAAGTGCCTCAGAAGAACTCCTAAAGAACTCCACCAGCTCCCTCAC
Cattle_NM_001075367.1 AGTCAGAGTTCCTCAGAAGAACTCCTAAAGAACCACGCTGGCTTTCTTAC
Beluga_whale_XM_022550681.2 AGTCAAAGTTCCTCAGAAGAACTCATAAAGAACCATGCTGGCTTT---AC
Human_NM_000690.4 AGTCAAAGTGCCTCAGAAGAACTCAT-AAGAATCATGCAAGCTTCCTCCC
Rat_NM_032416.1 CGTCAAAGTGCCACAGAAGAACTCGTAAAGTGGCGTGCAGGCTTC----C
*** *** ** *********** * *** * ** *
Panda_XM_002913054.4 TCATCCAGCAGCGGAGG--CCAAGGACATCAGCCGCAAAACCAAAAAAAA
Red_fox_XM_026018899.1 TCATCCAGCGACTGAGG--TCAAGGACATCAGCAGCAAAACCAAGAAAAA
Cattle_NM_001075367.1 TCATCCAGTAATGGAAGGCTCA--GAGATCAGCCACAAGACCAAGAAAAA
Beluga_whale_XM_022550681.2 TCATCCAGTGATGGAAAGTTCAAGGAGATAAGCAACAAAACCAAGAAAAA
Human_NM_000690.4 TCAGCCATTGATGGAAAGTTCAGCAAGATCAGCAACAAAACCAAGAAAAA
Rat_NM_032416.1 TCAGCCAGCGCCCAAAAACCCAACAAGATCCTGAGAAAAGCCACCACCAA
*** *** * ** * ** ** *** * **
Panda_XM_002913054.4 TGACGCTTGCATGCTGAAAGTCTTAAAAGAGAAATTCTCTCACA--AATC
Red_fox_XM_026018899.1 TGACGCTTGCACACGAAAAGTCTCAAGAGAGAAATTCGCTCATAG-AATC
Cattle_NM_001075367.1 TGACCCTTGCACGCTAAAGGTCTCAAAAGAGAAACTCTGCCAGAAGAATC
Beluga_whale_XM_022550681.2 TGACCGTTGCATGCTAAAGGTCTCAAAAGAGAAATTCTGCCAGAAAAATC
Human_NM_000690.4 TGATCCTTGCGTGCTGAATATCTGAAAAGAGAAATTTTTCCTACAAAATC
Rat_NM_032416.1 --------GCACACTGCGCCTGCCAAGAGA-AAACCCCTTCACCAAAGCG
** * * ** *** *** * *
Panda_XM_002913054.4 TCTTG-ATCAAGAAAGTCTCAGACCTTGAATTGATAGATGGGG-TAGGTG
Red_fox_XM_026018899.1 TCTTG-ATCAAGAAAGTCCCAGATTTTGAATTGGTAAATGGGGGTGGGTG
Cattle_NM_001075367.1 TCTTGGATCAAGAAAGTTCC----TTC----CAATACACGGGC-TAGGTG
Beluga_whale_XM_022550681.2 TTTTGGATCAAGAAAGTTCCAGAATTTGAATCAATAAATAGGG-TGGGTG
Human_NM_000690.4 TCTTGGGTCAAGAAAGTTCTAGAATTTGAATTGATAAACATGGTGGGTTG
Rat_NM_032416.1 TCTTGGGCCAAGAAAGT--CAGGATTT-----GATAAACAGGGCAGGGTT
* *** ********* * ** * * * *
Panda_XM_002913054.4 --TGGGGCA--GAGTACCGGGAAAGCCTTTTACACGCCAGCAGTACTACT
Red_fox_XM_026018899.1 --CAGGGCAAAGAGTACAGGGAGAGCCTTTTACCCTGCAACAGTACTACT
Cattle_NM_001075367.1 --TGGGGCAAAGGGTACATGGAAAGCCTTTTACACTGCAATACTGCTACT
Beluga_whale_XM_022550681.2 --TGGGACAAAGGGTATATGGAAAGCCTTTTAAACTGCAACAATACTACT
Human_NM_000690.4 GCTGAGGGTAAGAGTATATGAGGAACCTTTTAAACGACAACAATACTGCT
Rat_NM_032416.1 -----GGTGGGCGGTGTGTGGGGAGCATCCCAGTAAACTGGGGAAGGGAG
* ** * * * * * *
Panda_XM_002913054.4 ---AGCTTTCAGGCTGATTTTTTCAAAACTAGATTCAAATATCTTATCCT
Red_fox_XM_026018899.1 GCTAGGTTTCAGGCTGATTTTT-CAAAACTAGATTCAAATGTCTTATCTT
Cattle_NM_001075367.1 ---AGCTTTCAAAGTGACTTTC-CA----CAGATTCAAATATCTCATTCT
Beluga_whale_XM_022550681.2 ---AGCTTTCAGGGTGATCTTT-CAAAGATAGATTCAAATATCTCATCCA
Human_NM_000690.4 ---AGCTTTCAGGATGATTTTT-AAAAAATAGATTCAAATGTGTTATCCT
Rat_NM_032416.1 ---GAGCTCTGTGCAGACTACC--ACGCGCACGCACACACG-CTCACTGG
* ** * * ** * * *
Panda_XM_002913054.4 TTCCATCTGATAGAC----TTCTGTAACTTGCCTTTATGGGGGAACAAAA
Red_fox_XM_026018899.1 GTCCATCTGGTATCC----TTCTGTAACTTGCCCTTGTGGGGAAACAAAA
Cattle_NM_001075367.1 GTCCATCTGACACACTTCCTTCTGTAATTTGCCTTAACGGG--AAGGAAA
Beluga_whale_XM_022550681.2 TTCCATCTGAAACAC----TTCTGTAACTTGCCTTAATGGGGGAAGAAAA
Human_NM_000690.4 CTC--TCTGAAACGCT---TCCTATAACTCGAGTTTATAGGGGAAGAAAA
Rat_NM_032416.1 GTCCTTCTGTGCTGGA---TGCTGGTTCCACCCTCAGTGCTTAAACAAAT
** **** * ** ** **
Panda_XM_002913054.4 AGCCATTGTTCATACTTGTACTAACAGGTCGGGGCAACAGCTAGTGCCTT
Red_fox_XM_026018899.1 AGCTATTGTTTATCCTTGTACTAACAAGTTGGGGCAACAACTAGTGCCTT
Cattle_NM_001075367.1 AGCCATTGTTGACCGCTCTACTATCA--TTGAGGCAACAGCTAGCACCTT
Beluga_whale_XM_022550681.2 AGCCATTGTTTACCACTGTTCCATCT--TTGAAGTAGCAACTAGCACCTT
Human_NM_000690.4 AGCTATTGTTTACAATTATATCACCA--TTAAGGCAACTGCTA-CACCCT
Rat_NM_032416.1 GAGCAATAAA----------------------------------------
* *
・終止コドンを赤字で表示
・左カラムの翻訳領域(終止コドンまで)と右カラムの非翻訳領域(終止コドン以降)の相同性(*の数の比較)
コドンの相同性と対応するアミノ酸の比較
見やすくするため、コドン単位でスペース挿入。対応するアミノ酸はコドンの1塩基目の位置。
3~6、9、11、14、15、17コドンはコドンの3塩基目にのみ相違がある。
2、7コドンの Lでは、1塩基目に相違がある。ここまでの例はいずれもアミノ酸置換のない変異。
18コドンは1塩基目に相違があり、V I 置換(疎水性アミノ酸同士)。
19コドンは2塩基目に相違があり、K R 置換(塩基性アミノ酸同士)
Panda_XM_002913054.4 GAG CTA GGA GAG TAT GGG CTG CAG GCA TAC ACC GAA GTG AAA ACT GTC ACG GTC AAA GTG CCT CAG AAG AAC TCC TGAAGAACCGGGCCGACTC
Red_fox_XM_026018899.1 GAG CTG GGA GAG TAT GGG TTG CAG GCA TAC ACG GAA GTG AAA ACT GTC ACG ATC AAA GTG CCT CAG AAG AAC TCC TAAAGAACTCCACCAGCTC
Cattle_NM_001075367.1 GAG CTG GGG GAA TAC GGG CTG CAG GCG TAC ACC GAA GTG AAG ACC GTC ACA GTC AGA GTT CCT CAG AAG AAC TCC TAAAGAACCACGCTGGCTT
Beluga_whale_XM_022550681.2 GAG CTG GGA GAG TAT GGG CTG CAG GCA TAC ACT GAA GTG AAA ACT GTC ACA GTC AAA GTT CCT CAG AAG AAC TCA TAAAGAACCATGCTGGCTT
Human_NM_000690.4 GAG TTG GGC GAG TAC GGG CTG CAG GCA TAC ACT GAA GTG AAA ACT GTC ACA GTC AAA GTG CCT CAG AAG AAC TCA T-AAGAATCATGCAAGCTT
Rat_NM_032416.1 GAG CTG GGC GAG TAT GGC CTG CAG GCC TAC ACG GAA GTG AAG ACG GTC ACC GTC AAA GTG CCA CAG AAG AAC TCG TAAAGTGGCGTGCAGGCTT
*** * ** ** ** ** ** *** ** *** ** *** *** ** ** *** ** ** * * ** ** *** *** *** ** * *** * **
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
Panda_XP_002913100.1 E L G E Y G L Q A Y T E V K T V T V K V P Q K N S
Red_fox_XP_025874684.1 E L G E Y G L Q A Y T E V K T V T I K V P Q K N S
Cattle_NP_001068835.1 E L G E Y G L Q A Y T E V K T V T V R V P Q K N S
Beluga_whale_XP_022406389.1 E L G E Y G L Q A Y T E V K T V T V K V P Q K N S
Human_CAG33272.1 E L G E Y G L Q A Y T E V K T V T V K V P Q K N S
Rat_NP_115792.1 E L G E Y G L Q A Y T E V K T V T V K V P Q K N S
* * * * * * * * * * * * * * * * * : : * * * * * *
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
-
バイオインフォマティクス 基礎演習
14
動物、昆虫、植物、酵母などからデータを取ってくると、興味深い分子系統樹が得られる。
ALDH2 アミノ酸配列を利用した分子系統樹
NCBI より ALDH2 のオーソログ遺伝子由来のアミノ酸配列を取得し、分子系統樹を作成した。
図 「N-J Tree with branch length」で作成した分子系統樹
講義でも取り上げた Cytochrome c アミノ酸配列を利用した分子系統樹
>Homo_sapiens_NP_061820.1 cytochrome c [Homo sapiens]
>Canis_lupus_NP_001183974.1 cytochrome c [Canis lupus familiaris]
>Bos_taurus_NP_001039526.1 cytochrome c [Bos taurus]
>Mus_musculus_NP_031834.1 cytochrome c, somatic [Mus musculus]
>Rattus_norvegicus_NP_036971.1 cytochrome c, somatic [Rattus norvegicus]
>Gallus_gallus_NP_001072946.1 cytochrome c [Gallus gallus]
>Xenopus_tropicalis_NP_988895.1 cytochrome c, testis-specific [Xenopus tropicalis]
>Drosophila_melanogaster_NP_477176.1 cytochrome c proximal, isoform A [Drosophila melanogaster]
>Anopheles_gambiae_XP_310154.1 AGAP009537-PA [Anopheles gambiae str. PEST]
>Caenorhabditis_elegans_NP_506156.1 Probable cytochrome c 2.2 [Caenorhabditis elegans]
>Saccharomyces_cerevisiae_NP_012582.1 cytochrome c isoform 1 [Saccharomyces cerevisiae S288C]
>Kluyveromyces_XP_455841.1 uncharacterized protein KLLA0_F16929g [Kluyveromyces lactis]
>Eremothecium_gossypii_NP_985907.1 AFR360Wp [Eremothecium gossypii ATCC 10895]
図 「BIONJ」で作成した Cytochrome c アミノ酸配列を利用した分子系統樹